JPH02504141A - セメント組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 セメント組成物 発明の分野 本発明はセメント組成物、セメント組成物において用いる、製造中の空気連行特 性を改良する添加剤に関する。

特に、本発明は、−成分として炭素を含有する微粉化燃料灰を含有するセメント 組成物に関する。

発明の背景 本発明のセメント組成物は、セメント骨材、砂及び水を含むコンクリート；セメ ント、砂及び水を含むモルタル；石灰砂及び水又は、石灰及びセメントを含む混 合物を含有する。又、セメント骨材及び水を含む高圧蒸気養生コンクリート、石 灰又は石灰石及び、シリカ粉末のようなシリカ含有物質及び水を含有する。本発 明のセメント組成物において生じる改良された物理特性は空気連行の結果である 。前記組成物における空気連行はコンクリートの耐久性、特に霜害抵抗を改良し 、又セメントボンピング（ｐｕｍｐｊｎｇ）及びコンクリート配置操作に重要な 流動特性を改良することで知られている。モルタルの作業特性も又、前記組成物 に必要な石灰の割合を減らし得る一定割合の空気を連行することにより改良され る。

コンクリート中の一成分として、フライアッシュとも称される、微粉化燃料灰を 用いることが提案されてきた。そして、前記成分の要件が、英国規格（Ｂｒｉｔ ｉｓｈＳｔａｎｄａｒｄ）　３８９２　（バート１）（１９８２年）に記載され ている。しかし、本発明は、前記規格に記載されている燃料灰に限定されるもの ではない。本明細書において、微粉化燃料灰は微粉化燃料からの灰残分である。

本発明者らは、燃料中の炭素の存在が、有効に操作するための空気連行剤の能力 を減少させることを見出だした。

本発明は、炭素の存在にもかかわらず有効である空気連行剤とともに、−成分と して、約１２％以下の強熱減量を有する一定割合の、通常は約６５％以下の微粉 化燃料灰を含むセメント組成物に関する。

発明の一般的な記載 本発明は、燃料灰の炭素分の表面活性を無効にするのに効果的である水溶性Ｃ８ 脂肪酸塩の一定量とともに、約６５％以下の微粉化燃料灰及び空気連行剤を含む セメント組成物を提供する。前記Ｃ８脂肪酸塩は、優先的に炭素表面に吸収され 、それによって空気連行剤は組成物中で遊離のままにされる。通常、用いられる 脂肪酸塩はナトリウム又はカリウム塩であるが、セメント組成物中の他の成分と 反応し、その場で所望の脂肪酸塩を生ずる、セメント組成物に添加される、一つ の添加剤である脂肪酸を含むことを企図している。添加されるＣ８脂肪酸塩の上 限は経済的要因により決定されるが、通常、セメント量に基づいて約０．１ｗ／ ｗ９６以下、より通常には０．０５ｗ　／　ｗ％以下である。

空気連行剤は、好ましくは、英国特許第１４３５３０１号（ユニレバー）に記載 された水溶性Ｃ及びＣ１ｏ脂肪酸塩である。これらは、好ましくは、配合物中の 活性結合剤、即ちセメントの０．００５乃至０．１重量％量が添加される。活性 結合剤はセメント含有組成物におけるセメント及び／又はセメント組成物中の石 灰又は石灰石と、シリカを含む物質との反応で製造される珪酸カルシウムである 。他の空気連行剤は本発明のオクタン酸塩とともに有用である。空気連行剤の例 としては樹脂酸ナトリウム［（Ｖｉｎｓｏｌ　ｒｅｓｉｎ）アビエチン酸塩］、 エーテルスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート 、脂肪酸塩及び酸化アミン塩である。

上記の添加剤は、一定範囲の強熱減ｆｆｉ　（ＬＯＩ）値を有する微粉化燃料灰 に対して、一定期間安定で有効な空気連行を付与する。

強熱減量値は、高温での、水分及び他の揮発分そして特に炭素の減量値を測定す る。水溶性Ｃ８脂肪酸塩は約１．５乃至６重量％の強熱減ｆｆｉ　（ＬＯＩ）で 有効である。

本発明において用いる適した脂肪酸フラクションは、植物油、例えば、一定の所 望の鎖長の酸を含有する、ココヤシ油又はグラウンド・ナツツ油の蒸留により得 た生成フラクション１；より得られる。

発明の具体的記載 下記の実施例は、本発明におけるセメント添加剤の使用により達成される効果を 示すものである。

セメント含有組成物は下記成分を含む：ｋｇ　／　ｍ　３ 普通ポルトランドセメント　　　　　　２００微粉化燃料灰　　　　　　　　　 　　　１００アルミントン・ビッツ・サンド （ＡＩｍｌｎｇｔｏｎ　Ｐｉｔ　５ａｎｄ）　（グレードＭ）６００２０ｍｍの クロックスデン（Ｃｒｏｘｄｅｎ）グレーベル（Ｇｒａｖｅｌ）　　　　　　　 　　８５０１０ｍｍのクロックスデン、グレーベル　３７５遊離水　　　　　　 　　　　　　　　　　１７５前記組成物を、英国標準５０７５に記載された手順 によってコンクリートを生成した。

添加剤は水溶液中に６％のオクタン酸ナトリウム及び８％のデカノン酸ナトリウ ムを含んだ。この添加剤の性能を、この用途に広く用いられている物質である樹 脂酸ナトリウム（ｓｏｄｌｕｍ　ｖｌｎｓｏｌａｔｅ）の１４％溶液の性能と比 較した。英国標準５０７５の方法により、空気含量を測定した。微粉化燃料灰を 用いて、炭素量値（強熱減量値）を異ならせて４組の実験を行なった。

実験の各組では、前記添加剤及び樹脂酸ナトリウムを用いて空気連行コンクリー トを生成した。次に、激しい混合の前及び後に、コンクリート中の空気の安定性 を測定した。目的物は約６％ｖ　／　ｖの空気連行を導入するはずであった。

前記添加剤により生成した気孔系は、保持した空気がより安定であるという点に おいて、樹脂酸ナトリウムにより生成された気孔系よりも優れており、従って本 発明における添加剤を用いた方が空気減量割合が少なかった。

実施例１ 微粉化燃料灰、供給源１ 空気含ｆｆ１（％ｖ、ｖ） 呼称強　添加剤　　　　量　　　初め　　追加混合熱減量　　　　　　（ｍｌ　 ／　５０）ｃｇ）　　　　２分間　４分間混合　　混合 低　　　前記添加剤　　１００　　７．５　　７．５　　７．３低　　　樹脂酸 ナト　　　８０　　５．６　　４．７　　３．９微粉化燃料灰、供給源２ 空気含量（％ｖ、ｖ） 呼称強　添加剤　　　　量　　　初め　　追加混合熱誠：ｌ　　　　　　　（ｍ ＋１５０ｋｇ）　　　　２分間　４分間混合　　混合 中程度　前記添加剤　　５０　　８．０　　　Ｂ、０　　　Ｂ、０中程度　樹脂 酸ナト　　　４０　　　Ｂ、０　　４．５　　３．６リウム系 実施例３ 空気含量（％ｖ、ｖ） 呼称強　添加剤　　　　量　　　初め　　追加混合熱減量　　　　　　（ｍｌ　 ／　５０ｋｇ）　　　　２分間　４分間混合　　混合 高　　　前記添加剤　　１００　　７．５　　７．６　　７．３高　　　樹脂酸 ナト　　　１００　　　Ｂ、６　　４．６　　３．７空気含量（％Ｖ、Ｖ＞ 呼称強　添加剤　　　　量　　　初め　　追加混合熱誠ｊｌ　　　　　　　（ｍ ｌ　／　５０ｋｇ）　　　　２分間　４分間混合　　混合 高　　　前記添加剤　　２５０　　６．２　　　Ｇ、２　　８．１高　　　樹脂 酸ナト　　　２００　　　Ｂ、１　　２．８　　１．７下記成分： Ｃ８／Ｃ１ｏ脂肪酸（６０／　４０　ｗ　／　ｗ％）１５重量％水酸化ナトリウ ム溶液（１００’Ｔν）８．５テトラロン（Ｔｅｔｒａｌｏｎ）Ａ　（界面活性 剤）　”　１．．０水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　残量＊は、アライド・コロイズ・オブ・ロウ・ムーア［（Ａｌｌｌｅｃｌ 　Ｃｏ１１ｏｉｄｓ　ｏｆ　Ｌｏｗ　Ｍｏｏｒ）、ブラッドフォード、英国］よ り入手可能。

から生成したセメント添加剤組成物を５．７％炭素（強熱減量）を含量する微粉 化燃料灰を用いて、空気連行の試験を行なった。６％の０８脂肪酸及び６％のＣ １ｏ脂肪酸（即ち、１２Ｗ／Ｗ％の５０　：　５０混合物）は３．４％の空気連 行を付与したが、本発明の添加剤組成物は４．７％の空気連行を付与した。この ように、Ｃ８脂肪酸塩の使用の効果を明らかに示している。Ｃ８脂肪酸のみでは 空気連行を与えず、Ｃ１ｏ脂肪酸のみでは英国標準（４，５±１．５％）で求め られているより低い値（２，０％）を与えた。

国際調査報告 Ｓ＾　　　２１１５９０

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．有効量の水溶性Ｃ８脂肪酸塩とともに、炭素含量を有する微粉化燃料灰及び 空気連行剤を含有するセメント組成物。
2. ２．微粉化燃料灰が、組成物の約６５重量％以下を構成する請求項１に記載のセ メント組成物。
3. ３．微粉化燃料灰が約１２％以下の強熱減量を有する、請求項１又は請求項２に 記載のセメント組成物。
4. ４．空気連行剤が水溶性Ｃ９／Ｃ１０脂肪酸塩、アビエチン酸塩、エーテルスル フェート、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート及び酸化アミ ン塩から選ばれる、請求項１乃至３のいずれか１請求項に記載のセメント組成物 。
5. ５．水溶性Ｃ８脂肪酸塩は、存在するセメントの約０．１重量％以下である、請 求項１乃至４のいずれか１請求項に記載のセメント組成物。