JPH02503997A - 多重管腔型の硬膜外‐脊髄針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多重管腔型の硬膜外−を軸針 〔発明の技術分野〕 本発明は、多重管腔針、特に１９８７年５月２９日付けの公開公報第１７０．９ ０６号に最初に記載された二重管腔型の硬膜外−を軸針に向けられる。

〔発明の背景〕

を髄領域の穿刺が、各種の医学的および外科的手法に関連して必要とされる。し ばしば薬物（特に硬膜外およびを髄の麻酔薬）を針もしくはカテーテルを通して 導入せねばならない、穿刺部の近くに薬物をを軸針を介して導入すると共に硬膜 外もしくはを髄の空間における穿刺点から離間した個所へカテーテルを介して薬 物を導入することが望ましい。

従来技術を用いる場合、複数の穿刺を硬膜外カテーテルとを軸針とを同時導入す るため或いは２本の硬膜外および／またはを髄カテーテルを導入するために行な わねばならない、複数のを髄穿刺は、追加穿刺からの外傷が増加すると共に、こ の手法を行なうのに要する時間を延長せねばならないため、１回の穿刺よりも危 険が大である。

本発明は、新規かつ改良された多重管腔針、特に新規な改良された硬膜外−を軸 針に向けられる０本発明の針は、硬膜外空間の位置決定および挿管、を軸針の導 入、を髄もしくは硬膜外カテーテルの導入、または１回の穿刺による複数カテー テルの導入を可能にする。

多数の従来の特許は硬膜外針、を軸針および硬膜外カテーテルの導入方法を教示 している。

米国特許第４，１４１，３６５号公報は、リード電極もしくはカテーテルを導入 するために使用しうる硬膜外針を教示している。

米国特許第４，５１８，３８３号公報は、両管腔が同芯でありかつ共通軸線を有 する同軸針を教示している。この米国特許第４．５１８．３８３号の針は傾斜端 部を備え、かつスタイレットを設けてコアリング（ｃｏｒｉｎｇ）を減少させる 。米国特許第４，５１８，３８３号の針は、硬膜外もしくはを髄の麻酔薬を投与 するために使用しうるが、これらを同時に投与するには使用しえない。

米国特許第４，３４９．０２３号公報は、硬膜外針に通用してカテーテルの導入 に役立てうるアダプタの詳細を教示している。

を髄麻酔は、しばしば蜘網膜下空間中への少量の麻酔剤の初期投与を必要とする 。を髄麻酔は短時間のみ有効であるため、連続させうる補助的な硬膜外麻酔技術 が長時間の手術過程には必要とされる。或いは、連続的な硬膜外もしくはを髄の 技術を用いねばならない、硬膜外技術は密度の低い局部的麻酔ブロックをもたら す一方、を髄技術はポストスピナル（ｐｏｓｔ　５ｐｉｎａｌ）頭痛を含む同様 に望ましくない結果をもたらしうる。硬膜外手法とを語手法とを組合せれば、顕 著な利点が得られる。

を髄および硬膜外の麻酔薬を投与すべく慣用の従来技術による単−管腔針を用い る手法は、別々の部位で行なうか或いは時間をおいて２つの手順を分離する手法 を必要とする０両手法をほぼ同時に同じ部位にて同じ寸法のを軸針を用いて行な えば、を利でありかつ外傷が少なくなるであろう０両手法を１回の穿刺により同 時に行なえば、この手法の時間および患者に対する不快怒が減少するであろう。

単一の針を用いる１つの選択は、硬膜外空間を位置決めするタウヒー（丁ｏｕｈ ｙ）計を用い、次いでこのタウヒー針中にを軸針をこのを軸針が硬膜に突入する 程度まで挿入することである。

次いで、麻酔剤をを軸針を介して投与することができる６次いでを軸針を抜取う て、硬膜外カテーテルの導入に常法で使用すべくタウヒー針を所定位置に残すこ とができる。この技術は、硬膜外カテーテルが二重の穿刺により蜘網膜下空間に 突入して検知されないという顕著な危険を有する。さらに、直接的な硬膜外カテ ーテル挿入も確実でない。

を髄および硬膜外の麻酔薬を投与すべく単一の針を使用せずに寧ろ複数の針を使 用する場合、複数の穿刺を別々の個所で行なわねばならない、を軸針を挿入する と共にこれを真向すべく１回の穿刺を行なう一方、カテーテルを導入し或いは第 ２の針を導入すべく他の穿刺を行なう。

を髄麻酔と硬膜外麻酔とを組合せて使用せねばならない場合は、硬膜外のカニユ ーレ挿入を完結するための時間をを髄麻酔薬が注射された後に最小にせねばなら ない、何故なら、を髄麻酔薬を投与した後には、たとえば血圧および／または心 搏数における重大な低下のような危険な状態が生じうるからである。

この危険な状態は、硬膜外カテーテル挿入を実施する際にも生じうる。何故なら 、従来技術を用いる場合、複数の針および複数の穿刺を使用しなければ硬膜外カ ニユーレ挿入をを髄麻酔注射の後に行なわねばならないからである。

本発明は、１本もしくはそれ以上の針または針とカテーテル或いは複数のカテー テルを単一の皮膚穿刺によって同時導入しうる針に向けられる。したがって本発 明は、外傷を減少させ、経過時間を減少させ、かつ特定手法に関するカテーテル および針の位置決めに関し本発明の劃が案内体として作用しうるので大きい融通 性を医者に与えることにより、従来技術よりも利点を有する。

〔発明の要点〕

本発明の目的は、を髄および硬膜外のカニユーレ挿入および／またはカテーテル 挿入を同時に行なうべく使用しうる針を提供することにある。

本発明の他の目的は、たとえば麻酔薬のような硬膜外薬物を同時投与すべく使用 することができかつ硬膜外カテーテルを挿入すべく使用しうる針を提供すること にある。

本発明の目的は、薬物をたとえば腰椎硬膜外空間および腰椎包膜内空間のような ２つの別々の領域に同時投与しうる針を提供することにある。

本発明の目的は、薬物が混り合うことなく２つの別々の領域に同時に投薬しうる 針を提供することにある。

本発明の他の目的は、カテーテルを硬膜外空間もしくは包膜内空間のいずれかに 設置しながら同時に投薬すべく使用しうる針を提供することにある。

本発明の他の目的は、混り合うことなく２種の医薬を投与しうる針を提供するこ とにある。

さらに本発明の他の目的は、別々の通路および／またはカテーテルにより薬物を 人体の別々の領域に輸送しうる針を提供することにある。

本発明の目的は、硬膜外空間を確認した後の任意の時点でを髄穿刺およびを髄麻 酔／鎮痛を開始しうる針を提供することにある。

本発明の目的は、予備的な硬膜外注射または硬膜外カテーテルの設置のいずれか をを髄穿刺が開始される前またはその後に行ないうる針を提供することにある。

本発明の目的は、硬膜外およびを髄の麻酔を組合せて開始する際の検出されない 心臓血管の血圧低下の危険性を減少させることにある。

本発明の目的は、所定の手法につき皮膚および／またはを髄の穿刺の回数を減少 させることにある。

本発明の目的は、２６ゲージに等しいまたはそれ以下のゲージ寸法を有する小型 のを軸針の導入および使用を容易化させることによりスピナル頭痛の発生を減少 させることにある。

本発明のこれらおよびその他の目的は、以下の図面および説明から明らかとなる であろう。

本発明は、多重管腔針および好適実施Ｈ様においては二重管腔型の硬膜外−を軸 針に向けられる。

最も簡単な構成において本発明の針は２つの管腔を有する。

これら管腔は先端およびハブにて終端する。管腔の軸線は、これら管腔が拡開し て管腔通路のそれぞれに対し容易に接近しうるハブの近くを除いて平行であり、 必要に応じ軸線が拡開してカテーテルを針挿入通路に対しほぼ垂直な通路に沿っ て指向させうる先端の近くを除き平行である。

好ましくは、ハブは１本もしくはそれ以上の慣用の注射器の装着を可能にする。

好ましくは、ハブにおける管腔は、を軸針および／またはカテーテルを各管腔中 へ挿通しうるよう終端する。

好ましくは、ハブには針を案内しかつ位置決めすべく容易に把持して使用しうる フランジを設ける。

他の好適具体例において、ハブのフランジには、針を容易に把持し、位置決めし かつ挿入しうる延長部を設ける。

好ましくは、本発明の針にはスタイレットを設けて挿入の際のコアリングを減少 させる。

本発明の好適具体例において、針の先端部は、材料のコアリングおよびドラギン グを最小にしながら針を３６０°回転させうるような輪郭を有する。

好ましくは、これら管腔は異なる断面積を有する。より小さい下側管腔は、を髄 穿刺を行なうべく使用されるを軸針の案内体として使用することができる。すな わち、これら管腔の小さい方（すなわちを髄管腔）は、好ましくはを軸針もしく はミクロカテーテルの挿入を可能にするのに充分な寸法ををする。

好ましくは、大きい方の管腔は注射器用のアタッチメントもしくはアダプタにて ハブで終端する一方、小さい方の管腔の終端部は突出部を設ける。突出部は、容 易に触ることができかつ小さい方の管腔に対する入口を肉眼で観察できず、した がってを軸針を挿入に対し肉眼整列させえない場合にもを軸針を挿入するための 位置決めおよび案内として作用するような輪郭を持たねばならない。

本発明の他の好適具体例において、管腔は異なる寸法および／または異なる先端 形状を臂する針を容易に区別しうるように色分けされたハブで終端する。

さらに本発明の他の好適具体例においては、針の挿入および位置決めを容易化さ せるべく選択された高分子材料で針を包封する。

好ましくは大きい方の管腔（すなわち硬膜外管腔）は、カテーテルの挿入に必要 とされるよりも大きくない、大きい方の管腔、すなわち多重管腔針の硬膜外部分 は１４ゲ一ジ未満のゲージ寸法、好ましくは約１６〜２０ゲージ、好適には約１ ８ゲージのゲージ寸法を有する。

本発明の針は、硬膜外麻酔薬およびを髄麻酔薬の両者の投与をほぼ同時に可能に する。硬膜外麻酔薬およびを髄麻酔薬の同時投与は、硬膜外カテーテル挿入に先 立つ、或いはその間のを髄麻酔薬の投与に伴う検出されない血圧低下の危険性を 減少させる。

本発明の針は２６〜３２ゲージの極めて小さいを軸針に対する案内体として作用 することができる。さらに、小さいを軸針をを髄穿刺に使用することができ、或 いはミクロカテーテルを小さい寸法のを軸針を介し包膜内に挿入することができ る。

好ましくは、本発明の管腔はハスチアド（Ｂｕｓ　ｔｅａｄ）先端で終端する。

必要に応じ、硬膜外およびを軸針をその軸線に対し１８０°回転させて、２個の ハステッド先端を楔形先端を形成するように組合せる。楔形先端は針の挿入、位 置決めおよび再位置決めに役立つ。

〔図面の簡単な説明〕

第１図は本発明による１実施例の略図であって、スタイレットを大きい方、すな わち硬膜外の管腔に位置決めすると共にを軸針を小さい方、すなわちを髄管腔に 位置決めする。針ノ＼ブの１部が切除されて、を軸針およびスタイレフ）が占め る通路の詳細を示している。針アセンブリの全体が平滑な高分子材料で包封され ている。

第２図は本発明による他の実施例の略図である。ハブおよび管腔の１部が切除さ れて、ハブ構造および管腔通路の近くを詳細に示している。管腔の壁部は、溶着 によって緊密接触に維持される。

第３図は、を髄および硬膜外針の楔形先端部が互いに１８０°回転されて中心配 置された変光端部を形成するよう位置決めされた本発明の実施例の略図である。

この特定実施例のハブには２個の異なる管腔入口形状を設ける。硬膜外ハブ入口 には、注射器を装着しうるようフランジを設ける。を髄管腔に対する入口のハブ 形状には、硬膜外ハブ入口に装着した注射器により視野が妨げられた場合にも触 覚で入口を容易に検出しろるようなハブ延長部を設ける０両管腔にはスタイレフ トを設置して、挿入の際のコアリングを制限する。

第４図は、を語領域に位置決めされた本発明による針の略図である。カテーテル が硬膜外管腔中に設置され、かつ硬膜外空間に位置決めされている。を髄管腔を 通過したを軸針が硬膜に突入している。

第５図は、を語領域に位置決めされた第３図に示した本発明による針の実施例の 略図である。２本のカテーテルが管腔を貫通しかつ硬膜外空間に位置決めされる 。針を挿入した位置の上方および下方の両者における硬膜外空間のカテーテル挿 入が示されている。

〔本発明を実施するための最良実施例〕第１図は、本発明による硬膜外−を軸針 の１実施例の略図である。針１０は第１管腔１２と第２管腔１４とを備える。こ れら管腔を上下の関係で位置決めすると共に、先端１６およびハブ１８にて終端 させる。

好ましくは、これら管腔は異なる寸法を存し、大きい方（すなわち硬膜外）の管 腔１２は硬膜外カテーテルを収容するのに充分な寸法を有し、小さい方（すなわ ちを髄）の管腔１４はを軸針の通路を可能にするに充分な寸法を有する。

これら管腔の壁部を接着して、先端１６で終端させる。この先端は、好ましくは 標準もしくは改変タウヒーもしくはハステンド先端の形状を有する。

針１０の公称断面図は楕円形である一方、これら管腔のそれぞれの好適断面は円 形である。好ましくは、管腔のそれぞれは１４〜３２ゲージである。より好まし くは、針１０は１４ゲージの針の直径に等しいまたはそれ以下の最大断面寸法を 有すると共に、大きい方の硬膜外管腔１２は約１６〜約２０ゲージでありかつ小 さい方のを髄管腔１４は約２０〜２４ゲージである。

先端１６は、好ましくは管腔中に挿通しうるカテーテルが管腔軸線から離間する ような改変タウヒー形状を有する。

スタイレット２０を硬膜外管腔１２内に位置決めする。このスタイレット２０は 、計１０を挿入する際の人体組織および体液のコアリングを防止する。

を軸針２２を第２管腔１４内に位置決めする。を軸針２２は先端１６を越えて組 織中への突入を可能にする。

計１０を硬質の平滑プラスチックもしくは高分子鞘２４で包封する。鞘２４は平 滑な連続外表面を形成し、かつ針部品、すなわち硬膜外管腔１２とを髄管腔１４ とハブ１８との近接関係を維持するよう作用することができる。必要に応じ、部 分的なプラスチック鞘を設けて管腔を覆うこともできる。

注射器を装着するための注射器アダプタ２６を、上側硬膜外管腔１２の終端部に てハブ１８に設ける。ハブ１８には、を髄管腔１４の終端部近傍にて拡大開口部 ２８を設ける。拡大したを髄管腔開口部２８は、を軸針２２を容易に挿入しかつ 指向させることができる。

好ましくは、注射器アダプタ２６には指標マークを設けで、針１６の先端が平滑 平面を与えるようスタイレット２０を位置決めすることができる。平滑な先端１ ６は、針１０の挿入に際しコアリングを最小化させる。

好ましくは、フランジ３０をハブ１８に設ける。フランジ３０は針を把持しかつ 位置決めすることを可能にする。

好ましくは管腔通路を、第２閲および第３図に示したようにハブ１８にて拡開す る。この拡開は、管腔中への装置の容易な挿入を可能にする。

第２図は、本発明による硬膜外−を軸針４０の第２の実施例を示している。硬膜 外管腔４２およびを髄管腔４４の壁部は溶着継目４６によって接続される。好ま しくは、溶着部は連続した平滑継目を形成する。

これら管腔はハブ４８で終端する。ハブ４８には、第１管腔４２と係合する第１ 通Ｂ５０および第２管腔４４と係合する第２通路５２を設ける。第１通路５０お よび第２通路５２は、管腔に対する入口を分敵するよう拡開する。

注射器アダプタ５４は、第１通路５０に連通ずると共にハブ４８から離間して延 在する。注射器アダプタ５４は、慣用の注射器（図示せず）を装着することがで きる。注射器は、通路５０を介して硬膜外管腔４２と連通ずる。

注射器アダプタ５４には指標マーク５８を設ける。指標マーク５８を用いて先端 ５８の位置を示すと共に、スタイレフトが平滑な先端表面を形成するようスタイ レットを位置決めして計４０の挿入に際しコアリングが生じないようにすること もできる。

硬膜外管腔４２０寸法は、注射器からの所望の流れを収容しうるような大きさ或 いは硬膜外カテーテルを管腔中に挿通して硬膜外空間に指向さセうるような寸法 である。

を髄管腔４４０寸法は、を軸針６０を第２管腔４４中に挿通しうるような大きさ である。

ハブ４８は金属もしくは高分子材料で作成することができる。

第３図は、２個のスタイレットを管腔内に位置決めした本発明による硬膜外−を 軸針を示している。この実施例において、針６０は第１管腔６２と第２管腔６４ とを備える。これら管腔は、楔形状を形成するよう２個のハステッド先端が合体 して形成された先端６６にて終端する。を子線溶着もしくはレーザー溶着を用い て、管腔の壁部を接着することができる。

硬膜外−を軸針６０にはハブ６８を設ける。ハブ６８は管腔を拡開させる。これ ら管腔は、いずれの管腔にも容易に接近しうるよう充分な分離を与えるべく拡開 される。この拡開は好ましくは約１５°であって、針の長さの約１７４にわたっ て行なう、拡開が１５°より大であれば、を軸針をを髄管腔６４中に前進させる のが困難となる。第１管腔６２と第２管腔６４との開口端部はハブ６８に固定さ れる。突出部７０をノ１プロ８に設けると共に、容易に触って小さい管腔に対す る入口が肉眼観察できず、したがってを軸針を挿入のために肉■Ｒ整列させえな い場合にもを軸針を挿入するだめの位置決めおよび案内として作用するよう形成 する。

ハブ６８は第１管腔６２と第２管腔６４との拡開部分を包囲する。指標情報並び に管腔の寸法および特定先端形状に関する情報を、ハブ６８にコードすることが できる。高分子ハブを用いる場合、この種の情報は重合体を分類する色によって 設けることができる。

第４図は、使用すべく位置決めした本発明による硬膜外−を軸針８０の略図であ る。硬膜外−を軸針８０は皮膚８２を通過してを推８４中に突入する。好ましく は、２本の管腔をこれらの間に連続した平滑継目が存在するように溶着する。カ テーテル８８が硬膜外空間９０中に挿入して示されている。大きい方、すなわち 硬膜外管腔の先端は、この管腔の終端部もしくは出口がカテーテルの頭側を硬膜 外空間中に指向させるよう位置決めされる。この方式においては、麻酔薬をカテ ーテル８８により投与すると共に、を軸針９２を介してを髄液を抜取り或いはを 髄麻酔薬を投与することができる。カテーテル８８が、硬膜外管腔８６の頭側を 硬膜外空間９０中に挿通して示されている。

を軸針９２はを髄管腔９４を貫通すると共に突出して、硬膜９６に突入する。を 髄カテーテルは、導入用を軸針を介し、この先端にて包膜内に通過することがで きる。

第５図は、を椎１０Ｂに挿入された第３図の針を示している。

針１１０は、針先＠１１２が硬膜外空間１１４に位置するよう位置決めされる。

針１１０におけるハブ１１８上の停止部１１６は、針先端１１２の突入深さを制 限すると共に拡開した管腔による皮膚の分離を防止する。

針を位置決めする際、上側カテーテル１２０を上側管腔１２２中に挿入して薬物 を針先端１１２の上方の部位に供給するよう位置決めすることができる。下側カ テーテル１２４を下側管腔１２６中に挿入すると共に薬物を針先端１１２の下で あるが、まだ硬膜外空間１１４に位置する部位に供給するよう位置決めする。

多目的の硬膜外−を軸針は、を髄麻酔薬および／または硬膜外麻酔薬を投与する ための特定用途を有する０本発明の針を用いて、麻酔をを髄領域および／または 硬膜外領域に対しそれぞれ独立して或いは同時に或いは順次に行なうことができ る。

挿入した際、本発明の針は、カテーテルを硬膜外および／または包膜内空間に挿 入するため同時に針を使用しながら蜘網膜下空間に含まれる脳を髄液を採取すべ くを髄針案内もしくは案内体として使用することもできる。

管腔の内表面は、針およびカテーテルの挿入を容易化させるよう平滑にすべきで ある。

本発明の硬膜外−を軸針を用いて、たとえば抵抗損失法（ｌｏｓｓ　ｏｆ　ｒｅ ｓｉｓｔａｎｃｅ　ｍｅｔｈｏｄ）のような慣用の技術を硬膜外空間の位置決め に用いることができる。

本発明による多目的の硬膜外−を軸針は、遠位端部もしくは先端部が針の終端部 の直前で硬膜外針の軌道に対し９０°の角度で屈曲するような輪郭ををする。こ のように管腔の方向を屈曲させることにより、挿入後の硬膜外−を軸針は硬膜外 カテーテルの導入および頭側方向を上方向かつを髄に対し平行な方向で容易化さ せるような輸祁を有する。或いは、このアセンブリを転倒して導入することもで き、さらに硬膜外カテーテルを硬膜外空間中で下方向に（すなわち尾部状に）指 向させることもできる。

本発明の針は、を髄投薬もしくは蜘網膜下Ｃ３Ｆ空間中へのカテーテル挿入を行 なうのに特に通している。さらに、本発明の針はを髄穿刺およびを髄領域に対す る投薬以外の目的にも使用することができる０本発明の針は、１回の挿入により 人体に対し２つの通路を効果的に与えると共に、これらの通路を互いに離間する よう形成した２個の管腔を与える０人体内に設置すれば、この種の針は多くの医 薬分野で使用することができる。

以上、本発明を好適実施例および特定用途に関し説明したが、本発明の思想を逸 脱することなく当業者には細部および設計の変更が可能である。

国際調査報告

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも第１および第２管腔を備え、これら管腔はその長さの大部分にわ たり実質的に平行でありかつ先端およびハブにて終端し、多重管腔針の前記先端 はタウヒー針もしくは改変タウヒー針の輪郭を有することを特徴とする多重管腔 針。
2. ２．前記第１管腔が前記第２管腔よりも大である請求範囲第１項記載の多重管腔 針。
3. ３．前記ハブが前記第１管腔に連通する第１通過と前記第２管腔に連通する第２ 通路とを備え、さらに前記第１通路と前記第２通路とが１５．以下の角度で拡開 する請求の範囲第２項記載の多量管腔針。
4. ４．前記ハブに装着されかつ前記第１通路に連通するフランジをさらに備え、前 記注射器アダプタが指標マークを有する請求の範囲第３項記載の多重管腔針。
5. ５．前記ハブに装着されかつ前記第２通路に連通するリップをさらに備える請求 の範囲第４項記載の多重管腔針。
6. ６．管腔のそれぞれが１４〜３２ゲージである請求の範囲第５項記載の多重管腔 針。
7. ７．前記ハブに装着されたフランジをさらに備える請求の範囲第６項記載の多重 管腔針。
8. ８．前記ハブに装着されて、拡開管腔による皮膚の分離を防止するよう多重管腔 針の挿入深さを制限する停止部をさらに備える請求の範囲第７項記載の多重管腔 針。
9. ９．針の寸法および先端形状を確認するための色分けされた高分子ハブ装置をさ らに備える請求範囲第７項記載の多重管腔針。
10. １０．前記第１管腔と前記第２管腔とがそれぞれ第１開口部と第２開口部とに終 端し、さらに前記終端部のそれぞれの形状がタウヒー型および改変タウヒー型針 先端の先端形状よりなる群から選択される請求の範囲第１項記載の多重管腔針。
11. １１．前記大きい法の管腔が、タウヒー型もしくは改変タウヒー型先端よりなる 群から選択される輪郭を持った開口部にて終端する請求の範囲第２項記載の多重 管腔針。
12. １２．前記管腔が第１開口部および第２開口部にて終端し、さらに前記第１関口 部および前記第２開口部のそれぞれがハステッド先端の輪郭を有すると共に、前 記多量管腔針の前記先端が中心配置された鏨先端部を有する請求の範囲第２項記 載の多重管腔針。