JPH07525A - 硬膜外カテーテル用の分割型針装置 - Google Patents
硬膜外カテーテル用の分割型針装置Info
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- JPH07525A JPH07525A JP6094494A JP9449494A JPH07525A JP H07525 A JPH07525 A JP H07525A JP 6094494 A JP6094494 A JP 6094494A JP 9449494 A JP9449494 A JP 9449494A JP H07525 A JPH07525 A JP H07525A
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Abstract
状態に置くために、その基端においてコネクタに恒久的
に固着された硬膜外カテーテルを利用して、硬膜外麻酔
薬を投与する、効率的で且つコスト性に優れた装置を提
供すること。 【構成】 基端54においてアダプタ56に恒久的に固
着され、カテーテル50を液体麻酔薬の供給源と流体連
通状態にする硬膜外カテーテルを利用して硬膜外麻酔薬
を投与する装置が開示される。この装置は、分割型針1
0を利用してカテーテルを硬膜外スペース内に挿入す
る。
Description
膜外カテーテル装置(Epidural Cathet
er System)に関する。
的方法は、自由な基端を有する硬膜外カテーテルを利用
する。カテーテルを針内に、次に、体内に導入した後
に、その針を体外に引き出し、カテーテルの自由な基端
上を摺動させる。次に、このカテーテルの基端をカテー
テルコネクタ又はアダプタに固着し、患者に投与される
液体麻酔薬の供給源と流体連通状態にする。
テーテルコネクタの過締め又はカテーテルがコネクタ外
に滑り出る結果となる締め不足又は事故的な緩み、及び
カテーテルに固着しようとするときに、誤ってコネクタ
を落とすことに伴う問題点を防止するため、その基端が
予めアダプタに接続された硬膜外カテーテルを使用する
ことが望ましいことがある。
テルを使用しても、硬膜外麻酔薬を投与するため、硬膜
内スペースに導入した後に、カテーテルの基端上でカテ
ーテルを導入するための針を摺動させることは、不可能
であることが理解されよう。
ーテルを液体麻酔薬の供給源と流体連通状態に置くため
に、その基端においてコネクタに恒久的に固着された硬
膜外カテーテルを利用して、硬膜外麻酔薬を投与する、
効率的で且つコスト性に優れた装置を提供することであ
る。
詳細に説明する分割型針であって、カテーテルを該針を
通じて硬膜外スペースに導入した後に、カテーテルから
分離すべく、容易に分割可能である針と組み合わせて、
カテーテルを液体麻酔薬の供給源と流体連通状態にすべ
く、その基端においてアダプタに恒久的に固着された硬
膜外カテーテルを利用する、硬膜外麻酔薬を投与する装
置を提供することにより、上記の目的が有利方法で達成
される。
から取り外すために基端上を摺動し得ないように、その
基端においてアダプタに恒久的に固着された硬膜外カテ
ーテルと共に使用する分割型針を利用するものである。
メディカル・プロダクツ・インコーポレーテッド(Lu
ther Medical Products In
c.)に譲渡された、ルーサ等(Luther)の米国
特許第4,377,165号及び同第4,449,973号
に開示されているように、その他の治療方法用として、
当該技術分野でそれ自体、公知である。
しい、当該技術分野で公知の分割型針を利用するもので
あり、この針は、挿入中に誤って早期に分割する虞れを
伴わずに、針を硬膜外スペースに挿入し易くする手段を
備えることを特徴とする。
面を参照することにより、最も良く理解されよう。
端12と、基端又は後端14とを有しており、この後端
14には、単一のハブ組立体16が設けられる。このハ
ブ組立体16は、十分に透明であり、CSF流体の視覚
による確認を許容し、針がくも膜下領域に、又は血液に
入ったことを示す。ハブ組立体の末端18及び基端20
の中間には、一対の対向する羽根状部分22、24が設
けられ、以下に説明するように、針をカテーテルから分
離させる。図4及び図5に最も良く示すように、このハ
ブ組立体16は、該ハブ組立体の末端18及び後端20
の間を伸長する一対のスリット26a、26bを有す
る。これらの一対のスリット26a、26bは略平行で
あり、半径方向に約180°離した位置に配置される。
硬膜外麻酔薬の投与に公知であるように、針10は、典
型的に17−18ゲージである。
し、針10を誤って早期に分割させ、針内でカテーテル
が分割することなく、針の挿入を容易にするため、羽根
状部分22、24の上方には、案内バー27が設けられ
る。
スリット32により少なくともその上面が分割した略等
しい部分28、30を備えている。図面に示すように、
スリット32は、案内バー27を略通って案内バー部分
28、30の基部、又は底部材に達し、該案内部分は、
単一のハブ組立体において、羽根状部分22、24に取
り付けられる。
受け入れる従来のルア接続具34が設けられる。
挿入を容易にするため、図2に示すように、それ自体公
知の構造及び形態のキャップ38を有するスタイレット
36を使用することが望ましい。該スタイレット36の
長さは、針に挿入したとき、そのキャップ38がルア接
続具34の後部に当接する一方、該スタイレットの前端
(図示せず)が針の末端先端まで伸長するような長さに
する。
ーサ等の上記米国特許第4,377,165号に記載され
た型式とすることが出来る。
は、型材のような平坦な薄板金属又はロールから連続的
に製造される。制御された深さの溝をブランク材に沿っ
て形成し、次に、そのブランク材を中空の形態に圧延
し、個々の針バレルに切断し、各針バレルに沿って長手
方向スリットが形成されるようにする。この溝はスリッ
トに対して平行で且つ該針バレルの反対側に沿って方向
決めする。最後に、該スリットの両側で針バレルに羽根
状部分を溶接する。この溝は、使用中に十分な剛性を確
保するのに十分な浅さであるが、この羽根状部分を曲げ
たときに針が容易に分割し、これにより針をカテーテル
から分離させ易くするのに十分な深さであるようにす
る。
薄板の厚さを約2−4ミル、針の長さを約19.05m
m(3/4インチ)−50.8mm(2インチ)、バレ
ル直径を約12−20ゲージ、304−316ステンレ
ス鋼又は同等の薄板の厚さの約50%±10%の制御さ
れた溝の深さとすることにより、優れた剛性、分割特性
及び圧延特性が得られる。
m(1/2フィート)−304.8cm(10フィー
ト)のような型材等の平坦な形態とすることが出来る
が、通常、ロール状に格納される。針の開放部分は、バ
レル全長の僅かに約7%乃至15%しか占めず、これ
は、針の有効強度を著しく増す。このため、本発明の針
は、使用中に構造的完全性を失うことなく、比較的深い
溝を採用することが可能である。
ことが可能であるが、硬膜外針は、上記特許に記載され
た針よりも更に約19.05mm(3/4インチ)−5
0.8mm(2インチ)長いことを指摘すべきである。
具体的には、本発明の硬膜外針は、長さ約88.9mm
(3.5インチ)であり、上述のように、典型的に17
−18ゲージである。
本的に米国特許第4,377,165号のそれぞれ図3及
び図4に対応する図8及び図9を参照することにより、
最も良く理解することが出来る。
後端14との間で針バレルの全長を伸長する長手方向ス
リット42を有する。該長手方向スリット42は、針バ
レルを製造すべくブランクを圧延するときに形成され、
典型的に、例えば、幅1ミル程度の大きさとすることが
出来る。
様に、針の一端から他端まで長手方向に伸長する。図示
するように、溝44は、長手方向スリット42から半径
方向、約180°の位置にあり、該長手方向スリットに
対して平行である。
体連通状態にすべくその基端においてアダプタに恒久的
に固着された硬膜外カテーテルと組み合わせて使用され
るために、図面に示したような分割型針が必要とされ
る。
2及び基端54を有するカテーテル50は、例えば、イ
ンサート成形によりその基端54においてアダプタ56
の末端59に恒久的に接着される。カテーテル50は、
針10内に挿入される、典型的に20又は21ゲージの
カテーテルである。
る中空穴58を有する全体として公知の形態であり、こ
の穴58においてカテーテル50をその基端60に固定
し、該基端60は、注射器(図示せず)又はその他の液
体麻酔薬の供給源を保持する注射器ポート62を有す
る。必須ではないものの、該アダプタ56には、該アダ
プタをベッドシーツ又はその他の物に固着するための穴
66を有する指つかみフランジ64と、注射器ポート6
2内に取り付け可能なキャップ68と、を設けることが
望ましい。該キャップ68は、連結具70及び保持リン
グ72によりアダプタに固着される。
する方法について説明する。
入するとき、靱帯質とくも膜との間の硬膜外スペース内
にその針が位置決めされるように細心の注意を払うこと
を要する。十分に理解されるように、針が過度に深く貫
入したならば、該針は、くも膜下スペース内に貫入し、
脊髄流体を漏洩させる。この理由のため、麻酔医が身体
内への挿入程度を判断し得るようにするため、針に目盛
りを付すことが出来る。
出来た患者は、手術室に隣接する誘導室に入れられ、こ
の部屋で麻酔医がその外科手術の準備としてカーテルを
挿入する。
ため、最初に局部的な注射が行われる。スタイレットが
針に入った状態において、針は、靭帯質に当接するま
で、ゆっくりと且つ慎重に挿入し、その靭帯質に当接し
た時点で、熟練した麻酔医の手が更に挿入する場合の抵
抗を感知する。この時点で、スタイレットを針内部から
除去し、「無抵抗」注射器をルア接続具内に挿入する。
針及び注射器をゆっくりと進めることにより、靭帯質が
貫入され、針先端は、抵抗が存在しない真空領域(硬膜
外スペース)内に進める。
テーテルを針内に、及び硬膜外スペース内に挿入する。
は、接着剤テープを使用する等の方法で所定位置に固着
し、針は、カテーテルの上を引き出す。針が除去された
ならば、その基端にルア接続具を有するカテーテルアタ
プタ又はコネクタの末端内にカテーテルの基端を固着
し、液体麻酔薬が満たされた注射器を該コネクタの末端
に固着されたカテーテルと流体連通状態にすることが出
来る。かかるアタプタの一例として、本発明の譲受人で
ある、ケンダール・カンパニー(KendallCom
pany)に譲渡された、グロス(Gross)の米国
特許第5,053,015号に記載され、セーフ・トラッ
ク(Safe Trak)という商標名で市販されてい
る、アタプタを挙げることが出来る。
のように、その基端においてアタプタに予め接続された
硬膜外カテーテルを利用するもので、このため、外科手
術中に、接続することを不要にし、又、コネクタを落と
して新しいものと交換しなければならないことを不要に
し、接続部を過締めして、カテーテルの機能を損ない且
つ/又は締付け不足となり、カテーテルがコネクタから
誤って外れ、又は落とし、汚染する虞れが更に増すこと
を解消するものである。
は、明らかな性質上の利点を備える一方、勿論、予め接
続しなければならないため、針をかかるカテーテルの基
端(後端)上を摺動させることが出来ず、このため、分
割型針を通じて硬膜外スペース内に導入した後に、カテ
ーテルから除去しなければならないことが理解されよ
う。
れ自体、公知では、あるが、本出願人が知る限り、硬膜
外の麻酔に使用することを提案するものは皆無である。
治療方法において、針は、そのバレルに沿って把持し、
又は、羽根状部分により軽く把持し、経皮的に所定の位
置に挿入される。所定の位置に配置した後、図9に矢印
で示した方向に羽根状部分22、24を曲げて、針を長
手方向スリット42に沿って開放させ、これれにより、
その長手方向溝44に沿って分割し、又は亀裂を生じさ
せ、その結果、分割後に針の半体が針内でカテーテル5
0から分離されるようにする。
めには、分割型針装置は、針を硬膜外スペースにゆっく
りと且つ慎重に導入する間に、(麻酔医が所望通りに)
例えば、把持したり、又は押し込むため、図示する案内
バー27のような案内手段を備えることが必須である。
更に、この案内バーは、ユーザが針をカニューレに近接
して把持することを許容することにより、針に対してよ
り優れた感触を持つことを可能にするものである。
羽根状部分22、24を曲げたときに、針と共に案内バ
ー及び組立体のその他の構成要素が全て、カテーテルか
ら分離するようにした単一片の分割可能なハブ組立体を
利用する。このハブ組立体の分割は、スリット26a、
26bにより確実に行われる。
外麻酔に使用するための極めて優れた手段を提供する。
ースに案内するために針を把持する特定の方法又は任意
の操作に対応し得る点で、多機能性であり且つ人間工学
的な設計である。ユーザが希望するときには、確実な把
り部分が設けられる。
組立体が針バレルと共に分割して、カテーテルをきれい
に分割させることを確実にする。
の目的を簡単な方法で達成するものであることが理解さ
れよう。
を加え得ることが理解されよう。
り、当業者は、案内手段の形態及び/又は針を分割させ
る羽根状部分の形態のその他の構造が明らかであろう
し、その他の分割型針の構造が明らかであろう。
接続されるアダプタの各種の変更が容易に案出可能であ
ろう。
部の事項は、単に一例にしか過ぎず、限定的な意味を有
するものではないことを理解すべきである。
斜視図である。
る。
カテーテルを示す、一部切り欠いた斜視図である。
る。
る。
テーテルから分離させる作用を示す、図8と同様の断面
図である。
体 18 ハブ組立体の末端 20 ハブ組立
体の後端 22、24 羽根状部分 26a、26b
スリット 27 案内バー 28、30 案
内バー部分 32 スリット 34 ルア接続
具 36 スタイレット 38 キャップ 50 カテーテル 52 末端 54 基端 56 アダプタ 58 中空穴 59 末端 60 基端 62 注射器ポ
ート 64 指つかみフランジ 66 穴 68 キャップ 70 連結具 72 保持リング
Claims (14)
- 【請求項1】 麻酔薬供給源から硬膜外麻酔薬を投与す
るためにカテーテルを患者の硬膜外スペース内に導入す
ることができる分割型針装置において、 (a)内壁及び外壁と末端及び基端とを有するバレル部
分を備え、前記末端から前記基端まで分割可能であり、
分割されることにより、その内部に挿入されたカテーテ
ルから分離可能であるように構成された、硬膜外針と、 (b)前記針の基端の周囲に固定されたハブ組立体と、 (c)前記分割型針装置を前記カテーテルから分離する
ために、前記針と前記ハブ組立体とを分割する分割手段
と、 (d)前記針を誤って早期に分割させる可能性のある前
記分割手段に接触することなく握って前記針の挿入を容
易にするように、前記分割手段から独立して設けられ
た、案内手段と、 を備えることを特徴とする、分割型針装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の分割型針装置におい
て、前記分割手段は屈曲可能な羽根状部分を有し、該羽
根状部分は、屈曲されると前記針と前記ハブ組立体の各
々を分割させ得るように、前記針及び前記ハブ組立体に
固定されていることを特徴とする、分割型針装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の分割型針装置におい
て、前記案内手段は前記屈曲可能な羽根状部分に着座し
且つ該羽根状部分に固定された案内バーから成り、該案
内バーは略同等の二つの長手部分を備え、該長手部分は
それぞれ細長い上面及び下面を備え、前記長手部分の前
記上面はスリットにより分割され、該スリットは前記案
内バーをほぼ貫通して前記案内バーの下面まで延在する
ことを特徴とする、分割型針装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の分割型針装置におい
て、前記ハブ組立体が、末端及び基端と、該ハブ組立体
の末端及び基端の間に延在する一対のスリットとを備
え、前記一対のスリットは、前記ハブ組立体に固着され
た前記羽根状部分を曲げたとき、前記ハブ組立体をその
末端からその基端まで分割し易いように、略平行である
と共に、約180度だけ半径方向に離して配置されている
ことを特徴とする、分割型針装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の分割型針装置におい
て、前記針が該針の端部から端部までその針バレルの全
長にわたって延在する長手方向スリットを備え、前記針
は、又、該針の端部から端部まで長手方向に延在する溝
をそのバレルの内壁に備え、前記溝は、前記針バレルに
設けられた前記スリットから約180度だけ半径方向にず
れた位置に、前記スリットに対して平行に形成され、前
記溝の深さは、使用中の十分な剛性を保証するのに十分
な浅さであるが、前記羽根状部分を曲げたときの前記針
の分割を容易にするのに十分な深さであり、これにより
前記ハブ組立体及び前記針を前記分割型針内の前記カテ
ーテルから同時に分離することを特徴とする、分割型針
装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の分割型針装置におい
て、前記ハブ組立体の基端には注射器の先端を受け入れ
るルア接続具が設けれられていることを特徴とする、分
割型針装置。 - 【請求項7】 麻酔薬供給源から硬膜外麻酔薬を投与す
べくカテーテルを患者の硬膜外スペース内に導入するこ
とができる分割型針装置において、 (a)末端及び基端と、内壁及び外壁を有するバレル部
分とを有し、前記内壁及び外壁は前記末端と基端との間
に延在する、硬膜外針と、 (b)前記針の前記基端の周囲に固定されたハブ組立体
であって、前記ハブ組立体はその両端部の間に延在する
一対のスリットを有し、前記スリットは互いに略平行で
あると共に約180度だけ半径方向に離れて配置されてい
る、前記ハブ組立体と、 (c)前記硬膜外針と前記ハブ組立体とに固定された屈
曲可能な羽根状部分であって、前記羽根状部分を曲げた
とき前記硬膜外針と前記ハブ組立体とをそれぞれ分割さ
せ、硬膜外麻酔薬を投与するために前記硬膜外針の内部
に挿入されたカテーテルから前記硬膜外針を分離できる
よう構成された、前記羽根状部分と、 (d)前記羽根状部分に接触することにより前記硬膜外
針を誤って早期に分割させることのないように前記硬膜
外針をしっかりと保持し、前記硬膜外針の挿入を容易に
するために設けられた、案内バーと、 を備えることを特徴とする、分割型針装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の分割型針装置におい
て、前記案内バーは細長い上面及び下面を備え、かつ、
前記屈曲可能な羽根状部分に着座すると共に前記羽根状
部分に固定されていることを特徴とする、分割型針装
置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の分割型針装置におい
て、前記案内バーは、スリットによりその上面で分割さ
れた略等しい細長い部分を有し、前記スリットは実質的
に前記案内バーの下面まで延在することを特徴とする、
分割型針装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の分割型針装置におい
て、前記硬膜外針は該針の両端部の間の前記針バレルの
全長にわたって長手方向に延在するスリットを有し、前
記針の前記バレルの内壁には、又、前記針の両端部の間
を長手方向に延在する溝を備え、該溝は前記針バレルの
前記スリットから約180度だけ半径方向にずれた位置に
前記スリットに対して平行に位置し、前記溝の深さは、
前記針の使用中に十分な剛性を保証するのに十分な浅さ
であるが、前記羽根状部分を曲げたときの前記針の分割
を容易にするのに十分な深さであり、これにより前記ハ
ブ組立体及び前記針を前記分割型針内の前記カテーテル
から同時に分離することを特徴とする、分割型針装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の分割型針装置にお
いて、前記ハブ組立体の基端には注射器の先端を受け入
れるルア接続具が設けられていることを特徴とする、分
割型針装置。 - 【請求項12】 硬膜外麻酔薬を投与する方法におい
て、 (a)請求項7に記載した針を患者の硬膜外スペース内
に挿入する段階と、 (b)硬膜外カテーテルを前記針を通じて硬膜外スペー
ス内に導入する段階と、 (c)その後、前記羽根状部分を曲げて、前記針装置を
分割し、これにより、前記カテーテルを所定位置に保持
すると共に、前記針装置を前記カテーテルから分離させ
る段階と、 (d)その後、液体麻酔薬を前記カテーテルの前記基端
を通じて前記硬膜外スペース内に導入する段階と、 を備えることを特徴とする、硬膜外麻酔薬を投与する方
法。 - 【請求項13】 硬膜外麻酔薬を患者に投与するシステ
ムにおいて、 (1)末端及び基端を有する硬膜外カテーテルと、 (2)前記カテーテルを液体麻酔薬の供給源に流体連通
状態にさせるアダプタであって、該アダプタは、末端及
び基端と、該アダプタの両端の間に延在する中空穴とを
備え、前記カテーテルの前記基端は前記アダプタの前記
末端に恒久的に固定されている、前記アダプタと、 (3)患者の硬膜外スペース内に導入されるようにその
内部に前記カテーテルが挿入される分割型針装置と、 を備えることを特徴とする装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載のシステムにおい
て、前記分割型針装置は請求項1乃至12の何れか一項
に記載された装置であることを特徴とする、前記システ
ム。
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