JPH02503633A - トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子 - Google Patents

トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子

Info

Publication number
JPH02503633A
JPH02503633A JP1503346A JP50334689A JPH02503633A JP H02503633 A JPH02503633 A JP H02503633A JP 1503346 A JP1503346 A JP 1503346A JP 50334689 A JP50334689 A JP 50334689A JP H02503633 A JPH02503633 A JP H02503633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sequence
molecule
oligonucleotide
following
dna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1503346A
Other languages
English (en)
Inventor
ブースロイド,ジョン シー.
バーグ,ジェイムズ エル.
カスパー,ロイド エイチ.
Original Assignee
ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ filed Critical ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ
Publication of JPH02503633A publication Critical patent/JPH02503633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/44Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from protozoa
    • C07K14/45Toxoplasma
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/569Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
    • G01N33/56905Protozoa
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子発明の背景 発明の分野 本発明は、遺伝子工学の分野及びより詳しくは、ワクチン開発のために及びハイ ブリダイゼーション及び免疫学的アッセイによりトキソプラスマ感染の検出のた めに有用なポリヌクレオチド配列及びポリペプチドの同定及び調製に関する。
背景の説明 トキソブラスマ症は、原生動物の寄生虫トキソプースマゴンジイ(nμfμlL L神旦)により引き起こされる。この病気は、発育中の胎児に元来関係し、ここ でそれは、水頭症、精神1弱又は失明として現われる重大な神経系問題を引き起 こす、健康な成人においては、この病気は、典型的には軽く、もしあったとして も、はとんどの症状を伴わない。
最近、トキソブラスマ症の患者の数が、たとえば移植後治療、腫瘍性疾患又は後 天性免疫不全症候群(AIDS)に起因する免疫欠損している人々における上昇 の結果として劇的に上昇して来た。そのような免疫欠損患者においては、寄生虫 が、脳炎、すなわち実質的に致命的な形の疾病を引き起こすことができる。
トキソプラスマスを診断するための現段階での手段は、費用がかかり、手間がか かり、感応に限界があり、そして患者への実質的な危険を伴う、血清学的技法を 含む従来の方法は、AIDS患者における重い免疫機能障害のために及びその疾 病の再発性質のためにほとんど信軌できない、妊娠中に、トキソブラスマスにつ いて初めて試験される′妊婦においては、現在か過去かの感染を区別することが 臨界である(現在は、ある期間にわたってIgG及びIgM力価を比較すること 軒よって行なわれる)。
現存する1つの問題は、ワクチンの調整及び免疫学的ア・ンセイにおける標準液 としての使用の両者のために十分な量の適切な抗原を得ることである。抗原を供 給するための現在の技法は、マウスにおける原生動物の増殖及び新しいマウスの 連続した再感染を必要とする。ワクチン又は免疫学的標準として使用され得る遺 伝子的に構築されたポリペプチド抗原の有効性は、現在の抗原源に関する多くの 問題を緩和するであろう。
さらに、トキソプラスマ感染の阻止のための処理方法は、現在制限されている。
トキソプラスマスの制御のために利用できる市販のワクチンは存在しない。その 疾病の処置は一般的に、ピリメタミン及びスルファジアジンにより開始され、そ して維持される。しかしながら、薬物処理による毒性が重要であり、その結果、 予防薬療法は推薦されない(但し、嚢胞が実際に検出される場合を除り)。
従って、低レベルのトキソプラスマ感染を確実に検出する診断アッセイ及びワク チンの産生のために有用な物質の開発についての必要性が存在する。
発明の要約 本発明は、ニーゴンジイの細胞表面抗原をコードする遺伝子物質を供給する。そ の遺伝子物質は、ワクチン又は診断試薬として使用するためにポリペプチド又は タンパク質を産生ずるために使用され得、又はトキソプラスマ感染の直接的な検 出のために核酸ハイブリダイゼーションアッセイにおけるプローブとして使用さ れ得る。特定の遺伝子物質及び分析技法は、次の詳細な説明及び次の例に開示さ れる。
図面の簡単な説明 第1図は、親水性疫対本発明のp30遺伝子配列記よりコードされるポリペプチ ドをプロットするグラフである。
特定の態様の説明 本発明者は、原生動物の寄生虫上玉ヱプ立スヱゴンジイの特定のタンパク質をコ ードする遺伝子物質を初めて同定し、そして得た。その特異的抗原はp30及び B1抗原である。P30抗原は主要表面抗原であり〔Kasperl e 、、  J、I++m、 (1983)130 :2407〜2412を参照のこと〕 、そしてワクチン又は診断用標準液の製造のために使用され得る(後者は、ニー ゴンジイを検出するためのイムノアッセイに使用するためのものである)。
B1抗原の機能及び位置は知られていないが、しかしその多発性ゲノム性質は、 DNAハイブリダイゼーシッンアンセイのための特に有用な標的にそれをする。
従って、特定された遺伝子物質の同定及び単離は、種々の生化学的成分、たとえ ば抗原、診断用核酸プローブ及びそのプローブを産生ずるためのシステムの産生 を可能にし、そしてこれらは、種々の有用な生物学的用途に使用される。
ペプチドにおけるアミノ酸とそのペプチドをコードするDNA配列との間に既知 の一定の関係が存在するので、天然のニーゴンジイタンパク質(又は、後で論議 される変性されたペプチドのいづれか)をコードするDNA又はRNA分子のD NA配列は、特定のアミノ酸配列を示す場合、容易に理解されるであろうし、そ してそのような典型的なヌクレオチド及びアミノ酸の配列が第1表に示されてい る。
鎖のヌクレオチド配列及び対応するペプチドの配列。その数字は、配列の5′末 端で始まるDNA配列を言及する。そのDNA配列は、mRNA配列に対応する であろう(但し、mRNAにl靭y死 正l東1死(続き) まJ釘り死(続き) 上ll已死(続き) GACAAA GGA AACACA CTT CGT GCA GCA TG T GCCCCA TTA上l四碍死(続き) CGC 旦」」1剋 ヱ」」1列(続き) 旦IJU死(続き) ヱ」」亡死(続き) −LWSRRISSRGVPG 旦」」ζ死(続き) RWSEPPKIGENRWC HVFCQTSLCAEALP PSKLQQLL−RVRLH RPNCNNCSSVFVSI ν  QTATTALACSSPF 旦」」1死(続き) 旦」]亡1(続き) LRRYKLLNGPGET1 上」」1死(続き) 遺伝子のDNA配列は十分に同定されたので、合成化学により完全にDNA遺伝 子を産生ずることは可能であり、この後、遺伝子は、組換えDNA技法の既知技 術を用いていづれか多くの利用できるDNAベクター中に挿入され得る。従って 、本発明は、本特許出願の提出の時期、公衆が自由に入手できる試薬、プラスミ ド及び微生物を用いて実施され得る。
たとえば、100塩基よりも長いヌクレオチド配列は、AppliedBios ystems Model 380A DNA 5ynthesizerにより 、その商業上の広告により明らかなように容易に合成され得る(たとえば、Ge netic Engineering News、 11月/12月、1984 .3ページ)。そのようなオリゴヌクレオチドは、中でも、オーバーラツプする 相補的配列(たとえば1〜100のコード鎖、0〜50及び51〜150の相補 的鎖、101〜200のコード鎖、等)を調製する技法を用いて容易にスプライ スされ得、続いてハイブリダイズされ、そして鎖を連結され得る。
さらに、自動化された装置(本明細書に開示されるいづれかのペプチドの直接的 な合成を容易に入手可能にする)もまた利用できる。上記のGenetic E ngineering Newsの同じ号において、99%を越える結合効力を 有する市販の自動化されたペプチド合成機が広告されている(34ページ)。そ のよう−な装置は、直接的な合成又は他の既知の技法を用いて結合され得る一連 のフラグメントの合成のいづれかにより、本発明のペプチドへの容易な接近を提 供する。
第1表に示される特定のポリペプチド配列の他に、これらの配列に基づくペプチ ドフラグメント及びその小さな変化を表わすフラグメントは、種々のペプチドの 生物学的活性を有する。たとえば、p30抗原自体に対して特異的な免疫グロブ リンにより認識され得るp30ペプチド配列のフラグメントは、容易に調製され 、そしてスクリーンされ得る。ペプチド合成機は、短かなペプチドフラグメント (たとえば100個以下のアミノ酸)を調製するために使用され得又は遺伝子工 学の技法は、長いフラグメントを調製するために使用され得る。適切なポリペプ チドフラグメントを同定するであろう単純なスクリーニング方法は、P30抗原 に対するモノクローナル抗体を調製し、アフィニティカラムにその抗体を結合し 、そしてその結合される抗体により保持されるペプチドフラグメントを捕獲する ことから成る。ポリクローナル抗血清は、所望により、モノクローナル抗体の代 わりに使用され得る。この技法の適合性は、実験的に示された。p30配列のサ ブ配列がクローン化され、そしてβ−ガラクトシダーゼ融合生成物(p 30. 5として同定される)として発現されて来た。p30.5タンパク賞配列をコー ドするポリヌクレオチド配列は、第1図において、ヌクレオチドの数582で始 まり、そしてヌクレオチド996で終結する。そのp 30.5ポリペプチドは 、ポリクローナル抗−p30血清と反応する。
大きなタンパク質から免疫学的に活性的な適切なフラグメントを調製し、そして 選択するための能力は、当業界において良く知られており、そして多くの出版物 (特許も含む)に記載されている。たとえば、アメリカ特許第4,629,78 3号(ウィルスタンパク質の免疫学的に活性的なフラグメントの調製法を記載す る)を参照のこと。
融合されたポリペプチドの形での本発明のポリペプチドの調製法は、1つの通常 の変法である。そのようなペプチドは、典型的には、宿主に発現されることが知 られている遺伝子のプロモーター領域を用いて、そして本発明のアミノ酸配列の すべて又は主要部分をコードするヌクレオチドを宿主タンパク質のための遺伝子 配列中に挿入することによって調製される。そのような融合タンパク質の例は、 上記のβ−ガラクトシダーゼ融合タンパク質を包含する。
免疫学的に活性的なペプチドフラグメントを調製するためのもう1つの技法は、 長さく又は、いづれかの介在する長さ、たとえば10 、15又はこの範囲にお ける2、3、又は5の倍数)5〜100個のアミノ酸の一連のアミノ酸を合成し 、そして抗血清(又はモノクローナル抗体)を用いて免疫学的活性についてスク リーンすることである。そのフラグメントは、交差反応性を最適にするためにペ プチドの完全な長さで選択される(たとえば長さ20個のアミノ酸の一連のペプ チド及びAA、−AAzo、 AAS−AAZS、AAIgl−AA30、等を 含んで成る)、その選択されたフラグメントは、本明細書に記載されるようにし て使用するための多量のペプチドを製造するために使用される、特に有用な対応 するヌクレオチド配列に対応するであろう。
さらに、前に言及されたペプチド及びDNA分子の少々の変更はまた、当業者に より正しく評価されるであろうように、より詳細に示されるこれらのペプチド及 びDNA分子に等しいように企画される。たとえば、イソロイシン又はバリンに よるロイシン、グルタメートによるアスバーテート、セリンによるトレオニンの 単独の置換、又は構造的に関連するアミノ酸によるアミノ酸の類似する置換(す なわち、保存性置換)は、特に、その置換が生物学的活性の結合部位又は他の部 位でアミノ酸を包含しない場合、その得られた分子の生物学的活性に主な効果を 付与しないであろうことを予測することは適切である。変化が機能するペプチド にもたらされるかどうかは、免疫原性の特異性による免疫化又は診断試験におけ る機能についての直接的な分析により容易に決定され得る。この方法の例は、後 で詳細に記載される。1個以上の置換が起こったペプチドは、同じ方法で容易に 試験され得る。好ましいペプチドは、20個のアミノ酸の連続する群において、 12個よりも多くない、より好ましくは5個よりも多くないアミノ酸で異なる。
アミノ酸の標準保存群は、−文字のアミノ酸コードを用いて括弧で示される:非 極性(A、V、L、1.P。
M);芳香性(F、T、W);非帯電極性(G、S、T、C。
N、Q)i酸性(D、’E);塩基性(K 、 R、H)。芳香族群は、時々、 広定義の非極性(F、W)又は非帯電極性(T)群に属するように思われる。
そのようなペプチドをコードする他のDNA分子は、第2表におけるコドンの表 から容易に決定され得、そしてさらに、第1表のDNA配列に等しいように企画 されている。事実、ペプチドにおけるDNAコドンとアミノ酸との間に一定の関 係が存在するので、ペプチドにおける置換又は他の変更の本出願における論議は 、対応するDNA配列又はDNA分子、組換えベクター、又は前記配列が位置す る形質転換された微生物に同じように通用されえる(そして逆もまた同様である )。
手引き:個々の3文字のトリプレ・ントは、左で5′端及び右で3′端を有する DNAのトリヌクレオチドを表わす。それらの文字は、ヌクレオチド配列を形成 するプリン又はピリミジン塩基を表わす。
X=T又はC(YがA又はGである場合)X=C(、YがC又はTである場合) Y=A 、 G 、 C1又はT(XがCである場合)Y=A又はG(χがTで ある場合) w=c又はA(ZがC又はTである場合)W=C(ZがC又はTである場合) Z=A、G、C2又はT(WがGである場合)Z=A又はG (WがAである場 合) QR=TC(SがA、G、C1又はTである場合)QR=AC(SがT又はCで ある場合)S=A、G、C1又はT (QRがTCである場合)S=T又はC( QRがAGである場合)第1表に示された特定のヌクレオチドの他に、本発明の DNA (又は対応するRNA)分子は、特別に列挙されたヌクレオチドの前又 は後に追加のヌクレオチドを有すること力(できる。たとえば、ポリAは、3′ −末端に付加され得、短い(たとえば20個よりも少ないヌクレオチド)配列は 、制限エンドヌクレアーゼ部位に対応する末端配列を付与するためにいづれかの 末端に付加され得、停止コドンはペプチドは翻訳を終結するためにペプチド配列 に従えることができる。さらに、遺伝子の上流にプロモーター領域又は他の制御 領域を含むDNA分子が生成され得る。本発明の配列を含むすべてのDNA分子 は、少なくとも1つの目的のために有用であろう。なぜならば、すべては、オリ ゴヌクレオチドプローブを生成するために及び生物学源からDNAの単離又は検 出に有用であるように最小に断片化され得るからである。
本発明のペプチドは、まず初めに、直接的な合成又はクローン化された遺伝子又 はそのフラグメントを用いることによって均質調製物として調製され得る。p3 0ペプチドは、アフィニティークロマトグラフィーにより前もって富化されたが 、しかしその得られる物質は、他のすべてのトキソプラスマ物質を有さなかった 。“均質”とは、ペプチド又はDNA配列を言及する場合、考慮される組成物に 存在する実質的にすべての分子の一次分子構造(すなわち、アミノ酸又はヌクレ オチドの配列)が同一であることを意味する。前記文章に使用されるような“実 質的には”とは、少なくとも95重量%、より好ましくは少なくとも99重量% 、及び最っとも好ましくは少なくとも99.8重量%を意味する。均質ペプチド 又はDNA配列の完全な分子に起因するフラグメントの存在(5重量%以下、好 ましくは1重量%以下及びより好ましくは0.2重量%以下で存在する場合)は 、均質性の決定に考慮され得ない。
なぜならば、用語“均質”とは、類似する分子量のいくつかの分子(但し、それ らの−次分子構造で異なる)が存在する混合物に反対するものとして、単一の定 義された構造を有する完全な分子(及びそのフラグメント)の存在に関するから である。本明細書に使用される用語“単離された”とは、他のペプチドから分離 される純粋なペプチド、DNA又はRNA1複数のDNA又は複数のRNAを言 及し、そして単に溶媒、緩衝液、又はその同じ生化学的溶液に通常存在するイオ ン又は他の成分の存在下で見出される。“単離された”とは、それらの本来の状 態での天然の物質又は、成分に分離されているが(たとえばアシルアミドゲルに おいて)、シかし純粋な物質又は溶液のいづれかとして得られなかった、天然の 物質のいづれをも包含しない、用語“純粋”とは、好ましくは、上記“実質的に は”と同じ数字的な限定を有する。句“〜により置換される”又は″置換”とは 、指摘される“置換”アミノ酸が異なった式に存在すべきことが指摘されている アミノ酸と同じ位置に存在する場合(たとえば、ロイシンがバリンの代わりにp 30のアミノ酸3で存在する場合)、存在するペプチドに起こるべきいづれかの 作用を必ずしも言及しない。
本明細書に記載されるペプチドのいづれかの塩は、そのようなペプチドが種々の pnの水溶液中に存在する(又はその水溶液から単離されて存在する)場合、天 然に存在するであろう。指摘された生物学的活性を有するペプチドのすべての塩 は、本発明の範囲内にあると思われる0例として、カルボン酸残基のアルカリ、 アルカリ土類及び他の金属塩、アミノ残基の酸付加塩(たとえばHCf)及び同 じ分子内でのカルボン酸とアミノ残基との反応により形成された両性イオンを挙 げることができる。
本発明は、第1表及び第2表に列挙された可能性あるコドン選択に基づく組合せ を選択することによって製造され得るポリヌクレオチドのそれぞれの及びあらゆ る可能性ある変更を特に包含し、そしてすべてのそのような変更は、特別に開示 されるものとして考えられる。
遺伝子及び対応するタンパク質は、上記の完全な合成技法により調製され得るけ れども、本発明の好ましい態様においては、遺伝子情報は天然源から得られ、そ して本明細書に記載されているようにして同定される。遺伝子物質は、多くの存 在する技法のいづれかを用いて、遺伝子ライブラリィ−の形で最初に得られる。
次にゲノムDNAをランダムに剪断し、そしてこの剪断された物質を発現ベクタ ー中に挿入する。十分な組換え体が生成される場合、対象の抗原に対応する融合 タンパク質を発現する少なくとも1つの組換え体をその集団中に有する良好な可 能性が存在する。実際、ニーゴンジイのゲノムサイズ(約7 X10’bp)の ためには、少なくとも5×106個の独立した組換え体が必要とされる。これは 、少なくとも1つの挿入体が10個の塩基対領域内に存在するその末端の1つで 存在するであろう組換え体により表わされる完全なゲノムを付与する。6回のそ のような挿入のうちたった1回が正しい配向及び読み枠に整合して存在する場合 、機能的な組換え体は、あらゆる60個の塩基対に相当する融合体を有するよう なライブラリィ−に存在するにちがいない。
そのようなライブラリィ−は、本発明者の実験室において生成され、そして怒染 されたマウスからの血清によりスクリーンされた。血清と反応性の決定基を発現 する組換え体の中に、平均頻度以上で見出される組換え体が存在した。この組換 え体、すなわち任意に名づけられたB1は、次の通り促特徴づけられた。
B1遺伝子は2.2キロ塩基(kb)の長さであり、そして頭から尾(head −to−tail)の態様で約35回、並んでくり返えされた。遺伝子の完全な 配列に基づいて、広範な読み取り枠は存在しない。これは、短いポリペプチド生 成物のみがコードされるか、又はこの遺伝子にイントロンが存在するかを示唆す る。
次の配列で示されるように、ヌクレオチド411で始まり、そしてヌクレオチド 1384で終結するB゛′1のcDNAが単離された二次の配列で示されるよう に、ヌクレオチド456で始まり、そしてヌクレオチド843で終結するような 1つのイントロンがゲノム配列に同定された: 従って、cDNAクローンの5′−末端で始まり(フレーム3)、新規エキソン の始まりでフレーム1に転換しくこれによってORFを維持し)、そしてヌクレ オチド】020で終結する読み取り枠が存在する。
遺伝子ライブラリィ−を調製するための第二の方法は、寄生体の全mRNA集団 の相補的DNA (cDNA)のコピーを製造し、そしてこれらを、発現ベクタ ーにおける組換え分子としてクローン化することである。本発明者により実施さ れた他の研究は、イントロンが他のエエゴンジイ遺伝子のコード領域内に存在し たことを指摘した。イントロンは剪断されたゲノムDNAの使用を妨げないけれ ども、それらは、スクリーンされるべき組換え体の数を高め、そしてさらに、分 析を実質的に複雑にする。この結果に基づけば、ニーゴンジイ遺伝子を得るため にcDNAライブラリィ−を使用することは、好ましい。
p30に対するポリクローナル抗血清を使用して、p30遺伝子を定めるために cDNAライブラリィ−をスクリーンすることができる。この方法で初めに同定 された組換え体は、種々の異なった遺伝子を含むことが見出され、これは、抗− p30血清との少なくともいくらかの偶然の交差反応が生じたことを意味する。
正しいp30遺伝子は、初期スクリーンにおいて得られる融合タンパク質の個々 に対する抗血清を調製することによって得られる。次に、これらの血清は、ニー ゴンジイの分解物に対してウェスターンプロット分析で使用される。
p30遺伝子の融合生成物からの抗血清のみが、p30に対する反応性を卓越的 且つ独占的に示すであろう。
上記方法で得られたクローンは、完全に配列決定された。
この配列を用いて、他のcDNAクローンを単離した。さらに、これらの配列を 用いて、第1表に示されるような遺伝子の完全なタンパク質−コード配列を予測 することができる。その予測されるアミノ酸配列の疎水性分析は、第1図に示さ れる。
−次翻訳生成物は、36.210KDの予測されるMrを有する。それはまた、 表面抗原について予測した通りに、そのN−末端で可能性ある疎水性シグナルペ プチドを有する。それは、P30タンパク質が糖タンパク質であるかも知れない ことを指摘しているこれまでの研究者の研究と一致する1つの予測されるN−グ リコジル化部位(残5267)を有する。最後に、それは、いづれか荷電された 残基を後に持たない疎水性C−末端を有する。これは、明らかに、トリバノソー マにおける本来、報告されている工程の診断に役立ち、そしてそれによって、疎 水性ポリペプチドセグメントが糖脂質アンカーにより置換される。そのような工 程は、現在、ユニ之主ヱ三ヱ(Leishmania )及びプ立ス±乏’7  L (PlasIIlodium)の主要表面抗原のために生じることが知られ ている。
p30抗原をコードする遺伝子は、単細胞微生物を操作し、そして増殖する標準 技法を用いての完全な又は変性されたペプチドの産生のために使用され得る。ワ クチン開発及び/又は診断用試薬のための候補体である抗原は、感染された患者 からの血清により認識されるものを含むであろう。さらに、いづれかの遺伝子配 列が、ハイブリダイゼーションアッセイにおいてプローブとして使用され得る。
上記に示された技法は、遺伝子工学に関係する当業者の知識及び前で言及された 概要と共に使用される場合、所望する遺伝子の単離及び十分な情報が遺伝子の位 置を定めるために提供されている組換えDNAベクターにおけるその使用を容易 に可能にするであろうけれども、同じ結果を導びく他の方法もまた知られており 、そして本発明の組換えDNAベクターの調製に使用され得る。
ニーゴンジイタンパク質の発現は、形質転換された宿主における遺伝子の複数コ ピーを含むことによって、宿主中で複製することが知られているベクターを選択 することによって、挿入された外因性DNA (たとえばpLIc8 ; pt ac12 ;plN−I[1−ompAl 、 2、又は3 ;pOTs、pA sl ;又はpKK223−3)から多量のタンパク質を産生ずることによって 又はペプチドの発現を高める他のいづれかの既知手段によって増強され得る。
すべての場合、エーユ之2−イータンパク質は、そのDNA配列がベクター中に 機能的に挿入される場合、発現されるであろう。“機能的に挿入された”とは当 業者により十分に理解されるように、正しい読み枠及び配向を意味する。所望に より、ハイブリッドタンパク質としての産生(たぶん、その後、切断が行なわれ る)が使用されるけれども、典型的には、遺伝子はプロモーターから下流に挿入 され、そしてその後に停止コドンを従がえるであろう。
本発明に従って、糾換えDNA分子及び形質転換された単細胞生物を調製するた めに使用され得る上記−船方法の他に、他の既知の技法及びその変法が本発明の 実施に使用され得る。
特に、遺伝子工学に関係する技法は、最近、暴発的な成長及び開発を受けて来た 。多くの最近のアメリカ特許は、プラスミド、遺伝的構築微生物及び本発明の実 施に使用され得る遺伝子工学を行なうための方法を開示する。たとえば、アメリ カ特許第4,273.875号は、プラスミド及びそれを単離する方法を開示す る。アメリカ特許第4,304,863号は、ハイブリッドプラスミドが構成さ れ、そして細菌宿主を形質転換するために使用される、遺伝子工学により細菌を 産生ずるための方法を開示する。アメリカ特許第4.419.450号は、組換 えDNA研究においてクローニングビークルとして有用なプラスミドを開示する 。アメリカ特許第4,362,867号は、組換えcDNAの構成方法及びクロ ーニング工程において有用である、前記方法によって産生されるハイブリッドヌ クレオチドを開示する。アメリカ特許第4,403,036号は、組換えDNA )ランスファーベクターを開示する。アメリカ特許第4,356,270号は、 組換えDNAクローニングビークルを開示し、そしてこれは、遺伝子工学の分野 に制限された経験を有する人々のために特に有用な開示である。なぜならば、そ れは、遺伝子工学に使用される多くの用語及びその中に使用される基本方法の多 くを定義するからである。アメリカ特許第4.336.336号は、融合遺伝子 及びそれの製造方法を開示する。アメリカ特許第4.349,629号は、プラ スミドベクター及びその産生法及び使用法を開示する。アメリカ特許第4,33 2,901号は、組換えDNAに有用なりローニングベクターを開示する。これ らの特許のいくつかは、本発明の範囲内に存在しない特定の遺伝子生成物の産生 法を言及するけれども、それらの中に記載される方法は、遺伝子工学に関係する 当業者により、本明細書に記載される発明の実施に容易に変性され得る。
本発明の包含は、本発明のニーゴンジイタンパク質及び遺伝子物質の非制限供給 が、診断、免疫化、治療及び研究において使用するための試薬としてこれらの物 質を使用するハイブリダイゼーションアッセイの開発又はいづれか他のタイプの アッセイに使用するために利用できるようになるであろうことにおいて有意であ る。ハイブリダイゼーションアッセイに遺伝子物質を使用する方法は、アメリカ 特許出願第080.479号(1987年7月31日に提出され、そして通例通 りに譲渡された)に開示され、そしてこれは引用により本明細書に組込まれる。
他の発現ベクターに単離されているニーゴンジイcDNAのトランスファーは、 旦、22L(E、 co旦)におけるT。
ゴンジイポリペプチドの発現又は他の宿主におけるそのポリペプチドの発現を改 良する構造体を産生ずるであろう。
本明細書に開示される主要且つ異なったヌクレオチド配列に基づくオリゴヌクレ オチドプローブを用いてニーゴンジイタンパク質を発現するこれらの及び関連す る生物体からの遺伝子の単離が特に言及される。そのようなプローブは、完全な 配列よりも相当に短かいが、しかし少なくとも10、好ましくは少なくとも14 個の長さのヌクレオチドであるべきである。
長さ20〜500、特に30〜200のヌクレオチドからの中間のオリゴヌクレ オチドが、特に特異的且つ急速に作用するプローブを供給する。遺伝子の完全な 長さまでの長いオリゴヌクレオチドもまた有用である。
使用法においては、プローブは典型的には、検出可能な方法(たとえば3Zp、 3H、ビオチン又はアビジンによる)によりラベルされ、そして遺伝子が探究さ れている生物体の一本鎖DNA又はRN Aと共にインキュベートされる。ハイ ブリダイゼーションは、−末鎖及び二本鎖(ハイブリダイズされた)DNA ( 又はDNA/RNA)が分離された(典型的にはニトロセルロース紙を用いて) 後、ラベルによって検出される。オリゴヌクレオチドと共に使用するために適切 なハイブリダイゼーション技法は良く知られている。B1遺伝子は、常に複数コ ピーで存在するように、特に所望するハイブリダイゼーションの標的である。
プローブは、容易な同定を可能にする検出可能なラベルと共に通常使用されるけ れども、ラベルされていないオリゴヌクレオチドもまた、ラベルされたプローブ の前駆体として及び二本鎖DNA (又はDNA/RNA)の直接的な検出法を 提供する方法、たとえばニトロセルロース上での吸収法に使用するためにも有用 である。従って、用語“オリゴヌクレオチドプローブは、ラベルされた及びラベ ルされていない画形を言及する。
次の例は、本発明をより理解するために例示的に与えられているが、しかし本発 明を限定するものではない。
例 第1表に示される配列を有する遺伝子物質を、下記のようにして単離した。
材料及び方法 A、寄生体材料 本明細書に記載されるほとんどの研究は、上土ル仁1i」仁!研究者の間で最っ とも日常に使用される株である一ト±◇仁Aj−スヱゴンジイのRH株を使用す る(Pfefferkorn le、+Ex 、Parasitol、 (19 76)39 : 365+〜376) 、実験室における連続した継代のその長 い歴史によれば、それは動物中においてひじように毒性であり、そして多量の材 料を得るために理想的にする培養物中で急速に増殖する。しかしながら、それは 、ネコにおいて、完全な仝殖循環を行なう能力を失った。従って、つい最近、完 全な生物学的機能を保持するが、しかしよりゆっくりと増殖する“C”及び“P ”株の単離体がまた使用された(Pfefferkorn fj ? 、、 J 、Parasitol、 (1977)63 : 158〜159及びWare )7 e +l Infect、 Immun、 (1987)55 : 77 8〜783)。
寄生体は一般的に、培養されたヒト包皮線維芽細胞(OFF)の単層において且 ビトロで増殖された。典型的には、RH株を用いて感染された培養物を、48〜 72時間ごとに、約1:50の希釈度で感染されていない単層に接種することに よって維持した。これは、感染された培養物の3個のT175フラスコから約1 0q個の寄生体を産生ずる。寄生体を、)Ioshino−Shimizu星e  、、 J、Parasitol (1980)66 : 9B9〜991に記 載のようにして、注射器を通してのトリプシン化された細胞の通過及びカラムク ロマトグラフィーによる)IFF残骸の除去により生じる細胞溶解物として収穫 された。
B、゛ −−イブーiイー ニーゴンジイのための3種の遺伝子ライブラリィ−を、本発明者の実験室で構成 した。他にことわらないかぎり、すべてのライブラリィ−は、メチル化された挿 入体にEcoRIリンカ−を付加し、そしてベクターのEcoR1部位中にクロ ーニングすることによって構成されたλgtl1組換え体を含む、これらは次の ものである: 1、 λR)Igl、すなわちRH株からの針で剪断されたゲノムDNAのライ ブラリィ−1 2、CRI(gl、すなわちコスミドベクターc2χB (Ba tes fl  e 、 +釦匹(1983)江:137〜146)のシ徂HI部位中に挿入さ れた一部5au3Aにより消化されたRHゲノムDNAのライブラリィ−2及び 3、 λRHc2、すなわち本発明者の実験室で調製されたRH株タキツォイト a+RNAのcDNAライブラリィ−。
ライブラリィ−は、Huynh星+?、+ ln D、M、Glover(ed ) : DNACIoning+ 0xford : IRL Press(1 985)49〜78ページに記載されるようにして構成され、そして操作された 。
ニゴンジイのRH株の2種のポリペプチド抗原に対するモノクローナル抗体を使 用した。それらの特異性と一緒に、これらは次のものである: a、7B8 : p30に対する約30KDの主要表面抗原[KasperfL 煮、 、 J、 1mm、 (1983) 130 : 2407〜2412) 。
λ ポリクロ−ル −トキソプラスマ 本発明者により生ぜしめられた抗血清の他に、共同研究者は次の抗血清を供給し た: a、HCl・・・・・・)IcIO:エエゴンジイにより先天的に感染された幼 児からのヒト血清、 b、HA:感染された成人からのヒト血清、c、Rp30:精製されたp30に 対するウサギ抗血清CmcAb 7B8への免疫吸収により調製された)、及び d、RTLI及ヒRTL2 :エーゴンジイRH株タキツォイトの溶解物に対す るウサギ抗血清。
cDNAライブラリィ−1λRHc2をスクリーンするためにp3゜(Rp30 )に対するポリクローナル抗血清を用いた。いくつかの組換え体を初めのスクリ ーンで同定し、そしてこれらのうち3種を、陽性シグナルの強度及び再生度に基 づいての追加の試験のために選択した。これらの3種の組換え体を、挿入体を単 離し、そして他のものに対するハイブリダイゼーションプローブとしてそれぞれ を用いることによって及び消化されたゲノムDNAのサザンプロット分析により 比較した。これから、それらの3種の組換え体は異なった遺伝子を表わすことが 明らかになり、そしてこれは、少なくとも2種の組換え体が抗−P30血清と偶 然の交差反応によることをも包含した。配列及びサザンプロット分析は、それら の明確なコード機能を確認した。正しいp30遺伝子であることを確認するため に、ウサギ抗血清が、アクリルアミドゲルからの適切なバンドを切除し、そして これをウサギ中に注入することによって、個々の融合タンパク質に調製された。
次に、これらの血清を、ニーゴンジイの溶解物に対するウェスターンプロット分 析に使用した。1つのクローン、すなわちλTc30.5に対する抗血清のみが 、p30に対する反応性を示した。この血清はまた、溶解物における他の物質に 対する反応性も示した。
これは、同時移動物質よりもむしろP3Oであったことが、精製されたP3Oと 抗血清との反応性から明らかである。他の2種のクローンは、明らかに別々の遺 伝子であり、そして多分、単に偶然交差反応したに過ぎない。
λTc30.5クローンを完全に配列決定し、そしてすでに配列決定されている 他のcDNAクローンを単離するために使用した。
これらから、p30コード領域のための完全な配列が由来された(第1表を参照 のこと)、第1図は、予測されるアミノ酸配列の疎水性分析を示す、第一次翻訳 生成物は、正確なアミノ末端は直接的なタンパク質配列決定なしには決定され得 ないけれども、予測される36.210KDのMrを有する。それはまた、表面 抗原のために予測されるように、そのN−末端で可能性ある疎水性シグナルペプ チドを有する。それは、P3Oが糖タンパク質であることを指摘する従来の結果 と一致する1つの予測されるN−グリコジル化部位(残基267)を有する。
最後に、それは、いづれの荷電された残基をも後に有さない疎水性C−末端を有 する。これは、明らかに、トクパノソーマにおける本来、報告されている工程の 診断に役立ち、そしてそれによって、疎水性ポリペプチドセグメントが糖脂質ア ンカーにより置換される。そのような工程は、現在、リーシュマニア及び7”” 2%ニア9Aの主要表面抗原のために生じることが知られている。
予測されたアミノ酸配列を用いて、臭化シアンフラグメントの大きさを予測する ことができる。そのデータは、2種の大フラグメントを示し、そしてその1つは チロシンを有する。
+!JによりラベルされたP2Oを用いて、臭化シアンは、いくつかの小さなフ ラグメントと共に、予測された大きさく11KD)の単一の大フラグメント(ポ リアクリルアミドゲル電気泳動により)を生成せしめる。さらに、そのポリペプ チド配列は、電荷−シフト免疫電気泳動によりP3Oについてこれまで指摘され たように、一般的にタンパク質についての実質的な疎水性を予測する。これらの 結果はさらに、組換え体がP3Oをコードすることを確認する。
推定上のp30遺伝子は、−倍体ゲツム当たり1つのコピーで存在し、そして1 .5kbのmRNAをコードする。ノザン分析のシグナル強度(そのバンドは0 .25時間で容易に明確になる)及びcDNAライブラリィ−におけるこの遺伝 子のためのcDNAO数(10,000個の組換えファージ当たり少なくとも2 0個のプラーク)に基づけば、それは、合計の細胞タンパク質の約3%で存在す るタンパク質に予測されるように多くの情報である。
B1反復道伝王旦土 ニーゴンジイの溶解物に対して生ぜしめられたマウス抗血清は、ポリクローナル 抗血清の利用の前、可能性ある抗原をコードする遺伝子を同定する手段として、 剪断されたゲノムライブラリィ−1λRHglをスクリーンするために使用され た。いくつかの組換え体が同定され、このほとんどは、ニーゴンジイゲノムに2 .2kbの並列反復体として存在する同じ遺伝子(ここでは、B1として任意に 言及される)を表わした。
部分的なcDNAクローン(ポリA末端を含む)は、λRHc2ライブラリィー から同定され、そして配列決定された。完全な読み取り枠の一部が同定され(少 なくとも1つのイントロンがゲノム及びcDNA配列を比較することからこれま で明らかである);転写の配向及び転写単位のおおよその末端点が示される。く り返しての試みにもかかわらず、抗血清に対する反応性〔そのような反応性は、 ファージリフト上で容易に再現できるが、しかし誘発された溶原体(lysog en)のウェスターンプロットにおいては決して観察されなかった〕を担当する 組換えファージの生成物を同定することはできなかった。この反応性の欠乏が、 47Yfでの抗原の同定を妨げた。なぜならば、細菌性生成物が精製のために同 定され得す、そして“抗体選択”が不成功であった(たぶん、血清中の抗−B1 抗体の不十分な結合活性及び/又は力価のためである)からである、有意には、 遺伝子は、分析される他のすべての4種のニーゴンジイ株(AIDS患者からの 最近の単離物を含む)のゲノム中に維持される(EcoRI消化物のサザンプロ ット分析により評価される場合)。
この遺伝子の反復性質は、ハイブリダイゼーションアッセイ、たとえば1987 年7月31日に提出された先願節080.479号に記載されるアッセイによる 直接的な診断のための標的としてのその利用性を増強する。
本明細書に言及されるすべての出版物及び特許出願は、本発明が関与する当業者 のレベルの表示である。すべての出版物及び特許出願を、引用により本明細書に 組込む。
本発明は、十分に説明されたけれども、請求の範囲内で修飾及び変更を行なうこ とができる。
国際調査報告 t++++vu喝鴫−ムーー1−一・  P:τ/LISξミ リ、旧84−− −−−−11−−−刺―阿−−1−Aee1g+++ie++11+*、P口τ /LIE99/QQε::pJ−PCT/υ58910OBE14 Search Ter+ns+ p 7且、 toxoplas+++osis 、 5equen−ces、 g@nes、 cloning、 vaccin es、 antigens。
peptides、 diagnosis、 1nvertor’s na+o e。
5equence  Databases  5earche+h  GD:E B八へX、  EMBL。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.DNA又はRNA分子であって、トキソプラズマゴンジイのp30又はB1 ペプチドをコードするヌクレオチド配列を含んで成るDNA又はRNA分子。
  2. 2.前記分子が、下記p30配列: 【配列があります】又は; 下記B1配列: 〔配列中、 Aはデオキシアデニルであり; Gはデオキシグアニルであり; Cはデオキシシトシルであり; Tはデオキシチミジルであり; JはA又はGであり; KはT又はCであり; LはA,T,C又はGであり; MはA,C又はTであり; 続くYがA又はGである場合、XはT又はCであり、そして続くYがC又はTで ある場合、Cであり;前のXがCである場合、YはA,G,C又はTであり、そ して前のXがTである場合、A又はGであり;続くZがG又はAである場合、W はC又はAであり、そして続くZがC又はTである場合、Cであり;前のWがC である場合、ZはA,G,C又はTであり、そして前のWがAである場合、A又 はGであり;続くSがA,G,C又はTである場合、QRはTCであり、そして 続くSがT又はCである場合、AGであり;前のQRがTCである場合、SはA ,G,C又はTであり、そして前のQRがAGである場合、T又はCであり;下 側の数字は、ヌクレオチド配列が遺伝子コードに対応するためのペプチド配列中 のアミノ酸位置(該アミノ酸位置はアミノ末端から数えられる)を示し;そして 上側の数字は、5′末端から測定されるヌクレオチド位置を示す〕から選択され る配列を含んで成る請求の範囲第1項記載の分子。
  3. 3.前記分子が、下記p30配列: 【配列があります】 を有する請求の範囲第2項記載の分子。
  4. 4.前記分子がRNAであり、そして前記p30配列に対応する配列又はp30 配列に補足的な配列を有する請求の範囲第3項記載の分子。
  5. 5.前記分子が前記B1配列を有する請求の範囲第2項記載の分子。
  6. 6.前記分子がRNAであり、そして前記B1配列に対応する配列又はB1配列 に補足的な配列を有する請求の範囲第5項記載の分子。
  7. 7.前記配列の先にプロモーター配列が存在する請求の範囲第1項記載の分子。
  8. 8.前記配列の少なくとも1つのコピーが機能的な組換えDNAベクターに存在 する請求の範囲第7項記載の分子。
  9. 9.前記配列が、β−ガル融合生成物をコードする配列の一部として存在する請 求の範囲第7項記載の分子。
  10. 10.遺伝子工学的に構成された微生物であって、請求の範囲第8項記載のベク ターを含んで成る微生物。
  11. 11.前記微生物がE.コリ株である請求の範囲第10項記載の微生物。
  12. 12.単離されたオリゴヌクレオチドであって、請求の範囲第2項記載のヌクレ オチド配列から選択された少なくとも10個の連続するヌクレオチドを含んで成 るオリゴヌクレオチド。
  13. 13.前記オリゴヌクレオチドがDNAである請求の範囲第12項記載のオリゴ ヌクレオチド。
  14. 14.前記オリゴヌクレオチドがRNAである請求の範囲第12項記載のオリゴ ヌクレオチド。
  15. 15.前記オリゴヌクレオチドが放射性ラベルされる請求の範囲第12項記載の オリゴヌクレオチド。
  16. 16.前記オリゴヌクレオチドが少なくとも14個の連続するヌクレオチドを含 んで成る請求の範囲第12項記載のオリゴヌクレオチド。
  17. 17.請求の範囲第1項記載のヌクレオチド配列によりコードされる遺伝子工学 的に構成されたペプチド。
  18. 18.前記ペプチドがグリコシル化されていない請求の範囲第17項記載のペプ チド。
  19. 19.請求の範囲第12項記載のヌクレオチド配列によりコードされる遺伝子工 学的に構成されたペプチドであって、トキソプラズマゴンジイの抗原と免疫学的 に交差反応するペプチド。
JP1503346A 1988-03-09 1989-03-03 トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子 Pending JPH02503633A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16638488A 1988-03-09 1988-03-09
US166,384 1988-03-09

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010737A Division JPH10210991A (ja) 1988-03-09 1998-01-22 トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02503633A true JPH02503633A (ja) 1990-11-01

Family

ID=22603069

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1503346A Pending JPH02503633A (ja) 1988-03-09 1989-03-03 トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子
JP10010737A Pending JPH10210991A (ja) 1988-03-09 1998-01-22 トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010737A Pending JPH10210991A (ja) 1988-03-09 1998-01-22 トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子

Country Status (7)

Country Link
US (2) US5629414A (ja)
EP (1) EP0373192B1 (ja)
JP (2) JPH02503633A (ja)
AT (1) ATE139260T1 (ja)
DE (1) DE68926658T2 (ja)
SG (1) SG48953A1 (ja)
WO (1) WO1989008700A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3940598A1 (de) * 1989-12-08 1991-06-13 Behringwerke Ag Toxoplasma gondii-antigene, ihre herstellung und ihre verwendung
US5215917A (en) * 1989-11-03 1993-06-01 Research Institute Of Palo Alto Medical Foundation Nucleotide sequence encoding the Toxoplasma gondii P22 gene
US5665542A (en) * 1989-11-03 1997-09-09 Research Institute Of Palo Alto Medical Foundation Toxoplasma gondii P28 gene and methods for its use
US5578453A (en) * 1990-08-10 1996-11-26 The Flinders University Of South Australia Cloning and expression of toxoplasma antigens and use of recombinant antigens
US5726152A (en) 1990-09-21 1998-03-10 Merck & Co., Inc. Vascular endothelial cell growth factor II
FR2692282B1 (fr) * 1992-06-15 1995-07-13 Pasteur Institut Clonage du gene codant pour la proteine gp28.5 de t. gondii; fragments peptidiques issus de ladite proteine et leurs applications.
FR2722508B1 (fr) * 1994-07-13 1996-10-04 Transgene Sa Cassette d'expression d'une proteine p30 de toxoplasma gondii
ZA958366B (en) * 1994-10-06 1996-04-24 Akzo Nobel Nv New toxoplasma gondii antigens
FR2729960A1 (fr) * 1995-01-30 1996-08-02 Bio Merieux Polypeptides mimotopes de toxoplasma gondii et applications
US6399077B1 (en) * 1996-08-09 2002-06-04 Trustees Of Dartmouth College Method of augmenting T cell-mediated immunity against Toxoplasma gondii
US6993912B2 (en) * 2003-01-23 2006-02-07 Pratt & Whitney Canada Corp. Ultra low Nox emissions combustion system for gas turbine engines
CN101137674A (zh) 2005-03-08 2008-03-05 肯顿有限公司 刚地弓形虫的嵌合重组抗原
WO2014153092A1 (en) 2013-03-14 2014-09-25 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Capillary barriers for staged loading of microfluidic devices
SG11201806190TA (en) 2016-01-29 2018-08-30 Purigen Biosystems Inc Isotachophoresis for purification of nucleic acids
JP7203106B2 (ja) 2017-08-02 2023-01-12 ピュリゲン バイオシステムズ インコーポレイテッド 等速電気泳動のためのシステム、装置および方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4358535A (en) * 1980-12-08 1982-11-09 Board Of Regents Of The University Of Washington Specific DNA probes in diagnostic microbiology
FR2618680B1 (fr) * 1987-07-31 1990-05-11 Pasteur Institut Antigenes d'excretion-secretion specifiques de toxoplasma gondii, leurs produits d'expression, leur procede d'obtention et leurs applications diagnostiques et prophylactiques
FR2633309B1 (fr) * 1988-06-24 1992-04-24 Pasteur Institut Sequence d'adn codant pour la proteine p30 de toxoplasma gondii, produits d'expression de cette sequence, leurs procedes d'obtention et leurs applications

Non-Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
EXPREIMENT PARASITOL=1987 *
J IMMUNOL METHODS=1985 *
J IMMUNOL=1983 *
J IMMUNOL=1985 *
PROC NATL ACAD SCI USA=1985 *
PROC NATL ACAD SCI USA=1994 *
UCLA SYMPOSIUM ON MOLECULAR AND CELLULAR BIOLOGY=1987 *

Also Published As

Publication number Publication date
SG48953A1 (en) 1998-05-18
EP0373192A1 (en) 1990-06-20
EP0373192B1 (en) 1996-06-12
EP0373192A4 (en) 1990-09-05
DE68926658D1 (de) 1996-07-18
DE68926658T2 (de) 1996-11-28
US5859196A (en) 1999-01-12
JPH10210991A (ja) 1998-08-11
WO1989008700A1 (en) 1989-09-21
US5629414A (en) 1997-05-13
ATE139260T1 (de) 1996-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02503633A (ja) トキソプラスマ症のための診断上の遺伝子
KR100217483B1 (ko) C형 간염 바이러스 에피토프
CA1341439C (en) Feline t-lymphotropic lentivirus
JPH07504565A (ja) ワクチンおよび診断に有用なHelicobacterpyloriタンパク質
KR100204438B1 (ko) 치킨 아네미아 바이러스 백신 및 진단방법
KR870010189A (ko) HTLV-Ⅲgag/ env 유전자 단백질의 발현 및 정제
EP0205579A1 (en) METHODS AND COMPOSITIONS USEFUL FOR THE DIAGNOSIS AND TREATMENT OF AUTOIMMUNE DISEASES.
JP2002515763A (ja) Ehrlichia感染の診断および処置のための化合物および方法
EP0787139B1 (en) Synthetic peptides and vaccines comprising same
JPH08504096A (ja) E型肝炎パキスタン株の組換えタンパク質ならびに診断法およびワクチンにおけるそれらの利用
JPH06504195A (ja) 鶏貧血症ウィルス(cav)組換え核酸、それを含むcav診断キット、および原核細胞または真核細胞、ならびにcav2本鎖dnaの製造方法
Kilejian et al. Histidine-rich domain of the knob protein of the human malaria parasite Plasmodium falciparum.
Verheijen et al. A recombinant topoisomerase I used for autoantibody detection in sera from patients with systemic sclerosis
KR20090126256A (ko) 인간 거대세포바이러스(hcmv)의 재조합 항원
KR930702942A (ko) 재조합 고양이 코로나바이러스 에스 단백질
AU721832B2 (en) Reading frame independent epitope tagging
JPH022399A (ja) 抗原の同定法、そのアッセイ法及びそれを含むワクチン
EP0699688A2 (en) Chlamydia pneumoniae specific monoclonal antibodies and their diagnostic use
US5429922A (en) Composition and method for distinguishing virulent and non-virulent toxoplasma infections
JP3262273B2 (ja) ブタコレラを含むペスチウイルス感染の如き感染に対する保護法、ヌクレオチド配列およびワクチンの開発および診断に使用されるポリペプチド
WO1992011370A2 (de) Von proteinen des hepatitis c-virus abgeleitete polypeptide und deren verwendung
WO1988002757A1 (en) Hybrid proteins or polypeptides
Taylor et al. Molecular cloning of schistosome genes
US5215917A (en) Nucleotide sequence encoding the Toxoplasma gondii P22 gene
WO1987006940A1 (en) ASSAYS AND ANTIBODIES FOR N-myc PROTEINS