JPH02502802A - トルクレンチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ６、（ａ）前記ハウジング（１０）は重なり合った第１・第２部材（１４，２０ ）の全体の高さより高くなっており、（ｂ）前記ハウジングは０）の開放端の領 域において、前記第２部材（２０）とハウジング（１０）の内壁の幅広面との間 に前記第２部材（２０）の長さと比較して短い四角形の板（４６）が差し込まれ 、ハウジング（１０）内に固定されていることを特徴とする請求の範囲第１項か ら第４項のいずれかに記載のトルクレンチ。

からトルクレンチによって締め付けることが望まれていトルクレンチ 本発明は、事前設定されたトルクに達した際に音響的で怒知可能な信号を与える 、特に車輪ナツトの締め付けのためのトルクレンチに関する。

る、そのようなトルクレンチは、車載工具として車両に積み込むことができるよ うに、簡単で、場所をとらず、安価なものにする必要がある。

本発明は、このことから、簡単で、場所をとらず、コスト的に優れたトルクレン チを提供し、車輪ナツトやその種のもののしっかりした締結のために必要なトル クを難なく与えることができることをその課題としている。

本発明によれば、この課題は請求の範囲第１項の特徴記載部に示された特徴によ って解決される。

本発明によるこのトルクレンチは構造的に大変簡単であり、その結果安く製造す ることができる。入れ予成にしまい込むことができ、しまい込まれた状態ではあ まりスペースをとらない。また、第１部材と第２部材を引き出した場合にレバー アームは十分な長さとなり、車輪ナツトを締めるために必要なトルクを難な（得 ることができる。そのトルクはハウジングからスナップ装置を介して第２部材に そしてそこから四角体そして工具へと伝達される。事前設定されたトルクに達す るとスナップ装置が動作する。第１部材とハウジングは第２部材に比べて小さな 揺動運動を行う。このことは使用者には瞬間的な動きとして感じられる。そのほ か第２部材がハウジングに衝突して、音響的信号を発する。

本発明の本質的な利点は、スナップ装置が事前設定されたトルクで常に反応し、 しかもこれがこのトルクレンチが引き込んでいても伸張していても或はその中間 位置にあっても関係ないことにある。

本発明の実施形態は請求の範囲の従属項に示されている。

本発明の実施例が次に添付図面の参照番号を付けて詳説される。

第１図はトルクレンチの側面図であり、部分的に引き出された状態である。

第２図は平面図であり、部分的に断面で示されている。

第３図は摺動部材の拡大図である。

第４図はスナップ装置を示している。

第５図はスナップ装置の変形例である。

このトルクレンチは平らな四角形のハウジング１０を備えている。ハウジング１ ０は、第１図と第２図において右側の端部のところは閉鎖されており、左側の端 部のところは開放されている。右側の端部のこのハウジング１０上に合成物質製 の握り部１２が備えられている。つまり、ハウジング１０はトルクレンチの握り を形成している。ハウジング１０内には長く延びた平らな、基本的に四角で断面 四角形の第１部材１４が配設されている。

第１部材１４は長手へり１６．１８でもってハウジング１０内に幾何形状的にそ して入れ予成に案内される。第１部材１４には断面四角形状の長く延びた平らな 第２部材を備えている。第２部材２０は第１部材１４よりわずかに小さい幅とな っている。第２図では第２部材の長手へりは２２と２４で示されている。第２部 材２０のハウジング１０から突出した端部のところで四角体２６を固定しており 、この四角体に、（ここでは図示されていない）工具が装着される。この工具は トルクレンチ使用時に車輪ナツトやその種のものに係合する。第２部材２０は四 角体２６と直線状に並んだ揺動軸受２８により揺動可能に第１部材１４に枢支さ れている。

詳細に述べると、四角体２６はソケット３０に設けられている。このソケットは ピン３２を備えている。このビン３２は第１・第２部材１４．１５の一直線に並 んだ孔３４．３６を貫通して延びている。ソケット３０との反対側でピン３２に リング板３８がはめられている。ソケット３０は４０のところで第２部材２０に 溶接されている。ビン３２の端部はリング板３８を介して係合するように加工さ れている。第２部材２０はリベット接合によって第１部材１４に揺動可能に枢支 されている。四角体２６には通常の方法でノツチ４２を設けてあり、これにより 工具が四角体に保持される。

第１図から明らかなように、ハウジング１０は第１図の側面図において重なり合 った第１・第２部材１４．２０の全体の高さより高くなっている。ハウジング１ ０の左側の開放端の領域において、第２部材２０とハウジング１０の内壁の幅広 面４４との間に第２部材２０の長さと比較して短い四角形の板４６が差し込まれ 、ハウジング１０内に固定されている。この固定は、この板４６にハウジング壁 の凸部５０の係合する穴４８を設けることによって行われる。

バネ付勢スナップ手段は第２部材２０の長手方向に対して傾斜した斜面５２と５ ３を備えている。この斜面５２と５３は、第２部材２０の長手方向に摺動する摺 動部材５４に設けられている。さらにスナップ手段は摺動部材５４に対して第２ 部材２０の長手方向に作用する付勢バネ５６を備えている。第２部材２０には、 バネ５６の作用方向に位置している接当面５８が設けられている。

この接当面５８にはローラ６０が接当する。ローラ６０はバネ５６により、摺動 部材５４を介してハウジング１０の隣接する内壁６４に押し付けられている。こ のことによって第２部材２０はそのへり２４で、ハウジング１０の向い合った内 壁６６との接当状態が保たれる。

生じたトルクは、握り部１２によってハウジング１０を介してローラ６０に、そ してローラから摺動部材５４に伝達される。摺動部材５４は、最初は、バネ５６ によって付勢されているので、変位しない。トルクが第２部材２０に伝達され、 これより四角体２６と（図示されていない）工具を介して締め付けられるべき車 輪ナツトに伝達される。

トルクがバネ５６の付勢力と摺動部材５４に対するローラ６０の位置によって事 前設定された値を越えると、摺動部材５４がバネ５６の作用に対して変位する。

第２部材２０は、ハウジング１０の内壁６４に衝突し音響信号や感知信号を生成 する。

詳説すると、第２部材２０はその内側の前記ハウジング内に延びている端部の領 域に側部切り欠き部６８を設けている。この切り欠き部は接当面５８とこの接当 面５日に向き合っているバネ支え面７０とそして接当面５８とバネ支え面７０と の間を第２部材の長手方向に延びている案内面７２によって区画されている。摺 動部材５４は角柱状の頭部７４を備えている。頭部７４のところには傾斜面５２ と５３がその側面として設けられているのである。この頭部７４の他の側面７６ が案内面７２　　　　　′に接当している。付勢バネ５６は一方ではバネ支え面 ７０にそして他方では角柱状頭部７２の側面７８に当たっている。バネ支え面７ ０の領域において第２部材内に横孔８０が設けられている。この横穴８０は、バ ネ支え面から削られており、前記切り欠き部６８の方に開口している。頭部７４ のところにはバネ５６に挿入される軸８２が装備され、切削された横穴に突入し ている。この軸８２によってバネ５６はガイドされる。スナップ装置の解放時、 つまりローラ６０が頭部７２を解き離した場合、この切り欠かれた横穴８０は軸 ８２がバネ支え面７０に対しての変位を限定する。

第２部材２０には孔８４が設けられている。この孔８４にはピン８６が装着され ている。こ°のピン８６が第１・第２部材１４．２０を引き出す際板４６の端面 に接当し、伸縮移動を制限する。

スナップ装置の作用は、第３図と第４図からよく理解される。第３図から明らか なように、傾斜面５２と５３はへり８８を形成している。傾斜面５２は比較的緩 やかになっている。これは摺動部材５４の長手方向に対して垂直な面９０に対し て５０°の角度となっている。これに対して、傾斜面５３は比較的勾配がきつく なっている。

これは面９０に対して２０°の角度となっている。ローラ６０はへり８８に接当 している。内壁６４を介して力Ｐがローラ６０に及ぼされる。この力Ｐはバネ５ ６の力Ｆに対抗する。二〇力Ｆによって力Ｐに抗してローラ６０に及ぼされる分 力が小さくなればなるほど、ローラ６０は、バネ５６の作用に抗して摺動部材５ ４が変位する際、第４図の下方方向に摺動部材５４と接当面５８との間の空間へ 入り込む。ローラ６０の軸芯９２がへり８８の高さの位置にある場合、バネ５６ は力Ｐに対抗する分力をローラ６０に及ぼさなくなる。一度バネ５６の力をロー ラ６０に作用する力Ｐが上回り、このローラ６０が第４図の下方へ移動すると、 その対抗力は漸進的に小さくなる。スナップ作用が生じると、ローラ６０及び結 果的には第２部材２０が衝撃的に新しい位置に移動する。これはトグルリンク機 構で起きる効果と同様のものである。

傾斜面５２はへり８８の形態に対する精度の要求を緩やかなものとしている。バ ネ５６を変位させる力Ｐがまず、図示されたようにローラ６０が接当する傾斜面 ５２の傾斜によって定められる。バネ５６と摺動部材５４が変位するとローラ６ ０がへり８８上を転動し、その際いわゆる“トグルリンク効果”が生じる。傾斜 面５３は、力Ｐがなくなった後、ローラ６０がバネ５６の作用により再びその出 発位置に戻るのを確実にする。

第４図に示された構成に代えて、第５図に示されたスナップ装置を設けることも できる。このスナップ装置の場合傾斜面が備えられておらず、第４図のへり８８ の相当するへり９４が備えられている。この場合も前述のトグルリンク効果が生 じる。

このスナップ装置はローラ６０に所定の力が及ぼされた際に応答する。この力は 固定したレバーアーム、つまりローラ６０とピン３２の軸芯との間の距離に対し て作用する。力にレバーアームの長さを乗じるとトルクとなり、そのトルクによ ってスナップ装置が働き、音響的で感知可能な信号を発する。このことは、第１ 部材１４と第２部材２０がハウジング１０に入り込んでいるとかあるいは完全に または部分的にハウジング１０から引き出されているかどうかには関係しない。

その結果、使用者のために有効なレバーアームの長さを適切に合わせることがで き、このことが事前設定された”目標トルク”に影響を与えることはない。例え ば、ハウジング１０から部材１４と２０を完全に引き出していないことによりス ナップ装置が間違ったトルクで働き、その結果車輪ナツトが間違ったトルクで不 正に締め付けられることはなくなる。

国際調査報告 １ｍ＋＋ｍ＋ｌＡ＋＋Ｉｋ＋＋＋＋１＋　ＰｃＴ／ＥＰ８Ｂ１００２２８□＾− 、ＰＣＴ／ＥＰ８８１００２ヱし国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．事前設定されたトルクに達した際に音響的で感知可能な信号を与えるトルク レンチ、特に車輪ナットの締め付けのためのトルクレンチにおいて、（ａ）握り を形成する平らで四角形状のハウジング（１０）、（ｂ）四角形断面を有して長 く延びた平らな第１部材、これはその長手へりでもって前記ハウジング（１０） 内で幾何形状的にそして入れ子状に案内される、（ｃ）四角形断面を有して長く 延びた平らな第２部材、これは前記第１部材（１４）よりわずかに小さい幅を有 し前記第１部材に接当している、 （ｄ）工具を装着する四角体（２６）、これは前記第２部材（２０）の前記ハウ ジング（１０）から突出した端部に固定されその面に対し垂直に突き出している 、（ｅ）前記四角体（２６）に直線状に並んだ揺動軸受、これにより前記第２部 材（２０）が前記第１部材（１４）に揺動自在に支持される、 （ｆ）事前設定されたトルクで信号を発するとともにバネ付勢された前記ハウジ ング（１０）内のスナップ装置、これによって前記両部材（１４、２０）が事前 設定された相対位置に保持される、を特徴とするトルクレンチ。 ２．前記バネ付勢されたスナップ装置が、（ａ）前記第２部材（２０）に長手方 向移動可能にガイドされる摺動部材（５４）、 （ｂ）前記第２部材（２０）の長手方向で前記摺動部材（５４）に作用するとと もにバイアスを与えられたバネ（５６）、 （ｃ）前記第２部材（２０）に形成されるとともにバネ（５６）の作用方向に位 置している接当面（５８）、（ｄ）前記第２部材（２０）の反対側の面が前記ハ ウジング（１０）の向き合った面との接当状態を維持し、その際、事前設定され たトルク値を越えた場合に前記摺動部材がバネ（５６）の作用に抗して変位し、 前記第２部材（２０）は音響的で感知可能な信号を発しながらハウジング（１０ ）の内壁に接当するために、前記接当面（５８）に接当するとともに前記摺動部 材（５４）を介してバネ（５６）によって前記第２部材（２０）の側面のところ でハウジング（１０）の隣接する内壁（６４）に押し付けられるローラ体（６０ ）、を備えたことを特徴とする請求の範囲第１項に記載のトルクレンチ。 ３．前記摺動部材（５４）は互いにつながっている２つの傾斜面（５２、５３） を備えており、これらの傾斜面は摺動部材（５４）の移動方向に対して異なった 傾斜を有し、へり（８８）を形成することと特徴とする請求の範囲第２項に記載 のトルクレンチ。。４．（ａ）前記第２部材（２０）はその内側の前記ハウジン グ（１０）内に延びている端部の領域に側部切り欠き部（６８）を設けており、 この切り欠き部は接当面（５８）とこの接当面に向き合っているバネ支え面（７ ０）とそして前記第２部材（２０）の長手方向に延びている案内面（７２）によ って区画されおり、（ｂ）前記摺動部材（５４）の角柱状の頭部（７４）のとこ ろに前記傾斜面（５２、５３）が設けられており、この頭部の他の側面が前記案 内面（７２）に接当しており、（ｃ）前記バイアスされたバネ（５６）は一方で はバネ支え面（７０）にそして他方では角柱状頭部（７２）の他の側面（７８） に接当している、 ことを特徴とする請求の範囲第３項に記載のトルクレンチ。 ５．（ａ）前記バネ支え面（７０）の領域において第２部材（２０）内に横孔（ ８０）が設けられ、この横穴はバネ支え面（７０）から削られており、 （ｂ）前記頭部７４のところには前記バネ（５６）に内嵌される軸（８２）が装 備され、切削された横穴（８０）に突入している、 ことを特徴とする請求の範囲第３項に記載のトルクレンチ。 ６．（ａ）前記ハウジング（１０）は重なり合った第１・第２部材（１４，２０ ）の全体の高さより高くなっており、（ｂ）前記ハウジング（１０）の開放端の 領域において、前記第２部材（２０）とハウジング（１０）の内壁の幅広面との 間に前記第２部材（２０）の長さと比較して短い四角形の板（４６）が差し込ま れ、ハウジング（１０）内に固定されていることを特徴とする請求の範囲第１項 から第４項のいずれかに記載のトルクレンチ。