JPH02502225A - シートの束の循環再配列装置 - Google Patents

シートの束の循環再配列装置

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JPH02502225A
JPH02502225A JP63509437A JP50943788A JPH02502225A JP H02502225 A JPH02502225 A JP H02502225A JP 63509437 A JP63509437 A JP 63509437A JP 50943788 A JP50943788 A JP 50943788A JP H02502225 A JPH02502225 A JP H02502225A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シートの束の循環再配列装置 〔技術分野〕 本発明は名目上の厚さが等しく実質的に長方形のシートの束を循環再配列する装 置に関し、請求項1の「おいてjの前段に述べた特徴を有する装置に関する。
〔背景技術〕
このような装置を短縮して以下「シートチェンジャ」という。このような装置は 、国際公開公報間86103019.11086103018.1108610 3022、 NO86103026、圓ロ 86103028  、 NO86 103029、11086103030の各明細書および図面に示されている。
公知の装置は、覗き窓が設けられて第一のフレーム部を形成するハウジングと、 第二のフレーム部を形成する滑動部材とを備える。
ハウジングに固定的に設けられた段差と、滑動部材に設けられた分離器と呼ばれ る内側横断部材とにより、分離素子が構成される。ハウジングに取り付けられた バネの鉤状の構造をした自由端により供給手段が構成され、これが段差から最も 離れた位置のシートの端に引っ掛かる。ハウジング内には固定的に配置された保 持皮膜が滑動部材の移動方向に沿って設けられ、この皮膜に対して、滑動部材に 取りつけられた小ローラが分離されたシートを押しつけることにより、このシー トがハウジング内に保持される。分離器はまた保持手段としても動作し、滑動部 材内の残りの東を保持する。ハウジング内に取りつけられたバネアームの自由端 により誘導手段が構成される。この手段は、滑動部材が引かれたときに分離され たシートを保持皮膜から持ち上げ、それを分離器により設定される戻りスロット の前面に導く。ハウジング内に取りつけられたバネアーム、すなわち、供給手段 の一対のバネと、誘導手段を形成する一対のバネアームとの自由端により、押し つけ装置が形成される。バネアームは、それぞれの位置により、滑動部材の相対 的な移動に対して制御され、解放され、押しつけられる。
滑動部材を挿入すると、東は、滑動部材に覗き窓と平行に設けられた棚状突起の 上に置かれる。棚状突起は保持皮膜に近い側の高さではなく覗き窓に近い側の高 さを設定し、滑動部材の再挿入時には束を保持皮膜から離しておく。分離器は、 滑動部材を引き抜くときに、分離されたシートに加えて束の残りの部分からそれ 以上のシートを分離できないように設計されている。さらに詳しい構造について は、上述した公報に示されている。
公知の写真チェンジャは機能的には問題がない。しかし、二つの点で改良が必要 である。
第一に、多数の機能的部品が必要なため、これらを別々に製造しなければならず 、それが正常に動作するどうかは組み立てるまでわからない。第二に、滑動部材 によりバネ機能を制御しているため、引き抜き経路で、使用者が明確に感じる程 度の種々の摩擦状態が生じる。
本発明は以上の点についてシートチェンジャを改善し、製造が容易で、しかも、 引き抜き経路にわたって摩擦を最小にし、フレーム部の相対移動が基本的に均一 または少なくとも緩やかに変化させることができるようにすることを目的とする 。
〔発明の開示〕
この問題は、請求の範囲に示した特徴により解決される。
本発明の第一の観点によると、押しつけ装置はバネにより保持され滑動部材の移 動方向に延びるレール素子を備える。
本発明の第二の観点によると、一方の分離素子が一方のフレーム部に安定に取り 付けられ、他方の分離素子が他方のフレーム部に設けられる。滑動部材を引き抜 くときの分離されたシートの通り道は、上記他方の分離素子により一方の側が制 限される。通過ギャップは、上記他方の分離素子とは反対側の、バネにより保持 される少なくとも一つのレール素子により制限される。
本発明の第三の観点によると、押しつけ装置および運搬装置は、物理的に分離さ れ、移動する滑動部材の制御により動作または停止に切り換えられる。
本発明の他の観点によると、押しつけ装置および分離されたシートをハウジング 内に保持する手段は、別々に製造されたアセンブリに物理的に接続される。
本発明の概念には、従来例に比較して多数の利点がある。従来のシートチェンジ ャでは、バネ機能の制御は滑動部材がそれらのバネの上を走行することにより行 われていた。これに対して本発明では、ハウジング内に設けられた部品により固 定されたり、その部品から解除されたりする。このレール素子はさらに、分離器 との相互作用により束の残りの部分から第二のシートが分離されることを防止す る一体成形素子を備えることができる。レールにはまた、供給手段としての突起 が一体成形することができる。保持皮膜をレール上に配置し、これとともに、滑 動部材を再挿入したときに保持皮膜から離れた東の残りの部分を保持する保持手 段を設けることができる。
他の機能素子をレールに設けることもでき、例えば、シートの東をシートチェン ジャ内に入れたときにそのシートが押しつけ装置の下に入り込むことを防止する ブロック装置を設けることができる。レールにはまた、分離されたシートのため に別の制御可能な運搬器を設けることもできる。
本発明の他の特徴および利点は従属請求項および例示した実施例の説明により明 らかになる。
本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。
〔図面の簡単な説明〕
第1図はバネ付レールおよびハウジング構成部品の斜視図。
第2図は分離シューと協力的に動作するレールの領域を模式的に示す断面図。
第3図は分離シューの長手方向の断面図。
第3a図は分離シコーの斜視図。
第4図は滑動部材の移動方向に直角でこの滑動部材の幅を横切る方向の断面図。
第5図は滑動部材の挿入時における状態を示す第2図と同様の図。
第6図は分離シューが挿入されたときの一部の高さを示す第5図と同様の図。
第7図はチェンジャ内に数枚のシートだけしか収容していない場合のシューおよ びレールの位置を示す側面図。
第8図は滑動部材を挿入したときの各部品の相対位置を示す長手方向の断面図。
第9図は引き抜きの開始を示す図。
第10図はいくらか後の状態を示す図。
第11図は分離器とレールとの協力動作による再配列行程の初期状態を詳細に示 す長手方向の断面図。
第12図は次の状態を同様に示す図。
第13図はさらに次の状態を示す図。
第14図はその次の状態を示す図。
第15図は次の状態を示す図。
第16図は滑動部材を引き出したときの各部品の相対的位置を示す前と同等の図 。
第17図はレールに対する分離器の終端位置の詳細を示す図。
第18図ないし第20図はそれぞれ第8図、第16図および第15図に対応する 別のレールの構成を示す図。
第21図は第18図ないし第20図に示したレールの前端を示す図。
第22図はチェンジャを閉じた状態における長手方向の断面によりハウジングの 構造を示す図。
第23図は第22図の断面に直角な部分断面図であり、第22図に比較して拡大 して示す図。
第24図ないし第29図はチェンジャの異なる状態および動作モードにおける周 囲のバネの働きを示す図。
第30図および第31図は分離されたシートを保持する手段の他の形態における 動作モードの二つの状態を示す図。
第32図ないし第34図は分離されたシートを保持する手段の別の構成を示す図 。
第35図ないし第37図は東金体を取り出すための放出素子についての互いに直 交する二つの面における部分断面図。
第38図および第39図はこの素子の動作モードを示す長手方向の断面図。
第40図はチェンジャの一般的な動作を示すための斜視図。
第41a図および第41b図は湾曲したシートによって生じる問題を示す図。
第41 C図および第42図はこの問題を除去するためのレールの形態を示す図 。
第43図ないし第46図は修正した形態のレールの他端における置換(循環再配 列)行程の開始の四つの状態を示す図。
第47図は修正した形態の実施例のレール固定装置の部分斜視図。
第48図はフレーム部を互いに押したときに協力動作する部分の位置を示す鉛直 方向の断面図。
第49図はフレーム部を部分的に引き離した状態の同様の図。
第50図は置換行程を無効にするための部品の部分斜視図。
第50a図はレール、分離器および滑動部材の協力動作を示す部分斜視図。
第51図は第50図に示したレール内に挿入される折れ曲がりワイヤ部の斜視図 。
第52図は折れ曲がりワイヤ部の取付けを示す図。
第53図は無効化部材の動作モードを大きく拡大して示す図。
第54図はワイヤ部材の位置および取付けを示すレールの断面図。
第55図ないし第58図は装置の四つの無効状態を示す図。
第59図はハウジングの底の平面図であり、無効化装置の構成を示す図。
第60図は第59図の線60−60の高さにおける断面図。
第61A図ないし第61C図は無効化装置の動作を詳細に示す図。
第62図は他の修正された実施例の部分拡大断面図。
第63図および第64図は滑動部材の引き抜き開始における動作を示す図。
第65図は他の形態の実施例についての第62図と同等の図。
第66図はさらに別の例についての同等の図。
〔発明を実施するための最良の形態〕
第40図に示したチェンジャは、従来の写真用額縁と同様に、吊り下げたり、立 てたりすることができる。このチェンジャはハウジング100を備え、このハウ ジング100の天井側(本明細書において、「天井」、「上」、「底」の用語は ハウジングに対する位置を示し、室内おけるチェンジャの配置については考慮し ないことにする)には、透明な覗き窓102を備える。この覗き窓と平行に、ハ ウジングから滑動部材104を引き出すことができ、ハウジング内に挿入できる 。滑動部材が前後にそれぞれ完全に移動する毎に、シートチェンジャの通常動作 が行われる。すなわち、滑動部材を引き抜くときには束の最も下のシートをハウ ジング内に保持し、その一方で滑動部材により束の残りをハウジングの外に運び 、滑動部材を再挿入するときには束から分離されたシートを残りの束の上に積む ことにより、チェンジャに収容されたシートの東、例えば写真の東が循環再配列 される。ハウジングの内側には束に対して押しつけ力を発生する装置が設けられ 、滑動部材が挿入されたときに東を上方向に押し、滑動部材が引き抜かれたとき に東を下方向に押す。これは、滑動部材の内奥に設けられた横断部材により行わ れる。この横断部材は、東から一枚のシートを分離することから、「分離器」と 呼ばれる。滑動部材はさらに、断面形状がL字型の二つの平行な横方向バー10 6と、前部108とを備える。滑動部材が下に開いているので、ハウジングに固 定されたバネ装置は、滑動部の横方向バーにより運ばれるシートに作用すること ができる。
第1図はハウジングの底板110を示す。この底板110にはスタンドを収容す る溝111が設けられ、このスタンドを溝111に収容したり出したりすること ができ、チェンジャを立てて使用することができる。シートの東(図示せず)は 、滑動部材104が完全に挿入されるまで、ハウジング内に設けられた覗き窓1 02の方向に、押しつけ装置により押しつけられる。
押しつけ装置は互いに平行な二つのレール112を滑動部材104の移動方向と 平行に備え、それぞれのレール112はその関連する板バネ114に固定される 。レールはプラスチック材料により射出成形されζ板バネ114に固定するため のリベット突起116を備える。組立時には、このリベット突起116を金属製 板バネの対応する開口に押し込み、その裏側を変形させて拡げる。板バネ114 の一端はハウジングの底110に設けられた位置決めベグ11g上に配置され、 板バネ114の他端、すなわち自由端は、ハウジングの底に設けられた溝120 の壁により横から保持されるが、レールの長手方向に移動できる (し、「横断 方向」とは長手方向に直交する方向をいう)。板バネは上側にアーチを描くよう に反り、レール112はそのほぼ中央に固定される。二つのレールとそれに関連 するバネおよびハウジング部はチェンジャの中央面に対して鏡面対称なので、押 しっけ装置の半分についてのみ詳しく説明する。
レール112の内側端(「内側」とは「滑動部材の前面から離れた」ことをいい 、「外側」とは「滑動部材が通過するハウジング開口に近い」ことをいう)には フォーク状の延長部が設けられ、滑動部材104を引き抜くとき分離器122は 、二つの外側フォーク状延長R124の上を走行して、板バネ114のカに逆ら ってレール112を下側に押しつける。このきき、レール112により保持され たシートの東(第10図)もまた覗き窓から離れる方向に移動し、分離器が、レ ールに固持された最も下のシート以外の東を外側に運ぶ。このために、以下のス テップによって行われる。
レールの外側端の近くには直立突起126が一体形成され、この直立突起126 が東の最も下側のシートを保持し、これらの束が分離器の移動により遮られる。
レールの内側端の近くには、ハウジングの底110でフォーク状延長部1240 両側に、直立した狭いレール128が一体成形されている。このレール128に はハウジングの底と平行な保持面130が設けられ、これと平行にブロック面1 32が設けられる。二つの面は互いに段差134により分離される。レール11 2が分離器により下に押しつけられると、束の最も下側のシートの内側端が保持 面130に当たる。段差134は一枚のシートの厚さより高いが、二枚のシート の厚さより低く、最も下のシートが段差を越えることができず、分離器がこのシ ートの上を通過する。この一方で下から二番目のシートは、分離器により運ばれ 、突起126を滑り越える。
分離器のレールに面した側にはバネによる負荷が加えられたシュー136が設け られ、このシュー136には小ローラ138が取り付けられている。この詳細に ついては後述する。小ローラ138は、その幅がそれぞれのレールの中央に配置 された保持カバー帯1400幅とほぼ等しい。
保持カバーは、置換(再配列)すべきシートの材料との摩擦係数がシート材料ど うしの摩擦係数に比べてかなり大きい(すなわち、最も下のシートと保持カバー との間の摩擦が、最も下のシートと東向でそれに隣接するシートとの間の摩擦に 比較して非常に大きい)材料で形成される。保持カバーは、レール材料を単に粗 面に加工したものでもよく、エラストマその他の特別の材料を用いてもよい。
下側から動作するバネ1140力は、最も下側のシートを保持カバーとともに対 応する小ローラの方向に押しっけ、これによりシートがしっかりと保持される。
第2図に示したレールの断面図は、二つの直立リブ142の動作を明らかにする 。第2図に(誇張して)示すように、保持カバーの上側はリブによって設定され る面に対して凹んでおり、ここに分離されたシートが配置され、小ローラにより 変形させられる。これは、滑動部材の戻り移動のために重要であり、その間に、 分離されたシートが覗き窓に近い上の位置に配置され、東の残りの部分がレール に沿ってハウジング内に運ばれる。このとき、分離器の小ローラは保持カバーの 上を前面まで走行する(第6図)。一方、東の残りの部分で新しく最も下となっ たシートは、リブ142により保持カバーから離されて保持され、東の残りの部 分の再挿入を妨げることがない(第5図)。
第6図に示すように、小ローラ138の幅はシュー136より狭い。
シュー136の幅は、滑動部材を完全に挿入したときにフォーク状延長部124 0間に挟まれ、しかも保持カバーが終端するレールの中央舌状部144の両側お よびブロック面132の上に配置されるに十分な幅である。また、滑動部材を引 き出したときには、シュー136は上述の各部品の上に配置される。そして、シ ューと保持面とにより、一枚のシートを分離するためのスロットが設定される。
スロットの高さは段差134により設定される。分離されたシートの一端が通過 スロット内に入ると、小ローラが舌状部144の自由端に設けられた傾斜端14 6上を静かに登る。さらに正確には、シューの両側の部分の分離器がフォーク状 延長部124の厚い終端部146′に当接すると、これによりレールが「あまり に還く」に押し下げられるため、舌状部の位置が小ローラから離れる。
第3図および第3a図に示したように、シー−136は、小ローラとともに、分 離器内を誘導されて移動する部品として形成される。
移動する部品を形成する。小ローラは金属製であることが望ましい。
シューの横断部材137と分離器に一体成形された保持具139との間には、螺 旋圧縮バネ131が挿入される。分離器は、バネの両側に、直角に曲がった突出 部133を備える。この突出部133はシューの上面129の下側に接続され、 嵌合突起によりシューから落下することを防いでいる。シューは、分離器の傾斜 面14gとほぼ平行に、限られた距離だけ、バネの力に逆らって移動できる。小 ローラ138は下側からシューの軸受ブロック143内に挿入され、落下しない ように保護される。ただし、保護する方法については図示していない。保護手段 は動作には必要なく、単に組立のためのものである。滑動部材を引き抜くときに 小ローラの前を走行するシューの端145は、小ローラに対して引っ込んでいる 。これは、チェンジャ内に数枚のシートシか収容されておらず、このためレール が覗き窓の面に向かって大きく傾斜している場合(第7図)でも、分離されたシ ートに触れないようにするためのものである。
第8図ないし第10図はシート置換の初期状態における各段階の模式的な側面図 を示し、第11図ないし第15図はその一部を詳細に示す。
第8図は停止状態を示す。シ、−138はまだブロック面132の上には乗って おらず、分離器上の停止手段により保持されている。これは、ブロック面132 が段差134から離れた側の終端に段差150が設けられているからである。こ の段差150には、段差134と同様に、シューが滑り登ることのできる程度の 角度が設けられている。保持具130には、シューの対応する傾斜152と協力 的に動作する走行傾斜が設けられている。これらの寸法は、滑動部材を完全に挿 入したときにシューが段差150の傾斜を越えて収容位置に戻り、わずかではあ るが滑動部材にある程度の引張力が生じない限りチェンジャが開かないようにす る程度の大きさである。
分離器の上端154はバネの厚い部分124の直前に配置されるが、レールは、 バネ114の作用により窓の方向に自由に移動でき、挿入された東を窓の方向に 押しつける。
第9図およびil1図は準備状態を示す。滑動部材が数ミIJメートルだけ引き 抜かれている。分離器122の傾斜面148は、フォーク状延長部124の上に 乗り、この延長部124を少し押し下げる。これにより板バネ114がいくらか 伸びる。このとき、板バネ114の外側端がハウジングの底に固定されているの で、その内側端が滑動部材の引き抜き方向と反対方向に移動する。レールもまた 、その開始位置から移動する。
第12図は分離状態を示す。シュー136の小ローラの前面を走行する端は、こ れに面した東のうちの最も下のシートの横断端の上を通過する。
第13図は保持開始状態を示す。シューは保持具上を通過し、小ローラ138は 傾斜面146上に配置される。分離器はその前面に残っている東を押す。第10 図に明確に示すように、板バネ114はさらに伸び、レールはさらに内側方向に 移動する。
第14図および第15図は保持状態を示す。分離器はレールと板バネとの接続点 の近く市で接近する。板バネはほぼ完全に伸びきり、レールの内側中央舌状部の 傾斜面146は鉤156の下にもぐり込む。この鉤156はレール128に一体 成形されている。この鉤がない場合には、分離器がレールの中心近くの回動点を 越えるとすぐに、レール112の内側端が板バネ1140作用により再び上昇し てしまう。鉤156を設けることにより、滑動部材がその外側終端位置に達する まで、そしてまた滑動部材が内側に移動するときにはその行程が回動点の反対側 に達するまで、レールが押しつけられたままとなる。
第16図および第17図は滑動部材がその外側終端位置に達する直前の状態を示 す。これらの図は、分離されたシート160の外側横断端の上を小ローラ138 がすでに通過した状態を示す。シート160はすでに固持されていないが、その 外側横断端はシュー136の内側端の下に置かでいる。レール112はその外側 端の近くに下側に傾斜した突起164を備え、この突起164はハウジングの底 110の近くに達しているが、これには接していない(さもないと、レールが分 離器と底との間でつっかえる)。この突起はチェンジャがシートで満たされた場 合でも、シートの先端がレールの下にもぐり込むことを防止する。
保持カバー140はレール112の外側端の直前で終了している。保持カバーの 終端は斜めに切り取られ、その前面には保持カバーの終端と対応する角度で終端 する高い部分166が設けられている。高い部分166の高さは一定ではなく、 長手方向に一方の側から他方の側にかけて減少している。これにより、小ローラ の許容厚さが小さい場合でも、引っ掛かることなく保持カバーの上に回転しなが ら上り下りできる。
第18図ないし第21図はレールの他の構成を示す。一体成形された固定的な突 起1640代わりに、この例では移動可能な突起170が薄膜蝶番172により レール本体に接続され、ハウジングの底に設けられた直線状の誘導路174によ り導かれる。第20図は滑動部材が完全には引き出されず、弾性的なレールはそ の外側端が突出したままとなっている状態を示す。シートを挿入しようとしても 、そのシートがレールの下にもぐり込まないように突起が弾性的に防止する。こ の場合に、レールは適当なプラスチック材料、例えはポリプロピレンで形成され 、このレールに設けられた薄膜蝶番は連続的な双方向の応力に耐えることができ る。
第22図および第23図は補助バネ162および163の構造および配置を示す 。これらの補助バネ162および163は比較的弱い板バネであり、その一端が ハウジングの底、すなわち滑動部材の横方向バー106の下に固定され、滑動部 材を挿入したときに押し下げられる。滑動部材を引いたとき (第24図ないし 第27図)、内側補助バネ162は最初に、分離されたシートの内側端を停止具 175の前に持ち上げる。
滑動部材を完全に引き出したときには分離されたシートの先端も持ち上げられ、 分離器】22の上側の前に配置される。これにより、滑動部材を押し戻すときに 、分離されたシートが分離器122の上側とハウジングの天井側との間の空隙を 通過できるようになる。
チェンジャがシートで満たされている限り、滑動部材の移動により分離器が最も 下のシートの上を通過し、レールの横に配置された補助バネをレールと共に分離 器の下に押しつける。チェンジャが満たされていない場合には、補助バネは自由 に上方向に伸び上がる。
このためその場合には、補助バネが分離器により押し下げられることはない。分 離器には、第28図および第29図に示すように、バネの自由端が滑り下ること ができる程度の楔状の角度が設けられた凹部が設けられる。
第30図および第31図は分離されたシートをレール112上に保持するための 別の方法を示す。レールの下側には滑り通路180が一体成形され、その中にシ ート状金属グリッパ182が挿入される。このグリッパ182は滑動部材の移動 方向に限られた範囲だけ移動できる。
開始状!i!!(第30図)には、分離器122が最初に上方向を向いたグリッ パのバネ鉤184の上を通過し、角度の設けられた停止部186がレールの後端 に当接するまで、グリッパを移動させる。停止部186がレールの後端に当接す ると、グリッパがバネ鉤の終端とともにシートの内側横断端を越えるように押さ れ、このシートをしっかりと保持する。滑動部材がさらに移動すると、バネ鉤は 外側に弾性的に白がる。滑動部材がその外側終端位置に近づくと、分離器はグリ ッパの外側バネ鉤の上を通過する。滑動部材を押し戻すとき、分離器はグリッパ をその開始位置に押し戻す。すなわち、グリッパがレールの前端に当接するまで 、外側のバネ鉤188の上を通過する。このときシートが解放され、補助バネ1 62により持ち上げられる。さらに滑動部材を挿入すると、バネ鉤188は内側 に白がる(破線で示す)。
第32図ないし第34図は分離されたシートを保持するための他の形態を示す。
レール112の外側端の近くには回動可能角度部材190が取りつけられ、この 部材190は回動点192を中心として回動する。
定常位置(第32図)から始まって、最初に、突起126により分離すべきシー )160を引っ掛け、残りの東については回動可能角度部材の内側に向いたアー ムの上を通過させる。このアームはその端がナイフの刃のように尖っている。滑 動部材がさらに短い距離だけ移動すると、残りの東は回動可能角度部材の上を向 いた第二のアームに当接する。回動可能角度部材は折れ曲がるが、刃のようなア ームは残りの東を持ち上げることはできず、弾性的に変形する。分離されたシー トは、突起126の上に押し出され(第34図)、その外側横断端が回動可能角 度部材の停止突起194に当接する。先の尖ったアームは残りの東が移動してい る限り、分離されたシートの横断端の上を押し続ける。分離器が突起194の上 を通過するとき、回動可能な角度部材のアームはバネ状に戻ることができ、分離 されたシートを解放する。戻り移動時には、回動可能角度部材は開始位置に戻さ れる。
第35図ないし第39図は、滑動部材を引き出したときにその滑動部材により東 金体をハウジングの外に運びだすための、置換機能を解除する手段を示す。これ らの手段は、フレーム200と、長手方向支材202とを備える。長手方向支材 202は分離器122の下側の凹部204の下に配置され、最も下のシートがシ 、−136の下の通過スロット内に入ることができないように(第38図)、分 離器の前に配置されたシートの端を持ち上げる。これにより、このシートが滑動 部材によって運ばれる(第39図)。フレーム200はボタン206上に載置さ れ、このボタン206はプラスチックバネ208によりハウジングの底110に 固定されるが、ハウジングの底に設けられた開口210を通して手動により移動 することができる。
ボタンが収納位置にあるときには置換機能が「スイッチオン」となり、この状態 を′M35図に示す。ボタンを押すと、バネ208の力の下でボタンがハウジン グ開口210のロック端212を越え、第37図に示した位置に移動し、この位 置でフレーム200が置換動作を停止させる。滑動部材を引き抜くと、分離器は フレーム200の横断支材214の上に乗り、この横断支材214がボタン20 6と共に傾き、ボタンが初期位置に戻る。傾斜動作は停止具216を中心にして 行われる。バネ208はハウジングの底110から突出するベース部218に固 定され、リブ220により誘導される。これによりフレームは、第37図に示す ように、ボタンが押下されたときでもハウジングの底に対して平行になる。
第41a図、第41b図、第41c図および第42図は別の実施例のレールの終 端を示す。分離されたシートを最大の力でハウジング内に保持する必要があり、 このために、シート端に隣接して、シートの面に対してほぼ直角に延びる「鉤」 が配置される。ただし、鉤の高さはシート1枚分の厚さを越えてはならず、写真 プリントの場合には例えば約0..25mmとなる。これにより、下から二番目 のシートおよびその上のシートは鉤を越えることができる。シートが平坦であれ ば装置は動作する。しかし、例えば写真プリントが空気中の湿気により例えば横 方向の軸のまわりに反っているなど、常に平坦であるとは限らない。このような 場合には、短い鉤では最も下のシートを保持することができない(第41a図) 。バネ306によりレールを押す力はその上のシートを平らにするには不十分で あり、最も下のシートに鉤を引っ掛けることができない。そこで、レールの断面 が第42b図に示すようになっていることが望ましい。第41c図はレール終端 を拡大して示す。第42図は機能的な詳細を示す。二つの鉤300が短い平坦域 301から直角に上方向に延びる。平坦域301はレールの上側平面303から 始まる傾斜路302の終端部を形成する。保持された同軸状に反ったシートは、 傾斜路に沿って移動し、鉤に引っ掛かる。たまたま、分離すべきシートがその次 のシートよりいくらか短い場合には、このシートが分離器シューにより鉤の方向 に運ばれ、凸状に反っている場合でも、分離すべきシートの上のシートが弾き出 される (第42図)。これは、シートの先端が平坦域301に沿って滑ること による。この平坦域はまた、チェンジャ内に数枚しかシートが収容されていない ためにレールがかなり傾いた場合でも、二番目の下のシートの先端が一時的に鉤 に引っ掛かって損傷することを防止する。
保持皮膜140にもまた傾斜路302と平行な傾斜路305が設けられ、二つ傾 斜路3020間の小ローラによって分離されたシートが許容できないほど変形す ることを防止する。
第43図ないし第46図は第41図、第42図に示したレールの他端を示す。こ の端は、分離器400、そのシュー402、小ローラ404、保持面406およ びブロック面408と協力的に動作する。第一実施例に示したようにレールの先 端は三つに別れているが、その形状は少し異なる。
第43図は滑動部材を引き出し始めた後に、分離器の傾斜面410がレールの厚 いフォーク状延長部412を通過するようすを示す。第43図と第46図との間 で、レールの傾斜は例えば5°ないし7°変化する。第44図は分離器の丸みを おびた部分414がフォーク状延長部412の上側の曲線をなぞるようすを示す 。部分414がフォーク状延長部を通過すると、この延長部412の上側白線は 分離器の平坦面416に接し、この面が今度はレールの外側延長部に乗る。この ようにして、シー−402はその小ローラ404と共にレールの中間フォーク状 延長部418に接近し、小ローラが延長部418の丸みをおびた制御面420上 を通過する。滑動部材をさらに移動させると、第46図に示すように、レールは 最終的にその最も下側の位置に押し下げられる。
第46図には二つのシー) 422.424を示す。シート422をハウジがあ る。シューには運搬端426が設けられ、この運搬端は傾斜面410より急角度 に延びている。シート422は保持面406上に配置され、運搬端に引っ掛かる ことはない。これは、シート422が保持面406をブロック面408から分離 する段差の陰に保持されるからである。
レールの傾きは、シートの端が保持面406に配置されることを邪魔しないよう な程度であることが重要である。
第47図に示した斜視図はフォーク状延長部の形状を明確に示す。
制御面4200両側には、安全のための空き空間428が設けられている。小ロ ーラ404の軸方向の寸法は中央フォーク状延長部418の幅と同一であるが、 滑動部材はハウジングとの間にいくらかの余裕を必要とする。空き空間がない場 合には、小ローラがレールを押しのける前に、シ、−402の端426が制御面 に衝突してしまう。その状態を第45図に示した。
上述したように、レールの内側端はハウジングに形成された固定鉤の下に引っ掛 けられてロック状態となり、滑動部材が板バネおよびレールからなる装置の回動 点を通過した後にもロック状態が維持される。このような構成は製造および組立 の精度の点で非常に優れている。その理由は、シートチェンジャをシートで完全 に満たしたとき、滑動部材を挿入するときの自由に移動したレールの位置と、滑 動部材を引き抜くときの固定位置との間のレールの移動距離が非常に小さく、例 えば十分の数ミリメートルであることによる。
固定鉤の構造としては、不動ではなく可動とし、滑動部材の移動により制御され てレールの上の保持位置または解放位置に移動できるようにした方が望ましい。
レールが押し下げられた後まで固定鉤が固定位置に移動せず、レールが下側から 固定鉤に固定されることが必要である。
これは、第47図、第48図および第49図に示した構成により達成される。第 47図にはレールおよびこれを固定する装置を示し、各部品の動作位置を第48 図および第49図に示す。
保持面およびブロック面が設けられたリブ430の間には、バネにより力が加え られた固定ブラケット432が配置される。この固定ブラケット432は、弾性 的なシート金属を打抜いて白げた部品であり、第一の窓434と、この窓を横切 る横断部材436とを備える。横断部材436は、自由制御延長部440から分 離器、正確には分離器の小ローラが離れたときに、レールの延長部438を越え て回動する。
制御延長部は、滑動部材が挿入されたときこの制御延長部を中央リブ444から 外すために、第二の窓442を備える。中央リブ444はハウジングの底446 に一体成形されている。中央リブは二つの機能をもつ。その一つは、固定ブラケ ット432を終端448に保持することにある。保持ブラケットは滑動部材の移 動方向を横切る方向に設けられたピン450の下に導かれる。中央リブの第二の 機能は、小ローラ404のための誘導傾斜452を形成することである。滑動部 材が挿入されたとき、小ローラおよびシューには、わずかなバネの力しか加えら れていない。しかし、置換動作の間には、バネを解して分離器に当接するシュー は、かなり大きい力でブロック面408の方向に押しつけられる。このため、ブ ロック面408は454の部分が凹み、シューはこの部分に当接できない。滑動 部材の移動開始時には、小ローラが最初に傾斜面452を上り、シューをブロッ ク面408の高さより高い位置に持ち上げる。小ローラが中間リブの位置にくる と、シ;−がブロック面408の上に下りる。
使用者は置換機能を停止させることでき、すべての束を滑動部材によりハウジン グの外に運び出すことができる。このためには、・ 東の最も下のシートの端が シューに当接するようにこれを保持面から持ち上げる手段と、 ・ 同じシートの他端を鉤300から解放する手段とが必要である。
これらの手段を第48図ないし第61図に示す。
開口460が設けられ、誘導レール462の間にキイ464が嵌まり込む。
このキイは限られた距離だけ滑動部材の移動方向に移動でき、この移動にしたが って、このキイに一体成形された横断部材466が移動し、一対の模型リブ46 8が移動する。模型リブ468は内側リブ430の近くまで延び、それと平行で ある。さらに模型リブ468は、第55図に示すように、ブロック面408と同 一高さに水平上端470をそれぞれ備える。キイ464をハウジング開口の方向 に移動させると、上端470が第55図に示した位置をとり、最も下のシートは 保持面406の上に移動できず、シューによって運ばれる。模型リブはさらに、 例えば45°傾斜した制御端472を備える。この制御端の機能は後で説明する 。
第50a図は、分離器と、この分離器に接続されたシューと、これらの内部に配 置された小ローラと、レールとの協力動作を示す。滑動部材側部レールの脚部4 11には持ち上げバネ413が固定され、分離器の戻り行程のときに、分離され たシートを戻りスロットの前に持ち上げる。
他のシートの端をその位置から鉤300の前に移動させるには、レールの修正が 必要であり、滑動部材を挿入するときのレールの位置について指定する必要がな いようにする必要がある。これは、その位置が収容されたシートの厚さに依存す るからである。そこで、滑動部材の引き抜き開始後にレールの辿る経路がシート の枚数によらず分離器から加えられた力によって決まるように、レールの構成を 改善する。
それぞれのレールは、一本のワイヤを曲げて作った制御部材474を運ぶ。ワイ ヤ部材の二つの自由端には、レールの制御斜面478と協力動作するアイレット 476が設けられる。アイレットが第53図右方向に移動すると、このアイレフ トがない場合には鉤300の前に移動するシートが鉤300の上に導かれ、鉤が 働かないようになる。同時に、バネの力が加わるので(または力が強くなるので )、アイソ −ット476はその引き抜き位置に戻ろうとし、その位置が停止具 480により設定される。
制御部材の他端482はレールの中央フォーク状延長部418の下に直角に山げ られて導かれる。分離器が内側レール端を押しつけると、横方向に延びたワイヤ 部が模型リブの制御端472に突き当たる。したがって制御部材は、レール端に まだ残っている連続凹部をさらに移動し、これに伴ってアイレットも移動する。
第58図は、シューの運搬端が東の最も下の横断端に当接する前に制御部材の移 動が完了した状態を示す。レール本体に一体成形された横断リブ484は、レー ルを運ぶ板バネ486を制御部材端482から遠ざける。これにより、制御部材 端482がバネ486によって挟まれることがなく、レールを完全に押しつけた ときでも制御部材端482が自由に移動できる。
制御部材は嵌め込み式の手段によりレールに取り付けられる。レールは二つの平 行な溝488を備え、この部分を部材の長手部が自由に移動できる。それぞれの 溝の先には爪490が設けられ、この部分により制御部材の自由端が曲がり、制 御部材のその先の部分は再び直線状となっている。溝の曲がった部分492は、 そこにワイヤを押しつけるだけでそのワイヤを曲げることができ、ワイヤを嵌め 込みによりそこに取り付けることができる。
さらに、誤動作を防止するための手段、すなわち、滑動部材を部分的に引き出し たときにキイ464を操作することによりキイおよびこれに接続されるすべての 構成要素を自動的にその初期状態に戻す手段が設けられている。この手段を第6 0図ないし第61C図に示す。
第60図はキイ464の高さにおける断面を示し、第61B図および第60C図 は第60図に直角な方向の部分断面を示す。
横断部材466は、下方向に変形可能な上側バー467と、その下に配置された 誘導バー469とを備える。誘導バー469は、キイに接続されるとともに、模 型リブ468を介して上側バーに接続される。上側バーから内側方向、すなわち 模型リブの方向とは逆方向に、開口473が設けられた中央アーム471が設け られる。また、上側バーから下方向に、二つの制御ビン475が設けられる。ハ ウジングの底に一体成形されたリセット突起497に関連するリセット舌状部4 77が、キイ464から後方に延びる。
第61A図は滑動部材を完全に押し入れた初期リセット状態を示す。
分離器はその下側に凹部479が設けられ、この凹部479は制御斜面481に より終端される。この凹部479内には、上側バー467に一体成形されたカム 突起483が突出する。キイを!61B図に示したように移動させることにより 、置換機能を停止させることができる。このとき、カム突起483が制御斜面4 81により下方向に押され、これと共に上側バー467の中央部が下方向に移動 する。固定アーム471の開口473がハウジングに固定的に取り付けられた固 定ビン485から離れる。制御ビン475もまた弾性的に下方向に移動するので 、それに対応して、ハウジングの底には凹部が設けられる。リセット舌状部は弾 性的に変形可能であり、リセット突起の上を通過できる。
滑動部材を部分的に引き抜いても、キイは動かない。滑動部材をさらに引き抜く と、分離器は動作状態のキイの上を通過し、上側バー467を再び変形させる。
この位置に対応して、ハウジングの底には、制御ビン475が入り込むことので きる凹部が設けられている(第61C図)。滑動部材を戻すときに、この滑動部 材によりキイが押し戻される。滑動部材が最初にキイを少し押し戻すと、その場 所ではハに移動できず、バー467は変形しない。このため、キイ全体がそのま ま滑動部材により押され、リセット舌状部がリセット突起により曲がってキイ全 体を初期位置に戻す。
第62図ないし第64図は東運搬素子の修正された形態を示し、特に分離された シートのための鉤状運搬器300と協力動作するに適した素子を示す。搬送器は シートの面に対して直角に当接するので、分離力が最大となる。しかしこれは、 分離するシートから離されるべき二番目のシートが、分離力とほぼ同じ力で引っ 掛けられて移動する場合にのみ有効である。すなわち、下から二番目のシートを 引っ掛けるシューの端面は、シート面に対して直角になっていなければならない 。
これに対して以下に説明する構成では、分離器により束の端に生じる力をシート を運搬するレールの下方向の移動に変換するため、シューの端面が傾斜している 。これにより、分離すべき最も下のシートが、保持面上かつブロック面の前の位 置に確実に移動する。
シューの運搬面をこのような便利な構成とするには、第62図ないし第64図に 示した構成を選択する。
シュー502は傾斜面504を備え、この傾斜面504に沿って、上述した実施 例と同様に、シートの端が保持面506に運ばれる。シュー502はさらに、保 持面に対して直角な分離運搬面510を備え、この分離運搬面510が下から二 番目のシート508に当接する。分離運搬面の高さは、一枚のシートの厚さより 低く、引き抜き動作の開始時に、分離すべきシート512を含む東全体をブロッ ク面514に沿って運搬する(第62図)。
が最も下のシート512を段差の後ろに配置する。段差516の高さは、一枚の シートの厚さより高く、二枚のシートの厚さより低い。段差と運搬面510との 高さの和が二枚のシートの厚さに等しいことが最も望ましい。シューの底面51 8は保持面と平行に延び、シート512が支持面上に平坦に配置させ、シート5 08がうまく運搬面510の前第64図に示すように、シューの下側端は小ロー ラに対してオフセットしている。これにより、レールが最も(約7@)傾斜して いてローラを持ち上げてシート512から離すことができない場合でも、シュー の下側端がシート508に乗ることがなく、挟み込み機能を阻害することがない 。
この原理をさらに修正したものを第65図に示す。ブロック面604と保持面6 02との段差600の高さは、二枚のシートの厚さよりわずかに高い。この例の 場合にもシューには下から二番目のシート608のための運搬面606が設けら れる。この運搬面606は、ブロック面604の上に配置されるのではなく、ブ ロック面が設けられた二つのリブの間に吊り下げられる。これにより、最も下の シート610だけを保持面602の上1.:、残し、シート608については一 緒に運ぶ。この構成では、すべてのシート端をハウジングの底の方向に押しつけ 、最も下の二枚のシートを段差600の陰に配置する。シー)60g 、610 を段差600の陰に移動させるにはある程度の行程が必要なので、運搬面は傾斜 面の終端から後方に下がっている。
二枚のシー)608.610が止まるので、シート610の他端を鉤によりしっ かりと保持するだけでなく、シート608も保持する必要があるが、シート60 8についてはその後に解放する必要がある。このためには、第1図に参照番号1 26で示したような鉤が適している。
第66図に示した構成では、傾斜面に直接隣接した下から二番目のシートのだめ の運搬面は、上述した理由からあまり適切ではないが、チェンジャを比較的ゆっ くり動作させる場合には十分に機能する。
Fig、38 LL6 Fig、64 国際調査報告 国際調査報告 EP 8801053 S^   2S384 国際調査報告 EP 8801053 SA    25384

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一お よび第二のフレール部(100、200)と、この二つのフレール部が互いに離 れる方向に移動するとき、収容された東の一端から一枚のシート(160)を取 り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるときにそのシートを上記束 の他端に積み上げる手段と、 上記二つのフレール部を互いに押し込んだときに上記束をバネの力により上記覗 き窓の方向に押しつける押しつけ手段(112、114)とを備えた実質的に長 方形のシートの束を循環再配列する装置において、 押しつけ手段はバネ(114)に保持され上記二つのフレール部の相対移動方向 に長い少なくとも一本のレール素子(112)を含み、プラスチック製で上記二 つのフレール部の行程距離と実質的に同じ長さの二つのレール素子がそれぞれ板 バネ上に保持されて上記二つのフレール部の中点面に対して対称に配置され、上 記板バネは、その一端が上記第一のフレール部に固定され、他端がこの第一のフ レール部上に保持され、その二つの端の間が覗き窓の方向に反った形状であり、 対応するレール素子のほぼ中央に接続された ことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。 2.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一お よび第二のフレール部(100、200)と、この二つのフレール部が互いに離 れる方向に移動するとき、収容された束の一端から一枚のシート(160)を取 り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるときにそのシートを上記束 の他端に積み上げる手段と、 上記二つのフレール部を互いに押し込んだときに上記束をバネの力により上記覗 き窓の方向に押しつける押しつけ手段(112、114)とを備えた実質的に長 方形のシートの束を循環再配列する装置において、 上記押しつけ手段はバネ(114)に保持され上記二つのフレール部の相対移動 方向に長い少なくとも一本のレール素子(112)を含み、上記第一のフレール 部は覗き窓および開口部が設けられたハウジングであり、 上記第二のフレール部は上記ハウジングの開口部を通して上記覗き窓と平行に上 記ハウジングからの引き抜きおよびそのハウジングヘの再挿入が可能な滑動部材 であり、 上記少なくとも一本のレール素子は、上記ハウジングの開口部の近傍に、このレ ール素子と上記覗き窓に向き合って設けられたハウジングの底(110)との間 にシートが挿入されることを防止する手段(164、170)を含む ことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。 3.防止する手段はレールの終端に一体成形された部品である請求項2記載の装 置。 4.防止する手段はハウジングの底に向かって延びる突起を含む請求項2記載の 装置。 5.滑動部材は分離器として動作しレール素子の上を走行する横断支材を含み、 この横断支材は、滑動部材を引いたときに、レール素子の端部に配置され、この 位置で突起がハウジングの底にほぼ達する構造である 請求項2記載の装置。 6.防止する手段はレール素子に移動可能に接続される請求項2記載の装置。 7.防止する手段はレールに対して折れ曲がる平坦部を含み、この平坦部の自由 端はハウジング上を誘導される請求項2記載の装置。 8.平坦部の自由端はハウジングの底上を滑動部材の移動方向に沿って滑るよう に誘導される請求項6記載の装置。 9.滑動部材は、覗き窓と反対側に設けられてシートの束を保持する表面部と、 覗き窓と平行で滑動部材の束保持面よりも覗き窓から離れた高さを設定するブロ ック手段とを含む請求項2記載の装置。 10.突起は前後に傾斜する構造である請求項4記載の装置。 11.防止する手段はシートの端をブロック手段の上に誘導する構造であり、ハ ウジングの底に一体成形された請求項2記載の装置。 12.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一 および第二のフレール部(100、200)と、この二つのフレール部が互いに 離れる方向に移動するとき、収容された束の一端から一枚のシート(160)を 取り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるときにそのシートを上記 束の他端に積み上げる手段と、 上記二つのフレール部を互いに押し込んだときに上記束をバネの力により上記覗 き窓の方向に押しつける押しつけ手段(112、114)とを備えた実質的に長 方形のシートの束を循環再配列する装置において、 上記押しつけ手段はバネ(114)に保持され上記二つのフレール部の相対移動 方向に長い少なくとも一本のレール素子(112)を含み、この押しつけ手段は 上記第一のフレール部に配置され、上記第二のフレール部は、上記二つのフレー ル部を引き離すときに上記レール素子の上を通過し、上記二つのフレールか引き 離された状態では上記レール素子の一端を上記覗き窓から離れる方向に押しつけ る束運搬器を含み、 上記第一のフレール部は、上記レール素子に作用して、上記第二のフレール部の 制御により上記レール素子の他端を上記覗き窓から離れる方向に押しつけ、上記 レール素子を上記覗き窓の面と実質的に平行に配置する動作手段を含む ことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。 13.動作手段はレール素子の端に作用する請求項12記載の装置。 14.ハウジングには固定鉤が不動に一体成形され、滑動部材を引き抜くときに レール素子がこの鉤の下に移動し、滑動部材を押し戻すときにこの鈎から解放さ れる構造である請求項13記載の装置。 15.レール素子の覗き窓に面した側の高さを束運搬器の下に設定する手段を備 えた請求項12記載の装置。 16.シートの束は覗き窓と平行なレールの面上にこの覗き窓に向けて保持され 、 レール素子の上側は滑動部材を引き抜くときに上記面とほぼ等しい高さに配置さ れる 請求項12記載の装置。 17.レール素子とこれを保持するバネとは、フレール部を引き離したときに上 記レール素子の一端が覗き窓から離れる方向に押しつけられ、このときバネとの 接続点を中心とする傾斜移動を行い、その後に上記滑動部材の引き抜き方向と反 対方向に移動し、滑動部材の挿入時にはその逆順の動作を行う構成である請求項 14記載の装置。 18.ハウジングには移動可能な固定鉤が配置され、この鉤は滑動部材の引き抜 き時にはレール素子の端部を越えて移動可能であり、滑動部材の挿入時には解除 位置に移動する構造である請求項13記載の装置。 19.固定鉤は滑動部材の引き抜き方向に移動可能な構造である請求項18記載 の装置。 20.固定鉤はバネの力によりその終端位置に押しつけられる構造である請求項 18記載の装置。 21.固定鉤が弾性部材の一部として構成された請求項20記載の装置。 22.固定鉤は回動可能である請求項18記載の装置。 23.レール素子の端部は最初に固定鉤の下の高さまで押しつけられ、その後に 上昇して固定鉤に引っ掛かる構造である請求項14ないし17のいずれかに記載 の装置。 24.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一 および第二のフレール部(100、200)と、この二つのフレール部が互いに 離れる方向に移動するとき、収容された束の一端から一枚のシート(160)を 取り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるときにそのシートを上記 束の他端に積み上げる手段と、 上記二つのフレール部を互いに押し込んだときに上記束をバネの力により上記覗 き窓の方向に押しつける押しつけ手段(112、114)とを備えた実質的に長 方形のシートの束を循環再配列する装置において、 上記押しつけ手段はバネ(114)に保持され上記二つのフレール部の相対移動 方向に長い少なくとも一本のレール素子(112)を含み、この押しつけ手段は 上記第一のフレール部に配置され、上記第二のフレール部は束運搬器を含み、上 記レール素子は、上記第二のフレール部が上記第一のフレール部の開口を通して 移動できるすべての長さと実質的に同じ長さに形成され、 分離すべきシートの上記開口側の横断端に当接し、束の残りの部分がこの上を通 過する間、上記横断端をレール素子に当接させたまま保持する分離手段を備えた ことを特徴とするシートの東の循環再配列装置。 25.分離手段はレール素子のシートの束に面した側を越えて突出する少なくと も一つの突起(126)を含む請求項24記載の装置。 26.それぞれのレール素子に一対の突起が対称に配置された請求項25記載の 装置。 27.それぞれの突起はシートの束に面した傾斜面を含む請求項25記載の装置 。 28.それぞれの突起はシートの束と反対側に傾斜面を含む請求項25記載の装 置。 29.それぞれの突起は、一枚のシートの厚さを越える長さだけ、レール素子の 側部を越えて突出する構造である請求項25記載の装置。 30.それぞれの突起はレール素子と同じ部品として形成された請求項25記載 の装置。 31.第二のフレール部は束の残りの部分を保持する手段としての横断支材を含 み、 この横断支材はフレール部が互いに離れる方向に移動するときに突起の上を走行 する構造であり、この突起を通過するための開口部を含む 請求項25記載の装置。 32.それぞれの突起は分離されたシートの面と実質的に直角に延長された鉤を 含み、この鉤の高さは一枚のシートの厚さより低い請求項25記載の装置。 33.鉤はその終端が分離されたシートの面に実質的に平行な平面に形成された 請求項32記載の装置。 34.鉤の前面に傾斜面(302)が設けられた請求項32または33に記載の 装置。 35.レール素子の鉤側の半分には傾斜が設けられた請求預34記載の装置。 36.レール素子には、上記傾斜と平行な保持傾斜が設けられた保持カバー帯が 配置された請求項34または35に記載の装置。 37.レール素子に取り付けられた保持帯の両側には、この保持帯から離れてそ れぞれ突起が設けられた請求項25ないし36のいずれかに記載の装置。 38.第一のフレール部はレール素子に面した壁にシート押し下げ手段を含み、 この手段の間を分離手段が通過する構造である請求項24記載の装置。 39.レール素子は分離手段を越えて突出した構造である請求項24ないし38 のいずれかに記載の装置。 40.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一 および第二のフレール部(100、200)と、この二つのフレール部が互いに 離れる方向に移動するとき、収容された束の一端から一枚のシート(160)を 取り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるときにそのシートを上記 束の他端に積み上げる手段と、 上記二つのフレール部を互いに押し込んだときに上記束をバネの力により上記覗 き窓の方向に押しつける押しつけ手段(112、114)とを備えた実質的に長 方形のシートの束を循環再配列する装置において、 上記押しつけ手段はバネ(114)に保持され上記二つのフレール部の相対移動 方向に長い少なくとも一本のレール素子(112)を含み、上記第一のフレール 部はこのレール素子の上に分離されたシートを保持する保持手段を含み、 上記第二のフレール部は束の残りの部分を運搬する運搬器を含み、上記保持手段 は、分離されたシートを摩擦により保持するレール素子上の帯と、この帯に隣接 して設けられ前記分離されたシートを支えるスペーサ素子とを含み、 上記第二のフレール部は、フレール部を引き離すときに分離されたシートを上記 帯に押しつけ、フレール部を互いに押し込むときには束の残りの部分を上記スペ ーサ素子により上記帯から離して保持する押しつけ素子を含む ことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。 41.帯は保持カバー(140)により形成された請求項40記載の装置。 42.押しつけ素子は東の残りの部分を運ぶ運搬器に設けられた請求項40記載 の装置。 43.押しつけ素子は回転可能なローラを含む請求項42記載の装置。 44.押しつけ素子は束の残りの部分を運ぶ運搬器の上に弾性的に取り付けられ た請求項40記載の装置。 45.スペーサ素子はレール素子から突出する直立リブ(142)を含む請求項 40ないし44のいずれかに記載の装置。 46.ローラは束の残りの部分を運ぶ運搬器上を滑るように誘導されるシューの 中に取り付けられた請求項46記載の装置。 47.シューは、覗き窓から離れた側の端部がリブ(142)によって設定され る高さ以上に覗き窓から離れ、ここで、分離されたシートをローラと束との間に 挟み込む構造である請求項46記載の装置。 48.リブ(142)がシュー(136)の両側に設けられた請求項47記載の 装置。 49.スペース素子がレール素子の長さと実質的に同じ長さに形成された請求項 40記載の装置。 50.フレール部を互いに押し込んだときに束の残りの部分を運ぶ運搬器の近傍 のレール素子の端にはスペース素子が設けられていない請求項40または49記 載の装置。 51.レール素子はプラスチック材料により射出成形され、保持カバーは上記レ ール素子より短くその端部が斜めに切られた形状であり、 上記レール素子は上記保持カバーの斜めの端の近傍に許容誤差補正突起を含み、 この突起はその高さがレール幅にしたがって最小値から増加する形状であり、 上記保持カバーは上記突起の高さに対応して厚みが変化する形状である 請求項41記載の装置。 52.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一 および第二のフレール部(100、200)と、この二つのフレール部が互いに 離れる方向に移動するとき、収容された束の一端から一枚のシート(160)を 取り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるときにそのシートを上記 束の他端に積み上げる手段と、 上記二つのフレール部を互いに押し込んだときに上記束をバネの力により上記覗 き窓の方向に押しつける押しつけ手段(112、114)とを備えた実質的に長 方形のシートの束を循環再配列する装置において、 上記押しつけ手段はバネ(114)に保持され上記二つのフレール部の相対移動 方向に長い少なくとも一本のレール素子(112)を含み、上記第一のフレール 部はこのレール素子の上に分離されたシートを保持する保持手段を含み、 上記第二のフレール部は束の残りの部分を運搬する運搬器を含み、上記保持手段 は、分離されるシートに対して移動可能であり、分離前にそのシートが束の残り の部分に向いていた側の面に当接し、これをレール素子に押しつけるグリップ素 子を含み上記フレール部の相対的移動によって前記グリップ素子の移動をを制御 する手段を備えた ことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。 53.グリップ素子はレール素子か延びる方向に押しつけ位置と解放位置との間 を移動可能な構成である請求項52記載の装置。 54.グリップ素子は第二のフレール部が当接することにより移動可能である請 求項52記載の装置。 55.グリップ素子は弾性的に変形可能なアームを含む請求項52記載の装置。 56.グリップ素子は束の残りの部分に当接することにより制御される構造であ る請求項52記載の装置。 57.グリップ素子は、フレール部の外側終端位置でまたは互いに押し込まれだ ときに、分離されたシートから離れることができる構造である請求項52記載の 装置。 58.グリップ素子はバネの力によりその一つの終端位置に押しつけられる構造 である請求項52記載の装置。 59.グリップ素子は束の残りの部分を運搬する運搬器が分離されたシートの横 断端の上を通過したときに押し付け位置に移動する構造である請求項52記載の 装置。 60.グリップ素子は束の残りの部分を運搬する運搬器が最後に通過した分離さ れたシートに当接する構造である請求項52記載の装置。 61.グリップ素子が分離されたシートの上に移動できるように束の残りの部分 を持ち上げる手段を備えた請求項60記載の装置。 62.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一 および第二のフレール部と、 この二つのフレール部が互いに離れる方向に移動するとき、収容された束の一端 から一枚のシートを取り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるとき にそのシートを上記束の他端に積み上げる手段と、 上記第二のフレール部に束の残りの部分を保持する手段とを備えた実質的に長方 形のシートの束を循環再配列する装置において、 束の残りの部分を運搬する伝搬器から伝達される力に逆らって分離されたシート をその横断端で保持する停止素子(194)を含む分離されたシートのための保 持素子と、 分離されたシートの表面のうち束の残りの部分に面した側に位置され、このシー トと前記束の残りとの間に入り込むグリップ素子とを備えたことを特徴とするシ ートの束の循環再配列装置。 63.分離されたシートのための保持素子は二つのフレール部を互いに押し込ん だときに束を覗き窓の方向に押しつけるレール素子の上に配置された請求項62 記載の装置。 64.分離されたシートのための保持素子は第二のフレール部が束の残りの部分 を越えて移動するときに保持位置と解放位置との間で変化する構造である請求項 62記載の装置。 65.グリップ素子はフレール部が完全に引き離されるまで分離されたシートを 保持する構造である請求項62、63または64に記載の装置。 66.分離されたシートと束の残りの部分との間にグリップ素子を導くために前 記束の残りの部分を持ち上げる手段を備えた請求項62記載の装置。 67.少なくとも一方に覗き窓(102)が設けられ互いに往復動作可能な第一 および第二のフレール部(100、200)と、この二つのフレール部が互いに 離れる方向に移動するとき、収容された東の一端から一枚のシート(160)を 取り出し、上記二つのフレール部が互いに押し戻されるときにそのシートを上記 束の他端に積み上げる手段と、 上記二つのフレール部を互いに押し込んだときに上記束をバネの力により上記覗 き窓の方向に押しつける押しつけ手段(112、114)とを備えた実質的に長 方形のシートの束を循環再配列する装置において、 上記押しつけ手段はバネ(114)に保持され上記二つのフレール部の相対移動 方向に長い少なくとも一本のレール素子(112)を含み、上記第一のフレール 部は押しつけ手段と最初は移動しない分離素子とを含み、 上記第二のフレール部は、フレール部の移動開始時に束から一枚のシートを分離 する通過スロットを前記分離素子との間で設定し、分離行程の後に上記レール素 子により保持された分離されたシートの上を走行し、上記押しつけ装置との協力 的動作により、別のシートの通過を防止する障壁を形成する第二の分離素子を含 むことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。 68.第二のフレール部は束運搬器として構成された横断支材を含み、第二の分 離素子はこの横断支材の上に設けられた請求項67記載の装置。 69.二つの分離素子は少なくとも分離動作の間は互いに弾性的に押しつけられ る構造である請求項67または68に記載の装置。 70.分離器として構成された横断支材の上に、バネによりこの分離器に向けて 保持された移動可能なシューが配置された請求項69記載の装置。 71.第一の分離素子は一枚のシートの厚さより高く二枚のシートの厚さより低 い段差を含む請求項68ないし70のいずれかに記載の装置。 72.段差に隣接して、フレール部の引き抜き移動と反対方向に、第二の分離手 段が配置されるブロック面が設けられた請求項71記載の装置。 73.段差に隣接して、フレール部の引き抜き移動方向に、分離されたシートの ための位置決め面が設けられた請求項71または72に記載の装置。 74.少なくとも一つの分離素子には、第二のフレール部の戻りのための傾斜走 行面が設けられた請求項67ないし73のいずれかに記載の装置。 75.第一の分離素子はフレール部の移動方向に延びるリブの上に形成された請 求項67ないし74のいずれかに記載の装置。 76.少なくとも一対の整合リブが設けられた請求項75記載の装置。 77.互いに協力的に動作する第一および第二の分離素子には、フレールの引き 抜き移動方向に対称的に延びる二つの平坦な面が設けられた請求項67ないし7 6のいずれかに記載の装置。 78.フレール部を互いに押し込んだ位置で、シューが第二のフレール部を第一 のフレール部に固定する傾斜面と協力的に動作する構造である請求項70記載の 装置。 79.第二の分離素子には分離素子の動作端から一枚のシートの厚さより短い距 離だけ突出する小ローラが配置された請求項67ないし78のいずれかに記載の 装置。 80.第一の分離手段はフレール部を互いに押し込んだときに小ローラの応力が なくなるような凹部を含む請求項79記載の装置。 81.レール素子はフレール部の移動方向に第一および第二の分離素子と並んで 配置された請求項67ないし80に記載の装置。 82.レール素子はその終端が第一の分離素子に櫛型に噛み合う構造である請求 項81記載の装置。 83.第二の分離手段は、第二のフレール部の横断方向に設けられた分離支材上 に配置され、束を構成するシートの面に対して鋭角となる表面部を含み、この表 面部は、フレール部を引き離したときに、レール素子の端部の上に当接してこの レール素子を第一の分離素子の方向に移動させる請求項67ないし82のいずれ かに記載の装置。 84.レール素子の端部は分離されたシートを位置決め面上に配置するように移 動する構造である請求項73または83に記載の装置。 85.レール素子の端部は位置決めされた分離されたシートの上を第二の分離素 子が走行できるように移動可能な構造ある請求項84記載の装置。 86.レール素子の端部は厚みのある制御用のフォーク状延長部を含み、この延 長部の上を横断支材が走行する構造である請求項83ないし85のいずれかに記 載の装置。 87.レール素子の端部は中央フォーク状延長部を含み、この延長部の上を第二 の分離素子に設けられた小ローラが走行する構造である請求項86記載の装置。 88.厚みのあるフォーク状延長部はレール素子の端部の最初の高さを設定し、 このレール素子の端部はこの高さから小ローラの走行により同じ方向にさらに移 動する構造である請求項86または87記載の装置。 89.中央フォーク状延長部に連続して、レール素子には小ローラが 転がるこ とのできる部分に保持カバーが設けられた請求項87または88記載の装置。 90.第一の分離素子の領域に押し出し手段が設けられた請求項67ないし89 のいずれかに記載の装置。 91.レール素子は板バネ上に保持され、この板バネは第一の分離素子の領域に 直角に延びた構造である請求項67ないし90のいずれかに記載の装置。 92.第一の分離素子は第一のフレール部の底に覗き窓と向き合って形成された 請求項67ないし91のいずれかに記載の装置。 93.分離されたシートを運搬するシート運搬器を含む第一のフレール部と、 この第一のフレール部に対して向かう方向および離れる方向に移動可能な第二の フレール部と を備え、 上記第二のフレール部は束の残りの部分を運搬する束運搬器を含む 実質的に長方形のシートの束を循環再配列する装置において、上記シート運搬器 はフレール部を互いに押し込んだときに上記束運機器から離れた分離されたシー トを引っ掛ける鉤部(300)を含み、分離されたシートの横断端を上記鉤部の 上に導くことにより再配列動作を停止させる手段を備えた ことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。 94.再配列動作を停止させる手段は手動により動作する構造である請求項93 記載の装置。 95.再配列時には分離されたシートか通過スロットを通過する構造であり、 停止させる手段は、少なくともフレール部の相対移動の開始時に、上記通過スロ ットを閉鎖するブロック手段を含む請求項93または94に記載の装置。 96.停止させる手段は連体的に動作可能な状態となる構造である請求項95記 載の装置。 97.第一のフレール部は覗き窓が設けられたハウジングであり、第二のフレー ル部はこの第一のフレール部から引き抜きおよび再挿入が可能な第二のフレール 部であり、上記ハウジングに設けられた第一の分離素子と上記滑動部材に設けら れた第二の分離素子とが分離されたシートのための分離スロットを設定する構造 であり、 ハウジングには、滑動部材が挿入されたときに覗き窓の方向にシートの束を押し つける押しつけ手段が設けられ、この押しつけ手段に少なくとも一つの鉤部(3 00)か設けられた請求項93ないし96のいずれかに記載の装置。 98.押しつけ手段はハウジングにバネで保持された少なくとも一つのレール素 子を含み、 滑動部材は第二の分離素子が設けられた横断支材を含み、この横断支材が上記レ ール素子の上を走行する構造である請求項97記載の装置。 99.束運搬器は第二の分離素子を含む滑動部材の内側終端壁により形成された 請求項97または98に記載の装置。 100.鉤部はレール素子のハウジング開口側の端部に配置された請求項97な いし99のいずれかに記載の装置。 101.再配列動作を停止させる手段は誘導素子を含み、鉤部および誘導素子は 互いに相対移動可能な構造である請求項93ないし100のいずれかに記載の装 置。 102.誘導手段は鉤部に対して移動可能な構造である請求項101記載の装置 。 103.鉤部はシート保持素子に固定され、誘導素子はこのシート保持素子に対 して移動可能な構造である請求項102記載の装置。 104.誘導素子は分離されたシートの端を誘導する誘導路を含む請求項103 記載の装置。 105.誘導素子はシート保持素子を形成するレール素子に対して移動可能な構 造である請求項98記載の装置。 106.誘導素子はレールの長手方向に移動可能な構造である請求項105記載 の装置。 107.ハウジングは覗き窓と反対側に底を含み、誘導素子はこの底からの作用 により動作可能となる構造である請求項101ないし106のいずれかに記載の 装置。 108.誘導素子は、レール素子がハウジングに対して移動することにより作動 素子に当接して動作状態となる構造である請求項107記載の装置。 m9.作動素子はハウジングに対して移動可能なカムを含み、このカムに対して 誘導素子の接触部が当接する構造である請求項108記載の装置。 110.作動素子はスロット閉鎖手段を含む請求項108または109記載の装 置。 111.対称に配置された二つのレール素子はそれぞれ一つの鉤部を含み、この 鉤部に共通の作動素子が作用する請求項98または108ないし110のいずれ かに記載の装置。 112.ハウジングの底には開口が設けられ、この開口を通して作動素子の操作 素子が外側に突出する構造である請求項107ないし111のいずれかに記載の 装置。 113.操作素子は滑動部材の移動方向に移動可能な構造である請求項112記 載の装置。 114.カムは傾斜制御面を含み、誘導素子はこの傾斜制御面に沿って滑り長さ 滑動部材の移動方向に移動可能な構造である請求項109記載の装置。 115.誘導素子はレール素子の長さと同程度に形成された請求項106記載の 装置。 116.誘導素子はバネの力によりその一つの終端位置に押しつけられる構造で ある請求項101ないし115のいずれかに記載の装置。 H7.誘導素子はバネの力により再配列動作が停止されない位置に押しつけられ る構造である請求項116記載の装置。 118.レール素子は誘導斜面を含み、この斜面にそって誘導素子が停止位置と 閉鎖されない位置との間を誘導される構造である請求項98または101記載の 装置。 119.誘導素子はワイヤ部材を含む請求項101記載の装置。 120.ワイヤ部材はU字型で鉤部の近傍が開いた形状である請求項119記載 の装置。 121.レール素子は二つの鉤部を含み、それぞれの鉤部は再配列動作を停止さ せる手段として動作するワイヤ部材の自由端に配置された請求項119ないし1 21のいずれかに記載の装置。 123.再配列動作を停止させる手段はフレール部を互いに押し込んだ終端位置 においてのみ動作状態となる構造である請求項94ないし122のいずれかに記 載の装置。 124.第一のフレール部は、このフレール部に対して相対的に移動可能な作動 素子と、この作動素子を再配列動作が停止されない位置に固定するブロック手段 とを含み、 このブロック手段は第二のフレール部に設けられた制御手段により移動可能な構 造である 請求項123記載の装置。 125.作動素子を作動させてフレール部を引き離した後は、作動素子は第二の フレールによりその収容位置に戻る構造である請求項124記載の装置。 127.作動素子は、ブロック手段に噛み合って固定され、第二のフレール部に 当接したときには弾性的変形により解除されるブロック部を含む請求項124ま たは125記載の装置。 128.弾性的変形は作動素子か第一のフレール部に対して特定の位置にあると きのみ許容される構造である請求項127記載の装置。 129.弾性的変形は関連する部品の二つの安定終端位置の間でのみ行われる構 造である請求項127または128に記載の装置。 130.フレール部の移動方向を横切る方向の寸法があらかじめ定められたシー トのために構成され、その寸法より狭い間隔で少なくとも二つのレール素子を備 えた請求項1ないし129のいずれかに記載の装置。 131.それぞれのレール素子はフレールの相対移動の長さと実質的に等しい長 さに形成された請求項1ないし130のいずれかに記載の装置。 132.引き抜き方向と平行に配置されたシートをその端の近傍で押しつけるレ ール素子を備えた請求項1ないし131のいずれかに記載の装置。 133.フレール部の移動方向に沿った中心面に対して対称に配置された一対の レール素子を備えた請求項1ないし132のいずれかに記載の装置。 134.それぞれのレール素子はプラスチック材料で形成され、金属バネにより 保持された請求項1ないし133のいずれかに記載の装置。 135.バネはフレールの移動方向に沿って設けられた板バネである請求項13 4記載の装置。 136.バネは、その一方の終端が覗き窓と反対側のフレール部の底に固定され 、その他方の終端がこの底に沿って誘導され、上記覗き窓の方向に弧を描く形状 であり、その両端の間がレール素子に接続された請求項135記載の装置。 137.ハウジングの底に沿って誘導されるバネの終端は、フレール部の移動方 向を横切る方向に保持される請求項136記載の装置。 138.固定されたバネの終端はハウジングの底に設けられたピンに取り付けら れた請求項136記載の装置。 139.誘導されるバネの終端は、フレール部の移動方向に沿ってハウジングの 底に設けられた溝により誘導される構造である請求項137記載の装置。 140.レール素子は覗き窓から離れた側に補強リブを含む請求項1ないし13 9のいずれかに記載の装置。 141.レール素子は長手方向の中央面に対して対称な構造である請求項1ない し139のいずれかに記載の装置。 142.第一のフレール部は覗き窓および開口が設けられたハウジングであり、 第二のフレール部は上記開口を通過して上記覗き窓と平行に引き抜きおよび再挿 入される滑動部材であり、束を押しつける押しつけ手段はハウジング内に配置さ れた請求項1ないし141のいずれかに記載の装置。 143.滑動部材は、その内側終端位置に設けられた横断支材の形状をした束運 搬器と、その底に設けられた押しつけ装置が通り抜ける開口とを含む請求項14 2記載の装置。 144.束運搬器にはレール素子を覗き窓と反対側に押しつける傾斜面が設けら れた請求項143記載の装置。 145.束運搬器は滑動部材をハウジングの外側の最終位置に引き出したときも まだレール素子を押しつける構造である請求項144記載の装置。 146.第二のフレール部は第一のフレール部の空き空間内に入り込むグリップ 凹部を含む請求項1ないし145のいずれかに記載の装置。 147.グリップ凹部はフレール部の移動方向に沿った中心面の中心に設けられ た請求項146記載の装置。 148.グリップ凹部と第二のフレール部の側壁との間には空き空間が設けられ た請求項147記載の装置。 149.一つのレール素子が中心面の両側に設けられ、その一端が空き空間のひ とつに突出する構造である請求項148記載の装置。 150.空き空間は第二のフレール部の高さ全体に拡がって設けられた請求項1 48または149記載の装置。 151.第二のフレール部は第二の分離素子に対して後方に第二フレール部の外 側への移動方向に弾性的に変形する束保持面を含む請求項64またはこの項を引 用する項に記載の装置。 152.第二のフレール部を平面的に見ると、束保持面の端が第二の分離素子の 最も外側に突出した部分とほぼ同一面に配置された請求項151記載の装置。 153.束の一端から分離されたシートを束の他端に移動させる搬送装置を備え 、この搬送装置の構成部品は押しつけ手段の部品により動作可能および動作でき ない状態を切り換えられる構造である請求項1ないし152のいずれかに記載の 装置。 154.構成部品はフレール部の相対的移動の制御により動作可能または動作不 能の状態となる構造である請求項153記載の装置。 155.束の一端から一枚のシートを分離しその束の他端に移動させる搬送装置 を構成する補助バネを備えた請求項1ないし154のいずれかに記載の装置。 156.補助バネはフレール部の移動方向に対して対称に配置された請求の範囲 第155記載の装置。 167.補助バネはレール素子の横に隣接して配置された請求項155または1 56に記載の装置。 168.補助バネは一対のレール素子の間に配置された請求項157記載の装置 。 159.シートの東から一枚のシートを分離する装置において、束に隣接して分 離すべきシートに面して配置され、分離されたシートの位置を設定する位置決め 部材と、分離されたシートに対して移動可能であり、束を形成するシートの横断 端に当接する運搬面が設けられ、この運搬面は束の残りの部分を形成するシート の横断端に当接する保持面とこの保持面の終端から延長され分離すべきシートの 面に実質的に直角な表面部とを含み、少なくとも分離すべきシートに隣接するシ ートを運搬する運搬器と、 上記保持面の終端を通過した分離すべきシートの横断端を上記位置決め部材に誘 導する誘導手段と を備えたことを特徴とするシートの東の循環再配列装置。 160.一枚のシートの厚さより高い段差が位置決め部材の前に配置された請求 項159記載の装置。 161.段差を起点として位置決め部材から離れる方向に、この位置決め部材と 実質的に平行なブロック面か設けられた請求項160記載の装置。 162.運搬器の面は、シートを位置決め部材に誘導するために、その面に対し て鋭角の傾斜面に形成された請求項159記載の装置。 163.傾斜面はブロック面からの間隔が一枚のシート厚さより短い位置で終端 された請求項161または162に記載の装置。 164.傾斜面はブロック面まで延長された請求項163記載の装置。 165.傾斜面に加えて、直交表面部が位置決め部材の方向に延長された請求項 163または164記載の装置。 166.保持面の終端は位置決め部材から一枚のシートの厚さより遠く二枚のシ ートの厚さより近い位置に配置された請求項159または165記載の装置。 167.直交表面部は傾斜面の終端から束の残りの部分を運搬する束運搬器の意 図を方向と反対方向にあらかじめ定められた間隔だけ離れて配置された請求項1 63ないし165のいずれかに記載の装置。 168.ブロック面の実質的に平行な中間面が傾斜面の終端から直交表面部の開 始位置まで設けられた請求項167記載の装置。 169.保持面の終端はブロック面により設定される高さよりも位置決め部材に 近い位置に配置された請求項161またはこれを引用する項に記載の装置。 170.ブロック面は間隔を空けて配置された同形の二つのリブにより形成され 、直交表面部はこの二つのリブの間に配置されたリブにより形成される構造であ る請求項169記載の装置。 171.束の残りの部分のための束運搬器および分離されたシートのための位置 決め部材は、互いに弾性的に押しつけられる構造である請求項159ないし17 0のいずれかに記載の装置。 172.束の残りの部分のための束運搬器はバネにより接続されたシューを含み 、少なくとも直交表面部はこのシューに形成された請求項171記載の装置。 173.誘導手段は制御面を含み、分離動作の間に分離すべきシートの横断端が この制御面に沿ってそのシートの面に直交する方向に移動する構造である請求項 159ないし172のいずれかに記載の装置。 174.制御面は直交表面部に対してシートが延びる方向に移動可能な構造であ る請求項173記載の装置。 175.誘導手段は位置決め部材に構造的に連結された請求項159ないし17 4のいずれかに記載の装置。 176.分離されたシートを運搬するシート運搬器を含む第一のフレール部と、 この第一のフレール部に対して向かう方向および離れる方向に移動可能な第二の フレール部と を備え、 上記第二のフレール部は束の残りの部分を運搬する束運搬器を含む 実質的に長方形でほぼ同等の厚さのシートの束を循環再配列する装置において、 上記シート運搬器はフレール部を互いに押し込んだときに上記束運搬器から離れ た分離されたシートを引っ掛ける鉤部(300)を含み、この鉤部はその高さが 一枚のシートの厚さより低く形成され、フレール部を引き離したときに分離され たシートを上記鉤部に運ぶ傾斜面(302)を備えた ことを特徴とするシートの束の循環再配列装置。
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