JPH02500512A - 改良した取り囲み式キヤリヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良した取り囲み式キャリヤ １ユニ立１ 本発明は取り囲み式物品キャリヤに関する。一層詳しくは１本発明は重い荷物を 持ち上げたり、運んだりすることのできる把手部分を有する取り囲み式物品キャ リヤに関する。

ｉ里皇１ｊ 飲料産業では、取り囲み式キャリヤは、普通、ビールや清涼飲料の容器を包装す るために利用される。普通は、高速で移動しているびんを受け入れる包装機械に カートン素材が供給される。素材は移動しているびんの上に置かれ、素材にある ネックホールが直立しているびんのネック部に嵌合するようになっている。その 後、素材は、移動しているびんを包むように折り曲げられる０通常は、素材の端 はタブおよび孔を錠止することによってキャリヤの底で互いに留められ、キャリ ヤの頂パネルには把手構造（指用開口あるいは一体形成のストラップ）が設けて あり、使用者が片手でパッケージを持ち上げ、運ぶことができるようにしている 。

この種のキャリヤは比較的少数のびん、たとえば、６本あるいは８本のびんを含 むパッケージには最も適している。このようなパッケージの全重量は片手で持ち 上げられるほどの軽さであり、比較的薄いボール紙で作ったキャリヤで支えるこ とができる。

もっと重いパッケージは片手で持ち上げるには扱いにくい傾向があり、より重い 荷重のより大きな応力に耐えかつ底錠止用りブの破損を防ぐためにより厚（でよ り高価なボール紙を使用しなければならない、多数の大型びん、たとえば１６オ ンスびんな１２本も含むパッケージは取り囲み式キャリヤの普通の設計にはあま り適していない、ｔい荷重のびんはより厚いボール紙で作った開放ケース内に詰 めるのが普通である。このようなケースは普通の取り囲み式キャリヤよりもびん の重量を支えるのに適しているか、成る種の欠点かある。すなわち、ケース内て びんの底だけを支えているのて、ケースの頂部を閉じた場合よりもびんがケース から落下する回旋性か大きいのである。側部か低くなっており、はんの少量のボ ール紙かあるだけなのて、会社のロゴその他の広告文を分かり易く記載すること もてきない、さらに、頂部の閉じたパッケージの方が頂部の開いたケースよりも 品質が良いように見え、その理由たけても頂部の閉じたパッケージが好まれる。

したか９て１重い荷重を支えることかてきるばかりてなく、容易に持ち上げて運 ぶこともてきる取り囲み式キャリヤを使用てきることか望ましいてあろう、また 、このような取り囲み式キャリヤが経済的に製作できることも望ましいことであ ろう。

灸艶旦ｌ皇皇３遣 本発明は側部パネルと、端部パネルと、これら側部、端部のパネルを折り畳み可 能に連結する底部パネルと、側部パネルを連結する頂部パネルとを有するキャリ ヤを包含する。頂部パネルの端部には補強フラップか折り畳み可能に連結してあ り、これらの補強フラップは折り込まれて二重厚さの部分を形成する。これかキ ャリヤを強化して、使用者が頂部パネルの端部の下面を持ってキャリヤを持ち上 げることがてきる。

さらに、側部パネルに折り畳み可能に連結した補強フラップを頂部パネル補強フ ラップと一体に形成して、側部パネルの端部を同様に強化することもできる。側 部パネル補強フラップはタック・フラップによって端部パネルに連結され、これ らタック・フラップは端部パネルを直立した状態に、そして、側部パネル補強フ ラップを折り込んだ状態にするのを可悌とする。びんを包装したとき、頂部パネ ル補強フラップは頂部パネルにあるびんネック（首）部リテナ（保持）開口と整 合する少なくとも１つのびんネック部すテナ開口を設けてあってもよい。さらに 、頂部パネルと側部パネルの間の折り畳み可能な連結部に隣接したネック部すテ ナ開口は通常よりは大さくなっており、パッケージを形成したときに頂部パネル かびんの頂部を覆うように下向きに回動てきる。端部パネルの高さを補強フラッ プの幅と等しくし、頂部パネルからかなりの距離隔たっていてキでリヤを形成す る素材の幅を最小限に抑えるようにするとよい。

本発明の他の特徴およびその種々の利点は以下の好ましい実施例についての詳細 な説明から一層明らかとなろう。

図面の簡単な説明 第１図は本発明のキャリヤを組み立てるのに用いる素材の平面口である。

第２図は第１図の素材を部分的に折り畳んだ状態て示す斜視図てあつ、素材をま わりに折り曲げられるびんは簡略化のために省略した図である。

第３図は第２図と同様の斜視図であるか、素材をもっと後の組立状態て示す図で ある。

第４図は本発明の完全に組み立てたキャリヤの斜視図である。

第５図は１４４図の５−５線に沿った断面図である。

第６図は＄４図の６−６Ｍ１に沿った断面図である。

第７Ａ図、第７Ｂ図、第７Ｃ図はキャリヤの留めストリップを画定する錠上手段 を錠止過程の主要段階て順次に示す拡大部分側面図である。

第７Ｄ図、第７Ｅ図、第７Ｆ図は第７Ａ図、第７Ｂ図、第７ｃ図に示す錠止タフ の中心を通る拡大部分断面図てあり、第７Ａ図、第７Ｂ図、第７Ｃ図に示す錠止 段階に対応する図である。

第８図は一部修正し・た素材の一部を示す拡大部分平面図てあり、底部パネルと 端部パネルのスコアラインの交差状態を示す図である。

第９図は別の修正例である生産素材の部分平面図である。

第１Ｏ図は第９図の素材から形成したキャリヤの斜視図であり、第９図の引裂ス トリップを除去した後のキャリヤを示す図である。

第１１図はさらに別の修正した生産素材の部分平面図である。

第１２図は第１１図の素材から形成したキャリヤの斜視図てあワ、第１１図の引 裂ストリップを除去した後のキャリヤを示す図である。

ｌ豆Ω盈」 第１図を参照して、生産素材１ｏは底部１２を有し、この底部はスコアライン１ ４によって第１側パネル部１６に、そして、スコアライン１８によって第２側パ ネル部２ｏに連結している。側パネル部２０はスコアライン２２によって傾斜側 パネル部２４に連結しており、この傾斜側パネル部２４はスコアライン２６によ って環パネル部２８に連結している。環パネル部２８はスコアライン３０によっ て頂部留めストリップ３２に連結しており、側パネル部１６はスコアライン３４ によって側部留めストリップ３６に連結している。頂部留めストリップ３２は一 次雄ｆ１！２止タフ３８を有し、こむの基部はスコアライン４ｏとほぼ一致して いる。頂部留めストリップ３２は一次錠止タブ３８と整合した二次雄型錠止タブ ４２も有する。同様にして、留めストリップ３６は錠止タブ３８と整合する一次 雌型錠止孔４４を有し、側パネル部１６はスコアライン３４から延びる二次雌型 錠止孔４６を有する。二次錠止孔４６は二次錠止タブ４２と整合している。

スコアライン４８に沿って底部１２には端パネル部５０が連結しており、この端 パネル部５０は、また、スコアライン５４によってタック・フラップ５２に連結 している。スコアライン５４はこの構成では、スコアライン１４．１８の延長線 となっている。スコアライン４８は底パネル部１２を越えて素材の端まで延びて いて補強フラップ５５．５７を構成する。補強フラップ５５は補強フラップ部２ ８Ａ、２４Ａ、２ＯＡとからなり、これらの補強フラップ部はスコアライン４８ によって頂パネル部２８．傾斜パネル部２４、側パネル部２０のそれぞれに連結 する。補強フラップ５７は補強フラップ部１６Ａ、３６Ａとからなり、これらの 補強フラップ部はスコアライン４８によって側パネル部１６、側部留めストリッ プ３６のそれぞれに連結している。タック・フラップ５２のうちの２つは折り！ ５６によって補強フラップ２０Ａに連結し、残りのタック・フラップ５２は折り １１ｉ１５８によって補強フラップ１６Ａに連結する。スコアライン４８はスコ アライン１４．１８．２２．２６．３０．３４に対してほぼ直角であって、互い にほぼ直角に延在するパネルを有するキャリヤを与える。図示の構成では、折り 線５６．５８はスコアライン４８．５４と４５度の角をなす。

第１図をなｉ３参照して、環パネル部２８は１２個のネック部すテナ開口を有し 、これらのネック部すテナ開口はそれぞれ４つずつ３列に配置しである。外側２ 列の開口６０は環パネル部に折り畳み可能に連結した４つのタブ６２を有し、キ ャリヤ内に収容されたびんのネック部か開口を貫いて突出し、これらネック部の ほぼ全周にわたフて保合してネック部を所定位置に保持できるようになっている 。この種のネック部すテナの構造は公知の技術である。最内方列の開口６４は開 口６０よりも横断方向の寸法か大きくなっており、タブ６２と同様に環パネル部 に折り畳み可能に連結するタフ６６をただ２つしか備えていない。ネック部すテ ナ構造の違いについては後に説明する。さらに、補強フラップ２８Ａの各々はネ ック部すテナ開口６０Ａと６４Ａとを有する０図示したように、開口６０Ａか開 口６０と同じであり、また、開口６４Ａか開口６４と形状、寸法か同しであると 好ましいか、ネ・ンク部保持用のタブは備えていない。補強フラップ２８Ａはさ らにカットアウト部６８を儒えており、このカットアウト部は開口６０Ａに類似 するネック部すテナ開口を設けることかできるスペースを与える。補強フラップ ３６Ａ、１６Ａはその外縁に＃接してカットアウト部を備えるが、その理由にフ いては後に説明する。

第１図、第２図を参照して、ここて第１図の観察者側に向いた素材の表面が内面 となると仮定すると、素材１０を折り畳んてキャリヤを形成する第１段階は、タ ック・フラップ５２をスコアライン５４に向って上向きに押すことである３これ により、ボール紙か折り線５６．５８に沿って折れ、折り線を素材の平面から上 方へ移動させ、端パネル部５０および補強フラップ５５．５７を上昇させる。そ してまた、側パネル部１６および留めストリップ部３６をスコアライン１４のま わりに一体に上方へ回動させ、かつ、側パネル部２０、傾斜パネル部２４、環パ ネル部２８および留めストリップ３２をスコアライン１８のまわりに一体に上向 きに回動させる。補強フラップ５５．５７は第２図に示すように隣接のパネル部 分に重なるまでスコアライン４８まわりに折り曲けられる。ここて、ネック部す テナ開口６０Ａ、６４Ａが隣接の開口列にある端開口６０．６４と整合し、そこ に重なってびんのネック部を両開口を通して突出させ得るようになっていること に注目されたい、また、キャリヤ構成部分の開示の妨げにならないようにびんを 第２図に示していないか、実際には、包装しようとしているびんを素材の底部に まず載せ、その後、上述したように折り曲げ作業を行なうということも了解され たい。

第２図の中間形態てもなお素材はスコアライン１４．１８に沿って折り曲げられ つつあり、側パネル部１６．２０を垂直位置まて上昇させ、また、スコアライン ２２．２６のまわりに折り曲げて第３図に示す中間形態とする。この時点て、タ ック・フラ・ンプ５２は補強フラップ１６Ａ、２０Ａの隣接部分と面を合わせ、 環パネル部２８は底部に着座するびんを覆うように折り曲げられる途中にある。

この時点て、キャリヤの環パネルか傾斜パネル部２４によって分離されているこ となく側パネルに直結していたならば、環パネル部を隣接列のびんの頂に向って 下向きに回動させる余裕かないということかわかる。同様に、ネ・ンク部すテナ 開口６４か他の密着嵌合用開口６０と同じ寸法てあったならば、環パネル部をび んの頂を覆うように下向きに回動させるときに開口６４か動く円弧か短かすぎて 開口６４をびんネック部の上に動がすことがてきないことになる。こうして、傾 斜パネル部２４および拡大ネック部開口６４を設けて環パネル部をびんに向って 下向きに折り曲げるときに環パネル部２８およびそこに設けたすべてのネック部 すテナ開口をぴんと正しく整合させ得るようにしたのである。ネック部ソテナ開 口６４の短い端のところでネック部すテナ・フラップが開口６４の列の上に環パ ネルを動かすときに妨げになりがちであるから、ここてはネック部すテナ・フラ ップな図示のように省略すると好ましい。補強フラップ２８Ａにあるネック部す テナ開口６４Ａが折り曲げ作業中に頂パネルの動きを妨げることがないように、 これらの開口のすべてのネック部すテナ・フラップを図示のように省略すると好 ましい。

頂パネル部の下向きの折り曲げ作業がさらに続けられ、最終的には、留めストリ ップ３２が留めストリップ３６に重なり、そこに連結される。びんを入れた状態 の完成したキャリヤが第４図に示してあり、ここでは１２本のびんのすべてのネ ック部が頂パネル２８の対応したネック部すテナ開口を貫いて上方に突出してい る。傾斜パネル２４および組み合った留めストリップ３２．３６が側パネルとな す角が同じになり、その結果、キャリヤは対称的な配置となる。端パネル５０は 折り曲げられたタック・フラップによって垂直方向直立位置に保持される。キャ リヤ内のびん（側パネル１６．２０と衝合して緊密に詰められている）もタック ・フラップと衝合し、隣接の折り込まれた補強フラップ２ＯＡ。

１６Ａに向って押し付けられて拘束される。こうして、パッケージ内のびんはタ ック・フラップを所定位置に保持する助けともなる。

補強フラップ５５．５７を構成す゛る個々の折り曲げられた補強フラップはキャ リヤの頂パネルの縁に沿ってボール紙を二重の厚さにし、それによって、頂パネ ルを強化し、使用者が頂パネルの縁付近の下面を掴み、キャリヤを容易に持ち上 げることができる。したがって、補強された縁部分は把手部として役立つ、これ は第５図、第６図により明瞭に示してあり、これらの図は第４図に示す平面に沿 ったパッケージの断面図である。第５図に示すように、補強フラップ２８Ａは第 １ネック部リテナ開ロ６４を越えて列の最初のびんのほぼ向い側まで達する。こ れは使用者の指に対する大きな余裕を与え、持ち上げ時ストレスのほぼすべてが 二重厚さの部分に生じることになる。端のびんのすぐ隣に示す端パネル５０はび んを所定位置に保持する助けとなり、がっ、側パネルと共にパッケージ内のびん を完全に囲むように作用する。

第６図に示すように、補強フラップはパッケージの側パネルの縁部分のところで かつ頂パネルの縁部分に沿ってボール紙を二重にする６タツク・フラップ５２は 余分な厚みを与えて外側列の端にあるびんが側パネルと衝合する臨界位置で三重 の厚みを与える。また、留めストリップ３２．３６が出会う部分も三重の厚みと なる。補強フラップ２８Ａの端縁が７０で示してあり、これは第１図に示すカッ トアウト６８に対応する。補強フラップ２８Ａのこの短くなった部分は、留めス トリップが合わさっている混雑した部分においてフラップ２８Ａの幅の広い自由 な縁が他のフラップと結合する可能性を排除すると共に、開口６０Ａに対応する ネック部すテナ開口も不要とし、この部分でのびんの整合性を妨げる可能性も排 除する。フラップ２８Ａの短い端７２は上述した問題の可能性を排除しながらパ ッケージの頂パネルの幅を通じて連続した二重の厚みを与えることができる。

次に第７Ａ区、第７Ｄ図を参照して、留めストリップ３２は留めストリップ３６ と係合する準備が整った状態で示しである。ストリップ３２はスコアライン４０ に沿って折り返してあり、その結果、ストリップ３２の下面が露出し、留めスト リップ３６の外側面が見える。このことはストリップ３２から一次錠止タブ３８ を分離することになる。−次錠止タブ３８は一次錠止孔４４と整合し、二次錠止 タブ４２は二次錠止孔４６と整合する０錠止孔４６は側パネル１６およびスコア ライン３４に折り畳み可能に連結したタブ７４によって覆われていると好ましい 、−次錠止を完了するには、第７Ｅ図に最も良く示すように、錠止タブ３８を孔 ４４に挿入し、ストリップ３２を　スコアライン４０に沿って折り下げる。これ により、タブ３８が孔４４の縁７６のまわりに回動し、ストリップ３６の内面と 面を合わせて重なることになる。

この時点で二次タブすなわちポンチ・タブ４２が二次孔４６と整合する。この配 置が第７Ｂ図に示しである。

錠止ストリップを相互に錠止する際の次の段階は、孔４６にポンチ・タブ４２を 挿入し、このタブを折り畳み可能なタブ７４の間のやや狭い開口に押し通す、こ の段階で錠止作業が完了し、ストリップは第７Ｃ図、第７Ｆ図に示すように一次 、二次錠止の両方によって連結されることになる。ここで、これは重い荷重の下 での保持力のために好ましい錠止構成ではあるが１錠止ストリップを相互に堅固 に保持できる限り他の機械的な錠止構成を使用してもよいことは了解されたい、 しかしながら、望むならば、ｔａ＠的な相互錠止の変わりにストリップを相互に 接着することもできる０錠止構造のもっと大きい一体性を望むならば、機械的な 錠止ど接着を同じパッケージで使用してもよい。

第１図の素材に関連してタック・フラップを説明した際、タック・フラップ５２ を構成している折り、！５６．５８はスコアライン４８．５４と４５度の角をな す状態にあった。これはタック・フラップの正規の配置であり、この場合端パネ ル５０がほぼ垂直方向に位置することになる。第８図にはこれを変形した配置が 示してあり、この配置では、スコアライン５４′はスコアライン１８’、１４’ からオフセットしており、スコアライン１８′　と１４″間の距離はスコアライ ン５４′間の距離よりも大きくなっている。さらに、折り＃ｉ５６′、５８’は スコアライン４８′、５４″と４５度の角をなす代りに、スコアライン５４′と ４５度未満の角をなし、スコアライン４８゛とは４５度より大きい角をなす。こ の配置では、端パネル５０゛はパッケージの組立後にキャリヤの内容物に向って やや内向きに反る傾向がある。これは端パネルのたるみ、その結果生じる間き、 すなわち、パッケージ内で端部のびんが滑り、隣接のびんに衝突するという問題 を解決できる。使用し得る特定の角度やオフセット量はパッケージの寸法や所望 の内向き片寄せ量に従って異なる。４５度からの離脱角度が太き（なるに従いオ フセット量を大きくする必要がある。しかしながら、パネルの矩形配置の故に第 １図の実施例からの大きな変更は許されないことは了解されたい、たとえば、好 ましい設計では、オフセット量が３７３２インチであり、スコアライン５４′　 と折り［５６’　、５８’のなす角度は４３度の鋭角である。このような配置で は、スコアライン４８′と折り線５６゛。

５８′のなす角度は４７度の鈍角であり、これら鋭角、鈍角の合計は富にほぼ９ ０度である。

次に第９図を参照して、ここには変形例の素材１００が示してあり、これは底パ ネル部１１２．端パネル部１５０．側パネル部１２０．１１６および側パネル補 強フラップ１２ＯＡ、１１６Ａを包含し、これらのすべては第１図の素材のパネ ル部に対応する。さらに、側パネル部１２０はそれを傾斜パネル部に連結してい るスコアライン１２２付近に引裂ストリップ１９７を有する。

同様に、側パネル部１１６はそれを留めストリップ１３６に連結しているスコア ライン１３４付近に引裂ストリップ１９９を有する。これらの引裂ストリップは スコアライン１２２．１３４に対して平行であり、好ましくは、延長部１９６， １９８を備え、使用者がこれら引裂ストリップを掴めるようにする。

使用にあたっては、使用者は先に述べた要領で詰まったキャリヤを運ぶことにな り、折り込んだ補強フラップでキャリヤの荷重を支えることができる。キャリヤ の内容物を露出するには、引裂ストリップ１９７，１９９を除去するだけでよく 、このときキャリヤは第１０図に示す状態となる。こうすると、すべてのびんに 容易に手を伸ばすことができ、それでも、底、側、端の各パネルからなるカート ンの基部はそのままである。この実施例では、タック・パネル１５２は、通常は 頂パネル、側パネルを所定位置に保持する機械的な留めがもはやそこに存在しな いために側パネル補強フラップ１２０Ａ、１１６Ａに接着されることになる、接 着領域を壊すことな（引裂ストリップを容易に除去するには、これらの引裂スト リップをキャリヤの側パネルの高さに等しいかあるいはそれより大きい距離、ス コアライン１１４．１１８から隔たったところに設けると好ましい、これにより 、引裂ストリップを除去した後に側パネルを第１０図に示すように少なくとも端 パネルと同じ高さに留めるかあるいはそれよりも高い位置に置くことができる。

別の変形例の素材が第１１図に示してあり、ここでは、素材２００はスコアライ ンによって補強フラップ２２８Ａ、留めストリップ２３２、傾斜パネル部２２４ に連結した頂パネル部２２８を包含する。この頂パネル部は、さらに、引裂スト リップ２９５の隔たった脚部も有し、これらの脚部は中央の２つのネック部すテ ナ開口２６０．２６４をその外側に位置するネック部すテナ開口から分離してい る。引裂ストリップ２９５は留めストリップ２３２を頂パネル部２２８に連結し ているスコアラインの一部に沿って延びる脚部も有する。引裂ストリップの隔た った脚部は傾斜パネル部２２４にも延びており、スコアライン２２２のタブ２９ ７のところで終っている。

使用にあたっては、キャリヤは第１図から第７図のキャリヤと同じに形成され、 ポール紙に望ましくないストレスを生じさせることなく補強フラップで重いびん の荷重を支えるのを可能にする。キャリヤの内容物を霧出させるには、使用者は タブ２９７を引き、引裂ストリップ２９５を除去するだけでよく、こうして。

第１２図に示すように、頂パネルの中央部を除去することができる。１２本のび んを運ぶように設計したキャリヤでは、中央の６本のびんが露出する。中央の６ 本のびんを取り出した後、びんのなくなった空間を通して他のびんを取り出すの は容易である。この構成では、錠止タブと孔の組合わせはそのままであり、中央 部を除いた後も頂パネルを所定位置にしっかりと保持している。これが特に有効 なのは、返却用のびんを処理する場合であり、空のびんをキャリヤ内に戻し、キ ャリヤを小売店に戻せばよい、頂パネルの一部を除去しても、キャリヤは充分な 構造上の一体性を持ち、空のびんの荷重に耐久で小売店への持ち運びが可能であ る。

既に明らかになったように、特に多数本のびんを包装して通常の把手では重すぎ たり、運びづらかったりするほどのパッケージとなった場合に、本発明のキャリ ヤは取り囲み式キャリヤの分野でかなりの重要性を持つ、このキャリヤは組立簡 単で、接着不要である。パッケージ内のびんによって側パネル、端パネルに加え られる圧力ならびにネック部すテナの安定化効果は接着剤を必要とすることなく タック・フラップおよび補強フラップを所定位置に保持するに充分なものである 。

好ましい実施例をびんに関連して説明してきたが、パッケージを持ち上げる手段 として折り曲げた補強フラップを利用するという概念は缶にも通用することは了 解されたい、このような設計では、頂パネルを側パネルに連結する傾斜パネルは 不要である。なんとなれば、頂パネルを円弧状に延ばしてびんのネック部とネッ ク部すテナ開口を正しく整合させるということが不必要だからである。頂パネル は側パネルから直角に延びるだけでよい。必要に応じて、頂パネルの一部を缶の 頂部に差し込み、缶を所定位置に保持する助けとしてもよい。

本発明の好ましい実施例を説明してきたが、示唆した可能性のある変形例に加え であるいはそれに代えてこの実施例の細部についての変更を請求の範囲で定義し ているような発明の精神、範囲から逸脱することなく行ない得ることは了解され たい。

Ｆｘｒ；、５ 国際論査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．側線および端縁を有する底パネルと、この底パネルの側縁に折り線によって 連結した側パネルと、 底パネルの端縁に折り線によって連結した端パネルと、側パネルを連結する頂パ ネルと、 二重の厚さの部分を形成するように折り下げられた頂パネルの端部とを包含する ことを特徴とする取り囲み式物品キャリヤ。
2. ２．請求項１記載の取り囲み式物品キャリヤにおいて、折り線に沿って端パネル に連結したタック・フラップと、折り線に沿って側パネルに連結した端部とを包 含し、側パネルの端部が斜めの折り線に沿ってタック・フラップに連結している ことを特徴とする取り囲み式物品キャリヤ。
3. ３．請求項２記載の取り囲み式物品キャリヤにおいて、側パネル端部が折り込ま れて二重厚さの部分を形成し、側パネルの折り込み部分が頂パネルの折り下げ部 分に連結していることを特徴とする取り囲み式物品キャリヤ。
4. ４．請求項３記載の取り囲み式物品キャリヤにおいて、頂パネルがキャリヤ内に 収容されたびんのネック部を受け入れるための複数のネック部リテナ開口を有し 、頂パネルの折り下げ部分の各々が少なくとも１つのネック部リテナ開口を有し 、頂パネルの折り下げ部分のネック部リテナ開口が頂パネルにあるネック部リテ ナ開口と整合していることを特徴とする取り囲み式物品キャリヤ。
5. ５．側縁と端縁を有する底パネルと、 この底パネルの側縁に折り線に沿って連結し、そこから上方に延びている側パネ ルと、 底パネルの端縁に折り線に沿って連結し、そこから上方に延びており、自由な上 縁を有する端パネルと、側パネルを連結しており、端パネルの上縁から隔たった 端部を有する頂パネルと、 端パネルを側パネルの端部に連結しているタック・フラップと を包含し、側パネルの端部と頂パネルの端部を折り下げてこれらの端部に沿って 二重厚さのほぼ連続した部分を形成することを特徴とする取り囲み式物品キャリ ヤ。
6. ６．請求項１０記載の取り囲み式物品キャリヤにおいて、端パネルの高さが側パ ネルの折り下げ部分の幅にほぼ等しいことを特徴とする取り囲み式物品キャリヤ 。
7. ７．取り囲み式物品キャリヤを形成するための素材であって、底パネル部と、 スコアラインによって底パネル部に連結した側パネル部と、スコアラインによっ て底パネル部に連結した端パネル部と、スコアラインによって側パネル部の少な くとも一方に連結し、端縁を有する頂パネルと、 スコアラインによって頂パネルの端縁に連結した補強フラップであって、この素 材から形成したキャリヤの頂パネルの下面に面する位置にスコアラインまわりに 折り曲げられて頂パネルの端を補強する用になっている補強フラップとを包含す ることを特徴とする素材。
8. ８．請求項１２記載の、取り囲み式物品キャリヤを形成するための素材において 、スコアラインに沿って端パネル部に連結したタック・フラップと、スコアライ ンに沿って側パネル部に、そして、斜めの折り線に沿ってクック・フラップに連 結した補強フラップとを包含し、側パネルの補強フラップがスコアラインに沿っ て頂パネル補強フラップに連結しており、側パネル補強フラップがそれらを側パ ネル部に連結しているスコアラインに沿ってこの素材から形成したキャリヤの側 パネルの内面に面する位置まで折り曲げられて側パネル端を補強するようになっ ていることを特徴とする素材。
9. ９．請求項１３記載の、取り囲み式物品キャリヤを形成するための素材において 、頂パネル部がこの素材から形成したキャリヤ内に収容されたびんのネック部を 受け入れるための複数のネック部リテナ開口を有し、頂パネル補強フラップが、 それをこの素材から形成したキャリヤの頂パネルの下に折り込んだときに頂パネ ルのネック部リテナ開口と整合するようになっている少なくとも１つのネック部 リテナ開口を有することを特徴とする素材。
10. １０．請求項１４記載の、取り囲み式物品キャリヤを形成するための素材におい て、タック・フラップを端パネル部に連結するスコアライン間の距離が底パネル 部を側パネル部に連結しているスコアライン間の距離より短く、タック・フラッ プを端パネル部に連結しているスコアラインと斜めの折り線のなす角度が４５度 未満であることを特徴とする素材。