JPH0249390Y2 - - Google Patents

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JPH0249390Y2
JPH0249390Y2 JP9702886U JP9702886U JPH0249390Y2 JP H0249390 Y2 JPH0249390 Y2 JP H0249390Y2 JP 9702886 U JP9702886 U JP 9702886U JP 9702886 U JP9702886 U JP 9702886U JP H0249390 Y2 JPH0249390 Y2 JP H0249390Y2
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JP
Japan
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rotor
centrifugal
drum
molecule
weight
Prior art date
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Expired
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JP9702886U
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JPS633528U (ja
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、駆動側ロータの遠心力作用により被
駆動側ドラムに動力を断続させることができる遠
心クラツチ装置のロータ構造に関する。
〔従来の技術〕
従来は、遠心力作用する駆動側ロータの外周面
が被駆動側ドラムの内周面に接離して動力を断続
させる構成の遠心クラツチ装置において、特公昭
60−44528号公報に見られるように、ロータが複
数の薄板を成層して互に軸線方向に連結されてい
るため、作動時には、各薄板が同時にドラムの内
周面にミーテイングするような構造になつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そのため、ロータの外周面が一挙に被動側ドラ
ムに接触するから、そのミーテイング時のシヨツ
クが大きくなり、駆動側および被動側に振動を大
きく与えることになるといつた問題点を有してい
る。
本考案は、そのような問題点を解決したもの
で、ロータとドラムのミーテイングがスムーズに
行われることになつて遠心クラツチが振動なくス
ムーズに入ることになり、簡単な構造にして好適
に実施できるよう提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本考案では、出力軸に装着するボス
部の反対側両端部からそれぞれ反対方向に弾性ア
ームを延出するとともに両弾性アームの先端には
外周彎曲面の遠心錘をそれぞれ一体に連設して複
数の板状ロータ分子を形成し、各ロータ分子を重
合するとともに各ボス部の部分で連結体を介し結
合し、重合する各遠心錘の少なくとも1つ以上の
ものが他のものに比して遠心力が相違するよう大
小にそれぞれ形状変化させて構成したものであ
る。
〔作用〕
したがつて、ロータが回転すると、遠心力が相
違するよう大小に形状変化させた重い方のロータ
分子の遠心錘が先ずドラムの内周面にミーテイン
グし、次いで、次に重くなるロータ分子の遠心錘
がドラムの内周面にミーテイングすることになつ
て、僅かながら時間差をおいてシヨツクを生じな
いよう各ロータ分子が次々にミーテイングして、
遠心錘とドラムとの当接面積が順次増し、当接面
積が小さいとき、若干の滑りを生起しつつクラツ
チが入ることになる。
〔実施例〕
次に、図面に示す実施例について説明する。
第4図は刈払機における伝動部の断面図を示
し、エンジン側に連設するクラツチケース1bの
先端側筒部1aには先端側に刈刃を連設する長い
操作桿2の後端部を嵌合して連結し、エンジンの
クランクよりクラツチケース1b内に出力軸6を
延設し、クラツチケース1b内のドラム3と一体
の軸部3aをベアリング4を介して回転自在に軸
架し、前記操作桿2に内装する刈刃駆動軸5の後
端部を前記軸部3aに嵌合連結して従来形構造同
様に構成する。
前記出力軸6の先端に嵌合してボルト6aによ
り係止するロータ7は3枚の板状ロータ分子7
A,7B,7Cからなり、各板状ロータ分子7
A,7B,7Cは、前記出力軸6およびキー6b
に嵌合できる取付孔71aおよびキー嵌合孔71
bを中心部に有する左右対称形のボス部71の反
対側両端部からそれぞれ反対方向に弾性アーム7
2,72を延出するとともに、両弾性アーム7
2,72の先端には彎曲した外周面73aを有す
る半月状の両遠心錘73,73をそれぞれ一体に
連ね形成するが、各ロータ分子7A,7B,7C
のボス部71と弾性アーム72,は幅および厚さ
が同一となるように形成し、ロータ分子7C,7
B,7Aの順にそれぞれの遠心錘73の厚さが
t1,t2,t3で示すように薄くなるようそれぞれの
厚さを変え、遠心力がかかる各遠心錘73の重量
が相違するように形成して構成する。
また、ロータ分子7B,7A,7Cの順に重合
するととともに、取付孔71aの両側方となる各
ボス部71の2ケ所に、リベツトである両連結体
74,74をそれぞれ挿着して結合し、全体を前
記出力軸6の先端に挿着して取付け構成する。
第5図よび第6図は他の実施例を示し、同一符
号で示すように前記実施例と同様に構成するが、
各ロータ分子7A,7B,7Cの厚さをtで示す
ように同一にして、ロータ分子7B,7Cの遠心
錘73の内方側辺には切除部73bをそれぞれ切
欠形成するともに、ロータ分子7A,7B,7C
の順にそれぞれの遠心錘73の横幅がl1,l2,l3
で示すように狭くなるように形成し、各遠心錘7
3の遠心力が相違するようそれぞれの重量を変え
て形成する。
また、両実施例では、3枚の各遠心錘73の重
量がそれぞれ相違するように構成したが、1枚の
遠心錘73の重量が異なつて、他の2枚の遠心錘
73の重量が同じとなるように構成することもで
き、また、ロータ分子は少なくも2枚以上のとく
に枚数を特定するものではない。
したがつて、第4図に示すように構成して運転
する場合、エンジン側の回転数が上がつて、出力
軸6および各ロータ分子7A,7B,7Cの回転
数が上がりながらクラツチが入る状態では、第1
図ないし第4図に示す実施例の場合、先ず、最も
重量の重いロータ分子7Cの遠心錘73が遠心方
向に拡がりながらドラム3の内周面に接触し、次
いで、次に重量の重いロータ分子7Bの遠心錘7
3がドラム3の内周面に接触し、最後に、軽いロ
ータ分子7Aの遠心錘がドラム3の内周面に接触
することになつて、僅かながらも時間差をおいて
各ロータ分子7C,7B,7Aが作動することに
なり、そのため、遠心錘とドラムとの当接面積が
順次増し、当接面積が小さいとき、若干の滑りを
生起しつつシヨツクを生じることなくなめらかに
ミーテイングしてクラツチが入ることになる。
第5図および第6図に示す実施例の場合は、ロ
ータ分子7A,7B,7Cの順に遠心錘73がド
ラム3に接触することになる。
〔考案の効果〕
このように本考案は、従来のようにロータの遠
心錘が一挙にドラムにミーテイングすることな
く、各遠心錘73の大小形状の変化により各ロー
タ分子7A,7B,7Cの遠心錘73が時間差を
おいて次々に接触することができることになつ
て、シヨツクを生じることなくスムーズにミーテ
イングしてクラツチが入ることになり、シヨツク
により各部が損傷したり機体を持つ作業者に不快
感を与えたりすることを防止できて、簡単な構造
にして好適に実施できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である各ロータ分子の
正面図、第2図および第3図は第1図の−線
および−線における断面図をそれぞれ示し、
第4図は刈払機における伝動部の断面図、第5図
は他の実施例の正面図、第6図は第5図の−
線における断面図を示す。 7……ロータ、3……ドラム、6……出力軸、
71……ボス部、72……弾性アーム、73……
遠心錘、7A,7B,7C……ロータ分子、74
……連結体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遠心力作用する駆動側ロータ7の外周面が被駆
    動側ドラム3の内周面に接離して動力を断接させ
    る構成の遠心クラツチ装置において、出力軸6に
    装着するボス部71の反対側両端部からそれぞれ
    反対方向に弾性アーム72,72を延出するとと
    もに両弾性アーム72,72の先端には外周彎曲
    面の遠心錘73,73をそれぞれ一体に連設して
    複数の板状ロータ分子7A,7B,7Cを形成
    し、各ロータ分子を重合するとともに各ボス部7
    1の部分で連結体74を介して結合し、重合する
    各遠心錘73の少なくとも1つ以上のものが他の
    ものに比して遠心力が相違するよう大小にそれぞ
    れ形状変化させて構成したことを特徴とするロー
    タ構造。
JP9702886U 1986-06-25 1986-06-25 Expired JPH0249390Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9702886U JPH0249390Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

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JP9702886U JPH0249390Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

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JPS633528U JPS633528U (ja) 1988-01-11
JPH0249390Y2 true JPH0249390Y2 (ja) 1990-12-26

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JPS633528U (ja) 1988-01-11

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