JPH0248670Y2 - - Google Patents

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JPH0248670Y2
JPH0248670Y2 JP1985013387U JP1338785U JPH0248670Y2 JP H0248670 Y2 JPH0248670 Y2 JP H0248670Y2 JP 1985013387 U JP1985013387 U JP 1985013387U JP 1338785 U JP1338785 U JP 1338785U JP H0248670 Y2 JPH0248670 Y2 JP H0248670Y2
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JP
Japan
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pump shaft
pump
fixed
mechanical seal
seal device
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JP1985013387U
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JPS61130716U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのウオータポンプの改良に
関するものである。
(従来の技術) 従来、エンジンのウオータポンプは、メカニカ
ルシール装置を設けて冷却水が外部に漏洩しない
ようにしている。そして、このメカニカルシール
装置のシール部を冷却水で潤滑するようにしてい
るため、少量ではあるが該シール部から冷却水も
しくは冷却水が蒸気となつてベアリング側に漏洩
してしまう。
そのため、漏洩した冷却水がポンプシヤフトに
付着すると錆が発生し、該錆により摩耗が生じて
メカニカルシール装置が損傷してシール性が悪化
するという問題がある。
この問題を解決するため、例えば実開昭59−
64428号公報に開示されるように、ポンプシヤフ
ト表面に防錆のための被膜層を形成することが行
われている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記防錆用被膜層を形成することは高
価になるという問題があつた。
本考案は、上記問題を解消するものであつて、
高価な防錆用被膜層を形成することなく、既存の
部材を利用して、ポンプシヤフトへの冷却水もし
くは蒸気の付着を防止することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、ポンプハウジングにベアリングを介してポン
プシヤフトが支持され、該ポンプシヤフトの上記
ベアリング支持部より一端側にインペラが固定さ
れているとともに他端側にプーリが固定されてお
り、上記インペラとベアリングとの間にメカニカ
ルシール装置が配設され、かつ該メカニカルシー
ル装置との間の空間に上記ポンプシヤフトに嵌合
固定されるとともにポンプシヤフトの径方向へ向
かつて延びるバツフルプレートが配設されたエン
ジンのウオータポンプを前提とする。そして、上
記メカニカルシール装置は、ポンプシヤフトに嵌
合固定され一端側にポンプシヤフトの径方向へ向
かつて延びる鍔部を有する円筒部材と、該円筒部
材の鍔部に固着された回転側摺動部材と、上記ポ
ンプハウジングに装着され上記回転側摺動部材と
摺接する固定側摺動部材とを備えてなる。さら
に、上記メカニカルシール装置の円筒部材の他端
部と上記バツフルプレートとが、ポンプシヤフト
表面と上記空間との連通を遮断するように当接さ
れているものとする。
(作用) これにより、本考案では、メカニカルシール装
置における固定測定摺動部材と回転側摺動部材と
の摺接面から水が洩れても、該摺接面の下方には
ポンプシヤフトを覆う円筒部材が存在し、かつ該
円筒部材はポンプシヤフトを覆うバツフルプレー
トと当接されていることで水を完全に遮断し、上
記洩れた水がポンプシヤフトに接触することはな
い。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、既存の部材を利
用してポンプシヤフトを完全に覆うことができる
ので、ポンプシヤフトへの冷却水もしくは蒸気の
付着を防止でき、それによつて、高価な防錆用被
膜層を形成することなく錆発生を防止して、シー
ル性を確保することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図及び第2図において、1はポンプシヤ
フトで、その一端にはウオータポンプ2を図示し
ないベルトによつて駆動するプーリ3が取り付け
られ、他端にはシリンダブロツク4に形成された
ウオータジヤケツト5内に位置してエンジン各部
に冷却水を圧送するインペラ6が取り付けられて
いる。
上記ポンプシヤフト1は、その中途部におい
て、シリンダブロツク4に取り付けられたポンプ
ハウジング7の軸受穴8にボールベアリング9を
介して回転自在に支承されている。
また、上記ポンプシヤフト1の上記インペラ6
とボールベアリング9との間には、ウオータジヤ
ケツト5とボールベアリング7とを遮断するメカ
ニカルシール装置10が嵌合されている。
上記メカニカルシール装置10は、ポンプシヤ
フト1に嵌合固定され一端側(インペラ6側)に
ポンプシヤフト1の径方向へ向かつて延びる鍔部
を有する円筒部材11と、上記ポンプハウジング
7に固着された断面略逆コの字状のプレート部材
12と、上記円筒部材11の鍔部に固着されたセ
ラミツク製の回転側摺動部材13と、上記プレー
ト部材12にゴム部材14を介して固着されると
ともにスプリング15により上記回転側摺動部材
13に圧接されて摺接するカーボン製の固定側摺
動部材16とから構成されている。
さらに、上記メカニカルシール装置10とボー
ルベアリング7との間に形成される空間17には
バツフルプレート18が配設されている。
上記バツフルプレート18は、断面L字状の弾
性部材から成り、ポンプシヤフト1に一体的に回
転するように金属筒19により嵌合固定されると
ともにポンプシヤフト1の径方向に延びており、
漏洩した冷却水もしくは蒸気がベアリング7に侵
入するのを防止するとともに蒸気抜き孔20及び
冷却水抜き孔21より速やかに蒸気及び冷却水を
排出するようになつている。
そして、上記ポンプシヤフト1の軸方向に延び
るバツフルプレート18の先端部18aが延設さ
れて、上記メカニカルシール装置10の円筒部材
11の他端部11aと当接されている。
したがつて、以上のように構成されるため、メ
カニカルシール装置10における固定側摺動部材
16と回転側摺動部材13との摺接面から水が洩
れても、該摺接面の下方にはポンプシヤフト1を
覆う円筒部材11が存在し、かつ該円筒部材11
はポンプシヤフト1を覆うバツフルプレート18
と当接されていることで水を完全に遮断し、上記
洩れた水がポンプシヤフト1に接触することはな
い。
つまり、既存のバツフルプレート18を延設し
て円筒部材11と当接させるだけで、ポンプシヤ
フト1を完全に覆うことができるので、高価な防
錆用被膜層を形成することなく冷却水等の付着を
防止でき、シール性を確保することができる。
尚、上記とは逆に、円筒部材11を延設してバ
ツフルプレート18と当接させても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウオータポンプの断面
図、第2図は要部拡大断面図である。 1……ポンプシヤフト、2……ウオータポン
プ、3……プーリ、6……インペラ、7……ポン
プハウジング、9……ボールベアリング、10…
…メカニカルシール装置、11……円筒部材、1
3……回転側摺動部材、16……固定側摺動部
材、17……空間、18……バツフルプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ポンプハウジングにベアリングを介してポンプ
    シヤフトが支持され、該ポンプシヤフトの上記ベ
    アリング支持部より一端側にインペラが固定され
    ているとともに他端側にプーリが固定されてお
    り、上記インペラとベアリングとの間にメカニカ
    ルシール装置が配設され、かつ該メカニカルシー
    ル装置との間の空間に上記ポンプシヤフトに嵌合
    固定されるとともにポンプシヤフトの径方向へ向
    かつて延びるバツフルプレートが配設されたエン
    ジンのウオータポンプにおいて、 上記メカニカルシール装置は、ポンプシヤフト
    に嵌合固定され一端側にポンプシヤフトの径方向
    へ向かつて延びる鍔部を有する円筒部材と、該円
    筒部材の鍔部に固着された回転側摺動部材と、上
    記ポンプハウジングに装着され上記回転側摺動部
    材と摺接する固定側摺動部材とを備えてなり、 上記メカニカルシール装置の円筒部材の他端部
    と上記バツフルプレートとが、ポンプシヤフト表
    面と上記空間との連通を遮断するように当接され
    ていることを特徴とするエンジンのウオータポン
    プ。
JP1985013387U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0248670Y2 (ja)

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JPS61130716U JPS61130716U (ja) 1986-08-15
JPH0248670Y2 true JPH0248670Y2 (ja) 1990-12-20

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ID=30497348

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159896B2 (ja) * 1971-08-29 1986-12-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS647277Y2 (ja) * 1984-09-25 1989-02-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159896B2 (ja) * 1971-08-29 1986-12-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd

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JPS61130716U (ja) 1986-08-15

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