JPH0248558A - １，３−プロピレンジアミン４酢酸鉄（３）塩水溶液の安定化法 - Google Patents
１，３−プロピレンジアミン４酢酸鉄（３）塩水溶液の安定化法Info
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- JPH0248558A JPH0248558A JP19762388A JP19762388A JPH0248558A JP H0248558 A JPH0248558 A JP H0248558A JP 19762388 A JP19762388 A JP 19762388A JP 19762388 A JP19762388 A JP 19762388A JP H0248558 A JPH0248558 A JP H0248558A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C5/00—Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
- G03C5/26—Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
- G03C5/40—Chemically transforming developed images
- G03C5/44—Bleaching; Bleach-fixing
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、１．３−プロピレンジアミン４酢酸鉄（ＩＩ
り塩〔以下、ＰＤＴＡ−Ｆｅ（ＩＩＩ）塩という〕水溶
液の安定化法に関し、詳細には、上記水溶液保存時にお
ける鉄（ＩＩ ）塩の生成を抑制し、写真用の漂白剤や
漂白定着剤（以下写真用漂白剤ということがある）等と
しての保存安定性を高める方法に関するものである。
り塩〔以下、ＰＤＴＡ−Ｆｅ（ＩＩＩ）塩という〕水溶
液の安定化法に関し、詳細には、上記水溶液保存時にお
ける鉄（ＩＩ ）塩の生成を抑制し、写真用の漂白剤や
漂白定着剤（以下写真用漂白剤ということがある）等と
しての保存安定性を高める方法に関するものである。
［従来の技術］
ＰＤＴＡ−Ｆｅ （Ｉｌｌ）塩は写真用の漂白剤や漂白
定着剤等として実用化されているが、これを水溶液状態
で保存すると徐々に還元されて鉄（！■）塩に変化し、
写真用漂白剤としての性能が著しく低下してくる。その
ため現在は比較的変質し難い結晶状で市販され、需要者
において使用直前にアルカリ水等に溶解して使用してい
る。
定着剤等として実用化されているが、これを水溶液状態
で保存すると徐々に還元されて鉄（！■）塩に変化し、
写真用漂白剤としての性能が著しく低下してくる。その
ため現在は比較的変質し難い結晶状で市販され、需要者
において使用直前にアルカリ水等に溶解して使用してい
る。
ところが最近、他の写真用薬剤として大量に使用されて
いるエチレンジアミン４酢酸鉄塩については、経済性あ
るいは取扱性の便宜等から水溶液状態で供給される趨勢
にあり、ＰＤＴＡ−Ｆｅ（Ｉｌｌ ）塩についても同様
に水ｒＪ液状態での供給が要望されている。
いるエチレンジアミン４酢酸鉄塩については、経済性あ
るいは取扱性の便宜等から水溶液状態で供給される趨勢
にあり、ＰＤＴＡ−Ｆｅ（Ｉｌｌ ）塩についても同様
に水ｒＪ液状態での供給が要望されている。
［発明が解決しようとする課題］
ところがＰＤＴＡ −Ｆｅ （ＩＩＩ）塩は、前述の如
く水溶液状態で放置すると徐々に還元されて鉄（ＩＩ）
塩に変化し、写真用漂白剤等としての適正を欠くものと
なる。従ってＰ ＤＴＡ −Ｆ ｅ （ＩＩＩ）塩を水
溶液状態で供給できる様にするためには、その保存安定
性を改善することが不可欠の要件となる。
く水溶液状態で放置すると徐々に還元されて鉄（ＩＩ）
塩に変化し、写真用漂白剤等としての適正を欠くものと
なる。従ってＰ ＤＴＡ −Ｆ ｅ （ＩＩＩ）塩を水
溶液状態で供給できる様にするためには、その保存安定
性を改善することが不可欠の要件となる。
本発明はこうした事情に着目してなされたものであって
、その目的は、ＰＤＴＡ−Ｆｅ （Ｉｌｌ）塩水溶液の
保存安定性を改善し、ＰＤＴＡ−Ｆｅ（ＩＩＩ ’）塩
の写真用漂白剤等としての本来の漂白作用等に悪影響を
及ぼすことなく、安定な水溶液状態で供給できる様にし
ようとするものである。
、その目的は、ＰＤＴＡ−Ｆｅ （Ｉｌｌ）塩水溶液の
保存安定性を改善し、ＰＤＴＡ−Ｆｅ（ＩＩＩ ’）塩
の写真用漂白剤等としての本来の漂白作用等に悪影響を
及ぼすことなく、安定な水溶液状態で供給できる様にし
ようとするものである。
［課題を解決するための手段］
上記の目的を達成することのできた本発明安定化法の構
成は、ＰＤＴＡ−Ｆ ｅ （ＩＩＩ）塩水溶液ををｐＨ
３〜６．５に調整し、該水溶液中における鉄（１１）塩
への還元を抑制するところに要旨を有するものである。
成は、ＰＤＴＡ−Ｆ ｅ （ＩＩＩ）塩水溶液ををｐＨ
３〜６．５に調整し、該水溶液中における鉄（１１）塩
への還元を抑制するところに要旨を有するものである。
［作用］
本発明者らはＰ ＤＴＡ −Ｆ ｅ （ＩＩＩ）塩水溶
液の安定性改善を期して種々研究を進めるうち、その安
定性、即ち鉄（ＩＩ ）塩への還元と水溶液ＰＨとの間
には密接な関係があり、該水溶液のｐＨを３〜６．５、
より好ましくは４．０〜６．０の範囲に調整しておけば
、室温〜加温状態で長時間保存しても鉄（ｒＢ塩への還
元は殆んど起こらず、写真用漂白剤等として何等支障な
く使用し得る様になることが明らかとなった。ちなみに
ｐＨが６．５を超える場合は、後記実施例でも明らかに
する如く鉄（ＩＩ）塩の生成速度が早く、短期間の保存
で多量の鉄（Ｉｌｌ ）塩が鉄（ＩＩ）塩に還元され、
写真用漂白剤等としての作用効果を喪失する。一方、ｐ
Ｈ３未満ではＰＤＴＡ−Ｆｅ（Ｉｌｌ）塩の溶解度が極
端に小さくなり、適正濃度の水溶液を得ることができな
い。 尚ＰＨ調整のための薬剤の種類は特に限定されな
いが、経済性等を考慮して最も一般的なのはアンモニア
水、アルカリ金属の炭酸塩や水酸化物等である。
液の安定性改善を期して種々研究を進めるうち、その安
定性、即ち鉄（ＩＩ ）塩への還元と水溶液ＰＨとの間
には密接な関係があり、該水溶液のｐＨを３〜６．５、
より好ましくは４．０〜６．０の範囲に調整しておけば
、室温〜加温状態で長時間保存しても鉄（ｒＢ塩への還
元は殆んど起こらず、写真用漂白剤等として何等支障な
く使用し得る様になることが明らかとなった。ちなみに
ｐＨが６．５を超える場合は、後記実施例でも明らかに
する如く鉄（ＩＩ）塩の生成速度が早く、短期間の保存
で多量の鉄（Ｉｌｌ ）塩が鉄（ＩＩ）塩に還元され、
写真用漂白剤等としての作用効果を喪失する。一方、ｐ
Ｈ３未満ではＰＤＴＡ−Ｆｅ（Ｉｌｌ）塩の溶解度が極
端に小さくなり、適正濃度の水溶液を得ることができな
い。 尚ＰＨ調整のための薬剤の種類は特に限定されな
いが、経済性等を考慮して最も一般的なのはアンモニア
水、アルカリ金属の炭酸塩や水酸化物等である。
［実施例］
実施例１
１℃の攪拌機付き４つロフラスコにＰＤＴＡ・Ｆ ｅ
（Ｉｌｌ ） ・Ｎ Ｈ４塩２００ｇを入れ、攪拌しつ
つ２３％のアンモニア水を滴下してｐＨ４，５゜６．５
、 ７．０および９．０に調整した。その後全体が１
０００ｇとなる様に加水し、フラスコ内を窒素ガス置換
した後６０℃まで加温した。同温度で保持しつつ２〜３
時間毎に内容物を採取して鉄（ＩＩ）塩の量を定量し、
その値を基に常法に従って鉄（１１）塩の増加速度（ｋ
）を求めた。
（Ｉｌｌ ） ・Ｎ Ｈ４塩２００ｇを入れ、攪拌しつ
つ２３％のアンモニア水を滴下してｐＨ４，５゜６．５
、 ７．０および９．０に調整した。その後全体が１
０００ｇとなる様に加水し、フラスコ内を窒素ガス置換
した後６０℃まで加温した。同温度で保持しつつ２〜３
時間毎に内容物を採取して鉄（ＩＩ）塩の量を定量し、
その値を基に常法に従って鉄（１１）塩の増加速度（ｋ
）を求めた。
実施例２
Ｐ ＤＴＡ−Ｆ ｅ （Ｉｌｌ） ・Ｎ Ｈ４塩に代
えてＰＤＴＡ−Ｆｅ （ＩＩＩ） ・Ｎａ塩を使用し
た他は実施例１と同様にして水溶液を調製し、以下も同
様にして鉄（Ｉり塩の増加速度（ｋ）を求めた。
えてＰＤＴＡ−Ｆｅ （ＩＩＩ） ・Ｎａ塩を使用し
た他は実施例１と同様にして水溶液を調製し、以下も同
様にして鉄（Ｉり塩の増加速度（ｋ）を求めた。
結果は後記第１表に一括して示す通りであり、ｐＨ６，
５以下で保存した場合における鉄（＋１）塩の増加速度
（ｋ）は、いずれも１０−４〜１０−３のオーダー以下
の非常に小さな値を示しているが、ｐＨ６，５を超える
と増加速度（ｋ）は１０−２オーダーに急増し、漂白作
用も明らかに減退することが確認された。
５以下で保存した場合における鉄（＋１）塩の増加速度
（ｋ）は、いずれも１０−４〜１０−３のオーダー以下
の非常に小さな値を示しているが、ｐＨ６，５を超える
と増加速度（ｋ）は１０−２オーダーに急増し、漂白作
用も明らかに減退することが確認された。
実施例３
常法により調整したＰＤＴＡ−Ｆｅ（ＩＩＩ）ＮＨ４塩
水溶液を、２３％アンモニア水又は５０％硫酸水溶液で
ｐ Ｈ２，７，４，６，６，５および８．２に調整し、
これを２００ｃｃのガラス瓶に空間ができないように充
填して密封した。これを３２℃に保った恒温槽内で２か
月間保存した後、鉄（１１）塩の濃度を調べた。
水溶液を、２３％アンモニア水又は５０％硫酸水溶液で
ｐ Ｈ２，７，４，６，６，５および８．２に調整し、
これを２００ｃｃのガラス瓶に空間ができないように充
填して密封した。これを３２℃に保った恒温槽内で２か
月間保存した後、鉄（１１）塩の濃度を調べた。
結果は第２表に示した通りであり、ｐＨ６，５以下に保
った場合の鉄（１１）塩の生成量は掻く僅かであり、漂
白作用にも殆ど悪影響は見られなかったが、ｐＨ８，２
で保存したものでは約２．０％の鉄（ＩＩ）塩が生成し
ており、漂白作用は明らかに減退することが確認された
。
った場合の鉄（１１）塩の生成量は掻く僅かであり、漂
白作用にも殆ど悪影響は見られなかったが、ｐＨ８，２
で保存したものでは約２．０％の鉄（ＩＩ）塩が生成し
ており、漂白作用は明らかに減退することが確認された
。
表［鉄（Ｉ＋）の増加速度（ｋ）］
表［２か月夜の鉄（！Ｉ）の濃度］
［発明の効果］
本発明は以上の様に構成されており、ＰＤＴＡ・Ｆｅ（
Ｉｌｌ）塩を安定な水溶液状態で供給することができ、
需要者の要求に答え得ることになった。即ち需要者にお
いては写真用漂白剤等として使用する際に煩雑な溶解工
程を省略し、必要量をその都度必要により他の薬剤と配
合して使用するだけでよく、作業性を著しく高めること
ができる。
Ｉｌｌ）塩を安定な水溶液状態で供給することができ、
需要者の要求に答え得ることになった。即ち需要者にお
いては写真用漂白剤等として使用する際に煩雑な溶解工
程を省略し、必要量をその都度必要により他の薬剤と配
合して使用するだけでよく、作業性を著しく高めること
ができる。
Claims (1)
- １，３−プロピレンジアミン４酢酸鉄（III）塩水溶液
のｐＨを３〜６．５に調整し、鉄（III）塩から鉄（II
）塩への還元を抑制することを特徴とする１，３−プロ
ピレンジアミン４酢酸鉄（III）塩水溶液の安定化法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19762388A JPH0248558A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | １，３−プロピレンジアミン４酢酸鉄（３）塩水溶液の安定化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19762388A JPH0248558A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | １，３−プロピレンジアミン４酢酸鉄（３）塩水溶液の安定化法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0248558A true JPH0248558A (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=16377561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19762388A Pending JPH0248558A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | １，３−プロピレンジアミン４酢酸鉄（３）塩水溶液の安定化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0248558A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7034172B1 (en) | 2005-06-07 | 2006-04-25 | Basf Corporation | Ferric and acid complex |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5821690A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | Nitto Chem Ind Co Ltd | アミノポリカルボン酸第二鉄錯塩の製造方法 |
-
1988
- 1988-08-08 JP JP19762388A patent/JPH0248558A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5821690A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | Nitto Chem Ind Co Ltd | アミノポリカルボン酸第二鉄錯塩の製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7034172B1 (en) | 2005-06-07 | 2006-04-25 | Basf Corporation | Ferric and acid complex |
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