JPH0248527A - 心筋虚血および/または再潅流中の心筋細胞壊死抑制ならびに心筋機能改善用組成物 - Google Patents

心筋虚血および/または再潅流中の心筋細胞壊死抑制ならびに心筋機能改善用組成物

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JPH0248527A
JPH0248527A JP1185837A JP18583789A JPH0248527A JP H0248527 A JPH0248527 A JP H0248527A JP 1185837 A JP1185837 A JP 1185837A JP 18583789 A JP18583789 A JP 18583789A JP H0248527 A JPH0248527 A JP H0248527A
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ゲイリー・ジェイムス・グローバー
Karnail Atwal
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は心筋虚血および/または古層流中の心筋細胞壊
死抑制ならびに心筋機能改善用組成物、更に詳しくは、
心臓機能の回復を増大する有効なカリウム管活性剤から
成り、心筋虚血および/または再潅流中の哺乳動物の心
筋細胞壊死を抑制したり、心筋機能を改善したりする組
成物に関する。
従来技術と発明が解決しようとずろ課題心臓における血
流低下は、この器官の機能不全を誘引し、昔しい場合は
細胞死をもたらず。心臓発作中初期の冠血流の回復は、
血栓溶解剤、機械的手段または外科的処置などの出現ま
たは改良により臨床上可能となりつつある。たとえば、
血栓溶解またはこれに付随する一時的虚血による血流の
初期回復は細胞死(梗塞形成)の発生を防止したりある
いはその程度を緩和しうるが、再点流ではなお、ある程
度の心不全もしくは細胞死(以下、心筋昏倒と称するこ
とらある)をもたらす。従って、心臓の再凛流機能ある
いは細胞生存力を防護しうる手段の発見は、臨床上極め
て価値かある。
最近、N、S、タックのrT IPSJ(9:21.1
988年)、“カリウム管の薬理学およびその治療潜在
力”に、新規な化合物の、標識カリウム管活性剤(PC
A)が記載されている。タックは、「治療に用いられる
多くの薬物か作用する細胞部位では膜に+管の調節が行
なわれるものと思われ」、また「新しいタイプの薬物に
よるに′″管の開口は、それらの過分極化能によって細
胞が弛緩されるために、各種jT−滑筋か弛緩すること
によると思われる」と教示している。
かかろPCA薬物または化合物の具体例としては、(+
)−2−ンアノ−!−(4−ピリジル)−3(+、2.
1−トリメヂルプ[lピル)グアニジン〔以下、ピナン
ジル(+)inacidil)と称す〕および(±)6
−ノアノー3.1−ノヒトロ−2,2−ジメチル−トラ
ンス−4−(2−オキソ−1−ピロリノル) −20−
ヘンゾ[b]−ビラン−3−オール〔以下、クロマカリ
ム(cromakal im)またはBr’(L349
15と称ず〕が挙げられる。
カリウム管活性剤では有るが、PCA活性が実質的に弱
い化合物の具体例としては、N−(2ヒドロキンエチル
)ニコチンアミドニトレートエステル〔以下、ニコラン
ジル(nicorandil)と称す〕お上び6−アミ
ノ−1,2−ジヒドロ−1−ヒドロキン−2−イミノ−
4−ピペリジノピリミジン〔以下、ミノキシジル(mi
noxidil)と称す〕が挙デられる。
上記PCA化合物は血圧を低下せしめ、このため血圧降
下剤として有用である。
N、イマイらのrcirculationJ(77ニア
 05 、1988年)、“急性心筋梗塞形成による目
覚めた犬の心筋血流および梗塞大きさに対するニトロプ
ルシドおよびピナンジルの比較効果”には、冠血管拡張
剤であるピナシジルは虚血心筋への血流または梗塞大き
さのいずれに対してら効果を有しない旨記載されている
。G、J  グロスらのrJ、cardiovascu
lar  P harmacologyJ(I O(増
補8):576−84.1987年)、“虚血−再a流
心筋の代謝状態および機能回復に対するニコランジル、
ニトログリセリン、ニコチン酸および5G−86の比較
効果”に、15分の冠閉塞の萌および該閉塞中にニコラ
ンジルおよびニコチン酸を注入すると、3時間の再凛流
期間中に心筋区域機能の重要な回復改善(SS%、dt
、/dt)がなされるが、再潅流中のニコランジル処置
に伴って、血流は虚血領域と非虚血領域間で血流はより
均質に分配する旨記載されている(S83頁参照)。ニ
コランジルの虚血後の機能改善は多分、そのニトレート
様作用(たとえばニトログリセリンに類似)に基づくも
ので、カリウム管活性剤としてのその弱い潜在力に基づ
くものでないと考えられる(N、タイラのrJ、Car
diovascular  P harmacolog
yj(I O(増補8)5l−99,1987年)、”
ニコランジルと通常ニトレート類との作用様式および機
構における類似点および相違点の概要”参照〕。
発明の構成と効果 本発明は、心筋細胞壊死、虚血損傷および/または再凛
流損傷を軽減または消失させるのに有効なカリウム管活
性剤から成ることを特徴とする哺乳動物の心筋虚血およ
び/または再潅流中の心筋細胞壊死抑制ならびに心筋機
能我身用組成物を提供するものである。すなわち、哺乳
動物に対し、治療と有効量の効力のあるカリウム管活性
剤を、再潅流の萌、その途中または後に全身投与、たと
えば経口もしくは非経口投与、またはカテーテルで投与
することにより、心筋虚血および/またはIT)a流中
の心筋細胞壊死を抑制したり、心筋機能を改存して、心
臓機能を改善することかできる。
なお、「再潅流」とは、閉塞の解除および血流の再開を
指称する。
本発明によれば、有効なカリウム管活性剤は、冠閉塞期
間および再潅流期間の雨期間中にまたは再潅流のみの期
間中に投与した場合、心筋虚血中およびその後の心臓作
動を改善することがわかった。かかる心臓作動の改善は
、収縮機能不全の軽減および組織壊死の減少(乳酸脱水
素酵素の放出によって認定)から明らかである。
本発明で好適に用いられるカリウム管活性剤は、後記の
ラット門脈における自発的機械的活性のf「効な抑制効
果、すなわち、IC50(最大抑制率50%)が2μM
以下を示すしのである。かかる好適なカリウム管活性剤
の具体例としては、rc5゜約0.12aMのクロマカ
リムおよびIC5o約O15μMのピナシジルか挙げら
れる。
本発明による治療を行う場合、哺乳動物(たとえばサル
、イヌ、ネコ、ラット、ヒト等)に対ずろカリウム管活
性剤の投与は、冠閉塞の期間中および/または再a流の
期間中および/またはrJfi、+m発作か終ったすぐ
後(たとえば虚血後1〜2時間以内)に実施することか
できる。
カリウJ・百活性剤は、経口もしくは非経口投与などの
全身投与をiテいうるが、たとえば動脈血管造影法ある
いは対内注射により、冠動脈へカテーテルで局所投与す
ることか好ましい。
カリウム管活性剤の投与mに関し、該薬物を動脈血管造
影法または対内注射で投与する場合、その用量は通常、
約0.001〜30m9/に9/1回治療、好ましくは
約0.5〜25 rx9/に9/ 1回冶療である。治
療の回数は、虚血発作の長さや正常な心臓機能を得るた
めの11′¥浦流の経過に盾づく。
通常、収縮機能不全か続く限り、1日当り1〜5回の治
療が必要である。
カリウム管活性剤を血管造影法または対内注射で投与す
べき場合、通常のビヒクル(たとえば蒸留水、食塩水、
リンゲル液)または他の通常の担体に配合する。
またカリウム管活性剤を、通常の列形、たとえば錠剤、
カプセル剤、エリキシル剤または注射液の形状に調剤す
ることができる。またかかる列形にあっては、必要な担
体物質、賦形剤、潤滑剤、緩衝剤、抗菌剤、増量剤(た
とえばマンニトール)、酸化防止剤(たとえばアスコル
ビン酸または重亜硫酸ナトリウム)などを含ませてよい
。経口用列形か好ましいが、非経口剤形ら同様に十分満
足な結果が得られる。
かかる全身処方に関し、上記全身投′チ用列形において
、1日当り約5〜2500my、好ましくは約lO〜2
000π2の1回用潰または2〜4回の分割用量で、正
常な心臓機能が回復するのに十分な期間にわたって投与
すればよい。
なお、添付図面において、 第1図は、ラット門脈における自発的活力発現の抑制を
示す累積濃度応答曲線のグラフ、第2図は、自発的収縮
の′M度の影響を示す累積濃度応答曲線のグラフ、 第3図は、ビヒクル、ニコランジルおよびピナンノルの
それぞれの、拡張終期圧(FDP)、再、伴流機能およ
び乳酸脱水素酵素(L、 D T()放出のグラフ、お
よび 第4図は、ビヒクルおよび濃度1μ〜1.7μMのクロ
マカリム(B R1,、3゜1915)のそれぞれの、
乳酸脱水素酵素(L D I−1’)放出および回層流
機能のグラフである。
実験例A 本発明での使用に好適な“有効”カリウム管活性剤の同
定のインビトロスクリーンのデザイン・方法 溶液: 118.4(mM単位、以下間し)のNa(’J!、 
47)KCQ、、1.2のKl(2PO,,1,2iニ
ア)MgSO4,25のCa CQ t、25.0のN
aHCOsおよび11.7のグルコースを含有する重炭
酸塩緩衝生理学的塩溶液(PSS)を使用する。4M−
KCCストックから適当量のKCCを加えて、KC(!
a度を変えたPSSを調製する。Ca CQ tを除去
し、かっ1.OmMの〔エチレンビス(オキノエチレン
ニトリロ)〕テトラ酢酸(EGTA)を加えて、カル7
ウムの無いPSSを調製する。全ての溶液を95%0,
15%CO2で曝気して叶■を74とする。実験は37
℃で行う。
なお、試験化合物のストック溶液は、毎日調製した。化
合物は水またはDMSOに溶解した。
組織調製: 生後約14a間の正常血圧の雄ラット(ウィスター・キ
ョート)をCO、で殺し、直ちに胸大動脈と門脈を取出
し、冷PSSに入れる。管腔から血液をリンスし、付着
した結合組織を注意して取出す。各大動脈から約4mm
幅のリングを切り取る。
管腔にワイヤを挿入し、PSSでぬらした濾紙の上にリ
ングをゆっくりところがせて、内皮を機械的に除去する
。大動脈リングを、組織ホルダーに付属したステンレス
鋼の組織ワイヤに取付ける。
肛門から約2cmに延びる門脈の無傷区域を、組織ボル
ダ−の縦方向に取付けろ。組織を個々の20xQ器官室
につるし、組織長さの調節用ミクロメータおよびグラス
(G rass)F T 、 03力変換器と接続する
。グラス・モデル(G rass  Model) 7
 Dポリグラフで機械的応答を記録する。
試験化合物は以下の通りである。
表1(血管拡張剤の基本作用機構) ル、ミノギンノル、ミノキンジ ル硫酸塩、5Q32844、(ト ランス)−4−アミノ−3,4 ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2 2−ジメチル−28−1−ベン ゾピラン−6−カルボニトリル グアニル酸  Naニトロプルシド、ニコラン実験記録
: ラット門脈区域を1〜2時間の平衡状態期間にわたり、
0.59の前負荷まで徐々に伸張する。自発的けいれん
の頻度および高さが安定すると、プロプラノロール(l
μM)を加え、試験化合物の累積濃度応答曲線を得る。
けいれん高さおよび頻度の一定状態の減少が、次の濃度
が加わる前に到達する。
効果の評価: けいれんのピークで、門脈区域による活力発現が認めら
れる。活力に対する各化合物の効果を、化合物が無い場
合の活力と比較して評価する。50%の最大抑制力が得
られる濃度で、IC5゜値を測定する。さらに、薬物添
加後5分のけいれん回数をかぞえ、基底(試験化合物な
し)からの割合変化を測定して、けいれんの相対頻度を
測定する。
次に、けいれん頻度の抑制率%で、効果を評価する。デ
ータは平均値±SEMで示す。
結果 ラット門脈における応答: カリウム管活性剤は濃度に依存して、ラット門脈におけ
る自発的機械的応答を抑制する(表1および第1図参照
)。門脈における自発的機械的活動は、大動脈のフェニ
レフリン収縮の場合よりしクロマカリムおよびビナンジ
ルに対する敏感性か少し人キリ、門脈はニコランジルお
よびニド(!ブルント・ナトリウJ・に対・t’ a 
敏感性か小さい。加えて、ニトロプルノド・ナトリウム
は1100Iz以下の濃度においてら、けいれん高さを
完全には抑制しなかっ)為 8−ブロモ環式GMP、 
 ミノキシジル、クロマカリム代謝産物およびSO22
844に対する応答の敏感性は、2つの組織において同
じである。
表■(各種血管拡張剤によるラ−/ ト門脈での自発的
機械的活動の抑制) クロマカリム ビナンジル ニコランジル          5.1ミノキンジル
         150SQ32844      
   38ニトロプルシド・ナトリウム   0.04
21′8−ブロモ環式GMP      43注) a:りOマカリムおよびビナンジルを除く全働筋の4つ
の累積濃度応答曲線の弔均値士SEM(N=5) b:50%の最大抑制率が達成されるときのIC5nニ
トロブルンド・ナトリウム以外の試験化合物は濃度に依
存して、けいれん高さを低下させるのに必要なほぼ同じ
濃度で、けいれん頻度を低下する。ニトロプルシド・ナ
トリウムは濃度の増加に伴ってけいれん頻度を高める。
門脈の自発的機械的活動は、ペースメーカーが付随する
脱分極に応答して、電位依存力ルンウム管の開口によっ
て生じると思われる。従って、門脈は電位依存管でのカ
リウム管活性剤による過分極の影響を研究するのに良好
なモデルを提供する。
カリウム管活性剤の抑制効果には、けいれん頻度の付随
低下と共にけいれん高さの用猜依存低下を包含する。活
動の減少は、ペースメーカーの脱分極効果を妨げて、電
位依存カルシウム管の有効な巡断に導くカリウム管活性
剤の過分極作用に基づくものと思われる。またこの過分
極は、平滑筋膜か閾値に到達するのに必要な時間を増大
せしめ、これによってけいれん頻度を低下させる。クロ
マカリム、ピナンジル、ミノキンジルおよび5Q328
44は、大動脈お上び門脈において同じ効力を示す。ニ
トレート特性を持つカリウム管活性剤のニコランジル、
およびニトロプルノド・ナトリウlえの効力の減少によ
り、グアニル酸ツクラーゼは大動脈より門脈の弛緩にお
けろ機能性が少ないことが示されろ。興味のある点は、
ニド〔1プルシド・ナトリウムが実際に、けいれん高さ
の低FとJ(にけいれん頻度の増大を起すことである。
グアニル酸サイクラーゼの活性化を迂回4−る8−ブ〔
lモ環式G M Pは、2つの血管において同じ効力を
示し、かつけいれん頻度および高さを低下する。
結論 すいれん高さの抑制は、試験化合物の活性を賦活するカ
リウム管の指標である。
第1図に、ラット門脈における自発的活動発現の抑制を
示す累積濃度応答曲線が示されている。
クロマカリム(・)とピナンノル(■)は実質的に効力
が等しく、これに対してニコランジル(ム)、8ブロモ
環式GMP(8−BrcGMPと略す)(ロ)、5Q3
2844(○)およびミノキシジル(◆)の効力が記載
されている。なお、ニトロプルノド・ナトリウム(Na
NPと略す)(◇)は、100μMの濃度でも活動発現
を60%以上に抑制することはできなかった。第2図に
、自発的収縮の頻度の影響を示す累積濃度応答曲線が示
されている。ここでの記号は、第1図の場合と同じであ
る。ニトロプルノド・ナトリウムを除いて、全ての化合
物は濃度に関連して、収縮頻度を低下せしめる。データ
は各ラットの4つの血管の平均値±SEMでプロットし
た。
本発明の目的を達成するため、使用しうる有効なカリウ
ム管活性剤としては、ラット門脈での自発的機械的活動
の抑制において2μM以下のIC5゜を何するクロマカ
リムおよびビナンジルが含まれ、それぞれ5.1μMお
よび150μMのIC5,を有するニコランジルおよび
ミノキンジルは除かれる。
次に挙げる実施例は、本発明の好ましい具体例である。
実施例1 ビナンジルを紅白注射、動脈血管造影法または静脈注射
て投与ずろのに用いる注射液を以下の丁順で製造する。
灰分 ビナンジル          ・・・・・50肩9メ
チルパラベン         ・・・ 5myプロピ
ルパラベン        ・・・・・ >my塩化ナ
トリウム        ・・・・・25g注射用水(
十分量)       ・・・・・・ 5t:11記ピ
ナンノル、保σ剤および塩化ナトリウムを3Qの注射用
水に溶解し、次いて全容量を5+2とする。溶液を殺菌
フィルターで濾過し、殺菌バイアルに無菌充填し、殺菌
ゴム栓で閉鎖する。各バイアルは、150uf2の注射
液当り75+gの活性成分濃度を含有する。
この注射液は、冠閉塞中および/または再潅流期間中に
投与すると、冠閉塞中の心筋壊死を抑制したり、心臓機
能を改善するのに好適に使用できる。
実施例2 実施例1において、使用ずろカリウム管活性剤がクロマ
カリムである以外は同様にして、虚血および/または再
潅流中の心筋細胞壊死を抑制したり、心筋機能を改善す
るのに用いる注射液を製造する。
実施例3 心筋虚血および再潅流中の心筋細胞壊死を抑制したり、
心筋機能を改善するのに用いられ、経口投与に好適にピ
ナシジル製剤を以下に示す。
50uのピナシジルをそれぞれ含有する1000個の錠
剤を下記成分から製造する。
成分 ピナシジル コーンスターチ ゼラチン ・・・・・ 50 7.5 アビセル(Avicel、微結晶セルロース)・・・・
・25 ステアリン酸マグネシウム   ・・・・2.5上記ビ
ナノノルおよびコーンスターチをゼラチンの水溶液と混
合し、混合物を乾燥し、粉砕して微粉末とする。アビセ
ル、次いてステアリン酸マグネシウムを粗砕しなから混
和する。これをタブレゾト成形機にて打錠し、50.u
の活性成分をそれぞれ含a、1−る1000個の錠剤を
形成する。
実施例4 実施例3にむいて、ピナンジルの代わりにクロマカリム
を用いる以外は同様にして、心筋虚血および再a流中の
心筋細胞壊死を抑制したり、心筋機能を改善「るのに用
いる錠剤を製造する。
実施例5 心筋虚血および再潅流中の心筋細胞壊死および心臓機能
に対するピナシジル、クロマカリムおよびニコランジル
の効果を評価するため、以下に示す実験を行った。
友人 虚血後の壊死および機能に対するカリウム管活性剤のピ
ナンノルおよびBRL34915(クロマカリム)の効
果を評価するため、単離し、緩衝剤で潅流したラットの
心臓を用い、全ての実験において、雄のスプラーグーダ
ウレイ(S prague −D a實ely)ラット
(450〜5509)を使用する。ラットに30 、o
/kg(i、p、)のベントバルヒタール・ナトリウム
で麻酔をかける。ラットに管を挿入し1、■ヘパリン(
1000u/に9)で処置する。機械的に通気しながら
、大動脈に逆方向カニユーレを挿入して、その場でラッ
トの心臓をa流ずろ。次いで心臓を切除し、直ちにラン
ゲルドルフ(Langendorf「)装置に移し、そ
こでクレブス−ヘンセライト(K rebs −Hen
seleit)緩衝剤(1,25mMのCacQt)に
より一定圧力(80mmHg)下で潅流する。
次に金属カニユーレに取付けた食塩水充填ラテックスバ
ルーンを左心室に挿入し、左心室収縮期おいて発現圧力
(L V D P)測定用のスタットハム(SLath
am)圧力変換器に接続する。心臓を15分間平衡状態
とし、このとき拡張終期圧(FDP)を5mmHgに調
整し、これを5分間維持する。次いで、虚血曲機能、薬
物投与前機能(HItXLVDP/1000)、心拍数
、および冠血胤(体外電磁dジnプローブ、カロリナ・
メディカル・エレクトロニクス、N、Cキング)を測定
する。
い−)たん活線(basel 1ne)測定を行うと、
心臓を4つのグループに分ける(それぞれn=4〜6)
グループl:ビヒクル受容心臓、グループ2:1゜lO
または100μMのピナシジル受容心臓、グループ3:
lよたは7μMのBRL34915、グループ4・1.
IOまたは100μMのニコランジル受容心臓。各心臓
に潅流緩衝器でそれぞれの処置を10分間行い、このと
き時間関数および流量パラメーターを再度測定する。次
に、潅流を25分間停+hL、て、すべての心臓を完全
な虚血状聾と4−ろ。次いて、通常の非薬物処置緩衝剤
で再、清流を始める。再潅流を30分間維持し、このと
き時間流量および機能パラメーターを再度測定する。
再at&流出液への乳酸脱水素酵素(LD)−[)放出
を測定するが、これは心筋細胞死または壊死の測定であ
る。再4流、拘縮の緩和(低拡張終期圧)およびL I
) I−1放出中の機能回復により、虚血の厳しさを判
定する。
結果 使用した化合物の全てはカリウム管活性剤であることが
示され、それらの効力の順位は以下の通りである。BR
L34915>ビナンジル〉ニコランジル。このことは
第1および2図に示され、該図において、自発的に収縮
するモルモットの門脈は、本発明で用いるカリウム管活
性剤によって弛緩されている。けいれん高さの抑制は、
カリウム管がこれらの化合物の活性を賦活4−る指標で
ある。
ピナンジルは1および100μM濃度で、顕著な抗虚血
活性を全く示さず、100μM用1ては、毒性作用の傾
向(機能上虚血低下rWrに)が現われる。
IOμMa度で、ピナシジルは有意的に虚血後の心機能
を改存し、かつ再准流の拡張終期圧(FDP)を低下せ
しめる(拘縮)。これらのデータは第3図に示される。
ピナシジルは使用用量において、乳酸脱水素酵素(LD
H)放出で認められるように、有1色的には壊死を低下
仕しめないが、その軽減傾向はある。ニコランジルは、
その使用用量のいずれにおいてしその効果は認められず
、10μMO)ニコランジルのデータは第3図に示され
る。第、1図において、7μMのクロマカリム(BRL
34915)の同じデータが示されている。この場合、
再潅流およびL D H放出中の心筋機能は改善され、
これによって、壊死は低下する。従って、有効なカリウ
ム管活性剤のピナシジルおよびクロマカリムは厳しい虚
血を低ド仕しめ、かつ虚血後の機能回復を改善すること
かできる。このことは、冠動脈バイパスや+に植手術並
びに他の冠再疎通を受けている低音にとって8■要であ
る。また、このことは、多種の狭心症の場合と同様な一
時的虚血のエピソード(episode)を受けている
患行にとってら重要である。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明による薬理効果を示すグラフであっ
て、第1図はラット門脈における自発的活動発現の抑制
を示す累積濃度応答曲線のグラフ、第2図は自発的収縮
の頻度の影響を示す累積濃度応答曲線のグラフ、第3図
はビヒクル、ニコランジルおよびピナシジルのそれぞれ
の、拡張終期圧(FDP)、再池流機能および乳酸脱水
素酵素(LDH)放出のグラフ、および第、1図はビヒ
クルおよび濃度lμM、7μMのクロマカリム(RRL
34915)のそれぞれの、乳酸脱水素酵素(LDH)
放出および再凛流機能のグラフである。 特許出願人 イー・アール・スクイブ・アンド・サンズ
・インコーボレイテゾド 代理 人 弁理士 青 山 葆 外1名FIG、 1 0−M :!崖 (−10QMI FIG、 2 101、IM 主重つλb儂1艷 flag Ml

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、心筋細胞壊死、虚血損傷および/または再潅流損傷
    の軽減または消失するために有効なカリウム管活性剤か
    ら成ることを特徴とする哺乳動物の心筋虚血および/ま
    たは再潅流中の心筋細胞壊死抑制ならびに心筋機能改善
    用組成物。 2、動脈血管造影法により、または冠内注射、静脈注射
    もしくは経口投与で投与される請求項第1項記載の組成
    物。 3、カリウム管活性剤が、ラット門脈における自発的機
    械的活動の抑制を示し、かつ約2μM以下のIC_5_
    0を有している請求項第1項記載の組成物。 4、カリウム管活性剤が、ピナシジルまたはクロマカリ
    ムである請求項第1項記載の組成物。
JP1185837A 1988-07-18 1989-07-17 心筋虚血および/または再潅流中の心筋細胞壊死抑制ならびに心筋機能改善用組成物 Pending JPH0248527A (ja)

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