JPH0248490Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0248490Y2 JPH0248490Y2 JP13871083U JP13871083U JPH0248490Y2 JP H0248490 Y2 JPH0248490 Y2 JP H0248490Y2 JP 13871083 U JP13871083 U JP 13871083U JP 13871083 U JP13871083 U JP 13871083U JP H0248490 Y2 JPH0248490 Y2 JP H0248490Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- sliding
- guide ring
- bearing
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 考案の技術分野
この考案は、たとえば橋梁や構築部材等のすべ
り支承部材として使用されるようなすべり支承構
造に関し、さらに詳しくは支承部が水平方向の外
力を受けた際に、その外力の方向に対応したすべ
りを許容するすべり支承構造に関する。
り支承部材として使用されるようなすべり支承構
造に関し、さらに詳しくは支承部が水平方向の外
力を受けた際に、その外力の方向に対応したすべ
りを許容するすべり支承構造に関する。
(ロ) 考案の背景
一般に、この種のすべり支承構造は、上部支承
体と下部支承体との間に介挿したすべり支承材
を、下部支承体上に固定したガイド部材で保持し
ており、また、このガイド部材はその側面で、上
部支承体と接触対応して上部支承体のすべり方向
を規制している。そのため、ガイド部材の側面は
上部支承体の側面に安定して接触すべくたとえば
平面形成されている。
体と下部支承体との間に介挿したすべり支承材
を、下部支承体上に固定したガイド部材で保持し
ており、また、このガイド部材はその側面で、上
部支承体と接触対応して上部支承体のすべり方向
を規制している。そのため、ガイド部材の側面は
上部支承体の側面に安定して接触すべくたとえば
平面形成されている。
しかし、この平面形成された場合にあつては、
直線方向のすべりを許容する反面、回転方向のす
べり力が加わつた場合は、対処できないため、十
分なすべりを許容できなかつた。
直線方向のすべりを許容する反面、回転方向のす
べり力が加わつた場合は、対処できないため、十
分なすべりを許容できなかつた。
そのためにガイド部材を円形に形成して、上部
支承体に対する回転方向のすべりを許容すべく設
けることも考えられるが、この円形に形成された
場合にあつては、ガイド部材外周面の一点で対接
する構造上、その一点に上部支承体にかかる負荷
応力が集中するため、ガイド部材に変形や局部破
損が生じ、寿命低下の原因となる。
支承体に対する回転方向のすべりを許容すべく設
けることも考えられるが、この円形に形成された
場合にあつては、ガイド部材外周面の一点で対接
する構造上、その一点に上部支承体にかかる負荷
応力が集中するため、ガイド部材に変形や局部破
損が生じ、寿命低下の原因となる。
(ハ) 考案の目的
そこでこの考案は、直線方向および回転方向の
双方のすべりを許容し、しかもガイド部材に負荷
応力が集中することなくすべりを許容し得るすべ
り支承構造の提供を目的とする。
双方のすべりを許容し、しかもガイド部材に負荷
応力が集中することなくすべりを許容し得るすべ
り支承構造の提供を目的とする。
(ニ) 考案の要約
この考案は、上部支承体とは平面対応して安定
接触作用を促し、下部支承体とは周面対応して回
動を許容するガイドリングを備えて上下部支承体
にかかるあらゆる方向の外力の動きに合せて許容
支承するすべり支承構造であることを特徴とす
る。
接触作用を促し、下部支承体とは周面対応して回
動を許容するガイドリングを備えて上下部支承体
にかかるあらゆる方向の外力の動きに合せて許容
支承するすべり支承構造であることを特徴とす
る。
(ホ) 考案の効果
そして、この考案によれば、上部支承体側とは
平面対応し、下部支承体側とは回動を許容するガ
イドリングを下部支承体上に設けてあるため、直
線方向の外力に対してはガイドリングの平面対応
動作によつて安定したすべり支承作用が得られ、
また回動力が加わつた外力に対してはこのガイド
リングが適宜その動きに合せてすべり支承する。
平面対応し、下部支承体側とは回動を許容するガ
イドリングを下部支承体上に設けてあるため、直
線方向の外力に対してはガイドリングの平面対応
動作によつて安定したすべり支承作用が得られ、
また回動力が加わつた外力に対してはこのガイド
リングが適宜その動きに合せてすべり支承する。
このため、上部支承体は常になめらかなすべり
移動が許容され、しかも現状のようにガイド部材
が固定されないため、外部からの負荷応力を均一
に分散吸収して安定したすべり支承を維持でき
る。なお、これらの支承部材に絶縁材を使用すれ
ば、絶縁支承機能をも兼備することができる。
移動が許容され、しかも現状のようにガイド部材
が固定されないため、外部からの負荷応力を均一
に分散吸収して安定したすべり支承を維持でき
る。なお、これらの支承部材に絶縁材を使用すれ
ば、絶縁支承機能をも兼備することができる。
(ヘ) 考案の実施例
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
する。
図面は橋梁に使用されるすべり支承構造を示
し、これは第1図および第2図に示すように、上
部支承体1と、下部支承体2とから構成される。
し、これは第1図および第2図に示すように、上
部支承体1と、下部支承体2とから構成される。
そして、これら上下部支承体1,2間ですべり
が行なわれるものであつて、上部支承体1は断面
コ形状の長尺板材に形成され、この両側に突設す
る側片3,3を下向きにして使用するものであ
り、これら側片3,3の各内面側が後述するガイ
ドリングとの平面対応部として設けられ、またこ
れら側片間で挾まれる中央下面が後述するすべり
支承材に対応する支承対応面4として設けられ
る。
が行なわれるものであつて、上部支承体1は断面
コ形状の長尺板材に形成され、この両側に突設す
る側片3,3を下向きにして使用するものであ
り、これら側片3,3の各内面側が後述するガイ
ドリングとの平面対応部として設けられ、またこ
れら側片間で挾まれる中央下面が後述するすべり
支承材に対応する支承対応面4として設けられ
る。
前述の下部支承体2は支承本体5と、ガイドリ
ング6と、第1ベアリング7と、第2ベアリング
8と、すべり支承材9等から構成される。
ング6と、第1ベアリング7と、第2ベアリング
8と、すべり支承材9等から構成される。
上部の支承本体5は、四角柱に形成されたその
中央上面に中突の支持環10を突設しており、こ
の支持環10内に、円形に設けられたすべり支承
材9の下部をゴムからなる緩衝部材11を介して
内嵌し、上部を露出して前述の上部支承体の支承
対応面4と対接すべく設けている。
中央上面に中突の支持環10を突設しており、こ
の支持環10内に、円形に設けられたすべり支承
材9の下部をゴムからなる緩衝部材11を介して
内嵌し、上部を露出して前述の上部支承体の支承
対応面4と対接すべく設けている。
なお、上部支承体の支承対応面4に対接するす
べり支承材9の対接部分には、充填材入りのふつ
素樹脂からなるシート材12を具備させている。
べり支承材9の対接部分には、充填材入りのふつ
素樹脂からなるシート材12を具備させている。
前述のガイドリング6は、上部支承体1に対し
て安定した平面対応を得るべく側面を平面形成
し、また支承本体5に対しては回動を許容すべく
第1ベアリング7および第2ベアリング8を介挿
して支持環10に外嵌するものであつて、このガ
イドリング6はその形状が四角形に形成されて横
幅が上述の両側片3,3間に介在してこれら両側
片3,3に対しわずかの隙間を隔てて平面対応す
る間隔に形成され、中央部には支持環10に嵌着
するための嵌合孔13が縦貫されている。
て安定した平面対応を得るべく側面を平面形成
し、また支承本体5に対しては回動を許容すべく
第1ベアリング7および第2ベアリング8を介挿
して支持環10に外嵌するものであつて、このガ
イドリング6はその形状が四角形に形成されて横
幅が上述の両側片3,3間に介在してこれら両側
片3,3に対しわずかの隙間を隔てて平面対応す
る間隔に形成され、中央部には支持環10に嵌着
するための嵌合孔13が縦貫されている。
そして、このガイドリング6のなめらかな回動
を許容するためにこのガイドリング6の各面が接
触する支承本体5との間にベアリングを介挿す
る。
を許容するためにこのガイドリング6の各面が接
触する支承本体5との間にベアリングを介挿す
る。
すなわち、支持環10に薄厚筒状の第1ベアリ
ング7を嵌合し、またガイドリング6の下面形状
に応じた薄厚平板状の第2ベアリング8を支承本
体5上に敷設している。
ング7を嵌合し、またガイドリング6の下面形状
に応じた薄厚平板状の第2ベアリング8を支承本
体5上に敷設している。
なお、これらベアリング7,8は潤滑性に優れ
た主して樹脂製の無給油ベアリングを使用し、ガ
イドリング6は金属性の耐食材料を使用する。ま
た、上述の支承本体5に樹脂製の絶縁材を使用す
れば、なお一層完全に電気絶縁機能を有するすべ
り支承構造となる。
た主して樹脂製の無給油ベアリングを使用し、ガ
イドリング6は金属性の耐食材料を使用する。ま
た、上述の支承本体5に樹脂製の絶縁材を使用す
れば、なお一層完全に電気絶縁機能を有するすべ
り支承構造となる。
このように構成されたすべり支承構造は、すべ
り支承材9と上部支承体1との支承対応面4が相
互に対応して水平方向の外力によつてすべり可能
な状態にあつて、上部支承体1の直線的な動きに
対しては第3図に示すように、上部支承体1の両
側片3,3とガイドリング6両側片との平面接触
作用により直線方向のなめらかなすべり支承を促
して上部支承体1は安定して移動される。
り支承材9と上部支承体1との支承対応面4が相
互に対応して水平方向の外力によつてすべり可能
な状態にあつて、上部支承体1の直線的な動きに
対しては第3図に示すように、上部支承体1の両
側片3,3とガイドリング6両側片との平面接触
作用により直線方向のなめらかなすべり支承を促
して上部支承体1は安定して移動される。
また、第4図に示すように、外力が回転方向の
すべり力を有しているような場合は、ガイドリン
グ6がその回転方向の動きを吸収すべく回動する
ため、上部支承体1は負荷方向に応じたなめらか
なすべり移動が許容される。
すべり力を有しているような場合は、ガイドリン
グ6がその回転方向の動きを吸収すべく回動する
ため、上部支承体1は負荷方向に応じたなめらか
なすべり移動が許容される。
なお、上述のすべり支承材および支承本体を樹
脂製にて形成することにより、弾性作用を有して
一層不規則な外力に対応したすべり支承機能を発
揮する。
脂製にて形成することにより、弾性作用を有して
一層不規則な外力に対応したすべり支承機能を発
揮する。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はす
べり支承構造を示す展開斜視図。第2図はその使
用状態を示す縦断面図。第3図および第4図はそ
の使用状態を一部破断して示す平面図である。 1……上部支承体、2……下部支承体、3……
側片、6……ガイドリング、7,8……ベアリン
グ、9……すべり支承材、10……支持環。
べり支承構造を示す展開斜視図。第2図はその使
用状態を示す縦断面図。第3図および第4図はそ
の使用状態を一部破断して示す平面図である。 1……上部支承体、2……下部支承体、3……
側片、6……ガイドリング、7,8……ベアリン
グ、9……すべり支承材、10……支持環。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上部支承体と下部支承体との間にすべり支承材
を介挿して上下部支承体間のすべりを許容するす
べり支承構造であつて、 前記下部支承体の中央上面に、前記すべり支承
材を保持する支持環を突設し、この支持環の外周
面にガイドリングを回動可能に当該ガイドリング
の内周面と下面にベアリングを介挿して外嵌し、
かつ、このガイドリングの側面を前記上部支承体
の側面に対して平面対応すべく構成した すべり支承構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13871083U JPS6045715U (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | すべり支承構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13871083U JPS6045715U (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | すべり支承構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6045715U JPS6045715U (ja) | 1985-03-30 |
JPH0248490Y2 true JPH0248490Y2 (ja) | 1990-12-19 |
Family
ID=30311140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13871083U Granted JPS6045715U (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | すべり支承構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045715U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020086328A (ko) * | 2002-08-10 | 2002-11-18 | 양병찬 | 회전자유형 마찰지진격리장치 |
JP4953460B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2012-06-13 | 株式会社美和テック | 橋梁用一方向可動支承装置 |
-
1983
- 1983-09-06 JP JP13871083U patent/JPS6045715U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6045715U (ja) | 1985-03-30 |
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