JPH0248376A - エレベータの自己診断装置 - Google Patents
エレベータの自己診断装置Info
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- JPH0248376A JPH0248376A JP63195201A JP19520188A JPH0248376A JP H0248376 A JPH0248376 A JP H0248376A JP 63195201 A JP63195201 A JP 63195201A JP 19520188 A JP19520188 A JP 19520188A JP H0248376 A JPH0248376 A JP H0248376A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、エレベータの外部機器の動作状態およびエ
レベータ群管理制御情報等からエレベータ群管理制御装
置の異常を自動的に検出するエレベータの自己診断装置
に関するものである。
レベータ群管理制御情報等からエレベータ群管理制御装
置の異常を自動的に検出するエレベータの自己診断装置
に関するものである。
近来のエレベータはマイクロコンピュータを用いて構成
されるようになっており、通常読み込み専用のROM
(リードオンリーメモリ)に書き込まれたプログラムに
従い動作するようになっている。プロプラムは標準化さ
れ、基本動作を行う標準プログラムに対してビル毎に異
なるエレベータの動作仕様をビル毎に工場出荷時に設定
され、この動作仕様に従い種々用意された動作の選択、
速度・停止数などへの適用がプログラムにて自動的に行
われるようになっている。 ビル毎のエレベータの動作は手配される機器と共に、前
記のように標準プログラムとビル毎の動作仕様の選択に
より決定される。そして、このエレベータの動作の試験
は工場にて基本的な動作については全て試験が行われて
おり、検査済みとなっている。 前記のような標準化されたエレベータにおいても、工場
での試験さらには据付時での試験を行っているにも拘ら
ず、仕様選択の瞑りや、機器の手配誤りが発見されず、
長い間群管理性能を低下させていることが多かった。こ
れは、エレベータ群管理制御装置の故障あるいは異常に
は、かごが呼びに応答しないなど直ちに判明する事象と
、予測精度の狂いなど群管理性能として結果が現れろ事
象とがあり、後者の場合は正常と異常の判別が人的には
判定し難いためである。また、仕様選択、機器の手配共
に誤りがなくても、ビル交通が設計当初と大きく異なっ
たり、機器が故障した場合にも予測精度の狂いなどとし
てのみ結果が現れる事象のときには群管理性能の低下を
発見できないことが多かった。これらは、エレベータの
稼働後にエレベータの性能改善の要求などにより交通実
測を行って初めて見つけられるものである。 このようなことから、特開昭59−39668号公報に
示されるような、マイクロコンピュータを用いたエレベ
ータ制御装置に解析のための必要なデータを選択記憶さ
せるものや、特開昭59−163280号公報に示され
るような、マイクロコンピュータを用いたエレベータ制
御装置にて交通を統計して異常交通となった場合はその
階と時刻を表示させろものが提案されていた。 しかしながら、前記のような従来の方法では予測精度の
狂いなど群管理性能の異常を見つけるのには十分ではな
かった。例えば、特開昭59−39668号公報では、
人が記憶データを基に解析する必要があり、また、予測
値と実測値との対応関係を持って記憶することなどはで
きなかったために、発見できない異常も多くあった。ま
た、特開昭59−163280号公報においても群管理
の予測精度を計る提案はされておらず、異常の発見に十
分ではなかった。
されるようになっており、通常読み込み専用のROM
(リードオンリーメモリ)に書き込まれたプログラムに
従い動作するようになっている。プロプラムは標準化さ
れ、基本動作を行う標準プログラムに対してビル毎に異
なるエレベータの動作仕様をビル毎に工場出荷時に設定
され、この動作仕様に従い種々用意された動作の選択、
速度・停止数などへの適用がプログラムにて自動的に行
われるようになっている。 ビル毎のエレベータの動作は手配される機器と共に、前
記のように標準プログラムとビル毎の動作仕様の選択に
より決定される。そして、このエレベータの動作の試験
は工場にて基本的な動作については全て試験が行われて
おり、検査済みとなっている。 前記のような標準化されたエレベータにおいても、工場
での試験さらには据付時での試験を行っているにも拘ら
ず、仕様選択の瞑りや、機器の手配誤りが発見されず、
長い間群管理性能を低下させていることが多かった。こ
れは、エレベータ群管理制御装置の故障あるいは異常に
は、かごが呼びに応答しないなど直ちに判明する事象と
、予測精度の狂いなど群管理性能として結果が現れろ事
象とがあり、後者の場合は正常と異常の判別が人的には
判定し難いためである。また、仕様選択、機器の手配共
に誤りがなくても、ビル交通が設計当初と大きく異なっ
たり、機器が故障した場合にも予測精度の狂いなどとし
てのみ結果が現れる事象のときには群管理性能の低下を
発見できないことが多かった。これらは、エレベータの
稼働後にエレベータの性能改善の要求などにより交通実
測を行って初めて見つけられるものである。 このようなことから、特開昭59−39668号公報に
示されるような、マイクロコンピュータを用いたエレベ
ータ制御装置に解析のための必要なデータを選択記憶さ
せるものや、特開昭59−163280号公報に示され
るような、マイクロコンピュータを用いたエレベータ制
御装置にて交通を統計して異常交通となった場合はその
階と時刻を表示させろものが提案されていた。 しかしながら、前記のような従来の方法では予測精度の
狂いなど群管理性能の異常を見つけるのには十分ではな
かった。例えば、特開昭59−39668号公報では、
人が記憶データを基に解析する必要があり、また、予測
値と実測値との対応関係を持って記憶することなどはで
きなかったために、発見できない異常も多くあった。ま
た、特開昭59−163280号公報においても群管理
の予測精度を計る提案はされておらず、異常の発見に十
分ではなかった。
従来のエレベータの自己診断装置では、以上のように、
仕様選択・誤力や機器の手配誤りさらにはビル交通の変
化や機器の故障のために、予測精度の狂いなどとしての
み結果が現れる事象に関しては、発見できないことが多
かった。 この発明は、前記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、予測精度の狂いなどとしてのみ結果が現わ
れろような事象に対しても自己診断できろエレベータの
自己1診断装置を提供しようとするものである。
仕様選択・誤力や機器の手配誤りさらにはビル交通の変
化や機器の故障のために、予測精度の狂いなどとしての
み結果が現れる事象に関しては、発見できないことが多
かった。 この発明は、前記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、予測精度の狂いなどとしてのみ結果が現わ
れろような事象に対しても自己診断できろエレベータの
自己1診断装置を提供しようとするものである。
この発明のエレベータの自己診断装置は、内部で生成さ
れる情報と、実測して得られる実際の情報とを比較して
群管理性能を自動的に診断するため、特に内部で生成さ
れる予測情報を捕らえて保存する手段と、保存した予測
情報に対応する値を外部入力信号より実測する手段と、
保存した予測情報値と実測値とを比較して異常の有無を
診断する手段を備えてなるものである。
れる情報と、実測して得られる実際の情報とを比較して
群管理性能を自動的に診断するため、特に内部で生成さ
れる予測情報を捕らえて保存する手段と、保存した予測
情報に対応する値を外部入力信号より実測する手段と、
保存した予測情報値と実測値とを比較して異常の有無を
診断する手段を備えてなるものである。
この発明においては、内部で生成される群管理性能を左
右する基本的な予測情報を捕らえて、この予測情報と、
これに対応する実測により得た情報値とを比較して診断
を行うことにより、複雑な処理過程から得られる予測情
報の精度の診断を正確に行うことができ、正常と異常の
判別が付けられないような群管理性能の低下に関しても
発見することができろ。
右する基本的な予測情報を捕らえて、この予測情報と、
これに対応する実測により得た情報値とを比較して診断
を行うことにより、複雑な処理過程から得られる予測情
報の精度の診断を正確に行うことができ、正常と異常の
判別が付けられないような群管理性能の低下に関しても
発見することができろ。
以下、この発明の一実施例を第1図〜第10図を用いて
説明する。 第1図はこの発明の原理ブロック図である。 エレベータ制御装置あるいはエレベータ群管理制御装置
は、通常、乗場呼びやかご呼びさらにモータ、ドア、監
視室機器等の外部装置および外部機器からの信号入力を
受取り、これに応じた制胛処理を行って再び制御信号を
外部装置および外部機器に出力あるいは送信する。 図において、12はエレベータ群管理制御盤あるいはエ
レベータ制taIx内のエレベータ群管理制御装置に設
けられるエレベータ群管理制御手段、13はエレベータ
制御盤内のエレベータ制御装置に設けられるエレベータ
制御手段、14はエレベータ群管理制御装置に設けられ
、変換器などの信号入力機器および伝送機器を含んだ入
力装置、15は入力装置14から取り込まれたエレベー
タ群管理制御装置に対しての外部入力信号を、エレベー
タ群管理制御手段12に与えて、エレベータの群管理制
御を行わせるための外部信号入力手段であり、この外部
信号入力手段からの外部入力信号は後述する群管理情報
実測手段および群管理予測情報保存手段にも与えられる
。 16はエレベータ群管理制御装置に設けられ、変換器な
との信号出力機器および伝送機器を含んだ出力装置、1
7はエレベータ群管理制御手段12からの制御信号を、
外部機器に出力または送信する外部信号出力手段、18
はエレベータ群管理制御装置の外に位置する乗場呼びボ
タンなどのエレベータ機器あるいはエレベータの周辺装
置に相当する外部機器で、入力装置14に接続されてい
る。19はエレベータ制御手段13と外部機器20との
間で、信号の入出力及び信号の送・受信を行うための変
換器などの信号入出力機器ならびに伝送a器を含んだ入
出力装置であり、前記外部機器20はエレベータ制御装
置の外に位置する行先階ボタンなどのエレベータ機器あ
るいはエレベータの周辺装置に相当する。21は後述す
る保守機器との間で信号の送受信を行うための伝送機器
を含んだ入出力装置、22はエレベータの据付は時の調
整あるいは保守時の点検に用いる保守81器で、エレベ
ータ群管理制御装置にLEDなどの表示素子あるいは操
作スイッチで構成されて設けられるものや、伝送素子を
介してラップトツブ型パソコンを用いるものなどがある
。この実施例では、ラップトツブ型パソコンを用いた場
合を示している。 23はエレベータ群管理制御手段で生成されて群管理制
御情報として用いられる群管理予測情報を、特定の状況
を判定して特定時点まで保存する群管理予測情報保存手
段であり、ここで群管理予測情報を保存する特定の状況
とは、エレベータ群管理制御手段が常に生成・消滅・更
新する予測情報値を取出すタイミングを計るためのもの
である。 これは、必ずしも特定の状況を検出せずに群管理予測情
報を保存することも可能で、群管理情報実測手段にて実
測を開始する時点が合えば、予測精度を診断する場合に
支障を来すことはない。 群管理予測情報を保存する特定時点とは、保存される予
測情報値に対応する実測値が得られた時点を示すもので
ある。 24は群管理予測情報保存手段23にて保存した群管理
予測情報に対応する値を実測する群管理情報実測手段で
あり、この群管理予測情報保存手段にて群管理予測情報
を保存したタイミングに合わせて保存した予測情報に対
応する値を実測する。 このとき、保存した予測情報に対応する値が得られるま
で、即ち群管理予測情報保存手段23で述べたところの
特定時点までの実測を行う。 25は群管理予測情報保存手段23で保存した群管理予
測情報値と群管理情報実測手段24で実測された実測値
の差異から、異常の有無判定と記録する予測精度診断手
段、26は入出力装置21を介して保守機器と更新を行
い、予測精度診断手段にて記録された異常の有無判定と
状態を出力する診断結果出力手段であり保守機器がラッ
プトツブ型パソコン等の機器であれば、診断結果の表示
あるいはフロッピーディスクへの記録などの手段は保守
機器側で持つこととなり、保守機器がLEDなどのエレ
ベータ群管理制御装置に備えられた保守機器であれば、
診断結果出力手段26が表示の制御あるいは操作スイッ
チからの入力信号の処理を行う。 上述のように構成された自己診断装置において、エレベ
ータ群管理制御盤あるいはエレベータ制御盤内のエレベ
ータ群管理制御装置に設けられるエレベータ群管理制御
手段12は、入力装置14からの乗場呼びなどの外部機
器情報とエレベータ制御手段13からの各かご情報とか
ら、群管理制御情報として用いられる群管理予測情報を
生成し、登録された乗場呼びへの最適かこの割当て等の
エレベータの群管理制御を行う。群管理制御のための制
御指令などは、外部信号出力手段17から出力装置16
を介して外部機器18へ、さらにエレベータ制御手段1
3へと出力される。 エレベータ制御盤内のエレベータ制御手段13は、エレ
ベータ群管理制御手段12からの制御情報に基づいて、
入出力装置14を介して外部機器を制御してエレベータ
を登録された行き先呼びおよび割当てられた乗場呼びに
応答させる。 群管理予測情報保存手段23は、エレベータ群管理制御
手段12で生成される群管理予測情報を、特定の状況を
判定して将来の特定時点まで保存し、群管理情報実測手
段24は、群管理予測情報保存手段23にて保存した群
管理予測情報に対応する値を実測する。予測精度診断手
段25は、保存された群管理予測情報と実測された値と
から群管理予測情報の精度を診断し、異常の有無を判定
する。 判定結果は、診断結果出力手段28から入出力装置21
を介して、パソコン等の保守機器22に出力される。 この発明では、以上のように、エレベータ自身が、群管
理予測情報を保存し、この保存した群管理予測情報に対
応する情報を実測から得ろことによって、該実測値と予
測情報値とを比較して、その比較結果から予測精度の狂
いなどとしてのみ結果が現われたような事象に対するエ
レベータの異常の有無を自己診断することができる。な
お、自己診断の結果は、保守m器22を介して知ること
ができる。 第2図は、前記第1図に示す原理システムを実現するた
めの具体的な構成図である。 同図において、1はエレベータかご、2は釣り合いおも
り、2は巻上電動機、4はエレベータの制御盤、5′は
駆動制御回路で、巻上電動機3を制御してエレベータか
ごおよび釣り合いおもりを昇降制御する。 6はエレベータ制御盤4に組み込まれるマイクロコンピ
ュータで構成された制御装置で、全体を制御する中央処
理装置(CPU)21、読み込みのみ可能なROM (
EPROM)と読み書き可能なRAM (ランダムアク
セスメモリ)で構成された記憶装置22(一部のRAM
は電池にて停電時のバックアップがなされている)、群
管理装置9と接続するためのインテル社製の8251な
どの素子で構成されるシリアル伝送装置23、かご上の
マイクロコンピュータで構成された制御装置11(制御
装置6と同様に構成されている。)と接続するためのシ
リアル伝送装置24、駆動制御回路5と接続して外部情
報を入力し、また巻上電動機3を制御するための指令を
出力するのを電圧変換などによりインタフェイスする変
換装置25を備え、この変換装置25は乗場機器(第1
図の外部機器18に相当し、ホールランタン等から成る
)14とも接続されている。26は内部バスである。 7は前記エレベータ制御盤4と同様なエレベータの制御
盤、8はエレベータ群管理盤、9はエレベータ群管理盤
8に組み込まれるマイクロコンピュータで構成された群
管理制御装置で、全体を制御する中央処理装置(CPU
)31.ROM (EPROM)とRAMで構成された
記憶装置32゜制御袋N6,7と接続するためのシリア
ル伝送装置33.j@作試験の指令などを与える保守装
置(第1図の保守装置22に相当)27及び乗場制御装
置28と接続するためのシリアル伝送装置34、乗場呼
びなどの乗場機器(第1図の外部機器18に相当)10
と接続して外部情報を入力し、また乗場機器10を制御
するための指令を出力するのを電圧変換などによりイン
タフェイスする変換装置35を備えている。36は内部
バスである。 次に、前記のように構成された本実施例の動作を第3図
乃至第10図のフローチャー1・を参照して説明する。 第3図は、エレベータ群管理制御装置9のcpU31で
実行されるプログラムの処理手順、即ち発生した乗場呼
びへの割当てかごの選択処理を行う全体の手順を示すも
ので、第1図においては、群管理制御手段12に相当す
る。 ここでは、登録された乗場呼びの中から未割当て乗場呼
びを求め、未割当て乗場呼びの内の1つを選択して、選
択された未割当て乗場呼びに対して、仮に割当てされた
として、全ての号機の割当評価値を求め、算出された割
当評価値が最も良い号機を選択して実際の割当号機とす
るものである。 即ち、第3図において、ステップS1では、乗場機M1
0の状態情報を変換装置i35を通して取り込むことに
より、乗場呼び登録されたかを判定する。ここで乗場呼
び登録されたことが判定されると、ステップS2に進み
、未割当て乗場呼びがあるかを判定し、登録された乗場
呼びの中から未割当て乗場呼びを求め、次のステップS
3で、未割当て乗場呼びの内1つを選択して、割当かご
を選択するための乗場呼びとする。処理のために乗場呼
びに付加する番号を−として以下の処理を行う。 まず、ステップS4において、選択された未割当て乗場
呼び4に対して、仮に割当てされたとして、全ての号機
の割当評価値を求める。次のステップS5では、算出さ
れた割当評価値が最小(評価が最も良い)の号機を選択
して実際の割当号機とする。そして、選択号機番号をn
とする。 次のステップS6では、割当号機nを乗場呼び!への割
当号機として登録する。号機nに対して乗場呼びeへの
割当指令を送信して、乗場呼びlに応答させる。 また、次のステップS7では、割当号機nを乗場呼びe
への割当号機として登録する。号機nに対して乗場呼び
eへの割当指令を送信して、乗場呼び4に°応答させる
。 次に、群管理予測情報の中でも割当評価値で用いられろ
予測情報において、その例として、かごの割当て乗場呼
びまでの到着予想時間について適用した場合につき述べ
る。 第4図は、群管理制御装置9で実行される処理手順、特
に第3図中の選択される乗場呼びIへの全号機の割当評
価値算出ルーチンの詳細を示すものである。 ここでは、選択された未割当て乗場呼びjに対して、仮
に割当てされたとして、全ての号機の割当評価値を求め
るが、どの号機についても同一の処理であるので、1台
のみの割当評価値の算出手順についてその号機番号をn
として示しである。 処理手順は、仮に割当てる号機nについて、号ll!i
nの乗場呼びlまでの到着予想時間と号機nに乗場呼び
lが割当てられたとした場合の全ての割当てが済み乗場
呼びの予想待ち時間、および号機nの乗場呼びIに応答
時の予想かご負荷と号機nに乗場呼びIが割当てられた
とした場合の全ての割当て済み乗場呼び応答時の予想か
ご負荷を求め、これらの情報から所定の評価計算を行い
号機nの割当評価値とするものである。 第4図において、ステップ310では、登録されている
乗場呼びのうち既に割当て済みとなっている乗場呼びの
、登録されてからの現在までの継続待ち時間を取出す。 (継続待ち時間はタイマ割り込み等のタスクにて別途時
間加算されている。)ステップSllでは、号機n以外
の仮割当てしない号機について、既に割当てされている
乗場呼びに応答するまでに要すると予想される現在の時
間(到着予想時間)を求める。 ステップ312では、号機nについて仮割当て乗場呼び
Iを仮り割当てたとして、号機nが既に割当てされてい
る乗場呼びへの到着予想時間を求める。 ステップ313では、仮割当て乗場呼びeの階までの号
機nの到着予想時間を求める。 ステップ314では、号機n以外の仮割当てしない号機
について、既に割当てされている乗場呼びに応答したと
きに予測されるかご内の負荷量(予測かご負荷)を求め
る。 ステップ815では、号機nについて仮割当て乗場呼び
lを仮りに割り当てたとして、号mnが既に割当てされ
ている乗場呼びに応答したときの予測かご負荷を求める
。 ステップ16では、仮割当て乗場呼びlに応答したとき
の号機nの予測かご負荷を求める。 ステップ17では、号機nを乗場及びeに仮割当てした
場合の割当評価値を、以上の手順にて算出した情報値を
基に所定の計算式に従い計算して算出する。計算式は割
当評価関数などと呼ばれ、以下に示す。 この時の割当評価関数の例を次式に示す。 Hn=T I +f (L l)+Σ((W i 十T
i )+f (L i )1ここで、 Hn・・号機なの割当評価値 Tj・・・号機nに乗場呼びlを仮に割当てたときの乗
場呼びIへの到着予想時間 Wi・・・割当て済み乗場呼び1の継続待ち時間Ti・
・・割当て済み乗場呼び1の割当て号機の到着予想時間
(号機nは仮割当したときの値である)Ll・・・号機
nに乗場呼びlを仮に割当てたときの乗場呼びlに応答
時の予測かご負荷 Li・・割当て済み乗場呼び1の割当て号機の応答時の
予測かご負荷(号機nは仮割当したときの値である。) f (Lj) f (Li)・・・乗場呼び!
およびiの満貫通過ペナルティでLlおよびLiの値か
ら導出される。 なお、(W i +T i )は継続待ち時間と割当て
号機の到着予想時間を加算した値で、予想待ち時間など
と呼ばれる。 ここでは、予想待ち時間と満貫通過の可能性を全ての乗
場呼びについて評価して、1つの乗場呼びを割当てる場
合の割当評価値の算出手順を示したが、予想待ち時間と
満貫通過以外の評価要素もあり、さらに評価方式もこれ
に限る必要はない。 第5図は、第4図中における割当階までの到着予想時間
の算出ルーチンの詳細を示したものである。仮割当てさ
れる号機、仮割当てされない号機についても算出手順は
同様で、また仮割当て乗場呼びまでの到着予想時間であ
ってもやはり同様である。このため、号機nの乗場呼び
jへの到着予想時間を算出する場合について述べる。 ここでは、各階毎の通過時間(前階から更新階までに要
する時間)を順次計算してそれを累積加算して走査して
いき、累積加算された時間を走査階乗場外びまでの到着
予想時間として設定するものである。 第5図において、ステップS20では、各階毎の通過時
間を順次計算して、それを累積加算していくための記憶
用メモリ(記憶装置32の所定のエリア)の初期値をO
にクリアする。さらに次のステップ521において、走
査を開始する階を現在かごがいろ階に設定し、そして、
次のステップS22で、上方に走査するか下方に走査す
るかを示す走査方向を、現在かごがサービスしている方
向と同一に初期設定する。 次のステップS23では、走査階を1つ更新し、以下の
ステップにて前階から更新階までに要する時間を予測し
て求め、それを累積時間メモリに加算する。 即ち、ステップ324において、更新された階が最上階
あるいは最下階の終端階かを判定し、終端階である場合
は、ステップ325に進み、次に走査するための走査方
向を反転する。そして、次のステップ326では、更r
r前の階での停止時間を予測して累積時間メモリに加算
する。 ここで、停止時間としては、 かご停止中の階・出発までの残り時間 かご呼びまたは・基本時間10秒に対してか割当て呼び
ご呼びがあると1秒、割当て呼びがあると3秒を追加 した時間 前記以外・将来の割当て呼びおよび現在の割当て呼びに
よるかご呼びと将来の 割当て呼びによるかご呼びを統計 値等から予測して停止する期待値 に応じたかご呼びならびに割当て 呼びによる停止時間 次のステップS27では、階間距離テーブルとかごの予
測走行パターンから、更新前の階から更新層にかごが到
達するに要する時間を予測して累積時間メモリに加算す
る。 次のステップS28では、更新された階が乗場呼びJの
階かを判定し、「YESJの時、ステップS29に移行
して、更新された階と走査方向が乗場呼びJと同一であ
るかを判定する。同一の時は、ステップS30に進み、
階の走査を終了すると共に、累積時間メモリの値を号機
nの乗場呼びjへの到着予測時間としてテーブルに記憶
する。 また、ステップ328において走査が乗場呼びJに到達
していない時は、ステップS23に戻り、階を更新して
ステップ325以後の処理を繰返し実行する。 前記の処理手順は、ビルの仕様に従い標準化されたプロ
グラムとして実行される。ここでは、到着予想時間が不
正確となる原因には、工場での試験が十分行われた標準
プログラムということから、以下のようなものが考えら
れる。 (a)仕様情報に誤りがある時 (b)外部機器の誤手配あるいは故障 (e)かごなど群管理制御装置以外の 制御装置に誤りがある時 (d)標準化プログラムに誤りが残存している時なお、
これ以外の群管理制御手段も同様であって、生成される
予測情報は、上述と同様の原因によって不正確なものと
なる。自己診断プログラムの目的は、以上のような原因
を見つけ出すことである。 第6図は、本実施例におけるエレベータ群管理制御手段
の処理手順を示すもので、群管理予測情報を取出し、そ
れを保持するとともに、保持した情報に対応しての実測
の開始を指令するルーチンの例として、到着予想時間と
予想かご負荷に対17て行うものである。 ここでは、各階各方向の乗場呼び毎に乗場呼びが登録さ
れ、かごが割当てられたときに、その乗場呼びに実際に
割当てられた号機の到着予想時間と予想かご負荷を取出
し、割当てられた乗場呼びに対応するテーブルに設定・
記憶するとともに、設定した情報に対応する値を実測す
る指令を設定する。なお、このルーチンは0.1秒程度
の間隔で周期的に繰り返して呼び出されるタスクの中で
処理されるものである。 第6図において、ステップS40では、全ての乗場呼び
に対して、予測情報保存テーブルに設定するか否かを判
定するため、走査を開始する階を最下階とし、次のステ
ップ341で、走査する乗場呼びの方向を示す走査方向
を上りにする。 次のステップ342では、走査階を更新して走査する乗
場呼びを1つ更新する。最上階に到達した場合は走査方
向を下りにする。走査中乗場呼びを1とする。 次のステップ343では、走査乗場呼びJが登録されて
いるかを判定し、さらにステップ344で乗場呼びJが
割当て済みかを判定し、これにより走査中の乗場呼びj
に対して、登録され、かつ割当て済みである場合にのみ
予測情報保存テーブルに設定させろ。そうでない場合は
、群管理予測情報が得られないので、予測情報保存テー
ブルに設定しない。 次のステップS45では、到着予想時間について、実測
指令の有無により未保存(予測情報保存テーブルに未設
定)か否かの判定を行い、未保存の場合は、ステップ3
46に移行して、乗場呼びJの割当号機番号を取出して
乗場呼びJに対応した予測情報保存テーブルの番地に記
憶し、さらに、次のステップ347において、割当号機
nの到着予想時間を取出して乗場呼びjに対応した予測
情報保存テーブルの番地に記憶させる。そして、次のス
テップ348で乗場呼びJへの到着予想時間の実測指令
をも設定する。実測指令が設定されると、他の実測ルー
チンにて実測を開始し、実測が終了すると実測指令が実
測ルーチンにて解除される。(実測指令が設定されてい
るとき、保存済みと判定する) 次のステップ349では、予想かご負荷について、実測
指令の有無により未保存(予測情報保存テーブルに未設
定)か否かの判定を行い、未保存の場合は、ステップ3
50に移行して、乗場呼びjの割当号機番号を取出して
乗場呼びJに対応した予測情報保存テーブルの番地に記
憶し、さらに、次のステップ351において割当号機の
予想かご負荷を取出して乗場呼びjに対応した予測情報
保存テーブルの番地に設定する。そして、次のステップ
S52において、乗場呼びJに応答時の予想かご負荷の
実測指令をも設定する。実測指令か設定されると、他の
実測ルーチンにて実測を開始し、実測が終了すると実測
指令が実測ルーチンにて解除される。(実測指令が設定
されているとき、保存済みと判定する。) ステップ353では、全ての乗場呼びを走査したかを判
定し、走査する乗場呼びがなくなった時に終了する。 なお、この場合に保存する到着予想時間は、乗場呼びが
登録されて直ちに読み出した値のために、乗場呼びの予
測待ち時間と等しくなるものである。 予測待ち時間を実測して比較することも有効な診断とな
る。これは、既に述べたように、予測待ち時間は、保存
するときの到着予想時間とそれまでの継続待ち時間を加
えたものであるので、本実施例の手順中に、到着予想時
間と継続待ち時間を加算してそれを予測待ち時間として
設定する手順を組み込むことにより容易に実現される。 第7図は保持された群管理予測情報に対応した情報の実
測を行うルーチンの例として、到着予想時間に対して行
うフローチャー1・である。 ここでは、各階各方向の乗場呼び毎に、実測指令がでた
ものについて、実測指令がでてから割当てられた号機が
到着するまでの時間を実測する。 さらに実測値と関連情報を判定用テーブルに記憶する。 なお、このルーチンは0.1秒程度の間隔で周期的に繰
9返して呼び出されるタスクの中で処理されるものであ
る。 第7図において、ステップS60では、全ての乗場呼び
に対して、記憶テーブルに設定するか否かを判定するた
め、走査を開始する階を最下階とし、次のステップ36
1で、走査する乗場呼びの方向を示す走査方向を上りに
する。 次のステップ362では走査階を更新して走査する乗場
呼びを1つ更新する。最上階に到達した場合は走査方向
を下りにする。走査中乗場呼びをJとする。 次のステップ363では、走査中の乗場呼びJに対して
、到着予想時間実測指令が設定されているかを判定し、
実測指令が設定されている時は、ステップS64に移行
して、乗場呼びjは時間を計測中であるかを判定する。 ここで、計測中の時はステップ367に移行し、計測中
でない場合、即ち実測を開始したときには、乗場呼びj
に対する時間計測メモリをクリアしく0に初期設定)次
のステップ366で乗場呼びJを計測中であるフラグを
設定する。 ステップS67では、前回のルーチンが処理されてから
の経過時間を乗場呼びJに対応する時間計測メモリに加
算する。そして、次のステップS68において、乗場呼
びjの割当号機nを取出し、次のステップ369で割当
号機nは乗場呼びjに応答かを判定する。割当号機nが
乗場呼びjに応答した時点で乗呼びjへの実測を完了し
、その実測結果を到着予想時間判定用テーブルの乗場呼
びJの欄に次のように設定記憶する。即ち、ステップS
70において、 (1)それまでの乗場呼びjに対応する時間計測メモリ
の値を実測値欄に゛設定 (2)予測情報保存テーブルから乗場呼びjに対応する
到着予想時間を取出し予測値欄に設定(3)予測情報保
存テーブルの乗場呼びjの割当て号機番号を割当て号機
欄に設定 (4)乗場呼びjの判定開始指令を設定ステップ370
での設定処理が終了すると、ステップ371に進み、予
測情報保存テーブル中の乗場呼びjの到着予想時間実測
指令を解除し、次の診断を備える。さらに、次のステッ
プ372において、計測中のフラグを解除し、次の診断
に備える。そして、ステップ373で全ての乗場呼びを
走査しなかを判定し、走査する乗場呼びがなくなった時
に終了する。 第8図は、第6図及び第7図の手順により得られる群管
理予測情報値と、これに対応した実測値とを比較して、
その差異から異常の有無判定と、そのときの状態を記憶
する予測精度診断ルーチンの例として、到着予想時間に
対して行うフローチャー1・である。 ここでは、各階各方向の乗場呼び毎に、判定用テ;プル
に設定された到着予想時間と実測値とを比較し、差の絶
対値の大きさに応じて、異常の程度を判定するとともに
、その結果を診断結果テーブルに設定・記憶する。なお
、このルーチンは0゜1秒程度の間隔で周期的に繰り返
して呼び出されるタスクの中で処理されるものである。 第8図において、ステップ380では、全ての乗場呼び
に対して、診断するか否かを判定するため、走査を開始
する階をまず、最下階とし、次のステップS81で走査
する乗場呼びの方向を示す走査方向を上りにする。 次のステップ382では、走査階を更新して走査する乗
場呼びを1つ更新する。最上階に到達した場合は走査方
向を下りにする。走査中乗場呼びをJとする。 次のステップ383では、走査中の乗場呼びjに対して
、判定開始指令があったかを判定し、判定開始指令があ
る時は、ステップ384に移行して、走査中の乗場呼び
jに対して判定用テーブルから実測値と到着予想時間を
取出し、次のステップ385で差の絶対値+実測値から
差異の率を求める。この差異の率が第1の所定値(例え
ば0゜01)以下であることがステップ386で判定さ
れると、ステップS87へ進み、精度が非常に高いとし
て高精度を診断結果テーブルに設定する。 また、ステップS86において第1の所定値以上である
と判定された時は、ステップ388に移行して、第2の
所定値(例えば0.1)以下かを判定する。ここで、差
異の率が第1の所定値を越え、第2の所定値(例えば0
.1)以下であれば、ステップS89で精度に特に異常
が見られないとして正常を診断結果テーブルに設定する
。 また、次のステップ590では、差異の率が第2の所定
値を越え、第3の所定値(例えば0.5)以下であるか
を判定し、rY E S Jであれば、ステップS91
に進み精度が悪いとして注意を診断結果テーブルに設定
する。さらに、保守員の調査の参考として、割当号機番
号も設定する。 ステップ390での判定が第3の所定値以上となった時
は、ステップ392に進み、精度が非常に悪いとして異
常を診断結果テーブルに設定し、調査の参考として、割
当号機番号を設定する。 次のステップ893では、判定開始指令を解除し、次の
診断に備える。また、ステップ394では、全ての乗場
呼びを走査したかを判定し、走査する乗場呼びがなくな
った時に終了する。 前記は、乗場呼びが登録される毎に、到着予想時間と実
測値とを比較して予測精度診断を行うものとしたが、複
数の診断結果テーブルに順次その差異とそのときの割当
号機番号を記録しておき、例えば1日毎に診断結果テー
ブルを各階各方向の乗場呼び毎に走査して、1日の差異
の平均値から異常の程度を診断すると、診断に誤差を含
む可能性が少なくなり、診断結果の信頼度が高(なる。 また、この1日の差異の平均値と同様に、乗場呼び毎に
対応する割当号機の累計をとり、それを走査して1日の
差異の平均値が異常を示す号機番号が特定の号機に偏っ
ていれば、特定号機の異常であることが診断できる。 第9図は、ラップトツブ型パソコンから自己診断結果出
力の命令制御を行う場きのプログラム手順を示すフロー
チャートである。 ここでは、シリアルインタフェイスを介して、エレベー
タの#管理側@CPUに自己診断結果出力命令を伝送し
、自己診断結果を受信、受信したデータを表示する手順
を示している。自己診断結果の表示内容は一般的に扱う
ための形態とするため、項目番号nとして処理している
。例えば項目番号には、到着予想時間・予想かご内負荷
などの単位で対応している。 第9図において、保守装置27のラップトツブ型パソコ
ンを操作することにより各エレベータ制御装置4,7と
エレベータ群管理制御装置9との交信開始を行うために
コマンドを送信する(ステップS 100)。これによ
り各エレベータ制御装M4,7からの応答信号を受信し
たかを判定しくステップ5101)、応答信号を受信し
たことを判定すると、シリアルインターフェイスを介し
てエレベータ群管理制御装置9との伝送を開始する。そ
して、次のステップ5102において、パソコンのCR
Tに交信開始OKを表示する。 次のステップ5103では、キーボードから結果表示指
令と表示項目番号を入力したかを判定し、表示項目番号
(nで代表する)を入力したことが判定されると、ステ
ップ5104に進み、エレベータの群管理制御CPUに
項目nの判定結果データ送信指令(コマンド)を送信す
る。エレベータの群管理制御装置9から判定結果データ
を受信完了すると、判定結果をラップトツブ型パソコン
に表示する手続を項目番号nに対応して呼び出す(ステ
ップ3105.3106) 次のステップ5107では、キーボードから判定結果表
示項目を更新するか否かを判定し、さらに次のステップ
5108で表示要求が終了かを入力する。次のステップ
3109では、交信終了コマンドをエレベータの群管理
制御装置に伝送して交信を終了する。 第10図は、第9図の自己診断結果出力処理に対応する
エレベータの群管理制御用CPU側のプログラムで、第
9図のラップトツブ型パソコンのプログラム手順に呼応
して、その出力命令に合った自己診断結果の表示内容を
送信するものである。 ここでは、シリアルインクフェイスを介して、ラップト
ツブ型パソコンに自己診断結果出力命令で指定された項
目番号に対応する自己診断結果の表示内容を送信するも
のである。 第10図において、まず、ステップ31.10で、パソ
コンから交信開始コマンドを受信したかを判定し、交信
開始を受信すると処理を開始する。そして、次のステッ
プ$111で判定結果送信開始を受信すると、ステップ
5112に移行して、判定結果表示項目番号nに対応す
る判定結果テーブルの内容を送信する。 次のステップ3113,5114では、パソコンに判定
結果テーブルの内容を送信した後、次の指示を待ち、そ
の指示に従い次の処理を行う。即ち、新たな表示項目を
受信すると再び、受信した項目番号の判定結果テーブル
の内容を送信する。 交信終了コマンドを受信すると処理を終了する。 第11図および第12図は、この発明の他の実施例を示
すもので、第3図及び第6図〜第10図はそのまま用い
る。第11図は第4図に対応、第12図は第5図に対応
するフローチャー1・である。 この実施例では、群管理制御を行うための群管理予測情
報がエレベータ制御装置のCP tJで実行されるエレ
ベータ制御手段により算出され、それをエレベータ群管
理制御手段に伝送して群管理制御処理を行うシステムの
構成の場合に適用するものである。 第11図は、エレベータ制御手段からの予測情報を使用
するために、第4図に対応する処理を変更して示したも
のである。 ここでは、各号機のエレベータ制御子Sにて算出された
エレベータ群管理制御手段に伝送された予測情報を基に
割当評価値を算出する手順としたもので、仮割当号機n
に対しては受信した予測情報の内選択乗場呼びlを割当
てたとした場合の予測情報を、仮割当号機n以外の号機
については受信した予測情報の内仮割当てしない場合の
予測情報を使用している。 第11図において、ステップ5120では、登録されて
いる乗場呼びの内乳に割当て済みとなっている乗場呼び
の登録されてから現在までの継続待ち時間を取出す。(
継続待ち時間は、タイマ割込み等のタスクにて別途時間
加算されている。)ステップ5121では、号m n以
外の仮割当てしない号機について、各号機から受信した
割当てされている乗場呼びに応答するまでの到着予想時
間を取出す。 ステップ5122では、号機nについて仮割当て乗場呼
び!を仮に割当てたとして、号機nから受信した既に割
当てされている乗場呼びおよび仮割当て乗場呼びlへの
到着予想時間を取出す。 ステップ5123では、号機n以外の仮割当てしない号
機について、各号機から受信した割当てされている乗場
呼びに応答したときの予測かご負荷を取出す。 ステップ5124では、号機nについて仮割当て乗場呼
びlを仮に割当てたとして、号機nが既に割当てされて
いる乗場呼びおよび仮割当て乗場呼びlに応答したとき
の予測かご負荷を取出す。 ステップ5125では、号機nについて仮割当て乗場呼
びlを仮に割当てたとして、号機nが既に割当てされて
いる乗場呼びに応答したときの予測かご負荷を求める。 第12図については、第5図に対応する処理を、エレベ
ータ制御手段にて実行されるように変更したものである
。@機器として一般的に行わない手順とすればそのまま
処理されるものである。 第12図において、ステップ5130では、各層毎の通
過時間を順次計算して、それを累積加算していくための
記憶用メモリの初期値を0にクリアする。さらに次のス
テップ8131において、走査を開始する階を現在かご
がいる階に設定し、そして、次のステップ5132で、
上方に走査するか下方に走査するかを示す走査方向を、
現在かごがサービスしている方向と同一に初期設定する
。 次のステップ8133では、走査階を1つ更新し、以下
のステップにて前層から更新階までに要する時間を予測
して求め、それを累積時間メモリに加算する。 即ち、ステップ8134において、更新された階が最上
階あるいは最下階の終端階かを判定し、終端階である場
合は、ステップ5135に進み、次に走査するための走
査方向を反転する。そして、次のステップ8136では
、更新前の階での停止時間を第5図の場合と同様に予測
して累積時間メモリに加算する。 次のステップ5137では、階間距離テーブルとかごの
予測走行パターンから、更新前の階から更新階にかごが
到着するに要する時間を予測して累積時間メモリに加算
する。 次のステップ5138では、更新された階が乗場呼び」
の階かを判定し、rYESJの時、ステップ5139に
移行して、更新された階と走査方向が乗場呼び】と同一
であるかを判定する。同一の時(よ、ステップ5140
に進み、階の走査を終了すると共に、累積時間メモリの
値を号機nの乗場呼びjへの到着予測時間として送信す
る。また、ステップ5138において走査が乗場呼びJ
に到達していない時は、ステップ5133に戻り、階を
更新してステップ5135以後の処理を繰り返し実行す
る。 以上のような実施例においても、群管理予測情報の精度
を診断することにより、故障などを自己診断できるもの
である。特に、このような場合には、予測情報が生成さ
れるところの異常が明確となる。 上述の各実施例では、到着予想時間と予想かご負荷を群
管理予測情報として保存することを示したものであるが
、他の群管理予測情報、例丸ば予測待ち時間、各階の予
測乗場呼び登録率、各階の予測乗降量など、統計から得
られる予測情報の精度の診断も含め、予測情報であれば
適用できるものである。 また、上述の実施例では、自己診断結果を出力する装置
を保守装置としたが、出力する装置は、ビル管理人に通
報するためのエレベータの監視装置であってもよく、ま
た、保守会社等の電話回線などを介して接続される集中
監視装置であっても良い。エレベータの監視装置あるい
は保守会社等の集中監視装置に出力すると早急に修復さ
れる効果がある。 【発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、生成された群管理
予測情報と、これに対応する実測により得た情報値とを
比較してエレベータの自己診断を行うものであるから、
仕様選択誤りや機器の手配配りさらにはビル交通の変化
や機器の故障のために予測精度の狂いなどとしてのみ結
果が現れるような事象に対しても精度良く診断すること
ができる。
説明する。 第1図はこの発明の原理ブロック図である。 エレベータ制御装置あるいはエレベータ群管理制御装置
は、通常、乗場呼びやかご呼びさらにモータ、ドア、監
視室機器等の外部装置および外部機器からの信号入力を
受取り、これに応じた制胛処理を行って再び制御信号を
外部装置および外部機器に出力あるいは送信する。 図において、12はエレベータ群管理制御盤あるいはエ
レベータ制taIx内のエレベータ群管理制御装置に設
けられるエレベータ群管理制御手段、13はエレベータ
制御盤内のエレベータ制御装置に設けられるエレベータ
制御手段、14はエレベータ群管理制御装置に設けられ
、変換器などの信号入力機器および伝送機器を含んだ入
力装置、15は入力装置14から取り込まれたエレベー
タ群管理制御装置に対しての外部入力信号を、エレベー
タ群管理制御手段12に与えて、エレベータの群管理制
御を行わせるための外部信号入力手段であり、この外部
信号入力手段からの外部入力信号は後述する群管理情報
実測手段および群管理予測情報保存手段にも与えられる
。 16はエレベータ群管理制御装置に設けられ、変換器な
との信号出力機器および伝送機器を含んだ出力装置、1
7はエレベータ群管理制御手段12からの制御信号を、
外部機器に出力または送信する外部信号出力手段、18
はエレベータ群管理制御装置の外に位置する乗場呼びボ
タンなどのエレベータ機器あるいはエレベータの周辺装
置に相当する外部機器で、入力装置14に接続されてい
る。19はエレベータ制御手段13と外部機器20との
間で、信号の入出力及び信号の送・受信を行うための変
換器などの信号入出力機器ならびに伝送a器を含んだ入
出力装置であり、前記外部機器20はエレベータ制御装
置の外に位置する行先階ボタンなどのエレベータ機器あ
るいはエレベータの周辺装置に相当する。21は後述す
る保守機器との間で信号の送受信を行うための伝送機器
を含んだ入出力装置、22はエレベータの据付は時の調
整あるいは保守時の点検に用いる保守81器で、エレベ
ータ群管理制御装置にLEDなどの表示素子あるいは操
作スイッチで構成されて設けられるものや、伝送素子を
介してラップトツブ型パソコンを用いるものなどがある
。この実施例では、ラップトツブ型パソコンを用いた場
合を示している。 23はエレベータ群管理制御手段で生成されて群管理制
御情報として用いられる群管理予測情報を、特定の状況
を判定して特定時点まで保存する群管理予測情報保存手
段であり、ここで群管理予測情報を保存する特定の状況
とは、エレベータ群管理制御手段が常に生成・消滅・更
新する予測情報値を取出すタイミングを計るためのもの
である。 これは、必ずしも特定の状況を検出せずに群管理予測情
報を保存することも可能で、群管理情報実測手段にて実
測を開始する時点が合えば、予測精度を診断する場合に
支障を来すことはない。 群管理予測情報を保存する特定時点とは、保存される予
測情報値に対応する実測値が得られた時点を示すもので
ある。 24は群管理予測情報保存手段23にて保存した群管理
予測情報に対応する値を実測する群管理情報実測手段で
あり、この群管理予測情報保存手段にて群管理予測情報
を保存したタイミングに合わせて保存した予測情報に対
応する値を実測する。 このとき、保存した予測情報に対応する値が得られるま
で、即ち群管理予測情報保存手段23で述べたところの
特定時点までの実測を行う。 25は群管理予測情報保存手段23で保存した群管理予
測情報値と群管理情報実測手段24で実測された実測値
の差異から、異常の有無判定と記録する予測精度診断手
段、26は入出力装置21を介して保守機器と更新を行
い、予測精度診断手段にて記録された異常の有無判定と
状態を出力する診断結果出力手段であり保守機器がラッ
プトツブ型パソコン等の機器であれば、診断結果の表示
あるいはフロッピーディスクへの記録などの手段は保守
機器側で持つこととなり、保守機器がLEDなどのエレ
ベータ群管理制御装置に備えられた保守機器であれば、
診断結果出力手段26が表示の制御あるいは操作スイッ
チからの入力信号の処理を行う。 上述のように構成された自己診断装置において、エレベ
ータ群管理制御盤あるいはエレベータ制御盤内のエレベ
ータ群管理制御装置に設けられるエレベータ群管理制御
手段12は、入力装置14からの乗場呼びなどの外部機
器情報とエレベータ制御手段13からの各かご情報とか
ら、群管理制御情報として用いられる群管理予測情報を
生成し、登録された乗場呼びへの最適かこの割当て等の
エレベータの群管理制御を行う。群管理制御のための制
御指令などは、外部信号出力手段17から出力装置16
を介して外部機器18へ、さらにエレベータ制御手段1
3へと出力される。 エレベータ制御盤内のエレベータ制御手段13は、エレ
ベータ群管理制御手段12からの制御情報に基づいて、
入出力装置14を介して外部機器を制御してエレベータ
を登録された行き先呼びおよび割当てられた乗場呼びに
応答させる。 群管理予測情報保存手段23は、エレベータ群管理制御
手段12で生成される群管理予測情報を、特定の状況を
判定して将来の特定時点まで保存し、群管理情報実測手
段24は、群管理予測情報保存手段23にて保存した群
管理予測情報に対応する値を実測する。予測精度診断手
段25は、保存された群管理予測情報と実測された値と
から群管理予測情報の精度を診断し、異常の有無を判定
する。 判定結果は、診断結果出力手段28から入出力装置21
を介して、パソコン等の保守機器22に出力される。 この発明では、以上のように、エレベータ自身が、群管
理予測情報を保存し、この保存した群管理予測情報に対
応する情報を実測から得ろことによって、該実測値と予
測情報値とを比較して、その比較結果から予測精度の狂
いなどとしてのみ結果が現われたような事象に対するエ
レベータの異常の有無を自己診断することができる。な
お、自己診断の結果は、保守m器22を介して知ること
ができる。 第2図は、前記第1図に示す原理システムを実現するた
めの具体的な構成図である。 同図において、1はエレベータかご、2は釣り合いおも
り、2は巻上電動機、4はエレベータの制御盤、5′は
駆動制御回路で、巻上電動機3を制御してエレベータか
ごおよび釣り合いおもりを昇降制御する。 6はエレベータ制御盤4に組み込まれるマイクロコンピ
ュータで構成された制御装置で、全体を制御する中央処
理装置(CPU)21、読み込みのみ可能なROM (
EPROM)と読み書き可能なRAM (ランダムアク
セスメモリ)で構成された記憶装置22(一部のRAM
は電池にて停電時のバックアップがなされている)、群
管理装置9と接続するためのインテル社製の8251な
どの素子で構成されるシリアル伝送装置23、かご上の
マイクロコンピュータで構成された制御装置11(制御
装置6と同様に構成されている。)と接続するためのシ
リアル伝送装置24、駆動制御回路5と接続して外部情
報を入力し、また巻上電動機3を制御するための指令を
出力するのを電圧変換などによりインタフェイスする変
換装置25を備え、この変換装置25は乗場機器(第1
図の外部機器18に相当し、ホールランタン等から成る
)14とも接続されている。26は内部バスである。 7は前記エレベータ制御盤4と同様なエレベータの制御
盤、8はエレベータ群管理盤、9はエレベータ群管理盤
8に組み込まれるマイクロコンピュータで構成された群
管理制御装置で、全体を制御する中央処理装置(CPU
)31.ROM (EPROM)とRAMで構成された
記憶装置32゜制御袋N6,7と接続するためのシリア
ル伝送装置33.j@作試験の指令などを与える保守装
置(第1図の保守装置22に相当)27及び乗場制御装
置28と接続するためのシリアル伝送装置34、乗場呼
びなどの乗場機器(第1図の外部機器18に相当)10
と接続して外部情報を入力し、また乗場機器10を制御
するための指令を出力するのを電圧変換などによりイン
タフェイスする変換装置35を備えている。36は内部
バスである。 次に、前記のように構成された本実施例の動作を第3図
乃至第10図のフローチャー1・を参照して説明する。 第3図は、エレベータ群管理制御装置9のcpU31で
実行されるプログラムの処理手順、即ち発生した乗場呼
びへの割当てかごの選択処理を行う全体の手順を示すも
ので、第1図においては、群管理制御手段12に相当す
る。 ここでは、登録された乗場呼びの中から未割当て乗場呼
びを求め、未割当て乗場呼びの内の1つを選択して、選
択された未割当て乗場呼びに対して、仮に割当てされた
として、全ての号機の割当評価値を求め、算出された割
当評価値が最も良い号機を選択して実際の割当号機とす
るものである。 即ち、第3図において、ステップS1では、乗場機M1
0の状態情報を変換装置i35を通して取り込むことに
より、乗場呼び登録されたかを判定する。ここで乗場呼
び登録されたことが判定されると、ステップS2に進み
、未割当て乗場呼びがあるかを判定し、登録された乗場
呼びの中から未割当て乗場呼びを求め、次のステップS
3で、未割当て乗場呼びの内1つを選択して、割当かご
を選択するための乗場呼びとする。処理のために乗場呼
びに付加する番号を−として以下の処理を行う。 まず、ステップS4において、選択された未割当て乗場
呼び4に対して、仮に割当てされたとして、全ての号機
の割当評価値を求める。次のステップS5では、算出さ
れた割当評価値が最小(評価が最も良い)の号機を選択
して実際の割当号機とする。そして、選択号機番号をn
とする。 次のステップS6では、割当号機nを乗場呼び!への割
当号機として登録する。号機nに対して乗場呼びeへの
割当指令を送信して、乗場呼びlに応答させる。 また、次のステップS7では、割当号機nを乗場呼びe
への割当号機として登録する。号機nに対して乗場呼び
eへの割当指令を送信して、乗場呼び4に°応答させる
。 次に、群管理予測情報の中でも割当評価値で用いられろ
予測情報において、その例として、かごの割当て乗場呼
びまでの到着予想時間について適用した場合につき述べ
る。 第4図は、群管理制御装置9で実行される処理手順、特
に第3図中の選択される乗場呼びIへの全号機の割当評
価値算出ルーチンの詳細を示すものである。 ここでは、選択された未割当て乗場呼びjに対して、仮
に割当てされたとして、全ての号機の割当評価値を求め
るが、どの号機についても同一の処理であるので、1台
のみの割当評価値の算出手順についてその号機番号をn
として示しである。 処理手順は、仮に割当てる号機nについて、号ll!i
nの乗場呼びlまでの到着予想時間と号機nに乗場呼び
lが割当てられたとした場合の全ての割当てが済み乗場
呼びの予想待ち時間、および号機nの乗場呼びIに応答
時の予想かご負荷と号機nに乗場呼びIが割当てられた
とした場合の全ての割当て済み乗場呼び応答時の予想か
ご負荷を求め、これらの情報から所定の評価計算を行い
号機nの割当評価値とするものである。 第4図において、ステップ310では、登録されている
乗場呼びのうち既に割当て済みとなっている乗場呼びの
、登録されてからの現在までの継続待ち時間を取出す。 (継続待ち時間はタイマ割り込み等のタスクにて別途時
間加算されている。)ステップSllでは、号機n以外
の仮割当てしない号機について、既に割当てされている
乗場呼びに応答するまでに要すると予想される現在の時
間(到着予想時間)を求める。 ステップ312では、号機nについて仮割当て乗場呼び
Iを仮り割当てたとして、号機nが既に割当てされてい
る乗場呼びへの到着予想時間を求める。 ステップ313では、仮割当て乗場呼びeの階までの号
機nの到着予想時間を求める。 ステップ314では、号機n以外の仮割当てしない号機
について、既に割当てされている乗場呼びに応答したと
きに予測されるかご内の負荷量(予測かご負荷)を求め
る。 ステップ815では、号機nについて仮割当て乗場呼び
lを仮りに割り当てたとして、号mnが既に割当てされ
ている乗場呼びに応答したときの予測かご負荷を求める
。 ステップ16では、仮割当て乗場呼びlに応答したとき
の号機nの予測かご負荷を求める。 ステップ17では、号機nを乗場及びeに仮割当てした
場合の割当評価値を、以上の手順にて算出した情報値を
基に所定の計算式に従い計算して算出する。計算式は割
当評価関数などと呼ばれ、以下に示す。 この時の割当評価関数の例を次式に示す。 Hn=T I +f (L l)+Σ((W i 十T
i )+f (L i )1ここで、 Hn・・号機なの割当評価値 Tj・・・号機nに乗場呼びlを仮に割当てたときの乗
場呼びIへの到着予想時間 Wi・・・割当て済み乗場呼び1の継続待ち時間Ti・
・・割当て済み乗場呼び1の割当て号機の到着予想時間
(号機nは仮割当したときの値である)Ll・・・号機
nに乗場呼びlを仮に割当てたときの乗場呼びlに応答
時の予測かご負荷 Li・・割当て済み乗場呼び1の割当て号機の応答時の
予測かご負荷(号機nは仮割当したときの値である。) f (Lj) f (Li)・・・乗場呼び!
およびiの満貫通過ペナルティでLlおよびLiの値か
ら導出される。 なお、(W i +T i )は継続待ち時間と割当て
号機の到着予想時間を加算した値で、予想待ち時間など
と呼ばれる。 ここでは、予想待ち時間と満貫通過の可能性を全ての乗
場呼びについて評価して、1つの乗場呼びを割当てる場
合の割当評価値の算出手順を示したが、予想待ち時間と
満貫通過以外の評価要素もあり、さらに評価方式もこれ
に限る必要はない。 第5図は、第4図中における割当階までの到着予想時間
の算出ルーチンの詳細を示したものである。仮割当てさ
れる号機、仮割当てされない号機についても算出手順は
同様で、また仮割当て乗場呼びまでの到着予想時間であ
ってもやはり同様である。このため、号機nの乗場呼び
jへの到着予想時間を算出する場合について述べる。 ここでは、各階毎の通過時間(前階から更新階までに要
する時間)を順次計算してそれを累積加算して走査して
いき、累積加算された時間を走査階乗場外びまでの到着
予想時間として設定するものである。 第5図において、ステップS20では、各階毎の通過時
間を順次計算して、それを累積加算していくための記憶
用メモリ(記憶装置32の所定のエリア)の初期値をO
にクリアする。さらに次のステップ521において、走
査を開始する階を現在かごがいろ階に設定し、そして、
次のステップS22で、上方に走査するか下方に走査す
るかを示す走査方向を、現在かごがサービスしている方
向と同一に初期設定する。 次のステップS23では、走査階を1つ更新し、以下の
ステップにて前階から更新階までに要する時間を予測し
て求め、それを累積時間メモリに加算する。 即ち、ステップ324において、更新された階が最上階
あるいは最下階の終端階かを判定し、終端階である場合
は、ステップ325に進み、次に走査するための走査方
向を反転する。そして、次のステップ326では、更r
r前の階での停止時間を予測して累積時間メモリに加算
する。 ここで、停止時間としては、 かご停止中の階・出発までの残り時間 かご呼びまたは・基本時間10秒に対してか割当て呼び
ご呼びがあると1秒、割当て呼びがあると3秒を追加 した時間 前記以外・将来の割当て呼びおよび現在の割当て呼びに
よるかご呼びと将来の 割当て呼びによるかご呼びを統計 値等から予測して停止する期待値 に応じたかご呼びならびに割当て 呼びによる停止時間 次のステップS27では、階間距離テーブルとかごの予
測走行パターンから、更新前の階から更新層にかごが到
達するに要する時間を予測して累積時間メモリに加算す
る。 次のステップS28では、更新された階が乗場呼びJの
階かを判定し、「YESJの時、ステップS29に移行
して、更新された階と走査方向が乗場呼びJと同一であ
るかを判定する。同一の時は、ステップS30に進み、
階の走査を終了すると共に、累積時間メモリの値を号機
nの乗場呼びjへの到着予測時間としてテーブルに記憶
する。 また、ステップ328において走査が乗場呼びJに到達
していない時は、ステップS23に戻り、階を更新して
ステップ325以後の処理を繰返し実行する。 前記の処理手順は、ビルの仕様に従い標準化されたプロ
グラムとして実行される。ここでは、到着予想時間が不
正確となる原因には、工場での試験が十分行われた標準
プログラムということから、以下のようなものが考えら
れる。 (a)仕様情報に誤りがある時 (b)外部機器の誤手配あるいは故障 (e)かごなど群管理制御装置以外の 制御装置に誤りがある時 (d)標準化プログラムに誤りが残存している時なお、
これ以外の群管理制御手段も同様であって、生成される
予測情報は、上述と同様の原因によって不正確なものと
なる。自己診断プログラムの目的は、以上のような原因
を見つけ出すことである。 第6図は、本実施例におけるエレベータ群管理制御手段
の処理手順を示すもので、群管理予測情報を取出し、そ
れを保持するとともに、保持した情報に対応しての実測
の開始を指令するルーチンの例として、到着予想時間と
予想かご負荷に対17て行うものである。 ここでは、各階各方向の乗場呼び毎に乗場呼びが登録さ
れ、かごが割当てられたときに、その乗場呼びに実際に
割当てられた号機の到着予想時間と予想かご負荷を取出
し、割当てられた乗場呼びに対応するテーブルに設定・
記憶するとともに、設定した情報に対応する値を実測す
る指令を設定する。なお、このルーチンは0.1秒程度
の間隔で周期的に繰り返して呼び出されるタスクの中で
処理されるものである。 第6図において、ステップS40では、全ての乗場呼び
に対して、予測情報保存テーブルに設定するか否かを判
定するため、走査を開始する階を最下階とし、次のステ
ップ341で、走査する乗場呼びの方向を示す走査方向
を上りにする。 次のステップ342では、走査階を更新して走査する乗
場呼びを1つ更新する。最上階に到達した場合は走査方
向を下りにする。走査中乗場呼びを1とする。 次のステップ343では、走査乗場呼びJが登録されて
いるかを判定し、さらにステップ344で乗場呼びJが
割当て済みかを判定し、これにより走査中の乗場呼びj
に対して、登録され、かつ割当て済みである場合にのみ
予測情報保存テーブルに設定させろ。そうでない場合は
、群管理予測情報が得られないので、予測情報保存テー
ブルに設定しない。 次のステップS45では、到着予想時間について、実測
指令の有無により未保存(予測情報保存テーブルに未設
定)か否かの判定を行い、未保存の場合は、ステップ3
46に移行して、乗場呼びJの割当号機番号を取出して
乗場呼びJに対応した予測情報保存テーブルの番地に記
憶し、さらに、次のステップ347において、割当号機
nの到着予想時間を取出して乗場呼びjに対応した予測
情報保存テーブルの番地に記憶させる。そして、次のス
テップ348で乗場呼びJへの到着予想時間の実測指令
をも設定する。実測指令が設定されると、他の実測ルー
チンにて実測を開始し、実測が終了すると実測指令が実
測ルーチンにて解除される。(実測指令が設定されてい
るとき、保存済みと判定する) 次のステップ349では、予想かご負荷について、実測
指令の有無により未保存(予測情報保存テーブルに未設
定)か否かの判定を行い、未保存の場合は、ステップ3
50に移行して、乗場呼びjの割当号機番号を取出して
乗場呼びJに対応した予測情報保存テーブルの番地に記
憶し、さらに、次のステップ351において割当号機の
予想かご負荷を取出して乗場呼びjに対応した予測情報
保存テーブルの番地に設定する。そして、次のステップ
S52において、乗場呼びJに応答時の予想かご負荷の
実測指令をも設定する。実測指令か設定されると、他の
実測ルーチンにて実測を開始し、実測が終了すると実測
指令が実測ルーチンにて解除される。(実測指令が設定
されているとき、保存済みと判定する。) ステップ353では、全ての乗場呼びを走査したかを判
定し、走査する乗場呼びがなくなった時に終了する。 なお、この場合に保存する到着予想時間は、乗場呼びが
登録されて直ちに読み出した値のために、乗場呼びの予
測待ち時間と等しくなるものである。 予測待ち時間を実測して比較することも有効な診断とな
る。これは、既に述べたように、予測待ち時間は、保存
するときの到着予想時間とそれまでの継続待ち時間を加
えたものであるので、本実施例の手順中に、到着予想時
間と継続待ち時間を加算してそれを予測待ち時間として
設定する手順を組み込むことにより容易に実現される。 第7図は保持された群管理予測情報に対応した情報の実
測を行うルーチンの例として、到着予想時間に対して行
うフローチャー1・である。 ここでは、各階各方向の乗場呼び毎に、実測指令がでた
ものについて、実測指令がでてから割当てられた号機が
到着するまでの時間を実測する。 さらに実測値と関連情報を判定用テーブルに記憶する。 なお、このルーチンは0.1秒程度の間隔で周期的に繰
9返して呼び出されるタスクの中で処理されるものであ
る。 第7図において、ステップS60では、全ての乗場呼び
に対して、記憶テーブルに設定するか否かを判定するた
め、走査を開始する階を最下階とし、次のステップ36
1で、走査する乗場呼びの方向を示す走査方向を上りに
する。 次のステップ362では走査階を更新して走査する乗場
呼びを1つ更新する。最上階に到達した場合は走査方向
を下りにする。走査中乗場呼びをJとする。 次のステップ363では、走査中の乗場呼びJに対して
、到着予想時間実測指令が設定されているかを判定し、
実測指令が設定されている時は、ステップS64に移行
して、乗場呼びjは時間を計測中であるかを判定する。 ここで、計測中の時はステップ367に移行し、計測中
でない場合、即ち実測を開始したときには、乗場呼びj
に対する時間計測メモリをクリアしく0に初期設定)次
のステップ366で乗場呼びJを計測中であるフラグを
設定する。 ステップS67では、前回のルーチンが処理されてから
の経過時間を乗場呼びJに対応する時間計測メモリに加
算する。そして、次のステップS68において、乗場呼
びjの割当号機nを取出し、次のステップ369で割当
号機nは乗場呼びjに応答かを判定する。割当号機nが
乗場呼びjに応答した時点で乗呼びjへの実測を完了し
、その実測結果を到着予想時間判定用テーブルの乗場呼
びJの欄に次のように設定記憶する。即ち、ステップS
70において、 (1)それまでの乗場呼びjに対応する時間計測メモリ
の値を実測値欄に゛設定 (2)予測情報保存テーブルから乗場呼びjに対応する
到着予想時間を取出し予測値欄に設定(3)予測情報保
存テーブルの乗場呼びjの割当て号機番号を割当て号機
欄に設定 (4)乗場呼びjの判定開始指令を設定ステップ370
での設定処理が終了すると、ステップ371に進み、予
測情報保存テーブル中の乗場呼びjの到着予想時間実測
指令を解除し、次の診断を備える。さらに、次のステッ
プ372において、計測中のフラグを解除し、次の診断
に備える。そして、ステップ373で全ての乗場呼びを
走査しなかを判定し、走査する乗場呼びがなくなった時
に終了する。 第8図は、第6図及び第7図の手順により得られる群管
理予測情報値と、これに対応した実測値とを比較して、
その差異から異常の有無判定と、そのときの状態を記憶
する予測精度診断ルーチンの例として、到着予想時間に
対して行うフローチャー1・である。 ここでは、各階各方向の乗場呼び毎に、判定用テ;プル
に設定された到着予想時間と実測値とを比較し、差の絶
対値の大きさに応じて、異常の程度を判定するとともに
、その結果を診断結果テーブルに設定・記憶する。なお
、このルーチンは0゜1秒程度の間隔で周期的に繰り返
して呼び出されるタスクの中で処理されるものである。 第8図において、ステップ380では、全ての乗場呼び
に対して、診断するか否かを判定するため、走査を開始
する階をまず、最下階とし、次のステップS81で走査
する乗場呼びの方向を示す走査方向を上りにする。 次のステップ382では、走査階を更新して走査する乗
場呼びを1つ更新する。最上階に到達した場合は走査方
向を下りにする。走査中乗場呼びをJとする。 次のステップ383では、走査中の乗場呼びjに対して
、判定開始指令があったかを判定し、判定開始指令があ
る時は、ステップ384に移行して、走査中の乗場呼び
jに対して判定用テーブルから実測値と到着予想時間を
取出し、次のステップ385で差の絶対値+実測値から
差異の率を求める。この差異の率が第1の所定値(例え
ば0゜01)以下であることがステップ386で判定さ
れると、ステップS87へ進み、精度が非常に高いとし
て高精度を診断結果テーブルに設定する。 また、ステップS86において第1の所定値以上である
と判定された時は、ステップ388に移行して、第2の
所定値(例えば0.1)以下かを判定する。ここで、差
異の率が第1の所定値を越え、第2の所定値(例えば0
.1)以下であれば、ステップS89で精度に特に異常
が見られないとして正常を診断結果テーブルに設定する
。 また、次のステップ590では、差異の率が第2の所定
値を越え、第3の所定値(例えば0.5)以下であるか
を判定し、rY E S Jであれば、ステップS91
に進み精度が悪いとして注意を診断結果テーブルに設定
する。さらに、保守員の調査の参考として、割当号機番
号も設定する。 ステップ390での判定が第3の所定値以上となった時
は、ステップ392に進み、精度が非常に悪いとして異
常を診断結果テーブルに設定し、調査の参考として、割
当号機番号を設定する。 次のステップ893では、判定開始指令を解除し、次の
診断に備える。また、ステップ394では、全ての乗場
呼びを走査したかを判定し、走査する乗場呼びがなくな
った時に終了する。 前記は、乗場呼びが登録される毎に、到着予想時間と実
測値とを比較して予測精度診断を行うものとしたが、複
数の診断結果テーブルに順次その差異とそのときの割当
号機番号を記録しておき、例えば1日毎に診断結果テー
ブルを各階各方向の乗場呼び毎に走査して、1日の差異
の平均値から異常の程度を診断すると、診断に誤差を含
む可能性が少なくなり、診断結果の信頼度が高(なる。 また、この1日の差異の平均値と同様に、乗場呼び毎に
対応する割当号機の累計をとり、それを走査して1日の
差異の平均値が異常を示す号機番号が特定の号機に偏っ
ていれば、特定号機の異常であることが診断できる。 第9図は、ラップトツブ型パソコンから自己診断結果出
力の命令制御を行う場きのプログラム手順を示すフロー
チャートである。 ここでは、シリアルインタフェイスを介して、エレベー
タの#管理側@CPUに自己診断結果出力命令を伝送し
、自己診断結果を受信、受信したデータを表示する手順
を示している。自己診断結果の表示内容は一般的に扱う
ための形態とするため、項目番号nとして処理している
。例えば項目番号には、到着予想時間・予想かご内負荷
などの単位で対応している。 第9図において、保守装置27のラップトツブ型パソコ
ンを操作することにより各エレベータ制御装置4,7と
エレベータ群管理制御装置9との交信開始を行うために
コマンドを送信する(ステップS 100)。これによ
り各エレベータ制御装M4,7からの応答信号を受信し
たかを判定しくステップ5101)、応答信号を受信し
たことを判定すると、シリアルインターフェイスを介し
てエレベータ群管理制御装置9との伝送を開始する。そ
して、次のステップ5102において、パソコンのCR
Tに交信開始OKを表示する。 次のステップ5103では、キーボードから結果表示指
令と表示項目番号を入力したかを判定し、表示項目番号
(nで代表する)を入力したことが判定されると、ステ
ップ5104に進み、エレベータの群管理制御CPUに
項目nの判定結果データ送信指令(コマンド)を送信す
る。エレベータの群管理制御装置9から判定結果データ
を受信完了すると、判定結果をラップトツブ型パソコン
に表示する手続を項目番号nに対応して呼び出す(ステ
ップ3105.3106) 次のステップ5107では、キーボードから判定結果表
示項目を更新するか否かを判定し、さらに次のステップ
5108で表示要求が終了かを入力する。次のステップ
3109では、交信終了コマンドをエレベータの群管理
制御装置に伝送して交信を終了する。 第10図は、第9図の自己診断結果出力処理に対応する
エレベータの群管理制御用CPU側のプログラムで、第
9図のラップトツブ型パソコンのプログラム手順に呼応
して、その出力命令に合った自己診断結果の表示内容を
送信するものである。 ここでは、シリアルインクフェイスを介して、ラップト
ツブ型パソコンに自己診断結果出力命令で指定された項
目番号に対応する自己診断結果の表示内容を送信するも
のである。 第10図において、まず、ステップ31.10で、パソ
コンから交信開始コマンドを受信したかを判定し、交信
開始を受信すると処理を開始する。そして、次のステッ
プ$111で判定結果送信開始を受信すると、ステップ
5112に移行して、判定結果表示項目番号nに対応す
る判定結果テーブルの内容を送信する。 次のステップ3113,5114では、パソコンに判定
結果テーブルの内容を送信した後、次の指示を待ち、そ
の指示に従い次の処理を行う。即ち、新たな表示項目を
受信すると再び、受信した項目番号の判定結果テーブル
の内容を送信する。 交信終了コマンドを受信すると処理を終了する。 第11図および第12図は、この発明の他の実施例を示
すもので、第3図及び第6図〜第10図はそのまま用い
る。第11図は第4図に対応、第12図は第5図に対応
するフローチャー1・である。 この実施例では、群管理制御を行うための群管理予測情
報がエレベータ制御装置のCP tJで実行されるエレ
ベータ制御手段により算出され、それをエレベータ群管
理制御手段に伝送して群管理制御処理を行うシステムの
構成の場合に適用するものである。 第11図は、エレベータ制御手段からの予測情報を使用
するために、第4図に対応する処理を変更して示したも
のである。 ここでは、各号機のエレベータ制御子Sにて算出された
エレベータ群管理制御手段に伝送された予測情報を基に
割当評価値を算出する手順としたもので、仮割当号機n
に対しては受信した予測情報の内選択乗場呼びlを割当
てたとした場合の予測情報を、仮割当号機n以外の号機
については受信した予測情報の内仮割当てしない場合の
予測情報を使用している。 第11図において、ステップ5120では、登録されて
いる乗場呼びの内乳に割当て済みとなっている乗場呼び
の登録されてから現在までの継続待ち時間を取出す。(
継続待ち時間は、タイマ割込み等のタスクにて別途時間
加算されている。)ステップ5121では、号m n以
外の仮割当てしない号機について、各号機から受信した
割当てされている乗場呼びに応答するまでの到着予想時
間を取出す。 ステップ5122では、号機nについて仮割当て乗場呼
び!を仮に割当てたとして、号機nから受信した既に割
当てされている乗場呼びおよび仮割当て乗場呼びlへの
到着予想時間を取出す。 ステップ5123では、号機n以外の仮割当てしない号
機について、各号機から受信した割当てされている乗場
呼びに応答したときの予測かご負荷を取出す。 ステップ5124では、号機nについて仮割当て乗場呼
びlを仮に割当てたとして、号機nが既に割当てされて
いる乗場呼びおよび仮割当て乗場呼びlに応答したとき
の予測かご負荷を取出す。 ステップ5125では、号機nについて仮割当て乗場呼
びlを仮に割当てたとして、号機nが既に割当てされて
いる乗場呼びに応答したときの予測かご負荷を求める。 第12図については、第5図に対応する処理を、エレベ
ータ制御手段にて実行されるように変更したものである
。@機器として一般的に行わない手順とすればそのまま
処理されるものである。 第12図において、ステップ5130では、各層毎の通
過時間を順次計算して、それを累積加算していくための
記憶用メモリの初期値を0にクリアする。さらに次のス
テップ8131において、走査を開始する階を現在かご
がいる階に設定し、そして、次のステップ5132で、
上方に走査するか下方に走査するかを示す走査方向を、
現在かごがサービスしている方向と同一に初期設定する
。 次のステップ8133では、走査階を1つ更新し、以下
のステップにて前層から更新階までに要する時間を予測
して求め、それを累積時間メモリに加算する。 即ち、ステップ8134において、更新された階が最上
階あるいは最下階の終端階かを判定し、終端階である場
合は、ステップ5135に進み、次に走査するための走
査方向を反転する。そして、次のステップ8136では
、更新前の階での停止時間を第5図の場合と同様に予測
して累積時間メモリに加算する。 次のステップ5137では、階間距離テーブルとかごの
予測走行パターンから、更新前の階から更新階にかごが
到着するに要する時間を予測して累積時間メモリに加算
する。 次のステップ5138では、更新された階が乗場呼び」
の階かを判定し、rYESJの時、ステップ5139に
移行して、更新された階と走査方向が乗場呼び】と同一
であるかを判定する。同一の時(よ、ステップ5140
に進み、階の走査を終了すると共に、累積時間メモリの
値を号機nの乗場呼びjへの到着予測時間として送信す
る。また、ステップ5138において走査が乗場呼びJ
に到達していない時は、ステップ5133に戻り、階を
更新してステップ5135以後の処理を繰り返し実行す
る。 以上のような実施例においても、群管理予測情報の精度
を診断することにより、故障などを自己診断できるもの
である。特に、このような場合には、予測情報が生成さ
れるところの異常が明確となる。 上述の各実施例では、到着予想時間と予想かご負荷を群
管理予測情報として保存することを示したものであるが
、他の群管理予測情報、例丸ば予測待ち時間、各階の予
測乗場呼び登録率、各階の予測乗降量など、統計から得
られる予測情報の精度の診断も含め、予測情報であれば
適用できるものである。 また、上述の実施例では、自己診断結果を出力する装置
を保守装置としたが、出力する装置は、ビル管理人に通
報するためのエレベータの監視装置であってもよく、ま
た、保守会社等の電話回線などを介して接続される集中
監視装置であっても良い。エレベータの監視装置あるい
は保守会社等の集中監視装置に出力すると早急に修復さ
れる効果がある。 【発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、生成された群管理
予測情報と、これに対応する実測により得た情報値とを
比較してエレベータの自己診断を行うものであるから、
仕様選択誤りや機器の手配配りさらにはビル交通の変化
や機器の故障のために予測精度の狂いなどとしてのみ結
果が現れるような事象に対しても精度良く診断すること
ができる。
第1図はこの発明に係るエレベータ自己診断装置の原理
ブロック図、第2図は第1図の自己診断方式を適用した
本発明の実施例を示す全体の構成図、第3図は本実施例
における発生乗場呼びへの割当かごの選択処理手順を示
すフローチャート、第4図は号機nの乗場呼び4への割
当評価値算出処理手順を示すフローチャー1・、第5図
は本実施例における到着予想時間算出処理手順を示すフ
ローチャー1・、第6図は本実施例における群管理予測
情報に対応して実測の開始指令ルーチンの処理手順を示
すフローチャート、第7図は本実施例における群管理予
測情報に対応した情報の実測処理手順を示すフローチャ
ート、第8図は本実施例における異常の有無判定及びそ
の精度診断の処理手順を示すフローチャー1・、第9図
及び第10図は本実施例における自己診断結果出力の処
理手段を示すフローチャー1・、第11図及び第12図
はそれぞれこの発明の他の実施例を示す割当評価算出及
び到着予想時間算出の処理手順を示すフローチャートで
ある。 1・かご、3・−巻上電動機、6,7−エレベータ制御
装置、9・・エレベータ群管理制御装置、10.27・
・・乗場機器、12−・・エレベータ群管理制御手段、
13・・−エレベータ制御手段、14 人力装置、15
外部信号入力手段、16 出力装置、17.20
・外部信号出力手段、18・・外部機器、19.21
入出力装置、2’2,28・保守機器、23・群管理
予測情報保存手段、24・・群管理情報実測手段、25
予測精度診断手段、26 診断結果出力手段。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
ブロック図、第2図は第1図の自己診断方式を適用した
本発明の実施例を示す全体の構成図、第3図は本実施例
における発生乗場呼びへの割当かごの選択処理手順を示
すフローチャート、第4図は号機nの乗場呼び4への割
当評価値算出処理手順を示すフローチャー1・、第5図
は本実施例における到着予想時間算出処理手順を示すフ
ローチャー1・、第6図は本実施例における群管理予測
情報に対応して実測の開始指令ルーチンの処理手順を示
すフローチャート、第7図は本実施例における群管理予
測情報に対応した情報の実測処理手順を示すフローチャ
ート、第8図は本実施例における異常の有無判定及びそ
の精度診断の処理手順を示すフローチャー1・、第9図
及び第10図は本実施例における自己診断結果出力の処
理手段を示すフローチャー1・、第11図及び第12図
はそれぞれこの発明の他の実施例を示す割当評価算出及
び到着予想時間算出の処理手順を示すフローチャートで
ある。 1・かご、3・−巻上電動機、6,7−エレベータ制御
装置、9・・エレベータ群管理制御装置、10.27・
・・乗場機器、12−・・エレベータ群管理制御手段、
13・・−エレベータ制御手段、14 人力装置、15
外部信号入力手段、16 出力装置、17.20
・外部信号出力手段、18・・外部機器、19.21
入出力装置、2’2,28・保守機器、23・群管理
予測情報保存手段、24・・群管理情報実測手段、25
予測精度診断手段、26 診断結果出力手段。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (2)
- (1)エレベータを呼び寄せるための乗場呼びボタンと
エレベータを目的階へ走行させるための行先呼びボタン
からの信号及びその他のエレベータ情報から上記乗場呼
びボタンにより登録された乗場呼びに対して複数のエレ
ベータの中から応答かごを選択するためのエレベータ群
管理制御手段を有するエレベータの自己診断装置におい
て、前記群管理制御手段で生成されるかご選択及び呼び
割当て等のための群管理予測情報を一時的に保存する群
管理予測情報保存手段、前記群管理予測情報保存手段に
て保存される予測情報に対応する情報を外部入力信号よ
り実測する群管理情報実測手段、前記群管理制御手段で
生成された予測情報値と前記群管理情報実測手段で実測
された情報値とを比較し、その差異から異常の有無及び
予測精度を診断する予測精度診断手段とを備えたことを
特徴とするエレベータの自己診断装置。 - (2)エレベータを呼び寄せるための乗場呼びボタンと
エレベータを目的階へ走行させるための行先呼びボタン
からの信号及びその他のエレベータ情報から上記乗場呼
びボタンにより登録された乗場呼びに対して複数のエレ
ベータの中から応答かごを選択するためのエレベータ群
管理制御手段および上記エレベータ群管理制御手段から
の割当て乗場呼びと行先呼びにかごを応答させるエレベ
ータ制御手段を有するエレベータの自己診断装置におい
て、上記群管理制御手段に用いるための前記エレベータ
制御手段が生成する群管理予測情報を一時的に保存する
群管理予測情報保存手段、前記群管理予測情報保存手段
にて保存される予測情報に対応する情報を外部入力信号
より実測する群管理情報実測手段、前記エレベータ制御
手段で生成された予測情報値と前記群管理情報実測手段
で実測された情報値とを比較し異常の有無及び予測精度
診断する予測精度診断手段とを備えたことを特徴とする
エレベータの自己診断装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63195201A JPH0248376A (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | エレベータの自己診断装置 |
KR1019890010668A KR920011084B1 (ko) | 1988-08-04 | 1989-07-27 | 엘리베이터 시험장치 |
US07/388,017 US5027299A (en) | 1988-08-04 | 1989-08-01 | Elevator testing apparatus |
CN89106167A CN1020577C (zh) | 1988-08-04 | 1989-08-03 | 电梯试验装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63195201A JPH0248376A (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | エレベータの自己診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248376A true JPH0248376A (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=16337139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63195201A Pending JPH0248376A (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | エレベータの自己診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0248376A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3027251U (ja) * | 1996-01-26 | 1996-08-09 | 信行 木根 | 入れ替え式ホワイトボード用マーカー |
-
1988
- 1988-08-04 JP JP63195201A patent/JPH0248376A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3027251U (ja) * | 1996-01-26 | 1996-08-09 | 信行 木根 | 入れ替え式ホワイトボード用マーカー |
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