JPH0248110Y2 - - Google Patents

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JPH0248110Y2
JPH0248110Y2 JP9921587U JP9921587U JPH0248110Y2 JP H0248110 Y2 JPH0248110 Y2 JP H0248110Y2 JP 9921587 U JP9921587 U JP 9921587U JP 9921587 U JP9921587 U JP 9921587U JP H0248110 Y2 JPH0248110 Y2 JP H0248110Y2
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pin
die
support arm
caulking
piston rod
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はピンをかしめる装置に関し、さらに
詳しくは鋼管の管壁を貫通するピンをかしめる装
置に関する。
(従来の技術) 最近、建築工事現場等に用いる足場としては、
鋼管を結合して組上げる単管足場が多く用いられ
るようになつた。この単管足場においては、第4
図に示すように鋼管Pの両端部の所定位置にピン
30を取付け、このピン30に係合する一対の
字状の切込を有する中間部のジヨイント31によ
り鋼管P相互を接続したり、端部の接続金具32
に鋼管Pを接続したりして用いるので、この接続
用のピン30を第5図に示すように鋼管Pの各端
部にかしめにより固定する必要がある。このかし
め作業は従来はハンマを用いて手作業によりおこ
なつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記ハンマによるかしめ作業は、鋼管
Pが6mにも及ぶ長尺のものが多いため取扱いに
くいうえ手作業であるので、手間がかかり作業能
率が低く、かしめ不良も発生しやすかつた。
この考案は上記の点にかんがみてなされたもの
で、鋼管の端部にピンを確実容易にかしめること
ができるピンかしめ装置を提供しようとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) しかしてこの考案のピンかしめ装置は、支台部
に第1支腕部と第2支腕部を間隔をおいて突設固
着して成る本体の前記第1支腕部に、ピストンロ
ツドを前記第2支腕部に向けた状態で油圧シリン
ダを取付け、ピン頭部支承用のダイスとこれに対
向するピン軸端部かしめ用のポンチのうちの一方
を前記ピストンロツドの先端に取付け、前記ダイ
スとポンチのうちの他方を前記第2支腕部に取付
けるとともに、鋼管端部に挿通されたピンの軸部
に係合するガイド溝を先端部側にそなえたガイド
杆を、前記ダイスとポンチを結ぶ中心線を横切る
形で、前記本体に取付けて成るピンかしめ装置で
ある。
(作用) この考案のピンかしめ装置においては、鋼管の
端部管壁に突設した貫通穴にピンを挿通させ、本
体の側方から前記鋼管の先端部をガイド杆に嵌込
む形で第1支腕部と第2支腕部間の空間部に差込
むとともに、ピンの頭部をダイス側にして該ピン
をガイド杆のガイド溝に係合させ、ピンがガイド
溝の溝底に当接するまで鋼管を長手方向に前記空
間部内に押込む。このピン当接状態においては、
ガイド溝はピンの中心をダイスとポンチを結ぶ中
心線上に芯出しするので、この状態で油圧シリン
ダを駆動してピストンロツドを突出させれば、ダ
イスとポンチの間隔が縮まつてピンの頭部がダイ
スにより保持され、ピンの軸端部がポンチにより
塑性変形し、ピストンロツドがストロークエンド
に達するとピンのかしめ加工が終了する。ピスト
ンロツドを油圧あるいはばね力により引込方向に
駆動し、鋼管をガイド杆から側方へ抜取れば、鋼
管一端部のピンかしめ作業は完了する。
(実施例) 以下第1図乃至第3図によりこの考案の一実施
例を説明する。
図中、1は略コ字状の本体で、支台部2の両端
に第1支腕部3と第2支腕部4を間隔をおいて突
設固着して成る。5は油圧シリンダで、そのシリ
ンダ部6は第1支腕部3に止めねじ7により固定
されており、そのピストンロツド8は第2支腕部
4に向けてあり、このピストンロツド8の先端に
はピン軸端部かしめ用の加工面9aを有するポン
チ9が固定してある。この油圧シリンダ5は、給
油口10への圧油供給時にピストンロツド8が突
出し、圧油供給停止時に圧縮ばね11によりピス
トンロツド8を引込み方向に駆動する単動シリン
ダで、給油口10には油圧ポンプユニツトUが接
続される。一方12はピン頭部支承用の支承面1
2aを有するダイスで、第2支腕部4のポンチ9
に対向する位置に、ボルト13により固定してあ
る。また14はガイド杆で、鋼管Pに数mm程度の
すきまをもつて嵌合するパイプ15の基部を、取
付板16に溶接して成り、パイプ15の管壁には
先端に向つて開口するテーパ状のガイド溝17が
設けてある。取付板16は本体1の座1a部にボ
ルト18により固定されている。またパイプ15
は、ダイス12とポンチ9を結ぶ中心線19を横
切つて該中心線19の側方(中心線19に直交す
る水平方向)に延びており、ピン30の軸部に係
合するガイド溝17の溝底17aは、上記中心線
19よりピン30の半径r分だけ取付板16寄り
の位置に達している。
上記のピンかしめ装置20を用いてかしめ作業
をおこなうには、第1図乃至第3図に鎖線で示す
ように、先端部の所定の位置にピン30を挿通し
た鋼管Pを、本体1の側方からガイド杆14に嵌
込む形で第1支腕部3と第2支腕部4の間の空間
部21に差込みつつ、ピン30をその頭部30a
を第2支腕部4側に向けた状態でガイド溝17に
係合させる。ピン30がガイド溝17の溝底17
aに当接したら、フツトスイツチの操作等により
油圧ポンプユニツトUを運転して圧油を油圧シリ
ンダ5に供給すれば、ピストンロツド8は突出し
てダイス12がピン30の軸端部30bを押圧し
てピンの頭部30aをダイス12に押付け、次い
で軸端部30bがポンチ9により塑性変形してか
しめがおこなわれる。ピストンロツド8がストロ
ークエンドに達したら、油圧ポンプユニツトUに
よる圧油供給を停止すれば、ピストンロツド8は
圧縮ばね11により引込方向に駆動されるので、
かしめ完了品をガイド杆14から引出すことがで
き、鋼管一端部のかしめ工程は完了する。
以上のようにピン30はガイド杆14のガイド
溝17によりダイス12とポンチ9の中心線19
上に迅速正確に芯出しされ、油圧シリンダ5によ
り労力を要することなく短時間で正確なかしめ加
工をおこなうことができる。
上記構成のピンかしめ装置20を用いて、外径
48.6mm、肉厚2.4mmで長さ6mの鋼管Pの両端部
(両端面より70mmの位置)に、直径9mmのピンを
かしめる作業をおこなつたところ、1時間当り
120本の鋼管に対して均一良好なピン軸端部変形
状態のかしめをおこなうことができた。これに対
して従来のハンマによる手作業の場合は、重労働
のため作業者の疲労が多く、1時間当り60本の鋼
管のかしめしかできず、またそのうち3本に鋼管
のつぶれやピン軸端部変形不足などのかしめ加工
不良が発生し、能率が低く不良率が高かつた。
この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、たとえばポンチ9を第2支腕部4に、ダイス
12をピストンロツド8に取付けてもよい。また
ガイド杆14としては、パイプの他、丸棒や角棒
などの中実体や、並設した2枚の板などを用いる
こともできる。さらに油圧シリンダ5としては、
ピストンロツド引込時も油圧により駆動される複
動シリンダを用いてもよい。
またこの考案は、単管足場用以外の鋼管へピン
をかしめるかしめ装置にも適用できるものであ
る。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、鋼管端
部に挿通されたピンはガイド杆によりかしめ加工
位置に迅速かつ正確に芯出しされ、油圧シリンダ
により労力を要することなく短時間で正確にかし
め加工をおこなうことができ、鋼管端部へのピン
のかしめ作業の能率向上と、かしめ不良率の低減
化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すピンかしめ
装置の一部切欠正面図、第2図は同じく一部切欠
平面図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4
図はかしめられた鋼管の使用状態を示す斜視図、
第5図は第4図のB−B線断面図である。 1……本体、2……支台部、3……第1支腕
部、4……第2支腕部、5……油圧シリンダ、8
……ピストンロツド、9……ポンチ、11……圧
縮ばね、12……ダイス、14……ガイド杆、1
5……パイプ、16……取付板、17……ガイド
溝、19……中心線、20……ピンかしめ装置、
30……ピン、30a……頭部、30b……軸端
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支台部に第1支腕部と第2支腕部を間隔をおい
    て突設固着して成る本体の前記第1支腕部に、ピ
    ストンロツドを前記第2支腕部に向けた状態で油
    圧シリンダを取付け、ピン頭部支承用のダイスと
    これに対向するピン軸端部かしめ用のポンチのう
    ちの一方を前記ピストンロツドの先端に取付け、
    前記ダイスとポンチのうちの他方を前記第2支腕
    部に取付けるとともに、鋼管端部に挿通されたピ
    ンの軸部に係合するガイド溝を先端部側にそなえ
    たガイド杆を、前記ダイスとポンチを結ぶ中心線
    を横切る形で、前記本体に取付けて成るピンかし
    め装置。
JP9921587U 1987-06-26 1987-06-26 Expired JPH0248110Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9921587U JPH0248110Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26

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JP9921587U JPH0248110Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26

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JPS645732U JPS645732U (ja) 1989-01-13
JPH0248110Y2 true JPH0248110Y2 (ja) 1990-12-18

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