JPH0726010Y2 - 金属管矯正装置 - Google Patents

金属管矯正装置

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JPH0726010Y2
JPH0726010Y2 JP1987194345U JP19434587U JPH0726010Y2 JP H0726010 Y2 JPH0726010 Y2 JP H0726010Y2 JP 1987194345 U JP1987194345 U JP 1987194345U JP 19434587 U JP19434587 U JP 19434587U JP H0726010 Y2 JPH0726010 Y2 JP H0726010Y2
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metal tube
steel pipe
pipe
piston rod
metal
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JP1987194345U
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勝義 多
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株式会社ダイア
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は金属管の矯正装置に関し、さらに詳しくは金
属管の端部付近の円筒度を向上させる矯正装置に関す
る。
〔従来の技術〕
最近、建築工事現場等に用いる足場としては、鋼管を結
合して組上げる単管足場が多く用いられるようになつ
た。この単管足場においては、鋼管の端部に挿入される
接続金具により鋼管を接続して用いるのであるが、足場
解体時に分解された鋼管が地上へ投下されたり、運搬中
に地上や他物品に衝突したりすることが多いため、管端
部が扁平状等に変形してしまい、次の組立時に接続金具
の挿入が不可能となることが多い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで従来は、足場組立前に鋼管の端部をハンマを用い
て手作業で円筒状に矯正していたので、労力と時間を要
し、また過度の打撃で管端部を破損してしまうこともあ
つた。
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、金属管
の端部の矯正を確実容易におこなうことができる金属管
矯正装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
しかしてこの考案の装置は、金属管の内面に係合する部
分円柱面状の凸面を上側にそなえ先端部下側に傾斜面を
設けた先細状の芯金を本体に突設し、前記芯金の中心線
に直交する方向にピストンロツドを向けて油圧シリンダ
を前記本体に取付け、金属管の外面に係合する部分円柱
面状の凹面をそなえたダイスを前記ピストンロツドの下
端に取付けて成る金属管矯正装置である。
〔作用〕
この考案の金属管矯正装置においては、金属管の端部内
に芯金を挿入し、油圧シリンダをピストンロツド突出方
向に駆動すれば、ダイスが芯金に向つて駆動され、金属
管の管壁は芯金の凸面とダイスの凹面の間に挾圧され、
上記凸面および凹面にほぼ沿う形に塑性変形するので、
金属管の円筒度が向上する。
また端部が扁平状に大きく変形した金属管の場合でも、
先端部下側に傾斜面を設けた先細状の芯金の先端部を、
金属管の上記端部内に挿入することができ、この先端部
挿入状態で上記挟圧をおこさない、さらに順次深い挿入
と挟圧とを繰返すことにより、上記変形の小さい金属管
の場合と同様に、支障なく金属管の円筒度を向上させる
ことができる。
〔実施例〕
以下第1図乃至第4図によりこの考案の一実施例を説明
する。
図中、1は鋼製の本体で、上部に支腕部1aをそなえた角
柱状を呈し、下部の取付足1b部を作業台2等にボルト3
で締付けて固定されるようになつている。4は本体1の
下部に、本体1と一体に突設した芯金で、その中心線5
は水平方向に向い、上面には部分円柱面状の凸面6が形
成されている。この凸面6は、矯正しようとする鋼管P
の正規の内面形状にほぼ近い曲面から成る。また芯金4
の先端部下側には斜めに切落した傾斜面4aが設けられ、
芯金4は先端に向つて先細状(薄肉状)となつている。
一方7は油圧シリンダで、そのシリンダ8は支腕部1aに
止めねじ9により固定されており、そのピストンロツド
10は芯金4に向けてあり、ピストンロツド10の中心線11
は芯金4の中心線5と直交している。この油圧シリンダ
7は、給油口12への圧油供給時にピストンロツド10が突
出し、圧油供給停止時に引張ばね13によりピストンロツ
ド10を引込方向に駆動する単動シリンダで、給油口12に
は油圧ポンプユニツト14が接続される。また15はピスト
ンロツド10の先端に固定したダイスで、芯金4に対向す
る下面には、部分円柱面状の凹面16が形成されている。
この凹面16は、鋼管Pの正規の外面形状にほぼ近い曲面
から成る。ダイス15の一方の側面17は、本体1の側面1c
に摺接し、中心線11のまわりのダイス15の回転を防止し
ている。
上記構成の鋼管矯正装置18を用いて、変形した鋼管Pの
矯正作業をおこなうには、第1図に示すように鋼管Pの
扁平変形部19が芯金4の凸面6上に載るように、鋼管P
の先端部を芯金4に差込み、フツトスイツチの操作等に
より油圧ポンプユニツト14を運転して圧油を油圧シリン
ダ7に供給すれば、ピストンロツド10が突出してダイス
15が鋼管Pの上面を押圧して芯金4に押付け、鋼管Pの
扁平変形部19が芯金4の凸面6およびダイス15の凹面16
にほぼ沿う形に塑性変形して、円筒状に矯正される。次
に油圧ポンプユニツト14による圧油供給を停止すれば、
ピストンロツド10が引込み鋼管Pは挾圧を解除されるの
で、鋼管Pを軸心まわりに180度回転させて、下側の扁
平変形部20を芯金4の凸面6上に位置させ、上記と同様
な作業により矯正をおこなえば、鋼管一端部の矯正は完
了する。
また第3図および第4図に示すように端部が扁平状に大
きく変形した鋼管Pの場合は、先細状の芯金4に差込め
るだけ鋼管Pを差込んでダイス15の押付けをおこない、
さらに長手方向(矢印X方向)に鋼管Pを差込んでダイ
ス15を押付けることを数回繰返せば、上側の扁平変形部
19が円筒状に矯正されるので、同様にして下側の扁平変
形部20の矯正をおこなえばよい。
上記鋼管矯正装置18を用いて、外径48.6mm、肉厚2.3mm
で長さ6mの鋼管の変形した両端部の矯正作業をおこなつ
たところ、1時間当り60本の鋼管に対して良好な(円筒
度:±1mm)矯正をおこなうことができた。これに対し
て従来のハンマによる手作業の場合は、作業者の疲労が
多く、1時間当り20本の鋼管の矯正しかおこなうことが
できず、またそのうち4本の鋼管は鋼管端部が変形もし
くは外径が拡り過ぎて使用不能となり、能率が低く不良
率が高いという結果が得られた。
この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば芯金4は本体1に着脱自在に取付ける構成とし、金
属管サイズ変更時にダイス15と共に取替えるようにして
もよく、また傾斜面4aは曲面状としてもよい。また本体
1は手動保持タイプとして、長尺の鋼管の移動あるいは
反転作業を減らすようにしてもよい。さらに油圧シリン
ダ7としては、ピストンロツド引込時も油圧により駆動
される複動シリンダを用いてもよい。
またこの考案は、単管足場用以外の鋼管や、銅管、アル
ミ管など、各種金属管の矯正装置にも広く適用できるも
のである。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、金属管の端部を
油圧シリンダにより労力を要することなく迅速にかつ精
度よく矯正することができ、金属管端部の矯正作業の能
率向上と、矯正不良率の低減化を達成できる。
また芯金は先端部下側に傾斜面を設けた先細状を呈する
ので、端部が扁平状に大きく変形した金属管の場合で
も、芯金の先端部を金属管の端部内に挿入することがで
き、この先端部挿入状態で矯正するのを繰返すことによ
り、上記変形の少ない金属管の場合と同様に支障なくか
つ精度よく矯正をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す鋼管矯正装置の正面
図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図
の装置による矯正工程を示す要部縦断面図、第4図は第
3図のB−B線断面図である。 1……本体、4……芯金、4a……傾斜面、5……中心
線、6……凸面、7……油圧シリンダ、10……ピストン
ロツド、15……ダイス、16……凹面、18……鋼管矯正装
置、P……鋼管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属管の内面に係合する部分円柱面状の凸
    面を上側にそなえ先端部下側に傾斜面を設けた先細状の
    芯金を本体に突設し、前記芯金の中心線に直交する方向
    にピストンロツドを向けて油圧シリンダを前記本体に取
    付け、金属管の外面に係合する部分円柱面状の凹面をそ
    なえたダイスを前記ピストンロツドの下端に取付けて成
    る金属管矯正装置。
JP1987194345U 1987-12-22 1987-12-22 金属管矯正装置 Expired - Lifetime JPH0726010Y2 (ja)

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JPH01100614U JPH01100614U (ja) 1989-07-06
JPH0726010Y2 true JPH0726010Y2 (ja) 1995-06-14

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