JPH0248076Y2 - - Google Patents

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JPH0248076Y2
JPH0248076Y2 JP17116285U JP17116285U JPH0248076Y2 JP H0248076 Y2 JPH0248076 Y2 JP H0248076Y2 JP 17116285 U JP17116285 U JP 17116285U JP 17116285 U JP17116285 U JP 17116285U JP H0248076 Y2 JPH0248076 Y2 JP H0248076Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、粉体を微粉と粗粉とに遠心分離す
る分級機に関するものである。
〔従来の技術〕 上記分級機の従来技術として、第4図に示した
ように、ケーシング30の内側上部に分級板31
と、その上部に案内板32とを設け、上記分級板
31と案内板32との間に形成された分級室33
の上方に粉体供給筒34を接続し、その粉体供給
筒34の外周上部に接続した供給管35から上記
供給筒34の内部に粉体を供給し、供給筒34の
内側外周部に沿つて旋回しながら下降する粉体を
分級室33に導き、その分級室33内に流入する
粉体を微粗と粗粉とに遠心分離し、微粉を分級板
31に接続した微粉排出パイプ36から吸引排出
し、粗粉を分級板31の外周囲に形成された環状
のスリツト37からケーシング30の下部に排出
させるようにしたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような分級機において、分級効率を向上
させるには、分級室に粉体を分散供給する必要が
ある。
しかし、上記従来の分級機においては、供給管
35から粉体供給筒34の内部に供給した粉体を
供給筒34内の外周部で旋回させ乍ら下降して分
級室33内に供給する構成であるため、供給筒3
4の内面との接触、あるいは粒子相互の接触によ
る帯電等によつて粉体が凝集し、固まりとなつて
分級室33内に流入することが多くあり、分級効
率に問題があつた。
また、供給筒34から分級室33内に粉体を供
給する構成であるため、分級室33内における粉
体の旋回速度が遅く、分級室内で旋回する粉体の
旋回方向速度が小さい。このため、分級点を超微
粉域に設定することができず、分級精度に問題が
あり、サブミクロンオーダの分級を必要とするニ
ユーセラミツクス分野、超精密分級を必要とする
電子トナー等の粉体分野において、上記のような
分級機を使用することができないという不都合が
あつた。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、分
級効率を高め、超微粒域に分級点を設定し得るよ
うにした分級機を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は、ケ
ーシングの内部に形成された分級室の外周部周方
向に多数のルーバーを配置して隣接するルーバー
間に外部エア流入路を形成し、上記分級室の外周
接線方向に接続した粉体供給筒の内部に絞り部を
設け、その絞り部に向けて高圧エアを噴射するエ
ア噴射ノズルを接続し、そのノズルと絞り部との
間に粉体ホツパの下部出口を通過し、上記分級室
の上方には、前記案内板の外周囲に形成された環
状の間隙を介して分級室に連通する二次空気案内
筒を設け、その二次空気案内筒の外周上部に二次
空気供給管を接続した構成としたのである。
〔作用〕
上記粉体ホツパに粉体を供給し、エア噴射ノズ
ルから分級室内の外周部に向けて高圧エアを噴射
すると、エジエクタ効果によつて粉体ホツパ内の
粉体が粉体供給筒から分級室内に供給され、分級
室内の外周部において旋回する。その旋回によつ
てルーバー間の外部エア流入路から分級室内に外
部エアが流入する。
上記のような粉体供給時、二次空気供給管から
二次空気案内筒内に二次空気が供給される。この
二次空気は案内筒の内部を下降して環状の間隙か
ら分級室内に流入するため、その流入空気と外部
エア流通路から分級室内に流入する外部エアとに
よつて、分級室内において旋回する粉体の旋回速
度が増し、かつ整流された渦が形成され、粉体
は、効果的に微粉と粗粉とに遠心分離されると共
に、分級点を小さくすることができる。
〔実施例〕
以下この考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図に示すように、ケーシング1の下部はテ
ーパとされ、その下端の開口が粗粉回収口2とさ
れている。また、ケーシング1の内側上部には、
分級板3と、その上部に案内板4とが設けられ、
前記分級板3の上面および案内板4の下面は外周
部に向けて下り勾配をもつて傾斜し、その分級板
3と案内板4との間に分級室5が設けられてい
る。
上記分級板3の中央部には微粉排出パイプ6が
接続され、その微粉排出パイプ6の端部はケーシ
ング1の側部を貫通して外方に突出している。ま
た、分級板3の外周囲には環状の粗粉排出孔7が
設けられている。
上記分級室5の外周囲には、第2図に示すよう
に、多数のルーバー8が環状に配置され、隣接す
るルーバー8間に前記分級室5内の外周部接線方
向に向く外部エア流入路9が設けられている。
また、分級室5の外周接線方向には、粉体供給
筒10が接続されている。この粉体供給筒10の
内部には第3図に示すように、絞り部11が設け
られ、その絞り部11に向けて高圧エアを噴射す
るエア噴射ノズル12が粉体供給筒10の後端に
接続され、そのエア噴射ノズル12と絞り部11
との間に粉体ホツパ13の下部出口が連通してい
る。このためエア噴射ノズル12から高圧エアを
噴射すると、絞り部11の入口側が負圧となるた
め、エジエクタ効果により、粉体ホツパ13の粉
体が粉体供給筒10の内部に分散供給され、高圧
エアと共に分級室5に噴射される。
前記分級室5の上方には二次空気案内筒14が
接続され、その案内筒14の内部は、前記案内板
4の外周囲に形成された環状の間隙15を介して
分級室5と連通している。この案内筒14の外周
上部には、二次空気供給管16が接続され、その
供給管16に供給したエアは、案内筒14内の外
周部接線方向に噴射される。その噴射量は、案内
筒14の内部に設けたダンパ17の回動によつて
調整することができる。
また、案内筒14の上部には排気筒18が同芯
に形成され、前記二次空気案内筒14のエアは、
上記排気筒18から吸引排気される。その排気量
は、排気筒18の内部に設けたダンパ19の回動
によつて調整することができる。
実施例で示す分級機は上記の構造から成り、こ
の分級機を用いて分級を行なうには、エア噴射ノ
ズル12および二次エア供給管16にエアを供給
し、一方、微粉排出パイプ6および排気筒18を
吸引する。
いま、エア噴射ノズル12から粉体供給筒10
の内部に高圧ガスを供給すると、その粉体供給筒
10の内部を流れる高圧ガスの吸引力によつて、
粉体ホツパ13内の粉体が粉体供給筒10内に導
入される。このとき、粉体は、粉体供給筒10を
流れる高圧ガスと衝突するため、十分に分散さ
れ、その分散状態において分級室5内に流入し、
分級室5内の外周部で旋回する。このとき、微粉
排出パイプ6には吸引力が付与されているため、
ルーバー8間に形成されたエア流入路9から分級
室5内に外部エアが流入する。
一方、二次空気供給管16に供給された高圧エ
アは、二次空気案内筒14内に噴射され、その高
圧エアは案内筒14内の外周部を旋回しながら下
降し、環状の間隙15から分級室5内に流入す
る。
上記のように、分級室5には、外部エア流入路
9から外部エアが流入し、環状の間隙15から二
次エアが供給されるため、分級室5内で旋回する
粉体の旋回流は整流されると共に、加速される。
したがつて、分級室5に供給された粉体は、分級
室5内において高速度で旋回して微粉と粗粉とに
遠心分離され、分級室5の中央部に移行する微粉
は、微粉排出パイプ6から排出され、一方、分級
室5の外周部で旋回する粗粉は、粗粉排出孔7か
らケーシング1の下部に流れ、粗粉回収口2から
回収される。
なお、第2図に示すように、ルーバー8をピン
20によつて回動可能に支持すると、ルーバー8
の回動によつて外部エア流入路9の大きさを可変
することができるため、分級点を調整することが
できる。このような分級点の調整は、ルーバー8
の回動調整の他に、二次空気供給管16および排
気筒18内のダンパ17,19の回動調整によつ
ても行なうことができる。また、分級室5を形成
する分級板3と案内板4のいずれか一方を高さ調
整可能に支持することにより、その高さ調整によ
つて分級点を調節することができる。
〔効果〕
以上のように、この考案においては、エア供給
ノズルに高圧エアを供給すると、エジエクタ作用
によつて粉体ホツパの内部の粉体が粉体供給筒の
内部に流入して上記高圧エアと衝突するため、分
級室内に粉体を分散供給することができ、分級作
業を能率よく行なうことができる。
また、分級室内に粉体を供給して旋回させるこ
とにより、外部エア流入路から分級室内に外部エ
アが導入されると共に、二次空気案内筒に供給し
た二次空気は案内板外周囲の環状の間隙から分級
室内に流入するため、分級室内で旋回する粉体の
旋回流は整流され、かつ旋回速度が増速される。
このため、分級室内で旋回する粉体の中心向き速
度が小さくなり、超微粉域に分級点を設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る分級機の一実施例を
示す概略図、第2図は同上の粉体供給部の平面
図、第3図は同上供給部の一部切欠側面図、第4
図は従来の分級機を示す概略図である。 1……ケーシング、3……分級板、4……案内
板、5……分級室、8……ルーバー、9……外部
エア流入路、10……粉体供給筒、11……絞り
部、12……エア噴射ノズル、13……粉体ホツ
パ、14……二次空気案内筒、15……環状の隙
間、16……二次空気供給管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングの内部に上面が外周部に向けて下り
    勾配をもつて傾斜する分級板と、その上部に下面
    が外周部に向けて下り勾配をもつて傾斜する案内
    板とを配置し、上記分級板と案内板との間に形成
    された分級室内で粉体を旋回させて微粉と粗粉と
    に遠心分離し、その微粉と粗粉とを別々に回収す
    るようにした分級機において、前記分級室の外周
    部周方向に多数のルーバーを配置して隣接するル
    ーバー間に外部エア流入路を形成し、上記分級室
    の外周接線方向に接続した粉体供給筒の内部に絞
    り部を設け、その絞り部に向けて高圧エアを噴射
    するエア噴射ノズルを接続し、そのノズルと絞り
    部との間に粉体ホツパの下部出口を連通し、上記
    分級室の上方には前記案内板の外周囲に形成され
    た環状の間隙を介して分級室に連通する二次空気
    案内筒を設け、その二次空気案内筒の外周上部か
    ら二次空気案内筒内の外周部に向けて二次空気を
    供給する二次空気供給管を接続したことを特徴と
    する分級機。
JP17116285U 1985-11-05 1985-11-05 Expired JPH0248076Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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USRE45802E1 (en) 2005-07-28 2015-11-17 High Voltage Graphics, Inc. Flocked articles having noncompatible insert and porous film
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