JP2548874Y2 - 風力篩分級機 - Google Patents

風力篩分級機

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JP2548874Y2
JP2548874Y2 JP4064791U JP4064791U JP2548874Y2 JP 2548874 Y2 JP2548874 Y2 JP 2548874Y2 JP 4064791 U JP4064791 U JP 4064791U JP 4064791 U JP4064791 U JP 4064791U JP 2548874 Y2 JP2548874 Y2 JP 2548874Y2
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coarse powder
discharge cylinder
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博司 臼井
昌宏 奥本
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Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
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Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、粉体を遠心分離して
粗粉と微粉とに予備分級してから微粉を篩網によって篩
い分けるようにした風力篩分級機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】分散室内において粉体を旋回させて微粉
と粗粉とに遠心分離し、篩網を介して分散室内の粉体に
吸引力を付与し、遠心分離によって予備分級された微粉
を篩網によって篩い分けるようにした風力篩分級機にお
いては、製品の粒度分布が安定しており、振動篩に比較
して全体を小型化することができると共に、数μm乃至
数10μm程度の微粉領域まで篩分けできるという特徴
を有する。
【0003】しかし、風力篩分級機においては、振動篩
に比べて、篩網での粒子の通過、衝突、摺動速度が大き
く、篩網の負担が大きいため、篩網の寿命が短いという
不都合がある。
【0004】そのような不都合を解消するため、分散室
の周壁に、その分散室内の粉体の旋回方向に向けて二次
エアを流入させる二次エア取入口を形成し、その二次エ
ア取入口から分散室内に流入する二次エアによって粉体
に分散力を与え、かつ粉体の旋回速度を向上させるよう
にして予備分級効果を高め、篩網の負担を軽減させるよ
うにした風力篩分級機を本件出願人は既に提案している
(実開平1−132280号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、既に提案
した風力篩分級機を改良し、分散室での粉体の分散力を
さらに高め、分級効果を向上させることを技術的課題と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案においては、粉体が旋回動する分散室内
において、粗粉排出筒の粗粉入口より粉体の旋回方向前
側に粉体の旋回方向に対して傾斜して分散室の中央部側
に位置する内端が外端より粉体の旋回方向前側に位置す
る邪魔板を設けた構成を採用したのである。
【0007】また、分散室内において旋回する粉体の機
内滞留時間をコントロールするため、粗粉排出筒の粗粉
入口に、粗粉の流入量制限する邪魔板を設けた構成を採
用したのである。
【0008】
【作用】上記のように構成すれば、分散室内で遠心分離
され、分散室内の外周部で旋回する粗粉は粗粉排出筒の
粗粉入口より前側に設けられた邪魔板に衝突し、その衝
突によって粗粉に付着する微粉は分離し、その微粉は分
散室の中央部に向う。また、粗粉は旋回速度が弱めら
れ、粗粉排出筒内に落下して下端の出口により排出され
る。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1および図2に示すように、ケーシング
1は軸方向に分割され、その分割ケーシングはボルトの
締付けによる手段によって互に連結されている。ケーシ
ング1の内部には篩網2が設けられ、その篩網2の外周
部は分割ケーシングによって挾持される。この篩網2の
張設によってケーシング1の内部は、分散室3と微粉回
収室4に仕切られている。
【0011】分散室3の周壁上部には、粉体供給筒5が
接続され、その粉体供給筒5はケーシング1の外周接線
方向に延びている。図4は粉体供給筒5の断面図を示
す。この粉体供給筒5内にはノズル6の先端が臨み、そ
のノズル6の前方に絞り部7が形成され、この絞り部7
とノズル6との間に粉体供給ホッパ8の下部出口が連通
している。このため、ノズル6から粉体供給筒5内に高
圧エアを噴射すると、エジェクタ作用によってホッパ8
内の粉体が粉体供給筒5内に吸入され、高圧エアと共に
分散室3内の外周接線方向に向けて噴射される。一方、
高圧エアを噴射することなく吸引供給のみでホッパ8内
の粉体が供給筒5内に吸入される場合もある。
【0012】分散室3の周壁下方部には粗粉排出筒9が
接続されている。この粗粉排出筒9は、上記周壁の接線
方向に延びると共に、分散室3内で旋回する粉体の旋回
方向後方に向き、その粗粉入口10より粉体の旋回方向
前側に第1邪魔板11が設けられている。また、粗粉入
口10には、粗粉の流入量を制限する第2邪魔板12が
設けられている。
【0013】第1邪魔板11は、分散室3内の粉体の旋
回方向に対して傾斜し、分散室3の中央部側に位置する
内端が分散室3の内周面に当接する外端より粉体の旋回
方向前側に位置している。
【0014】前記分散室3の周壁には、その分散室3内
の粉体の旋回方向と同方向に二次エアを流入させる複数
の二次エア取入口13が周方向に所要の間隔をおいて設
けられている。この二次エア取入口13は、これより流
入する二次エアの巻上げ作用によって粗粉中への微粉の
混入を防止するため、前記粗粉排出筒9の粗粉入口部に
も設けておくのがよい。
【0015】一方、前記微粉回収室4の周壁上部には、
ケーシング1の外周接線方向に向く微粉排出筒14が接
続されている。また、上記周壁には、微粉回収室4にお
いて旋回する微粉の旋回方向に向く複数の二次エア取入
口15が周方向に所要の間隔をおいて設けられている。
【0016】微粉回収室4には、篩網2に対向してエア
噴射パイプ16が設けられ、そのエア噴射パイプ16の
篩網2と対向する部分にエア噴射ノズル孔17が形成さ
れている。
【0017】エア噴射パイプ16の長さ方向中央部に接
続した筒状の回転軸18は、ケーシング1の端板に形成
した支持筒19に挿通され、軸受20を介して回動自在
に支持されている。この回転軸18は図示省略した駆動
装置によって回転される。また、回転軸18の支持筒1
9から外側に位置する端部にロータリジョイント21が
接続され、そのロータリジョイント21に接続したエア
供給パイプ22にエアを送ることにより、上記エアは回
転軸18およびエア噴射パイプ16の内部を流れ、ノズ
ル孔17から篩網2に向けて噴射される。その噴射エア
によって篩網2の目詰まりを解消することができる。
【0018】実施例で示す風力篩分級機は上記の構造か
ら成り、この分級機は、微粉排出筒14の出口にサイク
ロン分離機等の捕集装置を接続し、その捕集装置に作用
させた吸引力を分散室3及び微粉回収室4に付与する。
【0019】上記のように、微粉回収室4に吸引力が作
用し、二次エア取入口13から分散室3内に外部のエア
が流入する状態において、粉体供給筒5から分散室3内
の外周接線方向に粉体に供給すると、この粉体は分散室
3において旋回する。このため、分散室3内において旋
回する粉体の旋回速度が増し、粉体は効果的に粉体と微
粉とに遠心分離され、微粉は分散室3の中央部に移行す
る。
【0020】一方、粗粉は分散室3内の外周部で旋回
し、第1邪魔板11の位置まで旋回すると、この第1邪
魔板11に衝突する。その衝撃によって粗粉に付着する
微粉は分離する。このとき、第1邪魔板11は粉体の旋
回方向に対して傾斜しているため、粗粉から分離した微
粉は分散室3内の旋回気流の流れに乗って内側に向う。
【0021】また、第1邪魔板11に衝突して旋回速度
が低下した粗粉は粗粉排出筒9の粗粉入口10に向けて
落下する。粗粉入口10には第2邪魔板12が設けられ
ているため、粗粉排出筒9内への粗粉の流入量は制限さ
れ、分散室3内における粗粉の滞留時間がコントロール
される。ここで、分散室3の粗粉は、常に二次エア取入
口13から流入する二次エアとの衝突によって分散され
るため、粗粉に付着する微粉は、ほぼ確実に分離される
ことになり、粗粉排出筒9の下端出口から回収される粗
粉中に微粉が混ざるのを防止することができるととも
に、粗粉の大部分は分散室内をほぼ1回転だけで粗粉排
出筒から回収されることになり、分級効率が向上し、篩
網や周壁の摩耗も減少する。
【0022】したがって、粉体の性状に応じて、第1邪
魔板11および第2邪魔板12の長さや角度を調整する
ことにより、粉体の予備分級を効果的に行なうことがで
きる。
【0023】分散室3内には微粉回収室4に作用する吸
引力が篩網2を介して作用しているため、分散室3内の
中央部に移行した微粉は、篩網2によって篩分けられ、
篩網2のメッシュより細かい微粉は、その篩網2を通過
して微粉回収室4内に流入し、第二エア取入口15から
流入する二次エアにより旋回速度が加速され、微粉排出
筒14から排出される。
【0024】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る風力篩分
級機においては、粗粉排出筒の粗粉入口より粉体の旋回
方向前側に邪魔板を設け、分散室内の外周部で旋回する
粗粉をその邪魔板に衝突させるようにしたので、分散室
内で旋回する粉体をきわめて効果的に分散させることが
できる。したがって、粉体を効果的に予備分級すること
ができ、微粉の回収を短時間に能率よく行なうことがで
きる。また、粗粉中に微粉が混入するのを防止すること
ができ、歩留りを向上させることができると共に、粗粉
の排出をスムーズに行なえるので、機器の耐久性も向上
する。
【0025】また、粗粉排出筒の粗粉入口部に邪魔板を
設けたことにより、粗粉排出筒内に対する粗粉の流入量
を制限することができる。このため、分散室における粗
粉の滞留時間をコントロールすることができ、微粉が付
着する粗粉が分散されることなく粗粉排出筒内に流入す
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る風力篩分級機の一実施例を示す
縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】同上分級機の分散室内の粉体の流れを表わす断
面図
【図4】同上の粉体供給筒の拡大断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 篩網 3 分散室 4 微粉回収室 5 粉体供給筒 9 粗粉排出筒 11 第1邪魔板 12 第2邪魔板 13 二次エア取入口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に篩網を張設してケー
    シング内部に円形の分散室と微粉回収室とを設け、分散
    室の周壁には、その上部に粉体を供給する粉体供給筒
    と、下方部に粗粉排出筒とを接続し、かつ分散室におけ
    る粉体の旋回方向に向けて二次エアを流入させる二次エ
    ア取入口を周壁に設けた風力篩分級機において、前記粗
    粉排出筒の粗粉入口より粉体の旋回方向前側に粉体の旋
    回方向に対して傾斜する邪魔板を設けたことを特徴とす
    る風力篩分級機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の風力篩分級機において、
    粗粉排出筒の粗粉入口部に邪魔板を設けた風力篩分級
    機。
JP4064791U 1991-05-31 1991-05-31 風力篩分級機 Expired - Fee Related JP2548874Y2 (ja)

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