JPH0247952Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0247952Y2 JPH0247952Y2 JP1987156007U JP15600787U JPH0247952Y2 JP H0247952 Y2 JPH0247952 Y2 JP H0247952Y2 JP 1987156007 U JP1987156007 U JP 1987156007U JP 15600787 U JP15600787 U JP 15600787U JP H0247952 Y2 JPH0247952 Y2 JP H0247952Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber stopper
- cap
- rubber
- molding
- liquid leakage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 12
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000001802 infusion Methods 0.000 claims description 5
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims description 2
- 208000012266 Needlestick injury Diseases 0.000 claims 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は医療用の輸液用キヤツプの改良に関
するものである。
するものである。
従来のこの種のキヤツプは、例えば第4図に示
す様に、キヤツプ本体9を構成するキヤツプ基体
9a上において、インサート成形によりゴム栓2
aを内設する構造であつた。
す様に、キヤツプ本体9を構成するキヤツプ基体
9a上において、インサート成形によりゴム栓2
aを内設する構造であつた。
しかしながらこの種キヤツプは、針刺しの際、
液漏れを起すことが多いという難点があつた。
液漏れを起すことが多いという難点があつた。
そこでこの考案はこの種構造のキヤツプにおい
て、針刺し時に液漏れを可及的に生起しない輸液
用キヤツプを提供する点にある。
て、針刺し時に液漏れを可及的に生起しない輸液
用キヤツプを提供する点にある。
上記問題点を解決するため種々検討の結果、液
漏れが生じる原因は、ゴム栓2をキヤツプ基体9
a上にインサート成形する際、ゴム栓2が成形樹
脂5の圧力に負けて変形し、図示の通り、ゴム栓
2とキヤツプ本体9内側面との間に隙間10が生
じる点にあり、この隙間1に基づいて液漏れが発
生するとの知見を得た。
漏れが生じる原因は、ゴム栓2をキヤツプ基体9
a上にインサート成形する際、ゴム栓2が成形樹
脂5の圧力に負けて変形し、図示の通り、ゴム栓
2とキヤツプ本体9内側面との間に隙間10が生
じる点にあり、この隙間1に基づいて液漏れが発
生するとの知見を得た。
そこで考案者は、ゴムの変形を防止し、液漏れ
を阻止するために、ゴム栓周部に、成形時におけ
る成形樹脂の圧力に抗する一定の堅さを付与する
構造を格別に採用した。すなわちインサート成形
によりプラスチツク製のキヤツプ本体内部に包囲
状態で一体的に内設されたゴム栓周部に、成形時
のゴム変形に対する規制リングを嵌着した点に特
徴がある。
を阻止するために、ゴム栓周部に、成形時におけ
る成形樹脂の圧力に抗する一定の堅さを付与する
構造を格別に採用した。すなわちインサート成形
によりプラスチツク製のキヤツプ本体内部に包囲
状態で一体的に内設されたゴム栓周部に、成形時
のゴム変形に対する規制リングを嵌着した点に特
徴がある。
従つてゴム栓周部は、規制リングによつて一定
の堅さが構造的に付与され、成形樹脂の圧力に対
して十分対抗することができ、ゴム栓の変形はな
くなり、キヤツプ本体への内装状態はきわめて良
好となることから、キヤツプ本体内側面との所定
の隙間はなくなり、液漏れの発生は可及的に阻止
される。
の堅さが構造的に付与され、成形樹脂の圧力に対
して十分対抗することができ、ゴム栓の変形はな
くなり、キヤツプ本体への内装状態はきわめて良
好となることから、キヤツプ本体内側面との所定
の隙間はなくなり、液漏れの発生は可及的に阻止
される。
第1図はこの考案に係る輸液用キヤツプの一実
施例を示す断面図で、成形時のゴム変形に対抗す
るドーナツ状の規制リング1がゴム栓2の外周部
2aに嵌着されている。また第2図は同他実施例
を示す断面図で、断面略H形状のゴム栓3の裏面
内周部3aに規制リング4が嵌着されている。な
お既述の通り、9はキヤツプ本体、9aはキヤツ
プ基体である。
施例を示す断面図で、成形時のゴム変形に対抗す
るドーナツ状の規制リング1がゴム栓2の外周部
2aに嵌着されている。また第2図は同他実施例
を示す断面図で、断面略H形状のゴム栓3の裏面
内周部3aに規制リング4が嵌着されている。な
お既述の通り、9はキヤツプ本体、9aはキヤツ
プ基体である。
従つていずれの実施例もこの種規制リング1,
4によつてゴム栓2,3周部には一定の堅さが構
造的に付与されており、成形時、成形樹脂5の圧
力に抗してゴム栓周部は、本来の形状保持を伴つ
て内装されることになる。
4によつてゴム栓2,3周部には一定の堅さが構
造的に付与されており、成形時、成形樹脂5の圧
力に抗してゴム栓周部は、本来の形状保持を伴つ
て内装されることになる。
かかる見地よりすればこの考案は上記実施例に
特に限定されないことはいうまでもない。
特に限定されないことはいうまでもない。
なお規制リング1の材料4はPE,PP等が適切
であるが、要するに成形樹脂5の圧力に対抗して
ゴム栓形状を保持できる材料であれば適用し得
る。
であるが、要するに成形樹脂5の圧力に対抗して
ゴム栓形状を保持できる材料であれば適用し得
る。
第3図はさらに他実施例を示す要部拡大断面図
であるが、特に規制リング6に凸部6aを設け、
他方ゴム栓7下面内周側にこの凸部6aと嵌合す
る凹部7aを設けて、この規制リング6をゴム栓
7内周部7bに嵌着し、さらにゴム栓7上面に、
前記ゴム栓7の凹部7aと略対向する位置に、同
じく凹部7cを設け、成形樹脂8を当該凹部7c
に流入させて成形した点に特徴がある。この構造
を採用すれば、規制リング6は前記実施例と同じ
く、ゴム栓周部を堅固にする作用を発揮すると同
時に、ゴム栓7を周部側において上下方向から押
えて固定させる作用をも奏し、ゴム栓7の周部に
おける変形は一層阻止される。因みに、規制リン
グのない従来のキヤツプと比較すると、従来のも
のでは、成形数量において50%もゴムの変形が発
生し、また成形状態も非常に不安定であつたのに
対し、当該実施例のキヤツプでは、変形したもの
が2%程度にとどまり、また成形状態も比較的安
定していた。
であるが、特に規制リング6に凸部6aを設け、
他方ゴム栓7下面内周側にこの凸部6aと嵌合す
る凹部7aを設けて、この規制リング6をゴム栓
7内周部7bに嵌着し、さらにゴム栓7上面に、
前記ゴム栓7の凹部7aと略対向する位置に、同
じく凹部7cを設け、成形樹脂8を当該凹部7c
に流入させて成形した点に特徴がある。この構造
を採用すれば、規制リング6は前記実施例と同じ
く、ゴム栓周部を堅固にする作用を発揮すると同
時に、ゴム栓7を周部側において上下方向から押
えて固定させる作用をも奏し、ゴム栓7の周部に
おける変形は一層阻止される。因みに、規制リン
グのない従来のキヤツプと比較すると、従来のも
のでは、成形数量において50%もゴムの変形が発
生し、また成形状態も非常に不安定であつたのに
対し、当該実施例のキヤツプでは、変形したもの
が2%程度にとどまり、また成形状態も比較的安
定していた。
以上の様に、この考案は、ゴム栓がキヤツプ本
体内部に一体的に内設された構造のキヤツプにお
ける液漏れ原因が、インサート成形時の樹脂圧力
によつて生じた隙間に起因する点を見出し、この
解決手段として別個独立した規制リングをゴム栓
周部に嵌着する手段を採用してゴム栓周部を堅固
にし、針刺し時の液漏れを可及的に防止し得たも
のである。
体内部に一体的に内設された構造のキヤツプにお
ける液漏れ原因が、インサート成形時の樹脂圧力
によつて生じた隙間に起因する点を見出し、この
解決手段として別個独立した規制リングをゴム栓
周部に嵌着する手段を採用してゴム栓周部を堅固
にし、針刺し時の液漏れを可及的に防止し得たも
のである。
第1図はこの考案に係る輸液用キヤツプの一実
施例を示す断面図、第2図及び第3図は同他実施
例を示す断面図、第4図は従来例を示す断面図で
ある。 1,4,6……規制リング、2,3,7……ゴ
ム栓、9……キヤツプ本体。
施例を示す断面図、第2図及び第3図は同他実施
例を示す断面図、第4図は従来例を示す断面図で
ある。 1,4,6……規制リング、2,3,7……ゴ
ム栓、9……キヤツプ本体。
Claims (1)
- 針刺し用のゴム栓がインサート成形によりプラ
スチツク製のキヤツプ本体内部に包囲状態で一体
的に内設され、ゴム栓周部に、成形時のゴム変形
に対する規制リングが嵌着された輸液用キヤツ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987156007U JPH0247952Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987156007U JPH0247952Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0162839U JPH0162839U (ja) | 1989-04-21 |
JPH0247952Y2 true JPH0247952Y2 (ja) | 1990-12-17 |
Family
ID=31434150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987156007U Expired JPH0247952Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0247952Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4812236B2 (ja) * | 2003-03-27 | 2011-11-09 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 医療用ゴム栓及び医療用容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425250U (ja) * | 1977-07-22 | 1979-02-19 |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP1987156007U patent/JPH0247952Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425250U (ja) * | 1977-07-22 | 1979-02-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0162839U (ja) | 1989-04-21 |
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