JPH024794B2 - - Google Patents

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JPH024794B2
JPH024794B2 JP2971982A JP2971982A JPH024794B2 JP H024794 B2 JPH024794 B2 JP H024794B2 JP 2971982 A JP2971982 A JP 2971982A JP 2971982 A JP2971982 A JP 2971982A JP H024794 B2 JPH024794 B2 JP H024794B2
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suction
compressor
blade chamber
vane
cylinder
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JP2971982A
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JPS58144686A (ja
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Teruo Maruyama
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to PCT/JP1982/000436 priority patent/WO1983001818A1/ja
Priority to DE8282903340T priority patent/DE3276489D1/de
Priority to US06/522,366 priority patent/US4544337A/en
Priority to EP82903340A priority patent/EP0099412B1/en
Publication of JPS58144686A publication Critical patent/JPS58144686A/ja
Publication of JPH024794B2 publication Critical patent/JPH024794B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/18Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by varying the volume of the working chamber

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、ロータリー圧縮機を用いたエアコン
システムにおける冷凍能力の制御に関するもので
ある。 従来の技術 本発明の説明に先立ち、まず、スライデイング
ベーン式のカークーラー用ロータリー圧縮機につ
いて説明する。 一般のスライデイングベーン式の圧縮機は、第
1図に示す様に、内部に円筒空間を有するシリン
ダ1と、この両側面に固定され、シリンダ1の内
部空間である羽根室2をその側面において密閉す
る側板(第1図では図示せず)と、前記シリンダ
1内に偏芯して配置されるロータ3と、このロー
タ3に設けた溝4に摺動可能に係合されたベーン
5より構成される。6は側板に形成された吸入
孔、7はシリンダ1に形成された吐出孔である。
ベーン5は、ロータ3の回転に伴い、遠心力によ
つて外側に飛出し、その先端面がシリンダ1の内
壁面を摺動しつつ、圧縮機のガスの漏洩防止を計
つている。 この様なスライデイングベーン式のロータリー
圧縮機は構成が複雑で、部品点数の多いレシプロ
式の圧縮機と比べ、小型シンプルな構成が可能で
あり、近年、カークーラー用の圧縮機に適用され
るようになつた。しかし、このロータリー式はレ
シプロ式と比べて次の様な問題点があつた。 すなわち、カークーラーの場合、エンジンの駆
動力は、ベルトを介してクラツチのプーリーに伝
達され、圧縮機の回転軸を駆動する。したがつ
て、スライデイングベーン式の圧縮機を用いた場
合、その冷凍能力は車のエンジンの回転数に比例
してほぼ直線的に上昇していく。 一方、従来から用いられているレシプロ式のコ
ンプレツサを用いた場合は、吸入弁の追従性が高
速回転時においては悪くなり、圧縮ガスを十分に
シリンダ内に吸入出来ず、その結果、冷凍能力は
高速時においては飽和してしまう。つまり、レシ
プロ式では、高速走行時においては冷凍能力の抑
制作用が自動的に働くのに対してロータリー式で
はその作用がなく、圧縮仕事の増大によつて効率
を低下させ、あるいは過冷却(冷え過ぎ)の状態
になる。ロータリー圧縮機の前述した問題点を解
消させる方法として、ロータリー圧縮機の吸入孔
6に通ずる流通路に流通路の開口面積が変化する
制御バルブを構成し、高速回転時に開口面積を絞
ることにより、その吸入損失を利用して能力制御
を行う方法が従来から提案されている。但し、こ
の場合、上記制御バルブを別途附加せねばなら
ず、構成が複雑化し、コスト高となる問題点があ
つた。ロータリー圧縮機の高速時の能力過多を解
消する他の方法として、流体クラツチ、遊星歯車
等を用いて回転数を一定以上は増速させない構造
が従来から提案されている。 しかし、例えば、前者は相対移動面の摩擦発熱
によるエネルギーロスが大きく、後者は部品点数
の多い遊星歯車機構を附加することにより寸法形
状も大型となり、省エネルギー化の動向によつて
増々シンプル化、コンパクト化が要求されている
昨今において、実用化は難しい。 本発明者らは、カークーラー用冷凍サイクルの
前述した問題を解消するために、ロータリー圧縮
機を用いた場合の羽根室圧力の過渡現象の詳細な
検討結果により、ロータリー圧縮機の場合でも、
その吸入孔面積、吐出量、羽根枚数等のパラメー
タを適切に選択、組合せることにより、従来のレ
シプロ式同様に、高速回転時における冷凍能力の
自己抑制作用が効果的に働くことを見い出してお
り、既に特願昭55−134048号で出願中である。 上記出願の発明は、ロータとシリンダ間が、他
と比べて最も近接している部分をシリンダ・トツ
プ部とするロータリー圧縮機において、ロータの
回転中心を中心とし、シリンダトツプ部からベー
ンのシリンダ側の端部までの角度をθラジアン、
吸入行程終了時の前記角度θラジアンの値をθs
ジアン、吸入行程終了時の前記角度θsラジアンの
ときの前記羽根室の容積をVOcc、エバポレータ
から前記羽根室に至る吸入流通路の前記角度θラ
ジアンの時の有効面積をa(θ)cm2、重み平均
を =∫〓O sθ2a(θ)dθ/∫〓O sθ2dθ としたとき、パラメータθs/VOを 0.025<θs/VO<0.080の範囲となるようベー
ン形圧縮機を構成したものであり、上記発明から
見い出される条件下で圧縮機を構成すれば、低速
時では吸入圧力の損失を極力小さくすることが出
来、高速時でのみ、有効な圧力損失が発生するた
め、従来のロータリー圧縮機に何ら附加しないシ
ンプルな構成で、効果的な能力制御が実現出来る
ものである。 一方、過冷却防止のために、制御バルブを圧縮
機の高圧側と低圧側に連結し、随時上記バルブを
開放状態にさせることにより、高圧側冷媒を低圧
側パルブに帰還させて能力制御を行う方法が、例
えばルール用エアコンの冷凍サイクルで実用化さ
れている。しかし、この方法では、不可逆性をと
もなう低圧側での再膨張によつて、圧縮損が発生
し、効率の低下をもたらすという問題点があつた
が、上記出願の発明からなる圧縮機では、前記圧
縮損となる様な無駄な機械仕事を行なわないで能
力制御を行うことが出来、省エネ、高効率の冷凍
サイクルを実現することが出来る。また、上記出
願の発明は、上述した様に羽根室圧力の過渡現象
を、圧縮機の各パラメータの適切な組み合わせに
よつて効果的に利用することを特徴としており、
制御バルブの様な稼動部を有しない。それゆえ、
高い信頼性を有する。また、連続的に能力が変化
するため、バルブを用いるときの様な、不連続な
切換による冷却特性の不自然さもなく、好フイー
リングの能力制御が実現出来る。 発明が解決しようとする問題点 ところで、冷媒の吐出流量が脈動をともなうが
ゆえに発生する圧縮機のトルク変動を小さくし、
好フイーリングの運転状態を得るには、ベーン枚
数の多い圧縮機が有利である。また、大型車を対
象とした冷凍サイクルの場合、大排気量の圧縮機
が要求されるが、回転数がω=5000rpm以上の高
速時において、過大な過圧縮圧力に耐える高信頼
性の圧縮機の構成は、一つの羽根室の冷媒吐出量
が少なくなるという点で、ベーン枚数が多い程有
利である。 しかしながら、ベーン枚数の多い圧縮機に自己
抑制作用による能力制御を施した場合、上記発明
では低速で体積効率が落ち、高速で体積効率が落
ちず十分な自己能力制御が行なえないという問題
点を有していた。 本発明は、上記問題点を解消し、ベーン枚数の
多い圧縮機(例えば、3ベーン、4ベーン圧縮
機)に、能力制御の機能をより効果的に与える圧
縮機の基本構造を提供するものである。 問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、個々の羽根
室に流入する冷媒が互いに独立して吸入孔から冷
媒が供給される様に、少なくとも2つ以上の吸入
孔を配置することにより、例えば、2ベーン圧縮
機と比べて何ら遜色ない能力制御特性を得るよう
にしたものである。 具体的には本発明は、シリンダとロータの最も
近接する部分をシリンダ・トツプ部とし、このシ
リンダ・トツプ部に近い吸入孔の1つを第1の吸
入孔、離れた方を第2の吸入孔としたとき、吸入
行程終了間際において、ベーンが第1及び第2の
吸入孔の間を走行することより、前記ベーンを境
として形成される、隣り合う2つの羽根室に、第
1及び第2の吸入孔から冷媒がそれぞれ独立して
供給される様に構成されたものである。 作 用 上記本発明の構成により、低速回転での体積効
率の向上が計れ、ベーン枚数の多い圧縮機、例え
ば4ベーン圧縮機においても、能力制御特性が効
果的に得られる。 実施例 第2図は、本発明の一実施例を示す圧縮機の正
面断面図で、11はシリンダ、12はベーン、1
3はベーンの摺動溝、14はロータ、15は吸入
孔A、17は吸入孔B、22は吐出孔である。 以下、第3図イ〜ホを用いて、本圧縮機の吸入
行程について説明する。 18−1は羽根室A、18−2は羽根室B、1
8−3は羽根室C、19はシリンダ11のトツプ
部、20−1はベーンA、20−2はベーンB、
である。ロータ14の回転中心:Oを中心とし、
シリンダ11のトツプ部19にベーンA20−1
の先端が通過する位置をθ=Oとし、前記θ=O
を原点として、ベーン先端の任意の位置における
角度をθとする。羽根室A18−1に着目すれ
ば、第3図イは、ベーンA20−1が、トツプ部
19を通過した直後の状態を示す。 図ロは、ベーンA20−1が、吸入孔A15と
吸入孔B17の中間の位置にある状態を示し、こ
のとき、羽根室A18−1には、吸入孔A15の
みから冷媒が供給される。 図ハは、ベーンA20−1が吸入孔B17を通
過しており同時に、ベーンA20−1に追従して
走行するベーンB20−2が吸入孔A15の上を
通過している状態を示す。 これ以後吸入孔A15から羽根室A18−1へ
の冷媒の供給はベーンB20−2によつて遮断さ
れ、代わつて、吸入孔B17からの供給が開始さ
れる。 吸入孔A15の有効面積をa1吸入孔B17の有
効面積をa2としたとき、実施例では、a2=a1とな
る様に吸入孔B17を形成した。 したがつて、本実施例においては、冷媒の供給
源から羽根室A18−1に到る吸入流通路の吸入
有効面積は、吸入行程中、常に一定である。 図ニは、吸入孔B17のみから羽根室A18−
1に冷媒が供給されている状態を示す。 図ホは、ベーンB20−2が吸入孔B17を通
過した直後の状態を示し、吸入孔B17からの冷
媒の供給はベーンB20−2によつて遮断される
ため、この時点で吸入行程は終了する。 また、通常の4ベーン圧縮機ではθ=θs1≒225゜
となり、この時点で羽根室容積は最大となる。 以上の説明から分かる様に、本実施例では2つ
の吸入孔15,17を設けた圧縮機の構成によ
り、羽根室A−18−1と羽根室B18−2、羽
根室C18−3は、互いに相互干渉することな
く、上記2つのいずれかの吸入孔から独立して冷
媒を吸入することが出来る。 したがつて、ベーン枚数が増加することによる
能力制御特性の劣化は、本実施例では改良されて
おり、特願昭55−134048号で示した以上の能力制
御特性が得られるのである。 さて、本発明の一実施例における圧縮機は、次
の条件で構成されたものである。
【表】 上記パラメータで構成された本圧縮機の回転数
に対する冷凍能力の測定結果は、第4図a,bの
様であつた。 但し、上記測定結果は、2次冷媒式カロリーメ
ータを用いた。表2の条件下におけるものであ
る。
【表】 さて、上記構成により、本発明では下記の様な
特徴を有する圧縮機(圧縮機Cが本発明のグラ
フ)を実現することが出来た。 すなわち、 低速回転においては、吸入損失による冷凍能
力の低下は僅少であつた。 冷凍能力の自己抑制作用のあるレシプロ式は
低速回転において吸入損失が僅少である事を特
徴とするが、ロータリー式の圧縮機は、第4図
bの体積効効率のグラフからも分かるようにレ
シプロ式と比べても遜色のない特性が得られ
た。 高速回転においては、従来のレシプロ以上の
冷凍能力の抑制効果が得られた。 抑制効果が得られるのは、1800〜2000rpm程
度以上に回転数が上昇した場合であり、カーク
ーラー用圧縮機として用いた場合、理想的な省
エネルギー、好フイーリングの冷凍サイクルが
実現出来た。(第4図aの冷凍能力の曲線のカ
ーブ参照) 上記〜の結果は、カークーラー用冷凍サイ
クルによつて理想的とも言えるもので、従来のロ
ータリーコンプレツサに、何ら新しい要素部品を
附加しないで、達成出来た点、本発明の顕著な特
徴である。 すなわち、小型、軽量でシンプルな構成が可能
なロータリー式圧縮機の特徴をなんら失うことな
く、能力制御付のコンプレツサを実現することが
出来るのである。また、圧縮機の吸入行程におけ
るポリトロープ変化に際して、吸入圧力が低く、
比重量が小さい程、羽根室冷媒の総重量が小さく
圧縮仕事が小さい。したがつて、回転数の増大に
ともなつて、圧縮行程の手前で冷媒総重量の低下
を自動的にもたらす本圧縮機は、高速回転時にお
いて、必然的に駆動トルクの低下をもたらすこと
になる。 能力制御付ロータリー圧縮機を実現させるため
に、本発明者は、従来圧縮機の吸入行程における
羽根室冷媒の過渡的な流動特性に着目し、回転数
に依存して変化する諸特性の詳細な理論的研究を
行つた。 吸入経路とベーン枚数の異なる2つの圧縮機を
対象として、圧力降下特性の回転数に対する依存
性を明らかにした結果、吸入特性に大きな影響を
与え、かつ、従来圧縮機において能力制御の実現
を阻んだ2つの要因があることが明らかとなつ
た。その一つは、吸入行程が終了する間際におけ
る2つの羽根室間の相互の干渉であり、もう一つ
は、吸入行程中の吸入有効面積の変化である。 以下、これらについて詳細に説明する。 次に前記、すなわち、ベーン枚数の多い従来
圧縮機の吸入経路を絞り、能力制御を施こした場
合の吸入特性について考察する。 圧縮機の構成及び吸入経路の違いによつて、吸
入行程における羽根室の圧力流量特性がどの様に
異なるかを把握するため、第2図に示す本発明第
5図、第9図に示す従来圧縮機の3種類の圧縮機
を解析の対象として選ぶ。
【表】 (−)圧縮機Aの特性解析 第5図において、100はシリンダ、101は
吸入ポート、102は羽根室A、103は羽根室
C、104はベーンA、105は吸入溝、106
はベーンB、107は羽根室Bである。 第5図イは、ベーンA104がシリンダ100
のトツプ部108を通過し、吸入行程が開始され
た直後の状態を示す。 第5図ロは、ベーンA104が吸入溝105の
上を通過している状態を示し、羽根室A102に
は吸入孔101から冷媒が供給されるが同時に吸
入溝105を通じて羽根室C103へも流出す
る。 第5図ハは、ベーンA104に追従して走行す
るベーンB106が吸入溝105を走行している
状態を示し、このときは羽根室A102には、吸
入溝105のみから冷媒が供給される。 第5図ニは、ベーンB106が吸入溝105を
通過終了した状態を示し通常この時点θ≒225゜で
羽根室A102の体積は最大となる。 以下本構成からなる圧縮機の吸入特性を把握す
るため行つた特性解析について述べる。 第5図イ〜ニの各状態によつて、羽根室圧力を
記述する基礎式は異なるが、例えば、ハの状態に
おける基礎式を導びくと下記の様になる。 ハにおいて、羽根室B107を上流側、羽根室
A102を下流側羽根室とし、羽根室B107に
着目してエネルギーの平衡式を適用すると du+APdV−idG+dq=O (1式) (1式)の第1項は、内部エネルギー、第2項
は外部に対してなす仕事、第3項は羽根室へ流
入・流出する冷媒の全熱エネルギー、第4項は外
壁を通して流入する熱エネルギーであり、それぞ
れ、微小時間における微小増加分を示す。 内部エネルギーはdu=Cvd(G0T1)、エンタル
ピ:i=CPTであるが、流入・流出するエンタ
ルピは温度が異なるためそれぞれ異なる。 すなわち idG=i1dG1−i2dG2 (2式) 上記(2式)において、右辺第1項は冷媒の供
給源から上流側羽根室へ流入する冷媒の全熱エネ
ルギー、第2項は上流側羽根室から下流側羽根室
へ流出する冷媒の全熱エネルギーを示す。 また、i1=CPTA,i2=CPT1、圧縮機の吸入行程
を断熱変化:dq=Oであるとし、冷媒が理想気
体の法則に従い、かつ熱力学の基礎式 CP/Cv=k,CP−Cv=ARから上流側羽根室
の圧力を記述する下記のエネルギー方程式が得ら
れる。 TAG1−T1G2=1/R dV1/dtP1 +V1/kR dP1/dt (3式) 下流側羽根室についても、同様にエネルギーの
平衡式を適用する。 T1G2=1/R dV2/dtP2+V2/KR dP2/dt(4式) ここで、各ノズルを通過する冷媒の重量流量:
G1,G2は摩擦損失のない断熱ノズルの式を適用
する。 但し(5−1式)(6式)において臨界圧条件
が存在し、例えぱ(5−1式)において したがつて、(3式)〜(6式)を2階非線形
の連立微分方程式の初期値問題として解くことに
より、羽根室圧力P1,P2が得られる。 但し、CP:定圧比熱、Cv:定積比熱、R:気
体定数、k:比熱比、TA:供給側冷媒温度、
GO:羽根室冷媒の総重量、Ps:供給圧、P1:上
流側羽根室圧力、T1:上流側羽根室温度、V1
上流側羽根室体積、P2:下流側羽根室圧力、
T2:下流側羽根室温度、V2:下流側羽根室体積、
G1:吸入孔101を通して上流側羽根室へ流入
する冷媒の重量流量、G2:シリンダ溝を通して
上流側から下流側羽根室へ流入する冷媒の重量流
量、a1:吸入孔101の有効面積、a2:シリンダ
溝の有効面積、γA:供給側冷媒の比重量、γ1:上
流側羽根室の比重量である。 ここで、能力制御特性を評価するために、吸入
行程終了時における羽根室圧力:P2=P2s、供給
圧:Psとして、圧力降下率:ηPを次の様に定義す
る。 ηP=(1−P2s/Ps)×100 (7式) 第6図は、(3式)〜(6式)及び表2、表4
の条件を用いてt=O,P1=PS,T1=TAの初期
条件のもとに回転数をパラメータとして羽根室圧
力の過渡特性を求めたものである。また、カーエ
アコン用冷凍サイクルの冷媒は通常R12を用い
るため、k=1.13,γA=16.8×10-6Kg/cm3,TA
283〓として解析を行つた。実線のグラフは圧縮
機A、鎖線は本発明の一実施例を示し、吸入孔A
及び吸入孔Bを表4のa1,a2で構成した場合を示
す。
【表】 圧縮機Aの低速回転:ω=1000rpmにおいて吸
入行程が終了するθ=225゜でも、羽根室圧力は供
給圧:Psに到達せず、圧力損失:Δpを生ずる。 これは、上流側羽根室の吸入行程が終了する時
点で、下流側羽根室は、θ=225−90゜=115゜の位
置にあり、その体積が急激に増大しつつある状態
にあるために既に圧力降下を始めているからであ
る。下流側の圧力は上流側以上になりえないため
に、上記ΔPは低速回転においても生じ、体積効
率の低下をもたらすことになる。 吸入溝有効面積:a2を一定として、吸入孔10
1の有効面積:a1を変えた場合の圧力降下率の
特性を第7図に示す。 高速において、a1が大きい程圧力降下率:ηP
減少する傾向が見られるが、低速回転においての
圧力損失を減少させる効果は少ない。 吸入孔101の有効面積:a1を一定とし、吸入
溝の有効面積:a2を変えた場合の圧力降下率は第
8図の様になる。 a2を大きくすれば、低速での吸入損失は減少す
るが、高速での圧力降下(能力制御効果)は減少
してしまうことが分かる。 以上の結果から、本圧縮機の構成では、高速回
転で高い能力制御効果を得ようとすれば、ω=
1000〜2000rpmにおける吸入効率(体積効率)が
犠性となる。 カロリーメータを用いた圧縮機Aの実測結果を
第4図a,bに示す。 圧縮機B,Cと比べて、冷凍能力:Q、体積効
率:ηvが全体に低いのは、圧縮機の吐出量が小さ
いからであるが、曲線の傾きから本圧縮機が能力
制御を実現するのに不適であることが分かる。 つまり、低速回転:ω=1000〜2000rpmにおい
て、体積効率が低いにもかかわらず、高速におけ
る冷凍能力の抑制作用はほとんど得られない。 (−)圧縮機Bの特性解析 第9図は側板に吸入孔を形成した圧縮機Bの構
成を示すもので、200はシリンダ、201は側
板(図示せず)に形成された吸入孔、203は上
部羽根室、204は下部羽根室、205はロー
タ、206はベーンである。 上記圧縮機において、吸入孔201と連絡する
供給側の流通路の開口面積は十分に大きいとす
る。供給側の冷媒能力は、羽根室圧力の影響を受
けず常に一定とすれば、羽根室圧力を記述する基
礎式は一つのノズルの式に対して一つのエネルギ
ー方程式が対応する。 したがつて、4式、6式からTA=T1,Va
V2,γA=γ1,Pa=P2,PS=P1,a=a2とすれば
羽根室圧力は下記の一階の微分方程式をt=O,
Va=O,Pa=Psの初期条件のもとに解くことに
より得られる。 G=1/RTA dVa/dtPa+Va/kRTA dPa/dt(8式
第10図は、吸入行程中の吸入有効面積を求め
たもので、吸入面積aは側板に形成する吸入孔2
01の開口面積を十分に大きく形成した場合、吸
入面積bは、吸入行程が終了する手前(194゜<θ
<225゜)で吸入面積を絞つた場合を示す。 吸入面積aの場合、第11図から分かる様に、
低速時における吸入損失は僅少に出来るが、高速
時においても僅かな圧力降下しか生じない。 したがつて、本構成では能力制御の機能はほと
んど得られない。 吸入面積bの場合、低速:ω=1000rpmにおい
ても、ηP=7〜8%の吸入損失を有し、体積効率
の大幅な低下を招くものと推定される。 また、回転数に対する圧力降下率の勾配は小さ
く高速時における冷凍能力の抑制効果は少ない。 本圧縮機において、能力制御が効果的に得られ
ない理由は、ロータ205とシリンダ200間を
利用して吸入孔201を形成するため、吸入行程
が終了する手前の状態、すなわちベーン206が
吸入孔201を横断するときに、吸入有効面積が
先細りとなる様な変化をしてしまうからである。 吸入有効面積が先細りとなる様なパターンのと
きに、能力制御特性が劣化することは、既に特願
昭55−134048号で示している。 第4−1図、第4−2図に本構成からなる圧縮
機Bのカロリーメータによる測定結果を示すが、
圧縮機Aと同様に、能力制御が要求される条件を
ほとんど満足していないことが分かる。 本発明の原理の説明 以上、ベーン枚数の多い従来圧縮機を対象とし
て検討を行つた結果、従来の構成では理想的な能
力制御特性を得るのが困難であることが分かつ
た。本発明の特徴は、2つもしくは2つ以上の吸
入孔を設置した圧縮機の構成により、ベーンによ
つて遮断される2つの羽根室(例えば第3図の1
8−1と18−3)は互いに相互干渉することな
く、各吸入孔から独立して冷媒を供給するという
点にある。したがつて、羽根室の圧力を記述する
基礎式は一つのノズル(吸入孔)に対して、一つ
のエネルギー方程式が対応し、表3の電気回路モ
デルで示す一次元モデルが成立する。 つまり、特願昭55−134048号の実施例で示した
2ベーン圧縮機と数式のモデルでは、「等価」と
なる。 第12図に、2ベーン圧縮機を参考に示す。 300はロータ、301はシリンダ、302は
ベーンA、303はベーンB、304は吸入孔、
305は吸入溝、306は吸入溝端部、308は
下流側羽根室、309は上流側羽根室である。 図は、ベーンA302に追従して走行するベー
ンB303が吸入溝端部306に到達し、羽根室
A308への冷媒の供給が遮断し吸入行程が終了
した状態を示す。2ベーン圧縮機においては、吸
入行程が終了した時点で、上流側羽根室309の
体積:V2は下流側羽根室308の体積:V1と比
べて十分に小さく、V2/V1=8〜9%である。 それに対して第5図で示す4ベーン圧縮機では
V2/V1=45〜50%である。 つまり、2ベーン圧縮機では表3の圧縮機Cの
一次元モデルが近似的に成立し、圧縮機のパラメ
ータの適正な選択によつて、理想的な能力制御特
性が得られることは特願昭55−134048号で実証済
である。 本発明は、吸入行程中の2つの吸入孔15,1
7(第2図)の切換えによつて、上流側羽根室か
ら受ける影響が皆無であり、2ベーンロータリ以
上のすぐれた能力制御特性が得られるのである。 さて4ベーン圧縮機の場合羽根室の容積:Va
(θ)は、m=Rr/Rcとして V(−θ)=bRc2/2{(1−1m2)θ+(1−m)2
/2sin2θ−(1−m)sinθ ×√1−(1−)2 2−sin-1〔(1−
m)sinθ〕}+ΔV(θ) O<θ<π/2のとき、Va(θ)=V(θ) π/2<θ<θsのとき、 Va(θ)=V(θ)−V(θ−π/2) (10式) 上記:ΔV(θ)は、ベーンがロータ中心に対
して偏芯されて配置されていることによる補正項
であるが、通常1〜2%のオーダである。 上記(10式)から分かる様に羽根室:Vaは、
ロータ径:Rr、シリンダ形状等の関数であるが、
次の様な近似函数を用いて、式8式、9式及び10
式を整理し、各パラメータと能力制御効果の相函
を把握する方法を提案する。 VOを冷媒の最大吸入容積、かつ、=Ωt=
(πω/θs)tとして、角度θをに変換する。こ
のとき、はOからπまで変化し、t=Oでf
(O)=O,f′(O)=O、かつ吸入行程が終了する
t=θs/ωでf(π)=1,f′(π)=Oなる近似函
数:f()を定義する。 このとき体積:Vaは Va()≒VO゜f() (11式) 11式において、VO,f()はRr,Rcの函数
であるがf()はRr,Rcによつてごく僅かしか
変化しない。 f()として例えば f()=1/2(1−cos) (12式) ここで、η=Pa/Psとおけば8式は G=PsΩVO/RTA{f′()・η+f()/k ・dη/d} (13式) また9式は 13式,14式から K1・q(η)=f′()・η +f()/k dη/d (15式) K1は以下示す様な無次元量となり、 K1=2aθs/VOπω√2A (17式) スライデイングベーン式の圧縮機の場合、Vth
を理輪吐出量、nを羽根枚数とすれば、通常、
Vth=n×VOであり、17式は次のようになる。 K1=2aθsn/Vthπω√2A (18式) 上記18式において、比熱比:kは冷媒の種類の
みで決まる定数である。 また、吸入有効面積:aは無元化したベーン走
行角度:の函数であり、それゆえパラメータ
K1もの函数となる。 それゆえ(15式)の解η=η()はK1()
の値が決まれば一義的に決定される。 気体定数:R、供給側冷媒温度:TAは圧縮機
の構成によらず同一条件で設定されるため、下記
の様な函数:K2()が再定義できる。 K2()=aθs/VO (19式) 吸入孔A15の有効面積:a1、吸入孔Bの有効面
積:a2において、a1=a2とした場合の吸入有効面
積のグラフを第14図イに示す。回転数に対する
圧力降下率:ηPのグラフは第13図のようにな
る。吸入有効面積が吸入行程中一定のとき、K2
は一定となり上記:K2の設定によつて、能力制
御特性を任意に選択出来ることが分かる。さて、
パラメータ:K2が各種異なる圧縮機を搭載した
実車走行テストの結果は、次の様であつた。なお
K2を求める際の吸入有効面積の測定方法は特願
昭55−134048号に準ずるものとする。
【表】
【表】 a1>a2とした場合、吸入有効面積は第14図ロ
の様な段付変化となる。 この場合、特願昭56−62875号で示す様に吸入
損失が減少し、低速で低トルク化が計れる利点が
ある。 但し、回転数に対する圧力降下率の勾配が若干
減少し、能力制御効果が減少するため後半の吸入
有効面積を若干小さ目にする必要がある。 ここでK22=a2θs/VOとおけば、K22<0.065の
範囲に設定すれば実用上十分な能力制御特性が得
られる。 次に前記、すなわち、本発明の他の実施例に
ついて説明する。 第15図は、2つの吸入孔の一方を側板に形成
した場合の圧縮機の構成を示す。 400はロータ、401はシリンダ、402は
ベーン、403はシリンダ401に形成した吸入
孔A、404は側板405に形成した吸入孔Bで
ある。 本構成の場合も同様に、吸入行程中2つの吸入
孔が切り換る様に、また、吸入行程終時点でベー
ン402の遮蔽によつて羽根室への冷媒供給が遮
断される様に各吸入孔403,404を形成す
る。 第16図は吸入孔Aに吸入溝を形成し、吸入行
程の途中で、吸入孔A,Bの相方から冷媒が供給
される区間を構成した場合を示す。 450はロータ、451はシリンダ、452は
ベーン、453は吸入孔A、454は吸入溝、4
55は吸入孔B、456は羽根室A、457は羽
根室Bである。 図イにおいて、羽根室A456には吸入孔A4
53と吸入孔B455の相方から冷媒が供給され
る。図ロは羽根室A456の吸入行程が終了する
直前の状態を示し、羽根室A456には吸入孔B
455のみから冷媒が供給される。 吸入行程中の吸入有効面積を第14図ハに示
す。 第17図はシリンダが概略楕円形状の圧縮機に
本発明を適用した場合を示す。 500はロータ、501はシリンダ、502は
吸入孔A、503は吸入孔B、504はベーンで
ある。 発明の効果 以上説明した様に本発明は、吸入行程中少なく
とも2つ以上の吸入ポートから羽根室へ冷媒が供
給される様に構成したものであり、低速回転で体
積効率の向上が計れるために、能力制御が不必要
な、例えば定速型の圧縮機にも適用することが出
来、その効果は顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスライデイングベーン式の圧縮
機の断面図、第2図は本発明の一実施例である4
ベーンタイプの圧縮機の断面図、第3図イ〜ホは
吸入行程における各羽根室への冷媒の流入状態を
示す説明図、第4図はカロリーメータによる実測
結果を示すもので、第4図aは冷凍能力、第4図
bは体積効率を示すグラフ、第5図イ〜ニは圧縮
機Aの吸入行程における各羽根室への冷媒の流入
状態を示す図、第6図は圧縮機A及びCの吸入行
程における羽根室圧力特性を示すグラフ、第7図
は圧縮機Aの前半の有効面積:a1を変えた場合の
圧力降下率を示すグラフ、第8図は同圧縮機の後
半の有効面積を変えたグラフ、第9図は圧縮機B
の正面断面図、第10図は同圧縮機の吸入有効面
積を示す図、第11図は同圧縮機の圧力降下率を
示すグラフ、第12図は特願昭55−134048号の2
ベーンロータリー圧縮機の正面断面図、第13図
はパラメータ:K2で整理した圧力降下率のグラ
フ、第14図は吸入有効面積イ〜ハを示すグラ
フ、第15図は吸入孔Bを側板に形成した圧縮機
で、本発明の他の実施例を示す説明図、第16図
イ,ロ、第17図は本発明のさらに他の実施例を
示す説明図である。 12……ベーン、14……ロータ、11……シ
リンダ、15,17……吸入孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ベーンが摺動可能に設けられたロータと、こ
    のロータおよびベーンを収納するシリンダと、前
    記シリンダの両側面に固定され、前記ベーン、前
    記ロータ、前記シリンダで形成される羽根室の空
    間をその側面において密閉する側板と、前記シリ
    ンダもしくは前記側板に形成され、蒸発器側の吸
    入配管と前記羽根室を連絡する複数個の吸入孔を
    有し、吸入行程における羽根室圧力が、冷媒の供
    給源圧力よりも降下する吸入損を利用して高速駆
    動時の冷凍能力の抑制を行なう圧縮機において、
    前記シリンダと前記ロータの最も近接する部分を
    シリンダ・トツプ部とし、このシリンダ・トツプ
    部に近い前記吸入孔の1つを第1の吸入孔、離れ
    た方を第2の吸入孔としたとき、吸入行程終了間
    際において、前記ベーンが前記第1及び第2の吸
    入孔の間を走行することにより、前記ベーンを境
    として形成される隣り合う2つの羽根室に、前記
    第1及び第2の吸入孔から冷媒がそれぞれ独立し
    て供給される様に構成されることを特徴とする圧
    縮機。
JP2971982A 1981-11-11 1982-02-24 圧縮機 Granted JPS58144686A (ja)

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