JPH0247711Y2 - - Google Patents

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JPH0247711Y2
JPH0247711Y2 JP328285U JP328285U JPH0247711Y2 JP H0247711 Y2 JPH0247711 Y2 JP H0247711Y2 JP 328285 U JP328285 U JP 328285U JP 328285 U JP328285 U JP 328285U JP H0247711 Y2 JPH0247711 Y2 JP H0247711Y2
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JP
Japan
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male screw
spindle
groove
handle device
door
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JP328285U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建物における各種扉用ハンドル装置の
抜け止め構造に関する。
例えば、レバーハンドルを建物の開閉扉に取付
け施工する場合、従来ではその扉の室外側から一
方のレバーにおける支軸を、先づ扉の貫通状態に
設置し、次いで支軸へ同じく室内側から、他方の
レバーにおける軸筒を嵌め合わせた上、その軸筒
のネジ孔から螺入した雄ネジの先端部を支軸を表
面へ押し当てることにより、その支軸に軸筒を固
定一体化している。
ところが、その雄ネジを受け入れるべく、支軸
の表面に設けられた凹溝の内壁面は、その単なる
平滑のフラツト面として、雄ネジの先端部と接当
しているに過ぎない構造であるため、係止力乃至
は喰付き摩擦力に劣り、扉の繰返し開閉時に生ず
る振動や衝撃などの外力によつて、その雄ネジが
経時的に弛緩してしまい、支軸に対して軸筒が位
置ズレやガタツキなどを起すことになる。そのた
め、適宜に雄ネジを増し締め操作して、その固定
状態を補完する必要があり、その作業面倒と云う
問題がある。
本考案はこのような問題点の解決を企図してお
り、その具体的構成を図示の実施例に基いて詳述
すると、次の通りである。
即ち、第1〜9図は所謂レバーハンドルに適用
した本考案を例示しており、11は建物の開閉扉
であつて、その木口面から錠杆12が出没する。
13はその扉用の金属製ハンドル装置を総称して
おり、これは向かい合う一対のレバー14,15
を備えた組立体に形作られている。その組立体の
詳細構造については説明を省略するが、要するに
その一方のレバー14からは、扉11を貫通横断
する角棒形態の支軸16が該レバー14の回動操
作可能に突出されており、それと対応して他方の
レバー15からは、その支軸16に嵌め合わされ
る軸筒17が一体的に突設されている。
その支軸16は室外側から扉11の貫通状態に
設置され、その後該支軸16に室内側から軸筒1
7が嵌め合わされた上、同じく室内側において軸
筒17のネジ孔18に雄ネジ19が螺入され、支
軸16の表面に対する該雄ネジ19の押し当て力
により、全体として扉11へ安定に組付け固定さ
れることになる。そして、そのハンドル装置13
の使用状態では、両レバー14,15が相互の一
体に回動作用すると共に、その回動操作を加えな
い限り、錠杆12が扉11の木口面から埋没しな
いようになつている。この点、図示実施例の場合
レバー14,15を具備したハンドル形態となつ
ているが、上記作用を営なめる組立体である限
り、そのレバー14,15に代るノブ(所謂握り
玉)や、その他の操作形態から成る扉用ハンドル
装置13に対しても、全く同様に本考案を適用す
ることができる。
上記支軸16が角棒形態として、その表面にフ
ラツト面部20を有することは、これに嵌め合わ
される軸筒17自身の廻り止め用として働くこと
を意味する。その角棒につき、図では断面四角形
なものを示しており、従つてフラツト面部20が
複数個具備されているけれども、上記支軸16に
対する軸筒17の廻り止め作用を果し得るなら
ば、例えば第11図のような丸棒の支軸16に、
1個又は複数個のフラツト面部20を言わば切り
欠いた形態としても良い。
21は支軸16のフラツト面部20に、例えば
丸刃物による切削加工などの手段で凹入形成され
た雄ネジ受け入れ用凹溝であり、言うまでもなく
軸筒17に開口されているネジ孔18と適合す
る。この凹溝21は支軸16の長手方向に亘つて
延在する一定長さLとして列設されており、以つ
て扉11の厚さが変化したような場合に、その雄
ネジ19による軸筒17の固定位置を調整するこ
とができるようになつている。但し、そのような
調整作用を営なませる必要がなければ、その凹溝
21を上記一定の長さLに延在しない所謂点在状
態として、その所要数を支軸16の表面に設けて
もさしつかえない。
又、その凹溝21の深さは支軸16の突出先端
部側へゆくに連れて徐々に浅くなるよう定められ
ており、その溝底面が一定角度の傾斜勾配面とさ
れている。このことを示唆するため、その凹溝2
1における最大深さと最小深さとの寸法差に、図
示の符号Hを与えている。更に、その凹溝21の
開口形態は例えば断面円弧型としても良いが、一
層好ましくは約90度などの一定角度θに拡開する
断面V字型として設定する。そうすれば、凹溝2
1の開口内部へ雄ネジ19を円滑に受け入れるこ
とができ、その内壁面の就中溝底面に雄ネジ19
の円錐状先端部が実質上フイツトし、自づと正確
な芯出し状態も得られるからである。
更に、上記凹溝21の内壁面には凹凸が付与さ
れており、以つてその稜線などが雄ネジ19の円
錐状先端部と点接触又は線接触の状態に係止し、
雄ネジ19を支軸16の長手方向に沿い位置ズレ
したり、或いは緩み回動したりしないように、効
果的な喰付き摩擦力を生成するようになつてい
る。この点、図示の実施例では上記断面V字型に
拡開する一定長さLの凹溝21につき、その向か
い合う一対の傾斜内壁面を凹凸粗面化すべく、支
軸16の長手方向と直交する稜線を備えた断面鋸
歯型の凹凸条22を刻設している。その凹凸条2
2を更に第10図に例示する通り、雄ネジ19を
螺入させ易く且つその後は螺退し難い回動方向性
のある楔状の鋸歯型として定めることも可能と言
える。
上記のような凹溝21は、第12図の変形例に
示す通り1本の支軸16へ、その複数個のフラツ
ト面部20を活用しつつ、これに対応する複数個
として配列させることによつて、その支軸16の
表面を効果的に使うことも可能である。又、図示
省略してあるが、凹溝21の溝底面へゴムや合成
樹脂などの復形変形可能な弾圧材を埋設し、その
弾圧材に雄ネジ19の先端部が接当するよう臨ま
せると共に、その接当時に生ずる弾圧材の復元力
を雄ネジ19に作用させて、その雄ネジ19を非
リジツドな固定状態に保つても良い。
何れにしても、本考案では扉11側へ先に取付
けられる支軸16の表面に、雄ネジ19の受け入
れ用凹溝21を設けると共に、その後支軸16に
ハンドル側の軸筒17を嵌め合わせて、その軸筒
17のネジ孔18から螺入した雄ネジ19の先端
部を支軸16の表面へ押し当ることにより、その
支軸16へ軸筒17を組付け固定する扉用ハンド
ル装置13において、その雄ネジ受け入れ用凹溝
の21の内壁面に、雄ネジ19の先端部と点接触
又は線接触の状態に係止する凹凸を付与してある
ため、その著しく簡素な構造であり乍らも、冒頭
に述べた欠陥を悉く解消することができ、扉用ハ
ンドル装置13の耐用性も向上できる効果があ
る。
つまり、扉11の反復的な開閉に伴なう振動や
衝撃などの外力が雄ネジ19に作用しても、その
雄ネジ19は支軸16の凹溝21内に受け入れら
れており、且つその内壁面に付与された凹凸条2
2の稜線などと点接触状態、又は線接触状態に喰
付き係止し合つているので、その支軸16の長手
方向に沿い摺べる如く位置ズレしたり、或いは緩
み方向へ不正に回動したりすることが無く、常に
安定・堅牢な固定状態に保たれるのである。従つ
てまた、その雄ネジ19を定期的に増し締め作業
する如き、人為的な操作を加える必要も一切無い
のであり、実益大と言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る扉用ハンドル装置の分解
状態を示す断面図、第2,3図は同じく組立状態
の正面図と平面図、第4図は一方のレバーから突
出する支軸の部分拡大平面図、第5図は第4図の
A−A線に沿う断面図、第6図は第5図のB−B
線に沿う断面図、第7図は第2図のC−C線に沿
う拡大断面図、第8図は第7図の部分破断側面
図、第9図は第7図のD−D線に沿う部分断面
図、第10図は第9図に対応する変形例の断面
図、第11,12図は第6図に対応する各種変形
例の断面図である。 11……扉、13……ハンドル装置、14,1
5……レバー、16……支軸、17……軸筒、1
8……ネジ孔、19……雄ネジ、21……凹溝、
22……凹凸条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 扉側へ先に取付けられる支軸の表面に、雄ネ
    ジ受け入れ用の凹溝を設けると共に、その後支
    軸にハンドル側の軸筒を嵌め合わせて、その軸
    筒から螺入した雄ネジの先端部を支軸の表面へ
    押し当てることにより、その支軸へ軸筒を固定
    一体化する扉用ハンドル装置において、 上記雄ネジ受け入れ用凹溝の内壁面に、雄ネ
    ジの先端部と点接触状態又は線接触状態に係止
    する凹凸を付与したことを特徴とする扉用ハン
    ドル装置の抜け止め構造。 2 雄ネジ受け入れ用凹溝を断面V字型に拡開さ
    せると共に、その向かい合う一対の傾斜内壁面
    に、断面鋸歯型の凹凸条を刻設したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲・第1項記載の
    扉用ハンドル装置の抜け止め構造。 3 雄ネジ受け入れ用凹溝を支軸の長手方向に亘
    つて延在する一定長さとして列設すると共に、
    その溝深さを支軸の突出先端部側へゆくに連れ
    て徐々に浅くなるよう定めたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲・第1項記載の扉用ハ
    ンドル装置の抜け止め構造。
JP328285U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0247711Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP328285U JPH0247711Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JP328285U JPH0247711Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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Publication Number Publication Date
JPS61120861U JPS61120861U (ja) 1986-07-30
JPH0247711Y2 true JPH0247711Y2 (ja) 1990-12-14

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JPS61120861U (ja) 1986-07-30

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