JPH0247518A - 温水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は温水ボイラー等、水（湯も含む）を蓄えるタ
ンクと、タンク内の水を循環させる循環系とを有する温
水装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来の温水ボイラー等の給湯機器は、例えば、実公昭４
６−３３００１号公報や実公昭４８−５８６８号公報に
開示されているように、貯湯タンクの水を循環系に循環
させ、循環系の途中に設けた加熱装置で循環水を加熱し
、貯湯タンクに湯として蓄え供給できるようにしたもの
が多い。この種の温水装置では、循環系に水の流れ不良
等があるままで加熱装置が働くと機器の過熱を招き、危
険であるので、循環系での水の流れを検知する流水検知
装置が備えられている。

従来における流水検知装置は、上記公報においてフロー
スイッチとして示されているものである。フロースイッ
チは、循環系の配管途中に独立した構成で設けられてい
る。

［発明が解決しようとする課題］ 上記した従来の温水装置においては、流水検知装置が循
環系の配管途中に独立した構成で設けられているので、
循環系の回路構成が複雑になり、コスト高と、装置の大
型化を招いているといった解決すべき課題を含んでいる
。

この発明はかかる従来の課題を解決するためになされた
もので、循環系の回路構成を簡素にでき、コストの低減
と、装置の小型化に寄与し得る温水装置を得ることを目
的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る温水装置は、水を蓄えるタンク、このタ
ンクの水を循環させる循環系、上記循環系での水の流れ
を検知する流水検知装置を備え、上記流水検知装置は、
上記タンク内における上記循環系への水の循環で流動す
る水中にあって循環する水の動きで自由状態から変位す
る水の比重より若干大きい比重の浮子を有し、該浮子の
変位によって循環系での水の流動を検知するように構成
したものである。

［作用］ この発明においては、流水検知装置がタンク内に収めら
れているから、循環系の回路構成は簡素になり、流水検
知装置のスペースが不要になるのでコンパクトなものに
なる。

［実施例］ 第１図、第２図、第３図はいずれも本発明の一実施例を
示したものである。第１図は温水装置の構成を示してい
る。即ち、蓋付きの給水口１を上部に持つ貯湯タンク２
にはその底側に入口と戻り口の接続された循環系３が設
けられている。循環系３の途中は熱交換器４として構成
され、燃焼装置５がこれに臨んで配設されている。なお
、図中符号の６は循環用ポンプ、７は燃料ポンプ、８は
出湯配管である。上記貯湯タンク２には、該貯湯タンク
２内における上記循環系３への水の循環で流動する水中
にあって、循環する水の動きで自由状態から変位する水
の比重より若干大きい１３程度の比重の浮子９を有する
流水検知装置１０が垂下状態に上部から取付けられてい
る。流水検知装置１０の浮子９はリードスイッチ１１を
収めた防水構造のガイド棒１２に規定の範囲内を上下方
向に自由に動くことができるように遊嵌され、内周部に
は上記リードスイッチ１１を駆動させるための駆動用磁
石１３が一体化されている。流水検知装置１０は、浮子
９が貯湯タンク２の底側に上向きに開口している戻り口
に近接して対向するよう貯湯タンク２の上部から該貯湯
タンク２内に垂下され、その浮子９は自由状態において
はガイド棒１２の下端に設けられたストッパに当たり、
ガイド棒１２の下部に沈下している。流水検知装置１０
の上部からはリードスイッチ１１の出力線が引きだされ
、図示しない制御回路に接続されている。

上述の構成の温水装置では、循環系３に流水検知装置１
０を設ける必要がなく、循環系３は熱交換器４とこれに
対する出入り配管として回路構成すれば良いのでこれま
でより簡素な構成となっている。循環系３への水循環の
有無を検知する流水検知装置１０は、貯湯タンク２内に
収められ、それ自体の取付はスペースは不要である。そ
してその動作は、循環系３への水循環があると、戻り口
からの水の噴流で浮子９がガイド棒１２に添って上方へ
押上げられ変位し、駆動用磁石１３がリードスイッチ１
１を駆動させる。循環系３にトラブルがあり、循環系３
に所定の水循環が無いか水循環が中断したようなときに
は、浮子９はガイド棒１２に添って沈下し、リードスイ
ッチ１１をオフする。リードスイッチ１１のこの出力信
号により、燃焼装置５や循環用ポンプ６及び燃料ポンプ
７が停止され、装置の過熱が未然に防止される。

［発明の効果］ 以上、実施例による説明からも明らかなように本発明の
温水装置は、水を蓄えるタンク、このタンクの水を循環
させる循環系、上記循環系での水の流れを検知する流水
検知装置を備え、上記流水検知装置は、上記タンク内に
おける上記循環系への水の循環で流動する水中にあって
循環する水の動きで自由状態から変位する水の比重より
若干大きい比重の浮子を有し、該浮子の変位によって循
環系での水の流動を検知するように構成したものである
から、循環系の回路構成は簡素になり、流水検知装置の
スペースが不要になるのでコンパクトなものになり、コ
ストも低減する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての温水装置の構成を示
す説明図、第２図は同じくその貯湯タンク部分の拡大断
面図、第３図は同じくその流水検知装置を示す断面を含
む正面図である。 図において、２は貯湯タンク、３は循環系、５は燃焼装
置、９は浮子、１０は流水検知装置、１１はリードスイ
ッチ、１３は駆動用磁石である。なお、図中同一符号は
、同−又は相当部分を示す。 代理人　大　岩　増　雄（他２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水を蓄えるタンク、このタンクの水を循環させる循環系
   、上記循環系での水の流れを検知する流水検知装置を備
   え、上記流水検知装置は、上記タンク内における上記循
   環系への水の循環で流動する水中にあって、循環する水
   の動きで自由状態から変位する水の比重より若干大きい
   比重の浮子を有し、該浮子の変位によって循環系での水
   の流動を検知する構成であることを特徴とする温水装置
   。