JPH0247220Y2 - - Google Patents

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JPH0247220Y2
JPH0247220Y2 JP18130584U JP18130584U JPH0247220Y2 JP H0247220 Y2 JPH0247220 Y2 JP H0247220Y2 JP 18130584 U JP18130584 U JP 18130584U JP 18130584 U JP18130584 U JP 18130584U JP H0247220 Y2 JPH0247220 Y2 JP H0247220Y2
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water
steam
cooling
jacket
condenser
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JP18130584U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、自動車などの車両用エンジンの沸騰
による気化熱によつて冷却するに好適な内燃機関
の冷却装置に関するものである。
(ロ) 技術の背景 自動車などの車両用エンジンを冷却する装置と
してラジエータを用いたものやコンデンサを用い
たものが採用されている。これら冷却装置のうち
コンデンサを用いたものとしては特開昭56−
32027号公報、実開昭57−18714号公報などに記載
されている装置など各種提案されている。これら
の装置はウオータジヤケツト内を流れる冷却水の
沸騰による気化熱でエンジンを冷却すると共に、
ウオータジヤケツト内で発生した水蒸気を蒸気通
路を介してコンデンサへ導き、この水蒸気をコン
デンサで凝縮して液化し、この液化による水をウ
オータジヤケツトへ戻す冷却サイクルを繰り返す
ように構成されている。
(ハ) 従来技術と問題点 第3図には、従来の冷却装置の構成が示されて
おり、エンジン10のウオータジヤケツト12に
は、ウオータポンプ14の作動による水が管16
を介して供給されており、ウオータジヤケツト1
2の上部にはウオータジヤケツト12内で発生し
た水蒸気を蒸気通路18へ導く水蒸気室20が形
成されている。又、シリンダブロツク22の側壁
にはウオータジヤケツト12内の冷却水の液面レ
ベルを検出する水位センサ24が配設されてい
る。蒸気通路18の側壁には蒸気通路18内の温
度を検出する温度センサ26、差圧弁28、水注
入口30、管32が配設されている。管32は電
磁弁34に連結されており、リザーブタンク36
と管38を介して連結されている。蒸気通路18
の端部にはコンデンサ40が配設されており、コ
ンデンサ40には電動フアン42が配設されてい
る。このため、コンデンサ40に供給された水蒸
気はコンデンサで凝縮され、電動フアン42の作
動によつて冷却されて液化するようにされてい
る。コンデンサ40で液化した水はコンデンサ4
0下側に配設されたロアタンク44内に滴下する
ように構成されている。ロアタンク44にはロア
タンク44内の冷却水のレベルを検出する水位セ
ンサ46が配設されており、ロアタンク44内の
冷却水が管48、電磁弁50、管52を介してウ
オータポンプ14に供給されるように構成されて
いる。又、ロアタンク44には、管54が配設さ
れており、管54は電磁弁56、管58を介して
リザーブタンク36に連結されている。又、電磁
弁50は管60を介してリザーブタンク36と連
結されている。
このように、第3図に示す装置はウオータジヤ
ケツト12内を流れる冷却水の沸騰による気化熱
でエンジン10を冷却すると共に、ウオータジヤ
ケツト12内で発生した水蒸気を蒸気通路18を
介してコンデンサ40へ導き、この水蒸気をコン
デンサ40で凝縮して液化し、この液化による水
をウオータポンプ14の作動によつてウオータジ
ヤケツト12へ戻す冷却サイクルを繰り返すよう
に構成されている。そして、冷却サイクルを円滑
に行なうために、制御装置62が設けられてお
り、水位センサ24、温度センサ26、水位セン
サ46などの各種センサの出力が制御装置62に
供給されている。そして制御装置62は各センサ
の検出出力に基づいて差圧弁28、電磁弁34,
60,56,ウオータポンプ14、電動フアン4
2の駆動を制御するように構成されている。即
ち、水位センサ24の検出出力により、ウオータ
ジヤケツト12内の貯水量を一定量に維持するた
めにウオータポンプ14の作動を制御する。又、
コンデンサ40による液化を十分に行なうために
電動フアン42を作動したり、機関始動時、系内
に混入した空気を排出して冷却性能を確保する
為、電磁弁34,50を開にしてリザーブタンク
36内の冷却水をウオータジヤケツト12内に供
給し、空気は電磁弁34を介して系の上部へ抜け
るように構成されている。
又、暖機時や系内の減圧防止、異常高圧防止な
どの為、各電磁弁34,50,56、ウオータポ
ンプ14の作動を制御する。
しかしながら、第3図に示される装置の場合
は、水位センサ24がウオータジヤケツト12の
側壁のうちエンジン10の前後に配設されていた
ため、第4図に示されるように、車両が坂道など
において傾斜した状態で走行するときには、一対
の水位センサ24のうち一方の水位センサ24b
は、ウオータジヤケツト12への冷却水が設定レ
ベル以下になつたこととして検出してしまう。こ
のためこの水位センサ24bの検出出力に基づい
て制御装置62がウオータポンプ14を作動する
とウオータジヤケツト12内の貯水量が設定量を
越え、冷却水が蒸気通路18を介してコンデンサ
40へ流れコンデンサ40の冷却能力が低下する
虞があつた。
(ニ) 考案の目的 本考案は、前記従来の課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的は、車両が傾斜した状態で走
行するときでもコンデンサの冷却能力が低下する
のを防止することができる内燃機関の冷却装置を
提供することにある。
(ホ) 考案の構成 前記目的を達成するために、本考案は、ウオー
タジヤケツト内を流れる冷却水の沸騰による気化
熱でエンジンを冷却すると共にウオータジヤケツ
ト内で発生した水蒸気を蒸気通路を介してコンデ
ンサへ導きこの水蒸気をコンデンサで凝縮して液
化し、この液化による水をウオータジヤケツトへ
戻す内燃機関の冷却装置において、各気筒の水蒸
気室に連通する蒸気マニホールドを各水蒸気室の
上部に設けると共に、この蒸気マニホールドの中
央部には各水蒸気室からの水蒸気を合流させる拡
大室を設け、この拡大室内に冷却水の液面レベル
を検出する水位センサを配設し、この水位センサ
の検出出力により、コンデンサの水をウオータジ
ヤケツトへ供給するポンプを作動してウオータジ
ヤケツト内の貯水量を一定量に維持する制御を行
なう制御装置を備えたものである。
(ヘ) 考案の実施例 以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。
本実施例は、第1図及び第2図に示されるよう
に、各気筒の水蒸気室20a,20b,20c,
20dに連通する蒸気マニホールド64を各水蒸
気室20a〜20dの上部に設けると共に、この
蒸気マニホールド64の中央部には各水蒸気室2
0a〜20dからの水蒸気を合流させる拡大室6
6を設け、この拡大室に水位センサ24を配設
し、この水位センサ24の検出出力により制御装
置62からウオータポンプ14へ制御信号を供給
し、ウオータジヤケツト12内の貯水量を一定量
に維持するようにしたものであり、他の構成は第
3図のものと同様であるので、要部の構成のみが
示されている。
このように、本実施例においては、拡大室66
内に水位センサ24を配設したため、車両が坂道
などを走行して傾斜しても拡大室66内の冷却水
のレベルが水位センサ24によつて検出される。
このため、水位センサ24の検出出力によつて制
御装置44から増量制御する指令がウオータポン
プ14に供給されないので、ウオータジヤケツト
12内の貯水量を一定量に維持することができ、
ウオータジヤケツト12内の冷却水がコンデンサ
40へ浸入するのを防止することができ、コンデ
ンサ40の冷却能力の低下を防止することができ
る。
又、本実施例においては、水位センサ24を拡
大室66の底部に1つ設けるだけでよいため、第
3図に示すものよりも水位センサ24の個数を減
らすことができる。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、各気筒
の水蒸気室の上部に蒸気マニホールドを設け、こ
の蒸気マニホールドの中央部に各水蒸気室からの
水蒸気を合流させる拡大室を設け、この拡大室内
に水位センサを配設し、この水位センサの検出出
力によりウオータジヤケツト内の貯水量を一定量
に維持するようにしたため、車両が坂道など傾斜
した状態で走行するときでもウオータジヤケツト
内の水がコンデンサへ浸入するのを防止すること
ができ、コンデンサの冷却能力の低下を未然に防
止することができるという優れた効果が得られ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例を示す要部構成図、第2図は
第1図の側面図、第3図は従来の冷却装置の構成
図、第4図は車両の傾斜状態における従来の冷却
装置の要部構成説明図である。 10……エンジン、14……ウオータポンプ、
18……蒸気通路、24……水位センサ、26…
…温度センサ、34,50,56……電磁弁、3
6……リザーブタンク、40……コンデンサ、4
2……電動フアン、44……ロアタンク、46…
…水位センサ、62……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウオータジヤケツト内を流れる冷却水の沸騰に
    よる気化熱でエンジンを冷却すると共にウオータ
    ジヤケツト内で発生した水蒸気を蒸気通路を介し
    てコンデンサへ導き、この水蒸気をコンデンサで
    凝縮して液化し、この液化による水をウオータジ
    ヤケツトへ戻す内燃機関の冷却装置において、各
    気筒の水蒸気室に連通する蒸気マニホールドを各
    水蒸気室の上部に設けると共にこの蒸気マニホー
    ルドの中央部には各水蒸気室からの水蒸気を合流
    させる拡大室を設け、この拡大室内に冷却水の液
    面レベルを検出する水位センサを配設し、この水
    位センサの検出出力により、コンデンサの水をウ
    オータジヤケツトへ供給するポンプを作動してウ
    オータジヤケツト内の貯水量を一定量に維持する
    制御を行なう制御装置を有することを特徴とする
    内燃機関の冷却装置。
JP18130584U 1984-11-29 1984-11-29 Expired JPH0247220Y2 (ja)

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JP18130584U JPH0247220Y2 (ja) 1984-11-29 1984-11-29

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JPS6195927U JPS6195927U (ja) 1986-06-20
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