JPH0247092Y2 - - Google Patents

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JPH0247092Y2
JPH0247092Y2 JP10312586U JP10312586U JPH0247092Y2 JP H0247092 Y2 JPH0247092 Y2 JP H0247092Y2 JP 10312586 U JP10312586 U JP 10312586U JP 10312586 U JP10312586 U JP 10312586U JP H0247092 Y2 JPH0247092 Y2 JP H0247092Y2
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両等のブレーキ装置に用いられ、
所定圧力を越えると出口側圧力を入口側圧力に比
して所定の関係で減圧制御する液圧制御弁に関す
る。
(従来技術) 従来より、この種のものとしては、例えば、実
開昭59−182455に示されるように、マスタシリン
ダの液圧室に連絡される入口及びホイールシリン
ダの液圧室に連絡される出口を形成した本体と、
前記入口及び出口に連絡して形成した一端開口の
孔と、該孔の開口端に取付けた蓋部材と、前記孔
に移動可能に挿入して前記入口に連絡する入口室
及び前記出口に連絡する出口室を形成するととも
に前記蓋部材側に空気が留る空気室を形成するプ
ランジヤと、該プランジヤを前記出口室側に付勢
する予負荷ばねと、前記入口室と前記出口室とを
連絡する通路に設けられ前記プランジヤの移動に
応じて開閉可能な弁装置とを備えたものが知られ
ており、前記蓋部材の開口及び前記孔の開口全体
をおおつて接着剤により貼着し、水分の侵入によ
るサビの発生を防止するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記蓋部材の開口は、空気室に連絡され、プラ
ンジヤの移動によつて漏れてきた作動液が、その
まま開口まで流れてくるようになつており、この
作動液が前記プレートの接着剤を分解して、プレ
ートの貼着を無効にし脱落してしまう。
本考案は、上記問題に鑑みて、孔内部への水の
侵入を、作動液の漏れがあつても、確実に防止す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記蓋部材に前記空気室を外気に連
絡する通孔を設けるとともに、該通孔に通路を確
保して嵌着する主部と、該主部の端部から前記孔
の開口全体をおおうように延びて前記本体に密に
弾接するシール部とを有する可撓性の閉鎖部材を
配設するようにしている。
(作用) 閉鎖部材は、機械的に蓋部材の通孔に取着され
るので、作動液が漏れてきても外れることがな
く、また、シール部が水の侵入を防止する。
(実施例) 第1図は、本考案の一実施例を示す断面図であ
る。
第1図において、1は、タンデムマスタシリン
ダの本体であり、本体1には、図示しないピスト
ン及び模式的に示すピストン2により、独立した
圧力室3,4を形成した主孔5と、液圧制御弁1
0を設装する弁孔6とを形成してある。
弁孔6は、底部で一方の圧力室3及び前車輪ブ
レーキ(図示せず)のホイールシリンダへの配管
を接続する配管接続部7に連通し、開口端側で圧
力室4に連通し、中央部の底部側で後車輪ブレー
キ(図示せず)のホイールシリンダへの配管を接
続する配管接続部8に連通している。弁孔6の開
口端には、筒状の蓋部材9が螺着してあり、この
蓋部材9と弁孔6底部との間に液圧制御弁10を
挟圧固定してある。
液圧制御弁10は、段付孔11を形成されコツ
プ状の第1体12と、段付孔13を形成され環状
の第2体14とを互いに圧入して形成した本体1
5を有し、段付孔11及び13で内孔16を形成
してある。第1体12は孔6底部に当接するとと
もに、第2体14は、蓋部材9の減径部9aに密
に嵌合しかつ減径部9a左側肩部に当接するよう
にされている。蓋部材9の左端側と弁孔6との間
及び蓋部材9の減径部9aと第2体14との間に
各々O−リング17a,17bが各々装着される
とともに、第1体12の外周に一対のO−リング
18a,18bを装着して各部の密封を行つてい
る。
本体15のO−リング18aの左側には、内孔
16を圧力室4に連絡する入口19が形成してあ
るとともに、O−リング18a及び18bの間に
は、内孔16を配管接続部8に連絡する出口20
が形成してあり、右端の段付孔11開口端は、圧
力室3に連絡する制御口とされている。
内孔16には、段付のプランジヤ21が、右端
小径部21aを段付孔11の小径部11aに、左
端小径部21bを段付孔13の小径部13aに
各々摺動自在に嵌合して配置してあり、右端小径
部21aの左側に形成した環状肩部21cの右肩
が、段付孔11の小径部11aと中径部11bと
の間の段部に当接可能になつており、プランジヤ
21中央部に形成された大径なばね受け部21d
と、第2体14に当接支持されるばね受け22と
の間に張設した所定の予負荷をもつ予負荷ばね2
3に付勢されて、上記右肩が上記段部に当接する
ようになつている。プランジヤ21の各小径部2
1a及び21bの外周には、O−リング24及び
リツプシール25が各々外嵌しているとともに、
環状肩部21cとばね受け部21dとの間の外周
には、段付孔11の大径部11cに弾接するリツ
プ部分を有する環状の弁体26が、プランジヤ2
1との間に隙間を確保し、かつ、段付孔11の大
径部11cと中径部11bとの間の段部に支持さ
れるように配設してある。この弁体26は、環状
肩部21cの左側端部を弁座27として着座可能
であり、弁体26とリツプシール25との間に入
口19に連絡する入口室28を、弁体26とO−
リング24との間に出口20に連絡する出口室2
9を各々区分するとともに、入口室28と出口室
29とを連絡する通路を遮断する弁装置30を構
成する。上記O−リング24は、段付孔11の右
端に嵌着した押え31により抜止めされるととも
に、制御口に連なる制御室32を区分し、他方、
リツプシール25は、段付孔13の小径部13a
内に空気室33を区分している。
空気室33は、通孔34により蓋部材9の貫通
孔9bに連絡しており、貫通孔9bに形成した突
起9cに嵌着支持された閉鎖部材35により、空
気室33に向う水の侵入等を防止されているとと
もに、空気室33内への漏れ液を外部に排出可能
になつている。
蓋部材9の貫通孔9bは、弁孔6の外側から内
側に向けて順に小径になる大径部36a、中径部
36b、小径部36cを連続した段付孔であり、
第2,3図を参照すると、中径部36bは、元は
円形断面の孔であるが、この孔に辺が各々接する
ような断面六角形形状のプレス型Aで大径部36
a側から圧入してゆくことにより剪断して、第3
図に示す如く、多数の剪断部分Bの材料で突起9
cを形成してある。
こうした貫通孔9bの大径部36a及び中径部
36bを貫通する長さの円柱状の主部35aと、
この主部35aの左端に一体に形成した円盤状の
シール部35bとを有するのが、上記閉鎖部材3
5である。閉鎖部材35の主部35aは、先端に
凹部37を形成するとともに外周に突起9cが嵌
着する溝38を有しており、大径部36aの内周
面に密に弾接するシール部39を形成してある。
閉鎖部材35のシール部35bは、弁孔6の開口
全部をおおつて本体1の端面に弾接している。こ
のシール部35bは、弁孔6から外部への流体の
流れは許容し、その逆を禁止する逆止弁機能をも
ち、上記大径部36aに対する流体の流れを許容
し、その逆は禁止する逆止弁機能をもたせてい
る。こうした閉鎖部材35は全体をゴム材料から
形成してある。
こうした上述の実施例の作動について以下に記
す。なお、液圧制御弁10本来の作動は、実開昭
60−121963号公報記載のものと同一であるので簡
略に記す。
すなわち、液圧制御弁10は次の通り作動す
る。
圧力室3,4でともに正常に圧力が発生する
場合(両圧力室3,4では等しい圧力が発生す
るとする。) Pm≦F/S1のときPw=Pm Pm>F/S1のときPw=S2−S1−S3/S2−S3Pm +F/S2−S3 …(1) 圧力室3で圧力が発生しない場合、 Pm≦F/S1−S3のときPw=Pm Pm>F/S1−S3のときPw=S2−S1/S2−S3Pm +F/S2−S3 …(2) ただし、 Pm:入口室28の圧力 Pw:出口室29の圧力 S1:プランジヤ21の空気室33に対する受圧
面積 S2:弁体26と弁座27との着座断面積 S3:プランジヤ21の制御室32に対する受圧
面積 F:予負荷ばね23の付勢力 このように、プランジヤ21は、式(1)及び(2)が
成立するように左右動を繰り返して、弁装置30
の開閉をくり返すのである。
このプランジヤ21の往復動により、入口室2
8から空気室33に、たとえリツプシール25が
損傷していなくても、にじみ出しなどによつて作
動液が漏れてしまうことがあるが、こうした漏れ
液は、空気室33、通孔34、貫通孔9の小径部
36c、突起9cの隙間、中径部36bを順次通
つて、大径部36aに至り、プランジヤ21の移
動による容積変化によつて生ずる圧力変動によ
り、シール部35bを越えてシール部39に至
り、シール部39をわずかに変形させて外部に漏
れてゆくのであるが、こうした液漏れに対して、
空気室33から大径部36aに至る容積が大き
く、リツプシール25の機能が正常である限り、
漏れ液量は小さいので、プランジヤ21の作動を
阻害することはなく、更に、仮に漏れ液の量が多
くても、外部への漏れ出しによつてプランジヤ2
1の作動を阻害することがない。また、シール部
39は、閉鎖部材35の一部であり、機械的に蓋
部材9に対して取付けられているから、漏れ液に
よつて蓋部材9から脱落することもなく、水等が
弁孔6内に侵入することを長期にわたつて防止で
き、弁孔6内でのサビの発生を確実に防止でき
る。
(考案の効果) 以上から明かなように、本考案によれば、閉鎖
部材が機械的に取着され、作動液の漏れがあつて
も外れることがなく、かつ、シール部を設けてあ
るので水の侵入を防止でき、長期にわたつてサビ
の発生を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図、第
2図、第3図は、蓋部材の成型状況を示す説明図
である。 1……本体、6……弁孔、9……蓋部材、9b
……貫通孔、9c……突起、10……液圧制御
弁、33……空気室、34……通孔、35……閉
鎖部材、35a……主部、39……シール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスタシリンダの液圧室に連絡される入口及び
    ホイールシリンダの液圧室に連絡される出口を形
    成した本体と、前記入口及び出口に連絡して形成
    した一端開口の孔と、該孔の開口端に取付けた蓋
    部材と、前記孔に移動可能に挿入して前記入口に
    連絡する入口室及び前記出口に連絡する出口室を
    形成するとともに前記蓋部材側に空気が留る空気
    室を形成するプランジヤと、該プランジヤを前記
    出口室側に付勢する予負荷ばねと、前記入口室と
    前記出口室とを連絡する通路に設けられ前記プラ
    ンジヤの移動に応じて開閉可能な弁装置とを備え
    た液圧制御弁において、前記蓋部材に前記空気室
    を外気に連絡する通孔を設けるとともに、該通孔
    に通路を確保して嵌着する主部と、該主部の端部
    から前記孔の開口全体をおおうように延びて前記
    本体に密に弾接するシール部とを有する可撓性の
    閉鎖部材を配設した液圧制御弁。
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