JPH0246845Y2 - - Google Patents

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JPH0246845Y2
JPH0246845Y2 JP1985096994U JP9699485U JPH0246845Y2 JP H0246845 Y2 JPH0246845 Y2 JP H0246845Y2 JP 1985096994 U JP1985096994 U JP 1985096994U JP 9699485 U JP9699485 U JP 9699485U JP H0246845 Y2 JPH0246845 Y2 JP H0246845Y2
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sheath
knife
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clamping member
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フルーツナイフ・包丁等の刃物の刃
部に嵌合されて当該刃部を覆蓋する刃物用鞘に関
するものである。
(従来の技術) 刃物はその刃部を剥き出しにしたままでは危険
であるため、通常鞘に納められることが多い。と
ころが、この鞘が何等かの方法で刃側に固定化さ
れておらず簡単に抜けてしまうようであるとこれ
また危険である。刃物の柄を持つたとき、鞘がそ
のまま足の上に落下したり、これとは逆に鞘側を
持つたとき刃物そのものが落下したりすることが
あるからである。
このような危険を防止するための工夫をこらし
た鞘は、既に多く提案されている。古くは刀の鯉
口や鞘と柄とを紐で結ぶ方法から、最近において
は鞘本体内にプラスチツク製の緩衝材を入れたも
のまである。
例えば、出願人は、実公昭57−46944号公報に
おいて、「挟着部材を鞘本体に対して簡単に取付
けるとができ、しかも常に程良い堅さでナイフの
身をスムーズに挿入保持することができるととも
に、鞘を身から払うときには挟着部材上の指掛け
に指を掛けることができるようにしたナイフの鞘
を提供すること」を目的とした「ナイフの鞘」を
既に提案している。この「ナイフの鞘」は、主と
して、 「ナイフの身4の背部を挟着してこの身4を鞘
本体1内に抜出し可能に挟着固定し得るようにし
た挟着部材6を、鞘本体1の基端部背側に形成し
た嵌合孔14内に移動不能に嵌入固定するととも
に、挟着部材6の外側に形成した指掛け16を鞘
本体1の背側に露出させたことを特徴とするナイ
フの鞘」 なる構成を有しているものであり、その目的を
達成するに十分なものである。
ところで、フルーツナイフや包丁等の刃物は、
その使用対象物に応じた複数種類のものを統一し
たデザインででセツト化して製造・販売されるの
が近年の一つの傾向となつてきている。これに対
応して、セツト刃物のそれぞれに、統一したデザ
インの鞘を使用することも、セツト全体のデザイ
ン統一化のために重要なポイントになつてきてい
る。このような傾向の中で、特に刃物用鞘を製造
する場合、各々の刃物に応じたものを製造してい
くことよりも、できるだけ共通部材を使用できる
ようにすることが、製造コストを低減させる等の
理由から重要なこととなつてきているのである。
つまり、刃物のセツト化及びデザインの統一化の
中で、その鞘についてもセツト化及びデザインの
統一化を図りながら製造を容易にするという要望
が高いのである。
しかしながら、前述した実公昭57−46944号公
報の技術では、使用勝手の良いものとすることは
できても、種類の異なる刃物について使用される
鞘を共通部材を使用しながら構成するということ
は困難なのである。つまり、この種の鞘を工場に
おいて大量生産するに適し、しかも簡単に刃物に
嵌合させることができて嵌合した後は容易に外れ
ることのないという、要するに使用勝手のよい鞘
については未だ考案されていない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上のような実状に鑑みてなされたも
ので、その解決しようとする問題点は、従来の鞘
の生産性及び使用勝手の悪さである。
そして、本考案に目的とするところは、簡単に
刃物の刃部に嵌合させるとができて、嵌合した後
は容易に外れることがなく使用勝手がよいもので
あつて、しかも大量生産に適した刃物用鞘を簡単
な構造により提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本考案が採つ
た手段は、実施例に対応する第1図〜第3図を参
照して説明すると、 鞘本体10と、この鞘本体10の少なくとも一
つの側壁12に形成した貫通孔12a内に基部2
1が移動可能に嵌挿される支持部材20と、鞘本
体10にその外側にて強制嵌合し得る弾性力を有
しその脚部31にて支持部材20の頭部22を押
圧する略U字状の挟着部材30とからなる刃物用
鞘100 である。
(考案の作用及び使用の態様) 以上のように構成された本考案に係る刃物用鞘
100にあつては、次のような作用がある。
すなわち、まず当該刃物用鞘100は刃物40
の刃部41を収納する鞘本体10と、この鞘本体
10の貫通孔12a内に嵌挿される支持部材20
と、この支持部材20を挟持すべく鞘本体10に
その外側にて嵌合される挟着部材30との三種の
部材によつて構成し得、しかもこれら三種の部材
間にあつては接着・固着等の加工を全く施す必要
がないことから、当該刃物用鞘100は簡単に製
造される。換言すれば、これらの三種の部品、つ
まり鞘本体10、支持部材20及び挟着部材30
さえ揃えば、特別な機械加工をすることなく、単
に手作業によつても組立てることができるもので
ある。この組立ては、鞘本体10の貫通孔12a
内に支持部材20をその基部21から挿入してお
き、鞘本体10の外側に挟着部材30を嵌合する
のである。このときの挟着部材30の嵌合は、鞘
本体30の外側にて行なうように構成してあるか
ら、その作業自体が容易になつているとともに、
もし支持部材20の変更を行なわなければならな
い場合にも、その作業を容易に行なえるものであ
る。
なお、後述のように、三種の部品、すなわち鞘
本体10、支持部材20及び挟着部材30そのも
のも簡単な構造であるから、このことによつて
も、当該刃物用鞘100をより一層簡単に製造し
得るものである。
これらの三種の部品、鞘本体10、支持部材2
0及び挟着部材30によつて刃物用鞘100が構
成された場合には、第2図に示したように、鞘本
体10内に各支持部材20の基部21が露出した
状態となる。また、各支持部材20の頭部22
が、挟着部材30の互いに弾性的に連続している
脚部31によつて押圧されているから、各支持部
材20は鞘本体10に弾発的に支持されている。
このような状態の各支持部材20間に刃物40
の刃部41を挿入すれば、この刃部41が挟着部
材30の脚部31の弾発力に抗して支持部材20
を押し広げる。この場合、刃物40の刃部41は
先端が薄く柄42に近い部分が厚くなつているか
ら、最初は簡単に挿入でき、挿入するに従つて順
次各支持部材20による挟着が強固になされる。
挿入完了時においては、刃物40の刃部41は各
支持部材20による最大の挟着力によつて挟持さ
れるのである。従つて、この挿入完了時において
は、当該刃物用鞘100は刃物40の刃部41か
ら簡単には外れない状態となつている。
以上とは逆に、当該刃物用鞘100を刃物40
の刃部41から取り外したい場合には、刃部41
に対して刃物用鞘100を引き抜けばよい。この
とき、各支持部材20が刃部41に弾発的に当接
した状態となつているから、刃物用鞘100の刃
部41に対する摩擦力が急になくなることがな
い。従つて、刃物用鞘100を刃部41から取り
外ずす場合に、刃物用鞘100は不用意に刃部4
1から抜け落とるようなことはない。
さらに、鞘本体10と、挟着部材30とを共通
にして、別の種類の刃物40を挿入する刃物用鞘
100としたい場合には、次のように容易に対応
されるものである。すなわち、刃物40の種類が
異なれば、当然その刃部41の厚さも異なり得る
のであるが、この場合には、刃物用鞘100を構
成している支持部材20をその刃部41を挟持で
きる長さのものに変えればよいのである。換言す
れば、鞘本体10、支持部材20及び挟着部材3
0のそれぞれは、前述したように完全に独立した
別部材であるから、本考案の刃物用鞘100によ
れば、例えばその基部21の長さの異なる支持部
材20さえ用意しておけば、鞘本体10及び挟着
部材30を共弾部品として、異種の刃物40用の
ものに対応することが可能なのである。
従つて、本考案に係る刃物用鞘100によれ
ば、その外観を構成する鞘本体10及び挟着部材
30のデザインを共通に使用しながら、異種の異
なる刃物40に対応させ得るものであり、統一し
たデザインのセツトを構成する上で非常に有効な
ものとなつているのである。
(実施例) 次に本考案に係る刃物用鞘100のさらに具体
的な構成を、刃物40としてフルーツナイフを採
用し、このフルーツナイフに適したものとして、
図面について説明する。第1図には本考案に係る
刃物用鞘100の正面図が示してあり、この刃物
用鞘100の右端上部には挟着部材30が挟着し
てある。この挟着部材30の内側に位置する鞘本
体10の側壁12には、第2図及び第3図に示す
ように、支持部材20を嵌挿するための貫通孔1
2aが形成してあり、また鞘本体10の上部には
凹所13が形成してある。この凹所13は後述の
挟着部材30の突起33が係合するところであ
り、挟着部材30の鞘本体10に対する移動を規
制するものである。なお、本実施例にあつては、
鞘本体10の側壁12の両方に貫通孔12aをそ
れぞれ形成した例について図示したが、本考案の
実施にあたつては、いずれか一方の側壁12に形
成して実施してもよいものである。
支持部材20は、第3図及び第7図に示したよ
うに、鞘本体10の貫通孔12a内に嵌挿される
基部21と、この基部21を鞘本体10に対して
支持する頭部22とからなつており、頭部22が
側壁12の外側に位置した状態で側壁12に支持
される。頭部22は、その上を後述の挟着部材3
0の脚部31が乗り越え易いように略半円形に形
成してある。また、支持部材20の基部21は鞘
本体10の貫通孔12aの径より僅かに小径に形
成してあり、これにより当該支持部材20が鞘本
体10に対して自由に動き得るようにしてある。
なお、頭部22については、それ自身に弾性力
を持たせるべく、第8図または第9図に示したよ
うな形状に形成して実施してもよい。このように
形成した場合には、その頭部22の各突片22a
の弾性力及び挟着部材30の脚部31の弾性力に
よつて刃物40の刃部41を刃物用鞘100に対
して支持することができるものである。
挟着部材30は合成樹脂等の弾性力を生じさせ
得る材料によつて形成した略U字状のもので、こ
れによりその左右の脚部31は互いに弾発的に連
結されている。そして、各脚部31は、当該挟着
部材30を鞘本体10に嵌合させたとき、側壁1
2に形成した貫通孔12aを覆蓋し得るに十分な
長さを有していることは勿論である。
また、各脚部31の側壁12側の貫通孔12a
に対応する内面には、第2図及び第3図に示した
ように、係合凹所32が形成してある。これら各
係合凹所32は、支持部材20の頭部22に対応
する形状にしてあるり、これにより挟着部材30
を鞘本体10に嵌合したとき、各脚部31が鞘本
体10の側壁12から浮き上がらないようになつ
ている。さらに、挟着部材30の中央部下面には
鞘本体10の刃物挿入口近傍上面に形成した凹所
13に対応する形状の突起33が形成してあり、
この突起33は、凹所13と係合したとき、鞘本
体10に対する挟着部材30の動きを規制するも
のである。これにより、当該刃物用鞘100の使
用者が刃物40の柄42を握つた状態でこの挟着
部材30に親指を掛けて押せば、刃物用鞘100
を刃物40の刃部41から容易に取り外すことが
できるものである。
なお、上記実施例にあつては、刃物40として
フルーツナイフを例にとつて説明したが、本考案
はこれに限るものではない。すなわち、刃物40
としては、キツチンナイフ、包丁、挟、切り出し
ナイフ、鋸切り、なた、彫刻刀等の種々な刃物が
対象となるのであり、当該刃物用鞘100はこれ
に応じてその大きさ及び形状を適宜変更して実施
し得るものである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る刃物用鞘1
00においては、鞘本体と、この鞘本体の少なく
とも一つの側壁に形成した貫通孔内に基部が移動
可能に嵌挿される支持部材と、鞘本体にその外側
にて強制嵌合し得る弾性力を有しその脚部にて支
持部材の頭部を押圧する略U字状の挟着部材とに
より構成したことにその特徴があり、これにより
簡単に刃物の刃部に嵌合させることができて、嵌
合した後は容易に外れることがなく使用勝手のよ
い刃物用鞘を提供することができる。
また、当該刃物用鞘100にあつては、鞘本体
10に単に貫通孔12aを形成し、これに支持部
材20を嵌挿し、その後に挟着部材30を挟着す
るだけでよく、しかも各支持部材20及び挟着部
材30は合成樹脂材料等で簡単に形成することが
できるから、全体としてその製造を容易に行なう
ことができ、大量生産に適したものでもある。
さらに、この刃物用鞘100においては、これ
を構成している鞘本体10、支持部材20及び挟
着部材30のそれぞれが全く独立した別部材とし
て構成してあり、しかも挟着部材30を鞘本体1
0の外側に嵌合して組立て得るようにしたから、
支持部材20としてその基部21の長さの異なる
ものを用意しておくのみで、異種の異なる刃物4
0用のものとして、鞘本体10及び挟着部材30
を共通部品としながら構成することができ、デザ
インを統一してセツト化することが容易にできる
とともに、安価に提供することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る刃物用鞘の正面図、第2
図は刃部を挿入した場合の第1図の−線に沿
つて見た拡大断面図、第3図は第2図に示した各
部材の分解断面図、第4図は第1図に示した刃物
用鞘の右側面図、第5図は同左側面図、第6図は
同平面図である。また、第7図は本考案に使用さ
れる支持部材の正面図、第8図及び第9図はそれ
ぞれ支持部材の他の実施例を示す正面図である。 符号の説明、100……刃物用鞘、10……鞘
本体、12……側壁、12a……貫通孔、13…
…凹所、20……支持部材、21……基部、22
……頭部、30……挟着部材、31……脚部、3
2……係合凹所、33……突起、40……刃物、
41……刃部、42……柄。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 刃物の刃部に嵌合されて当該刃部を覆蓋する刃
    物用鞘であつて、 鞘本体と、この鞘本体の少なくとも一つの側壁
    に形成した貫通孔内に基部が移動可能に嵌挿され
    る支持部材と、前記鞘本体にその外側にて強制嵌
    合し得る弾性力を有しその脚部にて前記支持部材
    の頭部を押圧する略U字状の挟着部材とからなる
    刃物用鞘。
JP1985096994U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH0246845Y2 (ja)

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JP1985096994U JPH0246845Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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JPS624283U JPS624283U (ja) 1987-01-12
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ID=30656523

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JP1985096994U Expired JPH0246845Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746944U (ja) * 1981-01-22 1982-03-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746944U (ja) * 1981-01-22 1982-03-16

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JPS624283U (ja) 1987-01-12

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