JPH0246843A - アルミニウム箔付滅菌ガーゼの製造方法 - Google Patents

アルミニウム箔付滅菌ガーゼの製造方法

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JPH0246843A
JPH0246843A JP19735688A JP19735688A JPH0246843A JP H0246843 A JPH0246843 A JP H0246843A JP 19735688 A JP19735688 A JP 19735688A JP 19735688 A JP19735688 A JP 19735688A JP H0246843 A JPH0246843 A JP H0246843A
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Masasuke Hino
樋野 昌甫
Sadayoshi Mukai
向井 貞喜
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Nissin High Voltage Co Ltd
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Nissin High Voltage Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明はアルミニウム箔付滅菌ガーゼの製造方法に関
する。さらに創傷の治癒に好適なアルミニウム箔付滅菌
ガーゼの製造方法に関する。
(ロ)従来の技術 創傷を被覆し、保護するために一般的には通常のガーゼ
の使用がある。このような素材は創傷の滲出液を吸収す
るものであるが、しばしば乾燥して、滲出液が創傷部と
ガーゼ素材を一緒に固着し膠状のものを形成する。これ
ができると、その場所にある時ら、また取除く時も苦痛
を伴う。この膠状のものの除去はしばしば新しくできた
組織を破壊し、創傷にさらに外傷を加える原因となり、
従って創傷の治癒を損なうことになる。
この点に関し、創傷部との癒着を防ぐために、上記ガー
ゼまたは不織布に、ガーゼと創傷部との隔離層としての
多孔ポリエチレンフィルムをホットメルト法で貼合わせ
て、通常の加熱滅菌法により製造した滅菌ガーゼが提案
されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような素材では、化学合成品たる多
孔ポリエチレンフィルムに必然的に含有される薬剤(例
えばプラスチック用安定剤、充填剤など)の創傷部への
滲出が問題となり衛生上好ましくない。
この問題を避けるために、創傷部へ接触する面に上記多
孔ポリエチレンフィルムの代わりにアルミニウム箔をホ
ットメルト接着剤を用いて貼合せ、これを加熱滅菌した
ガーゼが考えられる。しかし、このような貼合せガーゼ
は滅菌の際の加熱温度(通常的120℃)により、アル
ミニウム箔の剥離を生じたり、使用時に密着性の低下に
よる不都合が生じろため、実用化に至らなかった。
この発明はこのような状況下になされたものであり、殊
に実用に耐える密着強度を有するアルミニウム箔付滅菌
ガーゼを効率良く製造できる方法を提供しようとするも
のである。
(ニ)課題を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、アルミニウム箔の片面に、
ポリエチレン層を被覆形成した後パンチング加工に付し
て得られた通気性アルミニウム積層物(A)と、片面が
ポリエチレンで塗布処理されたガーゼ用不織布(B)と
を、積層物(A)のポリエチレン層面とガーゼ用不織布
(B)の塗布処理面とで重ね合わせて加熱一体化し、得
られたアルミニウム−ガーゼ積層体に、IMrad以下
の照射線量の放射線を照射して、滅菌されたガーゼ積層
体を得ることを特徴とするアルミニウム箔付滅菌ガーゼ
の製造方法が提供される。
通気性アルミニウム積層物(A)の製造アルミニウム箔
の片面にポリエチレンの溶融液やベンゼン、トルエン、
キシレン等の有機溶媒溶液あるいは水性乳化液のような
分散液を塗布して被覆するか、或いは、ポリエチレンフ
ィルムをラミネートした後、パンチング加工することに
より、通気性アルミニウム積層物(A)を製造すること
ができる。
ここに使用するアルミニウム箔は、柔軟性の点で厚みが
3〜IOμmのものが適しており、好ましくは5〜7μ
mである。また、ポリエチレンは低分子!(公刊1約5
00〜2000)のものを使用するのがホットメルト接
着性の点で好ましく、接着強度の点でアルミニウム箔上
に厚みが0.5〜4μm(好ましくは1〜2μm)にな
るように被覆するのが適している。被覆の方法は、上記
のごとく塗布または望ましい厚みを有するフィルムのラ
ミネートのいずれでもよい。
このようにしてポリエチレン被覆したアルミニウムをパ
ンチング加工する。通気性を保持し、創傷部の分泌から
滲出液を十分濾過させうる程度の孔(次のような大きさ
及び数を有する)をパンチングする。即ち、孔の直径は
10〜500μm1好ましくは100〜300μmで、
50〜200ftl/ci”、好ましくは、100個/
am’程度である。
ガーゼ用不織布のポリエチレン塗布処理不織布の片面に
ポリエチレンを薄く塗布する。
塗布処理は面性したポリエチレンの溶融物、有機溶媒溶
液あるいは分散液を塗布して行うのが適している。塗布
するポリエチレン量が多過ぎると通気性や分泌液の吸収
がスムースに行なわれず、また少な過ぎると後記の接着
に問題を生じる。しかし全体に満遍なく塗布されるよう
に塗布することが必要である。適切な塗布量としては!
9〜59/m″、好ましくは297m″である。かかる
量の塗布により、ガーゼの通気性を損なうことなく、ポ
リエチレンをガーゼ表面の繊維に付着させろことかでき
る。
不織布としては、高密度または低密度のポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリスチレン、これら
のコポリマー及びブレンド、ポリエステル、多孔質ビニ
ルクロリドを含むポリマーの繊維状物からなるフィルム
状やシート状の合成礒椎不織布、セルロース系の再生又
は天然繊維不織布などが挙げられろ。
なお、必要があれば、予め不織布に薬剤、例えばアクリ
ノール、スルファダイジン銀、ポビドンヨード、クロル
ヘキシジン塩、ベンザルコニウムクロリドなどの殺菌剤
や抗菌剤を含浸させておいてらよい。
ホットメルト及び滅菌処理 上記のように得られた通気性アルミニウム積層物(A)
とポリエチレン塗布処理されたガーゼ用不織布(B)と
を重ね合わせて加熱プレスにより接着(ホットメルト接
着)し、ついでIMrad以下の放射線を照射する。
加熱温度はポリエチレンの溶融温度程度で行なわれ、通
常90〜100℃が適しており、例えば低分子量ポリエ
チレン(分子量:900)の場合は、90℃である。
その際の圧力は1〜10kl?/am’、好ましくは3
に97cm”である。放射線としては、γ−線、α−線
、電子線等があげられるが、電子線が好ましい、電子線
照射は電子線照射装置の照射面に上記積層物を配置する
ことにより行なわれ、温度上昇をできるだけ抑制する点
で照射線It l M rad以下で行なうのが適して
おり、0.3〜(1,7M radで行なうのが好まし
い。
(ホ)作用 アルミニウム箔層だけでなく不織布層にもポリエチレン
塗布を行ない、両者加熱一体化したことにより密着強度
が向上すると共に、滅菌処理が放射線照射により行なわ
れろため、加熱滅菌とは異なり、滅菌処理時に積層物が
低温に保たれてアルミニウム箔と不織布との密着性への
悪影響が回避される。その結果、剥離を生じず密着性、
一体性に優れ、過度の薬剤の滲出のない、極めて衛生的
なガーゼか効率良く得られることとなる。
(へ)実施例 アルミニウム箔(厚み:5μm)の−面に溶融押出する
ことによって低分子量ポリエチレン(Mlf:900)
を厚みlugになるように被覆した後、200μmの孔
を100fIN/am”にパンチングした[第1図の(
A)]。一方、ポリエチレンテレフタレート不織布(厚
み2xz、密度0.397cc)の−面に溶融塗布する
ことによって低分子量ポリエチレン(MY:900)を
薄く塗布する(塗布量:2g/m’)、E第1図の(B
)]。
上記のようにして得られた通気性ポリエチレンアルミニ
ウム積層物(A)とポリエチレン塗布処理したポリエチ
レンテレフタレート不織布とを重ね合わせて約90℃に
加熱してプレスする。
その後、所望の大きさ(例えばIOcmX IQcm。
8cmX 8cIl、5cTQX5cmなど)に裁断し
て包装(例えばポリエチレン紙、油紙などの袋)に入れ
密封した後、電子線加速器(750KV)でNvfra
d以下に照射して滅菌する。
使用時に、アルミニウム箔付滅菌ガーゼを袋から取出し
て、創傷部に適用する。
ここに得られたアルミニウム箔付滅菌ガーゼはアルミニ
ウム層の剥離を生じたり、使用時に密着性の低下による
不都合を生じることなく使用することができた。また表
面−裏面間の通気性ら良好であった。
(ト)発明の効果 この発明によれば、製造時の剥離を生じることなく、実
用に耐えろ密着強度を有するアルミニウム箔付滅菌ガー
ゼを効率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造法における製造過程を説明する
ためのフローシート図である。 第 1ffl (A) 0:=コーEミ三三−Wコ アルミニラな澗   M11ニチし:/植龜    ハ
0シ今〉デ加二石瞳今 オζリニ子しン捨[11 ホ・すLメルトh1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. アルミニウム箔の片面に、ポリエチレン層を被覆
    形成した後パンチング加工に付して得られた通気性アル
    ミニウム積層物(A)と、片面がポリエチレンで塗布処
    理されたガーゼ用不織布(B)とを、積層物(A)のポ
    リエチレン層面とガーゼ用不織布(B)の塗布処理面と
    で重ね合わせて加熱一体化し、得られたアルミニウム−
    ガーゼ積層体に、1Mrad以下の照射線量の放射線を
    照射して、滅菌されたガーゼ積層体を得ることを特徴と
    するアルミニウム箔付滅菌ガーゼの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084843A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Caterpillar Japan Ltd ドアパネル製造方法

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