JPH0246684A - 平板の誘導加熱コイル装置 - Google Patents

平板の誘導加熱コイル装置

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JPH0246684A
JPH0246684A JP19539788A JP19539788A JPH0246684A JP H0246684 A JPH0246684 A JP H0246684A JP 19539788 A JP19539788 A JP 19539788A JP 19539788 A JP19539788 A JP 19539788A JP H0246684 A JPH0246684 A JP H0246684A
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Yukio Sakimoto
咲本 幸男
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は金属平板の誘導加熱コイル装置に関する。
B6発明の概要 本発明は、搬送される平板を加熱するための直交磁束型
の誘導加熱コイル装置において、平板の板幅方向の両側
端部の内側にて平板の搬送方向に延在すると共に鉄心を
備えた少くとも一対の補助導体と、該補助導体の上流側
および下流側に配設した平板の板幅方向に延在すると共
に平板の板幅を越える範囲に鉄心を備えた少くとも一対
の主導体によって、または平板の板幅方向の両側端部近
傍にて平板の搬送方向に延在すると共に鉄心を備えた少
くとも一対の補助導体と、該補助導体の上流側および下
流側に配設した平板の板幅方向に延在すると共に平板の
板幅より狭い範囲に鉄心を備えた少くとも一対の主導体
によって、コイル電流が循環する向きに流れる加熱コイ
ルを形成し、電源装置に接続して交番電力を供給するこ
とにより、搬送される平板の加熱における途中の段階に
おいても平板の板幅方向の温度分布を該平板の両側端部
を含めてはX平坦に近い均一な温度分布にて誘導加熱す
ることができるようにしたものである。
C1従来の技術 搬送される金属平板を誘導加熱コイルにより誘導加熱す
る場合、一般に直交磁束型の加熱コイルがよく使われる
。第9図を参照して説明すると、同図(A)は平面図、
同図(B)は同図(A)におけるX、−XI視図である
。各図において1は矢印S方向に搬送される平板、2は
平板1を挟んでその両面に対向して配設された加熱コイ
ルである。加熱コイル2は平板1の板幅方向に平板の板
幅Wを越えて延在する複数本(第9図では2本)の導体
3とこねらの導体3同志および導体3と電源装置10を
接続する接続導体7とから成り、導体3の背後には鉄心
5を設けて磁束の漏洩を防いで磁束の集中を計っている
。第10図は第9図(A)におけるに部の拡大斜視図で
あって、平板1に対向して配設した加熱コイル2の1部
を拡大して示しである。なお平板1の反対面に対向する
加熱コイルは図示を省略しである。第10図において冷
却水通水孔9を有する導体3には、平板1と対向する面
を除く導体3の周囲に例えば硅素鋼板を積層して成る鉄
心5を設けである。
第9図において加熱コイル2を電源10に接続して加熱
コイル2に交番電流icを流すと平板1と交錯する交番
磁束φが発生し、この交番磁束φによって平板1に誘導
電流iwが流れて平板1の加熱が行なわれる。
D1発明が解決しようとする問題点 ところで直交磁束型の加熱コイルで平板を誘導加熱する
場合、第9図に示すように加熱コイル2の導体3の背後
に設けた鉄心5の長さUが平板1の板幅Wより長い場合
には平板1の板幅方向の両側端のエッヂ部にオーバーヒ
ートが生じる。殊に平板1が低電気抵抗率の非磁性金属
材である場合にはこのエッチ部のオーバーヒートが顕著
であるこのエッチ部のオーバーヒートは、第9図(A)
において加熱コイル2の導体3を流れる交番電流icに
よって導体3の直下に誘起された誘導電流iwがインダ
クタンスの低い鉄心5の直下を流れてその多くがB点お
よびF点に達しB→C−4DおよびF→G→Hと平板1
のエッヂ部に集中して流わるため平板1のエッヂ部が局
部加熱されることによってオーバーヒートが生じるもの
である。
A、B、C,D、E、F、G、Hは平板1に誘起された
誘導電流iwの多くの部分が流れる循環流路を示す。
また前記と反対に、加熱コイル2の導体3の背後に設け
た鉄心5の長さUが平板lの板幅Wに比べて顕著に短い
場合には、平板1のエッチ部を流れる誘導電流が減って
逆にエッヂ部の温度低下が生じる。
このため、平板1を板幅方向に均等に加熱しようとする
場合、導体3の背後に設けである鉄心5の長さUを平板
1の板幅Wと同じかまたはや\短い範囲に調整して温度
分布の均一化を計ることが行なわれていた。また被加熱
物として板幅の異なる平板1のms加熱を行なう場合に
も、平板1の板幅Wが変るたびごとに鉄心5の長さUを
平板1の板幅Wに合わせて調節しなければならなかった
しかし平板1の板幅Wが変ったり、板幅方向の温度分布
を調整するたびごとに鉄心5の一部を追加したり取外し
たりする作業は大変な人手と時間のかかる作業になると
いう問題点があった。
また鉄心5の長さUを調節して温度分布の調整を行なう
代りに、特開昭60−221986号や特公昭63−1
0542号やまたは本願出願人の出願による特開昭62
−276786号などに記載されているように、平板の
板幅方向に延在する導体部分(第9図における導体3に
相当する)を備えた加熱コイルとしての主加熱器の他に
、平板の搬送方向にはy平行な導体部分を備えた加熱コ
イルとしての補助加熱器を平板の搬送方向に沿って順次
または交互に配設して平板の均熱を行なう誘導加熱装置
が開示されている。
しかしこれらの誘導加熱装置においても、主加熱器(主
コイル)による加熱での不均一な温度分布を補助加熱器
(補助コイル)での加熱によって補うものであるため、
搬送される平板は主加熱器内および補助加熱器内におい
ては夫々板幅方向に不均一な温度分布での加熱が行なわ
れ、エッヂ部のオーバーヒート等も発生するため、平板
に曲りや変形が発生し易いという問題点が有った。また
主加熱器と補助加熱器とを具備せしめるため誘導加熱コ
イル装置が大形になり易くスペースを要するという欠点
も有った。
本発明は、これらの前記の問題点を解決したものである
E0問題点を解決するための手段 本発明は、搬送される平板を加熱するための直交磁束型
の誘導加熱コイル装置において、平板の板幅方向の両側
端部の内側にて平板の搬送方向に延在すると共に鉄心を
備えた少くとも一対の補助導体と、該補助導体の上流側
および下流側に配設した平板の板幅方向に延在すると共
に平板の板幅を越える範囲に鉄心を備えた少くとも一対
の主導体によって、または平板の板幅方向の両側端部近
傍にて平板の搬送方向に延在すると共に鉄心を備えた少
くとも一対の補助導体と、該補助導体の上流側および下
流側に配設した平板の板幅方向に延在すると共に平板の
板幅より狭い範囲に鉄心を備えた少くとも一対の主導体
によって、コイル電流が循環する向きに流れる加熱コイ
ルを形成し、電源装置に接続したことを特徴とする。
F1作用 主導体および補助導体によって加熱コイルを形成し、該
加熱コイノkに電源装置から交番電流を供給することに
より平板に誘導電流を生ぜしめると共に、該誘導電流の
循環流路を補助導体によって調整して平板の板幅方向に
はX均一な温度分布で平板を誘導加熱することができる
ものである。
且つ、前記の主導体および補助導体により形成した加熱
コイルによって平板内に誘起された誘導電流による発熱
そのもので平板をその板幅方向にはX均一な温度分布で
加熱するので搬送される平板はその昇温の途中段階にお
いても板幅方向に不均一な温度分布での加熱状態となる
ことが極めて少なく、均等な温度分布で加熱昇温を行な
うことができる。
G、実施例 以下本発明を第1図〜第8図に示す実施例にもとづいて
詳細に説明する。なお、従来と同等部分には同一符号を
付して説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す平面図である。同図
において矢印S方向に搬送される平板1の両面に対向し
て直交磁束型の加熱コイル2が設けられている。加熱コ
イル2では平板の板幅方向に板幅Wを越えて延在すると
共に平板の板幅を越える範囲にわたってその背後に長さ
Uの鉄心5を備えた一対の主導体3.3を平板1の搬送
方向に沿って配設しである。また平板1の板幅方向の両
側端部から内側に入った位置にて平板1の搬送方向に延
在すると共に背後に鉄心6を備えた一対の補助導体4.
4を前記の一対の主導体3,3の間に配設しである。即
ち別の表現をするならば、対の補助導体4,4の上流側
および下流側(平板1の搬送方向における)に主導体3
,3を配設しである。そしてこれらの主導体3.3およ
び補助導体4.4を接続導体7により接続して加熱コイ
ル2を形成すると共に交番電力を発生する電源装置10
に接続しである。
電源装置10から加熱コイル2に電力を供給すると加熱
コイル2の各導体に交番電流であるコイル電流icが流
れる。加熱コイル2の導体に沿って図示した矢印は、あ
る瞬間におけるコイル電流icの流れる方向を図示した
ものであってコイル電流icはF→F″→E→D°→D
−C’→B→B°→A−H’ →H−G’  と加熱コ
イル2内を一巡して流れる。
第2図は第1図の加熱コイル2を流れるコイル電流ic
によって平板1内に誘起された誘導電流iwの循環流路
を図示したものである。第2図中にA、B’ 、B・・
・・・・Hoの符号で図示した各位置は、夫々第1図中
に同じ符号で図示した位置に相当する。
第2図に示すように平板1内を流れる誘導電流iwの多
くは鉄心5を備えた主導体3の直下をBおよびFの位置
まで流れてB、C,DおよびFG、Hと平板1のエッヂ
部に沿って流れる電流と、BoおよびF゛の位置で分流
して鉄心6を備えた補助導体4の直下をB’ 、C’ 
、D’およびF’ 、G’ 、H’ と流れる電流とで
主な循環流路を形成して流れる。なおこの他にも一部の
電流は例えばCとCoやGとGoの間の部分を通って流
れる。そしてこのように平板lの搬送方向に流れる誘導
電流iwが平板1の両側端のエッヂ部に集中して流れる
ことなく内側に分散して流れるので、平板1のエッチ部
にオーバーヒートが生じるのを防止できると共に、平板
lの板幅Wに対応して補助導体4.4の板幅方向の位置
を適当な位置に選定して配設することによって平板1を
板幅方向に均一な温度分布で誘導加熱することができる
第3図は第2実施例を示す。同図(八)は平面図、同図
(B)は同図(八)におけるX2−X2視断面図である
。同図における加熱コイルでは補助導体4を平板1の両
側端部の内側に夫々2木づメニ対配設し、その上流側お
よび下流側に夫々主導体3を配設しである。補助導体4
同志は接続導体8で接続されている。
また、主導体3と補助導体4を接続する接続導体を主導
体3fl¥1の接続導体71と補助導体4側の接続導体
72に分離すると共に、平板lの板幅方向に延長して設
けた接続導体71の任意の位置で接続導体71と72を
接続し得る構成として補助導体4の位置を平板1の板幅
方向に移動自在としである。このように補助導体4を移
動自在とする具体的な構成例を第4図に示す。第4図は
主導体3と補助導体4の接続部の拡大斜視図であって平
板1の反対側に設けた加熱コイルは図示を省略しである
。第4図にて主導体3側の接続導体71における平板1
の板幅方向への延長部分71aに補助導体4側の接続導
体72の先端部72aが移動自在に接触している。接続
導体71の延長部分71aと接続導体72の先端部72
aとを図示を省略しである締付金具等で締付けて固定接
続することによりコイル電流icの流路が確保される。
また締付金具をゆるめることによって補助導体4を任意
の位置に移動することが容易である。なお第4図では補
助導体4が1木の場合について図示しであるが、補助導
体4が複数本である場合についても同様の構成とするこ
とでよく、第3図に示す接続とする場合には例えば第4
図における片側の接続導体71と72との間に絶縁部材
を介在せしめて電気的には絶縁した状態で片側の締付は
固定を行なう等の構成とすることでよい。
第3図に示す第2実施例において、加熱コイル2を電源
装置10に接続して加熱コイル2に交番電力−を供給す
ると、加熱コイル2を循環するコイル電流1cによって
平板lに誘導電流が銹起されて、前記の第1実施例の場
合と同様に平板1を板幅方向にはX均一な温度分布で加
熱することができる。そして平板1の板幅Wが広い場合
などには、この第2実施例のように補助導体4を複数対
設けることによって平板1の板幅方向の温度分布の均等
化を計るうえで良い効果が得られる。なお上流側および
下流側の主導体3についても夫々複数本としてもよい。
また補助導体4を移動自在とすることで板幅方向の温度
分布の調整を容易に行なうことができると共に、加熱す
る平板1の板幅Wを変更する場合にも板幅Wに対応して
補助導体4の位置を調整することによって容易に均等な
温度分布での加熱を行なうことができる。
第5図は第3実施例を示す平面図である。この第3実施
例は前記の第1実施例および第2実施例にて示した加熱
コイルの構成を含む加熱コイル2で形成されている。即
ち第5図に示す加熱コイル2における■および1!!の
範囲では前記の第1実施例と同様に平板1の両側端部の
内側に配設された対の補助導体4とその上流側および下
流側に夫々配設した主導体3,31.31および接続導
体71.72.73によって加熱コイルが形成されてい
る。そして電源10に接続されてコイル電流iclが流
れる。なお、一方の側の主導体は31.31に2分割さ
れて夫々鉄心51を備えているが、コイル電流iclの
流れる方向が同一であるように接続されているので、一
体の主導体3と同じ作用を有する。また補助導体4は移
動自在に設けられている。この■およびIllの範囲に
おいて、搬送される平板1は前記の第1実施例における
場合と同様に板幅方向にはy均等な温度分布で加熱され
る。
また第5図に示す加熱コイル2におけるI+の範囲でも
鉄心61を備えた一対の補助導体41とその上流側およ
び下流側に夫々2分割されて配設されている主導体31
によって前記の第1実施例と同禄の加熱コイルが形成さ
れている。但し主コイル31は夫々電源装置10に接続
されているのに対して、一対の補助環6体41は別の電
源装置11に接続されている。しかし電源装置10.1
1の位相の同期化により主導体31および補助導体41
を流れる電流の方向をあたかも循環する方向に揃えるこ
とによって平板1に誘導電流を有効に誘起せしめること
ができるものである。
且つ一対の補助導体41は平板1の板幅方向に移動自在
の構成であり、前記の■およびIllの範囲での加熱に
よる板幅方向の温度分布における例えば温度が低目とな
る位置に一対の補助導体41を位置せしめてその部位で
の温度不足を補う加熱を行なうことかできる。また電源
装置11からのコイル電流ic2の電流値を独立して調
節することにより一対の補助導体41の直下近傍の平板
1の加熱温度を独立して調整することができる。従って
一対の補助導体41の位置およびコイル電流ic2の電
流値を調節することによ?で、加熱コイル2全体による
平板1の加熱における板幅方向の温度分布の一層の均一
化を計ることができる。
平板1を加熱するに当って第5図に示した第3実施例の
ように主導体と補助導体より成るコイル部分を平板1の
搬送方向に複数組包含して加熱コイル2を構成すること
は、平板1の搬送速度が速い場合や、加熱すべき温度が
高い場合などに特に有効である。即ち、短い区間での平
板1の極端な急速加熱を避けて適度の昇温速度とするこ
とができるので、均一な温度分布を得やすいと共に平板
1に曲りや変形を生ぜしめることなく誘導加熱を施すこ
とができる。
なお第5図の加熱コイル2において、1■の範囲の一対
の補助導体41のコイル電流値を独立して調節する必要
ない場合には、一対の補助導体41も電源装置10に接
続する構成としてもよい。また■およびIllの範囲の
補助導体4を複数対としてもよく、またI+の範囲には
補助導体41を設けない構成としてもよい。
第6図は第4実施例を示す平面図である。この第4実施
例では、主導体3の背後に設けた鉄心5の長さが平板の
板幅より狭い点が前記の第1〜第3実施例と異る。即ち
加熱コイル2は平板1の両側端部近傍にて平板1の搬送
方向(矢印Sの方向)に延在すると共に鉄心6を備えた
一対の補助導体4.4と、この一対の補助導体4.4の
上流側と下流側に配設した平板1の板幅方向に延在する
と共に板幅Wより狭い長さUの範囲の導体の背後に鉄心
5を備えた一対の主導体3.3を接続導体71.72で
接続して加熱コイル2を形成すると共に電源装置10に
接続しである。
電源装置10から供給される交番電力によって加熱コイ
ル2内には交番電流であるコイル電流icが矢印の方向
に一巡して流れる。ところで前記の3.D1発明が解決
しようとする問題点にて記述したように板幅Wより狭い
長さUの鉄心5を備えた主導体3のみを接続導体で接続
して加熱コイルを構成して平板1の誘導加熱を行なった
場合には平板1の両側端のエッチ部を流れる誘導電流が
減ってエッチ部の温度低下が生じるが、第6図の加熱コ
イル2では両側のエッチ部に対向して補助導体4を配設
することによって平板1のエッヂ部近傍を流れる誘導電
流を増やしてエッチ部の温度低下を防止したものである
。従って第6図に示す加熱コイル2によって搬送される
平板1を誘導加熱し場合には、エッヂ部にも誘導電流が
分散して流れて平板1の板幅方向にはX均等な温度分布
で平板1の加熱を行なうことができる。
なお一対の補助導体4.4は前記の第2実施例(第3図
)における場合と同様に平板1の板幅方向に移動自在に
構成することにより、補助導体4.4の位置を調節して
板幅方向の温度分布の均等化を計ることができる。
第7図は第5実施例を示す平面図である。この第5実施
例の加熱コイル2は前記第4実施例(第6図)の加熱コ
イルに相当する部分を含んで構成されている。即ち、平
板1の板幅方向に延在すると共に板幅Wより狭い長さU
の範囲の導体の背後に鉄心5を備えた主導体3を平板1
の搬送方向に複数本(第7図では6本)配設し、接続導
体7で接続すると共に電源装置10に接続しである。モ
して■!の範囲では、平板1の搬送方向に延在し背後に
鉄心6を備えた複数本(第7図では3本)づSの補助導
体4を平板1の両側端部の近傍(第7図では内側)にて
2木の前記の主導体3の間に配設しである。そして片側
2木づメの補助導体4同志を接続導体8,72,74.
75および76によって板幅方向に移動自在に接続する
と共に電源装置11に接続しである。
主導体3と補助導体4は夫々別の電源装置10および1
1に接続されているが、電源装置10および11から供
給される交番電流であるコイル電流iclおよびic2
の位相の同期化により、1■の範囲では主導体3および
補助導体4を流れる電流の方向をあたかも循環する方向
に揃えることによって、前記の第4実施例(第6図)に
おける加熱コイル2と同様の加熱コイルを形成し、平板
1に誘導電流を有効に誘起せしめるものである。
第7図に示した第5実施例の加熱コイル2では主導体3
に設けた鉄心5の長さUが板幅Wより狭いので、■およ
びIllの範囲では主導体3の直下の平板1に誘起され
た誘導電流は両側端のエッヂ部近傍を流れる他に、多く
が鉄心5の両端部近傍にて分流して両側端部より内側に
て平板1の搬送方向に循環流路を形成して流れ、このた
め平板の両側端部では温度かやS低くなる。そしてI+
の範囲にては通電する補助導体4の本数、位置および電
流値を調節することによって1.IIIの範囲での加熱
温度分布を補って両側端部をや\強く加熱し、加熱コイ
ル2全体しては平板1を板幅方向に均等に加熱するもの
である。
また加熱すべき被加熱物としての平板1の板幅Wが多種
にわたる場合には、鉄心5の長さUを最小の板幅と同じ
かまたはやS狭い値とし、第7図のように平板の両側端
部に対向して夫々複数本づ\配設した補助導体4を平板
1の板幅が広い場合には外側から順次多数本づき接続し
て使用し、反対に板幅が狭い場合には主導体3のみで加
熱するかまたは板幅に応じて内側の補助導体4を順次接
続して使用することで両側端部での温度低下を防いで平
板1を板幅方向に均等に加熱することができる。即ち、
一種類の加熱コイル2で、補助導体4の接続や、位置お
よび電流値を調節するのみで板幅の異なる平板1を均熱
することが容易にできる。次の第8図に平板lの板幅や
j狭くなった場合を示す。
第8図は第6実施例を示す平面図である。この第6実施
例では、平板1の板幅Wが前記の第5実施例(第7図)
における場合より狭いので加熱コイル2のI+の範囲に
おいて内側の2本づ工の補助導体4を接続して使用して
いる。また補助導体4も主導体3と同じ電源装置10に
直列に接続しである。その他は第5実施例と同じであっ
て平板1を板幅方向に均一な温度分布で誘導加熱するこ
とができる。
なお第5および第6実施例において、■およびIllの
範囲にてもIIの範囲と同様に主導体3と主導体3の間
に補助導体4を配設してもよい。またIおよび■の範囲
における鉄心5の長さは必ずしも!■の範囲における鉄
心5の長さと同一でなくてもよい。
また第4〜第6実施例において、主導体3は必ずしも平
板1の板幅Wを越えて延在するものでなくてもよい。
また第1〜第6実施例において、平板1を板幅方向に均
一な温度分布で誘導加熱する他に、例えば両側端部近傍
の温度をやS高くするとかまたは反対に中央部分の温度
をやS高く加熱するなど、板幅方向に所定の温度分布で
平板を誘導加熱することも容易である。
H0発明の詳細 な説明したように本発明の誘導加熱コイル装置は、平板
の板幅方向に延在すると共に鉄心を備えた少くとも一対
の主導体と、平板の両側端部の近傍または内側にて平板
の搬送方向に延在すると共に鉄心を備えた少くとも一対
の補助導体を接続導体によって接続すると共に電源装置
に接続したものであって、被加熱物としての平板の板幅
に対応して補助導体の位置や数等を選定すことによって
平板を板幅方向に均一なまたは所定の温度分布で加熱す
るものである。
従って第1に平板を板幅方向に均等なまたは所定の温度
分布で誘導加熱する場合に、温度分布の調整が容易であ
って従って良好な温度分布で平板を誘導加熱できる効果
を有する。
第2にまた平板の板幅が変った場合にも、同一の加熱コ
イルのま\で、補助導体の位置や接続等を調節するのみ
で容易に対応して板幅方向に均一なまたは所定の温度分
布で平板を誘導加熱することができる効果を有する。
第3に、前記のように主導体と補助導体を組合せて形成
した加熱コイル自体で搬送される平板を板幅方向に均一
なまたは所定の温度分布で加熱昇温することができるの
で、昇温過程の途中段階でも平板が不均一な温度分布と
なることが少ないので加熱後の平板に反りゃ曲り等の変
形が生じるのを有効に防止できる効果が大きい。
第4に主コイル(主加熱器)と補助コイル(補助加熱器
)を組合せる方式と異なり、主導体と補助導体により加
熱コイルを形成するのみであるのて、加熱コイル部分を
小型化することができると共に搬送ライン中の狭いスペ
ース内に設置することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す平面図、第2図は第
1実施例における誘導電流の平板内における循環流路を
示す図である。第3図は本発明の第2実施例を示す図で
、(A)は平面図、(B)は(八)におけるX2−X2
視断面図である。第4図は第3図の第2実施例における
主導体と補助導体の接続部の拡大斜視図である。第5図
、第6図。 第7図および第8図は夫々本発明の第3.第4゜第5お
よび第6実施例を示す平面図である。 第9図は従来の平板の加熱コイルを示す図で(^)は平
面図、(B)は(八)におけるXI−XI視図である。 第10図は第9図(A)におけるに部の拡大斜視図であ
る。 1・・・平板(被加熱物)、2・・・加熱コイル、3.
31・・・主導体、4.41・・・補助導体、5.51
.6.61・・・鉄心、 7.71,72,73,74,75,76.8・・・接
続導体、10.11・・・電源装置特許出願人  株式
会社 明電舎 ヘ 派 第 図 第 図 第 図 介5

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)搬送される平板の両面に対向して配設した加熱コ
    イルを備えた直交磁束型の加熱コイルより成る平板の誘
    導加熱コイル装置において、平板の板幅方向の両側端部
    の内側にて平板の搬送方向に延在すると共に鉄心を備え
    た少くとも一対の補助導体と、該補助導体の上流側およ
    び下流側に配設した平板の板幅方向に板幅を越えて延在
    すると共に平板の板幅を越える範囲に鉄心を備えた少く
    とも一対の主導体によってコイル電流が循環する向きに
    流れる加熱コイルを形成し、電源装置に接続したことを
    特徴とする平板の誘導加熱コイル装置。
  2. (2)搬送される平板の両面に対向して配設した加熱コ
    イルを備えた直交磁束型の加熱コイルより成る平板の誘
    導加熱コイル装置において、平板の板幅方向の両側端部
    近傍にて平板の搬送方向に延在すると共に鉄心を備えた
    少くとも一対の補助導体と、該補助導体の上流側および
    下流側に配設した平板の板幅方向に延在すると共に平板
    の板幅より狭い範囲に鉄心を備えた少くとも一対の主導
    体によってコイル電流が循環する向きに流れる加熱コイ
    ルを形成し、電源装置に接続したことを特徴とする平板
    の誘導加熱コイル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6387797U (ja) * 1986-11-28 1988-06-08
JPS63175374A (ja) * 1987-01-14 1988-07-19 株式会社明電舎 平板の連続誘導加熱装置とその制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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