JPH0246627A - マイクロ波イオン源 - Google Patents

マイクロ波イオン源

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JPH0246627A
JPH0246627A JP19658788A JP19658788A JPH0246627A JP H0246627 A JPH0246627 A JP H0246627A JP 19658788 A JP19658788 A JP 19658788A JP 19658788 A JP19658788 A JP 19658788A JP H0246627 A JPH0246627 A JP H0246627A
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JP
Japan
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magnetic field
discharge chamber
ion
microwave
extraction electrode
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Pending
Application number
JP19658788A
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English (en)
Inventor
Yuji Mukai
裕二 向井
Yoshiyuki Tsuda
善行 津田
Koichi Kodera
宏一 小寺
Hideaki Yasui
秀明 安井
Ikuko Nishikawa
郁子 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はイオン注入やエツチング等の薄膜加よる。
従来の技術 近年、マイクロ波電力とそのマイクロ波に対する共鳴磁
界を用いた大電流のイオン源が開発されている。
これは例えば2.45GHzのマイクロ波に対して共鳴
磁界強度である875Gの磁界を印加する事により電子
サイクロトロン共鳴(ECR共鳴)を発生させマイクロ
波を効率的に吸収して高密度のプラズマを得、大電流の
イオンビームを引き出すもので2Llしにし′2 ?ン
ト゛  メ“/1ギ゛  イン 7+3゛啼−フス ・
ノセー堡strumen(s and Methods
 in Physics Re5earch。
B21 (1987) pp178−181に記載され
ているものがある。この従来例の放電室部分と、磁界発
生装置であるソレノイドにより印加している磁界の様子
を第7図に示す。
第7図において、1はこの内部でプラズマを発生する円
筒型の放電室、2はマイクロ波電力3を伝達する導波管
、4は真空シールのためのセラミックであり、ソレノイ
ド5により磁界を印加して放電を発生している。なお、
放電室1の出口6にはイオンを引き出すための引出し電
極を有しているが、図ではこれを省略している。
この従来例ではソレノイド5により印加しているイオン
源の中心軸C上の磁界の強度分布は第5図のようになっ
ており、共鳴磁界強度である875Gの点は放電室の中
央付近の点aに存在し、この点aで前記ECR共鳴によ
る高密度のECR放電が生じている。
発明が解決しようとする課題 ECR放電を用いる上記従来例により大電流のイオンビ
ームを引き出すことが可能なマイクロ波イオン源を得る
事ができる。しかし生産性の向上にともない薄膜の加工
速度を更に増加するためには、より一層の大電流化が望
まれる。
またこれまでは被加工物を均一に加工するために被加工
物を回転する等の工夫がなされていたが、真空装置内で
の機械的な回転等は望ましくなく、放電室の半径方向に
対して均一な量のイオンビームを引き出すことが不可欠
になっている。
課題を解決するための手段 本発明は大電流化とイオンビームの均一化を達成するた
めに放電室内のイオン引出し電極の近傍に、しかもイオ
ン引出し電極と略平行にマイクロ波電力を共鳴吸収する
強度の磁界面を形成する。
作用 イオン引出し電極の近傍に、しかもイオン引出し電極と
略平行に共鳴磁界面を形成することにより、高密度のE
CR放電プラズマをイオン引出し電極の面に沿って均一
に発生できる。
実施例 本発明の詳細な説明する前に、先ず本発明の原理につい
て説明する。
従来例の項で述べたように、マイクロ波電力は共鳴磁界
により高効率で吸収されてECR放電が発生するが、放
電室の内部ではこの共鳴磁界が均一に発生しているわけ
ではない。しかもイオン源から引き出されるイオンは、
放電室内に面した引出し電極表面のごく近傍のプラズマ
から引き出されるため、大電流のイオンビームを引き出
すためにはこの引出し電極表面の近傍に、しかも引出し
電極に沿って平行に高密度のプラズマを発生することが
望ましい。
例えば第7図の従来例の場合では点aで共鳴磁界強度に
なっておりこの部分ではECR放電により高密度のプラ
ズマが発生するが、このプラズマからイオンを引き出す
ためには先ず点aから放電室の出口の点すまでイオンが
拡散して行かなければならない。
ところが点aから点すの間の区間はECR放電ではない
ためにプラズマの密度が低く、イオンが拡散していく間
にイオンと電子の再結合が生じ点すに到達したときには
イオンの量が減ってしまう。
そのために点aに発生する高密度のECRプラズマを十
分に利用することができないという現状にあった。
またこの従来例では、中心軸C上では点aに共鳴磁界が
存在するが875Gの共鳴磁界はソレノイド5の内側部
分、すなわち放電室1の内部に三次元的に存在している
はずである。しかし、第7図の従来例に限らず従来のE
CRプラスマ装置では中心軸以外の共鳴磁界の三次元的
な形状についてあまり検討されていなかった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、放電室
内のイオンを引き出す引出し電極の近傍に、引出し電極
の面に沿って三次元的にほぼ平行に共鳴磁界強度の磁界
面を形成することを特徴としている。
そこで先ずソレノイドにより形成される磁界の3次元的
な形状について、第8図を参照しながら説明する。
第8図はソレノイド7に適当な電流を流した場合の、等
磁界強度面8の断面図を表わしている。
第8図のソレノイド7は中心軸dに対して軸対称であり
、しかも上下方向にも対称であるため、等磁界強度面も
軸及び上下に対して対称に生じる。
なお、図中の等磁界強度面8に付記した数字は磁界強度
である。第8図により、等磁界強度面の8−2と8−3
の間の8面の付近には2.45GHzのマイクロ波に対
して共鳴磁界強度である875Gの共鳴磁界強度面が平
面的に形成されていることが分かる。
但し、ソレノイドに流す電流の大きさにより等磁界面の
形状はあまり変化しないものの、磁界の強度は当然変化
する。すなわち、第8図において電流が小さいと等磁界
面は例えば等磁界強度面の8−6の様に大きく曲がった
り、あるいは8−7の様にリング状になってしまうし、
逆に電流が大きいと等磁界強度面の8−1の様に曲面に
なってしまう。
なお、第8図のように平面的な共鳴磁界面が形成される
電流値はソレノイドの形状や大きさにより決まり、−概
に決めることはできない。
そこで、以下本発明の第1の実施例を第1図を参照しな
がら説明する。
第1図において9は2.45GHzマイクロ波を放射す
るアンテナ10を有する同軸管型の放電室で、11はマ
イクロ波電力12を伝達しアンテナ10に供給する同軸
管、13は真空シールのためのセラミック、14はイオ
ンを引き出すための引出し電極、15は真空容器であり
、16はソレノイドである。
本実施例で同軸管型の放電室9を用いている理由は、同
軸管型の放電室はその大きさを任意に設計できるためで
ある。ソレノイド16は第8図に示したように平面的な
共鳴磁界強度を形成する電流を流しており、875Gの
共鳴磁界強度面は17の様に生じている。すなわち、共
鳴磁界強度面は放電室9内の引出し電極14の近傍に、
しかも引出し電極14に沿って平面的に形成している。
第1図には、第7図の従来例と比較するために中心軸f
上の磁界分布を並記しているが、従来例に比べて共鳴磁
界強度面17が放電室9の出口、すなわち引出し電極1
4のきわめて近くに存在している。
共鳴磁界強度面17をこの様に形成することにより、第
2図に示したようにマイクロ波電力による高密度なEC
R放電18がイオン引出し電極14の内側近傍に平面的
に発生する。従って第7図の従来例に対応する点aから
点すまでの区間が非常に短いために、ECR放電18で
発生した高密度プラズマ中のイオンを減少させる事なく
引き出すことができ、その結果として大電流のイオンビ
ームを得ることができる。しかも第2図のようにECR
放電が引出し電極14に沿って平面的に均一に発生する
ため、第2図の点gz  h11各々の点から引き出さ
れるイオンの量が等しく、均一な量のイオンビームを得
ることができる。
次に、本発明の第2の実施例を第3図を参照しながら説
明する。
第3図において、第1図と同一の構成要素には同一の番
号を付している。
第3図の実施例は、図の左側から伝達してくるマイクロ
波電力12に対して磁界が徐々に増大するようにソレノ
イド16を配置したものであり、放電室の形状等によっ
てはこの構成の方がインピーダンスのマツチングをとり
やすい場合がある。
更に、本発明の第3の実施例を第4図を参照しながら説
明する。
第4図においても、第1図と同一の構成要素には同一の
番号を付している。
第4図の実施例は第1図の実施例のソレノイド18の厚
さを放電室9の長さより短<シ、ソレノイド16の両側
に生じる2つの共鳴磁界強度面17−1および17−2
を放電室9内に形成したものである。この実施例では2
つの共鳴磁界面17−1と17−2により、マイクロ波
電力をほぼ完全に吸収してより高密度なプラズマを発生
することができ、第1の実施例よりも更に大電流のイオ
ンビームを得ることができる。
第5図と第6図には平面的な共鳴磁界強度面を形成する
方法を図示している。前述した様に、第8図の通常の形
状のソレノイドであっても電流を調節することにより平
面的な共鳴磁界強度面を形成することができる。
しかしソレノイドに第6図や第6図の工夫をすることに
より、平面的な共鳴磁界面をより形成しやすくなる。
第5図はソレノイド18の一部に切り欠き部1dを設け
たものである。第6図はソレノイド20に高透磁率材料
である軟鋼から成るヨーク21を設けたものである。こ
の様に構成することにより、第5図と第6図に図示した
様に平面的な共鳴磁界強度面g1 hを容易に形成する
ことができる。
なお、上記実施例では磁界発生装置としてソレノイドを
用いたが、本発明の特徴は引出し電極の近傍にしかも引
出し電極とほぼ平行に共鳴磁界強度面を形成する点にあ
り、そのためには永久磁石を用いても、あるいはソレノ
イドと永久磁石を組み合わせて用いてもかまわない。
また上記実施例では同軸管型の放電室を用いたが、本発
明は放電室の形吠を同軸管型に限るものではない。
発明の効果 本発明により、マイクロ波イオン源のより一層の大電流
化が可能となり薄膜の加工速度の大幅な向上が可能とな
る。
さらに本発明により、放電室の半径方向に対して均一な
量のイオンビームを引き出すことが可能になるため、被
加工物を回転する等の工夫をすること無しに加工の均一
性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマイクロ波イオン源の第1の実施例の
概略構成図、第2図は引出し電極近傍のECR放電の説
明図、第3図は本発明のマイクロ波イオン源の第2の実
施例の概略構成図、第4図は本発明のマイクロ波イオン
源の第3の実施例のされる等磁界強度面の説明図、第7
図は従来装置における磁界の様子を示す図である。 9・・放電室、14・・イオン引出し電極、16・・ソ
レノイド、17・・共鳴磁界強度面。 代理人の氏名 弁理士 粟野重平 ほか1名1図 A q−−一於ン琶鼠 /4−=イオン3!出し電、& 16−  ソレノイド 17・−云に島穐辱5王友面 第2図 1才心軸]二μクイiJ 第 図 第 図 第 図 里心1$1−のイ立」[ 尤 ayet 第 図 第 図 里心神上の侃l

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオン引出し電極を有する放電室と、該放電室に
    マイクロ波電力を供給するマイクロ波伝達回路と、前記
    放電室内に磁界を発生する磁界発生装置を有し、前記放
    電室内のイオン引出し電極近傍に、しかも前記イオン引
    出し電極と略平行にマイクロ波電力を共鳴吸収する強度
    の磁界面を形成したマイクロ波イオン源。
  2. (2)一部に切り欠き部を設けたソレノイドを磁界発生
    装置に用いる請求項1記載のマイクロ波イオン源。
  3. (3)高透磁率材料から成るヨークとソレノイドを磁界
    発生装置に用いる請求項1記載のマイクロ波イオン源。
JP19658788A 1988-08-05 1988-08-05 マイクロ波イオン源 Pending JPH0246627A (ja)

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JP19658788A JPH0246627A (ja) 1988-08-05 1988-08-05 マイクロ波イオン源

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JP19658788A Pending JPH0246627A (ja) 1988-08-05 1988-08-05 マイクロ波イオン源

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5199351A (en) * 1990-10-08 1993-04-06 Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho Angle-bar device for use in rotary printing press

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6244935A (ja) * 1985-08-19 1987-02-26 アトミツク エナ−ジ− オブ カナダリミテツド イオンビ−ム発生方法および装置
JPS6366827A (ja) * 1986-09-09 1988-03-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マイクロ波イオン源

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