JPH0246617A - 感温リードスイツチ及びその製造方法 - Google Patents
感温リードスイツチ及びその製造方法Info
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- JPH0246617A JPH0246617A JP19768288A JP19768288A JPH0246617A JP H0246617 A JPH0246617 A JP H0246617A JP 19768288 A JP19768288 A JP 19768288A JP 19768288 A JP19768288 A JP 19768288A JP H0246617 A JPH0246617 A JP H0246617A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H37/00—Thermally-actuated switches
- H01H37/02—Details
- H01H37/32—Thermally-sensitive members
- H01H37/58—Thermally-sensitive members actuated due to thermally controlled change of magnetic permeability
- H01H37/585—Thermally-sensitive members actuated due to thermally controlled change of magnetic permeability the switch being of the reed switch type
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は例えば電気ポット等における温度スイッチとし
て用いられる感温リードスイッチと、その製造方法に関
するものである。
て用いられる感温リードスイッチと、その製造方法に関
するものである。
(従来の技術)
本件出願人は、先に実公昭6l−7se49に示す感温
リードスイッチを開示した。
リードスイッチを開示した。
第4図は同明細書に開示した感温リードスイッチの構成
を示す断面図であり、第6図はその分解斜視図である。
を示す断面図であり、第6図はその分解斜視図である。
第4図及び第6図に示す感温リードスイッチは、リード
スイッチ3の外周に環状永久磁石6a。
スイッチ3の外周に環状永久磁石6a。
6b及び環状感温磁性体7が配置された感温リードスイ
ッチ索子1と、この感温リードスイッチ素子1を収納し
た有底筒状で、かつ、フランジ2aを有するケース2と
、このケース2の底部2C側でリードスイッチ3の第1
のリード片3aに接続され、かつ、前記環状永久磁石6
a、6b及び環状感温磁性体7を貝通してケース2のフ
ランジ2a(開口部)から外方に導出された第1のシリ
コン被覆リード線4と、−ケース2の開口部側でリード
スイッチ3の第2のリード片3bに接続され、ケースの
フランジ2aから外方に導出された第2のシリコン被覆
リード線8と、前記感温リードスイッチ素子1と第1.
第2のリード線4,8の一部とを含むように、ケース2
内に充填された硬度の大きい第1の注型剤12と、この
第1の注型剤12上からケースの開口部2aに至る範囲
に充填されたシリコンゴム製で、かつ、第1の注型剤1
2よりも柔軟な第2の注型剤13とを具備したものであ
る。
ッチ索子1と、この感温リードスイッチ素子1を収納し
た有底筒状で、かつ、フランジ2aを有するケース2と
、このケース2の底部2C側でリードスイッチ3の第1
のリード片3aに接続され、かつ、前記環状永久磁石6
a、6b及び環状感温磁性体7を貝通してケース2のフ
ランジ2a(開口部)から外方に導出された第1のシリ
コン被覆リード線4と、−ケース2の開口部側でリード
スイッチ3の第2のリード片3bに接続され、ケースの
フランジ2aから外方に導出された第2のシリコン被覆
リード線8と、前記感温リードスイッチ素子1と第1.
第2のリード線4,8の一部とを含むように、ケース2
内に充填された硬度の大きい第1の注型剤12と、この
第1の注型剤12上からケースの開口部2aに至る範囲
に充填されたシリコンゴム製で、かつ、第1の注型剤1
2よりも柔軟な第2の注型剤13とを具備したものであ
る。
(発明が解決しようとする課題)
上記感温リードスイッチによれば、構成が簡略化されて
装置自体の小形化を図れ、かつ、破損の恐れが少なく、
気密性、熱伝導性にも優れた感温リードスイッチの提供
ができる。
装置自体の小形化を図れ、かつ、破損の恐れが少なく、
気密性、熱伝導性にも優れた感温リードスイッチの提供
ができる。
ところが、上記感温リードスイッチには次のような欠点
があることが判明した。
があることが判明した。
■ ケース2と環状永久磁石6a、6b及び環状感温磁
性体7との間に間隙11があるために、第1の注型剤1
2を注入した際、環状永久磁石6 a = 6 b e
Li状感温磁性体7がそれぞれ第5図に示すように左
右に偏心してしまい、該感温リードスイッチの感度のバ
ラツキが大きくなってしまう。
性体7との間に間隙11があるために、第1の注型剤1
2を注入した際、環状永久磁石6 a = 6 b e
Li状感温磁性体7がそれぞれ第5図に示すように左
右に偏心してしまい、該感温リードスイッチの感度のバ
ラツキが大きくなってしまう。
■ また、上記構成では第1の注型剤12.第2の注型
剤13をケース2内に充填するが、この充填は、(イ)
最初にケース2の底部2Gに一定量の第1の注型剤12
を充填し、次に感温リードスイッチ素子1を挿入した後
、(ロ)該感温リードスイッチ素子1の図示上部に前記
と同様の第1の注型剤12を充填する。(ハ)そして、
最後に第2の注型剤13をさらに充填している。以上(
イ)乃至(ハ)に示すように、注型剤の注入だけでも都
合3回に分Cプて注入する必要があり、!!!造工程が
複雑化し、しかも長時間を要する。
剤13をケース2内に充填するが、この充填は、(イ)
最初にケース2の底部2Gに一定量の第1の注型剤12
を充填し、次に感温リードスイッチ素子1を挿入した後
、(ロ)該感温リードスイッチ素子1の図示上部に前記
と同様の第1の注型剤12を充填する。(ハ)そして、
最後に第2の注型剤13をさらに充填している。以上(
イ)乃至(ハ)に示すように、注型剤の注入だけでも都
合3回に分Cプて注入する必要があり、!!!造工程が
複雑化し、しかも長時間を要する。
■ さらに、リードスイッチ3の底部3c側の第1のリ
ード片3aと第1のシリコン被覆リード線4との接続部
分9が感温リードスイッチ素子の挿入時に加わる応力に
より、前記底部2cに充填した一定量の第1の注型剤1
2の中に沈み込んでケース2と接触し、リードスイッチ
3のガラスの破損を招く場合があった。
ード片3aと第1のシリコン被覆リード線4との接続部
分9が感温リードスイッチ素子の挿入時に加わる応力に
より、前記底部2cに充填した一定量の第1の注型剤1
2の中に沈み込んでケース2と接触し、リードスイッチ
3のガラスの破損を招く場合があった。
■ ざらに、リードスイッチ3の接続部の絶縁を図るた
めにリードスイッチ3の底部3c側の第1のリード片3
aと第1のシリコン被覆り一ド線4との接続部分9を、
10で示すシリコンキャップで覆うようにしているが、
このシリコンキャップ10を装着した場合でもシリコン
キャップはそれ自体が柔かいのでリードスイッチ3のガ
ラスの破損を完全に防止することができないという問題
があった。
めにリードスイッチ3の底部3c側の第1のリード片3
aと第1のシリコン被覆り一ド線4との接続部分9を、
10で示すシリコンキャップで覆うようにしているが、
このシリコンキャップ10を装着した場合でもシリコン
キャップはそれ自体が柔かいのでリードスイッチ3のガ
ラスの破損を完全に防止することができないという問題
があった。
■ 前述した従来装置は、第4図にLで示す距離(ガラ
ス管の周面から磁石6bの表面を介してケース11に至
る距離)を確保しなければならないために大型化を招い
ていた。
ス管の周面から磁石6bの表面を介してケース11に至
る距離)を確保しなければならないために大型化を招い
ていた。
そこで本発明は上述した各未解決の問題点を解決するた
めに、リードスイッチの感度の向上及びリードスイッチ
の破損を防止することができるとともに、小形化が図れ
る感温リードスイッチ及び製造工程の簡略化を達成でき
る感温リードスイッチの製造方法の提供を目的とする。
めに、リードスイッチの感度の向上及びリードスイッチ
の破損を防止することができるとともに、小形化が図れ
る感温リードスイッチ及び製造工程の簡略化を達成でき
る感温リードスイッチの製造方法の提供を目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上述した目的を達成するための本発明の構成は、リード
スイッチの外周に環状永久磁石及び環状感温磁性体が配
置された感温リードスイッチ素子と、この感温リードス
イッチ素子を収納した有底筒状からなる絶縁性ホルダと
、この絶縁性ホルダを収納した有底筒状で、かつ、フラ
ンジを有するケースと、このケースの底部側でリードス
イッチの第1のリード片に接続され、かつ、前記環状永
久磁石及び環状感温磁性体を貫通してケースの開口部か
ら外方に導出された第1のリード線と、ケースの開口部
側でリードスイッチの第2のリード片に接続され、ケー
ス開口部から外方に導出された第2のリード線と、前記
リードスイッチ素子と第1.第2のリード線の一部とを
含むようにケース内に充填された注型剤とを具備したも
のとしている。この場合、前記絶縁性ホルダの開口部に
、収納された環状永久磁石及び環状感温磁性体を挾持す
る挾持部を形成したものとしてもよく、さらにその底部
に感温リードスイッチ素子の位置決め部を備えたものと
してもよい。
スイッチの外周に環状永久磁石及び環状感温磁性体が配
置された感温リードスイッチ素子と、この感温リードス
イッチ素子を収納した有底筒状からなる絶縁性ホルダと
、この絶縁性ホルダを収納した有底筒状で、かつ、フラ
ンジを有するケースと、このケースの底部側でリードス
イッチの第1のリード片に接続され、かつ、前記環状永
久磁石及び環状感温磁性体を貫通してケースの開口部か
ら外方に導出された第1のリード線と、ケースの開口部
側でリードスイッチの第2のリード片に接続され、ケー
ス開口部から外方に導出された第2のリード線と、前記
リードスイッチ素子と第1.第2のリード線の一部とを
含むようにケース内に充填された注型剤とを具備したも
のとしている。この場合、前記絶縁性ホルダの開口部に
、収納された環状永久磁石及び環状感温磁性体を挾持す
る挾持部を形成したものとしてもよく、さらにその底部
に感温リードスイッチ素子の位置決め部を備えたものと
してもよい。
また、上記感温リードスイッチの製造方法は、リードス
イッチの外周に環状永久磁石及び環状感温磁性体が配置
された感温リードスイッチ素子を有底筒状からなる絶縁
性ホルダ内に挿入する工程と、この絶縁性ホルダを有底
筒状で、かつ、フランジを有するケース内に挿入する工
程と、前記リードスイッチ素子と第1.第2のリード線
の一部とを含むようにケース内に注型剤を充填する工程
とを有するものとしている。
イッチの外周に環状永久磁石及び環状感温磁性体が配置
された感温リードスイッチ素子を有底筒状からなる絶縁
性ホルダ内に挿入する工程と、この絶縁性ホルダを有底
筒状で、かつ、フランジを有するケース内に挿入する工
程と、前記リードスイッチ素子と第1.第2のリード線
の一部とを含むようにケース内に注型剤を充填する工程
とを有するものとしている。
(作 用)
上記構成を備えた本発明の作用について説明する。
請求項1乃至請求項3記載の感温リードスイッチでは、
環状永久磁石及び環状感温磁性体が配置された感温リー
ドスイッチ素子を予め絶縁性ホルダ内に収納した後、こ
の絶縁性ホルダをケース内に挿入している。従って、環
状永久磁石及び環状感温磁性体の偏心を防止するととも
に、リードスイッチのガラスの破損を防止している。
環状永久磁石及び環状感温磁性体が配置された感温リー
ドスイッチ素子を予め絶縁性ホルダ内に収納した後、こ
の絶縁性ホルダをケース内に挿入している。従って、環
状永久磁石及び環状感温磁性体の偏心を防止するととも
に、リードスイッチのガラスの破損を防止している。
請求項4記載の感温リードスイッチの製造方法では、リ
ードスイッチの外周に環状永久磁石及び環状感温磁性体
が配置された感温リードスイッチ素子を有底筒状からな
る絶縁性ホルダ内に挿入し、次に、前記絶縁性ホルダを
有底筒状で、かつ、フランジを有するケース内に挿入す
る。そして、前記リードスイッチ素子と第1.第2のリ
ード線の一部とを含むようにケース内に注型剤を充填す
るので、製造工程の簡略化を図ることができるようにし
ている。
ードスイッチの外周に環状永久磁石及び環状感温磁性体
が配置された感温リードスイッチ素子を有底筒状からな
る絶縁性ホルダ内に挿入し、次に、前記絶縁性ホルダを
有底筒状で、かつ、フランジを有するケース内に挿入す
る。そして、前記リードスイッチ素子と第1.第2のリ
ード線の一部とを含むようにケース内に注型剤を充填す
るので、製造工程の簡略化を図ることができるようにし
ている。
(実施例)
以下、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は一実施例としての感温リードスイッチの断面図
である。尚、ここでは前記第4図乃至第6図において説
明したものと同等のものについては同一の符号を付して
説明する。
である。尚、ここでは前記第4図乃至第6図において説
明したものと同等のものについては同一の符号を付して
説明する。
同図に示す感温・リードスイッチは、感温リードスイッ
チ素子1と、この感温リードスイッチ素子1を収納する
絶縁性ホルダ18と、絶縁性ホルダ18を収納するケー
ス2とを有している。
チ素子1と、この感温リードスイッチ素子1を収納する
絶縁性ホルダ18と、絶縁性ホルダ18を収納するケー
ス2とを有している。
感温リードスイッチ素子1は、リードスイッチ3と、こ
のリードスイッチ3の外周に配置された2個の環状永久
磁石6a、6b及び環状感温磁性体7から構成されてい
る。
のリードスイッチ3の外周に配置された2個の環状永久
磁石6a、6b及び環状感温磁性体7から構成されてい
る。
リードスイッチ3の第1のリード片3aと、リードスイ
ッチ3に沿って配置されたシリコン被覆された第1のリ
ード線4の露出先端部4aとは、第1の端子5aにより
接続されている。また、リードスイッチ3の第2のリー
ド片3bは、第2の端子5bによりシリコン被覆された
第2のリード線8に接続され、第1.第2のリード線4
.8をともにリードスイッチ3の第2のリード片3b側
に導出するようにしている。
ッチ3に沿って配置されたシリコン被覆された第1のリ
ード線4の露出先端部4aとは、第1の端子5aにより
接続されている。また、リードスイッチ3の第2のリー
ド片3bは、第2の端子5bによりシリコン被覆された
第2のリード線8に接続され、第1.第2のリード線4
.8をともにリードスイッチ3の第2のリード片3b側
に導出するようにしている。
前記環状永久磁石6a、6b及び環状感温磁性体7は、
前記第6図に示したように、ともに円柱状でその中心部
にそれぞれ軸線方向に沿ってり一ドスイツヂ3を挿通す
るための円形孔19と第1のリード線4を挿通するため
の溝60とが形成されている。そして、環状感温磁性体
7の両側にそれぞれ環状永久磁石6a、6bを同心的に
配置し、各円形孔9にリードスイッチ3を、8溝60に
第1のリード線4をそれぞれ貫通させることにより、こ
れら環状永久磁石6a、6b及び環状感温磁性体7はリ
ードスイッチ3と第1のリード線4の外周に配置される
ようになっている。
前記第6図に示したように、ともに円柱状でその中心部
にそれぞれ軸線方向に沿ってり一ドスイツヂ3を挿通す
るための円形孔19と第1のリード線4を挿通するため
の溝60とが形成されている。そして、環状感温磁性体
7の両側にそれぞれ環状永久磁石6a、6bを同心的に
配置し、各円形孔9にリードスイッチ3を、8溝60に
第1のリード線4をそれぞれ貫通させることにより、こ
れら環状永久磁石6a、6b及び環状感温磁性体7はリ
ードスイッチ3と第1のリード線4の外周に配置される
ようになっている。
絶縁性ホルダ18は、電気的絶縁性を備えた熱硬化性あ
るいは熱可塑性のプラスチックからなる有底円筒状のも
のであり、内径寸法値B(第3図(b))を前記環状永
久磁石6a、6b及び環状感温磁性体7の外径寸法値と
ほぼ同様の値としている。また、その外径寸法値C(第
3図(b))は、ケース2の内径値と同等又は若干小さ
めとしている。
るいは熱可塑性のプラスチックからなる有底円筒状のも
のであり、内径寸法値B(第3図(b))を前記環状永
久磁石6a、6b及び環状感温磁性体7の外径寸法値と
ほぼ同様の値としている。また、その外径寸法値C(第
3図(b))は、ケース2の内径値と同等又は若干小さ
めとしている。
また、この絶縁性ホルダ18は底部18aの内周面に段
差部18bを形成され、これが環状永久磁石6bの位置
決め部としての機能を備えている。
差部18bを形成され、これが環状永久磁石6bの位置
決め部としての機能を備えている。
また、この段差部18bの底部18aの内周面からの高
さAは、環状永久磁石6bから図示下部に突出したリー
ドスイッチ3.第1の圧着端子5a等の突出寸法値を勘
案して定めている。さらに、上記位置決め部としては図
示段差部18bに限らず、他の形状としてもよい。
さAは、環状永久磁石6bから図示下部に突出したリー
ドスイッチ3.第1の圧着端子5a等の突出寸法値を勘
案して定めている。さらに、上記位置決め部としては図
示段差部18bに限らず、他の形状としてもよい。
他方、この絶縁性ホルダ18の開口部18C側には、第
2図に示すように中心軸Oを中心として等角度間隔(本
実施例では90度)で切り欠き18dが形成されている
。図では4個を示すがこの数に限定されない。この切り
欠き18dは、収納される感温リードスイッチ素子1を
挾持する挾持部としての機能を発揮するものである。す
なわち、図示するような切り欠き部18dを備えた円筒
状のものをプラスチックを成型することで得る場合、各
切り欠き部18d部分は中心軸O側に反る傾向があり、
この反りの力を利用して挟持力を得ている。この切り欠
き部18dの深さは前記段差部18bの位置よりも上方
に設定するのが沿面距離の確保上好ましい。
2図に示すように中心軸Oを中心として等角度間隔(本
実施例では90度)で切り欠き18dが形成されている
。図では4個を示すがこの数に限定されない。この切り
欠き18dは、収納される感温リードスイッチ素子1を
挾持する挾持部としての機能を発揮するものである。す
なわち、図示するような切り欠き部18dを備えた円筒
状のものをプラスチックを成型することで得る場合、各
切り欠き部18d部分は中心軸O側に反る傾向があり、
この反りの力を利用して挟持力を得ている。この切り欠
き部18dの深さは前記段差部18bの位置よりも上方
に設定するのが沿面距離の確保上好ましい。
ケース2は、非磁性体金属からなる有底筒状で、かつ、
開口部側に円形のフランジ2aを具備したもので、前記
第1.第2のリード線4,8をこのケース2の開口部か
ら外方に突出させるようにして前記絶縁性ホルダ18を
収納している。
開口部側に円形のフランジ2aを具備したもので、前記
第1.第2のリード線4,8をこのケース2の開口部か
ら外方に突出させるようにして前記絶縁性ホルダ18を
収納している。
ところで、本実施例では絶縁性ホルダ18の底部18a
の内部と、環状永久磁石6bからケース2の開口部に至
る範囲には、シリコンゴム製の注型剤12が充填されて
いる。
の内部と、環状永久磁石6bからケース2の開口部に至
る範囲には、シリコンゴム製の注型剤12が充填されて
いる。
この注型剤12は、ケース2が金属製であり、また、第
1.第2のリード線4,8にともにシリコン被覆が施さ
れているため、シリコンゴム製のものが接着性、密着性
の点で好適であり、耐熱的にも優れた構造となるが、他
の材質のものを用いるようにしてもよい。
1.第2のリード線4,8にともにシリコン被覆が施さ
れているため、シリコンゴム製のものが接着性、密着性
の点で好適であり、耐熱的にも優れた構造となるが、他
の材質のものを用いるようにしてもよい。
さらに、前記注型剤12の上端からケース2の開口部に
至る範囲に注型剤12よりも柔軟で伸びが大きく気密性
にも優れたシリコンゴム製の注型剤を充填してもよい。
至る範囲に注型剤12よりも柔軟で伸びが大きく気密性
にも優れたシリコンゴム製の注型剤を充填してもよい。
すなわち、この注型剤はケース2の開口部の気密性を保
つ目的で充填されるものであるから、量的にもそれ程深
くする必要もなく必要に応じて上記注型剤12とともに
併用すればよい。ざらに、絶縁性ホルダ18の底部18
aの内部にはかならずしも注型剤12を充填する必要は
なく、むしろ注型剤の量を節約するためには充填されな
い方が好ましい。
つ目的で充填されるものであるから、量的にもそれ程深
くする必要もなく必要に応じて上記注型剤12とともに
併用すればよい。ざらに、絶縁性ホルダ18の底部18
aの内部にはかならずしも注型剤12を充填する必要は
なく、むしろ注型剤の量を節約するためには充填されな
い方が好ましい。
尚、第1図中14は圧着端子15aにより第1のリード
線4に接続された外部接続リード線、16は圧着端子1
5bにより第2のリード線8に接続された外部接続リー
ド線、17は外部接続リード線16の先端に圧着した端
子、20は第1のリード線4.圧着端子15a及び外部
接続リード線14の外周に被覆したチューブ、21は第
2のリード線8.圧着端子’15b及び外部接続リード
線16の外周に被覆したチューブである。
線4に接続された外部接続リード線、16は圧着端子1
5bにより第2のリード線8に接続された外部接続リー
ド線、17は外部接続リード線16の先端に圧着した端
子、20は第1のリード線4.圧着端子15a及び外部
接続リード線14の外周に被覆したチューブ、21は第
2のリード線8.圧着端子’15b及び外部接続リード
線16の外周に被覆したチューブである。
上述した構成の感温リードスイッチによれば、感温リー
ドスイッチ素子1は絶縁性ホルダ18内に収納され、し
かも環状永久磁石5a、5b及び環状感温磁性体7を挾
持する挾持部18dが形成°されているので、環状永久
磁石6a、6b、環状感温磁性体7がそ、れぞれ第5図
に示すように左右に偏心することを防止でき、従って該
感温リードスイッチの感度のバラツキを防止することが
できる。
ドスイッチ素子1は絶縁性ホルダ18内に収納され、し
かも環状永久磁石5a、5b及び環状感温磁性体7を挾
持する挾持部18dが形成°されているので、環状永久
磁石6a、6b、環状感温磁性体7がそ、れぞれ第5図
に示すように左右に偏心することを防止でき、従って該
感温リードスイッチの感度のバラツキを防止することが
できる。
さらに、該絶縁性ホルダ18には、底部18aに感温リ
ードスイッチ素子1の位置決め部18bを備えているの
で、確実にリードスイッチ3の破損を防止でき、しかも
従来必須であったシリコンキャップ10を省略すること
ができる。
ードスイッチ素子1の位置決め部18bを備えているの
で、確実にリードスイッチ3の破損を防止でき、しかも
従来必須であったシリコンキャップ10を省略すること
ができる。
また、第1のリード線4がリードスイッチ3と共に環状
永久磁石6a、6b及び環状感温磁性体7の内部を貫通
しているため、これらの外周と絶縁性ホルダ18の内周
面との間隙がきわめて小さく、しかも絶縁性ホルダ18
の肉厚は薄く形成されていることから、ケース2の外部
からの熱を損失なく環状感温磁性体7に伝導することが
でき、熱伝導性が良好で温度センサとしての感度が優れ
ている。
永久磁石6a、6b及び環状感温磁性体7の内部を貫通
しているため、これらの外周と絶縁性ホルダ18の内周
面との間隙がきわめて小さく、しかも絶縁性ホルダ18
の肉厚は薄く形成されていることから、ケース2の外部
からの熱を損失なく環状感温磁性体7に伝導することが
でき、熱伝導性が良好で温度センサとしての感度が優れ
ている。
また、第1.第2のリード線4,8に曲げ力が加わった
場合、この曲げ力に伴い第1.第2のリード線4,8に
生じる曲げ応力は注型剤12により吸収されるため、第
1.第2のリード線4,8が裂けることがない。
場合、この曲げ力に伴い第1.第2のリード線4,8に
生じる曲げ応力は注型剤12により吸収されるため、第
1.第2のリード線4,8が裂けることがない。
また、前記絶縁性ホルダコ8内に感温リードスイッチ素
子自体を収納しているため絶縁が充分になり、前述のよ
うな沿面距離の確保の必要がなくなるので小形化を図る
ことができる。
子自体を収納しているため絶縁が充分になり、前述のよ
うな沿面距離の確保の必要がなくなるので小形化を図る
ことができる。
次に上記構成を備えた感温リードスイッチの製造方法に
ついて、第3図(a)乃至(d)を参照して説明する。
ついて、第3図(a)乃至(d)を参照して説明する。
まず、同図(a>に示すように環状感温磁性体7の両側
に環状永久磁石5a、5bを配置したものにリードスイ
ッチ3を挿入して感温リードスイッチ素子を組み立てる
。この場合、接着剤は使用しない。
に環状永久磁石5a、5bを配置したものにリードスイ
ッチ3を挿入して感温リードスイッチ素子を組み立てる
。この場合、接着剤は使用しない。
■ 上記リードスイッチ3の外周に環状永久磁石6a、
6b及び環状感温磁性体7が配置された感温リードス
イッチ素子1を絶縁性ホルダ18内に挿入する(同図(
b)参照)。この場合、絶縁性ホルダ18には、その底
部18aに感温リードスイッチ素子1の位置決め部18
bを備えているので、感温リードスイッチ素子1を定位
置に位置決めすることが容易となる。従って、前記感温
リードスイッチ素子の組立時に接着剤を使う必要がない
。また、前記挿入は環状磁石や磁性体部分を前記ホルダ
の段差部に位置決めした後、これらに対して固定されて
いないリードスイッチ部分を軽く押して位置決めするこ
ととなるので、ガラスにはストレスが加わらず破損を防
止できる。
6b及び環状感温磁性体7が配置された感温リードス
イッチ素子1を絶縁性ホルダ18内に挿入する(同図(
b)参照)。この場合、絶縁性ホルダ18には、その底
部18aに感温リードスイッチ素子1の位置決め部18
bを備えているので、感温リードスイッチ素子1を定位
置に位置決めすることが容易となる。従って、前記感温
リードスイッチ素子の組立時に接着剤を使う必要がない
。また、前記挿入は環状磁石や磁性体部分を前記ホルダ
の段差部に位置決めした後、これらに対して固定されて
いないリードスイッチ部分を軽く押して位置決めするこ
ととなるので、ガラスにはストレスが加わらず破損を防
止できる。
■ この感温リードスイッチ素子1を挿入した絶縁性ホ
ルダ18をケース2内に挿入する(同図(C)参照)。
ルダ18をケース2内に挿入する(同図(C)参照)。
■ ケース2の開口部からケース2内に注型剤12を注
入して、リードスイッチ素子1と第1゜第2のリード線
4,8の一部とを含むように充填させる(同図(d)参
照)。このとき、絶縁性ホルダに設けられた挾持部とし
ての溝18dを介して注型剤が充分に行き渡る。このよ
うに、本実施例においては注型剤の注入は1回だけでよ
く、さらに、ケース2と絶縁性ホルダ18との間に注型
剤が流入する量だけで足りるからその使用量を減少させ
、製造コストの低減に寄与することもできる。
入して、リードスイッチ素子1と第1゜第2のリード線
4,8の一部とを含むように充填させる(同図(d)参
照)。このとき、絶縁性ホルダに設けられた挾持部とし
ての溝18dを介して注型剤が充分に行き渡る。このよ
うに、本実施例においては注型剤の注入は1回だけでよ
く、さらに、ケース2と絶縁性ホルダ18との間に注型
剤が流入する量だけで足りるからその使用量を減少させ
、製造コストの低減に寄与することもできる。
前述した絶縁性ホルダ18によって、以上のような極め
て簡単な製造工程とすることができる。
て簡単な製造工程とすることができる。
これにより、製造に要する時間の短縮を図ることができ
、従って、製造コストの低減を図ることもできる。
、従って、製造コストの低減を図ることもできる。
尚、本発明は前記図示又は説明した実施例に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において様々に変形実
施が可能である。
ものではなく、その要旨の範囲内において様々に変形実
施が可能である。
[発明の効果]
以上詳述した本発明によれば、感温リードスイッチの感
度の向上及びリードスイッチのガラスの破損を防止する
感温リードスイッチ及び製造工程の簡略化を達成できる
感温リードスイッチの製造方法の提供ができる。
度の向上及びリードスイッチのガラスの破損を防止する
感温リードスイッチ及び製造工程の簡略化を達成できる
感温リードスイッチの製造方法の提供ができる。
第1図は本発明の一実施例としての感温リードスイッチ
の断面図、第2図は第1図に示す絶縁性ホルダの斜視図
、第3図(a)乃至(d)は第1図に示す感温リードス
イッチの製造工程を示す説明図、第4図は従来の感温リ
ードスイッチの断面図、第5図は環状感温磁性体と環状
永久磁石が偏心した様子を示す説明図、第6図はリード
スイッチを環状感温磁性体及び環状永久磁石に挿入する
際の説明図である。 1・・・感温リードスイッチ素子、2・・・ケース、3
・・・リードスイッチ、 4・・・第1のリード線、8
・・・第2のリード線、 3a、3b・・・リード片
、5a、5b・・・環状永久磁石、 7・・・環状感温磁性体、 12・・・注型剤、18・
・・絶縁性ホルダ、 18b、・・・位置決め部、18
d・・・挾持部。 第 図 第 第 図 図 第 図 第 図
の断面図、第2図は第1図に示す絶縁性ホルダの斜視図
、第3図(a)乃至(d)は第1図に示す感温リードス
イッチの製造工程を示す説明図、第4図は従来の感温リ
ードスイッチの断面図、第5図は環状感温磁性体と環状
永久磁石が偏心した様子を示す説明図、第6図はリード
スイッチを環状感温磁性体及び環状永久磁石に挿入する
際の説明図である。 1・・・感温リードスイッチ素子、2・・・ケース、3
・・・リードスイッチ、 4・・・第1のリード線、8
・・・第2のリード線、 3a、3b・・・リード片
、5a、5b・・・環状永久磁石、 7・・・環状感温磁性体、 12・・・注型剤、18・
・・絶縁性ホルダ、 18b、・・・位置決め部、18
d・・・挾持部。 第 図 第 第 図 図 第 図 第 図
Claims (4)
- (1)リードスイッチの外周に環状永久磁石及び環状感
温磁性体が配置された感温リードスイッチ素子と、この
感温リードスイッチ素子を収納した有底筒状からなる絶
縁性ホルダと、この絶縁性ホルダを収納した有底筒状で
、かつ、フランジを有するケースと、このケースの底部
側でリードスイッチの第1のリード片に接続され、かつ
、前記環状永久磁石及び環状感温磁性体を貫通してケー
スの開口部から外方に導出された第1のリード線と、ケ
ースの開口部側でリードスイッチの第2のリード片に接
続され、ケース開口部から外方に導出された第2のリー
ド線と、前記リードスイッチ素子と第1、第2のリード
線の一部とを含むようにケース内に充填された注型剤と
を具備したことを特徴とする感温リードスイッチ。 - (2)前記絶縁性ホルダの開口部には、収納された環状
永久磁石及び環状感温磁性体を挾持する挾持部が形成さ
れたものである請求項1記載の感温リードスイッチ。 - (3)前記絶縁性ホルダは、底部に感温リードスイッチ
素子の位置決め部を備えたものである請求項1又は請求
項2に記載の感温リードスイッチ。 - (4)リードスイッチの外周に環状永久磁石及び環状感
温磁性体が配置された感温リードスイッチ素子を有底筒
状からなる絶縁性ホルダ内に挿入する工程と、この絶縁
性ホルダを有底筒状で、かつ、フランジを有するケース
内に挿入する工程と、前記感温リードスイッチ素子と第
1、第2のリード線の一部とを含むようにケース内に注
型剤を充填する工程とを有する感温リードスイッチの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19768288A JPH0246617A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 感温リードスイツチ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19768288A JPH0246617A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 感温リードスイツチ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0246617A true JPH0246617A (ja) | 1990-02-16 |
Family
ID=16378591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19768288A Pending JPH0246617A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 感温リードスイツチ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246617A (ja) |
-
1988
- 1988-08-08 JP JP19768288A patent/JPH0246617A/ja active Pending
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