JPH0246579Y2 - - Google Patents

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JPH0246579Y2
JPH0246579Y2 JP7519284U JP7519284U JPH0246579Y2 JP H0246579 Y2 JPH0246579 Y2 JP H0246579Y2 JP 7519284 U JP7519284 U JP 7519284U JP 7519284 U JP7519284 U JP 7519284U JP H0246579 Y2 JPH0246579 Y2 JP H0246579Y2
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JP7519284U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、特に体育館などの振動や騒音の発
生の激しい場所の床下支持に使用して好適な床下
支持用束柱に関するものである。
(従来技術) 従来、特に防振、防音を主体にして設計された
床下支持構造としては、以下に示すようなものが
あつた。
第1図は、従来の床下支持構造の一例を示すも
のである。
この床下支持構造の施工順序は、まず、コンク
リートスラブ1に床下支持用束柱の配置位置に合
わせて墨出しを行つた後、ストーンドリル等を使
用してコンクリートスラブ1に穴開け加工し、ア
ンカーボルト2を打ち込む。次にこのアンカーボ
ルト2のねじ部2aに床下支持用束柱3をゴムパ
ツキン2bを介してねじ込む。
この束柱3は、円筒部材4と、台座5と、ナツ
ト6と、上蓋7とから構成されている。
この場合、円筒部材4と台座5とが溶接部9で
固定され、台座5とナツト6とが溶接部10で固
定され、上蓋7と円筒部材4とが溶接部11で固
定され、上蓋7とナツト8とが溶接部12で固定
されている。
そこで、束柱3の下端側ナツト6をアンカーボ
ルト2のねじ部2aにねじ込んで束柱3をコンク
リートスラブ1に固定した後、束柱3の上端側ナ
ツト8に調整ボルト15をねじ込み、あらかじめ
調整ボルト15に嵌めておいた調整ナツト17を
スプリングワツシヤー16を介して締め付け、続
いて、前記調整ボルト15にダブルの締付けナツ
ト18,19、大引受平ワツシヤー21、バウン
ド防振ゴム22を順次取り付けた後、大引鋼23
を嵌合して流す。
この大引鋼23を流し終つた後、アンカーボル
ト2部分のレベル調整は、ダブルの調整ナツト1
8,19を使つて行う。レベル調整後、調整ボル
ト15に防振ゴム24、ワツシヤー25、ナツト
26を順次取付け、再レベル調整して完全締付け
をする。
このとき、防振ゴム22,24の効果をなくさ
ない様にするため、その締付けは、20〜30%とし
ている。
次に、大引鋼23を流し終つた後、あらかじめ
根太鋼27を流す個所に墨出しをし、その位置に
根太パツキング28を接着した後、根太鋼27を
流し、焼入タツピングビス29を取付けて完全締
付けをする。次いで、根太鋼27上に捨貼用ベニ
ヤ合板30を固定した後、仕上床材31をタツピ
ングビス32にて締付け固定し、最後に糊付埋木
33を埋設して、施工を完了するものである。
しかしながら、前述した第1図の従来の床下支
持構造に用いられる束柱3は、これを構成する円
筒部材4、台座5、ナツト6、上蓋7、ナツト8
をそれぞれ溶接して組立てるため、溶接部9,1
0,11,12が非常に多くなり(各溶接部で最
小4個所としても少なくとも16個所)、作業が面
到になるという欠点があつた。又、部品数が多く
生産コストが高くなるという欠点もあつた。
そこで、この欠点を解決しようとしたのが、第
2図に示すようなものである。
この束柱34は、板材35を折曲加工によつて
台形状に形成し、下端部には、束柱34をコンク
リートスラブ1に固定するための脚片部36,3
7をそれぞれ折曲加工によつて外側に向けて形成
し、上端部には、板材35に調整ボルト15を通
すための開口部41を設けたものである。
この束柱34を使用するに際しては、脚部3
6,37をコンクリートスラブ1にゴムパツキン
36a,37aを介して設置し、バツフアーピン
39,40をそれぞれコンクリートスラブ1に打
ち込むことによつて固定した後、あらかじめ調整
ナツト17をねじ込んだ調整ボルト15を開口部
41に通し、ナツト13で締付け、調整ボルト1
5の上端は第1図と同様にして仕上床材31を支
持する。
しかしながら、このような第2図に示す束柱3
4は、単に板材35を折曲して台形状に形成して
いる為、バツフアーピン39,40が完全に固定
されていなかつたり、径の細いものであつたり、
腐食したりしていると、上部からの荷重に対して
脚部36,37が開いてしまい、束柱の機能を果
さなくなつてしまうという欠点があつた。また、
この束柱34は台形状に形成されている為に、座
屈を起こしやすいという欠点をも、もつていた。
そこで、この欠点を解決しようとしたものが、
第3図に示すようなものである。
この束柱42は、第2図の束柱34の台形状に
なつている中央部に補強材43を配設し、溶接部
44,44を介して固定することによつて、上部
からの荷重に対して束柱42の脚部36′,3
7′が開くことを防止し、座屈も起きにくくなる
ようにしたものである。
しかしながら、補強材43を使用する為に部品
点数が増え、コスト高になると共に、溶接部44
をもつている為、溶接部44が不良の場合には、
補強材43の機能を果さなくなつてしまい、加え
て溶接部44の防錆が不完全になつて早期に腐食
を生じ易いという欠点があつた。
(考案の目的) この考案は、前記に示した従来の欠点を解決す
るためになされたもので、床下支持用束柱におい
て、その組立に溶接手段を使用することは一切な
く、座屈に強く、しかもコストの低い床下支持用
束柱を提供することを目的としている。
(考案の構成) この考案は、下端側をコンクリートスラブ側に
固定すると共に、上端側で仕上床材側を支持する
ようにした床下支持用束柱であつて、板材を上下
方向の折曲線で所定角度に折曲して、この折曲線
の両側に二つの板状部を形成し、これら各板状部
の上端に各々設けた折曲片を内方に折曲して重合
させることにより上記仕上床材側の支持部となす
と共に前記各板状部の下端に各々設けた折曲片を
外方に折曲して上記コンクリートスラブ側の固定
部としたことを特徴としており、これによつて束
柱の組立時に溶接手段を一切使わなくてもすむ様
にしたものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第4図は、この考案の一実施例による床下支持
用束柱の展開図、第5図は斜視図である。
第5図に示す床下支持用束柱51は、第4図に
示す板材52から形成されるが、この板材52
は、上下方向の折曲線53の両側に、リブ部54
a,55aをもつ二つの板状部54,55が形成
され、これら各板状部54,55の上端に、ほぼ
同形の三角形状の折曲片54b,55bが形成さ
れていると共に、各板状部54,55の下端に、
ほぼ同形の四角形状の折曲片54c,55cがそ
れぞれ形成された形状を有するものである。
この場合、一方の三角形状の折曲片54bは、
板材52の厚み分Lだけ下げて形成されている。
これは、後に示す様に、板材52を折曲げて組立
てると共に、三角形状をなす一方の折曲片54b
の上に、同じく三角形状をなす他方の折曲片55
bがちようど重なり合うようにする為である。た
だし板材52が薄い場合には、厚み分Lだけ折曲
片54bを下げなくとも組立加工は十分行える。
また、上端側の折曲片54b,55bには、第
1図に示した従来と同様の調整ボルト15を通す
為の開口部54d,55dが形成してあると共
に、下端側の折曲片54c,55cには、バツフ
アーピンを打ち込む為の開口部54e,55eが
形成してあり、前記折曲片54c,55cに間に
は、切欠き部56が形成してある。
次に、第4図に示す板材52を用いて第5図に
示すような床下支持用束柱を形成するには、板材
52において板状部54,55と三角形状の折曲
片54b,55bとをそれぞれ仕切る折曲線5
7,58に沿つて各折曲片54b,55bを紙面
より向こう側に約90゜折曲げ、板状部54,55
と四角形状の折曲片54c,55cとをそれぞれ
仕切る折曲線59,60に沿つて各折曲片54
c,55cを紙面より手前側に約90゜折曲げる。
次いで上下方向の折曲線53を中心にして紙面に
おいて折曲線53が手前に突出する方向に、板状
部54,55を約120゜折曲し、三角形状の折曲片
54b,55bが重なり合うようにして前記三角
形状の折曲片54b,55bの部分を仕上床材側
の支持部61となすと共に、前記四角形状の折曲
片54c,55cの部分をコンクリートスラブ側
の固定部62となすようにする。そして、このと
きには、折曲片55bが折曲片54bの上にな
り、開口部54d,55dが一致した状態とす
る。
なお、板状部54,55を折曲線53を中心に
して約120゜曲げたあと、上端の折曲片54b,5
5bおよび下端の折曲片54c,55cをそれぞ
れ所定の向きに約90゜曲げるようにしてもよい。
また、四角形状の折曲片54c,55cを折曲
線59,60に沿つて紙面の手前側に折曲するに
際しては、この折曲と同時にリブ加工を施し、第
5図に示すようにリブ部64a,64b、65
a,65bを設けるようにすることもでき、ま
た、このようにすることが望ましい。
次に、第5図に示した床下支持用束柱51を使
用して床下を支持する要領について説明する。
(ただし第1図と同一構造部分には同一符号を付
してその説明を省略する。) 第5図に示す床下支持用束柱51を使用して、
最終的に仕上材31を支持するに際しては、コン
クリートスラブ1上にゴムパキン71を介して床
下支持用束柱51をのせ、前記束柱51のコンク
リートスラブ側固定部62の開口部54e,55
eのバツフアーピン72,73を打ち込んで床下
支持用束柱51をコンクリートスラブ1に固定し
た後、前記束柱51の仕上床材側の支持部61の
開口部54d,55dに調整ボルト15を貫通さ
せ、あらかじめ調整ボルト15に設けておいたス
プリングワツシヤー16およびナツト17と、ボ
ルト15の下端よりねじ込んだナツト75とを締
付けることによつて、調整ボルト15を所定の高
さで床下支持用束柱51に固定する。続いて、調
整ボルト15にダブルナツト18,19、大引受
ワツシヤー21、バウンド防振ゴム22を前述し
た従来施工順序と同様にして順次嵌合し、以後、
前記従来施工例と同様にして最終的に仕上床材3
1をタツピングビス32により締付固定して施工
を完了する。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案は、下端側
をコンクリートスラブ側に固定すると共に、上端
側で仕上床材側を支持するようにした床材支持用
束柱において、板材を上下方向の折曲線で所定角
度に折曲して、この折曲線の両側に二つの板状部
を形成し、これら各板状部の上端に各々設けた折
曲片を内方に折曲して重合させることにより上記
仕上床材側の支持部となすと共に前記各板状部の
下端に各々設けた折曲片を外方に折曲して、上記
コンクリートスラブ側の固定部とする構成とした
から、折曲加工のみによつて床下支持用束柱を形
成することができ、従来のように溶接を全く必要
とせず、組立作業が容易になると共に、大量生産
も可能でコストを低くすることができ、溶接部の
腐食の問題も全くなくなるという非常にすぐれた
効果を有し、加えて座屈に強く、強度を増すこと
が可能であつて補強部材などを必要としないなど
の非常にすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の床下支持構造の縦断面図、第2
図および第3図は従来の床下支持用束柱の他の例
を示す説明図、第4図はこの考案の一実施例によ
る床下支持用束柱の展開図、第5図は第4図に示
す床下支持用束柱の板材を組立てた状態の斜視
図、第6図はこの考案の床下支持用束柱を使用し
た床下支持構造の例を示す縦断面図、第7図は第
6図−断面図である。 1……コンクリートスラブ、31……仕上床
材、51……床下支持用束柱、52……板材、5
3……折曲線、54,55……板状部、54b,
54c,55b,55c……折曲片、61……仕
上床材側の支持部、62……コンクリートスラブ
側の固定部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端側をコンクリートスラブ側に固定すると共
    に、上端側で仕上床材側を支持するようにした床
    下支持用束柱であつて、板材を上下方向の折曲線
    で所定角度に折曲して、この折曲線の両側に二つ
    の板状部を形成し、これら各板状部の上端に各々
    設けた折曲片を内方に折曲して重合させることに
    より上記仕上床材側の支持部となすと共に前記各
    板状部の下端に各々設けた折曲片を外方に折曲し
    て、上記コンクリートスラブ側の固定部としたこ
    とを特徴とする床下支持束柱。
JP7519284U 1984-05-24 1984-05-24 床下支持用束柱 Granted JPS60187236U (ja)

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JP7519284U JPS60187236U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 床下支持用束柱

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JP7519284U JPS60187236U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 床下支持用束柱

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JPS60187236U JPS60187236U (ja) 1985-12-11
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JPS6145537U (ja) * 1984-08-29 1986-03-26 大村技研株式会社 床下支持用束柱

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JPS60187236U (ja) 1985-12-11

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