JPH02464Y2 - - Google Patents

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JPH02464Y2
JPH02464Y2 JP9760985U JP9760985U JPH02464Y2 JP H02464 Y2 JPH02464 Y2 JP H02464Y2 JP 9760985 U JP9760985 U JP 9760985U JP 9760985 U JP9760985 U JP 9760985U JP H02464 Y2 JPH02464 Y2 JP H02464Y2
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JP
Japan
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protrusion
hole
slide plate
notch
longitudinal direction
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JP9760985U
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JPS626392U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボデイとこのボデイの鉤口を開閉す
るためのスライドプレートとを備えたコンパウン
ド針の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種構造のコンパウンド針としては、
例えば、特開昭55−118934号公報に示すように、
細長の金属板をその長手方向に沿つて折り曲げて
横断面を略長方形もしくは略長円形としてスライ
ドプレートのスライド用空洞部を形成したボデイ
を備えたものがあるが、このような空洞部は、一
旦前記金属板をU字状に折り曲げて溝部を形成し
たのち更に、互いに対向する二枚の側壁の一方も
しくは双方を折り曲げることにより前記溝部を閉
じ、スライドプレートが溝部から脱出するのを防
止できる形状とされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなコンパウンド針は他
の縫製用の針と同様に機械の効率を高めるため高
速化に適応しうることが要請され、編針作動が円
滑高速度に行える程度に充分正確でなければなら
ないのに、前記側壁の折り曲げ作業を行うことは
必ずしも容易でなく、しかもスライドプレートの
脱落事故も多く、メリヤス編針を簡単に量産する
上で末だ少なからぬ問題が残つているのが現状で
ある。
本考案は、これら従来の欠点を除去しようとす
るもので、簡単な工程により安価に多量生産が可
能であり、しかも編み製品の品質が良好で運針動
作を円滑かつ正確に安定した状態下に実施できる
うえ、高速作業を可能にして機械の効率を大幅に
高めうるコンパウンド針を提供することを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、スライドプレート1の下面をボデイ
11の上面と当接させボデイ11の長手方向にス
ライドさせるコンパウンド針において、ボデイ1
1には、その下方部に長手方向に沿つて切欠部1
2を設けると共に、ボデイ11の上面側と切欠部
12側とを連通させる貫通孔13を切欠部12に
沿つて形成し、スライドプレート1には、その下
面側に第1の突起2を延長形成して、これを前記
貫通孔13に挿入すると共に、この第1の突起2
にこれと交叉する方向かつ貫通孔13の外部位置
に第2の突起3を設け、この突起イ3によりスラ
イドプレート1のボデイ11からの脱出を防止し
うるようにしたことを特徴とするコンパウンド針
である。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に従つて説明すると、こ
のコンパウンド針は、先端にフツク17を有し針
幹の長手方向に切欠部12と貫通孔13を形成し
たボデイ11と、下面がボデイ11の上面と当接
し前記貫通孔13に案内されて往復動が可能なス
ライドプレート1とからなつている。
前記ボデイ11の長手方向中間位置の下方部に
はボデイ11の長手方向に沿つて前記切欠部12
が略コ字状に形成されている(第1図)と共に、
ボデイ11の上面側と切欠部12側とを連通させ
る細長で長方形の前記貫通孔13が、切欠部12
に沿つて形成されている(第2図)。
前記スライドプレート1には、その下面側すな
わちボデイ11との当接面側に前記第1の突起2
が長方形の板状に延長形成され、この突起2は貫
通孔13に、その下方部が貫通孔13外に突出し
た状態で挿入され、さらにこの突起2のうち前記
突出部には、これと直交する方向にかつ切欠部1
2の上方端面12′の近接位置に断面円形で棒状
の第2の突起3が設けられている。
図中14,15及び16は貫通孔13の内面で
あり、内面14はスライドプレート1の往復動を
案内する摺動面となるものである。内面15及び
16はスライドプレート1の往復動のストローク
を決定する摺動端面となるものであつて、切欠部
12の各端面15′,16′を延長することにより
形成されたものである。なお、18はバツトであ
る。
次に、このコンパウンド針の製作に当たつて
は、円孔(図示せず)を設けた突起2を予め延長
して設けたスライドプレート1を用意し、この突
起2をボデイ11に形成した貫通孔13に挿入し
たのち、断面円形のピンを前記円孔に打ち込んで
溶着すればよい。
しかして、運針時においては、スライドプレー
ト1は突起2が貫通孔13すなわち内面14によ
り案内規制されてボデイ11の長手方向に往復動
するものであるが、その上下方向(第1図上下方
向)の動きはスライドプレート1の上方部と突起
3により、往復動方向の終端位置は貫通孔13の
内面15及び16によりそれぞれ拘束される(第
4図)ので前記往復動は極めて円滑かつ正確に行
われる結果、運針の高速化が可能となるうえ、良
質のメリヤスを安定して生産できる利点があると
共に、運針時において(第3図)突起3の左側面
と前記内面15の間で間欠的にではあるが貫通孔
13の一部が開放され、これが埃排出口として作
用するためメリヤス編成中の毛羽や埃の詰まり現
象によるトラブルや詰まりの清掃回数を大幅に減
少することができる。
上記実施例では切欠部12はボデイ11の下方
部を切削して形成されているが、針幹を略コ字状
(〓)に折曲し、この折曲部に前記貫通孔13と
同様のものを形成してもよい。
また、前記突起3の設け方としては、前記ピン
を打ち込む代わりに突起3の下端部の中央位置に
予め上下方向の裂け目を形成しておき、この裂け
目を境にして前記下端部を突起3の正面に対し直
交する方向に二股状に折曲する方法も採取でき
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、高性能の
コンパウンド針を安価に量産することが可能とな
り、スライドプレートの往復動も円滑・高速化で
きると共にその正確さも保証され、したがつて品
質好な編み製品を安定して量産できるなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部の正面図、第2図はその平面図、第3図は第
2図−線による断面図、第4図は第2図−
線による断面図である。 1……スライドプレート、2,3……突起、1
1……ボデイ、12……切欠部、12′……上方
端面、13……貫通孔、14,15,16……内
面、15′,16′……端面、17……フツク、1
8……バツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スライドプレート1の下面をボデイ11の上面
    と当接させボデイ11の長手方向にスライドさせ
    るコンパウンド針において、 ボデイ11には、その下方部に長手方向に沿つ
    て切欠部12を設けると共に、ボデイ11の上面
    側と切欠部12側とを連通させる貫通孔13を切
    欠部12に沿つて形成し、スライドプレート1に
    は、その下面側に第1の突起2を延長形成して、
    これを前記貫通孔13に挿入すると共に、この第
    1の突起2にこれと交叉する方向かつ貫通孔12
    の外部位置に第2の突起3を設け、この突起3に
    よりスライドプレート1のボデイ11からの脱出
    を防止しうるようにしたことを特徴とするコンパ
    ウンド針。
JP9760985U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH02464Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9760985U JPH02464Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9760985U JPH02464Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS626392U JPS626392U (ja) 1987-01-14
JPH02464Y2 true JPH02464Y2 (ja) 1990-01-08

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ID=30964735

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JP9760985U Expired JPH02464Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3904578A1 (de) 2020-04-29 2021-11-03 Groz-Beckert KG Schiebernadel für strickmaschinen

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JPS626392U (ja) 1987-01-14

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