JPH0246129Y2 - - Google Patents
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- JPH0246129Y2 JPH0246129Y2 JP14875686U JP14875686U JPH0246129Y2 JP H0246129 Y2 JPH0246129 Y2 JP H0246129Y2 JP 14875686 U JP14875686 U JP 14875686U JP 14875686 U JP14875686 U JP 14875686U JP H0246129 Y2 JPH0246129 Y2 JP H0246129Y2
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- frequency
- shift
- mode
- carrier signal
- demodulation
- Prior art date
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- FGUUSXIOTUKUDN-IBGZPJMESA-N C1(=CC=CC=C1)N1C2=C(NC([C@H](C1)NC=1OC(=NN=1)C1=CC=CC=C1)=O)C=CC=C2 Chemical compound C1(=CC=CC=C1)N1C2=C(NC([C@H](C1)NC=1OC(=NN=1)C1=CC=CC=C1)=O)C=CC=C2 FGUUSXIOTUKUDN-IBGZPJMESA-N 0.000 description 4
- YTAHJIFKAKIKAV-XNMGPUDCSA-N [(1R)-3-morpholin-4-yl-1-phenylpropyl] N-[(3S)-2-oxo-5-phenyl-1,3-dihydro-1,4-benzodiazepin-3-yl]carbamate Chemical compound O=C1[C@H](N=C(C2=C(N1)C=CC=C2)C1=CC=CC=C1)NC(O[C@H](CCN1CCOCC1)C1=CC=CC=C1)=O YTAHJIFKAKIKAV-XNMGPUDCSA-N 0.000 description 3
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Landscapes
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は復調用のキヤリヤ周波数と局部発振周
波数とをトラツキングをとりながら同時に可変し
するようにしたSSB受信機に関する。 (従来技術) 従来、受信機において復調用のキヤリヤ周波数
と局部発振周波数とをトラツキングをとりながら
同時に可変し、受信信号に対して中間周波フイル
タの帯域を実質的に移動して受信信号の一方側を
遮断することが知られている。本明細書において
はこれをIFシフトと記す。 かかるIFシフト機能により混信除去を容易な
らしめている。 (考案が解決しようとする問題点) 上記の如きIFシフト機能を有する従来の受信
機において、SSB受信の場合に受信モードたとえ
ばロワーサイドバンド(以下LSB)モードとア
ツパーサイドバンド受信(以下USB)との受信
では復調用のキヤリヤ信号は、中間周波フイルタ
に対して相対称する位置に必要とされる。これを
図示すれば第4図aに示す如く、SSB用の中間周
波フイルタではサイドバンドの周波数スペクトラ
ムが中間周波フイルタの帯域内に入らない。そこ
でUSB受信時にはキヤリヤ信号周波数を−1.5k
Hz加えてUSBの周波数スペクトラムを中間周波
フイルタの帯域内へ移動させる(第4図b)。ま
たLSB受信時にはキヤリヤ信号周波数を+1.5kHz
加えてLBSの周波数スペクトラムを中間周波フ
イルタの帯域内へ移動させる。そこでキヤリヤ信
号は前記の如く中間周波フイルタに対して相対称
する位置に必要とされることになる。これは、復
調用キヤリヤ信号に対して上下対称に存在する
LBS信号とUSB信号を同一の中間周波フイルタ
で共用して通過させるために受信信号を動かして
2つのLSB信号、USB信号それぞれだけを通過
させるためである。そこで実際にIFシフトさせ
るために復調用キヤリヤ信号周波数を可変させる
が、たとえば音声信号受信の場合、下表に示す如
くUSB受信モードとLSB受信モードとでは復調
用キヤリヤ信号周波数を可変するためのつまみの
回転方向と周波数の変化方向が逆になる。
波数とをトラツキングをとりながら同時に可変し
するようにしたSSB受信機に関する。 (従来技術) 従来、受信機において復調用のキヤリヤ周波数
と局部発振周波数とをトラツキングをとりながら
同時に可変し、受信信号に対して中間周波フイル
タの帯域を実質的に移動して受信信号の一方側を
遮断することが知られている。本明細書において
はこれをIFシフトと記す。 かかるIFシフト機能により混信除去を容易な
らしめている。 (考案が解決しようとする問題点) 上記の如きIFシフト機能を有する従来の受信
機において、SSB受信の場合に受信モードたとえ
ばロワーサイドバンド(以下LSB)モードとア
ツパーサイドバンド受信(以下USB)との受信
では復調用のキヤリヤ信号は、中間周波フイルタ
に対して相対称する位置に必要とされる。これを
図示すれば第4図aに示す如く、SSB用の中間周
波フイルタではサイドバンドの周波数スペクトラ
ムが中間周波フイルタの帯域内に入らない。そこ
でUSB受信時にはキヤリヤ信号周波数を−1.5k
Hz加えてUSBの周波数スペクトラムを中間周波
フイルタの帯域内へ移動させる(第4図b)。ま
たLSB受信時にはキヤリヤ信号周波数を+1.5kHz
加えてLBSの周波数スペクトラムを中間周波フ
イルタの帯域内へ移動させる。そこでキヤリヤ信
号は前記の如く中間周波フイルタに対して相対称
する位置に必要とされることになる。これは、復
調用キヤリヤ信号に対して上下対称に存在する
LBS信号とUSB信号を同一の中間周波フイルタ
で共用して通過させるために受信信号を動かして
2つのLSB信号、USB信号それぞれだけを通過
させるためである。そこで実際にIFシフトさせ
るために復調用キヤリヤ信号周波数を可変させる
が、たとえば音声信号受信の場合、下表に示す如
くUSB受信モードとLSB受信モードとでは復調
用キヤリヤ信号周波数を可変するためのつまみの
回転方向と周波数の変化方向が逆になる。
【表】
このため単純につまみで、復調用キヤリヤ信号
周波数を増加、減少させただけでは、USBモー
ドとLSBモードでシフト方向が反対になつてし
まうという問題があつた。 したがつて、つまみの同方向回転に対して、た
とえばUSB受信モードでは高い周波数側がカツ
トされ、LSB受信モードでは低い周波数側がカ
ツトされる。この結果、高いオーデイオ成分の混
信を排除しようとするときはUSB受信モードと
LSB受信モードとでつまみの回転方向を逆にし
なければならず、操作上不都合が大きい問題点と
なつていた。 本考案は上記の問題点を解消して受信モードに
拘わらず、IFシフト量設定手段によるシフト指
示方向と、IFシフトの方向とを一致させたSSB
受信機を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解消するために次の如
く構成した。 復調用のキヤリヤ信号周波数と局部発信周波数
とを同時にトラツキングをとりながら可変して中
間周波フイルタの帯域を実質的に移動させるIF
シフト機能を備えたSSB受信機において、ロワー
サイドバンド受信モードとアツパーサイドバンド
受信モードとを選択的に指示するモード指示手段
と、IFシフト量設定手段と、モード指示手段に
よる指示受信モードを判別する第1判別手段と、
IFシフト量設定手段によるIFシフト方向を判別
する第2判別手段と、判別受信モードおよび判別
IFシフト方向に対応して復調用のキヤリヤ信号
周波数を設定IFシフト量にともなつて増、減す
る周波数変更手段とを備え、判別受信モードにか
かわらず判別IFシフト方向と、中間周波フイル
タの帯域の実質的な移動の方向とを一致させたこ
とを特徴とする。 (作用) 受信モードはモード指示手段によつて指示さ
れ、第1判別手段によつて判別される。またIF
シフト量はIFシフト量設定手段により設定され、
IFシフト方向は第2判別手段によつて判別され
る。 そこで受信モードが指定されかつIFシフト量
が設定されると、判別受信モードおよび判別IF
シフト方向に対応して復調用のキヤリヤ信号周波
数が設定IFシフト量にともなつて増減される。
たとえば受信モードがLSBでIFシフト方向が
(+)方向に指示されているときは周波数変更手
段によりキヤリヤ信号周波数が増加させられ、
IFシフト方向が(−)方向に指示されていると
きは周波数変更手段によりキヤリヤ信号周波数が
減少させられる。 一方、受信モードがUSBでIFシフト方向が
(+)方向に指示されているときは周波数変更手
段によりキヤリヤ信号周波数が減少させられ、
IFシフト方向が(−)方向に指示されていると
きは周波数変更手段によりキヤリヤ信号周波数が
増加させられる。 したがつて、IFシフト方向と中間周波フイル
タの帯域幅の実質的な移動の方向とが一致する。 (実施例) 以下、本考案を実施例により説明する。 第1図aおよびbは本考案の一実施例が適用さ
れるSSB受信機の一例を示すブロツク図および局
部発振器、復調用のキヤリヤ信号発振器の一例を
示すブロツク図である。 アンテナ11から入来した受信信号は、周波数
混合器12に供給して局部発振器13の出力と混
合して周波数変換し、バンドパスフイルタ14に
供給して所定帯域幅の信号に制限された第1中間
周波信号を生成する。第1中間周波信号は周波数
混合器17に供給して、周波数固定の局部発振器
18の発振出力と混合のうえバンドパスフイルタ
19に供給して、所定帯域幅の信号に制限された
第2中間周波信号を得る。第2中間周波信号およ
び復調用のキヤリヤ信号発振器16からの信号を
検波器15に供給して検波する。一方、復調用の
キヤリヤ信号の一部は局部発振器13側に供給
し、キヤリヤ信号周波数を変化させることによつ
てIFシフトを行なわせる。 局部発振器13および復調用のキヤリヤ信号発
振器16は第1図bに示す如く構成してある。 局部発振器13は第1PLL回路31と第2PLL
回路32とを備えており、第2PLL回路32の出
力は周波数混合器37で連結して、第1PLL回路
31の出力周波数間を第2PLL回路32の出力周
波数で補うようにしてある。 第1PLL回路31は水晶発振器17からの出力
周波数を一定分周比で分周するプリスケーラ3
3,プリスケーラ33の出力位相とプログラマブ
ルカウンタ34の出力位相を位相比較する位相比
較器35、位相比較器35の出力により制御され
て出力を局部発振出力として周波数混合器12に
供給する電圧制御発振器36とを備えている。さ
らに電圧制御発振器36の出力の一部は周波数混
合器37に供給して、後記する周波数発振器38
の出力と混合し、周波数混合器37の出力はプロ
グラマブルカウンタ34に供給してある。 第2PLL回路32も第1PLL回路31と同様に、
プリスケーラ39、プログラマブルカウンタ4
0、位相比較器41および電圧制御発振器42で
構成してある。第2PLL回路32の出力、すなわ
ち電圧制御発振器42の出力は周波数混合器38
を介して周波数混合器37に供給してある。 プリスケーラ33の分周比、プリスケーラ39
の分周比は予め一定の分周比に設定してある。プ
ログラマブルカウンタ34の分周比N1およびプ
ログラマブルカウンタ40の分周比N2の変化ス
テツプ幅を設定することにより、プログラマブル
カウンタ40の分周比を単位分周比だけ変化させ
たときに、電圧制御発振器42の出力周波数が例
えば0.0xMHz変化し、プログラマブルカウンタ3
4の分周比を単位分周比だけ変化させたときに、
電圧制御発振器36の出力周波数が例えば0.xM
Hz変化する如く、プログラマブルカウンタ34,
40の分周比N1,N2を単位分周比変えたとき、
電圧制御発振器34,42の発振周波数の間に所
定倍の比率を持たせることができる。このように
所定の倍率たとえば10倍の比率を持たせたとき、
プログラマブルカウンタ40の分周比を10単位分
周比変化させる毎にプログラマブルカウンタ34
の分周比を1単位分周比変化させることによつ
て、局部発振器13の発振周波数vcoが、プロ
グラマブルカウンタ34の分周比の設定で粗調整
され、プログラマブルカウンタ40の分周比の設
定で微調整されることになる。 一方、復調用のキヤリヤ信号発振器16は、第
2PLL回路32と同様にプリスケーラ43、プロ
グラマブルカウンタ44、位相比較器45、電圧
制御発振器46を有する第3PLL回路61と、第
3PLL回路61の出力を一定分周比で分周する分
周器47とで構成され、分周器47の出力は復調
用のキヤリヤ信号として検波器15に供給して、
受信SSB信号の復調を行なう。分周器47の出力
の一部は同時に周波数混合器38に供給して第
2PLL回路32の出力周波数と周波数混合し、周
波数混合器38の出力は周波数混合器37に供給
して電圧制御発振器36の出力周波数と混合す
る。そこでプログラマブルカウンタ44の分周比
を設定することにより復調用のキヤリヤ信号周波
数と局部信号発振周波数とがトラツキングをとり
ながら可変され、中間周波フイルタを構成するバ
ンドパスフイルタ14,19の帯域が実質的に可
変される所謂IFシフトがなされる。 つぎにプログラマブルカウンタ44の分周比の
設定について説明する。第2図はプログラマブル
カウンタ44の分周比設定を示すブロツク図であ
る。 IFシフト量は可変抵抗器54のつまみのセン
ター位置を零とし、センター位置からの回動位置
で与えるものとする。可変抵抗器54のつまみの
位置で与えられたIFシフト電圧はA/D変換器
53にてデイジタルデータに変換される。一方、
キーボードスイツチ52は選択受信モードを選択
するキーボードスイツチである。A/D変換器5
3からの出力およびキーボードスイツチ52の出
力はマイクロコンピユータ51に供給し、マイク
ロコンピユータ51からの出力によりプログラマ
ブルカウンタ44の分周比を、復調用のキヤリヤ
信号周波数およびIFシフト量に対応して設定す
る。 マイクロコンピユータ51の一部を構成する
ROMに記憶させてあるプログラムにしたがつて
作用を、第3図により説明する。 A/D変換器53によりデイジタルデータに変
換されたIFシフトデータは取り込まれ、マイク
ロコンピユータ51の一部を構成するRAMに一
旦記憶される(ステツプa)。続いて、前回記憶
されたIFシフトデータと今回記憶したIFシフト
データとの間に変化があるか否かがチエツクされ
る(ステツプb)。ステツプbにおいて両データ
間に変化はないと判別されればプログラマブルカ
ウンタ44の分周比を変更する必要はない。ステ
ツプbにおいて両データ間に変化があると判別さ
れれば、ステツプbに続いてモードスイツチ52
にて指定された受信モードが判別される(ステツ
プc)。モードスイツチ52にてLSB受信が指示
されているときはLSBの中心周波数から復調用
のキヤリヤ信号を得るための分周比に対応する基
本データが読み出される(ステツプd)。 また、モードスイツチ52にてUSB受信が指
示されているときはUSBの中心周波数から復調
用のキヤリヤ信号を得るための分周比に対応する
基本データが読み出される(ステツプe) LSB受信モードが指示されているときは、ス
テツプdに続いて可変抵抗器54のつまみ位置が
センター位置から右側の位置にあるか、左側の位
置にあるか否かがチエツクされる(ステツプf)。 ステツプfにおいて右側方向と判別されたとき
はステツプdにおける基本データとステツプaに
て読み込まれたIFシフトデータとが加えられ
(ステツプg)、この加えられたデータに対応する
分周比にプログラマブルカウンタ44の分周比が
設定される(ステツプj)。ステツプfにおいて
左側方向と判別されたときはステツプdにおける
基本データからステツプaにおいて読み込まれた
IFシフトデータが減算され(ステツプh)、この
減算されたデータに対応した分周比にプログラマ
ブルカウンタ44の分周比が設定される(ステツ
プj)。 USB受信モードが指示されているときは、ス
テツプeに続いて可変抵抗器54のつまみ位置が
センター位置から右側の位置にあるか、左側の位
置にあるか否かが、ステツプfと同様にチエツク
される(ステツプi)。 ステツプiにおいて左側方向と判別されたとき
はステツプeにおける基本データとステツプaに
て読み込まれたIFシフトデータとが加えられ
(ステツプg)、この加えられたデータに対応する
分周比にプログラマブルカウンタ44の分周比が
設定される(ステツプj)。ステツプiにおいて
右側方向と判別されたときはステツプeにおける
基本データからステツプaにて読み込まれたIF
シフトデータが減算され(ステツプh)、この減
算されたデータに対応した分周比にプログラマブ
ルカウンタ44の分周比が設定される。 上記からも明らかな様に可変抵抗器54のつま
みのセンタ位置からの回動方向にかかわらず、
LSB受信モードの場合も、USB受信モードの場
合も、中間周波フイルタの帯域の実質的な移動方
向は同一となる。 また、可変抵抗器54に代つてデイジタルデー
タ設定器55によりIFシフトデータを設定して
も同様である。 (考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば、受信モータ
を第1判別手段により判別し、IFシフト量設定
手段によるIFシフト方向を第2判別手段により
判別し、判別受信モードおよび判別IFシフト方
向に対応して復調用のキヤリヤ信号周波数を周波
数変更手段によつて増加、減少させて、判別受信
モードに拘わらず判別IFシフト方向と中間周波
フイルタの帯域の実質質的な移動方向とを一致さ
せたため、IFシフト量設定手段の操作方向に対
して一意的に中間周波フイルタの帯域の実質的な
移動方向が同一となつて、操作性が向上する。ま
た誤操作されるおそれは無くなる。
周波数を増加、減少させただけでは、USBモー
ドとLSBモードでシフト方向が反対になつてし
まうという問題があつた。 したがつて、つまみの同方向回転に対して、た
とえばUSB受信モードでは高い周波数側がカツ
トされ、LSB受信モードでは低い周波数側がカ
ツトされる。この結果、高いオーデイオ成分の混
信を排除しようとするときはUSB受信モードと
LSB受信モードとでつまみの回転方向を逆にし
なければならず、操作上不都合が大きい問題点と
なつていた。 本考案は上記の問題点を解消して受信モードに
拘わらず、IFシフト量設定手段によるシフト指
示方向と、IFシフトの方向とを一致させたSSB
受信機を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解消するために次の如
く構成した。 復調用のキヤリヤ信号周波数と局部発信周波数
とを同時にトラツキングをとりながら可変して中
間周波フイルタの帯域を実質的に移動させるIF
シフト機能を備えたSSB受信機において、ロワー
サイドバンド受信モードとアツパーサイドバンド
受信モードとを選択的に指示するモード指示手段
と、IFシフト量設定手段と、モード指示手段に
よる指示受信モードを判別する第1判別手段と、
IFシフト量設定手段によるIFシフト方向を判別
する第2判別手段と、判別受信モードおよび判別
IFシフト方向に対応して復調用のキヤリヤ信号
周波数を設定IFシフト量にともなつて増、減す
る周波数変更手段とを備え、判別受信モードにか
かわらず判別IFシフト方向と、中間周波フイル
タの帯域の実質的な移動の方向とを一致させたこ
とを特徴とする。 (作用) 受信モードはモード指示手段によつて指示さ
れ、第1判別手段によつて判別される。またIF
シフト量はIFシフト量設定手段により設定され、
IFシフト方向は第2判別手段によつて判別され
る。 そこで受信モードが指定されかつIFシフト量
が設定されると、判別受信モードおよび判別IF
シフト方向に対応して復調用のキヤリヤ信号周波
数が設定IFシフト量にともなつて増減される。
たとえば受信モードがLSBでIFシフト方向が
(+)方向に指示されているときは周波数変更手
段によりキヤリヤ信号周波数が増加させられ、
IFシフト方向が(−)方向に指示されていると
きは周波数変更手段によりキヤリヤ信号周波数が
減少させられる。 一方、受信モードがUSBでIFシフト方向が
(+)方向に指示されているときは周波数変更手
段によりキヤリヤ信号周波数が減少させられ、
IFシフト方向が(−)方向に指示されていると
きは周波数変更手段によりキヤリヤ信号周波数が
増加させられる。 したがつて、IFシフト方向と中間周波フイル
タの帯域幅の実質的な移動の方向とが一致する。 (実施例) 以下、本考案を実施例により説明する。 第1図aおよびbは本考案の一実施例が適用さ
れるSSB受信機の一例を示すブロツク図および局
部発振器、復調用のキヤリヤ信号発振器の一例を
示すブロツク図である。 アンテナ11から入来した受信信号は、周波数
混合器12に供給して局部発振器13の出力と混
合して周波数変換し、バンドパスフイルタ14に
供給して所定帯域幅の信号に制限された第1中間
周波信号を生成する。第1中間周波信号は周波数
混合器17に供給して、周波数固定の局部発振器
18の発振出力と混合のうえバンドパスフイルタ
19に供給して、所定帯域幅の信号に制限された
第2中間周波信号を得る。第2中間周波信号およ
び復調用のキヤリヤ信号発振器16からの信号を
検波器15に供給して検波する。一方、復調用の
キヤリヤ信号の一部は局部発振器13側に供給
し、キヤリヤ信号周波数を変化させることによつ
てIFシフトを行なわせる。 局部発振器13および復調用のキヤリヤ信号発
振器16は第1図bに示す如く構成してある。 局部発振器13は第1PLL回路31と第2PLL
回路32とを備えており、第2PLL回路32の出
力は周波数混合器37で連結して、第1PLL回路
31の出力周波数間を第2PLL回路32の出力周
波数で補うようにしてある。 第1PLL回路31は水晶発振器17からの出力
周波数を一定分周比で分周するプリスケーラ3
3,プリスケーラ33の出力位相とプログラマブ
ルカウンタ34の出力位相を位相比較する位相比
較器35、位相比較器35の出力により制御され
て出力を局部発振出力として周波数混合器12に
供給する電圧制御発振器36とを備えている。さ
らに電圧制御発振器36の出力の一部は周波数混
合器37に供給して、後記する周波数発振器38
の出力と混合し、周波数混合器37の出力はプロ
グラマブルカウンタ34に供給してある。 第2PLL回路32も第1PLL回路31と同様に、
プリスケーラ39、プログラマブルカウンタ4
0、位相比較器41および電圧制御発振器42で
構成してある。第2PLL回路32の出力、すなわ
ち電圧制御発振器42の出力は周波数混合器38
を介して周波数混合器37に供給してある。 プリスケーラ33の分周比、プリスケーラ39
の分周比は予め一定の分周比に設定してある。プ
ログラマブルカウンタ34の分周比N1およびプ
ログラマブルカウンタ40の分周比N2の変化ス
テツプ幅を設定することにより、プログラマブル
カウンタ40の分周比を単位分周比だけ変化させ
たときに、電圧制御発振器42の出力周波数が例
えば0.0xMHz変化し、プログラマブルカウンタ3
4の分周比を単位分周比だけ変化させたときに、
電圧制御発振器36の出力周波数が例えば0.xM
Hz変化する如く、プログラマブルカウンタ34,
40の分周比N1,N2を単位分周比変えたとき、
電圧制御発振器34,42の発振周波数の間に所
定倍の比率を持たせることができる。このように
所定の倍率たとえば10倍の比率を持たせたとき、
プログラマブルカウンタ40の分周比を10単位分
周比変化させる毎にプログラマブルカウンタ34
の分周比を1単位分周比変化させることによつ
て、局部発振器13の発振周波数vcoが、プロ
グラマブルカウンタ34の分周比の設定で粗調整
され、プログラマブルカウンタ40の分周比の設
定で微調整されることになる。 一方、復調用のキヤリヤ信号発振器16は、第
2PLL回路32と同様にプリスケーラ43、プロ
グラマブルカウンタ44、位相比較器45、電圧
制御発振器46を有する第3PLL回路61と、第
3PLL回路61の出力を一定分周比で分周する分
周器47とで構成され、分周器47の出力は復調
用のキヤリヤ信号として検波器15に供給して、
受信SSB信号の復調を行なう。分周器47の出力
の一部は同時に周波数混合器38に供給して第
2PLL回路32の出力周波数と周波数混合し、周
波数混合器38の出力は周波数混合器37に供給
して電圧制御発振器36の出力周波数と混合す
る。そこでプログラマブルカウンタ44の分周比
を設定することにより復調用のキヤリヤ信号周波
数と局部信号発振周波数とがトラツキングをとり
ながら可変され、中間周波フイルタを構成するバ
ンドパスフイルタ14,19の帯域が実質的に可
変される所謂IFシフトがなされる。 つぎにプログラマブルカウンタ44の分周比の
設定について説明する。第2図はプログラマブル
カウンタ44の分周比設定を示すブロツク図であ
る。 IFシフト量は可変抵抗器54のつまみのセン
ター位置を零とし、センター位置からの回動位置
で与えるものとする。可変抵抗器54のつまみの
位置で与えられたIFシフト電圧はA/D変換器
53にてデイジタルデータに変換される。一方、
キーボードスイツチ52は選択受信モードを選択
するキーボードスイツチである。A/D変換器5
3からの出力およびキーボードスイツチ52の出
力はマイクロコンピユータ51に供給し、マイク
ロコンピユータ51からの出力によりプログラマ
ブルカウンタ44の分周比を、復調用のキヤリヤ
信号周波数およびIFシフト量に対応して設定す
る。 マイクロコンピユータ51の一部を構成する
ROMに記憶させてあるプログラムにしたがつて
作用を、第3図により説明する。 A/D変換器53によりデイジタルデータに変
換されたIFシフトデータは取り込まれ、マイク
ロコンピユータ51の一部を構成するRAMに一
旦記憶される(ステツプa)。続いて、前回記憶
されたIFシフトデータと今回記憶したIFシフト
データとの間に変化があるか否かがチエツクされ
る(ステツプb)。ステツプbにおいて両データ
間に変化はないと判別されればプログラマブルカ
ウンタ44の分周比を変更する必要はない。ステ
ツプbにおいて両データ間に変化があると判別さ
れれば、ステツプbに続いてモードスイツチ52
にて指定された受信モードが判別される(ステツ
プc)。モードスイツチ52にてLSB受信が指示
されているときはLSBの中心周波数から復調用
のキヤリヤ信号を得るための分周比に対応する基
本データが読み出される(ステツプd)。 また、モードスイツチ52にてUSB受信が指
示されているときはUSBの中心周波数から復調
用のキヤリヤ信号を得るための分周比に対応する
基本データが読み出される(ステツプe) LSB受信モードが指示されているときは、ス
テツプdに続いて可変抵抗器54のつまみ位置が
センター位置から右側の位置にあるか、左側の位
置にあるか否かがチエツクされる(ステツプf)。 ステツプfにおいて右側方向と判別されたとき
はステツプdにおける基本データとステツプaに
て読み込まれたIFシフトデータとが加えられ
(ステツプg)、この加えられたデータに対応する
分周比にプログラマブルカウンタ44の分周比が
設定される(ステツプj)。ステツプfにおいて
左側方向と判別されたときはステツプdにおける
基本データからステツプaにおいて読み込まれた
IFシフトデータが減算され(ステツプh)、この
減算されたデータに対応した分周比にプログラマ
ブルカウンタ44の分周比が設定される(ステツ
プj)。 USB受信モードが指示されているときは、ス
テツプeに続いて可変抵抗器54のつまみ位置が
センター位置から右側の位置にあるか、左側の位
置にあるか否かが、ステツプfと同様にチエツク
される(ステツプi)。 ステツプiにおいて左側方向と判別されたとき
はステツプeにおける基本データとステツプaに
て読み込まれたIFシフトデータとが加えられ
(ステツプg)、この加えられたデータに対応する
分周比にプログラマブルカウンタ44の分周比が
設定される(ステツプj)。ステツプiにおいて
右側方向と判別されたときはステツプeにおける
基本データからステツプaにて読み込まれたIF
シフトデータが減算され(ステツプh)、この減
算されたデータに対応した分周比にプログラマブ
ルカウンタ44の分周比が設定される。 上記からも明らかな様に可変抵抗器54のつま
みのセンタ位置からの回動方向にかかわらず、
LSB受信モードの場合も、USB受信モードの場
合も、中間周波フイルタの帯域の実質的な移動方
向は同一となる。 また、可変抵抗器54に代つてデイジタルデー
タ設定器55によりIFシフトデータを設定して
も同様である。 (考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば、受信モータ
を第1判別手段により判別し、IFシフト量設定
手段によるIFシフト方向を第2判別手段により
判別し、判別受信モードおよび判別IFシフト方
向に対応して復調用のキヤリヤ信号周波数を周波
数変更手段によつて増加、減少させて、判別受信
モードに拘わらず判別IFシフト方向と中間周波
フイルタの帯域の実質質的な移動方向とを一致さ
せたため、IFシフト量設定手段の操作方向に対
して一意的に中間周波フイルタの帯域の実質的な
移動方向が同一となつて、操作性が向上する。ま
た誤操作されるおそれは無くなる。
第1図aおよびbは本考案の一実施例が適用さ
れるSSB受信機の一例を示すブロツク図および局
部発振器、復調用のキヤリヤ信号発振器の一例を
示すブロツク図。第2図は本考案の一実施例の構
成を示すブロツク図。第3図は本考案の一実施例
の作用を説明に供するフローチヤート。第4図は
中間周波フイルタの帯域とIFシフトとの関係を
示す線図。 13……局部発振器、14および19……バン
ドパスフイルタ、16……復調用のキヤリヤ信号
発振器、51…マイクロコンピユータ、52……
モードキースイツチ、53……A/D変換器。
れるSSB受信機の一例を示すブロツク図および局
部発振器、復調用のキヤリヤ信号発振器の一例を
示すブロツク図。第2図は本考案の一実施例の構
成を示すブロツク図。第3図は本考案の一実施例
の作用を説明に供するフローチヤート。第4図は
中間周波フイルタの帯域とIFシフトとの関係を
示す線図。 13……局部発振器、14および19……バン
ドパスフイルタ、16……復調用のキヤリヤ信号
発振器、51…マイクロコンピユータ、52……
モードキースイツチ、53……A/D変換器。
Claims (1)
- 復調用のキヤリヤ信号周波数と局部発信周波数
とを同時にトラツキングをとりながら可変して中
間周波フイルタの帯域を実質的に移動させるIF
シフト機能を備えたSSB受信機において、ロワー
サイドバンド受信モードとアツパーサイドバンド
受信モードとを選択的に指示するモード指示手段
と、IFシフト量設定手段と、モード指示手段に
よる指示受信モードを判別する第1判別手段と、
IFシフト量設定手段によるIFシフト方向を判別
する第2判別手段と、判別受信モードおよび判別
IFシフト方向に対応して復調用のキヤリヤ信号
周波数を設定IFシフト量にともなつて増、減す
る周波数変更手段とを備え、判別受信モードにか
かわらず判別IFシフト方向と、中間周波フイル
タの帯域の実質的な移動の方向とを一致させたこ
とを特徴とするSSB受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14875686U JPH0246129Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14875686U JPH0246129Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6356837U JPS6356837U (ja) | 1988-04-15 |
JPH0246129Y2 true JPH0246129Y2 (ja) | 1990-12-05 |
Family
ID=31063326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14875686U Expired JPH0246129Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246129Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP14875686U patent/JPH0246129Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6356837U (ja) | 1988-04-15 |
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