JPH0245517Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0245517Y2 JPH0245517Y2 JP1983068493U JP6849383U JPH0245517Y2 JP H0245517 Y2 JPH0245517 Y2 JP H0245517Y2 JP 1983068493 U JP1983068493 U JP 1983068493U JP 6849383 U JP6849383 U JP 6849383U JP H0245517 Y2 JPH0245517 Y2 JP H0245517Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- rotor
- resin coating
- cocoon
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 34
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 34
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims description 33
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 14
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 5
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は自動車の機械式過給機として使用され
るのに適したルーツポンプのロータ構造に関す
る。
るのに適したルーツポンプのロータ構造に関す
る。
ルーツポンプにおいては、２個又は３個のまゆ
状のロータがハウジング内に収容されており、こ
れらのロータはロータ相互間及びロータとハウジ
ング間に微小のクリアランスを保ちつつ接触しな
いように回転される。ポンプの体積効率を高める
ために、上記のクリアランスをつめる必要があ
り、そこでロータの外周面に樹脂コーテイング層
を形成する考案がなされている（例えば、実開昭
54−92496号公報）。
状のロータがハウジング内に収容されており、こ
れらのロータはロータ相互間及びロータとハウジ
ング間に微小のクリアランスを保ちつつ接触しな
いように回転される。ポンプの体積効率を高める
ために、上記のクリアランスをつめる必要があ
り、そこでロータの外周面に樹脂コーテイング層
を形成する考案がなされている（例えば、実開昭
54−92496号公報）。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、ルーツポンプを自動車の機械式過給機
として使用するような場合には、ロータの外周面
に形成した樹脂コーテイング層が大きな熱の変化
にさらされて膨張収縮し、剥離するという問題が
あつた。特に、樹脂コーテイング層とロータの生
地部分との相対的な膨張収縮において、樹脂コー
テイング層はまゆ状のロータの両端の凸状部の間
で引つ張りを受け、これらの凸状部の間に連なる
凹状部（第２図のＡ）において半径方向に剥離し
やすくなるという問題が発生した。
として使用するような場合には、ロータの外周面
に形成した樹脂コーテイング層が大きな熱の変化
にさらされて膨張収縮し、剥離するという問題が
あつた。特に、樹脂コーテイング層とロータの生
地部分との相対的な膨張収縮において、樹脂コー
テイング層はまゆ状のロータの両端の凸状部の間
で引つ張りを受け、これらの凸状部の間に連なる
凹状部（第２図のＡ）において半径方向に剥離し
やすくなるという問題が発生した。
本考案の目的はこのようなまゆ状のロータの外
周面の凹状部における樹脂コーテイング層の剥離
を防止し、よつてポンプの性能を高めることにあ
る。
周面の凹状部における樹脂コーテイング層の剥離
を防止し、よつてポンプの性能を高めることにあ
る。
本考案によるルーツポンプのロータ構造は、ま
ゆ状ロータの外周面に樹脂コーテイング層を形成
したルーツポンプのロータ構造であつて、前記樹
脂コーテイング層が少なくとも前記まゆ状ロータ
の外周面の凹状部から両端面へ連続して形成され
ていることを特徴とするものである。
ゆ状ロータの外周面に樹脂コーテイング層を形成
したルーツポンプのロータ構造であつて、前記樹
脂コーテイング層が少なくとも前記まゆ状ロータ
の外周面の凹状部から両端面へ連続して形成され
ていることを特徴とするものである。
上記構成において、まゆ状ロータの外周面の凹
状部から両端面へ連続して形成されている樹脂コ
ーテイング層によつて、まゆ状ロータの外周面の
凹状部に位置する樹脂コーテイング層が半径方向
に抑止され、熱による膨張収縮があつても剥離し
難くなる。
状部から両端面へ連続して形成されている樹脂コ
ーテイング層によつて、まゆ状ロータの外周面の
凹状部に位置する樹脂コーテイング層が半径方向
に抑止され、熱による膨張収縮があつても剥離し
難くなる。
以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
明する。
第１図は一般的なルーツポンプの断面略図であ
る。ハウジング１内にまゆ状の２個のロータ２が
収容されており、２個のロータ２はそれぞれの回
転軸３に支持されて相互に90度の位相で同期的に
回転されるようになつている。ロータ２が矢印の
方向に回転されると、空気は吸入通路４からロー
タ２とハウジング１の内面との間を通つて圧縮さ
れ、吐出通路５へ送られる。
る。ハウジング１内にまゆ状の２個のロータ２が
収容されており、２個のロータ２はそれぞれの回
転軸３に支持されて相互に90度の位相で同期的に
回転されるようになつている。ロータ２が矢印の
方向に回転されると、空気は吸入通路４からロー
タ２とハウジング１の内面との間を通つて圧縮さ
れ、吐出通路５へ送られる。
第２図は本考案を適用したロータ２０の斜視図
である。ルーツポンプのロータ２０はまゆ状の断
面を有し、その中央部に回転軸嵌合穴２１が形成
されている。ロータ２０の軽量化のために、嵌合
穴２１と平行に延びる中ぐり穴２２が形成され、
嵌合穴２１及び中ぐり穴２２はともにロータ２０
の端面に開口している。
である。ルーツポンプのロータ２０はまゆ状の断
面を有し、その中央部に回転軸嵌合穴２１が形成
されている。ロータ２０の軽量化のために、嵌合
穴２１と平行に延びる中ぐり穴２２が形成され、
嵌合穴２１及び中ぐり穴２２はともにロータ２０
の端面に開口している。
ロータ２０はアルミニウム等から作られる生地
部分２３とその表面にコートされた樹脂層（２４
ａ，２４ｂ，２４ｃ）とによつて形成される（第
３図及び第４図）。樹脂コーテイング層はロータ
２０の外周面の外周面部樹脂コーテイング層２４
ａ及び平坦な両端面の端面部樹脂コーテイング層
２４ｂから形成される。両端面部においては、２
４ｃで示されるように中ぐり穴２２の中までコー
テイングされる。これらの外周面部樹脂コーテイ
ング層２４ａ、端面部樹脂コーテイング層２４
ｂ、及び中ぐり穴部樹脂コーテイング層２４ｃは
全て連続的に形成され、ロータ生地部分２３をす
つぽりと覆うようになる。
部分２３とその表面にコートされた樹脂層（２４
ａ，２４ｂ，２４ｃ）とによつて形成される（第
３図及び第４図）。樹脂コーテイング層はロータ
２０の外周面の外周面部樹脂コーテイング層２４
ａ及び平坦な両端面の端面部樹脂コーテイング層
２４ｂから形成される。両端面部においては、２
４ｃで示されるように中ぐり穴２２の中までコー
テイングされる。これらの外周面部樹脂コーテイ
ング層２４ａ、端面部樹脂コーテイング層２４
ｂ、及び中ぐり穴部樹脂コーテイング層２４ｃは
全て連続的に形成され、ロータ生地部分２３をす
つぽりと覆うようになる。
第２図に示されるように、ロータ２０はまゆ状
の断面をしており、外周面は長軸方向の凸状部Ｂ
と、これらの凸状部Ｂの間に連なる凹状部Ａとか
ら形成される。従来のように外周面部樹脂コーテ
イング層２４ａのみが形成されていた場合には、
外周面部樹脂コーテイング層２４ａが両凸状部Ｂ
の間で引つ張られて、凹状部Ａの領域で樹脂コー
テイング層の剥離が発生し易かつた。本実施例に
おいては、外周面部樹脂コーテイング層２４ａ及
び端面部樹脂コーテイング層２４ｂが連続的に形
成され、特に外周面部樹脂コーテイング層２４ａ
の中でもロータ２０の外周面の凹状部Ａに位置す
る部分から端面部樹脂コーテイング層２４ｂへ連
続的に形成されているので、この外周面部樹脂コ
ーテイング層２４ａの中の凹状部Ａに位置する部
分が端面部樹脂コーテイング層２４ｂによつて半
径方向に抑止され、外周面部樹脂コーテイング層
２４ａとロータの生地部分２３との相対的な熱膨
張収縮差があつても剥離が発生し難くなる。ま
た、中ぐり穴部樹脂コーテイング層２４ｃが中ぐ
り穴２２の中まで延びているためにさらに剥離し
難くなつている。
の断面をしており、外周面は長軸方向の凸状部Ｂ
と、これらの凸状部Ｂの間に連なる凹状部Ａとか
ら形成される。従来のように外周面部樹脂コーテ
イング層２４ａのみが形成されていた場合には、
外周面部樹脂コーテイング層２４ａが両凸状部Ｂ
の間で引つ張られて、凹状部Ａの領域で樹脂コー
テイング層の剥離が発生し易かつた。本実施例に
おいては、外周面部樹脂コーテイング層２４ａ及
び端面部樹脂コーテイング層２４ｂが連続的に形
成され、特に外周面部樹脂コーテイング層２４ａ
の中でもロータ２０の外周面の凹状部Ａに位置す
る部分から端面部樹脂コーテイング層２４ｂへ連
続的に形成されているので、この外周面部樹脂コ
ーテイング層２４ａの中の凹状部Ａに位置する部
分が端面部樹脂コーテイング層２４ｂによつて半
径方向に抑止され、外周面部樹脂コーテイング層
２４ａとロータの生地部分２３との相対的な熱膨
張収縮差があつても剥離が発生し難くなる。ま
た、中ぐり穴部樹脂コーテイング層２４ｃが中ぐ
り穴２２の中まで延びているためにさらに剥離し
難くなつている。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、まゆ状ロータの外周面の樹脂コーテイング層
が少なくともまゆ状ロータの外周面の凹状部の両
端面へ連続して形成されているので、まゆ状ロー
タの外周面の凹状部に位置する樹脂コーテイング
層が半径方向に抑止され、剥離を防止できる。
ば、まゆ状ロータの外周面の樹脂コーテイング層
が少なくともまゆ状ロータの外周面の凹状部の両
端面へ連続して形成されているので、まゆ状ロー
タの外周面の凹状部に位置する樹脂コーテイング
層が半径方向に抑止され、剥離を防止できる。
第１図はルーツポンプの断面略図、第２図は本
考案を適用したロータの斜視図、第３図及び第４
図はそれぞれ第２図のロータの横断面図及び縦断
面図である。 １……ハウジング、２，２０……ロータ、２３
……ロータ生地部分、２４ａ……外周面部樹脂コ
ーテイング層、２４ｂ……端面部樹脂コーテイン
グ層。
考案を適用したロータの斜視図、第３図及び第４
図はそれぞれ第２図のロータの横断面図及び縦断
面図である。 １……ハウジング、２，２０……ロータ、２３
……ロータ生地部分、２４ａ……外周面部樹脂コ
ーテイング層、２４ｂ……端面部樹脂コーテイン
グ層。
Claims (1)
- まゆ状ロータの外周面に樹脂コーテイング層を
形成したルーツポンプのロータ構造であつて、前
記樹脂コーテイング層が少なくとも前記まゆ状ロ
ータの外周面の凹状部から両端面へ連続して形成
されていることを特徴とするルーツポンプのロー
タ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6849383U JPS59174389U (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | ル−ツポンプのロ−タ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6849383U JPS59174389U (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | ル−ツポンプのロ−タ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59174389U JPS59174389U (ja) | 1984-11-21 |
| JPH0245517Y2 true JPH0245517Y2 (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=30198663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6849383U Granted JPS59174389U (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | ル−ツポンプのロ−タ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59174389U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2636248B2 (ja) * | 1987-07-27 | 1997-07-30 | アイシン精機株式会社 | ルーツ型ポンプ摺動回転部用樹脂 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5464305U (ja) * | 1977-10-17 | 1979-05-07 | ||
| JPS5492405U (ja) * | 1977-12-14 | 1979-06-30 |
-
1983
- 1983-05-10 JP JP6849383U patent/JPS59174389U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59174389U (ja) | 1984-11-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2016184404A1 (zh) | 一种超高速鼓风机 | |
| JPS5847275Y2 (ja) | ベ−ン型圧縮機 | |
| JPH0245517Y2 (ja) | ||
| CN112855747A (zh) | 一种正反旋向的燕尾形结构空气动压径向箔片轴承 | |
| JPS60237189A (ja) | ル−ツポンプのロ−タ構造 | |
| JPS59176487A (ja) | スクリユ−圧縮機のロ−タ | |
| JPH0219599Y2 (ja) | ||
| JPS6166882A (ja) | セラミツクロ−タ−圧縮機 | |
| JPS5991490U (ja) | 回転圧縮機 | |
| JPS62126225A (ja) | タ−ビン過給機のタ−ビンケ−ス | |
| JPH0444496U (ja) | ||
| JPS6241802U (ja) | ||
| JPS6321756Y2 (ja) | ||
| JPS59206693A (ja) | 無潤滑型ベ−ン式バキユ−ムポンプ | |
| JP2833419B2 (ja) | ベーンロータリ圧縮機 | |
| JPS5985494A (ja) | 回転機関 | |
| JPS62251489A (ja) | ロ−タリ圧縮機のシヤフト | |
| JPS6360237B2 (ja) | ||
| JPH0222237B2 (ja) | ||
| JPS603946Y2 (ja) | ロ−タリ−ピストンエンジンのロ−タ−ハウジング | |
| JPH04214980A (ja) | スクリュ流体機械 | |
| JPH01102491U (ja) | ||
| JPH0240330Y2 (ja) | ||
| JPS6321787U (ja) | ||
| JPH034794Y2 (ja) |