JPH0245410A - 毛髪用化粧品 - Google Patents

毛髪用化粧品

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JPH0245410A
JPH0245410A JP19645288A JP19645288A JPH0245410A JP H0245410 A JPH0245410 A JP H0245410A JP 19645288 A JP19645288 A JP 19645288A JP 19645288 A JP19645288 A JP 19645288A JP H0245410 A JPH0245410 A JP H0245410A
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JP
Japan
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hair
cationic
casein
chloride
quaternary ammonium
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Application number
JP19645288A
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English (en)
Inventor
Kazunari Yoshioka
吉岡 一成
Yoichi Kamimura
洋一 上村
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Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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Publication date
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    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、N−第4級アンモニウム誘導カゼインペプチ
ドとカチオン性ポリマーとを配合した毛髪用化粧品に関
する。
〔従来の技術〕
毛髪には、シャンプー、ヘアーリンス、エアゾール型フ
オーム、パーマネントウェーブ用剤、ヘアークリーム、
ヘアーコンディショナー、セットローション、ヘアート
リートメントローション、ヘアーカラー、ヘアーカラー
チなど種々の毛髪用化粧品が使用されている。
しかしながら、これらの毛髪用化粧品の使用によって、
かえって毛髪が損傷を受ける場合がある。
例えば、パーマネントウェーブ用剤を使用した場合は、
第1剤による還元やアルカリ膨潤ならびに第2剤による
過剰酸化によって、毛髪を構成するケラチン蛋白質の一
部が熔離し、また毛髪中の残存部分も物理的、化学的変
化を受け、毛髪に異和感やパサパサした惑じが生じる。
また、シャンプーでは配合されている界面活性剤の界面
活性能が強いため、毛髪の皮脂や構成蛋白質までが溶出
され、毛髪が損傷を受け、乾燥後、毛髪がパサパサある
いはガサガサした感じを与えるようになる。
ヘアーリンスはシャンプーによる洗髪後使用し、毛髪に
柔軟性を与え、かつ自然な光沢を与えるものであるが、
その主剤として用いられているのは炭素数16〜18の
長鎖アルキルのアルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ジアルキルトリメチルアンモニウムクロライド、
アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライドなど
のカチオン性界面活性剤であって〔例えば、池田鉄作「
化粧品学J、  (1979,5,20)、■南山堂、
P305〜306〕、これらは強い界面活性能を有する
ため、その使用量が多くなるとシャンプーの場合同様に
毛髪の皮脂や構成蛋白質までが溶出され、かえって毛髪
がパサパサあるいはガサガサした感じを与えるようにな
る。
以上のように、毛髪用化粧品はその゛主剤として使用さ
れている成分が、−面ではその本来の目的を達成する上
において有用な働きをするものの、他面では毛髪を損傷
させるおそれがあり、従来の毛髪用化粧品にはそれに対
する充分な考慮が払われていないのが実状である。
〔発明が解決しようとする諜B] 本発明は従来の毛髪用化粧品が、その使用の結果、毛髪
にかえって損傷を与えていたという問題点を解決し、毛
髪用化粧品の本来の機能を阻害することなく、毛髪の損
傷を防止し、毛髪にしなやかさ、良好なくし通り性、ふ
っくら感、艶などを付与し得る毛髪用化粧品を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、毛髪用化粧品に、−綴代(T)(式中、Rt
 ”’ Rsは炭素数1〜20のアルキル基またはR1
−R2のうち1個または2個が炭素数1〜20のアルキ
ル基で、残りが炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基ま
たはベンジル基である。R4は水素原子または水酸基で
、R3はカゼインより誘導されるペプチドを構成するア
ミノ酸の側鎖であり、nは2〜30である)で示される
N−第4級アンモニウム誘導カゼインペプチドとカチオ
ン性ポリマーとを配合することによって、毛髪の損傷を
防止し、毛髪用化粧品の本来の機能をよりよく発揮させ
、かつ毛髪にしなやかさ、良好なくし通り性、ふっくら
惑、艶などを付与し得る毛髪用化粧品を提供したもので
ある。
上記−綴代(1)で示されるN−第4級アンモニウム誘
導カゼインペプチドは、カゼインペプチドと、下記の一
般式(「) 〔式中のR1、Rt、Rsは前記−綴代(I)の場合と
同じであり、XはCI、Br、I、NO3、SOa/2
’またはR,03Os(Rhは低級アルキル基である)
を示す〕 で示されるグリシジルアンモニウム塩、または−綴代(
III) R。
(式中のR,、Ri、RsおよびXは前記−綴代(rl
)の場合と同じであり、YはCI、Br、■などのハロ
ゲン原子を示す) で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキシプロピルアン
モニウム塩、または−綴代(TV)R1 ■ Rs (式中のR1、R1、R3、XおよびYは前記一般式(
1)の場合と同じである) で示される3−ハロゲンプロピルアンモニウム塩のいず
れかを反応させることによって得られる。
上記カゼインペプチドは、牛乳カゼイン、ヤギ乳カゼイ
ン、人乳カゼインなどを、酸、アルカリあるいは蛋白質
分解酵素などを用いて加水分解することによって得られ
る。
上記のカゼインペプチドは毛髪の構成蛋白質であるケラ
チンに類似した化学構造を有し、そのアミノ基やカルボ
キシル基、あるいは各種アミノ酸の側鎖によって、毛髪
に吸着し、毛髪を保護し、損傷した毛髪を回復させる作
用を有している。しかも、天然の蛋白質から誘導される
ものであるため、毛髪に対する刺激性が少なく安全であ
る。
そして、前記−綴代(1)で示されるN−第4級アンモ
ニウム誘導カゼインペプチドは、上記カゼインペプチド
を前記−綴代(II)〜(IV)で示されるアンモニウ
ム塩のいずれかと反応させて第4級化することにより、
毛髪への吸着性や毛髪を柔軟にする作用をさらに高めた
ものであって、毛髪に吸着して毛髪を柔軟にし、かつ毛
髪に潤いや光沢を与えるなど、毛髪のコンディシッニン
グを助けると共に、毛髪を保護する作用がある。しかも
、この−綴代(1)で示されるN−第4級アンモニウム
誘導カゼインペプチドは、前述したカチオン性界面活性
剤のような強力な界面活性能を有さす、したがって界面
活性能に基づく脱脂や蛋白変性などの弊害が生じない。
一方、カチオン性ポリマーは、後に詳しく説明するよう
に、ジアリル第4級アンモニウム塩の重合物、カチオン
性セルロース、カチオン性澱粉、カチオン性ビニル重合
体などであって、これらのカチオン性ポリマーは、カチ
オン性界面活性剤と同様に、毛髪によく吸着し、前記−
綴代(1)で示されるN−第4級アンモニウム誘導カゼ
インペプチド以上に毛髪を柔軟にし、かつくし通り性を
良くし、毛髪に艶を与え、毛髪のコンディジ式ニングを
しやすくするが、長期的な使用によっては、これの蓄積
された過剰な吸着と、脱脂・洗浄作用によって、毛髪が
バリバリになるなどの不快な感触を与えることがある。
特に損傷毛では吸着が著しいためなおさら毛髪の感触が
悪くなることがある。
そこで、本発明では、このカチオン性ポリマーと前述の
一般式(1)で示されるN−第4級アンモニウム誘導カ
ゼインペプチドとを併用することによって、カチオン性
ポリマーの欠点が現れないようにし、長期的に用いても
毛髪の損傷や感触の低下を起こさずに、優れたコンディ
ショニング作用を発揮させるのである。
つぎに、−綴代(1)で示されるN−第4級アンモニウ
ム誘導カゼインペプチドおよびカチオン性ポリマーの順
に、これらについて詳しく説明する。
上記−綴代(1)において、カゼインペプチド部分の側
鎖がR3で示されるアミノ酸としては、アラニン、グリ
シン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フ
ェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、シス
チン、メチオニン、アルギニン、ヒスチジン、リシン、
アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタ
ミン、トリプトファン、0−ホスホセリンなどがあげら
れる。
そして、これらのアミノ酸の組成比の分析結果の一例を
示すと第1表のとおりである。なお、第1表中にはアス
パラギン、グルタミン、0−ホスホセリンが示されてい
ないが、これは分析に先だって行われる加水分解時に(
常法では6N塩酸により完全加水分解される)、それぞ
れアスパラギン酸、グルタミン酸、セリンになったから
である。
つまり、第1表中のアスパラギン酸、グルタミン酸、セ
リンにはカゼイン中ではアスパラギン、グルタミン、O
−ホスホセリンとして存在したものも含まれている。ま
た、シスチンはアミノ基およびカルボキシル基を2個ず
つ持っているので、第1表ではハーフシスチンとしてモ
ル%を示している。また、トリプトファンは分析に先だ
って行われる6N塩酸による完全加水分解の時に失われ
るので、第1表中には示されていないが、カゼイン中に
は約1モル%程度含まれている。
第 表 上記カゼインペプチドを得るためのカゼインの加水分解
は、例えば特開昭63−105000号公報において明
らかにされているように、酸、アルカリまたは酵素によ
って行われる。
酸加水分解に際しては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭
化水素酸などの無機酸、酢酸、ギ(蛾)酸などの有機酸
が用いられる。
アルカリ加水分解に際しては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸リチウムなどが用いられる。
また、酵素による加水分解に際しては、ペプシン、プロ
クターゼA、プロクターゼBなどの酸性蛋白質分解酵素
、パパイン、ブロメライン、サーモライシン、トリプシ
ン、プロナーゼ、キモトリプシンなどの中性蛋白質分解
酵素などが使用される。また、スブチリシン、スタフィ
ロコッカスプロテアーゼなどの国産性の中性蛋白質分解
酵素も使用できる。酵素の使用に際しては、それらの画
題性蛋白質分解酵素を含む菌体、あるいは酵素または酵
素を含む菌体を固定化した膜、粒体などの状態で使用に
供することもできる。
上記のような酸、アルカリまたは酵素による加水分解に
よって得られるカゼインペプチドは、−最大(1)にお
けるnが2〜30(ただし、nの値は平均値であり、n
が2〜30ということは平均分子量で約150〜約s、
oooにあたる)になるようにされる、これはnが2未
満ではカゼインペプチド自体の毛髪への吸着性が少なく
、また、nが30を超えると水溶性が低下して取り扱い
にくくなり、また毛髪への吸着性が低下するからである
−最大(+)で示されるN−第4級アンモニウム誘導カ
ゼインペプチドは、前記のように、カゼインペプチドと
一般式(II)〜(TV)で示されるアンモニウム塩と
の反応によって得られるが、それらの反応式を示すと次
のとおりである。なお、反応式を示すにあたって、カゼ
インペプチドは、次の一般式(V)で示す。
■ カゼインペプチドと一般式(I[)で示されるグリシジ
ルアンモニウム塩との反応 ■ カゼインペプチドと一般式(III)で示される3
−ハロゲン−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩と
の反応 ■ カゼインペプチドと一般式(IV)で示される3−
ハロゲンブロピルアンモニウム塩との反応上記■、■ま
たは■で示すカゼインペプチドと、−綴代(II)で示
されるグリシジルアンモニウム塩、−綴代(III)で
示される3−ハロゲン−2−ヒドロキシプロピルアンモ
ニウム塩または一般式(TV)で示される3−ハロゲン
プロピルアンモニウム塩との反応は、通常、カゼインペ
プチドの水溶液に一般式(II)で示されるグリシジル
アンモニウム塩、−a式(III)で示される3−ハロ
ゲン−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩または一
般式(TV)テ示される3−ハロゲンプロピルアンモニ
ウム塩の溶液を滴下し、水中で両者を接触させることに
よって行われる0反応に際して反応系内のpHを8〜1
2、特に9〜11に保つことが好ましく、そのために水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなど
のアルカリ溶液を必要に応じて反応液中に滴下すること
が行われる0反応時、反応系内のpHを前記の範囲に維
持するのは、カゼインペプチドのアミノ基が一般式([
I)で示されるグリシジルアンモニウム塩、−綴代(I
II)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキシプロピ
ルアンモニウム塩または一般式(IV)で示される3−
ハロゲンプロピルアンモニウム塩と反応するためには、
pH8以上のアルカリ側であることが望ましく、またp
Hが12を超えるとpHや一般式(II)で示されるグ
リシジルアンモニウム塩、−a式(III)で示される
3−ハロゲン−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩
、−綴代(IV)で示される3−ハロゲンプロピルアン
モニウム塩などが加水分解を起こすからである0反応は
常温でも進行するが、温度が高いほど反応は速くなる。
しかし、p Hが高い状態で温度が高くなると、−綴代
(IF)で示されるグリシジルアンモニウム塩、−綴代
(I[[)で示される3ハロゲン−2−ヒドロキシプロ
ピルアンモニウム塩、−綴代(TV)で示される3−ハ
ロゲンプロピルアンモニウム塩などの加水分解も促進さ
れるため、高くても80’C以下にするのが好ましい、
−綴代(It)で示されるグリシジルアンモニウム塩、
綴代(III)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキ
シプロピルアンモニウム塩、−綴代(IV)で示される
3−ハロゲンプロピルアンモニウム塩などは結晶で用い
てもよいが、水またはアルコールなどの溶液としたもの
を滴下するのが好ましい。カゼインペプチド溶液への一
般式(n)で示されるグリシジルアンモニウム塩、−i
式(III)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキシ
プロピルアンモニウム塩、−綴代(rV)で示される3
−ハロゲンプロピルアンモニウム塩などの滴下は、15
分間〜6時間で終わるのが好ましい。
これらの反応においては、反応によってハロゲン化水素
が生成して反応液のpHが低下するので、アルカリを反
応の開始と同時に滴下し、攪拌して液中のPHを反応に
適する範囲に維持することが必要である。
反応の進行と終了は、アミノ基への反応についてファン
・スレータ(Van 5lyke)法により、反応液中
のカゼインペプチドのアミノ態チッ素を測定することに
よって確認することができる0反応が終了したのち、反
応液は、適宜、a縮あるいはイオン交換樹脂、ゲル濾過
、電気透析などによって精製した上で、適宜、′a縮し
て、反応生成物を固体あるいは1llN液の状態で得る
ことができる。
上記のように、カゼインペプチドとの反応に使用される
一般式(n)で示されるグリシジルアンモニウム塩、−
綴代(III)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキ
シプロピルアンモニウム塩、−綴代(IV)で示される
3−ハロゲンプロピルアンモニウム塩について、その具
体例を示すと次のとおりである。
一般式(II)で示されるグリシジルアンモニウム塩と
しては、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド
、グリシジルトリエチルアンモニウムクロライド、グリ
シジルトリエタノールアンモニウムクロライド、グリシ
ジルトリプロビルアンモニウムクロライド、グリシジル
トリイソプロビルアンモニウムクロライド、グリシジル
トリメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルトリメ
チルアンモニウムアイオダイド、グリシジルラウリルジ
メチルアンモニウムクロライド、グリシジルミリスチル
ジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルセチルジ
メチルアンモニウムクロライド、グリシジルステアリル
ジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルラウリル
ジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルミリスチ
ルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルセチル
ジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルステアリ
ルジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルカプリ
ルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルエイコ
シルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルカプ
リルジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルエイ
コシルジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルラ
ウリルジベンジルアンモニウムクロライド、グリシジル
セチルジベンジルアンモニウムクロライド、グリシジル
ステアリルジベンジルアンモニウムクロライド、グリシ
ジルラウリルジェタノールアンモニウムクロライド、グ
リシジルセチルジェタノールアンモニウムクロライド、
グリシジルステアリルジェタノールアンモニウムクロラ
イド、グリシジルジラウリルメチルアンモニウムクロラ
イド、グリシジルセチルジチルアンモニウムクロライド
、グリシジルジステアリルメチルアンモニウムクロライ
ド、グリシジルジラウリルエタノールアンモニウムクロ
ライド、グリシジルセチルジタノールアンモニウムクロ
ライド、グリシジルジステアリルエタノールアンモニウ
ムクロライドなどが用いられる。
−綴代(III)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロ
キシプロピルアンモニウム塩としては、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリエチルア
ンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピルトリエタノールアンモニウムクロライド、3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロピルトリプロビルアンモニウ
ムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルト
リイソプロピルアンモニウムクロライド、3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムブロマ
イド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムアイオダイド、3−ブロモ−2−ヒドロキ
シプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、3−ブ
ロモー2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム
ブロマイド、ラウリル(3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル)ジメチルアンモニウムクロライド、ミリスチル
(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)ジメチルアン
モニウムクロライド、セチル(3−クロロ2−ヒドロキ
シプロピル)ジメチルアンモニウムクロライド、ステア
リル(3−クロロ−2−ヒト、ロキシプロピル)ジメチ
ルアンモニウムクロライド、カプリル(3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピル)ジメチルアンモニウムクロライ
ド、エイコシル(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル
)ジメチルアンモニウムクロライド、ラウリル(3−ク
ロロ−2ヒドロキシプロピル)ジメチルアンモニウムブ
ロマイド、ミリスチル(3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル)ジメチルアンモニウムブロマイド、セチル(3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)ジメチルアンモニ
ウムブロマイド、ステアリル(3クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)ジメチルアンモニウムブロマイド、ラウリ
ル(3−クロロ−2ヒドロキシプロピル)ジベンジルア
ンモニウムクロライド、ミリスチル(3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピル)ジベンジルアンモニウムクロライ
ド、セチル(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)ジ
ベンジルアンモニウムクロライド、ステアリル(3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロピル)ジベンジルアンモニウ
ムクロライド、ラウリル(3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピル) ジェタノールアンモニウムクロライド、ミ
リスチル(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)ジェ
タノールアンモニウムクロライド、セチル(3−クロロ
−2−ヒドロキシプロピル)ジェタノールアンモニウム
クロライド、ステアリル(3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピル)ジェタノールアンモニウムクロライド、ジラ
ウリル(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)メチル
アンモニウムクロライド、シミリスチル(3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピル)メチルアンモニウムクロライ
ド、ジセチル(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)
メチルアンモニウムクロライド、ジステアリル(3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロピル)メチルアンモニウムク
ロライド、ラウリル(3−ブロモー2−ヒドロキシプロ
ピル)ジメチルアンモニウムクロライド、ミリスチル(
3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピル)ジメチルアンモ
ニウムクロライド、セチル(3−ブロモ−2−ヒドロキ
シプロピル)ジメチルアンモニウムクロライド、ステア
リル(3−ブロモー2−ヒドロキシプロピル)ジメチル
アンモニウムクロライドなどが用いられる。
また、−綴代(rV)で示される3−ハロゲンプロピル
アンモニウム塩としては、3−クロロプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、3−クロロプロピルトリエ
チルアンモニウムクロライド、3−クロロプロピルトリ
プロピルアンモニウムクロライド、3−クロロプロピル
トリイソプロビルアンモニウムクロライド、3−クロロ
プロピルトリメチルアンモニウムブロマイド、3−ブロ
モプロピルトリメチルアンモニウムブロマイド、ラウリ
ル(3−クロロプロピル)ジメチルアンモニウムクロラ
イド、ミリスチル(3−クロロプロピル)ジメチルアン
モニウムクロライド、セチル(3−クロロプロピル)ジ
メチルアンモニウムクロライド、ステアリル(3−クロ
ロプロピル)ジメチルアンモニウムクロライド、カプリ
ル(3−クロロプロピル)ジメチルアンモニウムクロラ
イド、エイコシル(3−クロロプロピル)ジメチルアン
モニウムクロライド、ラウリル(3−クロロプロピル)
ジメチルアンモニウムブロマイド、ミリスチル(3−ク
ロロプロピル)ジメチルアンモニウムブロマイド、セチ
ル(3−クロロプロピル)ジメチルアンモニウムブロマ
イド、ステアリル(3−クロロプロピル)ジメチルアン
モニウムブロマイド、ラウリル(3−クロロプロピル)
ジベンジルアンモニウムクロライド、ミリスチル(3−
クロロプロピル)ジベンジルアンモニウムクロライド、
セチル(3−クロロプロピル)ジベンジルアンモニウム
クロライド、ステアリル(3−クロロプロピル)ジベン
ジルアンモニウムクロライド、ラウリル(3−クロロプ
ロピル)ジェタノールアンモニウムクロライド、ミリス
チル(3クロロプロピル)ジェタノールアンモニウムク
ロライド、セチル(3−クロロプロピル)ジェタノール
アンモニウムクロライド、ステアリル(3−クロロプロ
ピル)ジェタノールアンモニウムクロライド、ジラウリ
ル(3−クロロプロピル)メチルアンモニウムクロライ
ド、シミリスチル(3−クロロプロピル)メチルアンモ
ニウムクロライド、ジセチル(3−クロロプロピル)メ
チルアンモニウムクロライド、ジステアリル(3−クロ
ロプロピル)メチルアンモニウムクロライド、ラウリル
(3−ブロモプロピル)ジメチルアンモニウムクロライ
ド、ミリスチル(3−ブロモプロピル)ジメチルアンモ
ニウムクロライド、セチル(3−ブロモプロピル)ジメ
チルアンモニウムクロライド、ステアリル(3ブロモプ
ロピル)ジメチルアンモニウムクロライドなどが用いら
れる。
一般式(1)におけるR1、R1、R1は、上記−綴代
(U)で示されるグリシジルアンモニウム塩、−M式(
I[[)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキシプロ
ピルアンモニウム塩または一般式(IV)で示される3
−ハロゲンプロピルアンモニウム塩に由来するものであ
るが、これらR,、R,、R1は前記−綴代(1)に示
す条件下において同一でもよく、また互いに異なってい
てもよい。
一方、カチオン性ポリマーとしては、以下に詳述するよ
うな、ジアリル第4級アンモニウム塩の重合物、カチオ
ン性セルロース、カチオン性澱粉、カチオン性ビニル重
合体などがあげられる。
(1)  ジアリル第4級アンモニウム塩の重合物ジア
リル第4級アンモニウム塩の重合物としては下記−綴代
(1)〜(4)で示される重合物があげられる。
(−綴代(1)〜(4)において、R?、R1は同じか
または異なって、水素原子または炭素数1〜18、好ま
しくは炭素数1〜4のアルキル基を示し、R,、R8゜
は同しかまたは異なって、水素原子、炭素数1〜3のア
ルキル基またはフェニル基を示し、2はアニオンを示し
、塩素、臭素などのハロゲンイオン、硫酸、硝酸などの
無機酸残基、メチル硫酸、ヒドロキシカルボン酸などの
有機酸残基を示し、nl、IIIおよびnts 11=
は分子量1万〜100万を与える数を示す) (2)カチオン性モルロースまたはカチオン性澱粉カチ
オン性セルロースまたはカチオン性澱粉としては次の一
般式(5)で示される化合物があげられる。
RIS 〔式中、Aはセルロース残基または澱粉残基、Bは付加
数0〜10のポリオキシエチレンまたはポリオキシプロ
ピレン、Cはアルキレン基またはヒドロキシアルキレン
基、Ro、RI*、RISは同じかまたは異なって、ア
ルキル基、アリール基または式中の窒素原子を含んで複
素環を形成してもよい。
Zはアニオン(塩素、臭素、沃素などのハロゲンイオン
、硫酸、スルホン酸、硝酸などの酸残基)、lは正の整
数である〕 (3)カチオン性ビニル重合体 カチオン性ビニル重合体としては次の一般式(6)〜(
8)で示される重合体があげられる。
R1@、R19は同じかまたは異なって、水素原子、炭
素数1〜4のアルキル基または置換アルキル基、Tは酸
素原子またはアミド結合中のNH基、Zはアニオン、1
13は1〜10の整数、nlは前記と同じである) Zθ  RIS (式中、R14、RISは同じか異なって、水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基またはフェニル基を示し、n
lおよび2は前記と同じである)(式中、R1&は水素
原子またはメチル基、R+ff、(式中、R2゜、R2
1、R2!は同じかまたは異なって、水素原子、炭素数
Iもしくは2のアルキル基または置換アルキル基、Zは
アニオン、nlは前記と同じである) これらのカチオン性ポリマーのうち、ジアリルジメチル
アンモニウムホモ重合物、カチオン性セルロースなどが
特に好ましい。
上記のようなカチオン性ポリマーは、前記したように、
カチオン性界面活性剤と同様に、毛髪によ(吸着し、前
記−綴代(I)で示されるN−第4級アンモニウム誘導
カゼインペプチド以上に毛髪を柔軟にし、かつくし通り
性を良くし、毛髪に艶を与え、毛髪のコンディショニン
グをしやすくするが、長期的な使用によっては、これの
蓄積された過剰な吸着と、強い脱脂・洗浄作用によって
、毛髪がバリバリになるなどの不快な感触を与えること
がある。特に損傷毛では吸着が著しいためになおさら毛
髪の感触が悪くなることがある。
そこで、このカチオン性ポリマーと、前述の一般式(1
)で示されるN−第4級アンモニウム誘導カゼインペプ
チドとを併用することによって、カチオン性ポリマーの
欠点が現れないようにし、長期的に用いても毛髪の損傷
や感触の低下を起こさずに、優れたコンディショニング
作用を発揮させるようにする。
毛髪用化粧品中への上記−綴代(1)で示されるN−第
4級アンモニウム誘導カゼインペプチドとカチオン性ポ
リマーの配合量は、−綴代(11で示されるN−第4級
アンモニウム誘導カゼインペプチドが0.05〜10%
(重量%、以下同様)、カチオン性ポリマーが0.05
〜5%の範囲が好ましい。これは−綴代(1)で示され
るN−第4級アンモニウム誘導カゼインペプチドやカチ
オン性ポリマーの量が前記範囲より少なくなるとそれら
の効果が充分に発揮されず、−綴代(1)で示されるN
−第4級アンモニウム誘導カゼインペプチドが上記範囲
より多くなると毛髪に残存してベトツクようになり、ま
たカチオン性ポリマーの量が上記範囲より多くなると毛
髪が損傷を受けるようになるからである。
毛髪用化粧品としては、例えばシャンプー へアーリン
ス、エアゾール型フオーム、ヘアークリーム、パーマネ
ントウェーブ用剤、ヘアーコンディジgf+、セットロ
ーシロン、ヘアートリートメントローション、ヘアーカ
ラー ヘアーカラーチなど、各種毛髪用化粧品があげら
れる。
そして、前記−綴代(1)で示されるN−第4級アンモ
ニウム誘導カゼインペプチドやカチオン性ポリマーは、
基本的には上記の毛髪用化粧品に従来から採用されてい
る組成に、前記の割合で配合すればよい、ただし、ヘア
ーリンスやフオームなどのように、もともとカチオン性
ポリマーを配合していたものでは、カチオン性ポリマー
の一部を一般式(1)で示されるN−第4級アンモニウ
ム誘導カゼインペプチドに置き換えればよい。
これら−綴代(+)で示されるN−第4級アンモニウム
誘導カゼインペプチドやカチオン性ポリマー以外に、上
記毛髪用化粧品に配合される成分を例示すると、例えば
アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオ
ン性界面活性剤などの界面活性剤、アニオン性ポリマー
、ノニオン性ポリマー、両性ポリマーなどのポリマー類
、天然抽出油、高級脂肪酸、炭化水素、脂肪酸エステル
類、グリセライド、ワックス、アルキルアルコール、ア
ルキルアミド、シリコーンオイル(例えば、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、その他
各種変性シリコーンオイル)などの油分、コラーゲンペ
プチド、ケラチンペプチド、シルクペプチドなどの蛋白
質加水分解物あるいはその誘導体、保湿剤、アルコール
類、増粘剤、植物エキス、動物エキス、紫外線吸収剤、
pH調整剤、キレート剤、防腐剤、色素、香料などであ
る。
〔実施例〕
つぎに参考例(N−第4級アンモニウム誘導カゼインペ
プチドの製造例)および実゛施例をあげて本発明をさら
に詳細に説明する。ただし、本発明は実施例のみに限定
されるものではない。
参考例1 内容積31のビーカーに2N水酸化ナトリウム2.51
を入れ、これに粉末カゼイン500gのうちの一部を加
え、80°Cに加熱し、攪拌を行いつつ、加水分解によ
り粉末カゼインを溶解させ、残りの粉末カゼインを追加
して加えた。30分間で粉末カゼインの全量を投入した
後、さらに5時間80°Cに加熱するとともに攪拌し、
加水分解を終了した。
反応生成物に水1ffiを加え希釈したのち減圧濾過し
た。濾液を弱酸性カチオン交換樹脂アンバーライトIR
C−50(商品名、オルガノ■)3,200m lの樹
脂塔に通液することによって中和したのち、減圧濃縮し
、濾過して、濃度30%のカゼインペプチドの水溶液を
得た。このようにして得られたカゼインペプチドの分子
量をゲル濾過により測定したところ、平均分子量600
であった。
得られた濃度30%のカゼインペプチド水溶液1゜00
0 g (カゼインペプチドの平均分子量600(これ
を−綴代(V)のnで表示すると平均値で約5である)
、アミノ態チッ素の総量500ミリモル〕を反応容器に
入れ、40℃に加熱して撹拌しながら濃度75%のグリ
シジルトリメチルアンモニウムクロライド水溶液101
g  (カゼインペプチドのアミノ態チッ素の1.0当
量)を45分間かけて滴下し、かつその間、20%水酸
化ナトリウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを9.
5に維持した。グリシジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドの滴下終了後、PHを9.5に維持しながら3時
間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、アミノ態
チッ素を測定したところ、アミノ態チッ素の総量は41
ミリモルであり、アミノ態チッ素の92%が反応してい
た。
つぎに反応液に弱酸性カチオン交換樹脂アンバーライト
IRC−50(前出)100mlを加え、pH6゜5に
中和し、反応液中のナトリウムイオンとわずかに残存し
ている未反応のグリシジルトリメチルアンモニウムとを
イオン交換樹脂に吸着させ、ついで該イオン交換樹脂を
除去して濃度30%のN−第4級アンモニウム誘導カゼ
インペプチド(N−(3−トリフチルアンモニオ−2−
ヒドロキシプロピル)カゼインペプチド〕の水溶液を得
た。
得られた水溶液について第4級アンモニウム塩の層性反
応を行ったところ、テトラフェニルホウ素ナトリウムに
より白色の沈澱が生じ、またドーラーゲンドルフ試薬に
より赤色の沈澱を生じ、陽性を示した。
さらに、カゼインペプチドとグリシジルトリメチルアン
モニウムクロライドとが反応していることを確認するた
めに、得られた水溶液を用い、ゲル濾過(G−25、フ
ァルマシア社製)を行い、各分子量フラクションについ
て、上記の層性反応を行ったところ、各フラクションは
いずれも第4級アンモニウム塩の層性反応が陽性であり
、カゼインペプチドとグリシジルトリメチルアンモニウ
ムクロライドとが反応していることが確認された。
参考例2 6mol/f尿素水溶液1 、000 gにso’cで
粉末カゼイン200 gを加え、溶解させたのち、この
溶液をイオン交換水で計2.000gに希釈した。この
液を内容積2Nの三ツロフラスコに入れて80℃に加熱
するとともに攪拌し、濃塩酸25gを加え、2時間加水
分解した。冷却後20%水酸化ナトリウム水溶液48g
を加えて中和したのち、減圧濾過した。
濾液を電気透析して脱塩したのち減圧濃縮し、濾過して
濃度35%のカゼインペプチドの水溶液を得た。このよ
うにして得られたカゼインペプチドの分子量をゲル濾過
法により測定したところ平均分子量1 、900であっ
た。
上記のようにして得られた濃度35%のカゼインペプチ
ド水溶液500g[カゼインペプチドの平均分子量1 
、900 (これを−綴代CV)のnで表示すると平均
値で約16である)、アミノ態チッ素の総量92ミリモ
ル〕を反応容器に入れ、攪拌しながら濃度49%の3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
ム水溶液30g (カゼインペプチドのアミノ態チッ素
の0.85当量)を1時間かけて浦下し、かつその間、
20%水酸化ナトリウム水溶液を適宜滴下して反応液の
pHを10.0に維持した。
3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムの滴下終了後、PHを10.0に維持しながら2
時間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、アミノ
態チッ素を測定したところ、アミノ態チッ素の総量は1
8ミリモルであり、アミノ態チ・7素の80%が反応し
ていた。つぎに反応液に強酸性カチオン交換樹脂ダイヤ
イオンSK−IB(7m品名、三菱化成工業■)80m
j!を加え、P )I6.8に中和し、反応液中のナト
リウムイオンとわずかに残存している未反応の3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムと
をイオン交換樹脂に吸着させ、ついでイオン交換樹脂を
除去して濃度30%のN−第4級アンモニウム誘導カゼ
インペプチド(N−(3−トリフチルアンモニオ−2−
ヒドロキシプロピル)カゼインペプチド)の水溶液を得
た。
得られた水溶液について参考例1と同様に第4級アンモ
ニウム塩の層性反応を行ったところ、いずれも陽性であ
った。
また、得られた水溶液を用い、参考例1と同様にゲル濾
過し、各分子量フラクションについて第4級アンモニウ
ム塩の呈性反応を行ったところ、各フラクションとも陽
性で、カゼインペプチドと3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロライドとが反応し
ていることが確認された。
参考例3 粉末カゼイン200gを内容積22のビーカーに入れ、
0.IN酢酸ナトリウムl!を加え、40℃とし、蛋白
質分解酵素スブチリシンBPN’  (長瀬産業■製)
100m gを加えて40゛Cで5時間加水分解を行っ
た。加水分解後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮
して濃度30%のカゼインペプチドを得た。このように
して得られたカゼインペプチドの分子量をゲル濾過法に
より測定したところ平均分子量1 、200であった。
得られた濃度30%のカゼインペプチド水溶液800g
(カゼインペプチドの平均分子II 、 200 (こ
れを−綴代(V)のnで表示すると平均値で約10であ
る)、アミノ態チッ素の総量204ミリモル〕を反応容
器に入れ、30℃で攪拌しながら濃度49%の3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム水
溶液70.4g  (カゼインペプチドのアミノ態チッ
素の0.g当量)を1時間かけて滴下し、かつその間、
20%水酸化ナトリウム水溶液を適宜滴下して反応液の
PHを11.0に維持した。3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピルトリメチルアンモニウムの滴下終了後、pH
を11.0に維持しながら2時間撹拌を続け、ついで2
4時間放置したのち、アミノ態チッ素を測定したところ
、アミノ態チッ素の総量は26ミリモルであり、アミノ
態チッ素の87%が反応していた。つぎに反応液に弱酸
性カチオン交換樹脂アンバーライトIRC−50(前出
)150mlを加え、反応液中のナトリウムイオンとわ
ずかに残存している未反応の3−クロロ−2ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムとをイオン交換樹脂に
吸着させ、ついでイオン交換樹脂を除去して濃度30%
のN−第4級アンモニウム誘導カゼインペプチド(N−
(3−)ジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル
)カゼインペプチド〕の水溶液を得た。
得られた水溶液について参考例1と同様に第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行ったところ、いずれも陽性であ
った。
また、得られた水溶液を用い、参考例1と同様にゲル濾
過し、各分子量フラクションについて第4級アンモニウ
ム塩の呈性反応を行ったところ、各フラクションとも陽
性で、カゼインペプチドと3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムとが反応していること
が確認された。
上記のように参考例1〜3で得られたN−第4級アンモ
ニウム誘導カゼインペプチドと、市販のカチオン性ポリ
マーを配合して、以下の実施例に示す毛髪用化粧品を調
製し、それらの性能をN第4級アンモニウム誘導カゼイ
ンペプチドやカチオン性ポリマーを配合していない毛髪
用化粧品と比較した。
実施例1〔シャンプーについて〕 第2表に示す配合のシャンプーを調製し、該シャンプー
を用いて10名の女性パネラ−の洗髪をし、洗髪後の感
触を毛髪の「しなやかさJ、「<シ通り性」、[ふっく
ら感」で評価した。評価は1〜5の5段階評価で行い、
評価結果を10名の評価値(評価値が高いほど特性が優
れている)の平均値で第2表に示した。なお、第2表中
の各成分の配合部数は重量部によるものである。また、
後記の第3〜7表においても同様である。なお、第2〜
7表において、N−第4級アンモニウム誘導カゼインペ
プチドの種別は参考側番号で示す。
第2表に示すように、カチオン性ポリマーとN−第4級
アンモニウム誘導カゼインペプチドを配合した実施例1
のシャンプーは、両者を配合していない比較例1−1の
シャンプー、カチオン性ポリマーのみを配合した比較例
1−2のシャンプー、N−第4級アンモニウム誘導カゼ
インペプチドのみを配合した比較例1−3のシャンプー
に比べて、洗髪後の毛髪のしなやかさ、くし通り性、ふ
っくら感が優れていた。また、実施例1のシャンプーの
場合は毛髪の損傷が認められなかった。
実施例2[ヘアーリンスについて〕 第3表に示す配合のへアーリンスを調製し、該ヘアーリ
ンスを10名の女性パネラ−に前記比較例1−3のシャ
ンプーで洗髪したのちに施用し、毛髪の「しなやかさ」
、「クシ通り性J、「艶」について実施例1と同様の評
価をした。評価結果を第3表に示す。
第3表に示すように、カチオン性ポリマーとN第4級ア
ンモニウム誘導カゼインペプチドとを配合した′X施例
2のヘアーリンスは、両者を配合していない比較例2−
1のへアーリンス、カチオン性ポリマーのみを配合した
比較例2−2のヘアーリンス、N−第4級アンモニウム
誘導カゼインペプチドのみを配合した比較例2−3のヘ
アーリンスに比べて、使用後の毛髪のしなやかさ、くし
通り性、艶が優れていた。また、実施例2のへアーリン
スの場合は毛髪の用傷が認められなかった。
実施例3〔エアゾール型フオームについて]第4表に示
す配合のエアゾール型フオームを調製し、該フオーム8
0重量部に対してフロン12(商品名)を10重世部お
よびプロパン/ブタン混合LP010重量部を加えて、
エアゾール型容器に密封した。
第 表 上記エアゾール型フオームを使用し、N−第4級アンモ
ニウム誘導カゼインペプチドを配合せず、カチオン性ポ
リマーのみを配合した従来のエアゾール型フオームの使
用域と比較したところ、毛髪のt員傷が少なく毛髪がよ
りしなやかになり、かつ、よりふっくらとした自然な仕
上がりのセットができた。
実施例4〔ヘアークリームについて〕 第5表に示す配合のへアークリームを調製した。
第 表 の使用感と比較したところ、毛髪がよりしなやかで柔軟
になり、毛髪をより容易にセットすることができ、また
セントの持続性も優れていた。もとより、毛髪の損傷は
認められなかった。
実施例5〔パーマネントウェーブ第1剤について〕第6
表に示す配合のパーマネントウェーブ第1剤を調製した
第    6    表 上記へアークリームを使用し、N−第4級アンモニウム
誘導カゼインペプチドおよびカチオン性ポリマーを配合
していない従来のへアークリーム上記パーマネントウェ
ーブ第1剤を用い、別途調製した6%臭素酸ナトリウム
水溶液をパーマネントウェーブ第2剤として、毛束にパ
ーマネントウェーブ処理を行ったところ、N−第4級ア
ンモニウム誘導カゼインペプチドおよびカチオン性ポリ
マーを配合していない従来のパーマネントウェーブ第1
剤と比較して、毛髪の損傷が少なく、ふっくらしており
、艶があり、また感触も優れていた。また、毛髪の損傷
は認められなかった。
実施例6(ヘアーコンディショナーについて〕第7表に
示す配合のへアーコンディショナーを1周製した。
第    7    表 上記へアーコンディシゴナーを使用し、N−第4級アン
モニウム誘導カゼインペプチドおよびカチオン性ポリマ
ーを配合していない従来のへアーコンディショナーと比
較したところ、毛髪がしなやかで良好なくし通り性を与
え、ふっくらとした自然な感じに仕上がり、かつ艶があ
り、もとより毛髪の損傷は認められなかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、−C式(1)で示さ
れるN−第4級アンモニウム誘導カゼインペプチドと、
カチオン性ポリマーとを配合することにより、毛髪用化
粧品の本来の機能に阻害を与えることなく、毛髪の損傷
を防止し、毛髪にしなやかさ、良好なくし通り性、ふっ
くら感、艶などを付与することができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1〜R_3は炭素数1〜20のアルキル基
    またはR_1〜R_3のうち1個または2個が炭素数1
    〜20のアルキル基で、残りが炭素数1〜3のヒドロキ
    シアルキル基またはベンジル基である。 R_4は水素原子または水酸基で、R_5はカゼインよ
    り誘導されるペプチドを構成するアミノ酸の側鎖であり
    、nは2〜30である)で示されるN−第4級アンモニ
    ウム誘導カゼインペプチドと、カチオン性ポリマーとを
    配合したことを特徴とする毛髪用化粧品。
  2. (2)カチオン性ポリマーがジアリル第4級アンモニウ
    ム塩の重合物、カチオン性セルロース、カチオン性澱粉
    またはカチオン性ビニル重合体である請求項1記載の毛
    髪用化粧品。
  3. (3)一般式( I )で示されるN−第4級アンモニウ
    ム誘導カゼインペプチドの配合量が0.05〜10重量
    %で、カチオン性ポリマーの配合量が0.05〜5重量
    %である請求項1または2記載の毛髪用化粧品。
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