JPH02449A - ペプチドの製造法 - Google Patents

ペプチドの製造法

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JPH02449A
JPH02449A JP63095335A JP9533588A JPH02449A JP H02449 A JPH02449 A JP H02449A JP 63095335 A JP63095335 A JP 63095335A JP 9533588 A JP9533588 A JP 9533588A JP H02449 A JPH02449 A JP H02449A
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JP
Japan
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dna
peptide
protein
hbsag
hepatitis
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JP63095335A
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English (en)
Inventor
Yukio Fujisawa
藤沢 幸夫
Sachiko Imai
今井 佐知子
Takeshi Miyazaki
武 宮崎
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はペプチドの製造法に関する。さらに詳しくは、
本発明はB型肝炎ウィルス表面抗原活性を有するペプチ
ドの製造法およびその製造法に用いられるD N Aお
よび真核細胞に関する。
(従来の技術およびその問題点) B型肝炎は、特に熱帯アフリカ、東南アジアおよび極東
において多発するウィルス性疾但であり、慢性肝炎や肝
硬変、さらには原発生肝ガンの原因にもなることか疫学
的に示唆されている。病因は、D N Aウィルスの1
種であるB型肝炎ウィルス(HBV)で、それは直径=
12nmの球状粒子で発見者の名を冠してチン(Dan
e)粒子と呼ばれる。その外層に存在するエンベロープ
(env)蛋白中には、表面抗原(IIBsAg)S、
MおよびL蛋白があり、その抗原性の違いによってad
r、 adw、 ayr、 aywなどのサブタイプに
分けられているが、日本で見いだされるのはadw型お
よびadr型である。
■3型肝炎ル者の血中には、チン粒子のほかに小型粒子
や管状粒子が検出され、これらの粒子にはチン粒子と同
じ型のHBsAgが認められている。
ウィルスの表在性抗原に対する抗体がそのウィルスの感
染を防御することは他のウィルスでも知られており、H
BVの場合にもHBsAgをもとにB型肝炎に対するワ
クチンの製造が考えられる。ところが、HBVはヒトや
チンパンノーにしか感染せず、培養細胞への感染の試み
は成功していない。
そのため1113 sΔgはヒト感染者+fIl中から
の入手に限定されており、得られた小型粒子などは診断
用試薬の(オf、−1としての需要を、黄たしてら、ワ
クチンの大111の製造のためには不十分な状態である
分子生物学の最近の進歩により非細菌性の蛋白質をコー
ドするD N Aを微生物や動物細胞に導入し、発現さ
けることが可能になってきた。この遺伝子組換えの技術
を応用し、 env蛋白中のHBsA g  S (+
’25)蛋白遺伝子を酵は内[Valenzuela、
Pら、 Nature(ネイチy  )、298.34
7(1982);Miyanohara、A、ら、 P
roc、 Natl、 Acad、 Sci、(ブロン
−ジンゲス・才ブ・ザ・ナンヨナル・アカデミ−・オフ
・サイエンセス)USA、 80.1(1983);1
1itzeman R=〜、ら、 Nucl、 Ac1
ds、 Res、(ヌクレイツク・アノッズ・リサーチ
)Il、 2745(1983);11arrord 
N、ら、 Developments in Biol
ogicalStandardizat 1on(デベ
ロップメント・イン・)<イオロジカル・スタンダーデ
イゼーンヨン)54゜125(1983)+ Murr
ay、に、ら、 EMBOJ、(ザ・エンボ・ジャーナ
ル)、3.645(1984): Choo、に、B、
ら、 BiocheIIlBiophys、 Res、
 Commun、(バイオケミカル・アンド・パイオフ
イノカル・リサーチ・コミュニケーションズ)、131
.160(1985)コで発現させ、HB V感染のな
いl−lBsAgを作製し、HI3ワクチンとして開発
されるに至っている。また、最近では、enV蛋白中の
HBsAg  M蛋白(P31)遺伝子[ILoh、Y
、ら。
Biochem、 Biophys、 Res、 Co
mmun、、 138.268(1986): Ito
h、Y、 & Fujisawa、Y、、 Bioch
em、 Biophys。
Res、 Commun、、 141.942(198
6)]やL蛋白(P39)遺伝子[Dehoux、P、
ら、 Gene(ノーン)、48.155(1986)
]が酵母内で発現されている。これら菌体内に生成され
た遺伝子産物は、いくつかの精製過程をへてはじめて単
離することが出来るのが通常である。らし該産物が培地
中へ分泌されるならば、産物の精製単離はきわめて容易
になることが予想される。
動物細胞を宿主に用いてSやM遺伝子を発現させろと、
S蛋白粒子[Liu、C,C,ら、 DNA、 1.2
13(1982); Moriarty、A、M、ら、
 Proc、 NaLl、 Acad。
Sci、 USA、 78.2606(1981); 
Dubois、M、F、ら。
Proc、  Na[l  Acad、  Sci、U
SA、  77、 4549(1980);Chris
tman、J、K  ら、  l”roc、  −1a
t1.  Acad、  Sci、USA。
79、1315(19g2)1.SとM蛋白の混合粒子
[Michel。
Mll、ら Proc、 Natl、 Acad、 S
ci、 USA、 84.7708(1984); !
+!1che1.M、L。ら、 Bio/Techno
logy(バイオテクノロジー)、3.561(198
5)]が培地中に分泌されることは知られている。しか
し、培養の煩雑さや経済性を考慮すると、動物細胞はは
るかに不(11である。しf二がって酵母か該enV蛋
白を培養液中に分泌するならば、細胞を培養液から分離
するだけで細胞由来の夾雑物の混入が大幅に低減でき、
免疫原の分離精製か簡素化されると予想される。
しかしながら、酵母組換え体がenv蛋白粒子を培地中
に分泌する例は従来まったく知られていない。
一方、I−113Vに感染し、発症した急性肝炎患者の
血清中には、I−113s抗原−抗11Bs抗体系、 
I−(B c抗原−抗tl B c抗体系、 HB c
抗原−抗1−I B e抗体系に先立って、pre−8
抗原−抗pre−9抗体系か誘導されることが知られて
いる[A、Robert NeuraLhら、 Na[
ure、315.154(1985)]。pre −S
抗原お上び抗pre−S抗体がIIBVの感染成立、B
型肝炎の発症機序や予防などの而でどのような役割を果
たしているかが注目されている。特に、pre −S領
域内のpre −S 2ベプヂドに対する抗血清はr−
113■を中和すること[A、Robcrt Neur
athら、 Vaccine(ワクチン)、 4.35
(1986)コやpre −S 2ペプチドワクチンに
よってI−I B Vによる急性肝炎の発症は予防され
ることか、ヂンパンジーを用いた実験で最近証明されて
いる [Y、Itohら、Proc、 NatlAca
d、 Sci、 USA、 83.9174(1986
)]。また、preS領域内のpre −S lペプチ
ドに対する抗体がI]BVと肝癌由来細胞との結合を阻
止することが報告されている[A、Rc)bert N
eurathら、Ce1l(セル)46、429(19
86)]。このように抗pre −S抗体の重要性が認
識されるにつれ、抗pre −S抗体を誘導しうる新型
のB型肝炎ワクチンの開発が期待されている。Mich
elら [Proc、 Natl、^cad、 Sci
、 tlsA。
81、7708(1984)]は、動物細胞(CHO細
胞)にL蛋白遺伝子を導入し、MとS蛋白を含むHBs
Ag拉子を産粒子ている。修飾M蛋白遺伝子が導入さ4
%た酵母では、M蛋白CGP37とGl”34)から構
成されたlllEsAgllBsAg拉子ことが知られ
ている(Y、ftoh & YJujisavta、 
Biochem、 Biophys、 Res。
Commun、、 141.942(+986)コ。最
近では、L蛋白遺伝子か酵母で発現され、分子量39k
Daの蛋白(e39)が産生されている[P、Deho
uxら、 Gene、イ8,155(+986)]。し
かしながら、l−lBsAgの生産端は、市販のキット
、Au5ria(オースリア)IT(アボット社製)で
測定されたところ、培養液IQあたり約25μg(総蛋
白1mgあたり01〜0.2μg)と粁しく低いレベル
であった。これは、酵母によるI−I B sAg  
S蛋白粒子の生産虫や酵母によるI−1[sAgM蛋白
粒子の生産mに比べて粁しく低いものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、まずHBV env蛋白を酵母において
細胞外に分泌生産させる方法を開発すべく研究を開始し
た。
分泌蛋白は膜結合型ポリゾームで合成され、粗面小胞体
の内腔に隔離され、ゴルジ装置1分泌顆粒をへて細胞外
へ分泌される[Blobel、G、 &Dobbers
tein、B、、 J、 Ce11. Biol、(ジ
ャーナル・オブ・セル・バイオロジー)、 67、83
5(1975)]。
この分泌蛋白質の遺伝子を調べると、該蛋白質のコード
領域の直前にほとんど例外なくシグナルペプチドをコー
ドする領域が存在していることが明らかにされている[
Walter、P、ら、 Ce1l、 38.5(19
84)]。つまり、このシグナルペプチドが蛋白質の分
泌への方向付けをしていると考えられている。
ところが、動物細胞で発現されたenv蛋白、 I(I
3sAg  SとMは他の分泌蛋白とは異なり例外的に
シグナルペプチドに相当するものがないにしかかわらず
、細胞外へ分泌される特異な蛋白質である。
この場合には、該HBsAgは最初、粗面小胞体の膜蛋
白として生成され、該膜上でモノマーHB sAgの凝
集が起こり、次いで該膜内腔へのbuddingによっ
て該1113sAg拉子が形成される。該粒子はその後
ゴルノをへて分泌顆粒に入り、細胞外へ分泌されると説
明されている[Eble、8.E、ら、Mol。
Ce11. Biol、(モルキュラー・アンド・セル
ラー・バイオロジー)、 6.1454(1986)]
。しかしながら、同じ真核細胞である酵母においてはe
nv蛋白粒子の細胞外への分泌は全く知られていない。
そこで、本発明台らは、組換えDNA法を用いて鋭き検
討した結果、env蛋白すなわちllBsAgのS (
P25)M(I’31.prc −S 2 + S )
あるいはL(P39.全pre−8+S)蛋白遺伝子の
直前にそれぞれソゲナルペプチドのコード領域を連結し
たものを用いることによって、上記env蛋白粒子をそ
れぞれ酵母の細胞外に分泌させろことを見いだした。さ
らに、本発明台らは[、蛋白遺伝子の直前にシグナルペ
プチドのコード領域を連結した組換えDNAを保持する
酵母におけろ菌体内発現νnを調べた結果、驚くべきこ
とに、シグナルペプチドのコード領域が付加されていな
い組換えDNAを用いる場合に比へ、はるかに高い抗原
が菌体内に蓄積されていることを見い出した。
本発明は、I−I B s A g活性を有するペプチ
ドをコードするDNAの5°−末端に真核細胞において
作動するシグナルペプチドをコードするDNAが連結さ
れた組換えD N A 、数組換えDNAを保持する真
核細胞および数組換えDNAを保持する真核細胞を培養
し、培養液中にI−(BsAg活性を有するペプチドを
生成蓄積させ、該ペプチドを採取することを特徴とする
I−I B s A g活性を有するペプチドの製造法
を提供するものである。
f(BsAg活性をaするペプチドをコードするDNA
としてはadr型、 adw型、 ayv型およびay
r型のS蛋白遺伝子1M蛋白遺伝子お上び1,蛋白遺伝
子があげられる。これらの遺伝子の一部は変異(修飾)
されていてもよい。トリプシン様プロテアーゼ生産酵母
を宿主として用いる場合、L蛋白およびM蛋白はプロテ
アーゼによって分解される可能性があるためM蛋白のN
末端より48番目のアルギニンまたはそれを含むペプチ
ド(好ましくは44〜49番目のペプチド)を欠損させ
るように変異させることが好ましい。より好ましい遺伝
子としてはたとえば第5図で示されるアミノ酸配列1〜
383番をコードするし蛋白遺伝子(変異型)アミノ酸
配列109〜383番をコードするM蛋白遺伝子(変異
型)およびアミノ酸配列158〜383番(または第6
図で示されるアミノ酸配列)をコードするS蛋白遺伝子
があげられる。
シグナルペプチドをコードするDNAとしては真核細胞
において作動するシグナルペプチドをコードするDNA
であればいずれでら用いることができるが、たとえばm
ating  racter  a I [Brake
^、J、ら、 Proc、 Natl、 Acad、 
Sci、 USA 81 4642(+984)+ B
itLer、G、A、ら、 Proc、 Natl、 
Acad、 5ci11sA、 81.5330(19
84)]、 S U C2とPH05[Sn+iLh、
R,A、ら、 5cience、 229.12+9(
1985)]。
K11ler[5kipper、N、ら、 5cien
ce、 230.958(1985); Ba1dar
i、Cら、 EMBOJ、、 6.229(19g?)
]。
endoglucanase I [Ar5de11.
J、N、Vら、 Bio/Technology、 5
.60(1987)]、  I FN−a I 、 I
 FN −a 2と■P N −7[Hitzeman
、R,A、ら5cience、  219. 620(
1983)コ、  Aspergillusavamo
ri glucoamylase[Inn1s、M、A
、ら、 5cience228、21(1985)]、
 mouse immunoglobulinλとμ[
Wood 、 C,R、ら、 Nature、 314
.446(1985)]chicken Iysozy
me[0berto、J、  &  Davison、
J、。
Gene、  40. 57(1986)]、  Wh
eat  a −amylase[Rothstein
、S、 Jら、 Nature、 308.662(1
984)]。
1nNuenza H^[Jabbar、M、^、ら、
 Proc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA、 82.2019(1985)]な
どのシグナル配列があげられる。これらのノブナル配列
はその一部を変異(修飾)させてらよい。
発現に用いられるプロモーターは真核細胞で機能しうる
ちのであればいかなるものであってもよいが、たとえば
酵母においてはGLD(GAPH)プロモーター、 P
 I−105プロモーター、PGKプロモーター、 A
 D I−(プロモーター、PH081プロモーターな
どが好ましく用いられる。
発現用ベクターとしては真核細胞内で複製できる乙ので
あり、挿入された遺伝子を発現しうるしのであればいか
なるものでもよい。酵母における発現用ベクターとして
は具体的にはpPHOI7pGL、D906.pGLD
906−1[1toh、YらBiochem、 Bio
phys、 Res、 Comn+un、、138.2
68(1986)]があげられる。
宿主としての真核細胞としては酵母、カビ類、動物細胞
があげられるか、なかでも酵母が好ましく用いられる。
酵母のなかでもSaccharomycescerev
is iaeが好ましい。
HI3sAg活性を有するペプチドをコードするDNA
はH13V −D N Aまたはそれが組み込まれたプ
ラスミドを適当な制限酵素処理、適当なアダプター結合
などの手段を用いることにより調製することができる。
シグナルペプチドをコードするD N Aは該DNAを
含有する遺伝子より酵素的に調製することができるか、
一般にシグナルペプチドは約20個のアミノ酸より成る
ため、容易にDNAを化学合成することらできる。
プロモーターは対応する遺伝子より酵素的に調製するこ
とができる。また、化学合成することしできる。
発現用ベクターは宿主において19袈可能なプラスミド
にプロモーターを挿入することによりA製することかで
きる。酵母において冷製可能なプラスミドとしてはps
I−(19などがあげられる。
シグナルペプチドをj−ドするDNAの、Hf3SAg
活性を有するペプチドをコードするDNAの5′末端へ
の結合、得られるノグナルベブチドをコードするDNA
とHBsAg活性をaするペプチドをコードするDNA
の結合物の、発現ベクター中のプロモーターの3°末端
への挿入は酵素的(DNAリガーゼ)に行うことができ
る。l−lBsAg活性を打するペプチドをコードする
DNAの終止コドンの後には、産生量を増太さ仕るため
に、ターミネータ−(たとえばPGKターミネータ−)
が付加されてもよく、また、ングナルベブチドDNAと
HBsAgDNAとの間およびプロモーターとンクナル
ベブヂドD N Aの間にはスペーサーD N Aが挿
入されていてもよい。スペーサーD N 、Aは約40
塩梧以下であることが好ましい。
組換えDNA(プラスミド)を用いて真核細胞を形質転
換する方法は自体公知の方法に従って行うことができる
得られた形質転換体は自体公知の方法に従って培i%さ
れろ。酵母用培地としてはたとえばBurkholde
r最小培)t!![BosLjan、に、1.、et 
al:rプロンーノング・オブ・ザ・ナンヨナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンスJ (Proc、 Natl
、^cad、 Sci。
USA)、 77、4505(1,980)]かあげら
れる。培徨は通常15°C〜40℃、好ましくは24°
C〜37℃で10〜96時間、好ましくは24〜72時
間行い、必要に応じて通気や攪拌を加えることらできる
本発明によれば、lBsAg活性を有するペプチドは通
常、脂質などを含む粒子として細胞外に分泌される。し
たがって、培養終了後、遠心分離などのそれ自体公知の
方法で細胞と上清とを分離し、細胞外に分泌されたペプ
チドを培養上清から通常の蛋白質精製法7例えば塩析2
等重点沈澱、ゲルろ過、イオン交換クロマトグラフィー
、高速液体クロマトグラフィー、アブイニイティ・クロ
マ)・グラフィー、ンヨ糖グラノエント超遠心、塩化セ
シウムグラジェント超遠心などの精製工程を適当に組み
合わせることによって容易に精製することができる。
特に、L蛋白は細胞外に分泌される一方、細胞内に多重
に蓄積される。したがって、培養終了後、それ自体公知
の方法で細胞を集め、得られた菌体から通常の蛋白質精
製法、たとえば細胞破砕、塩析ポリエチレングリコール
による沈澱と分画、ゲルろ過、イオン交換クロマトグラ
フィー、高速液体クロマトグラフィー、アブイニイティ
・クロマトグラフィー、シヨ糖グラジェント超遠心、塩
化セシウムグラノエント超遠心などの精製工程を適当に
組み合わせることによって細胞内に蓄積されたペプチド
(通常粒子)を精製することらできる。
(作 用) 本発明で得られるenV蛋白は、HBV感染者の血液を
原料にして製造された公知のHBsAg小型粒子と同様
の生物活性を有し、HBsAg小型粒子と同様にしてI
−1[3ウイルス感染の予防のためのワタチノとして、
また診断用キットの材料(たとえば、抗L[B s A
 g抗体の検出用抗原)として用いることができる。
なお、本願明細古および図面において、塩基やアミノ酸
などを略号で表示する場合、I UPACI U 13
  Comm1ssion  on  Biochem
icalNOIIlellCIaltlreによる略号
あるいは当該分野における慣用略号に基づくものであり
、その例を次にあげる。またアミノ酸に関し光学異性体
がありうる場合は、特に明示しなければL一体を示すも
のとする。
DNA   デオキシリボ核酸 r(N A   リボ核酸 mRN^   メッセンジャーRNA A   アデニン ′r   チミン G   グアニン Cントシン dATP    デオキノアデノノン三リン酸clTT
P    デオキノチミジン三リン酸dGTP    
デオキソグアノンン三リン酸dCTP    デオキン
シヂジン三リン酸A T P   アデノシン三リン酸 E D ’r A  エヂレンジアミン四酢酸ドデシル
硫酸ナトリウム ジヂオスレイトール グリシノ(G) アラニン(^) バリン(V) ロイシン(14) イソロイシン(1) セリン(S) スレオニン(T) システィン(C) ハーフシスヂン メヂオニン(M) グルタミン酸(E) アスパラギン酸(D) リジン(K) アルギニン(R) ヒスデシン(11) フェニルアラニン(F) チロシン(Y) トリプトファン(W) P「0 ブ【1リン(1)) ^sn アスパラギン(N) ln グルタミン(Q) アンピシリン耐性遺伝子 テトラサイクリン耐性遺伝子 オートノマス・レブリケーション・ シーフェンスI Cau*onomous  replication 
 5cqucncc  I) 111    インバーテツド・リピート(inver
【cd  repeat) rs I (実施例) 以トに実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する
が本発明はこれらに限定されるべきものではない。
実施例に記載のプラスミドを保持する微生物の寄託機関
への寄託およびその受託番号は第1表に示4−とおりで
ある。
ノ〈中、IFOはII4I4大法人発酵研究所Fltl
は日本国通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所を
、S、cerevisiaeはSaccharomyc
esccrevisiaeを表わず。
IFO RI ] S、ccrevisiac^l+22R−/I)G1.
D 1,P31−RcT   10337   BP−
1744(P−9320) S、ccrevisiac AlI22RVpGLD 
LP39−RcT   10336   BP−174
5(P−9321) S、ccrcvisiac^l+22R−/I)Gl、
D 1.r’25WBP−1746 (P−9323) なお、pGl、D906−1の5ail消化1)NΔは
pc+、o P31Rを5all消化することにより得
ることらできる。
pGl、D P31Rを保持するS、ccrcvisi
ac^I+22R−/I)G1、D I’31RはIF
OにII”0 10145として、また、F Rf 1
.1 F’ E 17 M  HP−8(10としテ直
託されている。
実施例1 ングナルー配−烈炎千二 のり・?製 ド4゛るDNA[Xhol RcoRI]f!nV蛋白
11r3sΔgを培地中へ分泌させる丸めのシグナル配
列として卵白リゾチー12のシグナルペプチドを利用し
ノこ。公知のアミノ酸配列cJung、^。
cLal、プロシージング・オシ・ザ・ナショナル・ア
カデミ−・オシ・サイエンス(Proc、 Na1l。
^cad、 Sci、)、 USA、 77、5759
(1980月を参ηに、第1図(a)に示ずような5°
末端にXholザイト。
3′末端にEcoRIサイトがもうけられている合成ヌ
クレオチド配列を用いた。全配列は8個のオリゴヌクレ
オヂドブ【ノック(#1,#2.#3.#/I。
#5.#6.# I 7.# I 8)から成り、これ
らはホスフォアミダイド法[Caruthcrs、M、
11.cL al;テ]・ラヘドロン・レターズ(Tc
Lrahedron Letters)22、1859
(1981月によって合成された。
ま「#2〜#G、#17をそれぞれ10/112(5μ
g)ずつ混合しこれに10倍濃度のキサーゼ緩衝液[0
,5M Tris−HCC,0,IM MgCL、 0
.1Mメルカプトエタノール、pi47.6]20μQ
、10mM  ATP20μ(、T4ポリヌクレオチド
キナーゼ(宝酒造社製)20μQ(50U)、蒸留水8
0μQを加えて37°Cで2時間反応させた後、65℃
で20分処理して反応をとめた。この反応液に#lと#
18とをそれぞれlOμ!2(5μg)を加え、T4リ
ガーゼ(NEB社製月0μQを加えて14℃で一夜反応
させた。反応液を6%ポリアクリルアミドゲル電気泳動
にかけ、80bpのフラグメントを切り出し電気泳動溶
出によってゲルから抽出し、これを20μQの蒸留水に
溶解した。ファーノベクター・M I 3 mp I 
O[Messing、J、、メソッド・イン・エンサイ
モロジー(Methods in EnzyII+o1
.)lot、 20(1983)]の2本鎖DNA I
μgを20μQの反応液[50mM  Tris−HC
(!(pH7,5)、100mM NaCQ、  I 
OmM MgCL、  I mMジチオスレイトール]
中、IOユニットの旧nd[とIOユニットのEcoR
Iで37℃、2時間反応を行い、該DNAをl1ind
[部位とEcoR1部位で開環させた。該反応液に65
°C,15分間の熱処理を加え、制限酵素を失活さU“
た。該DNA0.02μgに上記の80bpc′)DN
A断片の01ggと、ホスフォアミダイド法で化学合成
し、さらにT4ボリヌクレオチドギナーゼを用いて5°
末端をリン酸化したDNAから成る合成11ind[[
I −Xholリンカ−0,5μgを加え、20μgの
反応液中、T4DNAリガーゼの作用でDNAを連結さ
せた後、Messing、J、の方法[MeLhods
 in Enzymol、、 101.20(1983
)]で犬大腸菌MI03に導入し、プラーク(溶菌斑)
を作ら仕た。
白色プラークの中からMI3mplOに、上記80bp
o N A断片がクローニングされたMI3ip108
0を得た。MI3ml)10−80の2本鎖DNA20
μgを40ユニツトのXholと40ユニツトのEco
RIで1200μ(の反応液[50mM TrisHC
o、(+)H7,5)、100mM NaC(!、  
I OmMMgCQt、  l mMジチオスレイトー
ル]中、室温で一夜反応さけた後、該反応液を6%ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動にかけ、80bpのフラグ
メントを切り出し電気泳動溶出によってゲルから抽出し
、これを蒸留水lOμCに溶解し、−20℃で保存した
。(第1.2図) 実施例2 修飾M蛋白(P31)の発現用プラスミドpGLD P
31RcT(特願昭61−128918号明細書に記載
)4071gを100ユニツトの制限酵素EcoRlと
5alIで500μ(の反応液[50mM Tris−
1((j!(+)I−17,5)、 I 00mM N
aC(!、  l OmM !+1gCf2t、  I
 mMジチオスレイトール]中、室温で一夜反応させた
後、アガロースゲル電気泳動で分離し、修飾M蛋白遺伝
子を含む1.1kbDNA断片を得た。該DNA0.5
μgと実施例Iで得たングナル配列をコードするDNA
0.5μgを、プラスミドI)Gl、D 9061(特
開昭61−43991号公報)の5all消化DNA0
.05μgと混合し、T4DNAリガーゼを用いて結合
させた後、大腸菌DHIを形質転換さけ、アンピッリン
耐性を示す組換え体を得た。
数組換え体の中から、G L Dプロモーターの下流に
ノブナル配列コード領域および修飾M蛋白遺伝子−PG
Kターミネータ−がプロモーターと同一方向に挿入され
たプラスミドpGLD LP31−RcTを得た。(第
2図) pGLD LP31−RcTを用いて、酵母Sacch
aromycescerevisiae At122R
−を形質転換し、形質転換体(Al122RVpGLD
 LP31−RcT)を取得した。
実施例3 修飾M蛋白遺伝子の酵母における分泌発現実施例2で得
られた修飾M蛋白遺伝子分泌発現プラスミドを含む酵母
形質転換体を、5+Jの培養液[11!あたり、K21
1P043 g、グルコース50g、アスパラギン−1
g、L−ヒスデシンI OOmg、 Kl OI mg
、 MgSO4・71120500 mg、 CaCQ
z ・211=0330mg、 CuSO4・511,
00.4mg、 Fe50.dll、02.5mg、M
n5O,−411t0 0.4 mg、(NIl4)3
Po、 ・12MoOa ・311FQ 0 、2 m
g−ZITSO4・7IIt03 、 I mg、イノ
ントールl0mg、チアミン0.2mg、ピリドキシン
0.2mg。
Ca−パントテン酸0.2mg、ナイアシン0 、2 
mgビオヂン0.002mgを含む]中で30℃、3日
間振とう培養を行った後、その2滅を上記の培地181
n1に序し、30℃、1日間培養し、更にその2−を1
8寸の新鮮培地[lりあたり、Kll、Po。
400mg、ンヨM80g、アスパラギン5g、L−ヒ
スデシン300mg、 KCC2,Og、 Kl O,
Img、 Mg50− ・711z0650mg、Ca
C4x ・211zO429mg、グルコースIOgJ
リスーマレイン酸(pH6,5)25mM、 CuSO
4・511tOO,4mg、 FeSO4・7HzO2
,5mg、 MnSO4−411200、4mg、(N
Il、)sPo、 ・12M0O3・311yo 0 
、2 mg、Zn5O* ・711tO3、l mg、
イノシトール10mg、チアミン0.2mg、ピリドキ
シン0.2B。
Ca−パントテン酸4.OB、ナイアシン4.0mg。
ビオチン0.040mgを含む]に移し、30℃で3日
間振とう培養し、72時間後にサンプリングし、遠心分
離機(10,oOoxg、  I 0分間)にかけ、上
清と菌体を分離した。
上記上清のHBsAg活性をオースザイム■[アボット
(抹)製]を用いて測定した。その結果を第2表に示す
が、I−I B s A gの生成量はブロスlaあた
りとして計算された。
実施例4 シグナル配列をコードするD N A [Xhol −
Taql]の調製 env蛋白HBsAgを培地中へ分泌させるためのシグ
ナル配列として卵白リゾチームのシグナルペプチドを利
用した。公知のアミノ酸配列[Jung、^。
eL al  ブロシーノング・才ブ・ザ・ナンヨナル
・アカデミ−・オプ・サイエンス(Proc、 Nat
l。
Acad、 Sci、)、 USA、 ?7.5759
(1980)]を参考に、第1図(b)に示ずような5
゛末端にXholサイト、3゜末端にTaq Iサイト
がもうけられている合成ヌクレオヂド配列を用いた。全
配列は8個のオリゴヌクレオヂドブロック(#1.#2
J3.#4.#5.#6、#7.#8)から成り、これ
らはホスフォアミダイド法[Caruthers、M、
Il、et al ; テトラヘドロン・レターズ(T
etrahedron Letters)22.185
9(1981)]によって合成した。
まず#2〜#7をそれぞれlOμQ(5μg)ずつ混合
しこれに10倍a度のキナーゼ緩衝液[0,5M  T
ris−11c(!、  O,IM MgC&2. 0
.1Mメルカプトエタノール、pl−17,6]20 
μQ、  l OmM ATP20μ(1,T4ポリヌ
クレオチドキナーゼ(宝酒造社製)20 uQc50 
U)、蒸留水80μ(lを加えて37℃で2時間反応さ
せた後、65℃で20分処理して反応をとめた。この反
応液に#lと#8とをそれぞれ10μff(5μg)を
加え、T4リガーゼ(NEB社製月Oμρを加えて14
℃で一夜反応させた。反応液を6%ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動にかけ、76bpのフラグメントを切り出
し電気泳動溶出によってゲルから抽出し、これを20μ
りの蒸留水に溶解した。
実施例5 構築と該プラスミドによる酵母の形質転換+1[3x八
gS(P25)蛋白発現用プラスミドpHBs51(特
開昭61−70989号公報)80μgを200ユニツ
トの制限酵素Hpallで500μgの反応液[10m
M Tris−11CI2(pl(7,5)、 I O
tnM  MgCf2t、ImMジチオスレイトール]
中、室温で一夜反応さUた後、アガロースゲル電気泳動
で分離し、S蛋白遺伝子を含む0.815kbDNA断
片を得た。該DNA0.5μgと実施例4で得たシグナ
ル配列をコードするDNA5μgを混合し、7MDNA
リガーゼを用いて結合させた後、10ユニツト(1) 
 XholとI Oユニー/トノ1lpaIIテ、40
μ(!の反応液[50mM Tris−HCl2(pl
47.5)、 I OOmMNaCρ、I OmM M
gCL、1mMジチオスレイトールコ中、37℃、2時
間反応し、アガロースゲル電気泳動で0.891kbの
シグナル配列を含むS蛋白遺伝子断片を分離した。ファ
ージベクター・M13 mp9 [Messing、j
、、Methods in Enzymol、、 10
1゜20(1983)]の2本鎖DNA lμgを20
μQの反応液[50mM Tris−IICf2(pl
[7,5)、 l OOmM ’IaCQ。
10mM vgCfL、  I mMジチオスレイトー
ルコ中、IOユニットの旧ndlIIと10ユニツトの
Pstlで37°C,2時間反応を行い、該DNAをl
1ind[11部位とPst1部位で開環させた。該反
応液に65℃!5分間の熱処理を加え制限酵素を失活さ
せた。
該DNA0.02μgに上記の0.89kbのDNA断
片Olμgとホスフォアミダイド法で化学合成し、さら
にT4ポリヌクレオチドキナーゼを用いて5゛末端をリ
ン酸化したDNA から成る合成11pa II −Pst lリンカ−0
,5μgと実惟例Iで用いた合成重nd[−Xholリ
ンカ−0,5μgとを加え、20μQの反応液中、T4
DNAリガーゼの作用でDNAを連結させた後、Mes
sing。
Jの方法[MeLhods in Enzymol、、
 101.20(1983)]で大腸菌JMI03に導
入し、プラーク(溶菌斑)を作らせた。白色プラークの
中からMI3mp9に、上記0.89kbDNA断片が
クローニングされたM13mp9−l、I)25を得た
M I 3 mp 9− LI’25の2本鎖DNA2
0μgを4Qj−、ニーブトのXholと40ユニシト
の5allで600u(lの反応液[50mM Tri
s−11cQ(pl+ 7 、5 )100mM Na
C0,、I OmM MgC1!、、  I mMジチ
オスレイトール]中、37°C,4時間反応させた後、
アガロースゲル電気泳動で0 、9 kbのシグナル配
列を含むS蛋白遺伝子断片を分離した。該DNA0.5
μgとプラスミドpGLD 906−1(特開昭614
3991号公報)の5all消化DNA0.0 slと
混合し、T4DNAリガーゼを用いて結合させた後、大
腸菌D I−I 1を形質転換させ、アンピシリン耐性
を示す組換え体を得た。数組換え体の中から、G L 
Dプロモーターの下流にシグナル配列コード領域および
S蛋白遺伝子−PGKターミネータ−がプロモーターと
同一方向に挿入されたプラスミドpc+、o 1,P2
5Wを得た。(第3図)pGLD  LP25Wを用い
て、酵母Saccharomycescerevisi
ae AH22R−を形質転換し、形質転換体(A11
22RVI)GLD LP251’)を取得した。
実施例6 S蛋白遺伝子の酵母における分泌発現 実施例5で得られたS蛋白遺伝子分泌発現プラスミドを
含む酵母形質転換体を5gの培養液[1gあたり、K、
llPO43g、グルコース50g、アスパラギン4g
、L−ヒスチジン100mg、 Kl O,Img。
Mg5Oa・IHto 500mg、 CaCQt・2
1(to 330mg。
Cu5O,・511yOO,4mg、Pe5o、 ・7
tltO2、5mgMnSO4・411−00 、4 
mg、 (N114)3P04・12MoO5・3tl
tOO、2mg、 ZnSO4・IHto 3 、 I
 mg、イノシトール10mg、ヂアミン0.2mg、
ピリドキシン0.2mg、Caパントテン酸0.2mg
、ナイアシン0.2mg、ビオチン0.002mgを含
む]中で30℃、3日間振とう培養を行った後、その0
.5gを上記の培地45 Mlに移し、30℃、1日間
培養し、更にその2mgを18滅の新鮮培地[IQあた
り、Kl、Po、 400mg、ンヨ糖80g、アスパ
ラギン5g、L−ヒスデシン300mg、 KCQ 2
.0g、 Kl O,Img、 Mg5O。
・711tO650mg、 CaCQt ・2tlzO
429mg、グルコースlOg、)リス−マレイン酸(
pI−(6,5)25mM、  Cu5O,−5tlz
0 0.=1mg、  Fc5O,・71L0 2.5
mg、  Mn5O= ・41120 0.4 mg、
(Nil、)+PO4H12Mo03・311200.
2mg、 ZnSO4+ 711,03 、 I mL
イノントールl0mg、ヂアミン0.2mg、ピリドキ
シン0 、2 mgCa−パントテン酸4.0mg、ナ
イアノン4.0mgビオヂン0.040mgを含む]に
移し、30℃で3日間振とう培養し、72時間後にサン
プリングし、遠心分離機(10,000Xg、  I 
0分間)にかけ、上清と菌体を分離した。
上記上清のHB s A g活性をオースザイム■[ア
ボット(株)製コを用いて測定した。その結果を第2表
に示すが、HBsAgの生成量はブロス1aあたりとし
て計算された。
実施例7 プラスミドpHBr 330[Ono、Y、ら、ヌクレ
イツク・アンラド・リサー−7−(Nucl、 Ac1
ds Res、)、111747(+983)120u
gを100ユニツトの制限酵素Bam1llで500μ
f2の反応液[10mM Tris−11CC(r)l
−17,5)、50+nM  NaCQ、  l Om
M  MgCfft、  I mMノチオスレイトール
]中、37℃、2時間反応させた後、アガロースゲル電
気泳動で分離し、32kbのD N A断片を得た。該
DNAl0μgを30ユニツトのEcoRIで20μf
2の反応液[50mMTris−11cρ(pFI7.
5)、+ 00+nM NaC(1,I O+nMMg
CL、ImMジチオスレイトール]中37℃、2時間反
応させた後30ユニツトのTaq Iで65℃、2時間
反応し、6%ポリアクリルアミドゲル電気泳動により0
,34kbDNA断片を分離した。該DN A 7 t
t gをT 4 D N A ’Jガーゼニヨリ結合さ
せた後、50ユニツトのTaq Iで20μQの反応液
[50mM Tris−11c12(pH7,5)、 
l 00mM NaCLl 0mM MgC(!、、 
 I mMジチオスレイトール]中65°C,3時間反
応させ、0.68kbのDNA断片とした。さらに0.
5mM dATP、0.5mM dCTP、0゜5mM
 dGTP、  0.5mM dTTPの存在下、5U
のクレノーフラグメントを100μgの反応液[33m
M Tris−acetate(pH7、9)、 66
 mM Kacetate、 l  OmM  Mg−
acetate、 l  00 μg、/mflBSΔ
(牛血t?1アルブミノ)]中37℃、5分間反応させ
、0 、2 M E D T A 5μQを加え反応を
止めた後フェノール−クロロホルム(Ill)で除たん
ばくを行った。ホスフ十アミダイド法により化学合成し
、さらにT 4ポリヌクレオヂドキナーゼを用いて5°
末端をリン酸化したアダプター5°−P −d(GGA
ATTCCTCGACC)  0 .5 6 gと5°
 −P−d(GGTCGAGGA八TTCC) 0へ、
 5 tt gを加え、20ttQO’)反応液中、′
r4D N Aリガーゼの作用でDNAを連結さけ、3
0ユニツトのEcoRlで37℃、3時間反応させた(
0゜36kbDNA)。ファーノベクター・MI3mp
9の2本RIDNAIugを20μρの反応液[50m
MIr1s−11cQ(pH7,5)、 I OOmM
 NaC(1,I OmM%IgCQt、  I mM
ノチオスレイトール]中、l Q ユ= ソトの11i
ndI11と10ユニツトのSalで37°C,2時間
反応を行い、該DNAをll1nd[1部位とSal[
部位で開環させた。該反応液に65°C,15分間の熱
処理を加え、制限酵素を失活させた。該D N A06
02μgに上記の0.36kbDNA断片0.2μgと
実施例1によりf9だM I 3mpl 0 8 ol
、=ilII限酵素旧ndlIIとEcoR−1を反応
させて得た8sbpフラグメント0.5μgとプラスミ
ドpGLD  P31−RcT(第2図)に制限酵素E
coRIと5ailを反応させて得たI 、 I kb
DNAI片Q、Iμgを加え、20μ(1の反応液中、
T4DNAリガーゼの作用でDNAを連結さ仕た後、M
essing、 J、の方法[Methodsin E
nzymol、 101.20(1983月で大腸IJ
MI03に導入し、プラーク(溶菌斑)を作らせた。白
色プラークの中からM13mp9に、1.5kbDNA
断片かクローニングされたM I 3 mp9− LP
39−RcTを得た。
M l 3 mp9  LP394cTの2本鎖DNA
20μgを40ユニツトのXholと40ユニツトの5
allで600μQの反応液[50mM Tris−H
C9(pIr 7 、5 )。
100mM NaC+!、  I OmM MgCL、
  l mMジチオスレイトール]中、37℃、4時間
反応させた後、アガロースゲル電気泳動で1.4kbの
シグナル配列を含む修飾り蛋白遺伝子断片を分離した。
該DNA O、5tt gとプラスミドpGLD 90
6−1(特開昭6143991号公報)の5all消化
D N A 0 、05μgと混合し、T4DNAリガ
ーゼを用いて結合させた後、大腸菌D 1−11を形質
転換させ、アンピンリン耐性を示す組換え体を得た。該
組換え体の中から、G L Dプロモーターの下流にシ
グナル配列コード領域および修飾り蛋白遺伝子−PGK
ターミネータ−がプロモーターと同一方向に挿入された
プラスミドpGLD LP39−RcTを得た。(第・
1図)pGl、D LP39−RcTを用いて、酵母S
accharomycesccrevisiae AH
22R−を形質転換し、形質転換体(AI(22RVp
G1.D LP39−RcT)を取得した。
実施例8 修飾I7蛋白遺伝子の酵母における分泌発現実施例7で
得られた修飾し蛋白遺伝子分泌発現プラスミドを含む酵
母形質転換体を5旋の培徨液[N!アたり、K、IIP
o、 3g、グルコース50gアスパラギン=1g、L
−ヒスチジン100mg、 Kl O,1mg、 Mg
SO4・711tO500mg、 CaCQ、・211
20330mL Cu5O,・511tO0,4+++
g、 FeSO4・711tO2,5mg。
!dnsO,−411tOO、4mg、(N11.)3
PO4・12Moo、 ・311.00 、2 mg、
 Zn5O,・711203 、1 mg、イノシトー
ル10mg、チアミン0.2mg、ピリドキシン0.2
B、Caパントテン酸0.2mg、ナイアシン0.2m
g、ビオチンQ、QO2mgを含む]中で30℃、3日
間域とう培養を行った後、その0.5!n1を上記の培
地4゜5扉に移し、30°C,1日間培養し、更にその
2寸を18−の新鮮培地[lQあたり、KIl、Po、
 400mg、シヨ糖80g、アスパラギン5g、L−
ヒスチジン300mg、 KCQ2.Og、 KI O
,1mg、 lAg5o4・711.0650mg、 
CaCQx −2H,0429mg、グルコースIOg
、)リス−マレイン酸(IllN6.5)25mM、c
usO4・51(zo 0,4mg、 Fe50.・7
11202.5mg〜1nso、 −411,00、4
mg、(Nl+、)3PO,・12M0O,・3H,0
0、2mg、 Zn5O,・7tltO3、I mg、
イノシトール10mg、チアミン0 、2 mg、ピリ
ドキシン0 、2 mg。
Ca−パントテン酸4.0mg、ナイアンン4.0mg
ヒオチン0.040mgを含む]に移し、30℃で3日
間域とう培養し、72時間後にサンプリングし、遠心分
離機(10,000Xg、  I 0分間)にかけ、上
清と菌体を分離した。
」二足−L清のIrBsAg活性をオースザイム■[ア
ボット(株)製]を用いて測定した。その結果を第2表
に示ずが、l−lBsAgの生成量はブロスIQあたり
として計算された。
また、得られた菌体中のHr3sAg活性をオースザイ
ムI■を用いて測定したところ、tl 13 sΔgの
生成量はブロスIQあたり約50mgであった。
第2表 実施例9 分泌11BsAg env蛋白)IBsAgを培地中へ分泌させるためのノ
ブナル配列として卵白リゾデームのシグナルペプチドを
利用した。公知のアミノ酸配列[Jung、A。
et  al、プロシーディング・才ブ・ザ・ナンヨナ
ル・アカデミ−・才ブ・サイエンス(Proc、 Na
tlAcad、   Sci、)IIS八、、  7 
7 .5 7 5 9(1980)]を参考に第7図に
示すような5′末端にXho lサイト、3′末端にT
aq  lサイトからうけられている合成ヌクレオチド
配列を用いた。全配列は8個のオリゴヌクレオチドブロ
ック(#1.#2.#3#4  #5.#6.#27.
#28)から成り、これらはホスフォアミダイド法[C
aruthers、 M、 tl、 etal、テトラ
ヘドロン・レターズ(Tetrahedront、eu
ers)22.1859(+ 981)コによって合成
した。
まず#2〜#6  #27をそれぞれ+0μ&(5tt
g)ずつ混合しこれにIθ倍濃度のキナーゼ緩衝液[0
,5M Tris−IICl、0.1M MgCL、 
O,1Mメルカプトエタノール、pi47.6]20μ
LIOmM  AT P  20 ttQ、T 4ポリ
ヌクレオチドキナーゼ(宝酒造社製)20μQ(50U
)、蒸留水80μQを加えて37℃で2時間反応させた
後、65℃で20分処理して反応をとめた。この反応液
にalと#28とをそれぞれ10μQ(5μg)を加え
、T 4リガーゼ(NEB社製月07z17を加えて1
4°Cで一夜反応させた。反応液を6%ポリアクリルア
ミドゲル’ITi気泳動にかけ、71bpのフラグメン
トを切り出し電気泳動溶出によってゲルから抽出し、こ
れを20μQの蒸留水に溶解した。
実施例IO プラスミドI)I−I B r330 [Ono、 Y
、ら、ヌクレイツク・アシブト・リサーチ(Nucl、
人aids Res、)。
1  !、+747  Cl983)]20ttgを1
00ユニシトの制限酵素+3amHIで600μQの反
応液[10mM Tris−11CI (pi−[7,
5)、50mM NaC110mM  MgC1z、I
mMジヂオスレイトールコ中、37℃−夜反応させた後
、アガロースゲル電気泳動で分離し、3 、2 kbの
DNA断片を得た。該DNAl0μgを30ユニツトの
EcoRIで20/lQの反応液[50mM  Tri
s−IICI(1)H7,5)100mM  NaC1
,lomM  MgCIt、ImMジチオスレイトール
]中37℃、2時間反応させた後30ユニツトのTaq
lで65℃、2時間反応し、6%ポリアクリルアミドケ
ル電気泳動により0.34kbDNA断片を分離した。
プラスミドベク9  pUc I 8のDNA  2μ
gを20ttQ(1)反応液[50mM  Tris−
tlcI(pI(7,5)、IOmMNaC1, I 
OmM  MgC12,1mMジチオスレイトール]中
10ユニットのト1indlIlとIOユニットのEc
oRlで37℃−晩反応を行い、該DNAをf−1in
dIII部位とEcoR[部位で開環させ、−20℃で
保存した。該DNA  0.04μgに上記の0.34
kb  DNA断片0.2μgと実施例9により得た7
1bpフラグメント0.5μgと実施例1で用いた合成
1−1ind III−Xho [リンカ−0,5μg
とを加え、20μQの反応液中、T4DNAリガーゼの
作用でDNAを連結させた後、Messing、 Jの
方法[Methods  in  Enzymol、 
 I O1,20(1983)]で犬大腸菌M  10
3に導入し、コロニーを作らせた。白色コロニーの中か
らpUCI8に」二足0.42kb DNA断片がクロ
ーニングされたp[JC1111−0,42DNAを得
た。
pUcI 8−0.42DNAのDNA20μgを40
ユニツトのll1ndllと4Qユ=−7トのEcoR
Iで800μf2の反応液[50mM  Tris−H
CI(pI(7,5)、I OmM  NaCl、I 
OmM  MgCL、1mMジチオスレイトール]中、
37℃で一晩反応させた後、アガロースゲル電気泳動で
0.42kbのDNA断片を分離した。プラスミドベク
ターpuC+8のDNA2μgを20μ(!の反応液[
50mMTris−HCI(pH7,5)、l0mM 
 NaCl、IOmMMgCly、 I mMジヂオス
レイトール]中、IOユニットのHind[lで37℃
−晩反応を行い、さらに反応液をI 50mM  Na
Clの濃度にしてIOユニットの5allで37℃−晩
反応を行い、該DNAをHind[部位とSal  1
部位で開環させ、−20℃で保存した。該DNA  0
.04μgに上記の0゜42kbDNA断片0.5μg
とプラスミドpGLDP31−RcTに制限酵gEco
RIと5ailを反応させて得た1゜IkbDNA断片
0.1μgを加え、20μQの反応液中、T 4 D 
N Aリガーゼの作用でDNAを連結させた後、Mes
sing、 J、の方法[Methods in En
zymol、  l 01.20(1983)]で大大
腸菌MI03に導入し、コロニーを作らせた。白色コロ
ニーの中からpUcI8に上記1゜5kbDNA断片が
クローニングされたpUcI8LIIP39−RcTを
得た。
pUcI8−L[IP39−RcTのDNA  20μ
gを40ユニツトのXholと40ユニツトの5ail
で600μeの反応液[50mM Tris−HCI(
pH7,5)、I 00mM  NaC1,l OmM
 MgCL。
1mMジチオスレイトールコ中378C,5時間反応さ
せた後アガロースゲル電気泳動で1.5kbのシグナル
配列を含む修飾し蛋白遺伝子断片を分離した。該DNA
0.5μgとプラスミドI)GLD906i(特開昭6
1−43991号公報)の5ail消化pNA0.05
μgと混合し、T4DNAリガーゼを用いて結合させた
後、大腸菌DH1を形質転換させ、アンピシリン耐性を
示す組換え体を得た。数組換え体の中から、G L D
プロモーターの下流にシグナル配列コード領域および修
飾■7蛋白遺伝子−PGKターミネータ−がプロモータ
ーと同一方向に挿入されたプラスミドpGLD  L口
P39−4CTを得た(第8図)。
pGLD  LnP39−RcTを用いて酵母Sacc
haromycas  cerevisiae A H
22n−を形質転換し、形質転換体(AH22R″″/
pGLDLIIP 39− RcT)を取得した。
実施例11 修飾し蛋白遺伝子の酵母における発現 実施例10で得られた修飾し蛋白遺伝子発現プラスミド
を含む酵母形質転換体を5滅の培養液[IQあたり、K
zllP043 g、グルコース50g、アスパラギン
4g、L−ヒスチジンI 00mg、 Kl O,Im
g。
Mg5O,−711,0500mg、 CaCCt ・
211!0330mg。
Cu5O,−511,00,4mg、 Fe50.−7
11.02.5mg、Mn5o、 ・4+1200 、
 =1 mg、(NH,)3PO4・12M0O,・3
11,00 、2 mg、 Zn5O,・7HtO3、
I mg、イノントール10mg、チアミン0.2mg
、ピリドキシン0 、2 BCa−パントテン酸0.2
mg、ナイアシン0 、2 mg。
ビオチン0.002mgを含む]中で30°C,3日間
振とう培養を行った後、その0.5dを上記の培地4.
5−に移し、30℃、■日間培養し、更にその2gを1
8滅の新鮮培地[1gあたり、KIl、Po。
400mg、シヨ糖80g、アスパラギン5g、L−ヒ
スチジン300mg、 KCQ2.Og、 KI O,
Img、 Mg5Q、・711zO650+J1g、 
CaCQt・211tO429mg、グルコースIOg
、トリスーマレイン酸(pH6,5)25  mM、C
uSO4・511tO0,4mg、 FeSO4・7H
202、5mg、 Mn5O,・4Ht00.4 mg
、(Nlla)*POa −12MoO3・3!lto
 O,2mg、 Zn5O,−7tlt03 、 Im
g、イノシトール 10mg、チアミン0.2mg、ビ
リドキソン0.2mg、Ca−パントテン酸4.0mg
、ナイアシン4.0mg、ビオチン0.040mgを含
む](こ(多し、30℃で振どう培養し、48時間後に
サンプリングし、遠心分離機(10,000xg、  
I 0分間)にかけ、上清と菌体を分離した。
得られた菌体中のHBsAg活性をオースサイムロ[ア
ボット(株)製]を用いて測定したところ、I]+3s
Δgの生成IAはブロスIQあたり約50mgであった
実施例12 修飾し蛋白の精製 (1)菌体からの抽出 実施例!I記載の方法で培養し、−20℃で凍結して得
た酵母S、 cerevisiae A I422 R
−/1)GLD  L[IP39−ncTの凍結保存菌
体150gを01%ポリオキンエチレン(20)ソルビ
タンモノオレエート(Tween 80) −7,5M
尿素−15mMエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩
(EDTA)−2mMフェニルメチルスルホニルフルオ
ライド(PMSF)−0,ImM(+)−アミジノフェ
ニル)メタンスルボニルフルオライド塩酸塩(PAPM
SF)−100mMリン酸ナトリウムを含む緩衝液(p
l−17,2)600−に均一に懸濁した。この’fA
E液をビートビータ−(バイオスペック社、米国)によ
り、水中でガラスピーズ(直径0,50〜0.75mm
)で6分間処理し、細胞を破壊した。この抽出液を12
000xgで30分間遠心して上清540藏を得た。
(2)ポリエチレングリコールによる分画上記で得た上
清に0.75倍量の33%濃度(W/W)ポリエチレン
グリコール6000(PEG6000)をゆっくり添加
し、l)Hを6.0に調整したのち30分間攪拌してか
ら、I 3900 xgで30分間遠心してHBsAg
画分を沈澱として回収した。得られた沈澱物を7.5M
尿素−15mMEDTA−2mM  PMSF−0,1
mM  P−APMSF−100mMリン酸ナトリウム
を含む緩衝液(pH7,2)200d中で40℃、−晩
攪拌して溶解した。
(3)セシウムクロライド(CsC&)密度勾配超遠心
分離 Beckman S W −28用超遠心チユーブに、
40%セシウムクロライド(CsCff)−5M尿素−
2mMED↑A−1mM  PMSP−0,05mMP
−APMSF−10mMリン酸カリウム緩衝液(pH7
,4)4滅、30%CsCff1−5M尿素−2mME
DTA−1mM  PMSF−0,05mM  PAP
MSF  l0mMリン酸カリウム緩衝液(p117.
4)6+J、20%CsCC−5M尿素−2mMEDT
Δ−ImM  PMSP−0,05mM  PAPMS
 F−10mMリン酸カリウム緩衝液(pH7、−4)
 7 rtrl 、 I 0%C5C(!−5M尿素−
2mMEDTΔ−1mM  PMSF−0,05mM 
 PAPMSF−10mMリン酸カリウム緩衝液(pl
−17,4)LJおよび上記溶解液13ノdを重層し、
2800 Orpm、4℃で16時間超遠心を行いf(
[3S八g修飾I7蛋白を密度1.2付近に濃縮、精製
した。
上記超遠心により濃縮、精製されたl−lBsAg画分
を7.5M尿素−15mM  EDTA−2mMPMS
P−0,ImM P  APMSF  I 00mMリ
ン酸ナトリウムを含む緩衝液(pH7,2)に対して透
析後、得られた溶液を上記のC5CQ密度勾配超遠心に
より再度分画し、得られた濃縮、精製H13s A g
画分をP I’3 S (1ρ当たりN a CQ 8
 g 、 N a tllPO,−+ 2H202,9
g、KH,Po、0.2g。
KC(! 0.2gを含む)−0,1mM  P−AP
MSFに対して透析し、31M1.のtlBsAg修飾
り蛋白溶液を得た。
(4)ショ糖密度勾配超遠心分離 Beclvanに5W−28用超遠心チユーブに、50
%ンヨ糖−2mM  EDTA−0,05mM、PA 
PMS F −I 0111Mリン酸カリウム緩衝液(
pH7,4)6IR1,,40%シヨ糖−2mM  E
DTA−005mM  P−APMSF−10+nMリ
ン酸カリウム緩衝液(pH7,4)6d、30%シヨ糖
−2mMEDTA−0,OFznM  P−APMSF
 −10mMリン酸カリウム緩衝液(pH7,4)61
nl、20%シヨ糖−2mM  EDTA−0,05m
M  P−APMSF−10mMリン酸カリウム緩衝液
(pH7゜=1)6d、10%0%シミ2mM  ED
TA−0,05mM  P−APMSF−10mMリン
酸カリウム緩衝液(pH7,4)6!R1,、および上
記(3)のHBsAg修飾り蛋白溶液7Mlを重層し、
2800 Orpm4℃で16時間超遠心を行いHBs
Ag修飾り蛋白をショ糖轟度35%付近に濃縮、精製し
た。
上記超遠心により濃縮、精製されたHBsAg修飾り蛋
白画分をPBS−0,1mM  P  APMSFに対
して透析後、得られた溶液を上記のショ糖密度勾配超遠
心により再度分画、d3折して26威のII 13 s
Δg修飾I7蛋白溶液を得た。
(5)セファクリルS−400によるゲルろ過上記(・
1)で得たIIf3sAg修飾り蛋白溶液をPBSで平
衡化したセファクリルS−400(ファルマノア社、ス
ウェーチン)カラム(1,8x 85cm2101Ii
7りに負荷し、同一緩衝液で溶出して、l−rI3sA
g修飾り蛋白画分80滅を集めた。溶出液を濃縮して、
蛋白濃度335μg/滅のHBsAg修飾り蛋白精製標
品液5 、0 nilを得た。
実施例13 修飾し蛋白の性質 実施例I2で得たH 13 s A g修飾り蛋白につ
いて以下の性質を調べた。
(1)分子量 ラエムリ[NaLure、227.680(1970)
]に準じて5DS−ポリアクリルアミドスラブゲル電気
泳動を行ったあと、銀染色を行なった結果、該HBsA
g修飾し蛋白は分子1約49000および52000の
糖蛋白から構成されていた。
(2)N末端アミノ酸配列 該HBsAg修飾り蛋白2 、2 nmolに気相プロ
テインシークエネーター(アプライド・バイオンステム
ズ社製470A型、アメリカ)を用いる自動エドマン分
解法を適用して、N末端アミノ酸配列を分析した。フェ
ニルチオヒダントインアミノ酸(PTH−アミノ酸)は
ミクロパック5P−ODSカラム(パリアン社製、アメ
リカ)を用いる高速液体クロマトグラフィーにより同定
した。各ステップで検出されたP T l−1−アミノ
酸を第3表に示す。
(以下余白) 第3表 ys al in ly et ly hr ea al Pr。
5n Pr。
eu ly he he 表中Xについては未決定である。
(3)電子顕微鏡観察 該1−(B s A g修飾し蛋白を日本電子の120
0E型電子顕微鏡で観察した結果、直径23.3±3゜
3nmの球状粒子が観察された。他に主として短径12
.7±I 、 l nm、長径約40〜120nmから
なる棒状粒子が見られた。
(4)C末端アミノ酸配列 該HBsAg修飾り蛋白2.04r+molについてC
末端アミノ酸配列の分析を行った結果、イソロイノンで
あった。
実施例14 修飾し蛋白のvt製 実施例8記載の方法で培養し、−20℃で凍結して得た
酵母S、 cerevisiae A H22R7/p
G LD  LP39−RcTの凍結保存菌体210g
を用いて、実施例12と同様の方法でHBsAg修飾り
蛋白を抽出、精製して、蛋白濃度455μg/−のHB
sAg修飾り蛋白精製標品液3.511I12を得た。
実施例15 修飾し蛋白の性質 実施例14で得たHBsAg修飾し蛋白について以下の
性質を調べた。
(1)分子ii1 実施例+3(1)と同様の方法でHr3sΔg修飾1,
蛋修飾槽成蛋白質の分子量を調べたところ、50000
と52000であった。
(2)N末端アミノ酸配列 該1([3s A g修飾し蛋白2 、7 nmolに
ついて実施例+3(2)と同様の方法で調べた結果を第
4表に示す。
(以下余白) 第4表 I            Lys 2            Va1 3            M e t4      
       G1n 5           Trp 6            Asn X X 9            X 10             X I             CIn 2           GIY 3            Met 4           cry 5            Thr 6            X 7            Leu 8            X 9            Va1 20            Pr。
表中Xについては未決定である。
(3) 71t子顕微鏡観察 該)I B sへg修飾■7蛋白を日本電子の1200
E型電子顕微鏡で観察した結果、直径246±3゜9n
mの球状粒子が観察された。他に主として短径132±
I 、 7 nm、長径約40〜130nmからなる棒
状粒子が見られた。
(4)C末端アミノ酸配列 該t[I3sAg修飾り蛋白2.I5nmolにツl、
NてC末端アミノ酸配列の分析を行った結果、イソロイ
ノンであった。
実施例16 修飾M蛋白の精製 実施例3に記載の培養物を4℃、13900xgで10
分間遠心して上清10ρを得た。この上清を60%硫安
飽和にした後、12000xgで20分間遠心してI(
B s A g修飾M蛋白画分を沈澱として回収した。
得られた沈澱物を25mMリン酸ナトリウム緩衝液(p
H6,0)70滅に懸濁し、同一緩衝液に対して透析後
、得られた溶液を2700QXgで10分間遠心して上
清70滅を得た。
(1)抗体力ラム 上記で得た上清70−を25mMリン酸ナトリウム緩衝
液(pi−16、0)で平衡化したマウス由来の抗ll
BsAg抗体(国際出願PCT/JP8510016I
の参芳例1〜3に記載)[特願昭61−4092号:昭
和61年1月lO日提出]を結合させたナルミルーセル
ロファイン力ラム(I 0M1)を通過させた。次いで
HBsAgを吸着させたカラムをI Mチオンアン酸ア
ンモニウム−10mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH6
、0)で洗浄したのち、4Mチオシアン酸アンモニウム
−10mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH6、0)で溶
出し、この溶出液を2.21RIlにまで5縮した。
(2)セファクリルS−300によるゲルろ過上記で得
た濃縮液を0.85%塩化ナトリウム20mMリン酸カ
リウム緩衝液(pH7,5)で平衡化したセファクリル
S−300(ファルマシア社、スウェーチン)カラム(
1,8x 74 cm、3d)に負荷し、同一緩衝液で
溶出、fs縮して蛋白濃度15μg/蔵の1−(BsA
g修飾M蛋白精製標品液1゜5−を得た。
実施例17 修飾M蛋白の性質 実施例16で得たH B sへg修飾M蛋白について以
下の性質を調べた。
(1)分子量 ラエムリ[Nature、227,680(1970)
]に準じて該1−rBsAgを5DS−ポリアクリルア
ミドスラブゲル電気泳動にかけ、銀染色を行った結果、
該llBsAglBsAg修分子量的34000゜31
000 28000 24000.17000゜および
14000の蛋白質から構成されていた。
(2)電子顕@鏡観察 該H13s A g修飾M蛋白を日本電子の12001
E型電子顕微鏡で観察した結果、直径19.4±23n
mの球状粒子が観察された。
各プラスミド中のシグナルペプチドDNAとL(BsA
gDNAとの間のスペーサーDNA配列は下記のとおり
である。
(1) pGLD LP39−RcTスペーサー配列^
^G GTT ATG CAG TGG AAT TC
CTCG ACCCGALys Val Met Gl
n Trp Asn Ser Ser Thr Arg
CAA GGC Gin Gly (2) pGLD LP31RcTスペーサー配列AA
G  GTT tys  Mal (3) pGLD LP25Wスペーサー配列AAG 
GTT TTCGGG ATCLys Mal  Ph
e Gly  1ie(11) pGLD 1.11 
P39−RcTスペーサー配列^AG GTT CGA
 CAA GGCLys Val  Arg Gln 
Gly(発明の効果) 本発明によればHBsAg活性を有するペプチドは細胞
外に分泌され、精製工程が容易である。また、特に[、
蛋白については細胞外に分泌される一方、細胞内に多重
に蓄積される。したがってL蛋白の量産化が可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は卵白リゾチームシグナルペプチドをコドするD
NA配列を示す。 第2図はpGLD 1.P31−RcTの構築図を、第
3図はpGLD LI125Wの構築図を、第4図はp
Gl、D LP39−RcTの構築図を示す。 第5図はadr型HB sA g 1.、蛋白(M蛋白
、S蛋白)をコードするDNA配列およびそのアミノ酸
配列を示し、第6図はadw型HBsAg S蛋白をコ
ードするDNA配列およびそのアミノ酸配列を示す。 第7図は卵白リゾチームシグナルペプチドをコードする
DNA配列を示し、第8図はpGLD L FJ P3
9−RcTの構築図を示す。 代理人  弁理士 岩 1)  弘 昧

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)B型肝炎ウィルス表面抗原活性を有するペプチド
    をコードするDNAの5’−末端に真核細胞において作
    動するシグナルペプチドをコードするDNAが結合され
    たDNA。(2)B型肝炎ウィルス表面抗原活性を有す
    るペプチドをコードするDNAの5’−末端に真核細胞
    において作動するシグナルペプチドをコードするDNA
    が結合されたDNAにより形質転換された真核細胞。 (3)B型肝炎ウィルス表面抗原活性を有するペプチド
    をコードするDNAの5’−末端に真核細胞において作
    動するシグナルペプチドをコードするDNAが結合され
    たDNAにより形質転換された真核細胞を培養し、培養
    液中にB型肝炎ウィルス表面抗原活性を有するペプチド
    を生成蓄積させ、該ペプチドを採取することを特徴とす
    る、B型肝炎ウィルス表面抗原活性を有するペプチドの
    製造法。 (4)B型肝炎ウィルスのpre−S1,pre−S2
    およびS抗原性を有するペプチドをコードするDNAの
    5’末端に真核細胞において作動するシグナルペプチド
    をコードするDNAが結合されたDNAにより形質転換
    された真核細胞を培養し、培養物中にB型肝炎ウィルス
    のpre−S1,pre−S2およびS抗原性を有する
    ペプチドを生成蓄積させ、該ペプチドを採取することを
    特徴とする、B型肝炎ウィルスのpre−S1,pre
    −S2およびS抗原性を有するペプチドの製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007037273A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 National University Corporation Kobe University 細胞膜透過ペプチドを提示したナノ粒子による細胞への物質導入
CN100413692C (zh) * 2004-12-03 2008-08-27 阿尔卑斯电气株式会社 热敏头及其制造方法
WO2019013361A1 (ja) * 2017-07-14 2019-01-17 公益財団法人東京都医学総合研究所 B型肝炎ワクチン

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