JPH0244987Y2 - - Google Patents

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JPH0244987Y2
JPH0244987Y2 JP1985114654U JP11465485U JPH0244987Y2 JP H0244987 Y2 JPH0244987 Y2 JP H0244987Y2 JP 1985114654 U JP1985114654 U JP 1985114654U JP 11465485 U JP11465485 U JP 11465485U JP H0244987 Y2 JPH0244987 Y2 JP H0244987Y2
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cylinder
screw
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高分子材料(以下、単に樹脂という)
の単軸スクリユ式押出成形機に係り、特にそのシ
リンダ部分の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、単軸スクリユ式押出成形機は、第5図に
示すように、全長にわたつて同一外径のシリンダ
21内に1本のスクリユ22を挿入し、このシリ
ンダ21の入口側にホツパ23を設けるととも
に、出口側にダイ24を装着し、さらに、このシ
リンダ21に温度を保持するための加熱装置及び
冷却装置を備えている。
そして、前記シリンダ21の厚さは、一定して
はいないが、ホツパ23側のシリンダ21が充分
な熱エネルギを蓄えられるように、略スクリユ2
2の直径の40%ないし60%の厚さのシリンダ21
とするのが普通である。
そして、シリンダ21の内部圧力に対して、シ
リンダ21が充分に耐えられる強度を保持できる
シリンダ21の厚さは、安全率を考慮してスクリ
ユ22の直径の約10%ないし15%の厚さにすれば
充分であるので、前記スクリユ22の直径の40%
の厚さのシリンダ21は、シリンダ21の内部圧
力に対して充分に耐えることのできる厚さの約
2.6倍の厚さを備えているということになる。
そして、シリンダ21内は入口側から出口側に
かけて、明確な境はないがおおよそ供給部25、
溶融部26、計量部27とに区分されており、供
給部25において、ホツパ23からの樹脂はスク
リユ22の回転により押出方向へと搬送され、こ
の搬送中にシリンダ21からの加熱とスクリユ2
2を介して伝えられるモータ仕事とにより予熱さ
れ、さらに、溶融部26ではスクリユ22の深溝
が徐々に浅くなつて、予熱された樹脂はさらにシ
リンダ21からの加熱とスクリユ22の圧縮によ
り溶融され、最後に、溶融された樹脂は、均一化
のために混練されつつ計量部27で計量されつつ
ダイ24へと搬送され、所望形状の成形品に成形
される。
以上の押出成形機の機能をさらに細かく区分し
てまとめると、押出成形機は固体樹脂の搬送、
固体樹脂の予熱と圧縮、固体樹脂の溶融、
溶融樹脂の混練による均一化、溶融樹脂の計量
と搬送、といつた作用を、供給部25から溶融部
26を通り計量部27へと樹脂を搬送する間に行
うものである。
そして、樹脂を溶融し、あるいは溶融状態を保
持するための熱エネルギは、先に触れたように加
熱装置からシリンダ21を通つてくる熱伝導とそ
の輻射と、スクリユ22の回転による機械的エネ
ルギの熱エネルギへの変換により樹脂に与えられ
る。
この熱エネルギを加熱装置によるシリンダ21
側からと機械的エネルギによるスクリユ22側か
らとに分け、供給部25、溶融部26、計量部2
7において、それぞれにどのように配分されて樹
脂に付与されているかをみると、一般に供給部2
5はシリンダ21側からの熱エネルギが大部分で
あるのに対し、溶融部26はシリンダ21側から
の熱エネルギもさることながら、スクリユ22側
からの熱エネルギが大きくなり、むしろ、実際上
はシリンダ21側からの熱エネルギを逆に取り去
つて温度調節をする必要がある場合がある。さら
に、計量部27となるとシリンダ21側の熱エネ
ルギよりスクリユ22の摩擦熱の方が大きくなつ
ており、ここでは樹脂は殆ど溶融していて、単に
この溶融状態を保持できればよいのであるから、
余分な熱をシリンダ21側から除去する必要があ
る。
このように供給部25はともかくとして溶融部
26と計量部27とでは余分な熱を除去する必要
があり、その手段として、従来のスクリユ式押出
成形機では、冷却フアンを加熱装置としてのヒー
タに組み合わせ、ヒータによるシリンダ21側か
らの熱エネルギをヒータと冷却フアンのON−
OFF動作の繰り返しで調節している。
前記のようにして、樹脂の温度調節を行い押出
機のシリンダ内の各部分の樹脂温度を使用樹脂に
適した温度に制御するには、シリンダ内の樹脂の
温度を正確に測定しなければ、シリンダ内の樹脂
温度を希望する温度に精度よく保持することがで
きない。
そこで、シリンダ内の樹脂の温度を正確に測定
できる押出機として、特開昭58−126131号公報が
ある。
前記公報に記載された押出成形機は、押出成形
機のスクリユの外表面より突出する中空のピンを
設け、このピンの内部に測定素子を埋め込んで、
樹脂に近接した位置で樹脂の温度を測定するよう
にしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記特開昭58−126131号公報に記載された押出
機は、樹脂を適正な温度に保つことができ優れた
ものである。
しかしながら、樹脂に近接した位置で樹脂の温
度を測定するために、スクリユ内に測定素子を設
ける等の構成を必要とし、構造が複雑なものとな
る。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであ
り、簡単な構成で樹脂を適正な温度に保持できる
ようにすると共に、押出成形機を熱エネルギ管理
上、合理的な構造にすることを技術的課題とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、シ
リンダ1内に1本のスクリユ3を備えているとと
もに、シリンダ1に加熱装置11及び冷却装置1
2を備えた単軸スクリユ式押出成形機において、
次のような技術的手段をとつた。
すなわち、前記シリンダ1の外径を押出側であ
る先端に行くにつれて径小に形成した。
これは、シリンダ1の供給部4から溶融部5、
計量部6へ行くにつれて段階的に径小にしてもよ
いし、また、連続的に径小にしてもよい。
〔作用〕
シリンダ1の外径がシリンダ1の先端に行くに
つれて径小となるため、シリンダ1の肉厚は先端
に行くほど薄くなりシリンダ1の体積も減る。
このため、シリンダ1の先端に行く程小容量の
加熱装置で足り、また、先端に行く程体積が少な
くなるため保熱の程度が弱く、従つて、先端に行
くほど冷却しやすく、能力の小さい冷却装置で足
りる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に
基づき、65mmφ、L/D=22の押出成形機につい
て説明する。
シリンダ1の基端である入口側に固体樹脂を供
給するホツパ2が設けられているとともに、シリ
ンダ1内にシリンダ1の先端である出口側に行く
ほど谷径の太くなるスクリユ3が内挿されてい
る。
そして、シリンダ1を基端の供給部4(L/D
=6)、中間の溶融部5(L/D=8)、先端の計
量部6(L/D=8)に区分すると、シリンダ1
の内径は供給部4から計量部6に至るまで同一で
あるのに対し、シリンダ1の外径は供給部4で
115mm、溶融部5で105mm、計量部6で95mmと各部
で段階的に径小になつている。
そして、各部の外周に空冷用の溝7が形成さ
れ、溝7間が冷却用のフイン8となつている。こ
れら溝7とフイン8との周囲を取り巻いて、上部
に空気入口9を有し、下部に空気出口10を有す
る筒状のヒータ11が加熱装置として各部にそれ
ぞれ設けられ、空気出口10に続いて冷却装置と
しての冷却フアン12がそれぞれ設けられてい
る。
この各部のヒータ11の容量はシリンダ1の外
径が先端に行くにつれて小さくなるのに比例し
て、供給部4のものより溶融部5のものの方が小
さく、溶融部5のものより計量部6のものの方が
小さくなつている。
すなわち、供給部4のヒータ容量は3.2KW、
冷却フアンモータ容量は50W、溶融部5のヒータ
容量は2.5KW、冷却フアンモータ容量は100W、
そして、計量部6のヒータ容量は2.0KW、冷却
フアンモータ容量は100Wとなつている。
そして、塩化ビニルホースを実際に押し出した
ところ、ヒータ11及び冷却フアンモータの消費
電力は在来機のそれよりも約20%も節約できた。
従つて、当然のことながら溶融部5、計量部6に
おけるヒータ11のON−OFF間隔が長くなり、
穏やかな温度調節ができるようになつた。
また、シリンダ1は先端に行くにつれて径小と
なるから、シリンダ1の質量も先端に行くに連れ
て少なくなり、供給部4を従来どおりの質量とし
てこれを100%とすると、溶融部5は75%、計量
部6は50%となり、全体として従来機より25%も
質量を節約できた。
そして、シリンダ1の外径は、前記した如く供
給部4で115mm、計量部6で95mmであるので、シ
リンダ1の厚さは、供給部4で約22.8mm、計量部
6で約12.8mmとなり、外径が小径となつたシリン
ダ21の計量部6の厚さでも、シリンダ21の内
部圧力に対して充分に耐えることのできる厚さの
1.4倍の厚さを備えており、充分な強度を備えて
いる。
なお、加熱装置としては、油加熱法、抵抗加熱
法、インダクシヨン加熱法等による装置が適用で
き、また、冷却装置としては冷却管に冷却水を循
環させるもの等を使用してもよい。この場合もシ
リンダ1の径が小さくなるのに比例して加熱・冷
却能力を小さくする。
また、最近は種々のスクリユ設計がなされ、押
出方向に対して部分的に種々の機能を持たせてい
るものもでている。このようなものについては、
この実施例のように3段階に径小にしていくので
はなく、その各種機能に応じてさらに細かく段階
的径小にしてもよく、場合によつては連続的に径
小にしていつてもよい。
さらに、本考案は単軸のスクリユ式押出成形機
において、シリンダの外径を先端に行くにつれて
小さくしているが、2軸のスクリユ式押出成形機
についても、同様にシリンダの径を先端に行くに
つれて小さくし、本考案同様の効果を得ることも
できる。
〔考案の効果〕
本考案は、シリンダの外径が先端に行く程小さ
くなり、その体積が減少するため、先端に行く程
ヒータの容量が小さいものとなつても、単位体積
当たりの加熱量は殆どシリンダのどの部分でも変
わらない。従つて、押出成形機の始動等の場合で
も、シリンダの加熱にばらつきが生じて樹脂の溶
融むら等が生じたりしない。また、各部の温度上
昇の立ち上がり時間も同一であるから、各部の温
度調節に操作上の区別を付ける必要がなく、一律
に扱える。そして、先端部分程体積が少ないた
め、保熱能力が小さく、従つて、容量の小さな冷
却フアンでも十分に温度調節できる。
このように、シリンダの外径を先端に行く程小
さくすることにより、その熱管理がしやすくな
り、また、加熱装置や冷却装置の能力を小さいも
のにできるため、熱エネルギ的に経済的である。
また、先端に行くほどシリンダの質量を節約で
きるので、成形機の製造原材料を節約できて安価
にすることができるとともに、軽量化を図れ、運
搬や工場での設置作業が容易となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスクリユ式押出成形機の縦断
面図、第2図はその供給部部分の軸直角断面図、
第3図はその溶融部部分の軸直角断面図、第4図
はその計量部部分の軸直角断面図、第5図は従来
のスクリユ式押出成形機の縦断面図である。 1……シリンダ、3……スクリユ、11……加
熱装置としてのヒータ、12……冷却装置として
の冷却フアン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ内に1本のスクリユを備えていると
    ともに、シリンダに加熱装置及び冷却装置を備
    えた単軸スクリユ式押出成形機において、 前記シリンダの外径を押出側である先端に行
    くにつれて径小に形成したことを特徴とするス
    クリユ式押出成形機。 (2) 前記加熱装置及び冷却装置の加熱及び冷却能
    力をシリンダの外径が小さくなるのに比例し
    て、シリンダの先端に行くほど小さくしたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のスクリユ式押出成形機。
JP1985114654U 1985-07-26 1985-07-26 Expired JPH0244987Y2 (ja)

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JP1985114654U JPH0244987Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JP1985114654U JPH0244987Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JPS6222818U JPS6222818U (ja) 1987-02-12
JPH0244987Y2 true JPH0244987Y2 (ja) 1990-11-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58126131A (ja) * 1982-01-22 1983-07-27 Fujikura Ltd プラスチツク成形機の樹脂温度制御方法

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