JPH0244929Y2 - - Google Patents

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JPH0244929Y2
JPH0244929Y2 JP3160587U JP3160587U JPH0244929Y2 JP H0244929 Y2 JPH0244929 Y2 JP H0244929Y2 JP 3160587 U JP3160587 U JP 3160587U JP 3160587 U JP3160587 U JP 3160587U JP H0244929 Y2 JPH0244929 Y2 JP H0244929Y2
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JP
Japan
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frame
sand
vibration
cover
motor
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JP3160587U
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JPS63138957U (ja
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  • Casting Devices For Molds (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鋳造作業において、鋳込完了鋳型のば
らし作業に適用される枠ばらし装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の枠ばらし装置は主として第2図に示すシ
エークアウトマシンを適用したものである。この
装置は振動モータ03を格子定盤010に取付け
てピツト013上にばね04を介して組立てら
れ、同定盤010上の被ばらし枠06に鋳物砂0
7を充填された状態で加振し、同定盤010と被
ばらし枠06間に上下方向で1〜2mmの連続衝撃
を与えて鋳物砂07を落下せしめ、前記ピツト0
13内に設けたシユート011を介してコンベア
012に集めて砂場などに搬出するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のようにクレーンを用いて被ばらし枠を格
子定盤上に載せ、振動モータを1.2〜1.5Gの加振
力で作動させると、定盤上の枠が空中に1〜2mm
程度飛び跳ね、その時の衝撃で枠内の鋳物砂は分
離、破砕され、ばらされた鋳物砂は格子間よりシ
ユートを経由してコンベヤ上に落下するものであ
り、シエークアウトマシーンは、被ばらし枠に対
して設備が大型となり、特に大きなピツトが必要
で設備費用が高価となること、被ばらし枠と同時
に、重い格子定盤を強い加振力で振動させる為
に、大きなエネルギーが必要である。また、格子
定盤上で枠が飛び跳ねる為、著しい金属の打撃音
が発生し、作業環境が悪化することや、被ばらし
枠のクレーン玉掛け作業を、足場の不安定な格子
定盤上でする必要があるなど、その構造上の問題
点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本考案の枠ばらし
装置は、被ばらし枠内の鋳物砂にモータ軸中心に
破砕クイを有して同振動モータによる三次元振動
を与えて枠ばらしする装置である。すなわち、架
台上にばねを介して設けたカバーと、該カバー中
央下部に設けられ、かつ上下に振り子を有した振
動モータと、該振動モータのカバーを介した上部
に鋳物砂を破砕するクイとを具備してなることを
特徴とする枠ばらし装置を提供するものである。
〔作用〕
本考案の枠ばらし装置は上記のような構造とな
るので、上下に取付けた振り子の調整により振動
モータの振動源を駆動し、同モータ軸中心上の破
砕クイの上下方向を最も大きくし加振して鋳物砂
を緩められ落下する。更に同モータ軸中心から外
周放射状振動を起振して被ばらし枠内の上記鋳物
砂を解体し、分離砂となる。カバーに落下した分
離砂は同モータの周回方向の振動で本装置から砂
置場などに回収可能としたものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る枠ばらし装置
の使用状態を示す部分断面である。以下にその説
明をする。第1図において、1の破砕クイは錐先
端の形で各コーナは鋸歯の形状を有する。2のカ
バーは被ばらし枠6よりやゝ広くし、カバー溝部
は砂排出口に傾斜を持つ。3の振動モータは加振
力として被ばらし枠6重量に、ばね4上の装置自
重を加えたものより大きく設定されている。また
同モータ3を縦に取付け、同モータ上下の振り子
3a,3bの調整により加振力を上下振動A、中
心から外周への放射状振動B、周回振動Cの三方
向に発生できる。堅形振動モータ3による上述の
三次元振動は既知の技術であるが、特に上部振り
子3bよりも下部振り子3aを大きくして上下振
動Aを大きく発生させるものである。
次に本装置の作用を順に追つて説明すると、 (1) 被ばらし枠6をクレーンで吊り、枠ばらし装
置上に運搬し装置を作動させる。
(2) 被ばらし枠6内の鋳物砂7の中央部を、枠ば
らし装置上の破砕クイ1上に接触させ、除々に
吊り荷を下ろす。
(3) 破砕クイ1は上下方向の加振力Aにより鋳物
砂7に食い込み、破砕クイ1周辺の砂を崩壊さ
せ、分離砂8が生じる。
(4) 分離砂8は装置上に絶えず落下しており、破
砕クイ1周辺に落下した分離砂8は放射状振動
Bにより分離砂8の膜となつてカバー2の溝部
に移動する。
(5) 吊り荷を更に下すと被ばらし枠6は架台5を
介した装置上の分離砂8の上に載ることにな
る。
(6) 装置から被ばらし枠6への振動の伝達は、分
離砂8を通して行われるために、金属間の衝撃
音は発生せず比較的静かに枠ばらし作業が実施
できる。
(7) また装置上の被ばらし枠6は周回方向の加振
力Cで、破砕クイ1を中心に僅かずつ回転して
位置を換え、強い上下振動Aにより枠内の鋳物
砂7は、全体が平均的に緩みが生じ崩壊して砂
塊9となる。
(8) 枠ばらし装置カバー2の溝部に落下した砂塊
9は、振動とカバー2の傾きにより、一方向に
集り排出される。
〔考案の効果〕
以上、具体的に説明したように本考案の枠ばら
し装置は、カバーの上部に破砕クイを取付けて下
部に振動モータを下げ、それらをばねを経由して
架台にセツトしただけの簡単な構造で設備費が安
く、被ばらし枠をクレーンで吊つたままの状態
で、短時間で枠から砂を分離させることが可能な
省入、省エネ、低騒音タイプであり、しかも作業
環境の改善が図れる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る枠ばらし装置
の使用状態を示す部分断面図、第2図は従来の枠
ばらし装置の使用状態を示す斜視図である。 1……破砕クイ、2……カバー、3……振動モ
ータ、3a……下部振り子、3b……上部振り
子、4……ばね、5……架台、6……被ばらし
枠、7……鋳物砂、8……分離砂、9……砂魂、
A……上下振動、B……放射状振動、C……周回
状振動。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架台上にばねを介して設けたカバーと、該カバ
    ー中央下部に設けられ、かつ、上下に振り子を有
    した振動モータと、該振動モータのカバーを介し
    た上部に鋳物砂を破砕するクイとを具備してなる
    ことを特徴とする枠ばらし装置。
JP3160587U 1987-03-04 1987-03-04 Expired JPH0244929Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3160587U JPH0244929Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

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JP3160587U JPH0244929Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

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JPS63138957U JPS63138957U (ja) 1988-09-13
JPH0244929Y2 true JPH0244929Y2 (ja) 1990-11-28

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JPS63138957U (ja) 1988-09-13

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