JP3149018B2 - 鋳型ばらし装置 - Google Patents
鋳型ばらし装置Info
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Description
型に振動・打撃を与えて解枠する為の鋳型ばらし装置に
関する。
ン等によって載置する解枠台に加振機で上下動する加振
部材を設け、同加振部材によって解枠台上の鋳型に振動
と打撃を与えて解枠し、鋳物を取り出す構造のものであ
った。又、前記加振部材は鋼鉄製であり、その先端も鋼
鉄のままであるか、又はゴム・ウレタンゴム又は木を取
付けるものであった。従来の鋳物ばらし装置で加振部材
の先端が鋼鉄又は金属のものでは、騒音・建物・土台に
与える振動・地震が大きく、そのため室に特別な防音・
防振対策を必要としていた。騒音は90〜120フォン
程度に達し振動も激しく、ばらし作業者はもちろん工場
内作業者、工場周辺の住民に騒音・振動公害を与えてい
た。又、加振部材の先端にゴム・ウレタンゴム又は木を
取付けたものでは、騒音・地震・室の振動は少なくなる
が、ゴム・ウレタンゴム・木等は激しい打撃・衝撃・荷
重・200〜400℃の鋳型の熱によって2〜3日の使
用で損傷・焼損し使用できなくなり、頻繁に交換せねば
ならないという問題点があった。これを改良すべく、本
出願人は加振部材の先端にワイヤロープを張設すること
で、鋳型との衝撃の際の損傷及び騒音・振動を大きく改
善することに成功した。しかしながら、まだ地面振動が
大きいものであった。
する課題は、従来の鋳型ばらし装置の問題点を解消し、
地面振動を大巾に低減させ、又鋳型と接触する部材の損
傷を少なくし、騒音・振動を少なくできる耐久性のある
鋳型ばらし装置を提供することにある。
発明の構成は、 1) 鋳型を上方開口部で支持する固定支持フレーム
と、同固定支持フレームの上方開口部内で上方部材が上
下動して固定支持フレームで支持された鋳型を持ち上げ
て落下させる可動フレームと、上方開口部から落下する
鋳物砂・鋳鉄滓等を回収する回収路とを備え、固定支持
フレームで支持された鋳型を可動フレームで持ち上げて
落下させる際のフレーム部材と鋳型との衝撃力で鋳型を
ばらして鋳物品を残して砂と鋳鉄滓等を落下させて回収
路に回収する鋳型ばらし装置に於いて、設置床面にスプ
リングとダンパーを介して重量あるベースを設け、同ベ
ース上に固定支持フレームを立設し、又同ベース上にス
プリングを介して可動フレームを設け、しかもベースと
同ベース上に設けられる固定支持フレーム・可動フレー
ム・回収路及びその附属品との総和の重量を、ばらし作
業される鋳型重量と同じか又はこれより大きく設定する
ことを特徴とする鋳型ばらし装置 2) 鋳型を支持する固定支持フレームの上端及び可動
フレームの上端にワイヤロープを張設した前記1)記載
の鋳型ばらし装置にある。
と回収路を重量あるベースの上に設け、ベースをスプリ
ングとダンパーで支持し、しかもベースとベース上にあ
るこれらの装置部分の重量との加算重量の値を鋳型の重
量と同じか又はより大きくする。これによって、ベース
が振動して地面への振動の伝達が抑えられ、地面振動が
従来の1/10程度まで大巾に低減できるようにした。
又、鋳型と接触する固定支持フレームと可動フレームの
上端にワイヤロープを設けることでワイヤ線材の束であ
るワイヤロープは強い押圧で鋳型に打撃・振動を与え
る。ワイヤロープ自体はワイヤ間の緩衝力・ワイヤの僅
かな変位によって衝撃に弱められ、耐久性を保持する。
一方騒音特に高音の金属打撃音は著しく低減できる。
動は、6ポールのユーラスモータ等の加振機をフレーム
側面に取付けて上下動させるのが実用的であり、ベース
を支持するのは強力なコイルスプリングを、又ダンパー
としてはオイルダンパーを使用するのがよい。又、鋳型
と接触する固定支持フレーム及び可動フレームの上端に
は3ミリ程の直径の鋼鉄製ワイヤの49芯程の共心のワ
イヤロープを複数本張設するのが、損傷が少なく耐久性
があって、騒音を大きく低減させるので好ましい。
する。図1は実施例の正面図である。図2は実施例の側
面図である。図3は実施例の平面図である。図4は実施
例の振動モデル図である。図5は実施例のワイヤロープ
の取付状態を示す説明図である。
レーム、3は同可動フレームに取付けられた回収路、4
はベース、5は設置床、6は鋳型である。又、1a〜1
gは固定支持フレーム1の構成部材で1aはベース4上
の支持脚、1bは外周枠、1cは同外周枠で囲まれた上
方開口部、1dは同上方開口部の空間に懸架された鋳型
支持梁、1eは同鋳型支持梁の上端に取付けた3.45
ミリ直径のワイヤの7×7の共心ロープであるワイヤロ
ープ、1fは外周枠1bの下端から内側に縮径するよう
に傾斜させたシュート、1gは同シュートの下方の排出
口、又、2a〜2fは可動フレーム2の構成部材で、2
aはベース4上に設けたスプリング、2bは同スプリン
グで弾支された可動フレーム本体、2cは回収路3の回
収ボックスの内部から立設された支持部、2dは同支持
脚の上部に取付けた鋳型支持材、2eは同鋳型支持材の
上端に取付けた3.45ミリ直径のワイヤの7×7の共
心ロープであるワイヤロープ、2fは可動フレーム本体
2bに2台取付けた上下動させるための6ポールユーラ
スモータで1450RPMで摺動する。又、3a,3b
は回収路3の構成部材で3aはシュート1fの下方排出
口1gより広く開口した箱状の回収ボックス、3bは回
収ボックスの吐出口である。4aはベース4を支持する
大型のコイルスプリング、4bはベース4と設置床5と
の間に設けたオイルダンパーである。この実施例では固
定支持フレーム1と可動フレーム2と回収路3の重量合
計は8トン程であり、又ベース4の重さは8トンで合計
16トンであり、ばらし作業が行える鋳型6の最大荷重
は15トンのものである。この実施例で15トンの鋳型
6を固定支持フレーム1の鋳型支持梁1dの上端のワイ
ヤロープ1e上に支持させ、2台のユーラスモータ2f
を作動させて可動フレーム2及びこれに取付けた回収ボ
ックス3aを上下動させる。可動フレーム2の鋳型支持
材の上端のワイヤロープ2eは鋳型6の底面を打撃し、
鋳型6を持ち上げ、下降して鋳型6を落下させ、固定支
持フレーム1の鋳型支持梁1dの上端のワイヤロープ1
eに叩きつける。その後前記同様に可動フレーム2が上
昇してワイヤロープ2eが鋳型6を打撃し、持ち上げ落
下して固定支持フレーム1のワイヤロープ1eに落す。
これを1750RPMの周期をもって繰り返すことで鋳
型6に打撃と振動によってばらし、鋳物砂と鋳物滓を分
解して粒塊状にして落下させ、鋳物製品は固定支持フレ
ーム1上に残す。固定支持フレーム1及び可動フレーム
2とも共通のベース4上にあって、両フレームに作用す
る振動はベースに伝えられる。ベース重量を調整してベ
ース6とその上方のフレーム重量の合計を16トンと
し、鋳型6の15トンより大きくすることで衝撃振動エ
ネルギーをベース及びその上方のフレームの運動エネル
ギーに変換し、又スプリング4aとオイルダンパー4b
で振動を減衰させることで設置床5へ振動の伝達を1/
10程度に抑えられるようにした。又鋳型6を直接打撃
するのはワイヤロープ1e,2eであるのでワイヤの変
位で打撃力を吸収し、鋳型6に振動を与えながらワイヤ
ロープ1e,2e自体を損傷しないようにでき、又金属
音等の騒音がなくなった。よって耐久性のあるものとな
った。
るベース上に固定支持フレームと可動フレームとを設
け、同ベースをスプリングとダンパーで振動減衰させる
ことで、設置床面への振動を1/10程度に低減させる
ことができる。又、鋳型との接触する打撃部材をワイヤ
ロープにすることで、損傷が少なく耐久性があり、しか
も騒音を少なくすることができる。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 鋳型を上方開口部で支持する固定支持フ
レームと、同固定支持フレームの上方開口部内で上方部
材が上下動して固定支持フレームで支持された鋳型を持
ち上げて落下させる可動フレームと、上方開口部から落
下する鋳物砂・鋳鉄滓等を回収する回収路とを備え、固
定支持フレームで支持された鋳型を可動フレームで持ち
上げて落下させる際のフレーム部材と鋳型との衝撃力で
鋳型をばらして鋳物品を残して砂と鋳鉄滓等を落下させ
て回収路に回収する鋳型ばらし装置に於いて、設置床面
にスプリングとダンパーを介して重量あるベースを設
け、同ベース上に固定支持フレームを立設し、又同ベー
ス上にスプリングを介して可動フレームを設け、しかも
ベースと同ベース上に設けられる固定支持フレーム・可
動フレーム・回収路及びその附属品との総和の重量を、
ばらし作業される鋳型重量と同じか又はこれより大きく
設定することを特徴とする鋳型ばらし装置。 - 【請求項2】 鋳型を支持する固定支持フレームの上端
及び可動フレームの上端にワイヤロープを張設した請求
項1記載の鋳型ばらし装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24944297A JP3149018B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 鋳型ばらし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24944297A JP3149018B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 鋳型ばらし装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177282A JPH1177282A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3149018B2 true JP3149018B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17193039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24944297A Expired - Lifetime JP3149018B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 鋳型ばらし装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3149018B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3806682B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2006-08-09 | 株式会社清田鋳機 | 鋳枠の解枠装置 |
| JP2010214384A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Kiyota Chuki:Kk | 鋳型ばらし装置 |
| CN103920866B (zh) * | 2014-04-28 | 2016-01-20 | 张二洪 | 双质体振动鼓 |
| CN108247024A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-07-06 | 安徽东升精密铸钢件有限公司 | 一种铸造件的快速降温装置 |
| CN112108637B (zh) * | 2020-10-30 | 2024-03-26 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种抖落铸件上高温砂粒的方法及装置 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP24944297A patent/JP3149018B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1177282A (ja) | 1999-03-23 |
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