JPH0244660Y2 - - Google Patents

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JPH0244660Y2
JPH0244660Y2 JP1983065544U JP6554483U JPH0244660Y2 JP H0244660 Y2 JPH0244660 Y2 JP H0244660Y2 JP 1983065544 U JP1983065544 U JP 1983065544U JP 6554483 U JP6554483 U JP 6554483U JP H0244660 Y2 JPH0244660 Y2 JP H0244660Y2
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JP
Japan
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hydraulic
control valve
spool
operating lever
planting
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JP1983065544U
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JPS59170417U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は田植機のフロート接地圧制御装置にお
いて、制御状態が収束せず、常に「上げ」と「中
立」と「下げ」の過渡位置で油圧制御弁が切り替
わり、不安定な状態を続けるハンチングを解消さ
せようとするものである。
(ロ) 従来技術 田植機の接地圧制御機構において、手動操作と
自動操作の両方を可能とし、感知センサーによる
接地圧の検出作動範囲内では絞りを作用し、感知
センサーの作動範囲外においては絞りを作用させ
ないようにした技術は公知とされているのであ
る。例えば実開昭55−131617号公報に記載の技術
の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案はバイパス形流量制御弁を介装して、油
圧制御弁への流量をエンジンの回転に拘わらず一
定とし、更に手動の場合は油量の全量を油圧シリ
ンダーへ流し、自動の場合には一定量をカツトオ
フして、少流量を油圧制御弁へ流して感度を鈍く
し、ハンチングを失くそうとしたものである。
ハンチングはエンジン回転の変化によつても発
生し、又、油量が多すぎることによつても発生
し、このハンチングが発生すると特に自動制御系
において、「上げ」と「中立」と「下げ」の過渡
位置付近をスプールが往復することが多くなり、
田植機の油圧制御弁は過渡クローズ状態に構成し
ている為にこの「上げ」「中立」と「下げ」の間
で殆んどの作業時間の間スプールが往復動してい
ると、常に油圧制御弁はクローズ状態でリリーフ
弁が噴いていることとなり、エンジンの馬力を多
く要し、従来のエンジンではエンストを起した
り、エンジンは回転し続けても油圧ポンプやポン
プ軸、ポンププーリー等がガタが来たり損傷する
という事故が発生していたのである。
本考案ではこれらの不具合いを解消すべく、バ
イパス形流量制御弁を介装してハンチングを失く
し、又、エンジンや油圧系に過負荷がかかるのを
防いだものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
田植機の植付部または車輪の昇降と、フロート
接地圧制御とを兼用して行うべく、油圧制御弁V
と油圧シリンダー5を設け、該油圧制御弁Vのス
プール17を操作する油圧操作レバー6を「下
げ」にした時にのみ、センサー7により油圧制御
弁Vのスプール17を別に操作可能とした構成に
おいて、油圧ポンプ24とスプール17との油圧
回路中にバイパス形流量制御弁Aを介装して、該
バイパス形流量制御弁Aと油圧操作レバー6を連
動させ、油圧操作レバー6の「下げ」位置により
油圧制御弁Vへの流量を減少させるべく構成した
ものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は田植機のうち乗用形田植機の全体側面
図、第2図は油圧制御系統の図面である。
乗用田植機の場合には植付部の上昇を、油圧シ
リンダー5にてトツプリンク8を上下回転するこ
とにより行つている。走行部はラグ車輪10,1
1上に機体を支架し、エンジン室12内のエンジ
ン23にて動力を得ている。
エンジン室12上に座席20を設け、座席20
の側部に油圧操作レバー6を設けている。植付部
昇降用の油圧シリンダー5がエンジン室12内に
設けられており、この油圧シリンダー5にて植付
部昇降とフロート接地圧制御とを兼ねている。
走行部と植付部とをトツプリンク8、ロアーリ
ンク9,9の3点リンク式作業機装着装置で連結
し、ユニバーサルジヨイントにて動力伝達してい
る。植付部は苗載台1と植付爪2、植付駆動ケー
ス13等より構成され、これらは従来の田植機と
同じ動きをする。
フロート3と植付駆動ケース13等との間にセ
ンサー7を設け、フロート3と植付部の間の間隔
を感知し、これをフロート接地圧と見たてて、油
圧制御弁V、油圧シリンダー5を制御するのであ
る。
油圧操作レバー6はガイドプレート内を前後に
回動されるのであるが、「上げ」「中立」「下げ」
の三位置があり、「上げ」の位置では文字どおり
植付部が上げられ、この場合は圃場端回行時にお
いて植付部を大きく回動する場合に用いられ、
「中立」は途中で止める場合に用いられる。「下
げ」は植付部を大きく下げる場合に用いられ、こ
の下げた状態で油圧操作レバー6とスプール17
間のワイヤーが撓んで、センサー7からのフイー
ドバツク信号によりスプールが「上げ」・「中
立」・「下げ」に自由に移動し、自動制御が行われ
るのである。
故に油圧操作レバー6が「下げ」の位置でのみ
初めてセンサーの信号がフイードバツクされ自動
制御が行われ、油圧操作レバー6が「上げ」「中
立」の位置では油圧操作レバーが優先し、センサ
ー7の方の動きはスプリング19で吸収されて、
センサーの動きはスプール17にはには伝わらな
いのである。
故に油圧制御弁の「中立」と「上げ」の位置で
は、従来と同様に油圧ポンプの油量が全て油圧制
御弁Vへ流れて速い速度で植付部は上がり、「下
げ」にすると、第2図の切換弁Bが開いて油圧ポ
ンプ24からの圧油を或る程度カツトし、油圧制
御弁へ至る油量を減らして、自動制御を行なうの
である。
しかし、切換弁Bを開いても圃場端回行後の植
付部を下げるの場合には、ドレーン回路が開いて
「下げ」となるので、自動制御の場合とは関係な
いので植付部が落下する速度が遅くなることはな
いのである。
第2図において、エンジン23にて油圧ポンプ
24が駆動され、油圧ポンプ24とバイパス形流
量制御弁Aとの間にはリリーフ弁22が設けられ
ている。
バイパス形流量制御弁Aはバブルケース15と
ポペツト16、スプリング25とから成り、エン
ジン23の回転ムラにより油圧ポンプ24の吐出
量が多少変化してもポペツト16がスプリング2
5に抗して、左右に移動し、ドレーン孔15aと
ポペツト16との間〓を作ることにより圧油を逃
がして、常に一定以上の圧油が流れないように構
成しているのである。
このスプリング25のバネ力を小さくすること
により、常に低流量が圧油制御弁へ流れ込むよう
にしているのである。
しかし、油圧操作レバー6を「上げ」に操作し
た時にも小流量しか流れないのでは圃場端回行時
に素早く回行し、次の条に移ることができなくな
るので切換弁Bを設けて、油圧操作レバーが「中
立」から「上げ」に移つた時には、バイパス形流
量制御弁Aからのドレーン回路への逃がしは止め
て全流量を油圧制御弁Vひいては油圧シリンダー
5の方向へ流し、植付部の上昇を速く行なうよう
に構成しているのである。
乗用田植機の場合には、植付部の上下を植付部
全体の昇降により行なうが、歩行形田植機では逆
に車輪を耕盤に押しつけることにより植付部の上
昇を行なうのである。しかし、どちらの場合にも
本考案は実施できるのである。
21,26もリリーフ弁である。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、従来の技術である実開昭55−131617号
公報に記載の油圧機構においては、スプールに設
けた段付き部により、油圧シリンダーに至る圧油
量を絞り、油圧シリンダーの伸縮速度を遅くして
いるのである。
故に、田植作業の大部分の時間において、スプ
ールが位置する「上げ」と「中立」と「下げ」の
間の過渡位置を往復することとなり、スプールに
設けた段付き部により絞り制御している場合にお
いては、スプールの部分まで油圧ポンプの吐出量
が全量送油されていることとなるので、この吐出
油を「上げ」と「下げ」の位置で逃がす為にはリ
リーフバルブを常時噴出し余分な吐出油を逃がす
必要があり、動力損失が発生し、熱が発生するの
である。
これに対して、本考案の場合には、油圧操作レ
バー6によりバイパス形流量制御弁Aを開放し
て、油圧ポンプ24からの吐出油の大部分を自動
的に動力損失なく逃がすことが出来るので、余分
な熱がリリーフバルブの部分で発生することもな
いのである。
第2に、従来の技術の如く、スプールに設けた
段付き部により流量制御する場合には、スプール
の移動量により吐出油量が変化することとなり、
殆ど「中立」に近い部分の「上げ」と「下げ」の
過度位置でのみ、鋭敏に往復するようなセンサー
と油圧制御弁の場合には、精度の高い接地圧制御
が出来るのであるが、センサーが大きく往復し、
過渡位置と段付き部を越えて、はつきりと「上
げ」や「中立」までスプールを往復させるよう
な、凹凸の激しい圃場面において田植作業をする
ような場合には、段付き部による吐出油量の絞り
では十分に油量を絞ることが出来なくなるのであ
る。
故に凹凸が激しくてハンチングが発生しやすい
場所ほど、段付き部による油量の絞りが作動しな
くなる恐れがあるのである。
本考案の如く、油圧ポンプ24と油圧制御弁V
の間に別に明確なバイパス形流量制御弁Aを設
け、これを油圧操作レバー6により操作して絞る
ことにより、センサーの動き幅が大きい場合にお
いても、十分にかつ確実に絞り操作をすることが
出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は乗用田植機の全体側面図、第2図は同
じく油圧回路図である。 V……油圧制御弁、A……バイパス形流量制御
弁、B……切換弁、6……油圧操作レバー、24
……油圧ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 田植機の植付部または車輪の昇降と、フロート
    接地圧制御とを兼用して行うべく、油圧制御弁V
    と油圧シリンダー5を設け、該油圧制御弁Vのス
    プール17を操作する油圧操作レバー6を「下
    げ」にした時にのみ、センサー7により油圧制御
    弁Vのスプール17を別に操作可能とした構成に
    おいて、油圧ポンプ24とスプール17との油圧
    回路中にバイパス形流量制御弁Aを介装して、該
    バイパス形流量制御弁Aと油圧操作レバー6を連
    動させ、油圧操作レバー6の「下げ」位置により
    油圧制御弁Vへの流量を減少させるべく構成した
    ことを特徴とする田植機の油圧装置。
JP6554483U 1983-04-30 1983-04-30 田植機の油圧装置 Granted JPS59170417U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6554483U JPS59170417U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 田植機の油圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6554483U JPS59170417U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 田植機の油圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59170417U JPS59170417U (ja) 1984-11-14
JPH0244660Y2 true JPH0244660Y2 (ja) 1990-11-27

Family

ID=30195745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6554483U Granted JPS59170417U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 田植機の油圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59170417U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6322808Y2 (ja) * 1979-03-13 1988-06-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59170417U (ja) 1984-11-14

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