JPH0244477Y2 - - Google Patents
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- JPH0244477Y2 JPH0244477Y2 JP1981059324U JP5932481U JPH0244477Y2 JP H0244477 Y2 JPH0244477 Y2 JP H0244477Y2 JP 1981059324 U JP1981059324 U JP 1981059324U JP 5932481 U JP5932481 U JP 5932481U JP H0244477 Y2 JPH0244477 Y2 JP H0244477Y2
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- lightning arrester
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 229920003020 cross-linked polyethylene Polymers 0.000 description 6
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 5
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は避雷器と電線の接続構造に関し、更
に詳しくは電線路に接続された電線を容易に且
つ、安全迅速に接続又は切り離すことができるよ
うな電線側接続具の構造と、それに適合する避雷
器側端子構造を提供するものである。
に詳しくは電線路に接続された電線を容易に且
つ、安全迅速に接続又は切り離すことができるよ
うな電線側接続具の構造と、それに適合する避雷
器側端子構造を提供するものである。
従来避雷器を電線に接続するには、第1図に示
すように、避雷器1の頭部の線路側端子2の開口
2aに、絶縁被覆を剥ぎ取つてむき出しにした電
線3の内部導体3aを挿入し、線路側端子2の側
面に穿設したネジ孔2b,2bから小ネジ4,4
をネジ込み、内部導体3aを線路側端子2の内壁
に押圧して固定していた。なおこの線路側端子2
は避雷器1の内部から突出した線路側金具6の先
端にネジ止め固定され、さらにこの線路側金具5
は避雷器1の碍管1aの上部開口1bを塞ぐゴム
パツキング6、金属製の保護キヤツプ7、金属製
のキヤツプ止金具8、バネ座金9と共に避雷器1
にナツト10でネジ止め固定されている。また上
記キヤツプ止金具8に磁器製の安全キヤツプ11
がネジ込まれ、避雷器1頭部の線路側端子2等の
充電部全体を覆う構造となつている。
すように、避雷器1の頭部の線路側端子2の開口
2aに、絶縁被覆を剥ぎ取つてむき出しにした電
線3の内部導体3aを挿入し、線路側端子2の側
面に穿設したネジ孔2b,2bから小ネジ4,4
をネジ込み、内部導体3aを線路側端子2の内壁
に押圧して固定していた。なおこの線路側端子2
は避雷器1の内部から突出した線路側金具6の先
端にネジ止め固定され、さらにこの線路側金具5
は避雷器1の碍管1aの上部開口1bを塞ぐゴム
パツキング6、金属製の保護キヤツプ7、金属製
のキヤツプ止金具8、バネ座金9と共に避雷器1
にナツト10でネジ止め固定されている。また上
記キヤツプ止金具8に磁器製の安全キヤツプ11
がネジ込まれ、避雷器1頭部の線路側端子2等の
充電部全体を覆う構造となつている。
しかしながら、このような電線の接続構造では
使用時に電線3が線路側端子2から抜ける事故が
発生することがある。また現場作業員が電線3を
線路側端子2に確実に締め付け固定しようとし
て、小ネジ4,4を強固に締め付けると、内部導
体3aの締め付け部が傷付き易い。そして、接続
された電線3が屈曲されたり風等により振動する
と、この力が内部導体3aの締め付け部に集中的
に作用する結果、断線事故が起こり易い。
使用時に電線3が線路側端子2から抜ける事故が
発生することがある。また現場作業員が電線3を
線路側端子2に確実に締め付け固定しようとし
て、小ネジ4,4を強固に締め付けると、内部導
体3aの締め付け部が傷付き易い。そして、接続
された電線3が屈曲されたり風等により振動する
と、この力が内部導体3aの締め付け部に集中的
に作用する結果、断線事故が起こり易い。
そのため、本出願人は先に、これを改善するこ
とを目的として、第2図乃至第5図に示すような
電線側接続具aと、これを使用するために線路側
端子2に付設する接続金具bを考案している。
とを目的として、第2図乃至第5図に示すような
電線側接続具aと、これを使用するために線路側
端子2に付設する接続金具bを考案している。
まず接続金具bについて説明する。この接続金
具bは第2図に示すように、その直径上において
相対向して二個の突出ピン12a,12aを設け
た円柱状下部端子12と、円柱状下部端子12の
下面に穿設された雌ネジ12bに螺合する雄ネジ
13aが一端に形成され他端にスリワリ13bを
形成した棒状下部端子13と、棒状下部端子13
外周に嵌め込む金属筒状の鍔付補強筒体14と、
鍔付補強筒体14の外周面に嵌め込む、例えば架
橋ポリエチレン製の鍔付絶縁筒体15とバネ座金
16の集合体として構成されている。接続金具b
を、避雷器1頭部の線路側端子2に取り付けるに
は、まず安全キヤツプ11をキヤツプ止金具8か
ら外した状態にしておき、棒状下部端子13のス
リワリ13bを線路側端子2の開口2aに挿入
し、線路側端子2の側面のネジ孔2b,2bに小
ネジ4,4をネジ込んで固定する。そして次に安
全キヤツプ11をキヤツプ止金具8にネジ込んで
固定する。そして鍔付補強筒体14を嵌着した鍔
付絶縁筒体15を棒状下部端子13の上方から嵌
挿し、さらにバネ座金16を嵌め、円柱状下部端
子12の雌ネジ12bを棒状下部端子13の雄ネ
ジ13aにネジ止め固着して、第3図に示す如く
安全キヤツプ11から鍔付絶縁筒体15を介し
て、円柱状下部端子12のみが外側に突出した状
態の避雷器側端子構造を得ることができる。
具bは第2図に示すように、その直径上において
相対向して二個の突出ピン12a,12aを設け
た円柱状下部端子12と、円柱状下部端子12の
下面に穿設された雌ネジ12bに螺合する雄ネジ
13aが一端に形成され他端にスリワリ13bを
形成した棒状下部端子13と、棒状下部端子13
外周に嵌め込む金属筒状の鍔付補強筒体14と、
鍔付補強筒体14の外周面に嵌め込む、例えば架
橋ポリエチレン製の鍔付絶縁筒体15とバネ座金
16の集合体として構成されている。接続金具b
を、避雷器1頭部の線路側端子2に取り付けるに
は、まず安全キヤツプ11をキヤツプ止金具8か
ら外した状態にしておき、棒状下部端子13のス
リワリ13bを線路側端子2の開口2aに挿入
し、線路側端子2の側面のネジ孔2b,2bに小
ネジ4,4をネジ込んで固定する。そして次に安
全キヤツプ11をキヤツプ止金具8にネジ込んで
固定する。そして鍔付補強筒体14を嵌着した鍔
付絶縁筒体15を棒状下部端子13の上方から嵌
挿し、さらにバネ座金16を嵌め、円柱状下部端
子12の雌ネジ12bを棒状下部端子13の雄ネ
ジ13aにネジ止め固着して、第3図に示す如く
安全キヤツプ11から鍔付絶縁筒体15を介し
て、円柱状下部端子12のみが外側に突出した状
態の避雷器側端子構造を得ることができる。
次に電線側接続具aについて説明する。
この電線側接続具aの構成は、例えば架橋ポリ
エチレンよりなる円形の絶縁底板17と、この絶
縁底板17にネジ込まれた、例えば架橋ポリエチ
レンよりなる椀状の絶縁カバー18と、一方に雌
端子19が埋込成形され、他方に電線路接続用の
電線3を一体に埋込成形した例えば架橋ポリエチ
レンよりなる雌端子取付具20と、この雌端子取
付具20の外側に形成する段付部20a及び絶縁
カバー18の上板下面の間に挿入された押圧用コ
イルバネ21とからなるもので、上記雌端子19
には、その上面に電線取付孔19aが、下面に前
記円柱状下部端子12の挿入孔19bが夫々穿た
れ、この電線取付孔19aには電線先端の内部導
体3aが挿入されかしめにより接続されている。
また雌端子取付具20の絶縁カバー18の上板開
口18aから外方に突出する先細の筒状部20a
には外周面に島状の多数の切欠孔を形成して可撓
性が付与されている。
エチレンよりなる円形の絶縁底板17と、この絶
縁底板17にネジ込まれた、例えば架橋ポリエチ
レンよりなる椀状の絶縁カバー18と、一方に雌
端子19が埋込成形され、他方に電線路接続用の
電線3を一体に埋込成形した例えば架橋ポリエチ
レンよりなる雌端子取付具20と、この雌端子取
付具20の外側に形成する段付部20a及び絶縁
カバー18の上板下面の間に挿入された押圧用コ
イルバネ21とからなるもので、上記雌端子19
には、その上面に電線取付孔19aが、下面に前
記円柱状下部端子12の挿入孔19bが夫々穿た
れ、この電線取付孔19aには電線先端の内部導
体3aが挿入されかしめにより接続されている。
また雌端子取付具20の絶縁カバー18の上板開
口18aから外方に突出する先細の筒状部20a
には外周面に島状の多数の切欠孔を形成して可撓
性が付与されている。
又上記絶縁底板17には、その中央に円筒状の
端子挿入孔22が穿たれ、この端子挿入孔22の
内周面下部には円筒状段部23が形成されてい
る。この円筒状段部23には、その一つの直径上
において、二個の案内溝24,24が相対して穿
たれ、この案内溝24,24の一側縁の上面2
5,25を他側縁の上面26,26より低くし、
さらに前記円筒状段部23の上面には上記直径と
90゜の角度を有する直径上において相対向して二
個の止溝27,27が穿設されている。又上記絶
縁底板17の両側には、その直径上において相対
向して二個の突起28,28を形成する。
端子挿入孔22が穿たれ、この端子挿入孔22の
内周面下部には円筒状段部23が形成されてい
る。この円筒状段部23には、その一つの直径上
において、二個の案内溝24,24が相対して穿
たれ、この案内溝24,24の一側縁の上面2
5,25を他側縁の上面26,26より低くし、
さらに前記円筒状段部23の上面には上記直径と
90゜の角度を有する直径上において相対向して二
個の止溝27,27が穿設されている。又上記絶
縁底板17の両側には、その直径上において相対
向して二個の突起28,28を形成する。
この電線側接続具aの円柱状下部端子12への
取付けは次のようになされる。
取付けは次のようになされる。
まず絶縁カバー18を握り、絶縁底板17の端
子挿入孔22を円柱状下部端子12に被せて押し
下げ、円筒状下部端子12の突出ピン12a,1
2aを絶縁底板17の案内溝24,24に案内さ
せて、円柱状下部端子12の上面を、雌端子19
の挿入孔19bの底面に当てる。そして押圧用コ
イルバネ21の弾性に抗して、さらに押し下げ、
円柱状下部端子12の突出ピン12a,12a
を、円筒状段部22の低い側の上面25,25の
やや上部に到達させる。この時絶縁底板17及び
絶縁カバー18を時計方向に90゜回転させると、
突出ピン12a,12aは円筒状段部22上面の
両止溝27,27の上方に位置する。ここで絶縁
カバー18から手を離すと、絶縁カバー18及び
絶縁底板17が押圧用コイルバネ21の弾性によ
り上昇して、円柱状下部端子12の突出ピン12
a,12aが円筒状段部22の両止溝27,27
内に突入してその底面に達し、円柱状下部端子1
2と雌端子19との接続、すなわち円柱状下部端
子12と雌端子取付具20との接続が完了する。
次にこの接続状態の時円柱状下部端子12と雌端
子取付具20との接続を解くには、上記と反対の
操作、すなわち絶縁カバー18と絶縁底板17な
どを反時計方向に90゜回動し、これらを上方に引
き抜けば良い。なお絶縁底板17の両側に設けた
突起28,28は上記接続、解除動作を手で行な
う代りに適当な操作棒等を使用して行なう場合に
用いるものである。
子挿入孔22を円柱状下部端子12に被せて押し
下げ、円筒状下部端子12の突出ピン12a,1
2aを絶縁底板17の案内溝24,24に案内さ
せて、円柱状下部端子12の上面を、雌端子19
の挿入孔19bの底面に当てる。そして押圧用コ
イルバネ21の弾性に抗して、さらに押し下げ、
円柱状下部端子12の突出ピン12a,12a
を、円筒状段部22の低い側の上面25,25の
やや上部に到達させる。この時絶縁底板17及び
絶縁カバー18を時計方向に90゜回転させると、
突出ピン12a,12aは円筒状段部22上面の
両止溝27,27の上方に位置する。ここで絶縁
カバー18から手を離すと、絶縁カバー18及び
絶縁底板17が押圧用コイルバネ21の弾性によ
り上昇して、円柱状下部端子12の突出ピン12
a,12aが円筒状段部22の両止溝27,27
内に突入してその底面に達し、円柱状下部端子1
2と雌端子19との接続、すなわち円柱状下部端
子12と雌端子取付具20との接続が完了する。
次にこの接続状態の時円柱状下部端子12と雌端
子取付具20との接続を解くには、上記と反対の
操作、すなわち絶縁カバー18と絶縁底板17な
どを反時計方向に90゜回動し、これらを上方に引
き抜けば良い。なお絶縁底板17の両側に設けた
突起28,28は上記接続、解除動作を手で行な
う代りに適当な操作棒等を使用して行なう場合に
用いるものである。
しかしながら、上記電線側接続具aを用いた電
線3の接続においては、複数の要素からなる接続
金具bを必要とし、部品点数を増加させると共
に、避雷器頭部を大型化させる問題が生じる。ま
た接続金具bをネジ締めにより固定する作業が必
要となり、小ネジ4,4が緩んだ場合、棒状下部
端子13の抜けるおそれもある。
線3の接続においては、複数の要素からなる接続
金具bを必要とし、部品点数を増加させると共
に、避雷器頭部を大型化させる問題が生じる。ま
た接続金具bをネジ締めにより固定する作業が必
要となり、小ネジ4,4が緩んだ場合、棒状下部
端子13の抜けるおそれもある。
そこでこの考案は上記問題点を除去するため
に、これを更に改良発展させたもので、以下説明
する。
に、これを更に改良発展させたもので、以下説明
する。
すなわち、この考案では第6図に示すように両
側に二個の突出ピン29a,29aを持つ円柱状
の避雷器側端子29を第7図に示すように避雷器
1から突出した線路側金具5に直接固設する。な
おこの線路側金具5の取付けは、避雷器内部から
線路側金具5を避雷器1の碍管1aの上部開口1
bに嵌め込み、この上部開口1bを塞ぐゴムパツ
キング6、金属製の保護キヤツプ7、バネ座金9
を間在させてナツト10で締め付け固定されてい
る。そしてこの線路側金具5への避雷器側端子2
9の固定は、線路側金具5先端の雄ネジ5aに、
例えば架橋ポリエチレン製の安全カバー30、平
座金31、バネ度金32を順に嵌め、避雷器側端
子29の下面に穿設された雌ネジ29bをネジ込
むことによりなされる。なお安全カバー30は内
面側に固定用の鍔30aを持つ円筒状のもので、
下方の大径部30bは避雷器頭部の保護キヤツプ
7を覆い、上方の小径部30cは電線側接続具a
下部の絶縁底板17の突起下方の筒状下部17a
を収納保護して、充電部の露出をなくすもので
あ。また、この避雷器側端子29に接続する電線
側接続具a′は、第3図において説明したものとは
形状が若干異なるのみで同一の構造と機能を有す
るものである。
側に二個の突出ピン29a,29aを持つ円柱状
の避雷器側端子29を第7図に示すように避雷器
1から突出した線路側金具5に直接固設する。な
おこの線路側金具5の取付けは、避雷器内部から
線路側金具5を避雷器1の碍管1aの上部開口1
bに嵌め込み、この上部開口1bを塞ぐゴムパツ
キング6、金属製の保護キヤツプ7、バネ座金9
を間在させてナツト10で締め付け固定されてい
る。そしてこの線路側金具5への避雷器側端子2
9の固定は、線路側金具5先端の雄ネジ5aに、
例えば架橋ポリエチレン製の安全カバー30、平
座金31、バネ度金32を順に嵌め、避雷器側端
子29の下面に穿設された雌ネジ29bをネジ込
むことによりなされる。なお安全カバー30は内
面側に固定用の鍔30aを持つ円筒状のもので、
下方の大径部30bは避雷器頭部の保護キヤツプ
7を覆い、上方の小径部30cは電線側接続具a
下部の絶縁底板17の突起下方の筒状下部17a
を収納保護して、充電部の露出をなくすもので
あ。また、この避雷器側端子29に接続する電線
側接続具a′は、第3図において説明したものとは
形状が若干異なるのみで同一の構造と機能を有す
るものである。
この電線側接続具a′と避雷器側端子29との取
付け及び取外しは、第3図乃至第5図で説明した
操作と全く同じ操作で行なえば良い。この操作過
程において、避雷器側端子29の突出ピン29
a,29aを絶縁底板17の案内溝24,24に
案内させ、押圧用ユイルバネ21を圧縮しなが
ら、円筒状段部23の低い側の上面をわずかに乗
り込える位置まで、電線側接続具a′を押し下げた
状態を第10図に示し、さらにこの状態から絶縁
底板17及び絶縁カバー18を時計方向に90゜回
転させ絶縁カバー18から手を離して、避雷器側
端子29の突出ピン29a,29aを円筒状段部
23の止溝27,27内に係止させた接続完了状
態を第11図に示す。
付け及び取外しは、第3図乃至第5図で説明した
操作と全く同じ操作で行なえば良い。この操作過
程において、避雷器側端子29の突出ピン29
a,29aを絶縁底板17の案内溝24,24に
案内させ、押圧用ユイルバネ21を圧縮しなが
ら、円筒状段部23の低い側の上面をわずかに乗
り込える位置まで、電線側接続具a′を押し下げた
状態を第10図に示し、さらにこの状態から絶縁
底板17及び絶縁カバー18を時計方向に90゜回
転させ絶縁カバー18から手を離して、避雷器側
端子29の突出ピン29a,29aを円筒状段部
23の止溝27,27内に係止させた接続完了状
態を第11図に示す。
また、この考案の避雷器側端子29を線路側金
具5に直接固定する避雷器1側端子構造の他の実
施例を第12図に示す。これは第7図実施例にお
ける架橋ポリエチレン製等の安全カバー30の代
りに、第1図に示した構造における金属製のキヤ
ツプ止金具8を金属製の保護キヤツプ7上に挾持
固定したもので、安全カバー30とほぼ同一高さ
を有する磁器製の安全カバー33を、キヤツプ止
金具8にネジ込み固定している。この実施例では
保護キヤツプ7等の充電部の遮蔽を磁器製の安全
カバー38で行う他は第7図実施例と全く同一構
造で、電線側接続具a′の取付け及び取外しも全く
同様に行なえる。
具5に直接固定する避雷器1側端子構造の他の実
施例を第12図に示す。これは第7図実施例にお
ける架橋ポリエチレン製等の安全カバー30の代
りに、第1図に示した構造における金属製のキヤ
ツプ止金具8を金属製の保護キヤツプ7上に挾持
固定したもので、安全カバー30とほぼ同一高さ
を有する磁器製の安全カバー33を、キヤツプ止
金具8にネジ込み固定している。この実施例では
保護キヤツプ7等の充電部の遮蔽を磁器製の安全
カバー38で行う他は第7図実施例と全く同一構
造で、電線側接続具a′の取付け及び取外しも全く
同様に行なえる。
以上説明したように、この考案は両側に二個の
突出ピンを持つ円柱状の避雷器側端子を、避雷器
内から突出した線路側金具5に直接固設したか
ら、複数の部材からなる接続金具bなしに電線側
接続具a′を用いることができる。従つて部品点数
が減少でき、接続操作が極めて容易になると共
に、棒状下部端子13の抜けがなくなり、ねじ廻
しスパナ等の器具が一切不要になる。また極めて
容易に且つ安全、迅速に避雷器の端子に接続又は
切り離すことができる。又雌端子取付具には雌端
子及び雌端子に接続する被覆電線が一体に埋込成
形されているので、被覆電線が外力による屈曲や
風による振動を受けても断線や切損等の事故が発
生しない。また避雷器側端子29が避雷器1内か
ら突出した線路側金具5に直線ネジ止め固定され
ているから、外力に対して極めて強く、例えば金
属製の保護キヤツプ7等にスポツト溶接した場合
に比べると、強度及び耐久性に格段に秀れてい
る。しかも電線側接続具a′の絶縁底板の筒状下部
は、安全カバー30で被覆されるため、避雷器使
用時に電線側接続具a′の雌端子と避雷器側端子2
9との接続部に水分が浸入しにくく信頼性に秀れ
る。
突出ピンを持つ円柱状の避雷器側端子を、避雷器
内から突出した線路側金具5に直接固設したか
ら、複数の部材からなる接続金具bなしに電線側
接続具a′を用いることができる。従つて部品点数
が減少でき、接続操作が極めて容易になると共
に、棒状下部端子13の抜けがなくなり、ねじ廻
しスパナ等の器具が一切不要になる。また極めて
容易に且つ安全、迅速に避雷器の端子に接続又は
切り離すことができる。又雌端子取付具には雌端
子及び雌端子に接続する被覆電線が一体に埋込成
形されているので、被覆電線が外力による屈曲や
風による振動を受けても断線や切損等の事故が発
生しない。また避雷器側端子29が避雷器1内か
ら突出した線路側金具5に直線ネジ止め固定され
ているから、外力に対して極めて強く、例えば金
属製の保護キヤツプ7等にスポツト溶接した場合
に比べると、強度及び耐久性に格段に秀れてい
る。しかも電線側接続具a′の絶縁底板の筒状下部
は、安全カバー30で被覆されるため、避雷器使
用時に電線側接続具a′の雌端子と避雷器側端子2
9との接続部に水分が浸入しにくく信頼性に秀れ
る。
第1図は従来の電線接続構造を示す断面図、第
2図は従来の接続金具bの分解斜視図、第3図は
それを用いた電線側接続具aによる電線接続構造
を示す側断面図、第4図はその絶縁底板の平面
図、第5図はその側断面図、第6図はこの考案の
避雷器側端子の斜視図、第7図はそれを用いた電
線側接続具a′による電線接続構造を示す側断面
図、第8図はその絶縁底板の正面図、第9図はそ
の側断面図、第10図及び第11図は第7図に示
すこの考案実施例を用いた接続による操作途中及
び操作終了時を示す断面図、第12図はこの考案
の他の実施例の避雷器側頭部の側断面図である。 1……避雷器、5……線路側金具、17……絶
縁底板、19……雌端子、23……円筒状段部、
27……止溝(溝部)、29……避雷器側端子、
29a……突出ピン、29b……雌ネジ、5a…
…雄ネジ、20……雌端子取付具、19……雌端
子、28……突起、24……案内溝(溝部)、1
8……絶縁カバー、30……安全カバー、30c
……小径部。
2図は従来の接続金具bの分解斜視図、第3図は
それを用いた電線側接続具aによる電線接続構造
を示す側断面図、第4図はその絶縁底板の平面
図、第5図はその側断面図、第6図はこの考案の
避雷器側端子の斜視図、第7図はそれを用いた電
線側接続具a′による電線接続構造を示す側断面
図、第8図はその絶縁底板の正面図、第9図はそ
の側断面図、第10図及び第11図は第7図に示
すこの考案実施例を用いた接続による操作途中及
び操作終了時を示す断面図、第12図はこの考案
の他の実施例の避雷器側頭部の側断面図である。 1……避雷器、5……線路側金具、17……絶
縁底板、19……雌端子、23……円筒状段部、
27……止溝(溝部)、29……避雷器側端子、
29a……突出ピン、29b……雌ネジ、5a…
…雄ネジ、20……雌端子取付具、19……雌端
子、28……突起、24……案内溝(溝部)、1
8……絶縁カバー、30……安全カバー、30c
……小径部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 両側で上下中間に二個の突出ピンを持つと共
に、下面に雌ネジを有し、避雷器内から突出した
線路側金具の雄ネジに上記雌ネジを螺装して直
接、上記線路側金具に固設した円柱状避雷器側端
子と、 外周面中間位置に突起を設けた筒状絶縁底板を
有し、雌端子取付具を介して電線路接続用電線に
接続された雌端子を上記絶縁底板の筒上方開口よ
り挿通して筒内上部に固定すると共に、上記筒内
部に下方より上記避雷器側端子の突出ピンを筒内
中間位置まで案内して保持する溝部を設け、上記
避雷器側端子を絶縁底板の筒下方開口より挿入し
て上記突出ピンを溝部に保持して上記雌端子に着
脱可能に嵌合・装着し、かつ、上記突起上方の絶
縁底板外周面に絶縁カバーを外嵌して上記雌端子
及びその取付具を収納した電線側接続具と、 避雷器本体の頭部を被覆する如く取付けられ、
かつ、上記絶縁底板の突起下方の筒状下部を外側
から被覆する小径部を有し、電線側接続具の雌端
子に上記避雷器側端子を嵌合・装着して電気的に
接続した際、両端子接続部より下方に延在する上
記絶縁底板突起下方の筒状下部を上記小径部で収
納・被覆し、上記両端子接続部を絶縁底板とで2
重に収納・被覆して両端子接続部より外部に到る
距離を、両端子接続部から絶縁底板下端を経て上
記小径部上端まで延長させた円筒状安全カバーと
を具備したことを特徴とする避雷器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981059324U JPH0244477Y2 (ja) | 1981-04-23 | 1981-04-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981059324U JPH0244477Y2 (ja) | 1981-04-23 | 1981-04-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57171289U JPS57171289U (ja) | 1982-10-28 |
JPH0244477Y2 true JPH0244477Y2 (ja) | 1990-11-26 |
Family
ID=29855680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981059324U Expired JPH0244477Y2 (ja) | 1981-04-23 | 1981-04-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0244477Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5908537B2 (ja) * | 2014-07-08 | 2016-04-26 | 中国電力株式会社 | 間接活線作業用器具およびそれを用いた作業方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS455574Y1 (ja) * | 1966-08-18 | 1970-03-17 |
-
1981
- 1981-04-23 JP JP1981059324U patent/JPH0244477Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS455574Y1 (ja) * | 1966-08-18 | 1970-03-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57171289U (ja) | 1982-10-28 |
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