JPH0244179A - 穀類の乾燥機 - Google Patents

穀類の乾燥機

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JPH0244179A
JPH0244179A JP19414588A JP19414588A JPH0244179A JP H0244179 A JPH0244179 A JP H0244179A JP 19414588 A JP19414588 A JP 19414588A JP 19414588 A JP19414588 A JP 19414588A JP H0244179 A JPH0244179 A JP H0244179A
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JP
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drying chamber
atmosphere
grains
grain
outside
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JP19414588A
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Zenzo Nakagiri
中桐 善蔵
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NAKAGIRI KK
Original Assignee
NAKAGIRI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、玄米、籾、麦、大豆等の穀類を乾燥する穀類
の乾燥機に関し、詳しくは、遠赤外線を用いて穀類を乾
燥する穀類の乾燥機に関する。
[従来の技術] 本発明者は既に、特開昭62−158981号公報に記
載されたような、遠赤外線を用いて穀類を乾燥する穀類
の乾燥機を開発した。
この乾燥機は、筒状をした穀類の搬送路に沿って補助翼
を持つスクリューコンベアを備えるとともに、上記搬送
路の周壁の一部に開口部を設けて、該開口部に搬送路内
を上記スクリューコンベアにより搬送される穀類に遠赤
外線を照射するセラミック製の遠赤外線放射板を備えた
構造をしている。
この乾燥機を用いて穀類を乾燥すれば、穀類を所定水分
保有量以下に乾燥させて、穀類の保存中に、穀類が自家
発酵を起こして腐敗するのを防止できることは勿論、穀
類に照射する遠赤外線により、穀類に棲息するバクテリ
ア菌を減少させるとともに、穀類中に産卵されたコクゾ
ウムシ、ノシメコクガ等の卵の卵核を破壊して、該卵を
羽化できない状態とすることができる。そして、穀類の
保存中に、上記バクテリア菌、コクゾウムシ、ノシメコ
クガ等が大量発生して、穀類が被害を受けることを的確
に防止できる。また、上記穀類の乾燥機は、有害な農薬
を用いずに、穀類に棲息するバクテリア菌を減少させた
り、穀類中に産卵されたコクゾウムシ、ノシメコクガ等
の卵の卵核を的確に破壊したりできるため、近時の消費
者の要求する低農薬や無農薬の穀類の保存のための乾燥
機として、有効なものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記乾燥機は、複雑な構造をした補助翼
を持つスクリューコンベアを用いていて、その製造が困
難であったとともに、そのメンテナンスに多大な手数と
時間を要した。
また、穀類を圧送するスクリューコンベアの翼が堅い穀
類の殻等により早期に薄紙状に摩耗してしまうため、上
記スクリューコンベアの交換を頻繁に行わなければなら
なかった。
さらに、遠赤外線放射板を加熱するための電熱ヒータ等
により、搬送路内を搬送する穀類が、過度に乾燥されて
、ひび割れたり、物質変化を起こしてその食味が低下し
たりすることがしばしばあり、上記電熱ヒータ等を用い
て加熱する遠赤外線放射板の加熱量の調整に困難を極め
た。
本発明は、かかる問題点を解消した、遠赤外線を用いて
穀類を乾燥する、穀類の乾燥機を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の穀類の乾燥機は、
第1図にその構成例を示したように、穀類を乾燥する乾
燥室lと、該乾燥室1内をその上段から下段へと穀類を
順次ジグザグ状に搬送する複数段の無端コンベア2al
  2bl  2CI  2d12eと、該無端コンベ
ア2 a、  2 br  2 C,2d+2e上を搬
送中の穀類に遠赤外線を照射する遠赤外線放射板3と、
上記複数段の無端コンベアの最上段の無端コンベア2a
上に乾燥室l外部から穀類を搬入する穀類搬入口4と、
上記複数段の無端コンベアの最下段の無端コンベア2e
上から乾燥室り外部に穀類を搬出する穀類搬出口5と、
乾燥室l外部からその内部に大気を導入する大気導入口
6と、乾燥室l内の大気を乾燥室1外部に排出する大気
排出ロアと、乾燥室l内の大気を上記大気排出ロアを通
して乾燥室1外部へと強制排出する排気ファン8とを備
えたことを特徴とする。
本発明の穀類の乾燥機においては、複数段の無端コンベ
ア2a、2b、2c、2d、2eは、交互に左右にずら
せて設けることが好適であり、しかも、交互に左右に傾
斜させて設けることが好適である。
また、穀類搬入口4を通して乾燥室1外部からその内部
に穀類を搬入するホッパー9を備えることが好適であり
、該ホッパー9は、穀類の搬入量を調整する搬入量調整
機構付きのホッパーとすることが好適である。
さらに、穀類搬出口5を通して乾燥室1内からその外部
に穀類を強制搬出する穀類搬出コンベア10を備えるこ
とが好適である。
また、大気排出ロアを通して乾燥室1内からその外部へ
と排出する大気の一部を大気導入口6へと導く大気バイ
パス循環路11を設けることが好適である。
さらに、排気ファン8は、熱が排気ファン8を通してそ
の外部に放出されるのを防ぐ熱交換機能付きの排気ファ
ンとすることが好適である。
[作用] 本発明の上記構成の穀類の乾燥機において、穀類搬入口
4を通して乾燥室1内の複数段の無端コンベアの最上段
の無端コンベア2a上に穀類を順次搬入する。そして、
複数段の無端コンベア2 a +2b、2c、2d、2
eを交互に逆方向に巡回行させて、上記最上段の無端コ
ンベア2a上に搬入した穀類を乾燥室」内をその上段か
ら下段へと上記複数段の無端コンベア2al  2bl
  2CI  2d12e上を順次ジグザグ状に搬送す
る。またそれとともに、遠赤外線放射板3を加熱して、
該遠赤外線放射板3から放射される遠赤外線を上記複数
段の無端コンベア2a、2b、2c、2d、2e上を搬
送中の穀類に照射する。
すると、上記無端コンベア2a、2b、2c。
2d、2e上を搬送中の穀類が、遠赤外線放射板3から
放射される遠赤外線により、加熱されて、乾燥室1内を
その上段から下段へと進むのに伴って順次乾燥される。
またその際、遠赤外線が穀類に照射されることにより、
穀類の熟成度が進んで、穀類の食味が向上する。またそ
れと同時に、穀類に棲息するバクテリア菌が減少すると
ともに、穀類中に産卵されたコクゾウムシ、ノシメコク
ガ等の卵の卵核が破壊されて、該卵が羽化できない状態
となる。
その後、上記乾燥室I内の最下段の無端コンベア2e上
へと順次搬送される乾燥済みの穀類を、該無端コンベア
2e上から穀類搬出口4を通して乾燥室l外部へと搬出
する。
すると、上記穀類搬出口4を通して乾燥室l内から乾燥
済みの食味が向上した減菌済みの穀類が順次得られる。
また、上記乾燥室I内で穀類を乾燥中に、排気ファン8
を回転させて、乾燥室1内の加熱された大気を上記大気
排出ロアを通して乾燥室1外部へと強制排出するととも
に、大気導入口6を通して乾燥室1外部から乾燥室1内
へと大気を導入する。
すると、上記大気排出ロアと大気導入口6とを通して乾
燥室1の内外を循環する大気により、乾燥室1内の大気
が撹拌されて、乾燥室1内の大気の温度が均一化する。
またそれとともに、大気導入口6を通して乾燥室1内へ
と導入する乾燥室1外部の常温状態の大気により、乾燥
室1内の大気が冷却される。そして、乾燥室1内の大気
が、均一化されたさほど高くない穀類の乾燥に好適な所
定の高温状態に保持される。そして、乾燥室1内で、穀
類が過度に乾燥されてひび割れたり物質変化を起こして
その食味が低下したりして、穀類に対する遠赤外線効果
、詳しくは穀類の熟成度を向上させる遠赤外線効果が減
殺されることが的確に防止される。
ここで、上記のように、乾燥室1内の加熱された大気を
、大気排出ロアを通して乾燥室l外部へと強制排出する
とともに、大気導入口6を通して、乾燥室1内に常温状
態の大気を導入することは、乾燥室1内で乾燥中の穀類
に対して、述効果となって、穀類の乾燥を迅速かつ的確
に行えない結果を招(と一般に考えられる。
しかしながら、遠赤外線を用いての穀類の乾燥に際して
は、乾燥室1内で乾燥中の穀類周囲の雰囲気温度が、穀
類に多大な影響を及ぼす。即ち、遠赤外線放射板3を加
熱する電熱ヒータ等が発する熱の熱伝導や、遠赤外線照
射物体の自家発熱による熱対流により、乾燥室1内で乾
燥中の穀類周囲の大気温度が高温となると、該高温とな
った大気で主に穀類が乾燥されることとなる。そして、
穀類を恰も電熱ヒータや石油バーナ等を用いて乾燥した
のと変わりないこととなって、遠赤外線を用いて穀類を
乾燥する意味がなくなってしまう。
そのため、乾燥室1の内外に大気を循環させて、乾燥室
1内の大気の温度をさほど高くない穀類の乾燥に好適な
所定の高温状態に保つことは、重要な意味を持ち、遠赤
外線の作用効果を十分に発揮させるための絶対必要条件
である。
また、上記遠赤外線放射板3を加熱する電熱ヒータ等の
電源を切ると、遠赤外線放射板3から放射される遠赤外
線の量が急激に減少する。従って、遠赤外線放射板3を
加熱する電熱ヒータ等の電源を時々切ることにより、該
電熱ヒータ等が乾燥中の穀類に与える悪影響を除去する
ことはできない。
このようなことからも、遠赤外線放射板3を電熱ヒータ
等で継続して加熱し続けて、乾燥室1内で乾燥中の穀類
に対する遠赤外線の作用効果を高めるとともに、上記電
熱ヒータ等が乾燥中の穀類に与える悪影響を除去するた
めには、上記のように、大気を乾燥室lの内外に循環さ
せて、乾燥室l内の大気の温度をさほど高くない所定の
高温状態に保持する必要がある。
また、大気導入口6から大気を乾燥室1内に強制導入せ
ずに、排気ファン8を用いて、大気排出ロアを通して乾
燥室l内の大気を乾燥室l外部に強制排出して、乾燥室
lの内外に大気を循環させるようにしたため、乾燥室1
内の大気が緩やかに撹拌されることとなって、該撹拌さ
れる大気により無端コンベア2a、2b、2c、2d、
2e上を搬送中の穀類が吹き上げられてその外部へと落
下することがない。
さらに、大気排出ロアを通して乾燥室1内からその外部
に排出する大気の一部を大気導入口6へと導く大気バイ
パス循環路11を設けた乾燥機にあっては、大気排気ロ
アを通して乾燥室1外部へと排出する乾燥室1内の熱せ
られた大気の一部を、上記大気バイパス循環路11を通
して大気導入口6へと導いて、該大気導入口6を通して
乾燥室1内へと再び戻すことにより、乾燥室1内の加熱
された大気の多(が、乾燥室1外部へと無駄に放出され
ることがなく、乾燥室1内が、穀類の乾燥に好適な所定
の高温状態に的確に保持される。
また、大気排出ロアに備えた排気ファン8を、熱交換機
能付きの排気ファンとした穀類の乾燥機にあっては、上
記大気排出ロアを通して乾燥室1外部へと排出する大気
中に含まれる熱の多くが、上記排気ファン8に備えた熱
交換機能により、乾燥室l外部へと無駄に放出されるの
が防止される。
そして、乾燥室l内が、穀類の乾燥に好適な所定の高温
状態に的確に保持される。
[実施例1 次に、本発明の実施例を図面に従い説明する。
第1図は本発明の穀類の乾燥機の好適な実施例を示し、
詳しくは該乾燥機の概略構造説明図を示す。以下、上記
図中の実施例を説明する。
図において、1は、穀類を乾燥する密閉構造をした乾燥
室である。
この乾燥室1内に、その上段から下段へと穀類を順次ジ
グザグ状に搬送する複数段の無端コンベア2a、2b、
2c、2d、  2eを設けである。
そして、上記無端コンベア2al  2bl  2CI
2d、  2eは、ループ状をしたベルトコンベア12
をスブロケッ)13を介して巡回付可能に張設した構造
をしている。
また、図中の実施例では、無端コンベア2 a +2b
、2c、2d、2e上を搬送中の穀類周囲に遠赤外線が
満遍なく照射されるように、複数段の無端コンベア2a
、2b、2c、2d、2cに、その巡回行するベルトコ
ンベアがネット状をした、ネットコンベアを用いている
さらに、図中の実施例では、穀類を上記複数段の無端コ
ンベア2a、2b、2c、2d、2e上をその外部に漏
らさずに順次ジグザグ状に搬送可能なように、上記複数
段の無端コンベア2a、2b、2C,2d、2eを交互
に左右にずらせて設けである。またそれとともに、後述
の遠赤外線放射板から放射される遠赤外線が無端コンベ
ア2a。
2b、2c、2d、2e上を搬送中の穀類に効率良く照
射されるように、上記複数段の無端コンベア2a、  
2b、  2c、2d、  2eを交互に左右に5°前
後傾斜させて設けである。
なお、上記複数段の無端コンベア2 ar  2 b 
+2c、2d、2eは、第2図に示したように、その長
さをその下段に行くに従い順次長尺に形成して、交互に
左右にずらせずに乾燥室l内に設けても良い。
また、後述の遠赤外線放射板が凹面状等をしていて、上
記複数段の無端コンベア2a、2b、2c、  2d、
  2e上を搬送中の穀類に上記遠赤外線放射板から遠
赤外線が効率良く照射される場合は、上記複数段の無端
コンベア2a、2b、2c、2d、 2eは、第3図に
示したように、交互に左右に傾斜させずに、水平方向に
並べて乾燥室1内に設けても良い。
また、上記乾燥室1内の側壁と天井壁とに沿って、上記
複数段の無端コンベア2 a+  2 b、  2 C
2d、  2e上を搬送中の穀類に遠赤外線を照射する
パネル板状をした遠赤外線放射板3を、無端コンベア2
a、2b、2c、2d、  2c周囲を囲むように設け
である。
ここで、上記遠赤外線放射板3は、例えば、AQ 、0
3 S + Otを主成分とするもので、電熱ヒータ(
図示せず。)を内蔵しており、該電熱ヒータで遠赤外線
放射板3を加熱して、遠赤外線放射板3から遠赤外線を
放射させる構造のものである。
また、上記複数段の無端コンベアの最上段の無端コンベ
ア2aの右端上方の乾燥室1の天井壁に、最上段の無端
コンベア2a上に乾燥室l外部から穀類を搬入する穀類
搬入口4を開口しである。
そして、図中の実施例では、上記穀類搬入口4にホッパ
ー9を備えて、穀類を穀類搬入口4を通して乾燥室1内
の最上段の無端コンベア2a上に搬入し易くしである。
ここで、上記ホッパー9は、穀類搬入量調整機構付きの
ホッパーとすれば、該ホッパー9内を通して上記最上段
の無端コンベア2a上へと搬入する穀類の搬入量を自在
かつ容易に調整できて良い。
また、上記複数段の無端コンベアの最下段の無端コンベ
ア2eの下方の乾燥室1の周壁に、該最下段の無端コン
ベア2e上から乾燥室l外部へと穀類を搬出する穀類搬
出口5を開口しである。
詳しくは、図中の実施例では、最下段の無端コンベア2
eの右端下方に当たる乾燥室1の側壁に、穀類搬出口5
を開口しである。そして、該穀類搬出口5を通して、上
記最下段の無端コンベア2e下方の乾燥室1内と乾燥室
1外部とに亙り、穀類搬出用の穀類搬出コンベア10を
水平方向に向けて設けである。
なお、上記穀類搬出口5を、最下段の無端コンベア2e
上から穀類がその下方へと落下する該無端コンベア2e
の左端下方の乾燥室1の底壁に開口して、該穀類搬出口
5を通してに穀類搬出コンベア10を用いずに、重力作
用を利用して、上記最下段の無端コンベア2e上から乾
燥室1外部へと穀類を搬出するようにしても良い。
さらに、上記乾燥室1の側壁に、乾燥室1内に乾燥室1
外部から大気を導入する大気導入口6を開口しである。
またそれとともに、上記乾燥室1の天井壁に、乾燥室1
内から大気を乾燥室1外部に排出する大気排出ロアを開
口しである。
そして、図中の実施例では、上記大気導入口6と大気排
出ロアとを、その開口部周縁に乾燥室1外部へと筒状を
した大気導入路6aと大気排出路7aとをそれぞれ延設
した構造に形成しである。
また、上記大気導入路6aと大気排出路7aとの間に、
大気排出ロアを通して乾燥室1内からその外部に排出す
る大気の一部を大気導入口6へと導く筒状をした大気バ
イパス循環路11を設けである。
さらに、上記大気導入口6の一部を形成する大気導入路
6a内に、大気導入口6を通して、乾燥室l内の大気を
乾燥室1外部へと強制排出する電動式の排気ファン8を
備えである。
ここで、」−記排気フアン8は、熱が該排気ファン8を
通してその外部に放出されるのを防ぐ熱交換機能付きの
排気ファンとすれば、該排気ファン8を用いて大気排出
ロアを通して乾燥室l内からその外部に強制排出する大
気中に含まれる熱の多くが乾燥室1外部へと無駄に放出
されるのを防ぐことができて良い。
第1図に示した穀類の乾燥機は以上のように構成しであ
る。
次に、その作用を説明する。
上述構成の穀類の乾燥機において、穀類搬入口4に備え
たホッパー9内に穀類を収容して、該ホッパー9内から
上記穀類搬入口4を通して乾燥室1内の最上段の無端コ
ンベア2a上に穀類を順次搬入する。
そして、乾燥室1内の複数段の無端コンベア2a、2b
l  2CI  2dl  28を交互に逆方向に巡回
行させて、上記最上段の無端コンベア2a上に搬入した
穀類を乾燥室l内をその上段から下段へと上記複数段の
無端コンベア2a、2b、2c。
2d、2e上を順次ジグザグ状に搬送する。
またそれとともに、遠赤外線放射板3を電熱ヒータで加
熱して、遠赤外線放射板3から放射される遠赤外線を上
記複数段の無端コンベア2a、2b、2C,2d*  
2e上を搬送中の穀類に照射する。
すると、上記無端コンベア2a、  2b、2C。
2d、2e上を搬送中の穀類が、遠赤外線により、加熱
されて、乾燥室1内をその上段から下段に進むにつれて
順次乾燥される。
またその際、遠赤外線が穀類に照射されることにより、
穀類の熟成度が進んで、穀類の食味が向上する。またそ
れと同時に、穀類に棲息するバクテリア菌が減少すると
ともに、穀類中に産卵されたコクゾウムシ、ノシメコク
ガ等の卵の卵核が破壊されて、該卵が羽化できない状態
となる。
なおここで、乾燥室I内を穀類を搬送する際には、ホッ
パー9の穀類の搬入fftX1整機構を用いて、ホッパ
ー9内から穀類搬入口4を通して乾燥室l内の最上段の
無端コンベア2a上に搬入する穀類の搬入量を調整した
り、乾燥室l内の複数段の無端コンベア2a、2b、2
c、2d、  2eの巡回付速度を調整したりして、上
記乾燥室l内の複数段の無端コンヘア2a、2b、2c
、2d、2e上を搬送する穀類が、その最下段の無端コ
ンベア2e上に達した際に、その水分含有量が所定量と
なるように調整する必要がある。この水分含有量は、例
えば米、玄米の場合は、14.5%前後である。
その後、上記乾燥室l内の最下段の無端コンベア2e上
へと順次搬送される乾燥済みの穀類を、該無端コンベア
2e上からその左端下方の穀類搬出コンベア10上へと
落下させる。そして、穀類搬出コンベアIOを巡回行さ
せて、該コンベア10上を上記穀類を穀類搬出口4を通
して乾燥室l外部へと搬出する。
すると、上記穀類搬出口4を通して乾燥室1内から乾燥
済みの食味が向上した滅菌済みの穀類が順次得られる。
また、上記乾燥室l内で穀類を乾燥中に、大気排出ロア
に備えた排気ファン8を回転させて、乾燥室1内の大気
を上記大気排出ロアを通して乾燥室1外部へと強制排出
するとともに、大気導入口6を通して乾燥室l内に乾燥
室1外部から常温状態の大気を導入する。そして、上記
大気排出ロアと大気導入口6とを通して乾燥室1の内外
に大気を循環させて、該循環させる大気により、乾燥室
l内の大気を撹拌するとともに、乾燥室1内の大気を冷
却し続ける。そして、乾燥室1内の大気の温度を均一化
したさほど高くない穀類の乾燥に好適な所定の高温状態
に保持する。ここで、上記所定の高温状態に保持する乾
燥室1内の大気の温度は、乾燥する穀類が例えば米、玄
米の場合は、50℃〜60℃前後とする。
すると、遠赤外線放射板3を加熱する電熱ヒータや遠赤
外線照射物体が発する熱で、乾燥室1内の穀類を搬送す
る無端コンベア2a、2b、2C22d、  2C周囲
の大気が過度に加熱された状態となって、無端コンベア
2 a、  2 b+  2 G、  2 d。
2e上を搬送中の穀類が過度に乾燥されてひび割れたり
物質変化を起こしてその食味が低下したりして、穀類に
対しての遠赤外線効果が減殺されることがない。
さらに、上記乾燥室1の内外に大気を循環中に、大気排
気ロアを通して乾燥室1外部へと排出される乾燥室1内
の熱せられた大気の一部を、大気導入口6と大気排出ロ
アとの間に設けた大気バイパス循環路11を通して大気
導入口6へと導いて、該大気導入口6を通して乾燥室1
内へと再び戻すようにする。
すると、乾燥室1内の加熱された大気の多くが、乾燥室
1外部へと無駄に放出されることがなく、乾燥室1内が
、穀類の乾燥に好適な所定の高温状態に的確に保持され
る。
また、大気排出ロアに備えた排気ファン8により、乾燥
室1内の大気が緩やかに撹拌されることとなって、穀類
が乾燥室1内の無端コンベア2 a +2b、2C,2
d、2e上をその外部に落下せずに安定して搬送される
なお、上述実施例において、穀類搬入口4には、ホッパ
ー9の代わりに、穀類搬入用の穀類搬入コンベア(図示
せず。)を備えても良い。また場合によっては、穀類搬
入口4にホッパー9等を備えずとも良い。
また、大気排出ロアに高能率の熱交換機能付きの排気フ
ァン8等を備えて、大気排出ロアを通して排出される大
気中に含まれる熱の多くが乾燥室1外部へと無駄に放出
されるのを防いだ場合は、大気導入口6と大気排出ロア
との間に大気バイパス循環路11は必ずしも設けなくと
も良い。
[発明の効果] 以北説明したように、本発明の穀類の乾燥機においては
、構造の簡単な無端コンベアを用いて、遠赤外線を用い
て穀類を乾燥する乾燥室内を穀類を搬送するようにした
そのため、構造が簡単で製造の容易な穀類の乾燥機を提
供できる。
また、穀類を、乾燥室内をその上段から下段にかけて、
WI数段の無端コンベア上を、順次ジグザグ状に搬送す
るようにした。
そのため、穀類乾燥用の長い穀類搬送路を、コンパクト
化して、場所のとらない穀類の乾燥機を提供できる。
さらに、無端コンベア上に穀類を単に載せた状態にして
、該無端コンベア上を乾燥中の穀類を搬送するようにし
た。
そのため、上記穀類搬送用の無端コンベアが該コンベア
上を搬送する穀類の堅い殻等により早期に摩耗すること
がなく、耐久性のある穀類の乾燥機を提供できる。
さらに、排気ファンを用いて、大気導入口と大気排出口
とを通して、乾燥室の内外に大気を循環させることによ
り、乾燥室内の大気を撹拌して、乾燥室内の大気の温度
を均一化するとともに、乾燥室内を冷却し続けて、乾燥
室内の大気が過度の高温状態にならないようにした。
そのため、乾燥室内で乾燥中の穀類が、過度の乾燥状態
となって、ひび割れを起こしたり、物質変化を起こして
その食味が低下したりして、穀類に対しての遠赤外線効
果、詳しくは穀類の熟成度を進ませてその食味を向上さ
せる遠赤外線効果が減殺されてしまうことがない。
また、排気ファンを用いて、大気排出口を通して、乾燥
室内の大気をその外部に強制排出することにより、乾燥
室内の大気を緩やかに撹拌するようにした。
そのため、穀類を、上記撹拌する大気により無端コンベ
ア上から吹き上げさせてその外部に落下させずに、無端
コンベア上を安定させて搬送できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の穀類の乾燥機の概略構造説明図、第2
図と第3図はそれぞれ第1図の穀類の乾燥機の乾燥室内
に備える複数段の無端コンベアの概略構造説明図である
。 !・・乾燥室、 2a、2b、2c、2d、2e−無端コンベア、3・・
遠赤外線放射板、 4・・穀類搬入口、5・・穀類搬出
口、 6・・大気導入口、7・・大気排出口、 8・・
排気ファン、9・・ホッパー  10・・穀類搬出コン
ベア、11・・大気バイパス循環路。 特許出願人 有限会社 な か 桐

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、穀類を乾燥する乾燥室と、該乾燥室内をその上段か
    ら下段へと穀類を順次ジグザグ状に搬送する複数段の無
    端コンベアと、該無端コンベア上を搬送中の穀類に遠赤
    外線を照射する遠赤外線放射板と、上記複数段の無端コ
    ンベアの最上段の無端コンベア上に乾燥室外部から穀類
    を搬入する穀類搬入口と、上記複数段の無端コンベアの
    最下段の無端コンベア上から乾燥室外部に穀類を搬出す
    る穀類搬出口と、乾燥室外部からその内部に大気を導入
    する大気導入口と、乾燥室内の大気を乾燥室外部に排出
    する大気排出口と、乾燥室内の大気を上記大気排出口を
    通して乾燥室外部に強制排出する排気ファンとを備えた
    ことを特徴とする穀類の乾燥機。 2、複数段の無端コンベアを、交互に左右にずらせて設
    けた請求項1記載の穀類の乾燥機。 3、複数段の無端コンベアを、交互に左右に傾斜させて
    設けた請求項1または2記載の穀類の乾燥機。 4、穀類搬入口を通して乾燥室外部からその内部に穀類
    を搬入するホッパーを備えた請求項1、2または3記載
    の穀類の乾燥機。 5、ホッパーを、穀類の搬入量を調整する搬入量調整機
    構付きのホッパーとした請求項4記載の穀類の乾燥機。 6、穀類搬出口を通して乾燥室内からその外部に穀類を
    強制搬出する穀類搬出コンベアを備えた請求項1、2、
    3、4または5記載の穀類の乾燥機。 7、大気排出口を通して乾燥室内からその外部に排出す
    る大気の一部を大気導入口へと導く大気バイパス循環路
    を設けた請求項1、2、3、4、5または6記載の穀類
    の乾燥機。8、排気ファンを、熱が排気ファンを通して
    その外部に放出されるのを防ぐ熱交換機能付きの排気フ
    ァンとした請求項1、2、3、4、5、6または7記載
    の穀類の乾燥機。
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