JPH024384Y2 - - Google Patents

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JPH024384Y2
JPH024384Y2 JP645186U JP645186U JPH024384Y2 JP H024384 Y2 JPH024384 Y2 JP H024384Y2 JP 645186 U JP645186 U JP 645186U JP 645186 U JP645186 U JP 645186U JP H024384 Y2 JPH024384 Y2 JP H024384Y2
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JP
Japan
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heat
heat pipe
compartment
ice
room
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JP645186U
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JPS62120176U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電気冷蔵庫に関し、さらに詳しく言
えば、例えば冷凍食品の解凍室等として多目的に
使用し得る食品貯蔵室を備えた電気冷蔵庫に関す
るものである。
[考案の技術的背景] 冷凍サイクルから放出される熱を利用して冷凍
食品を解凍することは、例えば特開昭57−28965
号公報および実開昭59−174585号公報等によりす
でに公知である。すなわち、この先行例において
は、冷蔵室の上壁部側に比較的小容積の解凍室を
形成するとともに、冷凍サイクルの例えばコンプ
レツサから発生する熱をヒートパイプによりこの
解凍室内に導いて所定の解凍温度を得るようにし
ている。これによれば、そもそも捨てられていた
熱を利用するものであるため、特に解凍用として
の電気ヒータを設ける必要がない等、コスト的に
も、また、エネルギーの節約の面からしても好ま
しいと言える。しかしながら、上記先行例につい
て言えば、冷蔵室の一部を区切つて解凍室を形成
するようにしているため、その分冷蔵室の内容積
が縮少され、食品を収納する上で使い勝手が悪く
なる。また、この解凍室は解凍専用であつて他の
用途には使用し得ないため、冷凍食品を余り使用
しない家庭にあつたはかえつて邪魔な存在とな
る。
[考案の目的] この考案は上記した従来の欠点に鑑みなされた
もので、その目的は、0℃付近から数10℃にわた
つての温度制御が可能で収納する食品の種類に応
じて多目的に使用し得る食品貯蔵室を備えた電気
冷蔵庫を提供することにある。
[実施例] 以下、この考案を添付図面に示されている実施
例を参照しながら詳細に説明する。
第1図にはこの考案が適用された例えば4ドア
タイプの電気冷蔵庫が示されている。すなわち、
この電気冷蔵庫は断熱性を有する仕切壁1a〜1
cによつて互いに独立するように形成された冷凍
室2、冷蔵室3、氷温室4および野菜貯蔵室5と
を備え、この各食品貯蔵室には扉2a〜5aがそ
れぞれ設けられている。なお、氷温室4の扉4a
と野菜貯蔵室5の扉5aの背面部には、実際には
食品収納箱が取付けられているが、作図の都合上
この図面には示されていない。
冷凍室2の裏面側には、蒸発器6と送風フアン
7とを含む冷気循環手段が設けられている。この
場合、冷凍室2にはその背壁との間において冷気
分配室8を形成する仕切壁9が設けられている。
この仕切壁9には冷凍室1内に向けて開口された
冷気吹出しグリル10が形成されているととも
に、上記冷気分配室8にはダクト11が連通され
ている。このダクト11は内箱と外箱との間に充
填されている断熱材を貫通して下方に延びてお
り、分岐ダクト11a,11bおよび11cを介
して冷蔵室3,氷温室4および野菜貯蔵室5の
各々に連通されている。これに関連して、冷蔵室
3と氷温室4には各分岐ダクト11a,11bを
介して供給される冷気の風量を調節してその室内
を所定の温度に保持するダンパーサーモ12a,
12bがそれぞれ設けられている。なお、図面上
野菜貯蔵室5に至るダクトにはこの種のダンパー
サーモが示されていないが、実際には例えば手動
切替え式の絞り弁が設けられている。
上記の構成において、送風フアン7を連転する
と、蒸発器6にて生成された冷気の一部は冷気吹
出しグリル10から冷凍室2内に吹出され該室を
冷却したのち戻り通路13を通つて蒸発器6の下
部に戻される。また、冷気分配室8にて分配され
た冷気はダクト11および各分岐ダクト11a〜
11cを経て冷蔵室3、氷温室4および野菜貯蔵
室5のそれぞれに供給され、各室を最適温度に冷
却する。しかるのち、氷温室4および野菜貯蔵室
5の冷気は仕切壁1b,1cの扉側に穿設されて
いる連通孔14,14を通つて冷蔵室3内に流入
し、冷蔵室3内の冷気とともに戻り通路15を経
て蒸発器6の下部に戻される。
この考案によると、上記氷温室4を解凍室や温
蔵室としても使用し得る多目的な食品貯蔵室とし
ている。すなわち、この氷温室4内には例えばア
ルミニウムからなる放熱板20が設けられてお
り、この放熱板20には、蒸発性の作用流体を少
量封入してなるヒートパイプ21の一端21aが
添設されている。そして、このヒートパイプ21
の他端21bは冷凍サイクルの熱発生部である例
えばコンプレツサ22のオイルクーラ内に浸漬さ
れている。なお、この実施例とは異なり、ヒート
パイプ21の他端21bを図示しない凝縮器に対
して熱的に接触させてもよい。
第2図によく示されているように、放熱板20
の扉4a側に配置される前縁部と氷温室4の背壁
側に配置される後縁部とには、それぞれ透孔20
a…,20b…が穿設されており、この放熱板2
0はその前縁部が高く後縁部が低くなるように適
当な傾斜角をもつて配置されている。したがつて
これによれば、放熱板20の下面側の暖められた
空気がその傾斜面に沿つて上方に流れて前縁部の
透孔20a…より抜け、他方、冷気はその傾斜面
に沿つて下方に流れて後縁部の透孔20b…に入
るようになり、暖気の循環が効果的に行なわれる
ことになる。また、この実施例では、透孔20a
…,20b…を打抜くにあたつて切起し片24を
残して、この切起し片24をも熱交換に寄与する
ようにしている。
上記ヒートパイプ21には、通電時に開、非通
電時に閉となるように動作する電磁弁23が取付
けられているが、この場合、電磁弁23は氷温室
4内に配置されていて、通電時にこの電磁弁23
から発生する熱をも例えば冷凍食品の解凍熱とし
て有効に利用し得るようにしている。また、この
ように電磁弁23を氷温室4内に配置することに
より、オンオフ時に生ずる作動音の低減が図れる
ともに、冷蔵庫の前面側から電磁弁23のメンテ
ナンス等をも行なうことができる等、作業性の点
でも好都合である。
また、この考案によると、ヒートパイプ21の
一端21aは図示の如く複数の枝状、この例では
3本の枝をなすように分岐されていて、これらの
各分岐管21a1〜21a3にて放熱板20に対して
均等に熱を与えるようにしている。この点に関
し、ヒートパイプをループ状に配設して均等加熱
する方法があるが、これによると、そのループ内
の所定個所に電磁弁のほかに逆止弁を設ける必要
が生ずる。これに対して、上記のように枝状に分
岐させれば、電磁弁は1つでよく組立作業性およ
びコスト的にも好ましい。
上記した構成において、氷温室4にて食品を氷
温保存する場合には、電磁弁23を非通電状態と
すればよい。これにより、氷温室4内はダンパー
サーモ12bにより所定の最適温度に制御され
る。これに対して、氷温室4にて例えば冷凍食品
の解凍を行う場合には、上記ダンパーサーモ12
bを手動操作等により強制的に閉じるとともに電
磁弁23に通電してその弁を開く。これにより、
ヒートパイプ21内の作用流体を介してコンプレ
ツサ22の熱が放熱板20に与えられ、氷温室4
内は所定の解凍温度に温められる。なお、図示さ
れていないが、冷気を戻すための連通孔14,1
4にはシヤツター板が開閉可能に設けられてい
て、上記のような冷凍食品解凍時には連通孔1
4,14はこのシヤツター板にて閉じられる。
[効果] 上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、氷温室の温度を0℃付近から数
10℃までの範囲にわたつて制御することができる
ため、食品の氷温貯蔵はもとより、この氷温室を
冷凍食品の解凍室や温蔵室等として多目的に使用
し得ることになり、きわめて便利である。
また、この考案によれば、放熱板側に取付けら
れるヒートパイプの一端を枝状に分岐させたこと
により、放熱板を均等に加熱することができ、特
に冷凍食品を解凍する上で好ましいとともに、ヒ
ートパイプをループ状にする場合に比べて別途に
逆止弁を必要としない等のメリツトがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による電気冷蔵庫の一実施例
の内部構造を概略的に示した断面図、第2図は第
1図中における放熱板とヒートパイプの一端とを
分離して示す斜視図である。 図中、2は冷凍室、3は冷蔵室、4は氷温室、
5は野菜貯蔵室、6は蒸発器、7は送風フアン、
11はダクト、12a,12bはダンパーサー
モ、20は放熱板、21はヒートパイプ、22は
コンプレツサ、23は電磁弁である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断熱性を有する仕切壁にて互いに独立的に形
    成された冷凍室、冷蔵室および氷温室の少なく
    とも3つの食品貯蔵室を有し、蒸発器にて生成
    された冷気を送風フアンを含む冷気循環手段に
    て上記各食品貯蔵室に供給するようにしてなる
    電気冷蔵庫において、 上記氷温室内に放熱板を設け、該放熱板にヒ
    ートパイプの一端を枝状に分岐させて該放熱板
    に均等に熱を与えるように取付け、かつ、該ヒ
    ートパイプの他端を冷凍サイクルの熱発生部に
    接続してなり、上記氷温室を解凍室等として多
    目的に使用可能としたことを特徴とする電気冷
    蔵庫。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記ヒ
    ートパイプの他端はコンプレツサのオイルクー
    ラに接続されていることを特徴とする電気冷蔵
    庫。 (3) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記ヒ
    ートパイプの他端は凝縮器に接続されているこ
    とを特徴とする電気冷蔵庫。
JP645186U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH024384Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP645186U JPH024384Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP645186U JPH024384Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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Publication Number Publication Date
JPS62120176U JPS62120176U (ja) 1987-07-30
JPH024384Y2 true JPH024384Y2 (ja) 1990-02-01

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JP645186U Expired JPH024384Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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