JPH0243618Y2 - - Google Patents

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JPH0243618Y2
JPH0243618Y2 JP1985014046U JP1404685U JPH0243618Y2 JP H0243618 Y2 JPH0243618 Y2 JP H0243618Y2 JP 1985014046 U JP1985014046 U JP 1985014046U JP 1404685 U JP1404685 U JP 1404685U JP H0243618 Y2 JPH0243618 Y2 JP H0243618Y2
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saw blade
abrasive grains
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edge portion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は硬質材の切断に使用される超硬砥粒を
電着した切断用鋸刃に関するものである。
(従来の技術) 金属を鋸引きする弓鋸盤や帯鋸盤に使用される
切断用鋸刃としては、工具鋼や高速度鋼からなり
刃先部分のみあるいは全体を焼入れした細長い帯
状のものが用いられている。(例えば、竹中規雄
著、「機械工業全書 第21巻 切削加工法」、
P114〜116、(株)コロナ社、1982年7月1日発行)
このような切断用鋸刃は工作物の材質に応じて刃
先形状等に種々の工夫が施されているが、工作物
の硬度が高くなるにつれて刃先が欠け易くなるた
めに軟鋼、鋳鉄、黄銅のような比較的軟質の材料
の切断にしか用いることができない欠点があつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような従来の切断用鋸刃の欠点を
解決して、高速度鋼のような硬質の金属材料をも
容易に鋸引きすることができる切断用鋸刃を目的
として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、細長い帯状の鋸刃基材のエツジ部に
近い表面及び裏面に一定ピツチの凹部を表裏交互
に凹し、各凹部内には超硬砥粒の充填層をその両
端をエツジ部に臨ませ、かつ充填層が凹部よりも
突出しないように形成したうえ、超硬砥粒の充填
層以外のエツジ部にも砥粒密度を充填層よりも低
くした超硬砥粒の電着層を形成したことを特徴と
するものである。
(実施例) 以下に図面に示す実施例を参照しつつ本考案を
更に詳細に説明する。
第1図に示す第1の実施例において、1は例え
ば厚さが0.3mm程度の工具鋼などからなる細長い
帯状の鋸刃基材であり、そのエツジ部2に近い表
面3及び裏面4には例えば幅が約1.5mm、高さが
約1mm、深さが約0.1mm程度の凹部5が一定ピツ
チで表裏交互に凹設されている。各凹部5はその
上端が鋸刃基材1のエツジ部2に達するように凹
設されるもので、その内部にはダイヤモンド砥
粒、立方晶窒化硼素砥粒のような超硬砥粒を砥粒
密度が比較的高くなるように充填した充填層6が
形成されている。これらの充填層6はその端面7
が鋸刃基材1のエツジ部2に臨むように、かつ充
填層6が凹部5よりも突出しないように例えば電
着法により形式されるものである。この結果、充
填層6の側面は後述する側面電着層9よりもくぼ
んだ状態が維持される。
更に、このエツジ部2の充填層6の端面7以外
の部分にも、砥粒密度を充填層6より低くした超
硬砥粒の電着層8が電着法により形成され、この
結果エツジ部2は砥粒密度が比較的高い充填層6
の端面7と砥粒密度が比較的低い電着層8とによ
つて覆われることとなる。なお、鋸刃基材1のエ
ツジ部2に近い表面3及び裏面4の充填層6以外
の部分にも砥粒密度の低い側面電着層9を形成し
て、エツジ部2付近の厚みを鋸刃基材1の厚みよ
りもわずかに大としておくことが好ましい。
また、第2図に示す第2の実施例のように、鋸
刃基材1のエツジ部2の凹部5に適当数の透孔1
0を透設したうえ、第1の実施例と同様に充填層
6及び電着層8を形成してもよい。
(作用) このように構成されたものは、細長い帯状の鋸
刃基材1の両端部に形成された図示を略した取付
孔をもつて弓鋸盤や帯鋸盤に取付けて硬質材の切
断に用いられるものであり、そのエツジ部2には
表裏の凹部5内に形成された砥粒密度の高い超硬
砥粒の充填層6の端面7が一定ピツチで互い違い
に形成されているうえ、その他の部分にも砥粒密
度が充填層6よりも低い超硬砥粒の電着層8が形
成されているので、硬質材はエツジ部2に露出し
たダイヤモンド砥粒のような硬度が極めて大きい
超硬砥粒によつて切断されるものである。切断に
あたつてはエツジ部2に互い違いに形成された砥
粒密度の高い充填層6の端面7が通常の鋸刃の刃
先と同様に作用し、その他の部分に形成された電
着層8が切屑の逃場を形成するとともに補助的な
切削作用を生ずるので硬質材は迅速に切断される
こととなり、また鋸刃基材1のエツジ部2に近い
表面3及び裏面4に一定ピツチで交互に形成され
た凹部5が切屑の排出口となることは言うまでも
ない。しかも、充填層6は凹部5内に側面が突出
しないように形成されたものであるので、長期間
の使用によりエツジ部2が摩耗した場合にも次々
と新しい超硬砥粒が表面に露出して切れ味の低下
を防止するとともに、充填層6を凹部5のない鋸
刃基材1の表面3及び裏面4に凸状に付着させた
場合のように切断される硬質材との摩擦や鋸刃基
材1に作用する引張張力によつて鋸刃基材1から
脱落するおそれもなく、長期間にわたり安定した
切れ味を維持することができるものである。
特に、第2の実施例のように鋸刃基材1に透孔
10を設けたものは透孔10の内面を通じて表裏
充填層6が一体化するので鋸刃基材1からの脱落
を完全に防止することができる効果がある。な
お、側面電着層9は切削を補助する役割ととも
に、凹部5を通じての切屑の排出を容易化する役
割をも果すものであり、後者の役割のみを求める
際には必ずしも超硬砥粒を存在させる必要はな
く、メツキ等によりエツジ部2の付近の肉厚を増
しておくのみでも一定の効果が得られるものであ
る。
(考案の効果) 本考案は以上の説明から明らかなように、従来
の切断用鋸刃によつて切断することができなかつ
た硬質材をも容易に切断することができ、しかも
切屑の排出が容易に行われ、かつ長期間にわたり
安定した切れ味を維持することができるものであ
るから、従来の問題点を解決したものとしてその
実用的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部の一
部切欠斜視図、第2図は第2の実施例を示す要部
の一部切欠斜視図である。 1……鋸刃基材、2……エツジ部、3……表
面、4……裏面、5……凹部、6……充填層、7
……端面、8……電着層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細長い帯状の鋸刃基材1のエツジ部2に近い表
    面3及び裏面4に一定ピツチの凹部5を表裏交互
    に凹設し、各凹部5内には超硬砥粒の充填層6を
    その両端7をエツジ部2に臨ませ、かつ充填層6
    が凹部5よりも突出しないように形成したうえ、
    超硬砥粒の充填層6以外のエツジ部2にも砥粒密
    度を充填層6よりも低くした超硬砥粒の電着層8
    を形成したことを特徴とする切断用鋸刃。
JP1985014046U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0243618Y2 (ja)

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JP1985014046U JPH0243618Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JPS61131222U JPS61131222U (ja) 1986-08-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56146678A (en) * 1980-04-11 1981-11-14 Yasunori Murata Cutting blade

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