JPH0243110Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0243110Y2 JPH0243110Y2 JP8462283U JP8462283U JPH0243110Y2 JP H0243110 Y2 JPH0243110 Y2 JP H0243110Y2 JP 8462283 U JP8462283 U JP 8462283U JP 8462283 U JP8462283 U JP 8462283U JP H0243110 Y2 JPH0243110 Y2 JP H0243110Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- induction heating
- heating device
- coil
- capacitor
- frequency induction
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 12
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 12
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、高周波誘導加熱装置に関するもので
あり、更に詳しくは、発振機側のスイツチング素
子に接続された並列共振回路を介してワークコイ
ルが電力の供給を受ける高周波誘導加熱装置に関
する。
あり、更に詳しくは、発振機側のスイツチング素
子に接続された並列共振回路を介してワークコイ
ルが電力の供給を受ける高周波誘導加熱装置に関
する。
高周波誘導加熱は、加熱コイル(ワークコイ
ル)の交番磁界により被加熱体に渦電流損を生じ
させ、それによる発熱を応用したものであり、熱
処理,加熱加工,接合等の各種の分野で広く用い
られている。
ル)の交番磁界により被加熱体に渦電流損を生じ
させ、それによる発熱を応用したものであり、熱
処理,加熱加工,接合等の各種の分野で広く用い
られている。
第1図は従来のこの種の誘導加熱装置の要部の
一例を示す電気的構成図である。第1図におい
て、発振機側のスイツチング素子として用いた電
界効果トランジスタ(以下、単にトランジスタと
略す)Q1,Q2のソースには、電源端子−Vcが接
続され、ドレインには、コンデンサCoが接続さ
れると共にトランスTの一次コイルL1の中間タ
ツプには電源端子+Vcが接続され、二次コイル
L2にはワークコイルL3が接続されている。この
ような装置において、発振機(第1図にそのスイ
ツチング素子のみ示した)とワークコイルL3と
の間は、作業性の関係から、一定以上の距離が必
要であり、これらの間は給電線を用いて電力を搬
送することになる。
一例を示す電気的構成図である。第1図におい
て、発振機側のスイツチング素子として用いた電
界効果トランジスタ(以下、単にトランジスタと
略す)Q1,Q2のソースには、電源端子−Vcが接
続され、ドレインには、コンデンサCoが接続さ
れると共にトランスTの一次コイルL1の中間タ
ツプには電源端子+Vcが接続され、二次コイル
L2にはワークコイルL3が接続されている。この
ような装置において、発振機(第1図にそのスイ
ツチング素子のみ示した)とワークコイルL3と
の間は、作業性の関係から、一定以上の距離が必
要であり、これらの間は給電線を用いて電力を搬
送することになる。
ところで、50kHz以上の周波数を用いた装置で
は、上記トランジスタQ1,Q2と共振回路(コイ
ルL1,コンデンサCo)を離すことはスイツチン
グスピード(周波数)が高くなる程困難になる。
その理由は、スイツチング素子−並列共振回路に
生ずるインダクタンスのいたずらにより、トラン
ジスタQ1,Q2の誤動作を引き起すためである。
そこで、第1図の如く、共振コンデンサCoをト
ランジスタQ1,Q2の近傍に接続し、容量性を保
つことによつて、安定動作を確保している。
は、上記トランジスタQ1,Q2と共振回路(コイ
ルL1,コンデンサCo)を離すことはスイツチン
グスピード(周波数)が高くなる程困難になる。
その理由は、スイツチング素子−並列共振回路に
生ずるインダクタンスのいたずらにより、トラン
ジスタQ1,Q2の誤動作を引き起すためである。
そこで、第1図の如く、共振コンデンサCoをト
ランジスタQ1,Q2の近傍に接続し、容量性を保
つことによつて、安定動作を確保している。
しかし、このような構成では、発振機側とワー
クコイル側とを結ぶ給電線に全並列共振電流が
流れるため、大電流用の給電線を必要とし、給
電線を延長すると、その費用が極めて高くなる
という問題があつた。
クコイル側とを結ぶ給電線に全並列共振電流が
流れるため、大電流用の給電線を必要とし、給
電線を延長すると、その費用が極めて高くなる
という問題があつた。
本考案は、この問題に鑑みてなされたもので、
その目的は、スイツチング素子に誤動作を生じさ
せずに、給電線に流れる電流を減少させた高周波
誘導加熱装置を提供することにある。
その目的は、スイツチング素子に誤動作を生じさ
せずに、給電線に流れる電流を減少させた高周波
誘導加熱装置を提供することにある。
この目的を達成する本考案は、発振機側のスイ
ツチング素子に接続された並列共振回路を介して
ワークコイルが電量の供給を受ける高周波誘導加
熱装置において、前記並列共振回路の共振コンデ
ンサを前記発振機側と前記ワークコイル側に分割
して設け、両者の間を給電線で接続したことを特
徴とするものである。
ツチング素子に接続された並列共振回路を介して
ワークコイルが電量の供給を受ける高周波誘導加
熱装置において、前記並列共振回路の共振コンデ
ンサを前記発振機側と前記ワークコイル側に分割
して設け、両者の間を給電線で接続したことを特
徴とするものである。
以下、図面を参照し本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
第2図は本考案の一実施例の要部を示す電気的
構成図である(第2図において、第1図と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する)。
本実施例と第1図の装置との相違点は、第1図の
共振コンデンサCoを共振コンデンサC1,C2に分
割し、それぞれを発振機(トランジスタQ1,Q2)
側とワークコイルL3側(コイルL1側)とに配設
した点にある。このように構成すれば、共振電流
iが、共振コンデンサC1,C2により、共振電流
i1,i2に分流され、分流電流i1のみが給電線に
流れることになる。この分流比はコンデンサC1,
C2の容量比で決まるから、コンデンサC1の容量
に対してコンデンサC2の容量を大きくとれば、
給電線に流れる共振電流i2は減少し、一層給電
線の電流容量を小さくすることができる。尚、
トランジスタQ1,Q2に流れるスイツチング電流
はいうまでもなく給電線にその全電流が流れ
る。
構成図である(第2図において、第1図と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する)。
本実施例と第1図の装置との相違点は、第1図の
共振コンデンサCoを共振コンデンサC1,C2に分
割し、それぞれを発振機(トランジスタQ1,Q2)
側とワークコイルL3側(コイルL1側)とに配設
した点にある。このように構成すれば、共振電流
iが、共振コンデンサC1,C2により、共振電流
i1,i2に分流され、分流電流i1のみが給電線に
流れることになる。この分流比はコンデンサC1,
C2の容量比で決まるから、コンデンサC1の容量
に対してコンデンサC2の容量を大きくとれば、
給電線に流れる共振電流i2は減少し、一層給電
線の電流容量を小さくすることができる。尚、
トランジスタQ1,Q2に流れるスイツチング電流
はいうまでもなく給電線にその全電流が流れ
る。
第3図は第2図の回路の等価回路図であり、
R,C,Lはそれぞれ抵抗,コンデンサ,コイル
を示し、又、i0はスイツチング電流、icはコンデ
ンサCに流れる電流、iはコイルLに流れる電
流を示している。今、抵抗R,コンデンサC,コ
イルLの値としてその符号をそのまま用い、共振
角周波数をωo、並列共振回路の尖鋭度をQとす
れば、I,icは次式で示される。
R,C,Lはそれぞれ抵抗,コンデンサ,コイル
を示し、又、i0はスイツチング電流、icはコンデ
ンサCに流れる電流、iはコイルLに流れる電
流を示している。今、抵抗R,コンデンサC,コ
イルLの値としてその符号をそのまま用い、共振
角周波数をωo、並列共振回路の尖鋭度をQとす
れば、I,icは次式で示される。
i=io/(ωoCR)=Qio
ic=ωoLio/R=Qio
この等価回路自体は従来装置と変わるところは
ない。
ない。
尚、スイツチング素子としては、上記電界効果
トランジスタ以外のトランジスタを用いてもよい
ことは勿論である。
トランジスタ以外のトランジスタを用いてもよい
ことは勿論である。
以上説明したように、本考案によれば、次のよ
うな効果を得ることができる。
うな効果を得ることができる。
(A) 給電線に流れる共振電流が少ないので、損失
が少なく給電線を容易に延長することができ
る。
が少なく給電線を容易に延長することができ
る。
(B) 給電線として電流容量の小さいものを使用で
きるから、材料費(工事費)が削減され経済的
である。
きるから、材料費(工事費)が削減され経済的
である。
(C) 共振回路のQが高くなり効率が改善される。
(D) 高速スイツチングにおいても安定に動作す
る。
る。
第1図は従来装置の一例(要部)を示す電気的
構成図、第2図は本考案の一実施例の要部を示す
電気的構成図、第3図は第2図の回路の等価回路
図である。 Q1,Q2……電界効果トランジスタ、C0,C1,
C2……コンデンサ、T……トランス、L1……一
次コイル、L2……二次コイル、L3……ワークコ
イル。
構成図、第2図は本考案の一実施例の要部を示す
電気的構成図、第3図は第2図の回路の等価回路
図である。 Q1,Q2……電界効果トランジスタ、C0,C1,
C2……コンデンサ、T……トランス、L1……一
次コイル、L2……二次コイル、L3……ワークコ
イル。
Claims (1)
- 発振機側のスイツチング素子に接続された並列
共振回路を介してワークコイルが電力の供給を受
ける高周波誘導加熱装置において、前記並列共振
回路の共振コンデンサを前記発振機側と前記ワー
クコイル側に分割して設け、両者の間を給電線で
接続したことを特徴とする高周波誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8462283U JPS59190096U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 高周波誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8462283U JPS59190096U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 高周波誘導加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59190096U JPS59190096U (ja) | 1984-12-17 |
JPH0243110Y2 true JPH0243110Y2 (ja) | 1990-11-16 |
Family
ID=30214582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8462283U Granted JPS59190096U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 高周波誘導加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59190096U (ja) |
-
1983
- 1983-06-03 JP JP8462283U patent/JPS59190096U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59190096U (ja) | 1984-12-17 |
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