JPH0243078Y2 - - Google Patents

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JPH0243078Y2
JPH0243078Y2 JP308385U JP308385U JPH0243078Y2 JP H0243078 Y2 JPH0243078 Y2 JP H0243078Y2 JP 308385 U JP308385 U JP 308385U JP 308385 U JP308385 U JP 308385U JP H0243078 Y2 JPH0243078 Y2 JP H0243078Y2
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armature
elastic member
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longitudinal
yoke
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、コイル枠内でアマチヤが角変位して
接点の開閉切換え動作を行うラツチングリレーに
関する。
背景技術 従来からコイル枠内でアマチヤを角変位させる
ようにした4空隙有極磁気回路は効率が良く、有
極型リレーとして用いられている。第11図は従
来からの有極型リレーに用いられるアマチヤ付近
の断面図であり、第12図はその斜視図である。
アマチヤ1は大略的にH字状に形成され、一対の
延在部2,3と、この延在部2,3を連結する支
持部4とを含む。このアマチヤ1は支持部4の軸
線まわりに角変位自在である。この支持部4に
は、支持部4の長手方向に直交して延びる長手弾
性部材5がかしめ結合される。アマチヤ1の両側
方には、大略的にU字状のヨーク9,10が配置
される。ヨーク9は一対の脚部9a,9bと、こ
の脚部9a,9b間を連結する連結部9cとを含
む。もう1つのヨーク10もまたヨーク9と同様
な構成を有しており、一対の脚部10a,10b
と、連結部10cとを含む。この脚部9a,10
aは延在部2,3の各一端部2a,3aに臨み、
また脚部9b,10bは延在部2,3の他端部2
b,3bに臨む。図示しない永久磁石によつて、
脚部9a,9bはS極に磁化され、またヨーク1
0の脚部10a,10bはN極に磁化される。ア
マチヤ1を巻回する電磁コイル(図示せず)が励
磁されると、アマチヤ1は、支持部4の軸線まわ
りに角変位して第12図に示されるように可動接
点7が固定接点6に接触する。これによつて負荷
電流が第12図1で示される方向、あるいは第
12図2で示される方向に流れる。この負荷電流
によつてアマチヤ1は励磁される。たとえば第
12図1で示される方向に負荷電流が流れた場
合には、矢符方向に磁束M1,M2が流れ、延在
部2の端部2aがN極に磁化され、他端部2bが
N極に磁化される。また延在部3の一端部3aは
S極に磁化され、他端部3bはS極に磁化され
る。これによつてアマチヤ1の延在部2の端部2
aと延在部3の端部3bとの間では磁気吸引力が
発生し、また延在部2の端部2bと延在部3の端
部3aとの間では磁気反発力が発生する。負荷電
流がかなり大きい場合たとえば20A以上の場
合には、前記磁気吸引力は磁気飽和してしまうけ
れども反発力の方は負荷電流の強さに基づいて
増大していき、そのため延在部2の端部2bおよ
び延在部3の端部3aでは、ヨーク9,10への
吸引力が小さくなり、従つて保持力が低下し、ま
た耐振・耐衝撃特性が低下する。最悪の場合には
アマチヤ1とヨーク9,10の開離、さらには接
点6,7間が開離を生じる。第12図2に示され
るように負荷電流が逆方向に流れたときには、
端部2a,3bで磁気反発力が生じ、端部3a,
2bで磁気吸着力が生じ、前述と同様にアマチヤ
1とヨーク2,3との保持力が低下する。
目 的 本考案の目的は上述の技術的課題を解決し、負
荷電流によるアマチヤとヨークとの保持力の低下
を防ぎ、耐振・耐衝撃特性を維持するようにした
ラツチングリレーを提供することである。
実施例 第1図は本考案の一実施例のラツチングリレー
の分解斜視図であり、第2図はラツチングリレー
の横断面であり、第3図はラツチングリレーの縦
断面図である。これらの図面を参照して、ラツチ
ングリレー20は、基本的にはコイル枠21と、
一対のヨーク22,23と、永久磁石片24と、
コイル枠21に巻回される電磁コイル25とを含
む。コイル枠21内にはアマチヤ26および長手
弾性部材27が収納される。アマチヤ26は長手
弾性部材27の長手方向途中位置に取付けられ
る。ヨーク22は大略的にU字状に形成され、一
対の脚部22a,22bと、脚部22a,22b
間を連結する連結部22cとを含む。ヨーク23
もまたヨーク22と同様な構成を有し、一対の脚
部23a,23bと連結部23cとを含む。連結
部22c,23cには永久磁石片24が装着され
る。この永久磁石片24は、連結部22c,23
cの長手方向に直角な方向に磁化されている。即
ち連結部22cに臨む側はN極に、連結部23c
に臨む側はS極に磁化されている。したがつて脚
部22a,22bはN極に磁化され、脚部23
a,23bはS極に磁化される。電磁コイル25
が励磁されると、空隙P1,P2,P3,P4で
磁束が重畳・減衰し、そのためアマチヤ26が角
変位して接点の開閉動作がおこなわれる。
第4図はアマチヤ26および長手弾性部材27
の斜視図であり、第5図はその分解斜視図であ
り、第6図は第4図の切断面線−から見た断
面図である。アマチヤ26は大略的にH字状に形
成され、上下一対の延在部28,29と、この延
在部28,29に連なる支持部30とを含む。支
持部30には、延在部28,29の長手方向に直
角方向に開口した挿通孔30aが形成される。長
手弾性部材27の一端部には固定接点31に接触
離反可能な可動接点32が設けられ、他端部は共
通端子33に連結される。長手弾性部材27の長
手方向中央部付近には、第1屈曲部34aと第2
屈曲部34bとが形成される。第1屈曲部34a
は長手弾性部材27の長手方向に関して可動接点
32側に屈曲しており、また第2屈曲部34bは
前記長手方向に関して可動接点32とは反対側に
屈曲している。長手弾性部材27をアマチヤ26
に取付けるにあたつては、長手弾性部材27が挿
通孔30aに挿通して屈曲部34a,34bが支
持部30をZ字状に外囲した状態でかしめ結合さ
れる。なお、溶接によつて長手弾性部材27とア
マチヤ26とを一体化するようにしてもよい。
電磁コイル25が励磁されてアマチヤ26がそ
の支持部30の軸線まわりに角変位して、固定接
点31に可動接点32が接触すると、第4図に示
されるように負荷電流が流れる。このとき、こ
の負荷電流によつて生じる磁束は、第4図の参
照符Aで示される閉ループをたどる。そのため、
従来のように負荷電流によつて生じるヨーク2
2,23と延在部28,29との間に生じる反発
力の発生原因となる磁束を可及的に低減すること
が可能となる。従つて負荷電流によつて生じる
保持力への影響を軽減することが可能となるとと
もに、耐振・耐衝撃特性の低下を軽減し、かつア
マチヤ26とヨーク22,23との開離を防止し
て、接点31,32間の開離を防止することがで
きる。
第7図は本考案に従うアマチヤの他の実施例の
斜視図であり、第8図はその分解斜視図であり、
第9図は第7図の切断面線−から見た平断面
図である。この実施例は前述の実施例に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。注目すべ
きはこの実施例では、第1屈曲部34aと第2屈
曲部34bとの屈曲方向が前述の第4図示の実施
例とは逆方向になつている。すなわち第1屈曲部
34aは長手弾性部材27の長手方向に関して可
動接点32とは反対側に屈曲しており、第2屈曲
部34bは前記長手方向に関して可動接点32側
に屈曲している。
第10図は第7図に示されるアマチヤに負荷電
流が流れた場合の動作状態を説明するための図
である。電磁コイル25が励磁されてアマチヤ2
6が角変位し、ヨーク22,23に当接すると、
たとえば負荷電流が矢符で示される方向に流れ
る。これによつてアマチヤ26には仮想線で示さ
れる磁束経路Q1,Q2,Q3が形成される。磁
束経路Q1,Q2によつてアマチヤ26の延在部
28の端部28aおよび延在部29の端部29b
がS極に磁化され、また延在部28の端部28b
と延在部29の端部29aとがN極に磁化され
る。これによつて、端部28aとヨーク22との
間ならびに端部28bとヨーク23との間には磁
気吸引力が発生する。また端部29aとヨーク2
2との間ならびに端部29bおよびヨーク23と
の間には磁気反発力が発生する。しかしながら磁
気吸引力は支持部30に関して上部で発生し、磁
気反発力は支持部30に関して下部に発生するた
め、端部28a,28bがヨーク22,23に接
触した状態では、端部29a,29bがヨーク2
2,23から離反する現象は発生しない。こうし
て本実施例では、負荷電流による磁束を逆に利
用して従来のようにアマチヤ26とヨーク22,
23との間に生じる反発力を吸収することが可能
となる。また支持部30には、閉ループを構成す
る磁束軽路Q3が生じるため、この閉ループの磁
束によつてもまた従来のようなアマチヤ26への
反発力を発生させるための磁束を吸収することが
可能となる。
なお、負荷電流が第10図とは逆方向に流れ
た場合には、磁気吸引力は端部29a,29bに
磁気吸引力が発生し、端部28a,28bには磁
気反発力が生じるけれども、前述と同様にアマチ
ヤ26はヨーク22,23から離反することはな
い。
考案の効果 以上のように本考案によれば、負荷電流による
アマチヤとヨークとの吸引力の低下を可及的に防
止することができ、アマチヤとヨークとの保持力
を維持することが可能となる。また耐振および耐
衝撃特性の低下を防ぐことができ、さらにアマチ
ヤとヨークとの開離を防ぎ、接点開離を可及的に
低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のラツチングリレー
20の分解斜視図、第2図は第1図示のラツチン
グリレー20の横断面、第3図はラツチングリレ
ー20の縦断面図、第4図は本考案に従うアマチ
ヤの一実施例の斜視図、第5図はその分解斜視
図、第6図は第4図の切断面線−から見た断
面図、第7図は本考案に従うアマチヤの他の実施
例の斜視図、第8図は第7図示のアマチヤの分解
斜視図、第9図は第7図の切断面線−から見
た断面図、第10図は第7図に示されるアマチヤ
に負荷電流が流れた場合の動作状態を説明する
ための図、第11図は従来からのアマチヤの横断
面図、第12図は従来からのアマチヤの負荷電流
が流れた際の動作状態を説明するための図であ
る。 22,23……ヨーク、24……永久磁石片、
25……電磁コイル、26……アマチヤ、27…
…長手弾性部材、28,29……延在部、30…
…支持部、30a……挿通孔、31……固定接
点、32……可動接点、33……共通端子、34
a,34b……屈曲部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端部には固定接点に接触離反可能な可動接点
    が設けられ、他端部が固定位置に取付けられる長
    手弾性部材と、 前記長手弾性部材の長手方向の途中位置に取付
    けられ、長手弾性部材の長手方向に交差する支持
    部と支持部の両端に連なり支持部に関して大略的
    に長手弾性部材の長手方向に延びる延在部とを有
    するアマチヤと、 前記延在部の端部に吸着し、前記支持部のまわ
    りにアマチヤが角変位して2つの安定した角変位
    状態とするための対を成す2組の磁極を有するヨ
    ークを含み、 前記支持部には長手弾性部材の長手方向に直角
    な方向に挿通孔が形成され、この挿通孔に長手弾
    性部材が大略的にZ字状に屈曲して挿通している
    ことを特徴とするラツチングリレー。
JP308385U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0243078Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP308385U JPH0243078Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JP308385U JPH0243078Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JPS61120158U JPS61120158U (ja) 1986-07-29
JPH0243078Y2 true JPH0243078Y2 (ja) 1990-11-16

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