JPH0243063B2 - - Google Patents
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- JPH0243063B2 JPH0243063B2 JP56197790A JP19779081A JPH0243063B2 JP H0243063 B2 JPH0243063 B2 JP H0243063B2 JP 56197790 A JP56197790 A JP 56197790A JP 19779081 A JP19779081 A JP 19779081A JP H0243063 B2 JPH0243063 B2 JP H0243063B2
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/46—Automatic regulation in accordance with output requirements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/42—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
- F16H61/439—Control of the neutral position, e.g. by zero tilt rotation holding means
-
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- F16H61/47—Automatic regulation in accordance with output requirements for achieving a target output speed
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両の駆動装置として選択的に使用
される可変容積形の流体モーターに関するもので
ある。クラツチ装置はモーターを車両の地面係合
推進装置に連結し、モーターは零容積位置を有し
ていてこの位置ではモーターは駆動されない。ク
ラツチや無係合になつた時にモーターをその零容
積位置にするための制御装置が設けられている。
される可変容積形の流体モーターに関するもので
ある。クラツチ装置はモーターを車両の地面係合
推進装置に連結し、モーターは零容積位置を有し
ていてこの位置ではモーターは駆動されない。ク
ラツチや無係合になつた時にモーターをその零容
積位置にするための制御装置が設けられている。
車両を駆動するように用いられる複数個の地面
係合装置を有し、幾つかの地面係合装置は常に駆
動され、残りが選択的に駆動されるようになつた
車両を構成することが周知である。例えば、この
種の車両は2個の車輪が常時駆動され、他の2個
の車輪が低速または作業範囲においてのみ選択的
に駆動されるようになつたトラクター、コンバイ
ンまたはローダーがある。また、補助駆動用に可
変容積形の流体変速装置を用いることが知られて
いる。
係合装置を有し、幾つかの地面係合装置は常に駆
動され、残りが選択的に駆動されるようになつた
車両を構成することが周知である。例えば、この
種の車両は2個の車輪が常時駆動され、他の2個
の車輪が低速または作業範囲においてのみ選択的
に駆動されるようになつたトラクター、コンバイ
ンまたはローダーがある。また、補助駆動用に可
変容積形の流体変速装置を用いることが知られて
いる。
補助駆動装置が使用されない時には、この様な
補助駆動装置が地面係合車輪から切離されること
が望ましい。マーム等の米国特許第3458005号お
よびジエニングズ等の米国特許第3736732号は車
両の前輪用の補助流体駆動装置を開示している。
定容積形の流体モーターは流体作動ラツクにより
駆動車輪に連結される。流体作動クラツチは、ポ
ンプとモーターとの間の流体管路中の流体圧力に
より連結される。上述の米国特許は、高速作動モ
ードの間の流体駆動装置中の流体の流れを阻止す
るように主変速装置に連結される電動弁も教示し
ている。
補助駆動装置が地面係合車輪から切離されること
が望ましい。マーム等の米国特許第3458005号お
よびジエニングズ等の米国特許第3736732号は車
両の前輪用の補助流体駆動装置を開示している。
定容積形の流体モーターは流体作動ラツクにより
駆動車輪に連結される。流体作動クラツチは、ポ
ンプとモーターとの間の流体管路中の流体圧力に
より連結される。上述の米国特許は、高速作動モ
ードの間の流体駆動装置中の流体の流れを阻止す
るように主変速装置に連結される電動弁も教示し
ている。
本発明の主な特徴は、可変容積流体モーターお
よび選択的に係合されるクラツチ装置による車両
の駆動装置を提供することにある。クラツチ装置
が無係合すなわち切離されているときに、流体モ
ーターは零容積位置におかれ、それによりモータ
ーは駆動されなくなる。流体モーターを選択的に
零容積位置となし且つクラツチ装置を無係合位置
とするための制御装置が設けられる。
よび選択的に係合されるクラツチ装置による車両
の駆動装置を提供することにある。クラツチ装置
が無係合すなわち切離されているときに、流体モ
ーターは零容積位置におかれ、それによりモータ
ーは駆動されなくなる。流体モーターを選択的に
零容積位置となし且つクラツチ装置を無係合位置
とするための制御装置が設けられる。
本発明の駆動装置には可変容積モーターが使用
されるので、モーターの流体駆動を防止するため
にモーターの零容積位置を使用することによりモ
ーターに既に組合されている制御装置の使用が可
能になる。また、好ましい形式によれば、流体作
動クラツチは、モーターの過大速度状態が存在す
る時に運転者の別個の制御を必要とせずに無係合
すなわち切離される。最も簡単な形式において
も、本発明の実施例によれば、モーターとそのポ
ンプ駆動装置との間の高圧管路中の別個の弁装置
は必要でない。
されるので、モーターの流体駆動を防止するため
にモーターの零容積位置を使用することによりモ
ーターに既に組合されている制御装置の使用が可
能になる。また、好ましい形式によれば、流体作
動クラツチは、モーターの過大速度状態が存在す
る時に運転者の別個の制御を必要とせずに無係合
すなわち切離される。最も簡単な形式において
も、本発明の実施例によれば、モーターとそのポ
ンプ駆動装置との間の高圧管路中の別個の弁装置
は必要でない。
本発明については手動制御も電動制御も考えら
れるが、好ましい形式によれば、制御は流体制御
であり、駆動が所望されない場合に流体モーター
を零容積状態にするように可変容積流体ユニツト
に通常組合される標準形の流体サーボ制御が用い
られる。好ましい形式においてモーターの容積の
流体制御が用いられるので、制御を簡略にするた
めに流体クラツチも考えられる。この様な流体制
御が利用される場合に、クラツチとサーボ制御の
ための流体圧力源は、モーターを駆動する主圧力
管路とすることができる。
れるが、好ましい形式によれば、制御は流体制御
であり、駆動が所望されない場合に流体モーター
を零容積状態にするように可変容積流体ユニツト
に通常組合される標準形の流体サーボ制御が用い
られる。好ましい形式においてモーターの容積の
流体制御が用いられるので、制御を簡略にするた
めに流体クラツチも考えられる。この様な流体制
御が利用される場合に、クラツチとサーボ制御の
ための流体圧力源は、モーターを駆動する主圧力
管路とすることができる。
本発明の1つの目的は、好ましい形式におい
て、低速適用である作業範囲のみにおいて補助駆
動装置が用いられることから、車両の主駆動装置
に比べて大きな比率の補助駆動装置を用いること
にある。補助駆動装置はこの様な低速に対しての
み使用されるので、過大速度状態にて流体モータ
ーが損傷を受けるおそれがある。従つて、制御装
置の好ましい形式は、補助駆動装置のモーターの
回転速度に鋭敏である。速度に鋭敏なこの制御装
置は好適には補助のモーターにより駆動されるポ
ンプを有し、この補助のモーターは流体サーボ機
構および流体クラツチを選択的に作動すように複
数の流体制御部材を調節する。従つて、高速駆動
または坂道を下ることにより車両が所定速度以上
になつた時に、高速二輪駆動操作から低速四輪駆
動操作に偶発的にダウンシフトされることが防止
される。
て、低速適用である作業範囲のみにおいて補助駆
動装置が用いられることから、車両の主駆動装置
に比べて大きな比率の補助駆動装置を用いること
にある。補助駆動装置はこの様な低速に対しての
み使用されるので、過大速度状態にて流体モータ
ーが損傷を受けるおそれがある。従つて、制御装
置の好ましい形式は、補助駆動装置のモーターの
回転速度に鋭敏である。速度に鋭敏なこの制御装
置は好適には補助のモーターにより駆動されるポ
ンプを有し、この補助のモーターは流体サーボ機
構および流体クラツチを選択的に作動すように複
数の流体制御部材を調節する。従つて、高速駆動
または坂道を下ることにより車両が所定速度以上
になつた時に、高速二輪駆動操作から低速四輪駆
動操作に偶発的にダウンシフトされることが防止
される。
本発明の別の目的は、サーボ制御装置およびク
ラツチの制御流体としてポンプ・モーター系統中
の主流体圧力を用いることにある。この制御圧力
は、補助モーターの速度に比例する補助圧力を主
流体圧力との両方に応答する減圧弁によつて調整
される。
ラツチの制御流体としてポンプ・モーター系統中
の主流体圧力を用いることにある。この制御圧力
は、補助モーターの速度に比例する補助圧力を主
流体圧力との両方に応答する減圧弁によつて調整
される。
この発明のまた他の目的は、主駆動地面係合装
置と、補助駆動地面係合装置と、エンジンと、エ
ンジンにより駆動されるポンプと、ポンプにより
駆動され且つ主駆動装置に駆動連結される第1可
変容積モーターと、ポンプにより駆動される第2
可変容積モーターと、係合位置および無係合位置
を有して第2可変容積モーターを補助駆動装置に
選択的に駆動連結する流体クラツチと、第1可変
容積モーターの容積を変える第1流体作動サーボ
制御装置と、第2可変容積モーターの容積を変え
る第2流体作動サーボ制御装置と、流体クラツチ
および第1、2サーボ制御装置を選択的に作動す
る流体制御装置とを備え、流体制御装置は流体源
と、流体源からクラツチへの流量を変えるための
クラツチ弁と、流体源から第1サーボ制御装置へ
の流量を変えるための第1移行弁と、流体源から
第2サーボ制御装置への流量を変えるための第2
移行弁とを有し、流体制御装置は低範囲位置およ
び高範囲位置をもち、流体制御装置は高範囲位置
にある時に流体源から第1サーボ制御装置への流
量を増大させるように第1移行弁を位置決めして
第1可変容積モーターの容積を増大させ、流体源
から第2サーボ制御装置への流量を増大させるよ
うに第2移行弁を位置決めして第1可変積モータ
ーの容積を減少させると共に、流体クラツチへの
流量を減少させる位置に向つてクラツチ弁を偏倚
させるようにした車両用容積形流体駆動変速装置
を提供することにある。
置と、補助駆動地面係合装置と、エンジンと、エ
ンジンにより駆動されるポンプと、ポンプにより
駆動され且つ主駆動装置に駆動連結される第1可
変容積モーターと、ポンプにより駆動される第2
可変容積モーターと、係合位置および無係合位置
を有して第2可変容積モーターを補助駆動装置に
選択的に駆動連結する流体クラツチと、第1可変
容積モーターの容積を変える第1流体作動サーボ
制御装置と、第2可変容積モーターの容積を変え
る第2流体作動サーボ制御装置と、流体クラツチ
および第1、2サーボ制御装置を選択的に作動す
る流体制御装置とを備え、流体制御装置は流体源
と、流体源からクラツチへの流量を変えるための
クラツチ弁と、流体源から第1サーボ制御装置へ
の流量を変えるための第1移行弁と、流体源から
第2サーボ制御装置への流量を変えるための第2
移行弁とを有し、流体制御装置は低範囲位置およ
び高範囲位置をもち、流体制御装置は高範囲位置
にある時に流体源から第1サーボ制御装置への流
量を増大させるように第1移行弁を位置決めして
第1可変容積モーターの容積を増大させ、流体源
から第2サーボ制御装置への流量を増大させるよ
うに第2移行弁を位置決めして第1可変積モータ
ーの容積を減少させると共に、流体クラツチへの
流量を減少させる位置に向つてクラツチ弁を偏倚
させるようにした車両用容積形流体駆動変速装置
を提供することにある。
従つて、この発明の主な目的は、原動機と、原
動機により駆動されるポンプ装置と、可変容積流
体モーター装置と、流体モーター装置に制御連結
された容積制御装置と、流体モーター装置をポン
プ装置に駆動関係に連結する流体通路装置と、流
体モーター装置を地面係合装置に駆動連結し且つ
係合位置と無係合位置とを有するクラツチ装置と
を備える。地面係合装置を有した車両用容積形流
体駆動変速装置において、モーター装置の容積制
御装置がポンプ装置によるモーター装置の駆動を
阻止するための零容積位置を有し、クラツチ装置
およびモーター装置の容積制御装置の両方に制御
連結された多位置制御装置を備え、多位置制御装
置は、クラツチ装置が係合位置にあつて且つモー
ター装置が駆動される第1位置と、クラツチ装置
が無係合位置にあつて且つモーター容積制御装置
が零容積位置にある第2位置とを有するようにし
たことを特徴とする車両用容積形流体駆動変速装
置を提供することにある。
動機により駆動されるポンプ装置と、可変容積流
体モーター装置と、流体モーター装置に制御連結
された容積制御装置と、流体モーター装置をポン
プ装置に駆動関係に連結する流体通路装置と、流
体モーター装置を地面係合装置に駆動連結し且つ
係合位置と無係合位置とを有するクラツチ装置と
を備える。地面係合装置を有した車両用容積形流
体駆動変速装置において、モーター装置の容積制
御装置がポンプ装置によるモーター装置の駆動を
阻止するための零容積位置を有し、クラツチ装置
およびモーター装置の容積制御装置の両方に制御
連結された多位置制御装置を備え、多位置制御装
置は、クラツチ装置が係合位置にあつて且つモー
ター装置が駆動される第1位置と、クラツチ装置
が無係合位置にあつて且つモーター容積制御装置
が零容積位置にある第2位置とを有するようにし
たことを特徴とする車両用容積形流体駆動変速装
置を提供することにある。
この発明の別の目的は、地面係合装置と、エン
ジンと、エンジンにより駆動されるポンプと、可
変容積モーターと、モーターをポンプに駆動連結
する流体通路装置と、モーターを地面係合装置と
選択的に駆動連結するための係合位置および無係
合位置を有する流体作動クラツチと、最大容積位
置から零容積位置までモーターの容積を変えるた
めの流体作動サーボ制御装置と、クラツチおよび
サーボ制御装置を選択的に作動する流体制御装置
とを備え、サーボ制御装置は流体圧力を受ける時
にモーターの容積を減少させるようにモーターに
作動連結される膨張室を有し、流体制御装置は流
体源と、ドレンと、流体源を流体クラツチおよび
サーボ制御装置に連結する制御流体管路と、制御
流体管路を通る流体の流れを許容する第1位置お
よび制御流体管路を流れる流体の流れを阻止する
第2位置を有し且つ制御流体管路中を流れる流れ
を変えるよう制御流体管路中に設けられた第1弁
と、モーターの速度に比例する信号を発生するた
めにモーターに作動連結された速度信号装置と、
モーター速度が上昇した時に第1弁を第2位置か
ら第1位置に偏倚させるように速度信号装置と第
1弁との間の流体連通装置と、制御流体管路から
膨張室への流れを阻止する第1位置から、制御流
体管路を膨張室に連結してモーターの容積を減少
させる第2位置に向つて第2弁を移動させるよう
に制御管路中の圧力により偏倚される制御流体管
路中の第2弁とを有することを特徴とする車両用
容積形流体駆動変速装置を提供することにある。
ジンと、エンジンにより駆動されるポンプと、可
変容積モーターと、モーターをポンプに駆動連結
する流体通路装置と、モーターを地面係合装置と
選択的に駆動連結するための係合位置および無係
合位置を有する流体作動クラツチと、最大容積位
置から零容積位置までモーターの容積を変えるた
めの流体作動サーボ制御装置と、クラツチおよび
サーボ制御装置を選択的に作動する流体制御装置
とを備え、サーボ制御装置は流体圧力を受ける時
にモーターの容積を減少させるようにモーターに
作動連結される膨張室を有し、流体制御装置は流
体源と、ドレンと、流体源を流体クラツチおよび
サーボ制御装置に連結する制御流体管路と、制御
流体管路を通る流体の流れを許容する第1位置お
よび制御流体管路を流れる流体の流れを阻止する
第2位置を有し且つ制御流体管路中を流れる流れ
を変えるよう制御流体管路中に設けられた第1弁
と、モーターの速度に比例する信号を発生するた
めにモーターに作動連結された速度信号装置と、
モーター速度が上昇した時に第1弁を第2位置か
ら第1位置に偏倚させるように速度信号装置と第
1弁との間の流体連通装置と、制御流体管路から
膨張室への流れを阻止する第1位置から、制御流
体管路を膨張室に連結してモーターの容積を減少
させる第2位置に向つて第2弁を移動させるよう
に制御管路中の圧力により偏倚される制御流体管
路中の第2弁とを有することを特徴とする車両用
容積形流体駆動変速装置を提供することにある。
第1図を参照するに、同図には本発明の流体駆
動変速装置を用いた車両が略示されている。車両
はエンジンすなわち原動機10を有し、原動機1
0は歯車箱14を経てポンプ12を駆動する。ポ
ンプ12は車両の流体駆動のための流体源および
流体圧力源となるので、特別の形式とする必要は
ない。しかし、図示した好ましい形態によれば、
ポンプ12は流体式および流体機械式の駆動装置
に普通に用いられる形式の斜板形の可変容積形可
逆ポンプである。周知のように可変容積ポンプ
は、燃料の最小消費の様な所望の全体的な効果を
得るために特別な仕方で原動機10を作動させる
変速比を得るような具合に制御することができ
る。
動変速装置を用いた車両が略示されている。車両
はエンジンすなわち原動機10を有し、原動機1
0は歯車箱14を経てポンプ12を駆動する。ポ
ンプ12は車両の流体駆動のための流体源および
流体圧力源となるので、特別の形式とする必要は
ない。しかし、図示した好ましい形態によれば、
ポンプ12は流体式および流体機械式の駆動装置
に普通に用いられる形式の斜板形の可変容積形可
逆ポンプである。周知のように可変容積ポンプ
は、燃料の最小消費の様な所望の全体的な効果を
得るために特別な仕方で原動機10を作動させる
変速比を得るような具合に制御することができ
る。
また、車両は歯車箱20,20′を経て可変容
積モーター18,18′により駆動される車輪1
6,16′を有する主駆動装置を備えている。可
変容積モーター18,18′は容積形モーターで
あり、その容積は第2,3図を参照して後述する
斜板により制御される。モーター18,18′は
略された流体管路22,24,26,26′を介
しポンプ12により駆動される。
積モーター18,18′により駆動される車輪1
6,16′を有する主駆動装置を備えている。可
変容積モーター18,18′は容積形モーターで
あり、その容積は第2,3図を参照して後述する
斜板により制御される。モーター18,18′は
略された流体管路22,24,26,26′を介
しポンプ12により駆動される。
また、車両はそれぞれクラツチ32,32′お
よび歯車箱34,34′を介して可変容積モータ
ー30,30′により駆動される車輪28,2
8′にて示される選択的に係合される補助駆動装
置を備えている。モーター30,30′も略示し
た管路22,36,38,38′を経てポンプ1
2により駆動される。
よび歯車箱34,34′を介して可変容積モータ
ー30,30′により駆動される車輪28,2
8′にて示される選択的に係合される補助駆動装
置を備えている。モーター30,30′も略示し
た管路22,36,38,38′を経てポンプ1
2により駆動される。
流体変速装置は当業者周知の開回路または閉回
路系統とすることができる。閉回路系統において
は、上述の各管路は通常の如く一対の管路として
示される。
路系統とすることができる。閉回路系統において
は、上述の各管路は通常の如く一対の管路として
示される。
第2図には第1図の補助駆動装置の車輪28,
28′のうち1つの車輪28の駆動部のみが略示
されている。車輪28は複式の遊星歯車組として
示されるクラツチ32および歯車箱34を経て可
変容積モーター30により上述したように駆動さ
れる。第2図には可変容積モーター30およびク
ラツチ32の両者のための簡略化された流体制御
系統が示されている。モーター30には斜板40
が設けられており、斜板40の位置は補助可動ピ
ストン(図示しない)の行程、従つて標準的な可
変容積流体モーターであるモーター30の容積を
定める。
28′のうち1つの車輪28の駆動部のみが略示
されている。車輪28は複式の遊星歯車組として
示されるクラツチ32および歯車箱34を経て可
変容積モーター30により上述したように駆動さ
れる。第2図には可変容積モーター30およびク
ラツチ32の両者のための簡略化された流体制御
系統が示されている。モーター30には斜板40
が設けられており、斜板40の位置は補助可動ピ
ストン(図示しない)の行程、従つて標準的な可
変容積流体モーターであるモーター30の容積を
定める。
第2図の制御系統は、モーター30の斜板40
およびクラツチ32のための簡略化された流体制
御系統である。しかし、後述する仕方でクラツチ
32および斜板40の両方を作動させるものであ
れば、機械的制御系統または電気的制御系統のい
ずれをも用いてもよい。
およびクラツチ32のための簡略化された流体制
御系統である。しかし、後述する仕方でクラツチ
32および斜板40の両方を作動させるものであ
れば、機械的制御系統または電気的制御系統のい
ずれをも用いてもよい。
流体作動されるクラツチ32は、モーター30
により駆動される第1クラツチ部材42を備えて
いる。クラツチ32は第2クラツチ部材44も有
し、第2クラツチ部材44は歯車箱34に連結さ
れ、ばね46により第1クラツチ部材42から離
れるように付勢されている。この位置では、クラ
ツチ32は無係合すなわち切離されている。第2
クラツチ部材44がばね46に抗して作動される
と、被動側の第1クラツチ部材42との係合を生
じ、遊星歯車箱34、従つて車輪28が駆動され
る。このようにばね46に抗して第2クラツチ部
材44が動かされると、クラツチ32が係合位置
に動かされる。クラツチ32は流体室48を有
し、流体室48は流体圧力を受けると、第2クラ
ツチ部材44を第1クラツチ部材42の方に動か
してクラツチを係合させる。
により駆動される第1クラツチ部材42を備えて
いる。クラツチ32は第2クラツチ部材44も有
し、第2クラツチ部材44は歯車箱34に連結さ
れ、ばね46により第1クラツチ部材42から離
れるように付勢されている。この位置では、クラ
ツチ32は無係合すなわち切離されている。第2
クラツチ部材44がばね46に抗して作動される
と、被動側の第1クラツチ部材42との係合を生
じ、遊星歯車箱34、従つて車輪28が駆動され
る。このようにばね46に抗して第2クラツチ部
材44が動かされると、クラツチ32が係合位置
に動かされる。クラツチ32は流体室48を有
し、流体室48は流体圧力を受けると、第2クラ
ツチ部材44を第1クラツチ部材42の方に動か
してクラツチを係合させる。
第2図の流体制御系統において、モーター30
の斜板40は、リンク機構50によりサーボ制御
装置52に連結されている。サーボ制御装置52
は第1膨張室54と第2膨張室56とを備えてい
る。可変容積ユニツトのサーボ制御装置において
慣用されるように、膨張室54,56はピストン
シリンダー装置をなしている。第1膨張室54へ
の流体の流れは、リンク機構50を左方に動か
し、斜板40の時計方向の回動によりモーター3
0の容積を増大させる。第2膨張室56への流体
の流れは、リンク機構50の右方への動きと、こ
れによる斜板40の第2図における反時計方向の
回動とによりモーター30の容積を減少させる。
本発明の流体駆動変速装置の可変容積モーターに
おいて、斜板40は第2膨張室56により零容積
位置に動かすことができる。斜板40が零容積位
置にある時は、モーター30のピストンは行程を
もたないために第1図に示すポンプ12から管路
38を流れる流体により従つて駆動されない。第
2図のモーター30は閉ループ系統にあるものと
考え、可逆駆動可能であるために、第1図の単一
の管路38は上述したように第2図では一対の管
路38として示されている。
の斜板40は、リンク機構50によりサーボ制御
装置52に連結されている。サーボ制御装置52
は第1膨張室54と第2膨張室56とを備えてい
る。可変容積ユニツトのサーボ制御装置において
慣用されるように、膨張室54,56はピストン
シリンダー装置をなしている。第1膨張室54へ
の流体の流れは、リンク機構50を左方に動か
し、斜板40の時計方向の回動によりモーター3
0の容積を増大させる。第2膨張室56への流体
の流れは、リンク機構50の右方への動きと、こ
れによる斜板40の第2図における反時計方向の
回動とによりモーター30の容積を減少させる。
本発明の流体駆動変速装置の可変容積モーターに
おいて、斜板40は第2膨張室56により零容積
位置に動かすことができる。斜板40が零容積位
置にある時は、モーター30のピストンは行程を
もたないために第1図に示すポンプ12から管路
38を流れる流体により従つて駆動されない。第
2図のモーター30は閉ループ系統にあるものと
考え、可逆駆動可能であるために、第1図の単一
の管路38は上述したように第2図では一対の管
路38として示されている。
第2図の流体制御装置は、圧力源58とドレン
60を備えている。切換弁62は、第2図に示さ
れる右方位置にある時に、圧力源58から管路6
4,66を経て第1膨張室54への流体の流れを
生ずると同時に、管路64,68を経て流体室4
8に至る流体の流れを生ずる。この流体の流れに
より斜板40は第1膨張室54により最大容積位
置に押圧され、それと同時に第2クラツチ部材4
4はばね46に抗して係合位置に押圧される。切
換弁62がこの第1位置にある時に、サーボ制御
装置52の第2膨張室56は管路70によりドレ
ン60に連結される。
60を備えている。切換弁62は、第2図に示さ
れる右方位置にある時に、圧力源58から管路6
4,66を経て第1膨張室54への流体の流れを
生ずると同時に、管路64,68を経て流体室4
8に至る流体の流れを生ずる。この流体の流れに
より斜板40は第1膨張室54により最大容積位
置に押圧され、それと同時に第2クラツチ部材4
4はばね46に抗して係合位置に押圧される。切
換弁62がこの第1位置にある時に、サーボ制御
装置52の第2膨張室56は管路70によりドレ
ン60に連結される。
切換弁62が第2図に示される位置と反対の左
方位置に動かされるときに、流体の流れが逆にな
る。切換弁62のこの位置では、流体は圧力源5
8から管路70を経て第2膨張室56の方に流
れ、斜板40は反時計方向に零容積位置に動かさ
れ、モーター30は駆動されなくなる。それと同
時に、第1膨張室54は切換弁62を介してドレ
ン60と連通される。また、クラツチ32は管路
68と切換弁62を経てドレン60と流体連通さ
れる。
方位置に動かされるときに、流体の流れが逆にな
る。切換弁62のこの位置では、流体は圧力源5
8から管路70を経て第2膨張室56の方に流
れ、斜板40は反時計方向に零容積位置に動かさ
れ、モーター30は駆動されなくなる。それと同
時に、第1膨張室54は切換弁62を介してドレ
ン60と連通される。また、クラツチ32は管路
68と切換弁62を経てドレン60と流体連通さ
れる。
従つて、切換弁62が第1位置にある時には、
クラツチ32が係合されると共に、斜板40が最
大容積位置に動かされることが理解できる。切換
弁62が第2位置に動かされるときに、クラツチ
32は切離され、斜板40はその零容積位置に動
かされ、モーター30の駆動を阻止する。
クラツチ32が係合されると共に、斜板40が最
大容積位置に動かされることが理解できる。切換
弁62が第2位置に動かされるときに、クラツチ
32は切離され、斜板40はその零容積位置に動
かされ、モーター30の駆動を阻止する。
切換弁62は、斜板40の移動と共にクラツチ
32の同時作動を確保するように、第2図の流体
制御装置を作動させる。切換弁62は電動式、機
械式または流体式などの適当な既知の方法により
操作することができる。
32の同時作動を確保するように、第2図の流体
制御装置を作動させる。切換弁62は電動式、機
械式または流体式などの適当な既知の方法により
操作することができる。
第2図の制御装置は第1図に示されるように四
輪駆動の車両の補助駆動装置として用いるように
考えられているが、車両の主駆動装置としてこの
駆動装置を用いることができる。しかし、主駆動
装置の歯車箱20,20′が補助駆動装置の歯車
箱34,34′よりも小さい歯車比をもつ場合に
は、第1図の車両にこの様な駆動装置を用いるこ
とが特に有利である。この様な形態においては、
四輪全てを車両の低速駆動または動作範囲におい
て駆動し、主駆動車輪16,16′のみを高速範
囲において駆動する。四つの全部のモーター1
8,18′,30,30′が同一の形式のものであ
つても、車両が四輪駆動式であれば、補助のモー
ター30,30′は歯車比の差異により後部のモ
ーター18,18′よりも高速で駆動される。こ
れはモーター30,30′の高速駆動でトルク出
力が低減し、大歯車比の歯車箱34,34′によ
りトルク増加が大きくなるので、自己補償傾向が
生ずる。各々のモーターユニツトの最大速度が同
一である場合、小歯車比の歯車箱20,20′に
より主駆動モーター18,18′を使用して補助
駆動モーター30,30′よりも高速で車両を駆
動することができる。
輪駆動の車両の補助駆動装置として用いるように
考えられているが、車両の主駆動装置としてこの
駆動装置を用いることができる。しかし、主駆動
装置の歯車箱20,20′が補助駆動装置の歯車
箱34,34′よりも小さい歯車比をもつ場合に
は、第1図の車両にこの様な駆動装置を用いるこ
とが特に有利である。この様な形態においては、
四輪全てを車両の低速駆動または動作範囲におい
て駆動し、主駆動車輪16,16′のみを高速範
囲において駆動する。四つの全部のモーター1
8,18′,30,30′が同一の形式のものであ
つても、車両が四輪駆動式であれば、補助のモー
ター30,30′は歯車比の差異により後部のモ
ーター18,18′よりも高速で駆動される。こ
れはモーター30,30′の高速駆動でトルク出
力が低減し、大歯車比の歯車箱34,34′によ
りトルク増加が大きくなるので、自己補償傾向が
生ずる。各々のモーターユニツトの最大速度が同
一である場合、小歯車比の歯車箱20,20′に
より主駆動モーター18,18′を使用して補助
駆動モーター30,30′よりも高速で車両を駆
動することができる。
流体変速装置において周知のように、ポンプ1
2によりモーターを流体駆動することができた、
またモーターを車輪により駆動することもでき、
その場合はモーターはポンプとして作用する。車
両が高速範囲において主駆動装置により駆動され
る場合、車輪28,28′からの駆動による過大
速度状態よりモーター30,30′が損傷を受け
ることがある。そのため高速範囲ではクラツチ3
2,32′により車輪28,28′からモーター3
0,30′を切離す。クラツチ32,32′が切離
されると、モーター30,30′は無負荷となり、
デストロークされていなければポンプ12により
過大速度状態に駆動されることができる。本発明
によれば、クラツチ32が切離されると、車輪2
8によるモーター30の駆動は行われないが、そ
れと同時に斜板40は零容積位置になる。斜板4
0のこの位置では、モーター30,30′はデス
トロークされ、流体駆動されない。従つて、これ
らのモーターは零回転になる。そのためにモータ
ー30,30′の駆動において流体損失が減少し、
モーター30の駆動に通常用いられる流体の一部
を主駆動モーター18,18′に適用できるとい
う別の利点が得られる。
2によりモーターを流体駆動することができた、
またモーターを車輪により駆動することもでき、
その場合はモーターはポンプとして作用する。車
両が高速範囲において主駆動装置により駆動され
る場合、車輪28,28′からの駆動による過大
速度状態よりモーター30,30′が損傷を受け
ることがある。そのため高速範囲ではクラツチ3
2,32′により車輪28,28′からモーター3
0,30′を切離す。クラツチ32,32′が切離
されると、モーター30,30′は無負荷となり、
デストロークされていなければポンプ12により
過大速度状態に駆動されることができる。本発明
によれば、クラツチ32が切離されると、車輪2
8によるモーター30の駆動は行われないが、そ
れと同時に斜板40は零容積位置になる。斜板4
0のこの位置では、モーター30,30′はデス
トロークされ、流体駆動されない。従つて、これ
らのモーターは零回転になる。そのためにモータ
ー30,30′の駆動において流体損失が減少し、
モーター30の駆動に通常用いられる流体の一部
を主駆動モーター18,18′に適用できるとい
う別の利点が得られる。
また、一端が他端よりも重い車両の場合に、車
両の重い方の端側に補助駆動装置を位置させるこ
とも考えられる。重量が前方に片寄る傾向のある
ローダーの場合には、補助駆動装置は車両の前方
に配置される。これはコンバインの場合も同様で
ある。そのために普通の動作範囲すなわち低速駆
動において車両の重い方の端側に大歯車比の補助
駆動装置を利用するという別の利点が得られる。
両の重い方の端側に補助駆動装置を位置させるこ
とも考えられる。重量が前方に片寄る傾向のある
ローダーの場合には、補助駆動装置は車両の前方
に配置される。これはコンバインの場合も同様で
ある。そのために普通の動作範囲すなわち低速駆
動において車両の重い方の端側に大歯車比の補助
駆動装置を利用するという別の利点が得られる。
本発明の別の実施例が第3図に示されている。
第3図は四輪駆動の車両の制御装置の略系統図で
ある。車両はモーター(図示しない)により駆動
される可変容積ポンプ72を備えている。ポンプ
72の容積は斜板74により制御される。ポンプ
72は並列に接続された4基の同一の可変容積流
体モーター76,76′、78,78′を駆動する
ように使用される。モーター76,76′は主駆
動を与えるために図示しない車輪を駆動する。補
助駆動モーター78,78′はクラツチ装置80
を介して図示しない車輪を駆動する。ポンプ72
の一側は管路82,84,86を介してモーター
78,78′と流体連通されている。ポンプ72
の他側は、管路88,90,92を経てモーター
78,78′の他側と流体連通され、閉回路を形
成しているために、作動時にポンプ72とモータ
ー78,78′との間に両方向の流れを生ずる。
流体変速装置において慣用されるように、充填ポ
ンプ94は、流体管路82,88のうちどちらか
低圧にある方の管路に一対の逆止弁96,98の
どちらかを経て補充流体を供給するために流体源
に接続されている。充填ポンプ94の充てん圧力
は標準圧の圧力逃がし弁(全体を符号100によ
り示す)により制限される。
第3図は四輪駆動の車両の制御装置の略系統図で
ある。車両はモーター(図示しない)により駆動
される可変容積ポンプ72を備えている。ポンプ
72の容積は斜板74により制御される。ポンプ
72は並列に接続された4基の同一の可変容積流
体モーター76,76′、78,78′を駆動する
ように使用される。モーター76,76′は主駆
動を与えるために図示しない車輪を駆動する。補
助駆動モーター78,78′はクラツチ装置80
を介して図示しない車輪を駆動する。ポンプ72
の一側は管路82,84,86を介してモーター
78,78′と流体連通されている。ポンプ72
の他側は、管路88,90,92を経てモーター
78,78′の他側と流体連通され、閉回路を形
成しているために、作動時にポンプ72とモータ
ー78,78′との間に両方向の流れを生ずる。
流体変速装置において慣用されるように、充填ポ
ンプ94は、流体管路82,88のうちどちらか
低圧にある方の管路に一対の逆止弁96,98の
どちらかを経て補充流体を供給するために流体源
に接続されている。充填ポンプ94の充てん圧力
は標準圧の圧力逃がし弁(全体を符号100によ
り示す)により制限される。
主駆動装置のモーター76,76′は同一の制
御装置102,102′を有し、1つの制御装置
102だけが詳しく示されている。補助駆動装置
のモーター78,78′も同一の制御装置104,
104′を備えており、そのうち制御装置104
だけが詳しく示されている。第4図には第3図の
制御装置104が拡大して示されている。
御装置102,102′を有し、1つの制御装置
102だけが詳しく示されている。補助駆動装置
のモーター78,78′も同一の制御装置104,
104′を備えており、そのうち制御装置104
だけが詳しく示されている。第4図には第3図の
制御装置104が拡大して示されている。
第3,4図のモーター78は、第2図に示す可
変容積モーター30と同一の基本的な制御装置を
備えている。モーター78は斜板106を有し、
斜板106はリンク機構によりサーボ制御装置1
10に連結されている。サーボ制御装置は第1膨
張室112を有し、膨張室112が流体圧力を受
けた時に斜板106をリンク機構108により反
時計方向に最大容積位置に動かす。第2膨張室1
14は、流体圧力を受けた時に斜板106を反時
計方向に零容積位置に向つて動かすように設けら
れている。
変容積モーター30と同一の基本的な制御装置を
備えている。モーター78は斜板106を有し、
斜板106はリンク機構によりサーボ制御装置1
10に連結されている。サーボ制御装置は第1膨
張室112を有し、膨張室112が流体圧力を受
けた時に斜板106をリンク機構108により反
時計方向に最大容積位置に動かす。第2膨張室1
14は、流体圧力を受けた時に斜板106を反時
計方向に零容積位置に向つて動かすように設けら
れている。
主駆動流体の可変容積モーター76も、斜板1
20と、2つの膨張室を有するサーボ制御装置1
22とを備えている。従つて、モーター76の容
積制御装置はモーター78の容積制御装置と同様
に作動される。
20と、2つの膨張室を有するサーボ制御装置1
22とを備えている。従つて、モーター76の容
積制御装置はモーター78の容積制御装置と同様
に作動される。
第3図のサーボ制御装置110,122と第2
図のサーボ制御装置52との主な差異は、サーボ
制御装置110,112には、サーボ装置に対す
る流体付勢がない場合に斜板106,120を最
大容積位置に向つて押圧するように膨張室112
内にばね118(第4図に示す)の様なばねが設
けられていることにある。
図のサーボ制御装置52との主な差異は、サーボ
制御装置110,112には、サーボ装置に対す
る流体付勢がない場合に斜板106,120を最
大容積位置に向つて押圧するように膨張室112
内にばね118(第4図に示す)の様なばねが設
けられていることにある。
ばね付勢の点を除いては、サーボ制御装置11
0,122は、上述した第2図に示されるモータ
ーのサーボ制御装置52と同様に作動する。第3
図の流体クラツチ80は第2図のクラツチ32と
同じで、管路116を経て流体圧力を受けた場合
にクラツチ32と同様に作動する。
0,122は、上述した第2図に示されるモータ
ーのサーボ制御装置52と同様に作動する。第3
図の流体クラツチ80は第2図のクラツチ32と
同じで、管路116を経て流体圧力を受けた場合
にクラツチ32と同様に作動する。
第4図には可変容積モーター78の流体制御装
置104の詳細が示されている。ポンプ72(第
3図)からの管路86内の流体圧力は減圧弁12
4により調整制御される。減圧弁124はばね1
26とパイロツト128内の圧力とにより左方に
押圧され、パイロツト130内の圧力により右方
に押圧されている。減圧弁124は第4図に示さ
れる左方位置にあるときには管路86から管路1
32への流れを許容するが、右方位置にある時に
は、管路132をドレン134に接続する。パイ
ロツト130は絞り部136を有する管路137
を介して管路132に接続されており、従つて減
圧弁124に働いて右方に動かそうとする力は、
管路132内の圧力に比例する。これにより減圧
弁124を通る流量が調整されるので、管路13
2は、管路86内の高圧力を受けない。
置104の詳細が示されている。ポンプ72(第
3図)からの管路86内の流体圧力は減圧弁12
4により調整制御される。減圧弁124はばね1
26とパイロツト128内の圧力とにより左方に
押圧され、パイロツト130内の圧力により右方
に押圧されている。減圧弁124は第4図に示さ
れる左方位置にあるときには管路86から管路1
32への流れを許容するが、右方位置にある時に
は、管路132をドレン134に接続する。パイ
ロツト130は絞り部136を有する管路137
を介して管路132に接続されており、従つて減
圧弁124に働いて右方に動かそうとする力は、
管路132内の圧力に比例する。これにより減圧
弁124を通る流量が調整されるので、管路13
2は、管路86内の高圧力を受けない。
容積制御弁138は管路132に設けられてい
て管路132を通つてサーボ制御装置110に至
る流量を調整制御する。制御弁138は管路14
4により管路132に連結されたパイロツト14
2内の圧力と予め設定された調節可能なばね14
0とによつて左方に押圧されている。制御弁13
8はサーボ制御装置110のリンク機構108と
制御弁138との間に位置されたばね146によ
り右方に押圧されている。従つて、制御弁138
は斜板106の位置に応答する。予め負荷された
ばね148が設けられており、このばね148は
零容積位置の方に反時計方向に斜板106が或る
範囲の作動した後にリンク機構108と係合され
るだけである。ばね148はリンク機構108の
動きに或る休止を、従つて斜斜板106の減少す
る容積作動における休止を与える。
て管路132を通つてサーボ制御装置110に至
る流量を調整制御する。制御弁138は管路14
4により管路132に連結されたパイロツト14
2内の圧力と予め設定された調節可能なばね14
0とによつて左方に押圧されている。制御弁13
8はサーボ制御装置110のリンク機構108と
制御弁138との間に位置されたばね146によ
り右方に押圧されている。従つて、制御弁138
は斜板106の位置に応答する。予め負荷された
ばね148が設けられており、このばね148は
零容積位置の方に反時計方向に斜板106が或る
範囲の作動した後にリンク機構108と係合され
るだけである。ばね148はリンク機構108の
動きに或る休止を、従つて斜斜板106の減少す
る容積作動における休止を与える。
従つて、容積制御弁138は、ばね148,1
46の力とパイロツト142における管路132
内の圧力とのつりあい力により調整される。制御
弁138が右方位置(第4図に示される位置と反
対の位置)にある時は、制御弁138と管路15
4を経てサーボ制御装置110の第1膨張室11
2に管路132からの流れが供給され、モーター
78の容積を増大するようになす。この流体付勢
ばね118の初期の偏倚に付加される。これと同
時に、サーボ制御装置110の第2膨張室114
は制御弁138と管路150を経てドレン152
に連結される。
46の力とパイロツト142における管路132
内の圧力とのつりあい力により調整される。制御
弁138が右方位置(第4図に示される位置と反
対の位置)にある時は、制御弁138と管路15
4を経てサーボ制御装置110の第1膨張室11
2に管路132からの流れが供給され、モーター
78の容積を増大するようになす。この流体付勢
ばね118の初期の偏倚に付加される。これと同
時に、サーボ制御装置110の第2膨張室114
は制御弁138と管路150を経てドレン152
に連結される。
管路132内の圧力、従つてパイロツト142
における圧力が増大すると、制御弁138は第4
図に示されるように左方に押圧されるので、管路
132から制御弁138を通る流れを逆にするに
なす。従つて、管路132内の圧力は第2膨張室
114に向けられ、ばね118の付勢を抗してリ
ンク機構108を右方に押圧する。斜板106は
最小または零容積位置の方に反時計方向に回動さ
れる。同時に第1膨張室112は管路154と弁
138を経てドレン152に連結される。リンク
機構108のこの右方への動きによりばね146
が更に圧縮され、パイロツト142内の圧力が消
去され、制御弁138が調整される。
における圧力が増大すると、制御弁138は第4
図に示されるように左方に押圧されるので、管路
132から制御弁138を通る流れを逆にするに
なす。従つて、管路132内の圧力は第2膨張室
114に向けられ、ばね118の付勢を抗してリ
ンク機構108を右方に押圧する。斜板106は
最小または零容積位置の方に反時計方向に回動さ
れる。同時に第1膨張室112は管路154と弁
138を経てドレン152に連結される。リンク
機構108のこの右方への動きによりばね146
が更に圧縮され、パイロツト142内の圧力が消
去され、制御弁138が調整される。
モーター78に連結され且つこのモーター78
により駆動されるポンプ156によつて制御装置
104への別の入力部が形成される。ポンプ15
6はポンプが駆動される速度に比例する出力を有
する。従つて、ポンプ156は、モーター178
が通常のように可変容積ポンプ72により駆動さ
れるか或はクラツチ80により選択的に連結され
る車輪により駆動されることには無関係に、モー
ター速度を表わす可変速度信号を付与する。速度
信号ポンプをなすポンプ156は、逆止弁160
を有する第1の管路158により、またポンプ1
56の他側の逆止弁164を有する第2の管路1
62により、ドレンに連結されている。従つて、
ポンプ156は、モーター78の回転方向の反転
にもとづく回転方向とは無関係に流体源をもつこ
とになる。管路158は逆止弁160と逆方向に
働く逆止弁170により速度信号用管路168に
接続される。管路162も逆止弁164と反対方
向に働く逆止弁174を有する管路172により
管路168に接続される。従つて、管路168に
は、モーター78の回転方向と無関係にモーター
78の回転速度に比例する正の圧力が常に作用さ
れる。
により駆動されるポンプ156によつて制御装置
104への別の入力部が形成される。ポンプ15
6はポンプが駆動される速度に比例する出力を有
する。従つて、ポンプ156は、モーター178
が通常のように可変容積ポンプ72により駆動さ
れるか或はクラツチ80により選択的に連結され
る車輪により駆動されることには無関係に、モー
ター速度を表わす可変速度信号を付与する。速度
信号ポンプをなすポンプ156は、逆止弁160
を有する第1の管路158により、またポンプ1
56の他側の逆止弁164を有する第2の管路1
62により、ドレンに連結されている。従つて、
ポンプ156は、モーター78の回転方向の反転
にもとづく回転方向とは無関係に流体源をもつこ
とになる。管路158は逆止弁160と逆方向に
働く逆止弁170により速度信号用管路168に
接続される。管路162も逆止弁164と反対方
向に働く逆止弁174を有する管路172により
管路168に接続される。従つて、管路168に
は、モーター78の回転方向と無関係にモーター
78の回転速度に比例する正の圧力が常に作用さ
れる。
管路168内の速度信号は上述したパイロツト
128を介して減圧弁124に加えられる。従つ
て、モーター78の速度が増大すると、ポンプ1
56および管路168により作用される高圧力に
よつて減圧弁124が左方に向つて動かされるよ
うになり、左方のパイロツト130の圧力に抗し
て減圧弁124が調整され、管路132中の圧力
が増大される。上述したように、管路132内の
増大した圧力はパイロツト142により制御弁1
38を左方に向つて動かすようなし、従つて第2
膨張室114への流量を増大してモーター78を
デストロークするようになる。従つて、モーター
78の速度の増大によりデストローク位置への付
勢が増大される。
128を介して減圧弁124に加えられる。従つ
て、モーター78の速度が増大すると、ポンプ1
56および管路168により作用される高圧力に
よつて減圧弁124が左方に向つて動かされるよ
うになり、左方のパイロツト130の圧力に抗し
て減圧弁124が調整され、管路132中の圧力
が増大される。上述したように、管路132内の
増大した圧力はパイロツト142により制御弁1
38を左方に向つて動かすようなし、従つて第2
膨張室114への流量を増大してモーター78を
デストロークするようになる。従つて、モーター
78の速度の増大によりデストローク位置への付
勢が増大される。
管路168中の速度信号は信号変更弁176に
より更に変更される。弁176は管路168から
管路178を経てドレンに至る流れを調整する。
弁176は調節ばね180により左方に偏倚され
ると共に、管路184により管路168に連結さ
れたパイロツト182内の圧力によつて右方に偏
倚されている。信号変更弁176は図示した左方
位置にある時に、管路178を通る流量を制限す
る。信号変更弁176がパイロツト182内の圧
力により右方位置に付勢されている時に、管路1
68を通つてドレンに一層大きな流量が流れるよ
うできる。従つて、信号変更弁176はモーター
78の速度に比例する管路168内の圧力によつ
て変調される。
より更に変更される。弁176は管路168から
管路178を経てドレンに至る流れを調整する。
弁176は調節ばね180により左方に偏倚され
ると共に、管路184により管路168に連結さ
れたパイロツト182内の圧力によつて右方に偏
倚されている。信号変更弁176は図示した左方
位置にある時に、管路178を通る流量を制限す
る。信号変更弁176がパイロツト182内の圧
力により右方位置に付勢されている時に、管路1
68を通つてドレンに一層大きな流量が流れるよ
うできる。従つて、信号変更弁176はモーター
78の速度に比例する管路168内の圧力によつ
て変調される。
補助駆動装置の可変容積モーター168の制御
装置104について上述した制御部材は同じ様な
具合に且つ同一の機能をもつて主駆動装置の可変
容積モーター76にも設けられている。すなわ
ち、制御装置102には第3図に示される様に減
圧弁124′と容積制御弁138′と速度信号ポン
プ156′と信号変更弁176′とが設けられてい
る。
装置104について上述した制御部材は同じ様な
具合に且つ同一の機能をもつて主駆動装置の可変
容積モーター76にも設けられている。すなわ
ち、制御装置102には第3図に示される様に減
圧弁124′と容積制御弁138′と速度信号ポン
プ156′と信号変更弁176′とが設けられてい
る。
補助駆動装置のモーター78の制御装置にはソ
レノイド作動される移動弁186が設けられてい
る。移動弁186はばね188により右方の閉鎖
位置に偏倚され、車両運転者の指令があるとソレ
ノイド190により左方の流通位置へと選択的に
動かされる。弁186がばね188により右方に
偏倚されるとき、減圧弁124を右方に偏倚する
傾向をもつた圧力が管路137内に、従つてパイ
ロツト130内に保たれる。これにより弁124
を通る流量が減少し、従つて管路132と容積制
御弁138のパイロツト142内の圧力が減少す
る。パイロツト142の圧力が減少すると、ばね
146が容積制御弁138を右方に向つて偏倚さ
せる傾向を生じ、従つて制御弁138を通り第1
膨張室112に至る流量が増大し、モーター78
の容積が増える。車両を高速で走行させることが
所望される場合には、運転者がソレノイド190
を作動させて移動弁186を左方に動かし、絞り
部136の後方の管路137内の流れが絞り部1
92を経て排出される。これによりパイロツツト
130の圧力が減少し、減圧弁124はばね12
6とパイロツト128の作用により左方に向つて
動かされるようになる。これにより管路132と
パイロツト142内の圧力が上昇し、容積制御弁
138は左方に動かされるようになる。このため
に管路132から制御弁138を経てサーボ制御
装置110の第2膨張室114に至る流れを生
じ、斜板106は零容積位置へと反時計方向に回
動される。これによりモーター78のそれ以上の
流体駆動が阻止される。
レノイド作動される移動弁186が設けられてい
る。移動弁186はばね188により右方の閉鎖
位置に偏倚され、車両運転者の指令があるとソレ
ノイド190により左方の流通位置へと選択的に
動かされる。弁186がばね188により右方に
偏倚されるとき、減圧弁124を右方に偏倚する
傾向をもつた圧力が管路137内に、従つてパイ
ロツト130内に保たれる。これにより弁124
を通る流量が減少し、従つて管路132と容積制
御弁138のパイロツト142内の圧力が減少す
る。パイロツト142の圧力が減少すると、ばね
146が容積制御弁138を右方に向つて偏倚さ
せる傾向を生じ、従つて制御弁138を通り第1
膨張室112に至る流量が増大し、モーター78
の容積が増える。車両を高速で走行させることが
所望される場合には、運転者がソレノイド190
を作動させて移動弁186を左方に動かし、絞り
部136の後方の管路137内の流れが絞り部1
92を経て排出される。これによりパイロツツト
130の圧力が減少し、減圧弁124はばね12
6とパイロツト128の作用により左方に向つて
動かされるようになる。これにより管路132と
パイロツト142内の圧力が上昇し、容積制御弁
138は左方に動かされるようになる。このため
に管路132から制御弁138を経てサーボ制御
装置110の第2膨張室114に至る流れを生
じ、斜板106は零容積位置へと反時計方向に回
動される。これによりモーター78のそれ以上の
流体駆動が阻止される。
主駆動装置のモーター76の制御装置102は
ソレノイドにより作動される移動弁194が設け
られており、この移動弁194は上述した移動弁
186と類似しているが、逆の具合で作動され
る。すなわち、移動弁194は、減圧弁124′
の左方への付勢を減少させて制御弁138′とそ
の右方パイロツトへの一層大きな流れを許すよう
に、開放流れ位置の方に通常ばねで押されてい
る。そのためにサーボ制御装置122への流れが
許され、斜板120は減少容積位置の方に向つて
付勢される。高速走行が所望される時は、上述し
たソレノイド190と共に弁194のソレノイド
が作動され、弁194が閉鎖位置に偏倚され、減
圧弁124′の右方への付勢が増大され、従つて
制御弁138′とそのパイロツトへの流量を減少
されて主駆動装置のモーター76の容積を増大す
るようになる。
ソレノイドにより作動される移動弁194が設け
られており、この移動弁194は上述した移動弁
186と類似しているが、逆の具合で作動され
る。すなわち、移動弁194は、減圧弁124′
の左方への付勢を減少させて制御弁138′とそ
の右方パイロツトへの一層大きな流れを許すよう
に、開放流れ位置の方に通常ばねで押されてい
る。そのためにサーボ制御装置122への流れが
許され、斜板120は減少容積位置の方に向つて
付勢される。高速走行が所望される時は、上述し
たソレノイド190と共に弁194のソレノイド
が作動され、弁194が閉鎖位置に偏倚され、減
圧弁124′の右方への付勢が増大され、従つて
制御弁138′とそのパイロツトへの流量を減少
されて主駆動装置のモーター76の容積を増大す
るようになる。
補助駆動装置の移動弁186と主駆動装置の移
動弁194の作動を反転させる目的は第5図の線
図の考察から明らかになる。この線図は、第3図
に示されると同様な制御装置を利用した自動車両
における車速とポンプ74およびモーター76,
78の流体ユニツトの容積とを比較したものであ
る。車両が低速または動作範囲にある時は、弁1
86,194に対するソレノイドは作動せれず、
従つて補助駆動装置のモーター78は増大容積位
置に向つて偏倚される傾向を示し、モーター76
は上述したように減少容積位置の方に向つて偏倚
される傾向を示す。線196は低速動作範囲に対
するポンプ74の相対容積を示し、また線19
8,200は各モーター76,78に対するモー
ター容積の相対容積を表わしている。
動弁194の作動を反転させる目的は第5図の線
図の考察から明らかになる。この線図は、第3図
に示されると同様な制御装置を利用した自動車両
における車速とポンプ74およびモーター76,
78の流体ユニツトの容積とを比較したものであ
る。車両が低速または動作範囲にある時は、弁1
86,194に対するソレノイドは作動せれず、
従つて補助駆動装置のモーター78は増大容積位
置に向つて偏倚される傾向を示し、モーター76
は上述したように減少容積位置の方に向つて偏倚
される傾向を示す。線196は低速動作範囲に対
するポンプ74の相対容積を示し、また線19
8,200は各モーター76,78に対するモー
ター容積の相対容積を表わしている。
低速駆動の開始時に、車両が零速度にある時、
ポンプ74は零雄積にあり、2つのモーター7
6,78は短い水平な直線部分202により示さ
れる最大容積すなわち100%容積にある。車速を
増大して車両を駆動するには、曲線196により
示されるようにポンプ72の容積が増大される。
走行の最初の部分のあいだは、モーター76,7
8はサーボ制御装置のリンク機構におけるばね1
18の付勢により100%容積になつている。ポン
プ容積が増大すると、減圧弁124、従つて管路
132を通る流量の増大により制御弁138に対
するパイロツト142への右方への付勢力が増大
し、ばね118のばね力に打勝つまでサーボ制御
装置110の左方への付勢力を増大して、斜板1
06を反時計方向に回動させる。同様の効果がモ
ーター76の制御装置102についても生ずる。
すなわち、第5図に示されるように、モーター7
6,78の容積の表わす曲線198,200は、
速度が増大するにつれて下降する。主駆動装置の
歯車比は補助駆動装置の歯車比より低いので、同
一の車輪速度についてモーター78の速度はモー
ター76の速度よりも高速でなければならない。
従つて、弁176,180のばねのばね率は弁1
76′,180′のばねのものと異なつている、ま
た、信号変更弁176の可変オリフイスは、歯車
比の差異を勘案するために信号変更弁176′の
オリフイスと異なる大きさにしてある。
ポンプ74は零雄積にあり、2つのモーター7
6,78は短い水平な直線部分202により示さ
れる最大容積すなわち100%容積にある。車速を
増大して車両を駆動するには、曲線196により
示されるようにポンプ72の容積が増大される。
走行の最初の部分のあいだは、モーター76,7
8はサーボ制御装置のリンク機構におけるばね1
18の付勢により100%容積になつている。ポン
プ容積が増大すると、減圧弁124、従つて管路
132を通る流量の増大により制御弁138に対
するパイロツト142への右方への付勢力が増大
し、ばね118のばね力に打勝つまでサーボ制御
装置110の左方への付勢力を増大して、斜板1
06を反時計方向に回動させる。同様の効果がモ
ーター76の制御装置102についても生ずる。
すなわち、第5図に示されるように、モーター7
6,78の容積の表わす曲線198,200は、
速度が増大するにつれて下降する。主駆動装置の
歯車比は補助駆動装置の歯車比より低いので、同
一の車輪速度についてモーター78の速度はモー
ター76の速度よりも高速でなければならない。
従つて、弁176,180のばねのばね率は弁1
76′,180′のばねのものと異なつている、ま
た、信号変更弁176の可変オリフイスは、歯車
比の差異を勘案するために信号変更弁176′の
オリフイスと異なる大きさにしてある。
モーター76,78の容積は通常の最大速度条
件に到達するまで減少し続ける。制御弁138,
138′は、ばね146を経て斜板106のリン
ク機構108により使用される圧力のために右方
に偏倚されている。第5図の垂直な点線204に
より示される様に、普通の最大速度すなわち普通
の最小斜板位置になると、斜板106のリンク機
構1008が予負荷されたばね148に当接して
リンク機構108のそれ以上の右方への移動を阻
止する。モーター78のためのばね148の予負
荷はモーター76の予負荷より小さいので、モー
ター78における低い普通の最小容積位置が許さ
れる。予負荷されたばね148のばね力が克服さ
れるまでは、普通の最大速度に到達した後に曲線
198,200の直線部分により示されるよう
に、モーター76,78の容積のそれ以上の減少
が防止される。
件に到達するまで減少し続ける。制御弁138,
138′は、ばね146を経て斜板106のリン
ク機構108により使用される圧力のために右方
に偏倚されている。第5図の垂直な点線204に
より示される様に、普通の最大速度すなわち普通
の最小斜板位置になると、斜板106のリンク機
構1008が予負荷されたばね148に当接して
リンク機構108のそれ以上の右方への移動を阻
止する。モーター78のためのばね148の予負
荷はモーター76の予負荷より小さいので、モー
ター78における低い普通の最小容積位置が許さ
れる。予負荷されたばね148のばね力が克服さ
れるまでは、普通の最大速度に到達した後に曲線
198,200の直線部分により示されるよう
に、モーター76,78の容積のそれ以上の減少
が防止される。
可変容積モーターの技術分野において周知のよ
うに、モーターの容積が減少して流体装置のピス
トンの行程が減少すると、与えられた流量につい
て車両速度が増大される。モーターの容積が減少
されると、モーター速度が与えられた流量につい
て増大され、モーターの容積がいつたん減少し始
めると、ポンプ72の容積は与えられた速度上昇
について比較的おそい速度で増大する。このこと
は第5図の曲線196の中間部分により示されて
いる。
うに、モーターの容積が減少して流体装置のピス
トンの行程が減少すると、与えられた流量につい
て車両速度が増大される。モーターの容積が減少
されると、モーター速度が与えられた流量につい
て増大され、モーターの容積がいつたん減少し始
めると、ポンプ72の容積は与えられた速度上昇
について比較的おそい速度で増大する。このこと
は第5図の曲線196の中間部分により示されて
いる。
運転者がソレノイド移動弁186,194を操
作することにより流体変速装置が高速状態にされ
ると、第5図の曲線206,208により示され
る流体装置容積が附与される。いま、移動弁18
6は左方位置(第4図に示される)の方に偏倚さ
れ、移動弁186を通つてドレンに至る流れが許
される。このために減圧弁124のパイロツト1
30への圧力が減少し、これにより左方に向つて
更に偏倚されるので、管路132、従つて制御弁
138のパイロツト142への一層流量が許容さ
れて制御弁138が更に左方に動かされる。この
ように、第2膨張室114の方に制御弁138を
通る流れが増大するために、斜板106は零容積
位置へと反時計方向に回動され、同時に第1膨張
室112は管路154と制御弁138を経てドレ
ンに連結される。従つて、高速範囲ではモーター
78の容積は零になるが、これは第5図には示さ
れていない。
作することにより流体変速装置が高速状態にされ
ると、第5図の曲線206,208により示され
る流体装置容積が附与される。いま、移動弁18
6は左方位置(第4図に示される)の方に偏倚さ
れ、移動弁186を通つてドレンに至る流れが許
される。このために減圧弁124のパイロツト1
30への圧力が減少し、これにより左方に向つて
更に偏倚されるので、管路132、従つて制御弁
138のパイロツト142への一層流量が許容さ
れて制御弁138が更に左方に動かされる。この
ように、第2膨張室114の方に制御弁138を
通る流れが増大するために、斜板106は零容積
位置へと反時計方向に回動され、同時に第1膨張
室112は管路154と制御弁138を経てドレ
ンに連結される。従つて、高速範囲ではモーター
78の容積は零になるが、これは第5図には示さ
れていない。
高速範囲では弁194は閉鎖位置にあるため
に、圧力が上昇して減圧弁124′は右方に編倚
される。このために制御弁138′への流量と、
その右方パイロツト142への圧力が減少する。
従つて、制御弁138′は右方に動いてサーボ制
御装置122の右側室への流量を増大させる。左
側室はドレンに連結されるために、サーボ制御装
置122は斜板120を時計方向に回動させ、モ
ーター176の容積を増大させる。高速範囲で
は、モーター76の制御両量の変化は、サーボ制
御装置122のばね力に抵抗するのではなく、ば
ね力を助ける傾向を示す。従つて、モーター76
の容積は、第5図の曲線208の直線部分210
により示されるように比較的長い時間のあいだ
100%位置すなわち最大位置になつている。速度
の上昇に伴つて、曲線206により示されるポン
プ156′の出力は減圧弁124の右方に対する
付勢を再び生ずるために制御弁138′への流量
を増大する。この流量増大によりサーボ制御装置
122は右方に偏倚され、第5図の曲線208の
曲線部分により示されるようにモーター76の容
積を再び減少させる。車両の速度が更に上昇する
につれて、モーター76は再びその通常の最大容
積位置に達し、ポンプ72は100%最大容積に達
し、この点でそれ以上の容積変化が起こらなくな
る。車両は原動機速度の上昇によつて増速し続
け、ポンプ72を一層高い回転数において駆動す
る。
に、圧力が上昇して減圧弁124′は右方に編倚
される。このために制御弁138′への流量と、
その右方パイロツト142への圧力が減少する。
従つて、制御弁138′は右方に動いてサーボ制
御装置122の右側室への流量を増大させる。左
側室はドレンに連結されるために、サーボ制御装
置122は斜板120を時計方向に回動させ、モ
ーター176の容積を増大させる。高速範囲で
は、モーター76の制御両量の変化は、サーボ制
御装置122のばね力に抵抗するのではなく、ば
ね力を助ける傾向を示す。従つて、モーター76
の容積は、第5図の曲線208の直線部分210
により示されるように比較的長い時間のあいだ
100%位置すなわち最大位置になつている。速度
の上昇に伴つて、曲線206により示されるポン
プ156′の出力は減圧弁124の右方に対する
付勢を再び生ずるために制御弁138′への流量
を増大する。この流量増大によりサーボ制御装置
122は右方に偏倚され、第5図の曲線208の
曲線部分により示されるようにモーター76の容
積を再び減少させる。車両の速度が更に上昇する
につれて、モーター76は再びその通常の最大容
積位置に達し、ポンプ72は100%最大容積に達
し、この点でそれ以上の容積変化が起こらなくな
る。車両は原動機速度の上昇によつて増速し続
け、ポンプ72を一層高い回転数において駆動す
る。
第7図はモーター速度対モーター流量関係を示
す線図である。零モーター速度では、モーターへ
の流量はなく、モーターは第5図の直線部分20
2により示した最大容積位置にある。ポンプ72
の容積が増大すると、モーターへの流量が増し、
モーター速度は直線部分212により示されるよ
うに正比例関係において上昇する。ばね118の
押圧力に打勝つに足る流量が得られると、モータ
ー容積は第5図について説明したように減少す
る。モーターの容積、従つて行程が減少すると、
第7図の曲線部分214により示されるように流
量の上昇によつてモーター速度は更に早い割合で
上昇する。モーターが通常最大速度または通常最
小容積位置に達してモーター78のばね148に
より保持されるまで、この状態が持続する。破線
216により示される通常の最大モーター速度を
越えた点で、モーター流量はばね148によりひ
き起こされた遅れのために直線部分217により
示されるように直線状に上昇し、次に曲線部分2
18により示されるように下降し、モーター容積
が零になると共にモーター流量は零に下降する。
この点では、モーター速度が零になる零容積にお
いてモーター行程がなくなるために、モーターは
もはや流体によつては駆動されない。零容積は高
速動作範囲の間は補助駆動装置のモーター78の
駆動を阻止する。これは上述したようにソレノイ
ド移動弁186の選択作動により生じられる。移
動弁186が作動される時に、モーター速度は直
線部分219により示されるように零速度に減少
される。
す線図である。零モーター速度では、モーターへ
の流量はなく、モーターは第5図の直線部分20
2により示した最大容積位置にある。ポンプ72
の容積が増大すると、モーターへの流量が増し、
モーター速度は直線部分212により示されるよ
うに正比例関係において上昇する。ばね118の
押圧力に打勝つに足る流量が得られると、モータ
ー容積は第5図について説明したように減少す
る。モーターの容積、従つて行程が減少すると、
第7図の曲線部分214により示されるように流
量の上昇によつてモーター速度は更に早い割合で
上昇する。モーターが通常最大速度または通常最
小容積位置に達してモーター78のばね148に
より保持されるまで、この状態が持続する。破線
216により示される通常の最大モーター速度を
越えた点で、モーター流量はばね148によりひ
き起こされた遅れのために直線部分217により
示されるように直線状に上昇し、次に曲線部分2
18により示されるように下降し、モーター容積
が零になると共にモーター流量は零に下降する。
この点では、モーター速度が零になる零容積にお
いてモーター行程がなくなるために、モーターは
もはや流体によつては駆動されない。零容積は高
速動作範囲の間は補助駆動装置のモーター78の
駆動を阻止する。これは上述したようにソレノイ
ド移動弁186の選択作動により生じられる。移
動弁186が作動される時に、モーター速度は直
線部分219により示されるように零速度に減少
される。
上述したモーターの零容積位置とは、モーター
への流体の流れがモーターの零トルク出力を生ず
る容積位置を意味する。モーターの斜板または容
積が実際上零または零に近い時にこの状態にな
る。実用上これは容積がモーターの全容積または
最大容積の最初の10%以内または0〜約2度の範
囲にある場合である。この点では出力トルクは実
質的に零で、モーターの流体による駆動は阻止さ
れる。クラツチが無係合になつていると第7図の
直線部分219により示されるようにモーター速
度は零になり、モーターは車輪により駆動されな
い。
への流体の流れがモーターの零トルク出力を生ず
る容積位置を意味する。モーターの斜板または容
積が実際上零または零に近い時にこの状態にな
る。実用上これは容積がモーターの全容積または
最大容積の最初の10%以内または0〜約2度の範
囲にある場合である。この点では出力トルクは実
質的に零で、モーターの流体による駆動は阻止さ
れる。クラツチが無係合になつていると第7図の
直線部分219により示されるようにモーター速
度は零になり、モーターは車輪により駆動されな
い。
モーター78がポンプ72により駆動されなく
ても、モーター78は通常は地面係合車輪と連結
されていることにより回転し続ける。モーター7
8はモーター76よりも歯車比が高いので、これ
らのモーター76,78がそれぞれの車輪に連結
され、これら車輪が同じ回転数で回転されればモ
ーター78は主駆動装置のモーター76よりも高
い回転数で回転される。第3図の変速装置が高速
動作範囲にあると、モーター76,76′は第5
図の曲線208により示される速度で車両を駆動
する。この高速動作範囲では、車輪による駆動の
ためにモーター78が最大速度で作動されること
を防止されるように、モーター78を車輪とのク
ラツチ連結され解放する必要がある。
ても、モーター78は通常は地面係合車輪と連結
されていることにより回転し続ける。モーター7
8はモーター76よりも歯車比が高いので、これ
らのモーター76,78がそれぞれの車輪に連結
され、これら車輪が同じ回転数で回転されればモ
ーター78は主駆動装置のモーター76よりも高
い回転数で回転される。第3図の変速装置が高速
動作範囲にあると、モーター76,76′は第5
図の曲線208により示される速度で車両を駆動
する。この高速動作範囲では、車輪による駆動の
ためにモーター78が最大速度で作動されること
を防止されるように、モーター78を車輪とのク
ラツチ連結され解放する必要がある。
制御装置104はこの目的のためにクラツチ弁
220を備えている。クラツチ弁220は管路2
22によりドレンに、また管路224により管路
132に、更に管路226により、移動弁186
の下流側、絞り部192の上両側において管路1
37にそれぞれ連結されている。クラツチ弁22
0の他側はクラツチ80に流体圧力を作用して係
合させるために管路116によりクラツチ80に
連結されている。クラツチ弁220はそのほか
に、ばね230により左方に偏倚され、パイロツ
ト232,236においての圧力信号により右方
に偏倚されている。パイロツト232は管路23
4により管路168に連結され、他方のパイロツ
ト236は管路238によりクラツチ側において
クラツチ弁220に連結されている。
220を備えている。クラツチ弁220は管路2
22によりドレンに、また管路224により管路
132に、更に管路226により、移動弁186
の下流側、絞り部192の上両側において管路1
37にそれぞれ連結されている。クラツチ弁22
0の他側はクラツチ80に流体圧力を作用して係
合させるために管路116によりクラツチ80に
連結されている。クラツチ弁220はそのほか
に、ばね230により左方に偏倚され、パイロツ
ト232,236においての圧力信号により右方
に偏倚されている。パイロツト232は管路23
4により管路168に連結され、他方のパイロツ
ト236は管路238によりクラツチ側において
クラツチ弁220に連結されている。
上述したクラツチ弁220は、補助駆動装置の
モーター78が車両の低速動作状態において駆動
されている時に、クラツチ80に流体圧を供給し
て係合させるために用いられる。クラツチ弁22
0は更に車両の高速作動の間はモーター78が零
容積位置にある時にクラツチ80をドレンに連結
してクラツチ80を無係合にする。クラツチ弁2
2がばね230により左方位置に偏倚される時、
管路132から管路124、クラツチ弁220お
よび管路116を経てクラツチ80にクラツチ連
結のための流体の流れがある。パイロツト23
2,236においての圧力のためクラツチ220
が右方位置に偏倚されると、流体クラツチ80は
管路116、弁220および管路222によりド
レンに連結される。管路168中のモーター速度
信号は管路234を経てパイロツト232に供給
される。従つて、ポンプ72による駆動またはそ
れに連結された車輪からの駆動によりモーター7
8が増速されると、クラツチ弁220はパイロツ
ト232中の圧力により右方に偏倚される。クラ
ツチ弁220が右方位置にある時、管路116は
クラツチ80の流体圧力を除いてクラツチ80を
無係合とするためにドレン222に連結される。
従つて、ポンプ156により発生した速度信号が
クラツチ弁220をしてクラツチ80をドレン
し、モーター78を車輪から無係合にするので、
モーター78がどのように駆動されるかに関係な
く、過大速度状態になつた時、管路224を通る
流体はクラツチ弁220により阻止される。それ
と同時に、減圧弁124および上述した制御弁1
38の作動により、モーター78は零容積位置に
置かれてその駆動を阻止する。従つて、パイロツ
ト232に速度信号を供給してクラツチ弁220
をばね230に押付けてクラツチ80をドレンす
るに足だけの速度でポンプ156が駆動されるま
で、クラツチ弁220を通る流れによりクラツチ
80が係合位置に保たれる。
モーター78が車両の低速動作状態において駆動
されている時に、クラツチ80に流体圧を供給し
て係合させるために用いられる。クラツチ弁22
0は更に車両の高速作動の間はモーター78が零
容積位置にある時にクラツチ80をドレンに連結
してクラツチ80を無係合にする。クラツチ弁2
2がばね230により左方位置に偏倚される時、
管路132から管路124、クラツチ弁220お
よび管路116を経てクラツチ80にクラツチ連
結のための流体の流れがある。パイロツト23
2,236においての圧力のためクラツチ220
が右方位置に偏倚されると、流体クラツチ80は
管路116、弁220および管路222によりド
レンに連結される。管路168中のモーター速度
信号は管路234を経てパイロツト232に供給
される。従つて、ポンプ72による駆動またはそ
れに連結された車輪からの駆動によりモーター7
8が増速されると、クラツチ弁220はパイロツ
ト232中の圧力により右方に偏倚される。クラ
ツチ弁220が右方位置にある時、管路116は
クラツチ80の流体圧力を除いてクラツチ80を
無係合とするためにドレン222に連結される。
従つて、ポンプ156により発生した速度信号が
クラツチ弁220をしてクラツチ80をドレン
し、モーター78を車輪から無係合にするので、
モーター78がどのように駆動されるかに関係な
く、過大速度状態になつた時、管路224を通る
流体はクラツチ弁220により阻止される。それ
と同時に、減圧弁124および上述した制御弁1
38の作動により、モーター78は零容積位置に
置かれてその駆動を阻止する。従つて、パイロツ
ト232に速度信号を供給してクラツチ弁220
をばね230に押付けてクラツチ80をドレンす
るに足だけの速度でポンプ156が駆動されるま
で、クラツチ弁220を通る流れによりクラツチ
80が係合位置に保たれる。
また、運転者により選択された高速作動への移
行の際に移行弁186がソレノイド190により
左方に移動された時、減圧弁124からの流体
は、管路137、弁186および管路226を経
てクラツチ弁220に向けられる。管路238、
従つてパイロツト236に連結されたクラツチ弁
220に管路226を経て流体を流すに足りる圧
力が弁186を通る流れに絞り部192のために
存在する。これらの管路を通る流れが一度許され
ると、パイロツト236中の圧力が上昇し、クラ
ツチ弁220をばね230に抗して偏倚させ、ク
ラツチ弁220を通る流量を増大させ続ける。ク
ラツチ弁220の右方への動きによりクラツチ8
0は上述したように管路116,222を経てク
ラツチ80をドレンに連結する。
行の際に移行弁186がソレノイド190により
左方に移動された時、減圧弁124からの流体
は、管路137、弁186および管路226を経
てクラツチ弁220に向けられる。管路238、
従つてパイロツト236に連結されたクラツチ弁
220に管路226を経て流体を流すに足りる圧
力が弁186を通る流れに絞り部192のために
存在する。これらの管路を通る流れが一度許され
ると、パイロツト236中の圧力が上昇し、クラ
ツチ弁220をばね230に抗して偏倚させ、ク
ラツチ弁220を通る流量を増大させ続ける。ク
ラツチ弁220の右方への動きによりクラツチ8
0は上述したように管路116,222を経てク
ラツチ80をドレンに連結する。
従つて、クラツチ弁220の右方へのクラツチ
ドレン作動は、管路168内の速度信号の増大に
よる圧力パイロツト232においての昇圧または
選択的にソレノイド作動させる移動弁186を通
る流れによつてひき起こされる。移動弁186の
作動により意図的な移行が行われた場合、クラツ
チ弁220は、移行信号が除かれるまでパイロツ
ト236のためにクラツチドレン位置に保持され
る。第5図の点線204の右方の速度範囲におい
て、車両が走行している間にパイロツト236か
ら移行信号が除かれると、クラツチ弁220はば
ね230の影響の下に左方に動こうとし、従つて
クラツチ80を係合させようとする。しかし、こ
れは地面係合車輪によるモーター78の駆動をひ
き起こすであろう。この場合、モーター78によ
るポンプ156の駆動により、管路168内の速
度信号の増大をひき起こすであろう。この増大し
た速度信号はパイロツト232に加えられ、再び
クラツチ弁220を右方に動かしてクラツチ80
を無係合とし、モーター78の過大速度駆動とそ
れによる損傷とを防止する。従つて、クラツチ弁
220を含む制御装置104は高速範囲への偶発
的なダウンシフトのあいだ過大速度による損傷か
らモーター78を保護している。
ドレン作動は、管路168内の速度信号の増大に
よる圧力パイロツト232においての昇圧または
選択的にソレノイド作動させる移動弁186を通
る流れによつてひき起こされる。移動弁186の
作動により意図的な移行が行われた場合、クラツ
チ弁220は、移行信号が除かれるまでパイロツ
ト236のためにクラツチドレン位置に保持され
る。第5図の点線204の右方の速度範囲におい
て、車両が走行している間にパイロツト236か
ら移行信号が除かれると、クラツチ弁220はば
ね230の影響の下に左方に動こうとし、従つて
クラツチ80を係合させようとする。しかし、こ
れは地面係合車輪によるモーター78の駆動をひ
き起こすであろう。この場合、モーター78によ
るポンプ156の駆動により、管路168内の速
度信号の増大をひき起こすであろう。この増大し
た速度信号はパイロツト232に加えられ、再び
クラツチ弁220を右方に動かしてクラツチ80
を無係合とし、モーター78の過大速度駆動とそ
れによる損傷とを防止する。従つて、クラツチ弁
220を含む制御装置104は高速範囲への偶発
的なダウンシフトのあいだ過大速度による損傷か
らモーター78を保護している。
信号変更弁176のばね180は、過大速度条
件においてパイロツト232を介してクラツチ弁
220を作動させクラツチ80を無係合にするに
足りる圧力を管路168内に確保すると共に、減
圧弁124のパイロツト128に高すぎる圧力が
生ずるのを防止して、その適切な変更を防止する
ように調節される。
件においてパイロツト232を介してクラツチ弁
220を作動させクラツチ80を無係合にするに
足りる圧力を管路168内に確保すると共に、減
圧弁124のパイロツト128に高すぎる圧力が
生ずるのを防止して、その適切な変更を防止する
ように調節される。
このように制御装置104は、第2図に示され
るものよりも複雑であるが、低速範囲が選択され
た時に補助駆動装置のモーター78が駆動されて
クラツチ80が係合されることを確実にするため
の自動動作を提供する。高速範囲が選択される
と、モーター78は零容積位置または無駆動位置
になり、クラツチ80は無係合になる。また、高
速作動の間に偶発的なダウンシフトがなされた場
合、制御装置104によりモーター78の過大速
度が防止される。
るものよりも複雑であるが、低速範囲が選択され
た時に補助駆動装置のモーター78が駆動されて
クラツチ80が係合されることを確実にするため
の自動動作を提供する。高速範囲が選択される
と、モーター78は零容積位置または無駆動位置
になり、クラツチ80は無係合になる。また、高
速作動の間に偶発的なダウンシフトがなされた場
合、制御装置104によりモーター78の過大速
度が防止される。
第6図は車両の低速作動および高速作動の間の
速度対けん引力の関係を示す図で、この線図は車
両について得たけん引性能を示し、流体変速装置
は上述した形式の4つの同一の可変容積出力と1
つの可変ポンプ入力とを備えている。制御装置1
02,102′を有する2基のモーターは車両の
後車輪のための主駆動部を形成し、制御装置10
4,104′を有する他の2基のモーターは前車
輪のための補助駆動部を形成している。上述した
ように、前車輪の補助駆動部は、後車輪の主駆動
部より歯車比が大きい。更に重い前方端は、歯車
比の大な補助駆動部を備えた端側である。第6図
から解かるように、曲線240は低速動作または
動作範囲においての車両の作動を表わしている
が、曲線240の直線部分242により示される
最大容積位置にモーターがある時に特に車両のけ
ん引力の比が非常に大きくなる。モーターが、第
5図の直線部分202および第7図の直線部分2
12により示される様な最大容積位置にある時
に、流体変速装置は、高トルク低速度作動にあ
る。モーターの容積が第5図の曲線部分198,
200および第6図の曲線部分244により示さ
れるように減少すると、トルクは下降するが、速
度は上昇する。動作範囲の間になおも比較的高い
けん引力が得られる。変速装置が第6図の曲線2
50により示される高範囲作動に移行すると、歯
車比の小な主駆動部の2個の後車輪だけを介して
駆動が行われる。これによりトルクは相当減少す
るが、速度範囲は一層高くなる。制御が高速位置
にあり、モーター76,76′が第5図の直線部
分210および第6図の曲線250の直線部分2
54により示される最大容積位置にある時は、け
ん引力は比較的低い。モーター76,76′の容
積が減少し始めると、曲線250の曲線部分25
4により示されるようにけん引力が減少する。し
かし、曲線250の勾配は曲線240の勾配より
も相当にゆるやかであるために、けん引力は比較
的高速まで維持される。
速度対けん引力の関係を示す図で、この線図は車
両について得たけん引性能を示し、流体変速装置
は上述した形式の4つの同一の可変容積出力と1
つの可変ポンプ入力とを備えている。制御装置1
02,102′を有する2基のモーターは車両の
後車輪のための主駆動部を形成し、制御装置10
4,104′を有する他の2基のモーターは前車
輪のための補助駆動部を形成している。上述した
ように、前車輪の補助駆動部は、後車輪の主駆動
部より歯車比が大きい。更に重い前方端は、歯車
比の大な補助駆動部を備えた端側である。第6図
から解かるように、曲線240は低速動作または
動作範囲においての車両の作動を表わしている
が、曲線240の直線部分242により示される
最大容積位置にモーターがある時に特に車両のけ
ん引力の比が非常に大きくなる。モーターが、第
5図の直線部分202および第7図の直線部分2
12により示される様な最大容積位置にある時
に、流体変速装置は、高トルク低速度作動にあ
る。モーターの容積が第5図の曲線部分198,
200および第6図の曲線部分244により示さ
れるように減少すると、トルクは下降するが、速
度は上昇する。動作範囲の間になおも比較的高い
けん引力が得られる。変速装置が第6図の曲線2
50により示される高範囲作動に移行すると、歯
車比の小な主駆動部の2個の後車輪だけを介して
駆動が行われる。これによりトルクは相当減少す
るが、速度範囲は一層高くなる。制御が高速位置
にあり、モーター76,76′が第5図の直線部
分210および第6図の曲線250の直線部分2
54により示される最大容積位置にある時は、け
ん引力は比較的低い。モーター76,76′の容
積が減少し始めると、曲線250の曲線部分25
4により示されるようにけん引力が減少する。し
かし、曲線250の勾配は曲線240の勾配より
も相当にゆるやかであるために、けん引力は比較
的高速まで維持される。
以上の構造および作用についての説明から解か
るように、モーター容積を零にし、地面係合装置
へのモーターから駆動部のクラツチを無係合にす
る制御部を可変容積駆動系統に設けるという目的
が達成される。本発明は、上述した実施例の他に
も種々変更して実施でき、上述した特定の構成は
単なる例にすぎず、本発明を限定するものではな
い。
るように、モーター容積を零にし、地面係合装置
へのモーターから駆動部のクラツチを無係合にす
る制御部を可変容積駆動系統に設けるという目的
が達成される。本発明は、上述した実施例の他に
も種々変更して実施でき、上述した特定の構成は
単なる例にすぎず、本発明を限定するものではな
い。
第1図は本発明を利用した四輪駆動の車の概略
図、第2図は第1図の車両の1つの補助駆動車輪
の制御駆動部を示す概略図、第3図は第1図の車
両の流体制御装置の別の実施例を示す概略図、第
4図は第3図の制御装置の拡大概略図、第5図は
流体装置容積対車両速度の関係を示す線図、第6
図は車両のけん引力対車両速度の関係を示す線
図、第7図はモーター流体流量対車両速度の関係
を示す線図である。 10……原動機、12……ポンプ、16,1
6′……車輪、18,18′,30,30′……可
変容積モーター、32,32′……クラツチ、4
0……斜板、52……サーボ制御装置、62……
切換弁、72……ポンプ、76,76′,78,
78′……モーター、94……ポンプ、102,
102′……制御装置、110,122……サー
ボ制御装置。
図、第2図は第1図の車両の1つの補助駆動車輪
の制御駆動部を示す概略図、第3図は第1図の車
両の流体制御装置の別の実施例を示す概略図、第
4図は第3図の制御装置の拡大概略図、第5図は
流体装置容積対車両速度の関係を示す線図、第6
図は車両のけん引力対車両速度の関係を示す線
図、第7図はモーター流体流量対車両速度の関係
を示す線図である。 10……原動機、12……ポンプ、16,1
6′……車輪、18,18′,30,30′……可
変容積モーター、32,32′……クラツチ、4
0……斜板、52……サーボ制御装置、62……
切換弁、72……ポンプ、76,76′,78,
78′……モーター、94……ポンプ、102,
102′……制御装置、110,122……サー
ボ制御装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原動機10と、該原動機により駆動されるポ
ンプ装置12,72と、可変容積流体モーター装
置30,78と、該流体モーター装置に制御連結
された容積制御装置52,138と、該流体モー
ター装置30,78を該ポンプ装置12,72に
駆動関係に連結する流体通路装置22,36,3
8,82,86,88,92と、該流体モーター
装置30,78を地面係合装置28に駆動連結し
且つ係合位置と無係合位置とを有するクラツチ装
置32,80とを備える、地面係合装置を有した
車両用容積形流体駆動変速装置において、 上記モーター装置の容積制御装置52,138
は上記ポンプ装置による上記モーター装置の駆動
を阻止するための零容積位置を有し、上記クラツ
チ装置32および上記モーター装置の上記容積制
御装置52,138の両方に制御連結された多位
置制御装置62,138,220を備え、該多位
置制御装置は、上記クラツチ装置32,80が上
記係合位置にあつて上記モーター装置30,78
が駆動される第1位置と、上記クラツチ装置3
2,80が無係合位置に在つて上記モーター容積
制御装置52,138が上記零容積位置に在る第
2位置とを有するようにしたことを特徴とする車
両用容積形流体駆動変速装置。 2 地面係合装置28と、エンジン10と、エン
ジンにより駆動されるポンプ72と、可変容積流
体モーター78と、該モーターを該ポンプに駆動
連結する流体通路装置82,86,88,92
と、該モーターを地面係合装置と選択的に駆動連
結するための係合位置および無係合位置を有する
流体作動されるクラツチ装置80とを備えた車両
用容積形流体駆動変速装置において、 最大容積位置から零容積位置まで上記モーター
の容積を変えるための流体作動サーボ制御装置1
10、上記クラツチ装置80および上記サーボ制
御装置110を選択的に作動する流体制御装置1
04を備え、該サーボ制御装置は流体圧力を受け
る時に上記モーターの容積を減少させるように上
記モーターに作動連結される膨張室114を有
し、該流体制御装置は流体源86と、ドレン15
2と、該流体源を上記クラツチ装置80および上
記サーボ制御装置110に連結する制御流体管路
132と、該制御流体管路を通る流体の流れを許
容する第1位置および該制御流体管路を流れる流
体の流れを阻止する第2位置を有し且つ上記制御
流体管路中を流れる流れを変えるよう該制御流体
管路中に設けられた第1弁124と、上記モータ
ーの速度に比例する信号を発生するために上記モ
ーターに作動連結された速度信号装置156と、
モーター速度が上昇した時に上記第1弁を上記第
2位置から上記第1位置に偏倚させるように上記
速度信号装置156と上記第1弁124との間の
流体連通装置168と、上記制御流体管路から上
記膨張室114への流れを阻止する第1位置か
ら、上記制御流体管路を上記膨張室に連結して上
記モータ78の容積を減少させる第2位置に向つ
て移動させるように上記制御管路中の圧力により
偏倚される上記制御流体管路中の第2弁138と
を有することを特徴とする車両用容積形流体駆動
変速装置。 3 主駆動装置16と、選択的に係合される補助
駆動装置28と、エンジン10と、該エンジンに
より駆動されるポンプ12と、上記主駆動装置に
駆動連結され且つ上記ポンプに流体連通されてこ
れにより駆動される第1モーター18と、上記ポ
ンプに流体連結されてこれにより駆動される第2
モーター30と、該第2モーターの容積を変える
ように該第2モーターに連結され且つ第1、第2
膨張室54,56を有する流体作動サーボ制御装
置52とを備え、該第1膨張室装置54は流体圧
力が供与された時に駆動容積位置に向つて動くよ
うに上記第2モーターの容積を成し、該第2膨張
室装置56は流体圧力が供与された時に零容積位
置に向つて動くように上記第2モーターの容積を
成し、係合位置および無係合位置を有し且つ上記
第2モーター30を上記補助駆動装置に選択的に
駆動連結する流体作動されるクラツチ32と、上
記第2モーターの容積を変えるように上記サーボ
制御装置52に作動連結され且つ上記クラツチを
選択的に位置決めするように上記クラツチに連結
される制御装置57とを備え、 該制御装置57は流体圧力源58と、流体ドレ
ン60と、上記第2モーターを上記駆動容積位置
とし且つ上記クラツチを上記係合位置とするよう
に上記クラツチ32および第1膨張室装置54を
上記流体圧力源58に連結する第1位置並びに上
記第2モーター30を上記零容積位置とし且つ上
記クラツチ32を上記無係合位置とするように上
記第2膨張室装置56を上記流体圧力源58に連
結し且つ上記クラツチ32を上記流体ドレン60
に連結する第2位置とを持つ弁62とを有してい
る車両用容積形流体駆動変速装置。
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