JPH0242945B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0242945B2 JPH0242945B2 JP28221087A JP28221087A JPH0242945B2 JP H0242945 B2 JPH0242945 B2 JP H0242945B2 JP 28221087 A JP28221087 A JP 28221087A JP 28221087 A JP28221087 A JP 28221087A JP H0242945 B2 JPH0242945 B2 JP H0242945B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vegetable fibers
- protein amino
- modifying
- amino acids
- amino acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は動物性蛋白アミノ酸を植物性繊維及び
その織物、編物、紡績糸、綿(わた)に吸着させ
ることにより、従来の各種植物性繊維類には発揮
し得ない防皺性、伸縮性、膨潤性、形状記憶性等
の優れた諸特性を発揮できる植物性繊維の改質加
工方法に関するものである。
その織物、編物、紡績糸、綿(わた)に吸着させ
ることにより、従来の各種植物性繊維類には発揮
し得ない防皺性、伸縮性、膨潤性、形状記憶性等
の優れた諸特性を発揮できる植物性繊維の改質加
工方法に関するものである。
[従来の技術]
本発明は全く新規の構成に基づく新繊維に係る
もので改良的要素もないことから、従来技術は存
在しない。
もので改良的要素もないことから、従来技術は存
在しない。
強いて挙げれば、糸に伸縮性を附与するには
「撚」の数による「撚縮」による伸縮性を出すこ
とと、強アルカリによる方法があるが、これは洗
濯を重ねる毎にその性能を失い、繊維が「ザラ」
つき、本発明とは技術的基本構成を異にすること
は勿論のこと、その効果にあつても著しく劣る手
法である。
「撚」の数による「撚縮」による伸縮性を出すこ
とと、強アルカリによる方法があるが、これは洗
濯を重ねる毎にその性能を失い、繊維が「ザラ」
つき、本発明とは技術的基本構成を異にすること
は勿論のこと、その効果にあつても著しく劣る手
法である。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、元の糸、織物、編物と比べ、防皺性
に富むとともに、伸縮性にを30%増し、又比重が
約50%小さくなつて嵩高性が増大し、且つ「しな
やか」で従つて保温性も増大し、吸水性、放湿性
共100%増大し、洗濯による「ヘタリ」に対して
も永久的な耐性を有し、さらには肌着に用いて着
用した場合、汗をかいても全然まとわりつきがな
い等、従来にない優れた諸特性を発揮できる動物
性蛋白アミノ酸の吸着を基調とした植物性繊維の
改質加工方法を提供することを目的とする。
に富むとともに、伸縮性にを30%増し、又比重が
約50%小さくなつて嵩高性が増大し、且つ「しな
やか」で従つて保温性も増大し、吸水性、放湿性
共100%増大し、洗濯による「ヘタリ」に対して
も永久的な耐性を有し、さらには肌着に用いて着
用した場合、汗をかいても全然まとわりつきがな
い等、従来にない優れた諸特性を発揮できる動物
性蛋白アミノ酸の吸着を基調とした植物性繊維の
改質加工方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
前述した問題点は、植物性繊維及びその織物、
編物に対して、アルカリ処理を施し植物繊維中に
含まれるリグニン及びセルローズ以外の不純物を
除去した後に、酸成分及びアルコールを加えると
ともに、動物性蛋白アミノ酸を吸着させることに
より、膨潤性並びに伸縮性と形状記憶性を付与す
ることを特徴とする植物性繊維の改質加工方法に
よつて解決される。
編物に対して、アルカリ処理を施し植物繊維中に
含まれるリグニン及びセルローズ以外の不純物を
除去した後に、酸成分及びアルコールを加えると
ともに、動物性蛋白アミノ酸を吸着させることに
より、膨潤性並びに伸縮性と形状記憶性を付与す
ることを特徴とする植物性繊維の改質加工方法に
よつて解決される。
[実施例]
本発明の植物性繊維の改質加工方法について、
植物性繊維が綿、麻又はその混合「わた」と、
「糸」と、「編物、織物」の場合における3つの実
施例を挙げる。
植物性繊維が綿、麻又はその混合「わた」と、
「糸」と、「編物、織物」の場合における3つの実
施例を挙げる。
実施例 1
植物性繊維の綿、麻又はその混合「わた」をス
ライバー状態にて、これをクリンパー機に掛け
(クリンプとは屈折)屈折させた後、一定の形の
バンプにして加工し易い形にする。
ライバー状態にて、これをクリンパー機に掛け
(クリンプとは屈折)屈折させた後、一定の形の
バンプにして加工し易い形にする。
次に、このバンプ状の「わた」を、液体が循環
し易い容器に入れ、その「わた」の重量の100%
以上の苛性ソーダを対物6倍の水に溶解して、そ
の溶解液に20分間、30℃〜60℃で浸漬処理した後
脱水する。このアルカリ処理を行うことによつ
て、上記植物性繊維中に含まれるリグニン及びセ
ルローズ以外のものは、不純物として溶解され取
り除かれる。そして、このアルカリ性の「わた」
を、「わた」の重量の10%の硫酸もしくは醋酸と、
「わた」の重量の5%のエタノールと、ヒブロイ
ン蛋白誘導体、コラーゲン蛋白誘導体、ケラチン
蛋白誘導体、またはこれらの動物性蛋白誘導体の
複数種の混合物を酸により分解して得た動物性蛋
白アミノ酸であつて「わた」の重量の3%の溶液
とからなる混合液にて中和させながら20分間〜30
分間、30℃〜40℃で浸漬処理を行い、PHを中性に
すると、「わた」のセルローズに動物性蛋白アミ
ノ酸が水素結合する。この「わた」を脱水乾燥
し、温度120℃〜130℃の湿熱セツトを10分間行つ
た後、水洗により余分に附着した(上記水素結合
以外の)蛋白アミノ酸を除去して乾燥する。これ
により、改質加工された植物性繊維が得られる。
し易い容器に入れ、その「わた」の重量の100%
以上の苛性ソーダを対物6倍の水に溶解して、そ
の溶解液に20分間、30℃〜60℃で浸漬処理した後
脱水する。このアルカリ処理を行うことによつ
て、上記植物性繊維中に含まれるリグニン及びセ
ルローズ以外のものは、不純物として溶解され取
り除かれる。そして、このアルカリ性の「わた」
を、「わた」の重量の10%の硫酸もしくは醋酸と、
「わた」の重量の5%のエタノールと、ヒブロイ
ン蛋白誘導体、コラーゲン蛋白誘導体、ケラチン
蛋白誘導体、またはこれらの動物性蛋白誘導体の
複数種の混合物を酸により分解して得た動物性蛋
白アミノ酸であつて「わた」の重量の3%の溶液
とからなる混合液にて中和させながら20分間〜30
分間、30℃〜40℃で浸漬処理を行い、PHを中性に
すると、「わた」のセルローズに動物性蛋白アミ
ノ酸が水素結合する。この「わた」を脱水乾燥
し、温度120℃〜130℃の湿熱セツトを10分間行つ
た後、水洗により余分に附着した(上記水素結合
以外の)蛋白アミノ酸を除去して乾燥する。これ
により、改質加工された植物性繊維が得られる。
実施例 2
糸の場合は、各薬剤、蛋白アミノ酸の加える順
序及び加える量は前述の実施例1と全く等しい
が、「アルカリ」に糸を浸漬するときに無張力状
態とし、その後硫酸もしくは醋酸、エタノール、
動物性蛋白アミノ酸からなる混合液に糸を浸漬す
るときも無張力で行うことが大切である。この
「糸」は加工後、撚を掛け温度120℃〜130℃で湿
熱セツトを10分間行い、解撚すれば伸縮の形状を
記憶した糸が得られる。
序及び加える量は前述の実施例1と全く等しい
が、「アルカリ」に糸を浸漬するときに無張力状
態とし、その後硫酸もしくは醋酸、エタノール、
動物性蛋白アミノ酸からなる混合液に糸を浸漬す
るときも無張力で行うことが大切である。この
「糸」は加工後、撚を掛け温度120℃〜130℃で湿
熱セツトを10分間行い、解撚すれば伸縮の形状を
記憶した糸が得られる。
実施例 3
織物、編物の場合は、各薬剤、蛋白アミノ酸の
加える順序及び加える量は前述の実施例1、2と
同様であるが、加工方法として各織物、編物が循
環する様な装置の中で加工する事が重要である。
この様な装置を使用すれば、「アルカリ」にて浸
漬処理を行つた織物、編物をローラーにて圧力脱
水して次のバスにて加工を行う事ができるので連
続して加工し得る。その後の処理も前述した実施
例1と同じである。
加える順序及び加える量は前述の実施例1、2と
同様であるが、加工方法として各織物、編物が循
環する様な装置の中で加工する事が重要である。
この様な装置を使用すれば、「アルカリ」にて浸
漬処理を行つた織物、編物をローラーにて圧力脱
水して次のバスにて加工を行う事ができるので連
続して加工し得る。その後の処理も前述した実施
例1と同じである。
以上3つの実施例を挙げたが、これらの方法に
より改質加工された植物性繊維は、いずれも形状
記憶性を有し、「わた」にクリンプ(屈折)を附
与して前記の加工を行えば、このクリンプを記憶
し、これを紡績すれば伸縮性の紡績糸ができる。
より改質加工された植物性繊維は、いずれも形状
記憶性を有し、「わた」にクリンプ(屈折)を附
与して前記の加工を行えば、このクリンプを記憶
し、これを紡績すれば伸縮性の紡績糸ができる。
前記3つの実施例における苛性ソーダの量は植
物性繊維の重量の100%以上が必要であり、硫酸
もしくは醋酸の量は同じく10%、エタノールの量
は同じく5%、動物性蛋白アミノ酸の量は同じく
30%以内であるが、中和の段階で硫酸もしくは醋
酸の量は多少の増減が必要である。
物性繊維の重量の100%以上が必要であり、硫酸
もしくは醋酸の量は同じく10%、エタノールの量
は同じく5%、動物性蛋白アミノ酸の量は同じく
30%以内であるが、中和の段階で硫酸もしくは醋
酸の量は多少の増減が必要である。
[発明の作用及び効果]
以上述べました如く、本発明においては、植物
性繊維の「わた」、「糸」、「織物、編物」に上記の
動物性蛋白アミノ酸を吸着させるには、植物性繊
維の中に有する「リグニン」及び「セルローズ」
以外の不純物が除去されることが重要であり、さ
らにエタノールを用いることにより、アルカリ処
理された植物性繊維の中和(PH)と、動物性蛋白
アミノ酸の植物性繊維への吸着を促進するもので
ある。
性繊維の「わた」、「糸」、「織物、編物」に上記の
動物性蛋白アミノ酸を吸着させるには、植物性繊
維の中に有する「リグニン」及び「セルローズ」
以外の不純物が除去されることが重要であり、さ
らにエタノールを用いることにより、アルカリ処
理された植物性繊維の中和(PH)と、動物性蛋白
アミノ酸の植物性繊維への吸着を促進するもので
ある。
そして、本発明の改質加工を行つた植物性繊維
にあつては、膨潤性(比重が軽くなる)が50%、
伸縮性が30%、吸放湿性が100%増大するため、
たとえば肌着として用いた場合、汗を好適に吸放
湿するので、肌にまとわりつきがなく、体に快適
であるばかりでなく健康にも非常に良い。
にあつては、膨潤性(比重が軽くなる)が50%、
伸縮性が30%、吸放湿性が100%増大するため、
たとえば肌着として用いた場合、汗を好適に吸放
湿するので、肌にまとわりつきがなく、体に快適
であるばかりでなく健康にも非常に良い。
又、本発明の改質加工を行つた植物性繊維は、
伸縮性を有することから、衣類として用い、これ
を身につけた場合の行動が楽になり動き易く、比
重が軽くなるため、身体に掛る負担も少なくかつ
保温性にも富む。したがつて特に病人の敷布団並
びに敷布に使用した場合には極めて有用な効果を
発揮する。又、これ等諸特性は洗濯を重ねても永
久的に損なわれないものである。
伸縮性を有することから、衣類として用い、これ
を身につけた場合の行動が楽になり動き易く、比
重が軽くなるため、身体に掛る負担も少なくかつ
保温性にも富む。したがつて特に病人の敷布団並
びに敷布に使用した場合には極めて有用な効果を
発揮する。又、これ等諸特性は洗濯を重ねても永
久的に損なわれないものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 植物性繊維及びその織物、編物に対して、ア
ルカリ処理を施し植物繊維中に含まれるリグニン
及びセルローズ以外の不純物を除去した後に、酸
成分及びアルコールを加えるとともに、動物性蛋
白アミノ酸を吸着させることにより、膨潤性並び
に伸縮性と形状記憶性を付与することを特徴とす
る植物性繊維の改質加工方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の酸成分は硫酸又
は醋酸としたことを特徴とする植物性繊維の改質
加工方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の植物性繊維は
綿、麻、その紡績糸、及びそれ等の混紡糸とした
ことを特徴とする植物性繊維の改質加工方法。 4 特許請求の範囲第1項記載の動物性蛋白アミ
ノ酸はヒブロイン蛋白アミノ酸としたことを特徴
とする植物性繊維の改質加工方法。 5 特許請求の範囲第1項記載の動物性蛋白アミ
ノ酸はコラーゲン蛋白アミノ酸としたことを特徴
とする植物性繊維の改質加工方法。 6 特許請求の範囲第1項記載の動物性蛋白アミ
ノ酸はケラチン蛋白アミノ酸としたことを特徴と
する植物性繊維の改質加工方法。 7 特許請求の範囲第1項記載の動物性蛋白アミ
ノ酸はヒブロイン蛋白アミノ酸、コラーゲン蛋白
アミノ酸、ケラチン蛋白アミノ酸の複数種の混合
液としたことを特徴とする植物性繊維の改質加工
方法。 8 特許請求の範囲第1項記載のアルコールはエ
タノールとしたことを特徴とする植物性繊維の改
質加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28221087A JPH01132882A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 植物性繊維の改質加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28221087A JPH01132882A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 植物性繊維の改質加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01132882A JPH01132882A (ja) | 1989-05-25 |
| JPH0242945B2 true JPH0242945B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=17649499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28221087A Granted JPH01132882A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 植物性繊維の改質加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01132882A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0660466B2 (ja) * | 1989-12-06 | 1994-08-10 | 日東紡績株式会社 | 形状記憶植物繊維系の製造方法 |
| JP2002363862A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-18 | Toyobo Co Ltd | 成形材料用繊維、繊維補強成形材料および成形体 |
-
1987
- 1987-11-10 JP JP28221087A patent/JPH01132882A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01132882A (ja) | 1989-05-25 |
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