JPH0242367Y2 - - Google Patents
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- JPH0242367Y2 JPH0242367Y2 JP4508586U JP4508586U JPH0242367Y2 JP H0242367 Y2 JPH0242367 Y2 JP H0242367Y2 JP 4508586 U JP4508586 U JP 4508586U JP 4508586 U JP4508586 U JP 4508586U JP H0242367 Y2 JPH0242367 Y2 JP H0242367Y2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、鋳造品の脱型の容易化やダイカスト
成形型に与える焼き付きによる損耗防止などの
種々の目的で成形型の表面(所謂キヤビテイ面)
に塗布使用されるダイカスト離型剤の離型性能測
定装置に関する。
成形型に与える焼き付きによる損耗防止などの
種々の目的で成形型の表面(所謂キヤビテイ面)
に塗布使用されるダイカスト離型剤の離型性能測
定装置に関する。
〈従来の技術〉
従来、此種の離型性能測定装置としては、ダイ
カスト鋳造機の押出しシリンダーの油供給路に圧
力変換器を接続設置したものである。
カスト鋳造機の押出しシリンダーの油供給路に圧
力変換器を接続設置したものである。
然るに、鋳造品を成形型から押し出す際に発生
する押出しシリンダー内の作動油の圧力変化を圧
力変換器で電気信号に変換するといつた鋳造品を
押し出す際にあらわれる作動油の圧力変化により
離型剤の離型性能を検出し測定する方法であつ
た。
する押出しシリンダー内の作動油の圧力変化を圧
力変換器で電気信号に変換するといつた鋳造品を
押し出す際にあらわれる作動油の圧力変化により
離型剤の離型性能を検出し測定する方法であつ
た。
しかし乍ら、この測定方法では毎シヨツト時に
測定される離型性能の測定値のバラツキ範囲が大
きく、正確な離型性能を測定することはできない
ものであつた。即ち、成形型の型温変化によつて
余儀なく起こる押出しロツドの前進時における摺
接摩擦抵抗等の余計な摩擦抵抗が離型性能の測定
値として記録される従来の測定方法では正確な離
型性能を測定できないものであつた。
測定される離型性能の測定値のバラツキ範囲が大
きく、正確な離型性能を測定することはできない
ものであつた。即ち、成形型の型温変化によつて
余儀なく起こる押出しロツドの前進時における摺
接摩擦抵抗等の余計な摩擦抵抗が離型性能の測定
値として記録される従来の測定方法では正確な離
型性能を測定できないものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
本考案が解決しようとする問題点は、通常のダ
イカスト鋳造機の鋳造条件下で正確な離型性能の
測定を可能にした離型性能測定装置を提供するこ
とにある。
イカスト鋳造機の鋳造条件下で正確な離型性能の
測定を可能にした離型性能測定装置を提供するこ
とにある。
〈問題点を解決するための手段〉
上記問題点を解決するために本考案が講じる技
術的手段は、可動盤から平行に突出させた両ダイ
ベースの突出方向中途部間に仕切壁板を固設し、
その仕切壁板の固定盤側両ダイベース間に、試料
板を嵌め込み備え且つ加熱及び冷却機構を組込ん
だ可動型を上下スライド自在に配設して試料板を
固定型と対面させると共に、その可動型の上方に
型移動用シリンダーを立設し、該シリンダーと可
動型とを、摩擦抵抗などの物理量を電気信号に変
換する測定素子を内蔵した連繋部材で連繋せし
め、前記仕切壁板と可動盤との間に型押圧機構を
介装すると共に、その上方に型押圧用シリンダー
を立設せしめてなり、前記型押圧機構を対面させ
て介装する一対の対向板と、仕切壁板に開設した
連通孔に摺動自在に嵌装し、該対向板の一方を支
持させ且つ可動型を固定型側に押圧する押圧部材
と、型押圧用シリンダーと連繋させて一対の対向
板間に上下摺接動自在に挾入させる可動部材とで
構成したことを特徴とする。
術的手段は、可動盤から平行に突出させた両ダイ
ベースの突出方向中途部間に仕切壁板を固設し、
その仕切壁板の固定盤側両ダイベース間に、試料
板を嵌め込み備え且つ加熱及び冷却機構を組込ん
だ可動型を上下スライド自在に配設して試料板を
固定型と対面させると共に、その可動型の上方に
型移動用シリンダーを立設し、該シリンダーと可
動型とを、摩擦抵抗などの物理量を電気信号に変
換する測定素子を内蔵した連繋部材で連繋せし
め、前記仕切壁板と可動盤との間に型押圧機構を
介装すると共に、その上方に型押圧用シリンダー
を立設せしめてなり、前記型押圧機構を対面させ
て介装する一対の対向板と、仕切壁板に開設した
連通孔に摺動自在に嵌装し、該対向板の一方を支
持させ且つ可動型を固定型側に押圧する押圧部材
と、型押圧用シリンダーと連繋させて一対の対向
板間に上下摺接動自在に挾入させる可動部材とで
構成したことを特徴とする。
〈作用〉
本考案は、通常のダイカスト鋳造法と同様に加
熱及び冷却機構により型温度をコントロールした
後離型剤を塗布し、型閉め動作を開始させる。こ
の際、型押圧用シリンダーを作動させて可動部材
を下降させ、該可動部材を一対の対向板間に摺接
動挾入(導入)させてその一方の対向板を仕切壁
板側に移動させると共に、押圧部材により可動型
を固定型側に押圧保持させ、キヤビテイに溶湯を
射出充填する。
熱及び冷却機構により型温度をコントロールした
後離型剤を塗布し、型閉め動作を開始させる。こ
の際、型押圧用シリンダーを作動させて可動部材
を下降させ、該可動部材を一対の対向板間に摺接
動挾入(導入)させてその一方の対向板を仕切壁
板側に移動させると共に、押圧部材により可動型
を固定型側に押圧保持させ、キヤビテイに溶湯を
射出充填する。
溶湯の凝固が終了すると、型押圧用シリンダー
を作動させて可動部材を上昇させると共に、該可
動部材の上昇移動に追動させて対向板の一方を対
面するもう一方の対向板側に移動させ、押圧部材
による可動型の押圧保持を解除させる。
を作動させて可動部材を上昇させると共に、該可
動部材の上昇移動に追動させて対向板の一方を対
面するもう一方の対向板側に移動させ、押圧部材
による可動型の押圧保持を解除させる。
然る後、型移動用シリンダーを作動させて可動
型をスライド上昇させ、その際にあらわれる摩擦
抵抗に伴う負荷力を連繋部材内に内蔵した検出素
子で検出して離型性能を測定する。測定終了後は
型開き動作を開始させると共に、再度型移動用シ
リンダーを作動させて可動型をスライド下降さ
せ、待機させる。以後は上述した動作を繰り返し
て離型性能の測定を行なう。
型をスライド上昇させ、その際にあらわれる摩擦
抵抗に伴う負荷力を連繋部材内に内蔵した検出素
子で検出して離型性能を測定する。測定終了後は
型開き動作を開始させると共に、再度型移動用シ
リンダーを作動させて可動型をスライド下降さ
せ、待機させる。以後は上述した動作を繰り返し
て離型性能の測定を行なう。
〈実施例〉
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
図中1a,1bは既存のダイカスト鋳造機の可動
盤及び固定盤、2aは可動型、2bは固定型、3
は試料板、4はダイベース、5は仕切壁板、6は
型移動用シリンダー、7は連繋部材、8は型押圧
機構、9は型押圧用シリンダーであり、前記可動
盤1aから平行に突出させた両ダイベース4間に
仕切壁板5を固設し、その仕切壁板5の固定盤1
b側面ダイベース4間に可動型2aを上下スライ
ド自在に配設すると共に、その可動型2aの上方
に型移動用シリンダー6を立設し、該シリンダー
6と可動型2aとを連繋部材7で連繋せしめ、前
記仕切壁板5と可動盤1aとの間には型押圧機構
8を構設介装すると共に、その上方に型押圧用シ
リンダー9を立設せしめて離型性能測定装置を構
成し、型移動用シリンダー6により可動型2aを
スライド上昇させて離型性能を測定する。
図中1a,1bは既存のダイカスト鋳造機の可動
盤及び固定盤、2aは可動型、2bは固定型、3
は試料板、4はダイベース、5は仕切壁板、6は
型移動用シリンダー、7は連繋部材、8は型押圧
機構、9は型押圧用シリンダーであり、前記可動
盤1aから平行に突出させた両ダイベース4間に
仕切壁板5を固設し、その仕切壁板5の固定盤1
b側面ダイベース4間に可動型2aを上下スライ
ド自在に配設すると共に、その可動型2aの上方
に型移動用シリンダー6を立設し、該シリンダー
6と可動型2aとを連繋部材7で連繋せしめ、前
記仕切壁板5と可動盤1aとの間には型押圧機構
8を構設介装すると共に、その上方に型押圧用シ
リンダー9を立設せしめて離型性能測定装置を構
成し、型移動用シリンダー6により可動型2aを
スライド上昇させて離型性能を測定する。
ダイベース4は、可動盤1aに固着された固定
ベース10表面より突出端面が型閉め時に固定型
2bの型分割面11に衝合当接する突出高さに形
成し、固定ベース10の表面より所定の間隔をお
いて平行に固着突出させ、その突出方向中途部間
に渉り仕切壁板5を固着装架すると共に、仕切壁
板5の固着基部における両ダイベース4の突出側
内面には全高に渉る案内溝12を所定の溝幅でも
つて凹設する。
ベース10表面より突出端面が型閉め時に固定型
2bの型分割面11に衝合当接する突出高さに形
成し、固定ベース10の表面より所定の間隔をお
いて平行に固着突出させ、その突出方向中途部間
に渉り仕切壁板5を固着装架すると共に、仕切壁
板5の固着基部における両ダイベース4の突出側
内面には全高に渉る案内溝12を所定の溝幅でも
つて凹設する。
仕切壁板5は、両ダイベース4の突出内面間
を、前方空間13と後方空間14とに区画するた
めのもので、可動型2aのスライド下降限におい
て可動型2aの裏面と対向する仕切壁板5の複数
箇所、例えば図示した上下2か所には前後両空間
13,14を連通させる連通孔15を開設すると
共に、その連通孔15間における後方空間14側
の仕切壁板5の壁面2か所には嵌合凹部16を凹
設する。
を、前方空間13と後方空間14とに区画するた
めのもので、可動型2aのスライド下降限におい
て可動型2aの裏面と対向する仕切壁板5の複数
箇所、例えば図示した上下2か所には前後両空間
13,14を連通させる連通孔15を開設すると
共に、その連通孔15間における後方空間14側
の仕切壁板5の壁面2か所には嵌合凹部16を凹
設する。
可動型2aは、両ダイベース4間の前方空間1
3内に収まる程度の大きさに形成し、固定型2b
に対面させる表面に周知の入れ子構造で試料板3
の嵌め込み脱着自在に装備すると共に、加熱及び
冷却機構17,18を組込み配設し、試料板3の
背後に位置する可動型2aの裏面から試料板3の
キヤビテイ面3aに渉り温度検出センサー19を
組込み配設する。尚、この温度検出センサー19
は離型剤の塗布時及び溶湯の射出時における型温
検出と射出された溶湯温度を検出するためのもの
である。
3内に収まる程度の大きさに形成し、固定型2b
に対面させる表面に周知の入れ子構造で試料板3
の嵌め込み脱着自在に装備すると共に、加熱及び
冷却機構17,18を組込み配設し、試料板3の
背後に位置する可動型2aの裏面から試料板3の
キヤビテイ面3aに渉り温度検出センサー19を
組込み配設する。尚、この温度検出センサー19
は離型剤の塗布時及び溶湯の射出時における型温
検出と射出された溶湯温度を検出するためのもの
である。
そして、前記両ダイベース4の案内溝12間に
渉り上下スライド自在に装架する大きさに形成し
た型保持板20に可動型2aを固着保持させて両
ダイベース4間の前方空間13内に可動型2aを
設置し、型移動用シリンダー6に連繋支持させ
る。図中21は型保持板20と仕切壁板5との間
に型保持板20の全高に渉り固着介装したリニア
ベアリングである。
渉り上下スライド自在に装架する大きさに形成し
た型保持板20に可動型2aを固着保持させて両
ダイベース4間の前方空間13内に可動型2aを
設置し、型移動用シリンダー6に連繋支持させ
る。図中21は型保持板20と仕切壁板5との間
に型保持板20の全高に渉り固着介装したリニア
ベアリングである。
型移動用シリンダー6は、両ダイベース4の上
端面上間に固着設置されたシリンダー支えブラケ
ツト22上面の可動型2a上方に固着立設し、下
方に突出させたロツド6aの下端に可動型2aの
上端面より係止具23を介して脱着自在に立設さ
せた連結棒24の上端を連繋部材7で連繋させて
可動型2aを型移動用シリンダー6に上下スライ
ド自在に吊り下げ支持させる。
端面上間に固着設置されたシリンダー支えブラケ
ツト22上面の可動型2a上方に固着立設し、下
方に突出させたロツド6aの下端に可動型2aの
上端面より係止具23を介して脱着自在に立設さ
せた連結棒24の上端を連繋部材7で連繋させて
可動型2aを型移動用シリンダー6に上下スライ
ド自在に吊り下げ支持させる。
連繋部材7は内部に摩擦抵抗などの物理量を電
気信号に変換する働きをなす例えばストレーンゲ
ージや圧電素子等の検出素子(図示セズ)を内蔵
してなるもので、前記ロツド6aの下端部及び連
結棒24の上端部を夫々対向状に挿入係止させて
両者6a,24を連繋せしめると共に、内部の検
出素子を増幅器等の電気器具を配線途中に介して
記録器(図示セズ)に電気的に連繋せしめ、測定
データーを記録表示する。
気信号に変換する働きをなす例えばストレーンゲ
ージや圧電素子等の検出素子(図示セズ)を内蔵
してなるもので、前記ロツド6aの下端部及び連
結棒24の上端部を夫々対向状に挿入係止させて
両者6a,24を連繋せしめると共に、内部の検
出素子を増幅器等の電気器具を配線途中に介して
記録器(図示セズ)に電気的に連繋せしめ、測定
データーを記録表示する。
型押圧機構8は、型押圧シリンダー9により動
作させて溶湯の射出時に可動型2aを固定型2b
側に押圧保持、即ち溶湯の充填圧により可動型2
aが固定型2bから離れない様に可動型2aを通
常のダイカスト鋳造法と同様に押圧保持する働き
をなすもので、仕切壁板5と固定ベース10との
間に対面させて介装する一対の対向板801,8
02と、仕切壁板5の連通孔15に摺動自在に嵌
装し、該対向板801,802の一方を支持させ
且つ可動型2aを押圧する押圧部材803と、型
押圧シリンダー9と連繋させて一対の対向板80
1,802間に上下摺接動自在に挾入させる可動
部材804とで構成する。
作させて溶湯の射出時に可動型2aを固定型2b
側に押圧保持、即ち溶湯の充填圧により可動型2
aが固定型2bから離れない様に可動型2aを通
常のダイカスト鋳造法と同様に押圧保持する働き
をなすもので、仕切壁板5と固定ベース10との
間に対面させて介装する一対の対向板801,8
02と、仕切壁板5の連通孔15に摺動自在に嵌
装し、該対向板801,802の一方を支持させ
且つ可動型2aを押圧する押圧部材803と、型
押圧シリンダー9と連繋させて一対の対向板80
1,802間に上下摺接動自在に挾入させる可動
部材804とで構成する。
一対の対向板801,802は、対向壁を上方
に向けて漸次拡開傾斜させた傾斜面25とした略
駒形に形成し、その一方801を押圧部材803
に支持させて仕切壁板5に対して接離自在に装備
すると共に、他方802を固定ベース10に嵌合
固着せしめて対面させる。
に向けて漸次拡開傾斜させた傾斜面25とした略
駒形に形成し、その一方801を押圧部材803
に支持させて仕切壁板5に対して接離自在に装備
すると共に、他方802を固定ベース10に嵌合
固着せしめて対面させる。
また、一方の対向板801の背面における仕切
壁板5の嵌合凹部16と対向させた2か所には該
凹部16と同形な嵌合凹部26を凹設してその両
嵌合凹部16,26間に渉り戻し用押圧スプリン
グ27を嵌合装架する。
壁板5の嵌合凹部16と対向させた2か所には該
凹部16と同形な嵌合凹部26を凹設してその両
嵌合凹部16,26間に渉り戻し用押圧スプリン
グ27を嵌合装架する。
この戻し用押圧スプリング27は、可動型2a
の固定型2b側への押圧保持状態を解除させる如
く対向板801を仕切壁板5から離れさせ押圧部
材803を後方空間14側に引き抜く様に該部材
803を摺動させる働きをなすものである。
の固定型2b側への押圧保持状態を解除させる如
く対向板801を仕切壁板5から離れさせ押圧部
材803を後方空間14側に引き抜く様に該部材
803を摺動させる働きをなすものである。
押圧部材803は、前記対向板801の仕切壁
板5側への移動によりその押圧面を型保持板20
に付き当て、該型保持板20を介して可動型2a
を固定型2b側に押圧保持する働きをなすもの
で、連通孔15と略同径でその両開口縁から突出
した状態で挿入装着される程度の長さを有する円
柱状に形成し、連通孔15と対向する対向板80
1の背面に嵌合螺着せしめて該対向板801に凸
状に備え、連通孔15に摺動自在に挿入装着して
対向板801を支持させる。
板5側への移動によりその押圧面を型保持板20
に付き当て、該型保持板20を介して可動型2a
を固定型2b側に押圧保持する働きをなすもの
で、連通孔15と略同径でその両開口縁から突出
した状態で挿入装着される程度の長さを有する円
柱状に形成し、連通孔15と対向する対向板80
1の背面に嵌合螺着せしめて該対向板801に凸
状に備え、連通孔15に摺動自在に挿入装着して
対向板801を支持させる。
可動部材804は、対面する一対の対向板80
1,802間へのスライド挾入(導入)により対
向板801を、戻り用押圧スプリング27の押圧
力(弾発力)に反して仕切壁板5側に押圧移動さ
せるためのもので、両対向板801,802の傾
斜面25と平行に傾斜させた押圧摺接面28を有
する略楔形状に形成し、その両短辺面全高に渉り
同一体に突出させた突条リブ29をガイド板30
のガイド溝31に嵌合係止させて上下摺動自在に
設置する。
1,802間へのスライド挾入(導入)により対
向板801を、戻り用押圧スプリング27の押圧
力(弾発力)に反して仕切壁板5側に押圧移動さ
せるためのもので、両対向板801,802の傾
斜面25と平行に傾斜させた押圧摺接面28を有
する略楔形状に形成し、その両短辺面全高に渉り
同一体に突出させた突条リブ29をガイド板30
のガイド溝31に嵌合係止させて上下摺動自在に
設置する。
尚、ガイド板30は後方空間14内における固
定ベース10からダイベース4と同様に平行に固
着突出させて可動部材804を上下摺動自在に挾
持する様に配設する。
定ベース10からダイベース4と同様に平行に固
着突出させて可動部材804を上下摺動自在に挾
持する様に配設する。
型押圧用シリンダー9は、前記可動部材804
の移動延長線上におけるシリンダー支えブラケツ
ト22の上面に固着立設し、下方に突出させたロ
ツド32の下端を可動部材804の上端面に止着
連繋させる。
の移動延長線上におけるシリンダー支えブラケツ
ト22の上面に固着立設し、下方に突出させたロ
ツド32の下端を可動部材804の上端面に止着
連繋させる。
次に、以上の如き構成とした離型性能測定装置
の作用を説明すると、通常のダイカスト鋳造法と
同様に加熱及び冷却機構17,18により型温度
をコントロールし試料板3のキヤビテイ面3aに
離型剤を塗布後、型閉め動作を開始させて試料板
3と固定盤1bに水平に嵌挿保持された射出スリ
ーブ33と連通する固定型1bのキヤビテイ構成
部材34とによりキヤビテイを構成する。この
際、型閉め動作と同時か、或いは型閉め動作終了
後型押圧用シリンダー9を作動させて可動部材8
04を下降移動させ、該可動部材804を両対向
板801,802の傾斜面25間に摺接動挾入さ
せて対向板801を戻り用押圧スプリング27に
反して仕切壁板5側に移動させると共に、該対向
板801を支持する押圧部材803の押圧面を型
保持板20に付き当て可動型2aを固定型2b側
に押圧保持させて可動型2aを通常のダイカスト
鋳造法と同様に固定型2bに型閉め合致させる。
然る後、キヤビテイに溶湯を射出充填して冷却凝
固させる(第1図)。
の作用を説明すると、通常のダイカスト鋳造法と
同様に加熱及び冷却機構17,18により型温度
をコントロールし試料板3のキヤビテイ面3aに
離型剤を塗布後、型閉め動作を開始させて試料板
3と固定盤1bに水平に嵌挿保持された射出スリ
ーブ33と連通する固定型1bのキヤビテイ構成
部材34とによりキヤビテイを構成する。この
際、型閉め動作と同時か、或いは型閉め動作終了
後型押圧用シリンダー9を作動させて可動部材8
04を下降移動させ、該可動部材804を両対向
板801,802の傾斜面25間に摺接動挾入さ
せて対向板801を戻り用押圧スプリング27に
反して仕切壁板5側に移動させると共に、該対向
板801を支持する押圧部材803の押圧面を型
保持板20に付き当て可動型2aを固定型2b側
に押圧保持させて可動型2aを通常のダイカスト
鋳造法と同様に固定型2bに型閉め合致させる。
然る後、キヤビテイに溶湯を射出充填して冷却凝
固させる(第1図)。
溶湯の凝固が終了し鋳造品aの取り出し状態に
なると、型押圧用シリンダー9を作動させて可動
部材804を両対向板801,802間から引き
抜く様に上昇移動させると共に、該可動部材80
4の上昇移動に追動させて対向板801を戻り用
押圧スプリング27により移動させ、押圧部材8
03を摺動させて可動型2aの押圧保持状態を解
除させる(第4図)。押圧部材803による保持
状態が解除された可動型2aは試料板3と鋳造品
aとの離型剤を介しての密接力のみがそのスライ
ド方向の摩擦抵抗となつて掛る状態になる。
なると、型押圧用シリンダー9を作動させて可動
部材804を両対向板801,802間から引き
抜く様に上昇移動させると共に、該可動部材80
4の上昇移動に追動させて対向板801を戻り用
押圧スプリング27により移動させ、押圧部材8
03を摺動させて可動型2aの押圧保持状態を解
除させる(第4図)。押圧部材803による保持
状態が解除された可動型2aは試料板3と鋳造品
aとの離型剤を介しての密接力のみがそのスライ
ド方向の摩擦抵抗となつて掛る状態になる。
然る後、型移動用シリンダー6を作動させて可
動型2aをスライド上昇させ(第5図)、その際
にあらわれる摩擦抵抗に伴う負荷力を検出素子で
検出して離型性能を測定するものである(第5
図)。この際、可動型2aはリニアベアリング2
1により無負荷の状態、即ち試料板3と鋳造品a
との離型剤を介しての面摩擦抵抗(摺接動摩擦)
のみが検出素子に掛ることになるため、正確な離
型性能を測定することができる。
動型2aをスライド上昇させ(第5図)、その際
にあらわれる摩擦抵抗に伴う負荷力を検出素子で
検出して離型性能を測定するものである(第5
図)。この際、可動型2aはリニアベアリング2
1により無負荷の状態、即ち試料板3と鋳造品a
との離型剤を介しての面摩擦抵抗(摺接動摩擦)
のみが検出素子に掛ることになるため、正確な離
型性能を測定することができる。
可動型2aが上昇限までスライド上昇した後
(測定終了後)は型開き動作を開始させると共に
(第6図)、再度型移動用シリンダー6を作動させ
て可動型2aをスライド下降させ、以後は通常の
ダイカスト鋳造法と同様に上述した動作を繰り返
して離型性能を測定するものである。
(測定終了後)は型開き動作を開始させると共に
(第6図)、再度型移動用シリンダー6を作動させ
て可動型2aをスライド下降させ、以後は通常の
ダイカスト鋳造法と同様に上述した動作を繰り返
して離型性能を測定するものである。
尚、1シヨツト測定毎に可動型2aに脱着自在
に取付けた試料板3を新規のものと交換して離型
性能を測定するも任意であり、斯様な測定方法で
行なうことにより1シヨツト測定毎に純正なキヤ
ビテイ面に離型剤を塗布して離型性能を測定でき
るものである。
に取付けた試料板3を新規のものと交換して離型
性能を測定するも任意であり、斯様な測定方法で
行なうことにより1シヨツト測定毎に純正なキヤ
ビテイ面に離型剤を塗布して離型性能を測定でき
るものである。
〈考案の効果〉
本考案離型性能測定装置は叙上の如く、可動盤
から平行に突出させた両ダイベースの突出方向中
途部間に仕切壁板を固設し、その仕切壁板の固定
盤側に試料板を嵌め込み備え且つ加熱及び冷却機
構を組込んだ可動型を上下スライド自在に配設し
て試料板を固定型と対面させると共に、その可動
型の上方に型移動用シリンダーを立設し、該シリ
ンダーと可動型とを、検出素子を内蔵した連繋部
材で連繋せしめ、前記仕切壁板と可動盤との間に
型押圧機構を介装すると共に、その上方に型押圧
用シリンダーを立設せしめてなり、前記型押圧機
構を対面させて介装する一対の対向板と、仕切壁
板に開設した連通孔に摺動自在に嵌装し、該対向
板の一方を支持させ且つ可動型を押圧する押圧部
材と、型押圧用シリンダーと連繋させて一対の対
向板間に上下摺接動自在に挾入する可動部材とで
構成してなるので、型押圧用シリンダーにより可
動部材を下降移動させて一対の対向板間に摺接動
挾入させることで可動型を固定型に対して確実に
型閉め合致させ且つ加熱及び冷却機構により型温
度をコントロールした通常のダイカスト鋳造法で
溶湯を射出充填することができると共に、型押圧
用シリンダーにより可動部材を上昇移動させるこ
とで試料板と鋳造品との離型剤を介しての密接力
のみが可動型のスライド上昇時にあらわれる摩擦
抵抗となる。よつて、従来の様に余計な摩擦抵抗
が検出素子に掛ることはなく、型移動用シリンダ
ーにより可動型をスライド上昇させて正確な離型
性能を測定出来る。
から平行に突出させた両ダイベースの突出方向中
途部間に仕切壁板を固設し、その仕切壁板の固定
盤側に試料板を嵌め込み備え且つ加熱及び冷却機
構を組込んだ可動型を上下スライド自在に配設し
て試料板を固定型と対面させると共に、その可動
型の上方に型移動用シリンダーを立設し、該シリ
ンダーと可動型とを、検出素子を内蔵した連繋部
材で連繋せしめ、前記仕切壁板と可動盤との間に
型押圧機構を介装すると共に、その上方に型押圧
用シリンダーを立設せしめてなり、前記型押圧機
構を対面させて介装する一対の対向板と、仕切壁
板に開設した連通孔に摺動自在に嵌装し、該対向
板の一方を支持させ且つ可動型を押圧する押圧部
材と、型押圧用シリンダーと連繋させて一対の対
向板間に上下摺接動自在に挾入する可動部材とで
構成してなるので、型押圧用シリンダーにより可
動部材を下降移動させて一対の対向板間に摺接動
挾入させることで可動型を固定型に対して確実に
型閉め合致させ且つ加熱及び冷却機構により型温
度をコントロールした通常のダイカスト鋳造法で
溶湯を射出充填することができると共に、型押圧
用シリンダーにより可動部材を上昇移動させるこ
とで試料板と鋳造品との離型剤を介しての密接力
のみが可動型のスライド上昇時にあらわれる摩擦
抵抗となる。よつて、従来の様に余計な摩擦抵抗
が検出素子に掛ることはなく、型移動用シリンダ
ーにより可動型をスライド上昇させて正確な離型
性能を測定出来る。
従つて、通常のダイカスト鋳造機の鋳造条件下
で正確な離型性能の測定を可能にした離型性能測
定装置を提供出来る。
で正確な離型性能の測定を可能にした離型性能測
定装置を提供出来る。
依つて、所期の目的を達成し得る。
図面は本考案離型性能測定装置の実施例を示
し、第1図は縦断正面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の−線断面図、
第4図乃至第6図は動作順を示す縦断正面図であ
る。 尚、図中、1a:可動盤、1b:固定盤、2
a:可動型、2b:固定型、3:試料板、4:ダ
イベース、5:仕切壁板、6:型移動用シリンダ
ー、7:連繋部材、8:型押圧機構、801,8
02:対向板、803:押圧部材、804:可動
部材、9:型押圧用シリンダー、17:加熱機
構、18:冷却機構。
し、第1図は縦断正面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の−線断面図、
第4図乃至第6図は動作順を示す縦断正面図であ
る。 尚、図中、1a:可動盤、1b:固定盤、2
a:可動型、2b:固定型、3:試料板、4:ダ
イベース、5:仕切壁板、6:型移動用シリンダ
ー、7:連繋部材、8:型押圧機構、801,8
02:対向板、803:押圧部材、804:可動
部材、9:型押圧用シリンダー、17:加熱機
構、18:冷却機構。
Claims (1)
- 可動盤から平行に突出させた両ダイベースの突
出方向中途部間に仕切壁板を固設し、その仕切壁
板の固定盤側に、試料板を嵌め込み備え且つ加熱
及び冷却機構を組込んだ可動型を上下スライド自
在に配設して試料板を固定型と対面させると共
に、その可動型の上方に型移動用シリンダーを立
設し、該シリンダーと可動型とを検出素子を内蔵
した連繋部材で連繋せしめ、前記仕切壁板と可動
盤との間に型押圧機構を介装すると共に、その上
方に型押圧用シリンダーを立設せしめてなり、前
記型押圧機構を対面させて介装する一対の対向板
と、仕切壁板に開設した連通孔に摺動自在に嵌装
し、該対向板の一方を支持させ且つ可動型を押圧
する押圧部材と、型押圧用シリンダーと連繋させ
て一対の対向板間に上下摺接動自在に挾入する可
動部材とで構成して成るダイカスト離型剤の離型
性能測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4508586U JPH0242367Y2 (ja) | 1986-03-26 | 1986-03-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4508586U JPH0242367Y2 (ja) | 1986-03-26 | 1986-03-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62155946U JPS62155946U (ja) | 1987-10-03 |
JPH0242367Y2 true JPH0242367Y2 (ja) | 1990-11-13 |
Family
ID=30863499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4508586U Expired JPH0242367Y2 (ja) | 1986-03-26 | 1986-03-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242367Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110823055B (zh) * | 2018-08-13 | 2022-04-22 | 奇景光电股份有限公司 | 量测治具 |
-
1986
- 1986-03-26 JP JP4508586U patent/JPH0242367Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62155946U (ja) | 1987-10-03 |
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