JPH0241994Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0241994Y2 JPH0241994Y2 JP3474684U JP3474684U JPH0241994Y2 JP H0241994 Y2 JPH0241994 Y2 JP H0241994Y2 JP 3474684 U JP3474684 U JP 3474684U JP 3474684 U JP3474684 U JP 3474684U JP H0241994 Y2 JPH0241994 Y2 JP H0241994Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- bobbin
- dome
- edge
- voice coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はドーム型スピーカーのドーム振動板の
改良に関する。
改良に関する。
ドーム型スピーカーは一般的に第１図に示すよ
うに、マグネツト１１、センターポール１２、フ
ロントプレート１３、バツクプレート１４よりな
る磁気回路のセンターポール１２とフロントプレ
ート１３間に形成される磁気空隙に、振動板１５
外周に固着したボイスコイル１６を挿入し、ボイ
スコイル１６に音声電流を通じて、振動板１５を
駆動し音波を放射する。
うに、マグネツト１１、センターポール１２、フ
ロントプレート１３、バツクプレート１４よりな
る磁気回路のセンターポール１２とフロントプレ
ート１３間に形成される磁気空隙に、振動板１５
外周に固着したボイスコイル１６を挿入し、ボイ
スコイル１６に音声電流を通じて、振動板１５を
駆動し音波を放射する。
振動板１５は通常ジユラルミン等の超硬金属を
使用するが、この種の硬質振動板はピストン振動
域より高域の周波数において振動板素材の機械的
な内部ロスが少ないため、振動板周辺から伝達さ
れた振動エネルギーと振動板中央で反射した振動
板エネルギーが干渉し、振動板１５外周近傍に節
線を生じる。この節線の外部と内部とでは振動板
の振動位相が相互に逆位相となるため、当該反共
振周波数（以下FHと呼称する）において周波数
特性上にデイツプを生じ、またその上下の周波数
ではピークを生じて周波数特性や過度特性が劣化
し、聴感を害していた。
使用するが、この種の硬質振動板はピストン振動
域より高域の周波数において振動板素材の機械的
な内部ロスが少ないため、振動板周辺から伝達さ
れた振動エネルギーと振動板中央で反射した振動
板エネルギーが干渉し、振動板１５外周近傍に節
線を生じる。この節線の外部と内部とでは振動板
の振動位相が相互に逆位相となるため、当該反共
振周波数（以下FHと呼称する）において周波数
特性上にデイツプを生じ、またその上下の周波数
ではピークを生じて周波数特性や過度特性が劣化
し、聴感を害していた。
ドーム型スピーカーの別の構成として、振動板
に極めて内部ロスの大きな軟質材料を使用した所
謂、ソフトドームスピーカーもあるが、この種の
振動板は共振や反共振は生じにくいが振動板質量
が大きく、振動エネルギーが伝達しにくいので、
スピーカーとしての変換能率が極めて低い欠点が
あつた。
に極めて内部ロスの大きな軟質材料を使用した所
謂、ソフトドームスピーカーもあるが、この種の
振動板は共振や反共振は生じにくいが振動板質量
が大きく、振動エネルギーが伝達しにくいので、
スピーカーとしての変換能率が極めて低い欠点が
あつた。
本考案はこれらの欠点を解決したものであつ
て、第２図および第３図において、ボイスコイル
８のボビン１上端部に、実験の結果周波数特性の
改善効果が認められる範囲として、少なくとも当
該ボビン全周の長さの７％〜50％程度の幅（ｄ）
を有する切欠部２（第２図では２箇所）を１箇所
以上設け、当該切欠部２をボビン１の材料より軟
質の材料のシート７で閉ざし、次いでボビン上端
部３を振動板４とエツジ５との結合部位６もしく
はこれら両部品の境界部に接着剤により接着し、
前記切欠部２において、ボイスコイル８と振動板
４との結合を弱くした構成の振動系となつてい
る。
て、第２図および第３図において、ボイスコイル
８のボビン１上端部に、実験の結果周波数特性の
改善効果が認められる範囲として、少なくとも当
該ボビン全周の長さの７％〜50％程度の幅（ｄ）
を有する切欠部２（第２図では２箇所）を１箇所
以上設け、当該切欠部２をボビン１の材料より軟
質の材料のシート７で閉ざし、次いでボビン上端
部３を振動板４とエツジ５との結合部位６もしく
はこれら両部品の境界部に接着剤により接着し、
前記切欠部２において、ボイスコイル８と振動板
４との結合を弱くした構成の振動系となつてい
る。
尚この場合、前記振動板４とエツジ５とは同一
素材から一体形成されたものでもよいし、別部材
により成形され相互に結合されたものでもよい。
また振動板４とエツジ５との結合方法も例えばエ
ツジ内周に立上り部を設け、これに振動板外周を
貼着したもの、もしくは逆に振動板外周とエツジ
内周に平面部を設け、この平面部を相互に接着し
たもの（各図面省略）等、結合方法に何等限定は
加えない。
素材から一体形成されたものでもよいし、別部材
により成形され相互に結合されたものでもよい。
また振動板４とエツジ５との結合方法も例えばエ
ツジ内周に立上り部を設け、これに振動板外周を
貼着したもの、もしくは逆に振動板外周とエツジ
内周に平面部を設け、この平面部を相互に接着し
たもの（各図面省略）等、結合方法に何等限定は
加えない。
このような構成の振動系においては、上記ボビ
ン上端部３が接着されている振動板の部分は、該
ボビンが補強リブの作用をするため剛性が大とな
るが、ボビン１の切欠部２に相当する部分の振動
板４は自由端もしくは補強の無い平板類似の構造
となつて剛性は小さくなり、結果的に、振動板４
周辺部のスチフネスが場所的に変化すると同時
に、軟質材料のシート７により、振動板４の自由
振動が制動されるような構成となつているので、
FHにおいても振動板に著しい節線は出現せず、
従つて周波数特性上のピークやテイツプは分散さ
れ、更に過度特性も良好となるので第３図に実線
で示すごとく、同図に点線で示した従来例と比較
して、平担な特性に近づき、聴感が著しく良好と
なる。
ン上端部３が接着されている振動板の部分は、該
ボビンが補強リブの作用をするため剛性が大とな
るが、ボビン１の切欠部２に相当する部分の振動
板４は自由端もしくは補強の無い平板類似の構造
となつて剛性は小さくなり、結果的に、振動板４
周辺部のスチフネスが場所的に変化すると同時
に、軟質材料のシート７により、振動板４の自由
振動が制動されるような構成となつているので、
FHにおいても振動板に著しい節線は出現せず、
従つて周波数特性上のピークやテイツプは分散さ
れ、更に過度特性も良好となるので第３図に実線
で示すごとく、同図に点線で示した従来例と比較
して、平担な特性に近づき、聴感が著しく良好と
なる。
その上、振動板が硬質材料でありソフトドーム
振動板と比較して軽量であるため、能率が低下す
ることはない。
振動板と比較して軽量であるため、能率が低下す
ることはない。
更にボイスコイル接着のとき、シート７が欠除
している場合と比較して接着剤が振動板４内部に
流入することがないので製造が極めて容易で工程
不良が少ないなど、従来例に見られない優れた特
徴を有するドーム型スピーカーを得ることができ
るものである。
している場合と比較して接着剤が振動板４内部に
流入することがないので製造が極めて容易で工程
不良が少ないなど、従来例に見られない優れた特
徴を有するドーム型スピーカーを得ることができ
るものである。
第１図はドーム型スピーカーの断面図、第２図
は本考案ドーム型スピーカーの振動系の分解斜視
図、第３図は側面図、第４図は周波数特性図であ
る。 １はボイスコイル、２は切欠部、３はボビン上
端部、４は振動板、５はエツジ、６は振動板とエ
ツジとの結合部位、７はシートである。
は本考案ドーム型スピーカーの振動系の分解斜視
図、第３図は側面図、第４図は周波数特性図であ
る。 １はボイスコイル、２は切欠部、３はボビン上
端部、４は振動板、５はエツジ、６は振動板とエ
ツジとの結合部位、７はシートである。
Claims (1)
- ボイスコイル８のボビン１上端に、当該ボビン
１全周の長さの７％〜50％の範囲の幅ｄを有する
切欠部２を少なくとも１箇所以上形成し、当該切
欠部２を前記ボビン１の材料より軟質の材料のシ
ート７により閉ざし、前記ボビン１上端部３を振
動板４とエツジ５との結合部位６に接着剤により
接着した構造の振動系を有することを特徴とする
ドーム型スピーカー。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3474684U JPS60145798U (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | ド−ム型スピ−カ− |
| US06/706,493 US4591667A (en) | 1984-03-06 | 1985-02-28 | Dome speaker with cut-out portions in the voice coil bobbin |
| DE19853507708 DE3507708A1 (de) | 1984-03-06 | 1985-03-05 | Kalottenlautsprecher |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3474684U JPS60145798U (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | ド−ム型スピ−カ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60145798U JPS60145798U (ja) | 1985-09-27 |
| JPH0241994Y2 true JPH0241994Y2 (ja) | 1990-11-08 |
Family
ID=30538406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3474684U Granted JPS60145798U (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-09 | ド−ム型スピ−カ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60145798U (ja) |
-
1984
- 1984-03-09 JP JP3474684U patent/JPS60145798U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60145798U (ja) | 1985-09-27 |
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