JPH0241364A - 高剛性を有する導電性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

高剛性を有する導電性熱可塑性樹脂組成物

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JPH0241364A
JPH0241364A JP19069388A JP19069388A JPH0241364A JP H0241364 A JPH0241364 A JP H0241364A JP 19069388 A JP19069388 A JP 19069388A JP 19069388 A JP19069388 A JP 19069388A JP H0241364 A JPH0241364 A JP H0241364A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
fibers
screw
composition
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP19069388A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsuoka
康博 松岡
Seiichi Arakawa
誠一 荒川
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、高剛性を有し、かつ耐ヒートサイクル性が優
れた導電性熱可塑性樹脂組成物に関する。
(従来技術) 従来、導電性熱可塑性樹脂組成物を製造する方法として
は、2軸混練機にて溶融状態にあるポリマーに金属およ
びカーボン繊維を添加する方法が採用されている。しか
し、この製造方法では、金属およびカーボン繊維の破断
が大きく、そのため導電性も低下し、さらにはカーボン
繊維の破断によって剛性も低下してしまう。
また、単軸混練機を用いる場合でも、通常熱可塑性樹脂
、特に結晶性ポリマーは、スクリュー圧縮比が高いもの
、例えば、C”3.0〜4.0程度の急圧縮タイプのス
クリューを使用しないとポリマーが均一に溶融しないこ
とから、どうしても金属および炭素繊維の破断が大きく
、そのため高い導電性および剛性を得ることができない
(発明が解決しようとする課題) 上記のとおり、従来の導電性熱可塑性樹脂組成物は導電
性および剛性が低いという問題点がある。
本発明は、優れた剛性および耐ヒートサイクル性を有す
る導電性熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用)本発明者らは
、前記の目的を達成するために鋭意検討した結果、単軸
混線機を使用し、さらには金属繊維および炭素繊維固有
の熱伝導度の良さを利用して、緩圧縮タイプのスクリュ
ーを使用することによって、金属および炭素繊維の破断
を極力抑えることによって、優れた導電性、高剛性およ
び耐ヒートサイクル性を有する組成物が得られることを
見出し本発明を完成するに至った。
本発明の導電性熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、
金属繊維13〜20容量%および炭素繊維1〜10容量
%を、L/D比が18〜32のスクリューを備えた単軸
混線機により、スクリュー圧縮比1.5〜2.2で混練
してなることを特徴とする。
本発明で用いる熱可塑性樹脂としては、ナイロン6、ナ
イロン11、ナイロン12、ナイロン66、ナイロン6
12、ナイロン6/66、ナイロン6/12のようなポ
リアミド、アクリロニトリル/スチレン樹脂、アクリロ
ニトリル/スチレン/ブタジェン樹脂、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリアセタール、アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂などを例示することができる。
熱可塑性樹脂の形状は特に制限されるものではく、ペレ
ット状、パウダー状など所望の形状にして用いることが
できるが、ペレットとパウダーを重量比で7=3の組合
せにした場合は混線時の可塑化を安定にすることができ
るために好ましい。
本発明で用いる金属繊維としては、鋼、ステンレス、黄
銅、銅、鉄、アルミニウムなどの金属またはそれらの合
金を、溶融紡糸法、伸展法、押出法、切削法のような公
知の方法で繊維化したものを用いることができる。
金属繊維としてはこれらの中でも、黄銅繊維、アルミニ
ウム繊維、鉄繊維が好ましい。
金属繊維の直径は、10〜150μmであることが好ま
しく、その長さは0.5〜10mmであることが好まし
い。
本発明で用いる炭素繊維としては、ポリアクリロニトリ
ル系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維を初めとして、公知の
炭素繊維をすべて使用することができる。
炭素繊維の直径は1〜50μmであることが好ましく、
その長さは0.5〜10mmであることが好ましい。
本発明の組成物は、上記各成分を所定形状のスクリュー
を備えた単軸混線機により、所定のスクリュー圧縮比で
混練して得ることができる。
スクリューはL/Dが18〜32、好ましくは20〜2
5のものを用いる。
スクリュー圧縮比は1.5〜2.2であり、好ましくは
1.6〜2.0である。
本発明の組成物は、所定形状で緩圧縮タイプのスクリュ
ーを備えた単軸混練機を用いることによって、混線時に
おける金属繊維および炭素繊維の破断を極力抑えること
ができ、これによってその成形物に優れた剛性、耐ヒー
トサイクル性および導電性を付与することができるもの
である。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。な
お、実施例および比較例において用いた黄銅繊維および
炭素繊維の形状を以下に示す。
黄銅繊維(アイシン精機■製) 直径90μ、長さ3mm 炭素繊維(東邦ベスロン■製、ベスファイトHTA−C
BS) 直径6μ、長さ3關 また、以下において「%」は「容量%」を示す。
実施例1 混線機としてL/Dが20で、スクリュー圧縮比が1.
8である緩圧縮タイプスクリューを備えた単軸混練機を
用いた。
前記単軸混練機を用い、ポリアミド6ベレツトCUBE
ナイロン1022B)55%、ポリアミド6パウダー(
UBEナイロンPIOIIF)27%、黄銅繊維15%
および炭素繊維3%をトライブレンドしたのち、さらに
前記単軸混練機を用いて混練し、本発明の組成物のベレ
ットを製造した。
このベレットを用いて試験片(150mmx20關×3
.2關t)を射出成形した。
そして未処理の23℃における体積固有抵抗値(傘1)
 、下記ヒートサイクル条件(*2)による処理後の2
3℃における体積固有抵抗値を測定し、さらにヒートサ
イクル処理後の160℃における体積固有抵抗値を測定
した。また、ASTMD790に準じて23℃における
曲げ弾性率を測定した。結果を表に示す。
傘l 測定注量日本ゴム協会標準規格 導電性ゴムおよびプラスチックの 体積固有抵抗率試験法 5RIS  2301−1969に 準じて測定した。
中2 ヒートサイクル条件二 120℃、30分−一一40℃、 30分を1サイクルとし、 1.000サイクル行った。
また、未処理品の前記試験片中の黄銅繊維および炭素繊
維の繊維長を顕微鏡にて観察した。第1図は黄銅繊維の
顕微鏡写真であり、第2図は炭素繊維の顕微鏡写真であ
る。
実施例2 実施例1と同様の単軸混線機およびスクリューを使用し
てポリアミド66ペレット(UBEナイロン2026B
)55%、ポリアミド66パウダー(UBEナイロンP
2O20)27%、黄銅繊維15%および炭素繊維3%
をブレンドし、実施例1と同様の組成物を得た。
この組成物について実施例1と同一の評価を行った。結
果を表に示す。
実施例3 実施例1と同様の製造方法で、ポリアミド12のペレッ
ト(UBEナイロン3020U)55%、ポリアミド1
2のパウダー(UBEナイロン3014U)27%、黄
銅繊維15%および炭素繊維3%をブレンドし、実施例
1と同様の組成物を得た。
この組成物について実施例1と同一の評価を行った。結
果を表に示す。
比較例1 2軸混練機を使用して、ポリアミド6ペレット(UBE
ナイロン1018B)をホッパーより投入溶融し、その
溶融したポリマーに金属繊維15%を添加し混練して組
成物(ペレット)を製造した。
この組成物について実施例1と同一の評価を行った。結
果を表に示す。
比較例2 L/Dが20で、スクリュー圧縮比が3.5であるポリ
アミド用急圧縮タイプスクリューを備えた単軸混線機を
用いて、実施例1と同様の配合にて組成物を得た。
この組成物について実施例1と同一の評価を行った。結
果を表に示す。
また、試験片中の黄銅繊維および炭素繊維の繊維長を顕
微鏡にて観察した。第3図は黄銅繊維の顕微鏡写真であ
り、第4図は炭素繊維の顕微鏡写真である。
比較例3 2軸混練機を使用し、ポリアミド6ペレット(UBEナ
イロン1018B)82%をホッパーより投入溶融し、
その溶融したポリマーに、金属繊維15%、炭素繊維を
3%添加し混練して組成物(ペレット)を製造した。
この組成物について実施例1と同一の評価を行った。結
果を表に示す。
また、試験片中の黄銅繊維および炭素繊維の繊維長を顕
微鏡にて観察した。その結果、比較例3と同様であった
[発明の効果] 本発明の組成物は、製造時に金属繊維および炭素繊維の
破断が生じることが無いために、その成形物が優れた剛
性、耐ヒートサイクル性および導電性を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は実施例1の試験片中の繊維の形状
を示す写真であり、第3図および第4図は比較例2およ
び3の試験片中の繊維の形状を示す写真である。 責@繊芳を 第1図 瞭メ 太を繊ハ   5X)0″ 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  熱可塑性樹脂、金属繊維13〜20容量%および炭素
    繊維1〜10容量%を、L/D比が18〜32のスクリ
    ューを備えた単軸混練機により、スクリュー圧縮比1.
    5〜2.2で混練してなることを特徴とする導電性熱可
    塑性樹脂組成物。
JP19069388A 1988-08-01 1988-08-01 高剛性を有する導電性熱可塑性樹脂組成物 Pending JPH0241364A (ja)

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JP19069388A JPH0241364A (ja) 1988-08-01 1988-08-01 高剛性を有する導電性熱可塑性樹脂組成物

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JPH0241364A true JPH0241364A (ja) 1990-02-09

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ID=16262292

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JP19069388A Pending JPH0241364A (ja) 1988-08-01 1988-08-01 高剛性を有する導電性熱可塑性樹脂組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199121A (ja) * 2006-05-25 2013-10-03 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 繊維強化熱可塑性樹脂成形品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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