JPH0241317A - 導電性溶融体及びそれを用いた素子 - Google Patents

導電性溶融体及びそれを用いた素子

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JPH0241317A
JPH0241317A JP19211088A JP19211088A JPH0241317A JP H0241317 A JPH0241317 A JP H0241317A JP 19211088 A JP19211088 A JP 19211088A JP 19211088 A JP19211088 A JP 19211088A JP H0241317 A JPH0241317 A JP H0241317A
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liquid
melt
container
polymer
conductive
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JP19211088A
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Katsumi Yoshino
勝美 吉野
Ryuichi Sugimoto
隆一 杉本
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性溶融体及びそれを用0た素子に関する。
〔従来の技術〕
高分子化合物主鎖に複素5員環式化合物が連なった構造
を有するポリピロール、ポリフラン、ポリチオフェン、
ポリセレノフェン等の導電性高分子化合物は高い導電率
を示すと共に、ドーピングにより絶縁体−金属転移を生
じ、その値が任意に制御でき、またこれに伴い光学的、
磁気的性質が大きく変化する事から、これを利用する様
々な機能応用が可能な機能性素子として極めて注目され
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの導電性高分子化合物はあらゆる
溶媒に不溶で、かつ加熱によっても溶融しない事から、
加工性に乏しいことが大きな欠点であり、良好な材料を
得ることが出来なかった。
これに対し、最近いくつかの溶媒に溶解する導電性高分
子化合物が開発されている。また、通常の熱可塑性樹脂
と同様に軟化点を持ち成型加工性を有している導電性高
分子化合物も開発されている。特に最近3位及び/また
は4位に側鎖を有する複素5員環式化合物よりなる導電
性高分子化合物が溶融成形できることが報告されている
が、これらの高分子化合物の溶融状態の性質は全(知ら
れていなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、3位及び/または4位に側鎖を有する複
素5員環式化合物よりなる導電性高分子化合物の溶融特
性について詳しく調べたところ、従来知られていたもの
とは全く相違した性質を有することを見出して本発明を
完成させた。
卯ち、本発明は、 一般式〔1〕 (式〔1〕中、R1、R2は水素原子または炭化水素残
基、Zl、 Z2は二重結合、三重結合、ヘテロ原子ま
たはへテロ原子を含む原子団、Xは酸素原子、硫黄原子
、セレン原子、テルル原子、イミノ基、アルキルイミノ
基またはアリールイミノ基を示す。
k、ff、m、nは0を含む正の整数であり、R1に含
まれる炭素数とに、mの和及びR2に含まれる炭素数と
2、nの和はいずれも4以上、50以下であるか又は何
れか一方がOである。) で示される複素5員環式化合物を基本単位とする単独重
合体又は共重合体が、その融点以上に加熱された溶融体
であって、さらに必要に応じて、該重合体の固体時又は
溶融時にドーパントをドープしてなる導電性溶融体、 該導電性溶融体を充填し且つ一対の電極を容器内に備え
てなる液体導体素子、 該導電性溶融体を充填し且つ一対の電極を容器内に備え
てなる液体半導体素子、 該導電性溶融体を充填し且つ容器内の一端に一対の電気
接点を備えた転動可能の湾曲ガラス容器よりなる液体電
気スイッチ素子、 該液体電気スインチ素子の該湾曲ガラス容器の一端に支
棒、付き浮子を備えてなる液体レベル計素子、および 該導電性溶融体を充填した透明部をもつ容器の一側に入
射光孔、他側にその透過光受光装置を備えてなる光機能
素子である。
本発明において用いる複素5員環の3位及び/または4
位の位置に置換基を有する複素5員環式化合物重合体は
、前述した一般式〔1〕で示される複素5員環式化合物
を基本単位とする重合体である。
R1に含まれる炭素数とに、mの和及びR2に含まれる
炭素数とl、nの和はいずれも3以下又は何れか一方が
3以下で他がOである重合体は軟化温度が非常に高(な
るか、あるいは溶融しないため好ましくない。また、R
1に含まれる炭素数とに1mの和及びH2に含まれる炭
素数と2、nの和がいずれもが又は一方が50を超えた
大きな置換基を有する重合体は合成し難く、また電気伝
導度も小さな値しか得られないので好ましくない。
具体的な置換基としてはブチル、ペンチル、ヘキシル、
ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル等の直
鎖アルキル基のほかに、シクロヘキシル、シクロオクチ
ルなどの環状アルキル基、あるいは分枝構造を有するア
ルキル基などが挙げられる。これらの置換基にはZl、
 zlで示しであるように二重結合または三重結合また
はへテロ原子またはへテロ原子を含む原子団を有してい
てもよい。なかでも複素5員環式化合物の3位及び/又
は4位に長鎖アルキル基等を有する複素5員環式化合物
重合体が都合良く用いられる。
本発明で使用される複素5員環式化合物の重合体は、通
常上記複素5員環式化合物を酸化的カップリング反応す
ることによって製造される。また、上記複素5員環式化
合物の2.5位をジハロゲン化し、次いで該置換複素5
員環式化合物をマグネシウムと反応させてジグリニャー
ル化した後、ニッケル触媒を用いてカップリング重合す
る方法によっても製造することができる。
複素5員環式化合物の酸化的カップリング反応による具
体的な重合方法としては、酸化剤触媒を用いて重合する
方法、電気化学的に酸化重合する方法等が挙げられる。
これらの方法はすでに公知であり、例えば応用物理、第
56巻、第11号(1987年)第1433頁等に例が
見られる。なかでも酸化剤触媒を用いて重合する方法で
は重合体を安価に、容易に得ることができる。
これらの重合用触媒としては塩化アルミニウム、塩化鉄
、塩化モリブデン、塩化タングステン、塩化m、塩化ア
ンチモン、五フフ化ヒ素等のルイス酸として知られてい
る化合物が挙げられる。これらのうち、塩化アルミニウ
ムのように酸化力を持たないものや酸化力の弱いものは
、塩化銅や二酸化マンガン、酸素などの酸化剤を共用す
ることも好ましい。
これらの酸化剤触媒を、上記式〔1〕で示される置換複
素5員環式化合物中に添加することにより室温下で容易
に複素5員環式化合物重合体が得られる。必要に応じて
、この反応系中に不活性溶媒彎加えることも反応の制御
などを容易にするために好ましい方決である。
本発明では、さらに適当なドーパントをドープする工程
により導電性の溶融体とすることができる。
ここで使用されるドーパントとしては特に制限はなく、
導電性の複素5員環式化合物重合体を製造するために通
常使用されている公知のドーパント化合物が使用される
。そのようなドーパントとしてはヨウ素、臭素、塩素、
三塩化ヨウ素などのハロゲン化物、硫酸、硝酸、過塩素
酸、ホウフッ化水素酸等のプロトン酸、三塩化アルミニ
ウム、三塩化鉄、塩化モリブデン、塩化タングステン、
塩化アンチモン、五フッ化ヒ素、二酸化イオウなどのル
イス酸、ヘキサフルオロアンチモン酸ニトロシル(NO
SbFi) 、ヘキサフルオロヒ酸ニトロシル(NOA
SF&)、トリフルオロメタンスルホン酸ニトロシル(
NQCFsS(h) 、ヘキサフルオロアンチモン酸ニ
トロイル(No□SbF、) 、トリフルオロメタンス
ルホン酸ニトロイル(NOzChSO*)などの酸化剤
、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(
K)、ルビジウム(Rh)、セシウム(Cs)などのア
ルカリ金属、R,NAで示されるテトラアルキルアンモ
ニウム塩(ここでR4はアルキル基、Aは陰イオン基を
示す。
)等が挙げられる。
これらのドーパントをドープする方法については特に制
限はな(、−船釣には熔融体とドーパント物質とを接触
させればよく、気相、あるいは液相中で行われることが
多い。さらにはあらかじめドーパントをドープした導電
体を加熱して導電性溶融体とすることもできる。あらか
じめドーパントをドープした導電体を得る方法としては
前述の方法、あるいは、過塩素酸リチウム(LiCl 
04)、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4)
 、ヘキサフルオロヒ酸リチウム(LiAsFa)、テ
トラフルオロホウ酸テトラブチルアンモニウム(Bu4
NBF4) 、dA塩素酸テトラブチルアンモニウム(
BuaNCfl 04)などの電解質塩を含む電解溶液
中で電気化学的にドープする方法が採用できる。
本発明の溶融体は導電性高分子化合物を加熱によって溶
融状態にしているものであって、加熱温度は用いる導電
性高分子化合物の種類によって異なるが通常融点以上で
500°C以下であることが好ましい。500″Cを越
えると導電性高分子の酸化などが起こり劣化が著しくな
るので好ましくない。
本発明の導電性溶融体はさらに液体導体素子、液体半導
体素子、液体電気スイッチ素子、液体レベル計素子また
光機能素子等として用いることができる。たとえば、回
転機器の電気的な接続は従来ブラシなどを用いて行って
いるが、本発明の液体導体を用いれば接点において摩擦
が全く無くなるため、ブラシの交換の必要もなく接点の
摩耗がないので機器の寿命が延びるといったメリットが
ある。また従来の水銀スイッチの代わりに軽量で環境汚
染のない、液体電気スイッチとしても用いることができ
る。また、この溶融体は導電性高分子自体が溶融するも
のであり、溶融させるための有機溶媒を一切使用する必
要がないので安全性の面からも優れたものである。
〔作 用〕
本発明は特定の化学構造の導電性樹脂であって、加熱に
よって溶融する。付加するドーパントの量によって液状
導体素子ないし液状半導体素子の働きをし、水銀の代り
に液体電気スイッチ素子や、液体レベル計素子となり、
又樹脂の温度によって透過する光の波長が限定されるの
で各種の液体光機能素子の作用をなす。
〔実施例〕
以下に本発明を合成例及び実施例を挙げて具体的に説明
する。
合成例 クロロホルム300戚中に無水塩化第2鉄24gを入れ
たのち、さらに3−トコシルチオフェン6gを加えて1
0°Cで24時間攪拌した。反応混合物をメタノール1
1中に°加えて良く攪拌したのち、不溶解物を濾過によ
り集め、ヘキサン、希塩酸、水、アンモニア水を含むメ
タノールで洗浄し、更に蒸留水で充分に洗浄して、減圧
下、80°Cで10時間乾燥した。暗褐色のポリ(3−
トコシルチオフェン)が得られた。
3−トコシルチオフェンの代わりに3−ヘキサデシルチ
オフェン、3−ドデシルチオフェン、3−ヘキサデシル
セレノフェンを使用して、同様にしてポリ(3−ヘキサ
デシルチオフェン)、ポリ(3−ドデシルチオフェン)
、ポリ(3−ヘキサデシルセレノフェン)が得られた。
実施例1 ポリ (3−トコシルチオフェン)を30°Cから13
0°Cまで昇温した時の吸収スペクトルを測定した。
第1図はその吸収スペクトル変化を示したものである。
ただし、黒点は昇温時、白丸は降温時を示す。従来のポ
リマーが溶融する60°Cまでの変化は知られておりそ
の吸収端は温度によって移動しないと考えられていたが
、さらに温度を上げていくとポリマーが溶融してその吸
収端が移動することがわかった。すなわち溶融したポリ
マーの電気的な物性は固体のポリマー物性とは全く異な
ることがわかる。第2図に温度によるポリ(3−トコシ
ルチオフェン)の電気伝導度の変化を示した。この図か
ら分かるように融点を境に電気伝導度が大きく変化する
。即ち溶融前後の吸収スペクトルの変化を利用すること
によって光機能素子(光スイツチ素子、光メモリー素子
)としての利用ができる。
実施例2 ポリ(3−トコシルチオフェン)の代わりにポリ(3−
ヘキサデシルチオフェン)、ポリ(3−ドデシルチオフ
ェン)、ポリ (3−ヘキサデシルセレノフェン)を用
いて実施例1と同様にして30°Cから200°Cまで
昇温した時の吸収スペクトルを測定した。
これらのポリマーの吸収スペクトルにおいても、ポリ 
(3−トコシルチオフェン)と同様に溶融するまではそ
の吸収端は温度によって移動しないが、さらに温度を上
げていくとポリマーが溶融してその吸収端が移動するこ
とがわかった。また、電気伝導度の変化は同様に融点を
境に大きく変化することが認められた。
実施例3 ポリ(3−トコシルチオフェン)を85°Cで溶融させ
た中にヨウ素の小片を入れてドーピングをおこなった。
その中に2本の導線を互いに接触しないように挿入して
電気伝導度を測定したところ1O−4S/c+sであっ
た。
実施例4 液体導体素子、液体半導体素子ポリ(3−ト
コシルチオフェン)にヨウ素を種々の濃度にドープした
。各種のヨウ素濃度をもったポリ(3−トコシルチオフ
ェン)を第3図にみるような電極付密閉ガラス容器に充
填して素子とした。
第3図において1はガラス容器、2及び3は電極、4は
電源、5は電流計、6はポリ (3−トコシルチオフェ
ン)の溶融体7を一定温度に保つ加熱用コイルである。
ヨウ素でドープされたポリ (3−トコシルチオフェン
)の温度を85°Cに一定した時のヨウ素含有量と電気
伝導度との関係は第4図の通りであり、種々の電気伝導
度をもつ半導体から良導体の素子が得られた。この半導
体としての性質を利用して、本発明の素子は従来の無機
半導体と同様な半導体素子として使用できることが分っ
た。
実施例5 液体電気スイッチ素子 第5図(1)及び第5図(2)に示す如き液体電気スイ
ッチ素子を造った。
第5図(1)及び第5図(2)において、1はくの字型
に湾曲した密閉ガラス容器、2”及び3゛は電気接点、
6.6゛はポリ(3−トコシルチオフェン)7を溶融状
態に保つための加熱用コイル、8は密閉ガラス管1を図
に示すように転動せしめるための支点である。6及び6
゛の加熱用コイルは、2゛と3゛の電気接点の断続に応
じてリレー(図示路)を経て通電が断続される。7は実
施例3で用いたヨウ素でドープされたポリ (3−トコ
シルチオフェン)の溶融体で、くの字型のガラス容器1
に封入されている。
先ず第5図(1)の状態で6の加熱コイルに通電してポ
リ(3−トコシルチオフェン)7を溶融せしめる。第5
図(1)はスイッチオフの状態である。次に1のガラス
容器が傾いて第5図(2)の状態となると、6の加熱コ
イルの通電は切断され、2”、3′はスイッチオンされ
、同時に6′の加熱コイルはリレーを経て通電されて7
のポリ(3−トコシルチオフェン)を溶融状態に保つ。
すなわち、第5図(2)はスイッチオンの状態である。
本発明の液体電気スイッチ素子は水SN電気スイッチの
水銀の代りに溶融状態のドープされた導電性樹脂を用い
るので、環境保安上極めて有益である。
実施例6 液体レベル計素子 第6図(1)及び第6図(2)に本発明の液体レベル計
素子の略図を示した。ただし、第6図(2)は第6図(
1)の部分図である。
第6図(1)及び第6図(2)において、1はくの字型
に湾曲した密閉ガラス容器、2゛、3゛は電気接点、6
及び6゛はポリ(3−トコシルチオフェン)7を溶融状
態に保つ加熱用コイル、8は1の密閉ガラス容器を図に
示すように転動せしめるための支点である。6及び6゛
の加熱用コイルは、2′と3゛の電気接点の断続に応じ
てリレー(図示路)を経て通電が断続される。7は実施
例3で用いたヨウ素でドープされたポリ (3−トコシ
ルチオフェン)で、くの字型ガラス容器1に封入されて
いる。
以上は実施例5の液体電気スイッチと同じである。
9は液体電気スイッチの電気接点側に取付けた支棒付き
浮子、10はタンク、11は液面、12は給液ポンプ、
4は電源で2′と3゛の断続に応じてリレーを経て給液
ポンプ12を作動せしめる。13は液体出口である。
第6図(1)及び第6図(2)における液体電気スイッ
チ部については実施例5と同じであるので説明を省略す
る。
先ず第6図(1)において、液体電気スイッチがスイッ
チオンされて、12の給液ポンプが作動して、給液され
液面が第6図(2)の状態に上昇すると液体電気スイッ
チがスイッチオフされて、4の電源が切れて、12の給
液ポンプが停止される。
13より液体を放出使用して液面11が下降すると、再
び液体電気スイッチがスイッチオンされる。
実施例7 光機能素子(光スイツチ素子、光メモリー素
子) 第7図は本発明の光スイツチ素子の略図である。
第7図において、1はガラス容器、6は加熱用コイル、
7はポリ(3−トコシルチオフェン)の溶融体、14は
スリット、15は光源、16は特定波長を得るためのフ
ィルター、17は15の光源からフィルター16、スリ
ット14、次いで本発明の素子を透過した透過光の進路
を示す。6の加熱コイルによって1のガラス容器内の樹
脂溶融体7が一定温度に保たれうる様にした。この光ス
イツチ素子の一方より特定波長の光を投射するとガラス
容器1内の樹脂7の温度によって透過光が断続する。こ
れは第1図に示した温度による吸収スペクトルの変化を
利用した光スイッチである。
例えば600nmの光線を本発明の光スイツチ素子に投
射すると130’Cでは透過光は殆どOであるが、30
°Cにすると約0.3任意単位の透過光があった。
すなわち温度によって、光スイッチの作用をする。
尚、光スイッチの0N10FF状態は温度を一定に保つ
ことによって0N10FF状態が保たれる。すなわち、
光メモリーとしても使用することが出来る。
(発明の効果〕 本発明の導電性溶融体は加熱するだけで導電性液体とな
るので、これを用いた種々の素子は軽量で安全性に優れ
ており、工業上その価値が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリ(3−トコシルチオフェン)の温度による
吸収スペクトルの変化を示す曲線、第2図はポリ(3−
トコシルチオフェン)の電気伝導度の温度依存性曲線、
第3図は液体導体素子又は液体半導体素子の1例の断面
図、第4図はヨウ素でドープされたポリ (3−ドコシ
ルチオフヱン)の?容融時におけるヨウ素濃度と電気伝
導度関係曲線、第5図(1)、同(2)は液体電気スイ
ッチ素子の1例の断面図、第6図(1)、同(2)は液
体レベル計素子の1例の断面図、第7図は光機能素子の
1例の断面図である。第3図、第5図(1)及び同(2
)、第6図(1)及び同(2)、第7図におけるIはガ
ラス容器、2及び3は電極、2゛及び3′は電気接点、
4は電源、5は電流計、6及び6゛は加熱用コイル、7
はポリ(3−トコシルチオフェン)の溶融体、8は支点
、9は支棒付き浮子、10はタンク、11は液面、12
は給液ポンプ、13は液体出口、14はスリット、15
は光源、16はフィルタ、17は透過光の進路を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔1〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔1〕 (式〔1〕中、R^1、R^2は水素原子または炭化水
    素残基、Z^1,Z^2は二重結合、三重結合、ヘテロ
    原子またはヘテロ原子を含む原子団、Xは酸素原子、硫
    黄原子、セレン原子、テルル原子、イミノ基、アルキル
    イミノ基またはアリールイミノ基を示す。 k、l、m、nは0を含む正の整数であり、R^1に含
    まれる炭素数とk、mの和及びR^2に含まれる炭素数
    とl、nの和はいずれも4以上、50以下であるか又は
    何れか一方が0である。) で示される複素5員環式化合物を基本単位とする単独重
    合体又は共重合体が、その融点以上に加熱された溶融体
    であって、さらに必要に応じて、該重合体の固体時又は
    溶融時にドーパントをドープしてなる導電性溶融体。
  2. (2)請求項1記載の該導電性溶融体を充填し且つ一対
    の電極を容器内に備えてなる液体導体素子。
  3. (3)請求項1記載の該導電性溶融体を充填し且つ一対
    の電極を容器内に備えてなる液体半導体素子。
  4. (4)請求項1記載の該導電性溶融体を充填し且つ容器
    内の一端に一対の電気接点を備えた転動可能の湾曲ガラ
    ス容器よりなる液体電気スイッチ素子。
  5. (5)請求項4記載の液体電気スイッチ素子の該湾曲ガ
    ラス容器の一端に支棒付き浮子を備えてなる液体レベル
    計素子。
  6. (6)請求項1記載の該導電性溶融体を充填した透明部
    をもつ容器の一側に入射光孔、他側にその透過光受光装
    置を備えてなる光機能素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006201467A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Fujitsu Ltd ホログラム記録再生装置、その記録方法、再生方法およびホログラム記録媒体
JP2010257981A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Air Products & Chemicals Inc 導電性ポリマー及びポリウレタンを含む分散体から形成された導電性フィルム

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